ビギナーさん 2021-07-25 07:08:21 |
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(樹から落ちた時に散らばった画用紙と色鉛筆を拾おうとして、耳聡く小さな、不意に出てしまったというような笑いを聞きつける。少しむっとしながら頬を膨らませ、そこにいた銀髪の男─天使や鳥と同じような翼をしていたが、所謂“烏の濡れ羽色”だったので、おそらく悪魔だろう─を生理的に出てきた涙で濡れた眼できっと睨み付ける。視界がにじんでいるので銀髪、としかわからないその男に向けて)
「みーたーなー?誰だかわかんないけど。」
(忘れろと言わんばかりにそう意図的に不機嫌そうな声で言う。地面に落ちた画用紙と色鉛筆を拾いながら)
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