ビギナーさん 2021-07-25 07:08:21 |
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>ロベリア・ロザリンド
「ありがとう。」
(予想通り、周りの事などこれっぽっちも気にしてない。案の定音楽が全てだと言わんばかりの相手に対してやっぱりかと思い、クスリと小さく微笑む。皮肉的なその笑みはいつも通りの彼女だった。珍しく弱気な雰囲気になっているとどうしたのだろうと少し心配になる。安心する自分がいるのもまた事実だった。吐き出された煙草の白い煙をぼんやりと眺めつつ、相手の忠告に耳を傾ける。彼女なりに案じてくれているのだろうか。ふんわりと微笑めばお礼を言って)
「…そろそろ戻らなくちゃ。ロベリアもあまり無理しちゃダメだよ?」
(やがて他の天使に任せて空けてきた救護室の様子が気になり、戻ると言い出した。此処に来たのは、元はと言えば彼女の安否確認。何事も無く元気である事が分かった以上自分が此処に留まっても戦力になるどころか、足手纏いになってしまうだろう。自分の戦場は救護室。其処で戦えばいい。地面に置いていた救急箱を持つと振り返り「終わったら来てね」と軽い感じではあるが再び念を押すように言う。またあの惨状を目にしながら交戦中の所を縫って行かなければいけないと思うと気が重いが仕方ない。足取りは決して軽いものでは無いがこの場を後にしようと)
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