ビギナーさん 2021-07-25 07:08:21 |
通報 |
>51
……東
(彼はせめてとして薬草の場所を教えることにした。彼女_薬草を探している天使にどうしても見つけたい、という意思を感じられたからだ。不親切にする理由もない彼は彼女の方へ振り向いて)
思い出したぞ。この前、散歩をしている時たまたま聞いたんだ。その薬草とやらは東の森に生えているらしい…と。
(さすがに“あの子”の名前を出すわけにいかず、彼は言葉の前半に嘘を混ぜながら薬草の場所を教えて)
>52
っ…ははっ
(悪魔の笑い声が空に響いた。虫のように悶えながら、あの天使にやられた悪魔の様子が想像通りながらおかしくって、彼はつい笑ってしまったのだ。同族の悪魔を敵である天使に殺させるなんて、やはり彼にはまだかつての冷酷さが残っているようで、もし“あの子”にこのことを話したら『せっかく、貴方を知っている悪魔に会えたのに。勿体無い』と、きっと言われる。しかしそれでも、新しい話題が出来た。と彼はますます嬉々としていて)
トピック検索 |