▽ て ん ぷ て ー し ょ ん ( 相互夢 )

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愛たい人  2019-11-08 19:18:27 
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君に会いたい。愛たいです。




>1提供可能作品、及びキャラ


>2当トピの規定




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  • No.25 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-13 09:23:31 



……!

(歩を進める彼の後ろを雛鳥の様に着いていく。そう言えば、外出するのは久し振りだ。買い出しも殆ど誰か(言峰しか該当者はいないのだが)がやってくれているし、何か特別に欲しいというものも無かった為に、ずっと引きこもって居たのだから。より一層今回が特例であることに改めて気付かされながらも、街並みを見つめる。此方に来た時よりも復興が進んでいると思われる地は、とても眩しく見えた。こうやって何度も破壊と再生を繰り返して人類は進歩している。今回の祭りもきっと活気付けの為であろう。この光景を王様はどう思うのか。価値観も全てが違うから一欠片も理解出来なくて_)

あっ……あそこ、ですかね…?凄い…人がいっぱい……


***


マサラタウンは、こっちだからな…!全く、困ったやつだぜ…

(反対方向へと歩き出す彼女に、流石に驚きを見せつつも、掴んだままであった手をちゃんと掌に重ねて握れば、導くように歩を進める。ポケモンが近くに居る気配はしつつも、静かなこの森では、よく二人の声が通った。まるで世界が二人きりになってしまったかのような変な感覚を抱きながらも、グリーンの表情は固いものではなく、柔らかに笑みが浮かんでいる。彼女がグリーンと居ると上機嫌になるように、グリーンもまた雰囲気が穏やかになるというか、ジムにいる間とは別の表情を浮かべるのだ。現に、その瞳には情熱では無く、守護者としての暖かな眼差しが宿っていたのだから)

というより、なんでトキワの森になんか居て………もしかして、ジムの方に行ってたのか…?


  • No.26 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-13 18:16:36 


……。

(復興が進んでいる地を見て、語ることは無いが、その顔は何処か思う所があるような表情を浮かべていた。恐らくは、賢王として過ごし、特異点を対処した時の事を思い出していたのかもしれない。彼がギルガメッシュである以上、見ようと思えば先の未来や、他の選択肢を選んだ未来も見ることが出来る。過去の自分も同じ事で、修正され、その記憶が消えようとも、"視た”事として、再び記憶に残っていた。だが、今の彼は英雄王として現界している。性格もあの頃よりかは暴君のそれに近いだろう。彼女に見せた表情も、直ぐに消え去り、興味が失せたようにその地から視線が外され、歩みを止めることはなく先へと進む。その際、感じる人々の視線には最早慣れたのだろうか、気にした様子はないようで。軈て目的地へと辿り着けば、人の多さに瞬きを何度か繰り返した後に下記を述べ、"逸れるなよ”と付け加えると、返事を聞くことも無く屋台等を回るため、人混みの中へと進み始めて)

そのようだな……一通り何があるか、先に見る方が良かろう。


───────


え?………あはは、ごめん。

(まさか反対方向だとは思っていなかったのだろう。きょとん、とした顔で彼を見つめたが、苦笑いを浮かべると直ぐに軽く謝った。繋がれた手には、相変わらず照れてしまうようで、顔を仄かに紅くさせながら此方からも握り返し、導かれるまま歩き出す。視線は木々や草むらへと視線を向かせて高鳴る鼓動を落ち着かせるかのように、そっと息を零した。こうした女性らしい面を多く見せるのは異性で数えるならグリーンただ一人。彼を目の前にすれば、どんな男勝りな女性でもきっと乙女になってしまうのだろうな、とぼんやり考えては溜息にも似た吐息を一つ。掛けられた言葉には気まずそうに視線を泳がせる。此処で嘘をついても彼にはバレるだろうし、そもそも大切に思っている相手には嘘等を吐きたくない。正直に答えることに決めれば、ぼつりぽつり、と語り)

……ジムがお休みだってこと、忘れてて…

  • No.27 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-13 20:08:31 



あっ、ま、待ってください…!

(人混みへと進む彼に追い付かんと歩を進める。それでも、歩幅が違うからかどんどん差が開いていくような気がした。幼子が母親に手を伸ばすかのように、精一杯距離を縮めようにも追い付きやしない。先程、逸れるなと言われたばかりであるのにこの始末に開幕から自己嫌悪に陥りそうになりながらも、意地でも視界に金色を捉えていた。もう一度、"待ってください、王様"と言おうとしても喉から言葉が出てこない。否、出せなかった。王様なんて呼んでは、周りから注目を浴びるかもしれない。ギルガメッシュ様では、真名が公になってしまうかもしれない恐れもあるのだし、どうしよう…どうしようと焦りながらも怒られる覚悟で"ぎる…様"と辿々しく呟く。こんな声では、聞こえる筈もないと呆れながらも彼の方を見つめて)


***


全く、それこそ連絡くれれば良かったのによ。

(事前に言ってくれれば、グレン島にだって連れてってやったのに、という言葉は何だか照れくさくて胸の中に閉じ込めておく。それでも、彼女が自分を訪ねてジムまでやって来たという事実は嬉しかった。"ちゃんと忘れないように気を付けろよ"と説教しながらも怒った様子を見せないのは、そういう理由があるからであろう。嗚呼、それにしても。己の手を頬を赤く染めながら握り返してくれるその仕草にときめかない男は居るのであろうか。いつもは男勝りな彼女ではあるが、こうやってグリーンだけに見せる表情に愛おしく思う。然し、自分も完全に頬が緩んでいるので、こんな所をレッドには絶対見せられないなと内心苦笑して)

  • No.28 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-13 22:40:20 


……何だ。

(騒がしい人混みの中でも、彼女の声を拾ったのは流石と言うべきか。この様な場所で真名を呼ばれるのも己は気にしないが、折角外に出たのだから避けれる面倒事は避けたい。然し、友人以外にギルと呼ばれるのは多少複雑で。少し眉間に皺が寄ってしまうのは目を瞑って欲しい。そんな顔ではあったが、文句を言うことはなく呼び方について黙認すると足を止めて、後方を振り返り、彼女を真っ直ぐに見つめて上記を。大体彼女が言いたいことは分かっているようだが、敢えて何も触れずに)


───────


もしかすると、今回は迷わずに帰れるかなって思ったからさ…

(繋がれていない手の人差し指で頬を掻き、電話をしなかった理由を語る。前にも何度か電話をせずに1人で帰ろうと試みたことがあるが、悉く失敗に終わっているのは言わなくても分かること。説教に対して"はーい、”と返事だけは1人前に返し、暫く歩いていると森を抜け、トキワシティも抜け、始まりの道路へ。此処まで来ればマサラタウンまでもう少し。時折見掛けるポケモン達を穏やかな眼差しで見つめつつ"色んな地方行ってきたけど、やっぱりカントーが1番だな”なんて笑って、数々の思い出を振り返る。初めてこの道を歩いた時のことは忘れもしない_)

───そういえば、まだレッドはシロガネ山篭ってるの?

  • No.29 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-13 23:25:57 



……!ご、ごめんなさい…もう少しだけ歩く速度を緩めてくれると助かります……。

(やっぱり怒らせてしまったと内心落ち込みながらもめげずに本音を述べる。やっと追い付いたと言わんばかりに隣に並べば何故か刺々しい視線を感じ取った。少し周りを見渡したら分かる。この王は、短期間でも女…と言わず色んな人々の心を奪い魅了しているのだ。本人はそれに慣れてしまっているからか何とも無いようである。後ろから刺されないように気を付けないと、と気を引き締めながらも漸く余裕が出来たのか屋台に目を移して)

射的……?え……あ、実弾…じゃないですよね?


***


やっぱり故郷が一番って事だな。

(彼女の言葉に同意するように頷けば、記憶を呼び起こす様に目を閉じる。ジムリーダーとして他の地方に短期で赴くことは、数回あるが帰ってくるのを待っている人が居るというのは幸せな事だと思うのだ。彼女を残して違う地方に行くのは些か不安ではあるのだが、それ以上に彼女やレッドが居るからこそカントーを離れられる。お互いに信頼し合っている関係がとても心地良いのだ。掌から伝わってくる体温がよりその事を実感させてくれた。だからこそ、レッド_我がライバルも偶には山から降りてきて良いのではと思い)

そうだろうな。今んとこは何にも連絡は来てねぇが…かと思ったら不意に帰って来てた時もあるから、もしかしたら…があるかもな?まっ、あんま期待はしとかねぇ方が良いけどよ。

  • No.30 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-14 00:26:08 


……。

(答えることは無いものの、逸れるのは厄介だとは考えたらしく、歩く速度を落とせば彼女の視線の先を見遣り"恐らくコルクだろう。気になるか?”なんて尋ねるも、返事が返ってくる前にその射的の屋台へと向かえば、ポケットから財布を取りだして店主に二回分の金を押し付け、銃を二つ受け取った。彼女へと一丁渡しながら自身の銃を構える。特に目当てはないが祭り事は楽しまなければ損というもの、適当な景品に狙いを定めれば、薄い笑みを湛えてトリガーに手を掛け。流石、弓兵クラスと言うべきか、見事に狙った品が落ちれば、そのまま菓子類を次々と落として弾を使い切り、渡された景品に何処か満足気な顔をしつつ、下記の言葉を告げて)

次は貴様の番だ。


───────


……あんな格好で山篭もるなんて普通なら風邪引きそうだよね。

(彼の言葉に頷きながら思い出すのはレッドの格好。シロガネ山は、寒さも厳しい場所だと記憶しているが、レッドはそんな場所に半袖で居ると、他の誰でもなく本人から聞いた。ぽつり、と上記を呟いたがレッドが普通じゃないことは幼馴染である分、よく知っている。見えて来たマサラタウンに気持ち早足になりながら”今度は死亡説が流れる前に帰ってきてくれるといいんだけどね!"と明るく笑って。漸く辿り着いたマサラタウンに無事に帰れて良かった、と思う反面、少しだけ寂しさも感じてしまう。しかし、それは表には出さず、家の方へと歩いて行きながら少し前に旅行していた時の思い出を語り、)

この前はね、カロス地方に行ってたんだけど、見たことの無いポケモン達もいて、すっごい楽しかったんだ!

  • No.31 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-14 07:34:53 



凄い…凄いです…!

(綺麗に落ちていく菓子類に子供のように目を輝かせて喜べば、気合いを入れ直して自分も銃を構える。ギルガメッシュが狙った様に菓子類ならば、まだ撃ち落とせる可能性はあったものの、狙いの先には大きなライオンのぬいぐるみ。黄金に輝く鬣と紅い瞳が何処と無く王様を彷彿させて、一目惚れをしてしまったのだ。一発二発三発と連続で撃ち込んでみるも外れるか、又は少し動いた程度である。"うう、欲しかったなぁ"と胸の内で呟けば、申し訳なさそうに彼を見て)


***


まぁ、常人なら直ぐに折り返して帰ってくるような場所だからな。

(自分も何度かあの山へは行ったことがあるが、思い出すだけでも身震いする様な寒さであった。寒いのよりは、暑い方がマシか…今度アローラにでも行きてぇなと独り言ちれば、明るく笑う彼女を見つめる。色んな表情を見せる彼女だが、やはり笑っている姿を見るのが一番であり、思い出話にも真剣に耳を傾けて)

カロス地方…か。プリズムタワーが有名だよな。でも、良かったじゃねぇか…楽しいのが冒険の中で一番だからな!

  • No.32 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-14 17:56:10 


………ふん。

(人には得意、不得意があるという事は彼も良く知っており、申し訳なさそうに此方を見る彼女に小さく鼻を鳴らす以外は文句を言うことも、機嫌を損ねた様子もなかった。が、店主の一言により端正な顔が歪められる。その一言とは”兄ちゃん、彼氏なら彼女の欲しいやつ、取ってあげなよ。それとも取れないのかい?"と言う煽りにも似た言葉。それに対して人が殺せるのでは?と思う程の鋭い視線を店主に向けると”戯け!我に取れぬものなどないわ!"なんて吼えるように告げる。何時もなら王の寛大な心、とやらで受け流せた言葉だが、彼女との仲を誤解されているからだろうか、理由は兎も角として雑種の分際で、なんて思いが募っていく。然し、此処は祭りの場。彼女の褒美と、勉強の為に連れ出した場所。それを台無しにする程、愚かではない。若干乱暴に金を店主に渡せば再び銃を受け取り、直ぐに構える。”後で覚えておけよ雑種、"なんて言葉を最後に一度怒りを鎮め、彼女が狙った景品を真っ直ぐに見据えた。全弾消費したが、そのぬいぐるみを手に入れることに成功し、銃を店主に返し変わりに渡されたぬいぐるみを彼女の方へと放り投げ、多少不機嫌なのか低い声で)

──次に行くぞ、夏音。


───────


グリーンにも見せたかったなぁ……景色とか凄く綺麗だったんだよ?

(こうしてグリーンに旅行の思い出話を語るのは初めてでは無いが、何時も真剣に聞いてくれる彼に常に感じるのは”一緒に旅行、行ければなぁ"なんて思い。勿論ジムリーダーが多忙な事も知っているし、休みの日は基本そっとしておいて上げたいこともあり、誘ったことは無いのだが…。上記を述べながら家へと辿り着けば、鞄の中から鍵を取り出して解錠し、グリーンと手を繋いだまま家の中へ。”ただいまー!"なんて元気な声で言ってみたが家族はどうやら出掛けているらしい。”お土産も渡したいし、あがってあがって!"と気にした様子もなく笑顔で述べれば、返事を聞くことをしないまま、お茶の用意の為に台所へと小走りで掛けていき)

  • No.33 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-14 21:09:44 



あっ、ありがとうございます…!

(店主の一言で赤くなり、王様の一言で青くなりとしている内に彼の手から放り投げられたぬいぐるみを受け取る。そうか、傍から見たらカップルに見えるのか、という恥ずかしさもあり、後が怖いという恐怖もありで受け取ったものだが、やはり欲しかったものが手に入ると言うのは嬉しいものである。ぎゅっと抱き心地の良いそれを抱き締めながらも店主に頭を下げて、次へと歩を進めた。のだが、華奢な腕を掴まれて、足は止まり後ろを振り返る。そこに居たのは口が裂けており、お世辞にも清潔とは言えない髪を長く垂らしている女だった。"お化け屋敷どうですかぁ?"とその女は言いたかったようだが、もはや混乱してパニクっている人間に聞こえる筈も無く、半泣きでギルガメッシュの後ろに隠れて)


***


いずれ……近いうちに行ける事を願ってるぜ。

(少し照れながらも、その言葉を口にしつつも何故頬が赤いのかという理由には触れない。"もし、結婚したら新婚旅行は_"なんてそんな甘々な事は、一人前になって彼女を嫁に迎えられるようになってから言えることだ。よって上記の言葉は自分への誓いということにもなるであろう。そして彼女の家へとお邪魔すれば、子供の頃と変わらないなと目を細める。まだ、ポケモンを与えられていなかった幼い頃。何を捕まえたいだとか、何処へ行きたいだとかよく話したものだ。時の流れとは早いもので、あの時になりたいと思っていた自分になれているかは分からないが、彼女とこうして結ばれることになるとは思ってもいなかったであろう。否、子供の頃から彼女の事は好き、であったのだがあの時の自分は本当にやんちゃで…今思い出すだけでも黒歴史の数々なのである。そう思うと成長したなぁと背の伸びた彼女を見ながらも思いを馳せて)

  • No.34 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-15 11:14:44 



…只の仮装した人間ではないか。

(背後に隠れてしまった彼女に、今度は何だ。と言わんばかりの顔で視線を向ける。先程の射的の屋台の事もあり、幾分か機嫌が悪いようで。頭の頂点から足の先まで値踏みする様に口裂け女の格好をした女性の姿を眺めると、溜息混じりに上記を呟いた。己がいた時代は冥界が存在していたこともあり、霊等も普通に見掛けたし、怖がる者など、其れこそ幼子ぐらいなもの。"こんなもので怖がるなど…”と思い掛け、ふと、とある事を閃き、そして確実に何かを企んでいるような顔をすれば"夏音、次はお化け屋敷に行くぞ。”なんて先程とは打って変わって愉しげな声で告げ、万が一の事を考え、彼女が逃げる事が無いように手を掴み、人混みを掻き分けてお化け屋敷へと真っ直ぐに進んでいって)


───────


お待たせ!

(暫くして、2人分のお茶と茶菓子を盆に乗せて運べば、再び台所へと消えていく。戻ってくる頃、手に持っていたのは箱が三箱入った紙袋で、それを彼に差し出せば"お土産のミアレガレット!”と中身を伝えた。三箱ある理由は勿論、家族の分、ポケモン達の分、そしてグリーンの分と考えたから。それなりに金は掛かったが、カロス地方でもポケモントレーナー達とバトルを重ね、金を巻き上げ…もとい、勝利して来たのだから実際殆ど無料みたいなものだ。形にあるものを渡すより、彼女が消費出来るものを渡す事にも、何時か共に行けた時に形に残るものを買えれば良い、なんて考えている理由があるが、それを教えるつもりもない。居間の椅子へと座りつつ、懐かしむように下記を述べ)

…見た事ないポケモンを他の地方で見る度に、私達が旅に出た時の事を思い出すんだ……昔は私と身長も対して変わらなかったのに、今では二人の方が高いし…あっという間に殿堂入りしちゃうし、ほんとびっくりだよ。

  • No.35 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-15 16:38:31 



えっ、えっ…

(偽物と分かっていたとしても、此方を見て"良い客が釣れた"と言わんばかりに笑う女はやはり怖い。然し、王様はそんな奴らが居る巣窟へと連れていこうとしているのだ。拒否権は無い。そんなことは分かっているからこそ、握られた手をぎゅっと握り返した。射的の時と違い、愉しげに笑っているから嬉しいのだけれども怖いと二重の意味で恐怖を抱きながらも、お化け屋敷となっているだろう和風のボロボロ家屋に辿り着く。不敬だと言われる覚悟で距離を縮めつつも、主人が行くのならお供するのが従者だと弱々しくも視線を送って)


***


おっ、ミアレガレットか。これ好きなんだよな。有難く貰うぜ!

(きちんと三箱用意されている事に気付けば、より一層感謝を込めるように彼女の頭を撫でてやる。余り器用なものでは無いが、ブラウンの瞳は優しさに満ちていた。そして彼女の言葉を聞き届ければ、同意を示す様に頷いて「俺は唐突に他の地方に行っちまったヒナにも驚いたけどな。まぁでも、良い思い出もあれば、嫌な思い出もある。総合してみて成長したって思えるのが旅なんだろうな」と過去を振り返るように言葉を紡ぐ。この先どうなるかは分からない。だが、行先が同じであることを願うばかりで)

それに、変わろうが変わらないでいようが、俺は俺だし、ヒナはヒナのままってのは変わらない。ポケモンだって、進化はしたとしても根っこの性格は変わらないし、外見だけじゃ分かんないってことだ。

  • No.36 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-16 07:22:51 


ほう、見た目はそれなりか。

(目の前に立つ家屋に感想を述べれば入場料を支払う。恐らくは自分達の前に入った者だろうか、男の情けない叫び声が聞こえれば口角を上げたまま、”彼奴が好みそうよなぁ…"と呟いた。勿論脳内に浮ぶのは教会で暮らす一人の神父の姿で。上機嫌である為、彼女が距離を詰めようとも何も言うことはなく、家屋の中へと足を踏み入れた。内装からしてかなりの本格派らしい。薄暗く、冷え切った空気の中でも平然とした様子で歩いていきながら、視界に入るのは手形やら、札やら、恐怖を煽るようなものばかり。凝ったギミックも序盤から多く、これには、思わず”やるではないか"なんて珍しい声を。そろそろ彼女の様子でも伺ってみるか、と気付かれぬよう視線だけを向け、揶揄うように)

──こういう場所には、稀に本当の霊が出ると聞く。普通ならば会えることは無いだろうが、我といる貴様なら会えるかもしれんぞ?


───────


えへへ…喜んでもらえて良かった!

(緩んだ表情のまま嬉しそうに撫でる手に擦り寄った。撫でられる事は昔から好きだったが、グリーンに撫でられるのは1番気に入っている、と言っても過言では無い。あの大きく暖かな手で撫でられる度に酷く安心感を覚え、疲れていてもその疲れが癒されるような感覚がするし、撫で方からも彼の優しさが伝わってくるからだ。紡がれた言葉に思い出した昔の自分の言葉。「…くじで当たったからシンオウ行ってくるね!とか言って、速攻電話切ってたもんね」なんて述べ、当時の自分に苦笑いを浮かべた後、続いた言葉に大きく頷いき、お茶を手に取って喉を潤せば穏やかな笑みと口調でぽつりと、)

……私、グリーンのそういうとこも好きだな。

  • No.37 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-16 08:03:34 



ひっ…

(男の叫び声が聞こえて来ては、血の気が引いて行くのを感じる。今は辛うじて、ストッパーを掛けて必死に声を抑えながら歩いているが、箍はもう既に外れかけなのだろう。ぴったりと王様にくっ付いて、重なり合う体温だけを頼りにしていることが何よりもの証拠だ。然し、そんな彼から告げられた言葉にまたもや恐怖が掻き立てられていく。本物の霊。時臣様。何故かそう結論づいたのか自身は絶対に恨まれているだろうから呪われる!と全身が警報を鳴らし始めて)

い、や……私、呪われちゃ…うっ、うぅ…!!


***


あの後大変だったんだぞ。

(彼女に電話を貰った後、ジムの仕事もままならなくなり、飛び出したのは良いものの既にマサラタウンには居らず…という所から始まり、レッドに相談しに行こうとして彼奴の常識もまた狂っていたという終わりまである。ずっとシロガネ山に篭ってたらああなるのか?と首を傾げたかったが、奴は昔からそんな感じだった気がする。大変な幼馴染を二人も持っちまったぜ、と悪戯っ子ぽく笑いつつも、"好き"という単語に反応してしまい)

そ、そうか。……そうだな。俺も…好き、だぜ。

  • No.38 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-16 21:43:57 


…。

(予想以上に怯える姿に愉快、愉悦とも言える感情を覚え、段々と笑いが込み上げる。それに何とか耐えていたが、軈て「───、フ。ふはは、ははははは!はははははははははははははははははははははは」と笑い始めた。ツボにも入ってしまって暫く笑い続けていたが、漸く落ち着けば「久し振りに腹筋を痛めた」と呟き、二つの目で確りと彼女の瞳を捉えては「戯け、その様な真似は我がさせぬわ。」と一言告げる。彼女は今では己の物。一度自分の物になったものは簡単に他人に奪わせない事はきっと彼女も分かっている筈だ。手を引いて、先に進みながらも、最後に下記の言葉を自信に満ちた笑みと共に述べ)

貴様は暢気に我に仕えていれば良い。仮に霊が出たとしても、我の敵ではない


───────


まぁまぁ、レッドよりかはマシでしょ?

(からからと、悪びれなく笑えばもう一人の幼馴染を話題に挙げた。不定期に帰ってくる彼に比べて迷いながらもちゃんと帰るのだから、なんて思いで上記を訴えるのだが、どっちもどっちだと言うことには気付いていない。其れよりも、グリーンから告げられた言葉に、じわじわと顔に熱が集まるのを感じた。先に言い出したのは彼女だが、言われる事には矢張りまだ慣れてないようで、冷えた片手を頬に当てて熱を冷まそうと試みるが効果は無い。言葉に詰まった結果、何とか彼に述べたのは「グリーンは狡い…」と言う一言で。)


  • No.39 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-16 22:53:11 



…!

(そうだ。この王様は、人類最古の王様で。何よりも、誰よりも強くて。そんな人に手を引かれながら進む道は、どんな所であっても怖くない筈だ。そう意識し始めれば、後半は気持ちが楽であり、前半で見せた怖がりようは無くなっていた。軈て出口に近付けば、人目を気にせずに膝をついて「"遠坂"として言えば、私の主人は生まれた時から定められています。でも、私"個人"の主人は貴方様だけです。時が充ちて遠坂として生きねばならぬ時に私を生かすも殺すも自由にして構わない。ギルガメッシュ王…貴方に私の命を預けます」と騎士のような誓いを彼にしてみせて)


***


まぁ…ちゃんと帰ってくるのを待ってる奴が居るって事を自覚してるなら何処へ行くのも自由だとは思うけどな。

(その点においては彼女はきちんと理解しているようであるし、冒険をする楽しさというものは他でもないグリーンも分かっているから咎めるつもりは無い。「だが、旅に出て帰って来ないのは無しだからな。それこそ、何処まででも探しに行くから」と付け足して述べては、後の彼女の反応と仕草に口角を上げて。"俺は本心を言っただけだぜ、ヒナ"と自身の頬を冷やす彼女の手を取れば、更に赤くなるであろう言葉を放つ。此処まで積極的になれるのは、今が二人きりであるからか否か。少なくとも邪魔をする者が居ないという環境は、より一層甘い雰囲気を醸し出していき)

  • No.40 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-17 11:44:59 


…。

(紅き双眼を細め、彼女の事を見下ろした。その視線は鋭く、言葉の真意を探るようなものだったが嘘を見抜けぬようでは王など名乗る事すら烏滸がましい。彼女の対面に立つと”王の財宝”を展開させ「その言葉、その誓い、ゆめ忘れるな。」と普段よりも真剣味を帯びた声で告げ、”王の財宝"からは天の鎖が顔を覗かせる。彼女が誓いを破った時は容赦なく鎖が体を貫く、と暗に言いたかったのかもしれない。指を鳴らして展開していた”王の財宝"を閉じれば酷く愉しげに口角を吊り上げた。矢張り彼女は己が見込んだだけはある、なんて内心呟くと出口の方向へと歩き出してしまって)


───────


流石にそんな事はしないよ、迷子になって帰れなくなったりしない限りは。

(嬉しそうに小さく笑うと上記を告げた。今まで他の地方でも散々迷ってきたが、人に聞くなり送ってもらうなりして、毎回なんとか自力でカントー地方まで戻って来ている。これもグリーンが帰りを待っていてくれていると知っているからだが、それを口にするのは今は些か恥ずかしいので、また今度にしようと考えた。それにしても、先程の言葉のやり取りで集まった熱は一向に冷めることを知らない様子。どうしたものか、なんて頭の片隅で考えていると手を取られ、トドメの如く放たれた言葉にすっかり顔は林檎のように真っ赤になってしまい「ばか…」なんて照れ隠しで述べたが、その口調は棘などもなく弱々しいもので。視線を泳がせ、キュッと唇を真一文字に引き結び)

  • No.41 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-17 14:08:50 



はい…!

(仕えてからかれこれと時間は経つが"王の財宝"を目にしたのはこれが初めてだ。原初の王ギルガメッシュ。その神聖さに身を震わせながらも、宿した瞳は揺らぎはしなかった。先に出口へと向かう彼の後ろを急いで追うと一番初めに出会った口裂け女がにっこりと微笑んでいる。恐怖は薄れたとて余りじろじろと見たくは無いなと視線を逸らせば、「お疲れ様です。道中の自動撮影装置でお写真を一枚取らせて頂きました。台紙を付けて500円となりますが如何ですか…?勿論、保存機能は無いので、今しか購入は出来ないのですが…」と渡された画面にはひっつき虫の様に王に縋る自分の姿。それには思わずかっと顔を赤くすれば、全力で首を横に振って)


***


迷子になったら、俺が迎えに行くに決まってるだろ?いつもそうじゃねぇか

(だから安心して迷子になれ、という訳では無いのだが心細い想いをしそうになっても必ず見つけ出して導くのだという旨を伝えて。然し、恥じらいを見せながらも此方を無意識に煽ってくる彼女に思わず熱が伝染して行くのを感じる。"こんなに可愛かったか?"なんて最近バカップルでも思わない様な惚気に襲われながらも久し振りの邂逅なのだし、少しだけ…もう少しだけこの雰囲気に酔ったって構わないではないかと手を伸ばせば、彼女の華奢な身体を抱き留める。熱の篭った顔を見られたくなくて、この体勢を選んだのだが思っている以上に意識をし過ぎているのか熱は引くことを知らずにいて)

  • No.42 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-18 09:26:54 


よく撮れているではないか、記念に一枚持っておけ。

(渡された画面を見た後、勢い良く首を横に振って拒否する彼女の姿を見れば、くつくつと喉の奥で押し殺す様に笑い、金を口裂け女に渡した。先程までの真剣味を帯びた姿から一転、からかい混じりに上記を述べる姿は普段の英雄王に戻っており、写真を受け取ると彼女に持たせて、次に寄る屋台を探し始めた。その最中、ふと、視界に入った林檎飴の屋台が気になったらしく「着いてこい。」と夏音に一声掛けると、此方を見送る口裂け女の視線を背に受けながら林檎飴の屋台へと向かっていき。)


───────

…。

(唐突な出来事に瞬きを繰り返したが、抱き締められている、という事実が変わることは無く、多少混乱しながら"あ…”だとか、"う…”だとか、そんな声ばかりが口から洩れていき、宙を彷徨わせていた手は相手の背にそっと添え、耳までも色付いたことを隠すように彼の肩口に顔を埋めた。この体勢は確かに恥ずかしいと思うが、それ以上に安心することも確か。鼻腔を擽る香りや、感じる体温に、改めて"帰ってきたんだなぁ…”なんて実感が湧いて「……ただいま。」と小さく告げ、今度は確りと、離れていた期間を埋めるように彼の事を抱きしめ返し)

  • No.43 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-18 18:37:27 



うぅ、誰にも見られないように大切にしとこう…

(受け取った写真を鞄の中へと入れつつも、もう王様は歩き始めていて、後ろの口裂け女の「気が早い彼氏様ですね。でも、とっても仲が良さそうで羨ましいわ」との発言にまたもや頬が朱に染まった。失礼しますと逃げるようにその場から立ち去れば、赤毛がかった特徴的な髪色の少年と擦れ違う。祭りの場には不釣り合いな憂いを帯びた瞳。小学生…か、中学生か。"一人で何処へ行くの?"そう声をかける間も無く、その姿は人混みに紛れていった。何となく胸に引っ掛かりを抱きながらも王様を待たせている事に気付けば、急いで彼が赴いた林檎飴の屋台へと足を運んだ。美味しそうと言うよりも宝石の様にキラキラと光る"それ"が綺麗で思わず瞳を奪われては)


***


嗚呼…。

(そこに多くの言葉は必要無かった。こうやって抱き締め合っているからこそ感じ合えるものもある。今、彼女が嬉しいだとか安心しているだとかの感情を抱いているという事は、シグナルで感じれている気がした。ふぅ、と幸せが降り積もってやってきた息を吐けば、その体勢のまま「そう言えば…二人で何処か出掛けたり…するか?ほら、旅したり俺もジムの仕事があったりで、余り外で遊びに行くって事はしたことねぇだろ?」と所謂デートの誘いをしてみせる。別にこのまま家に居座り続けるのも構わないのだが、変な気が起こってはまずい。何がなんでも自制する様に努めはするが、ちゃんと順番は踏んでいきたいからと謎の自己完結を迎えて)

  • No.44 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-19 12:12:54 


ふむ…。

(林檎飴の屋台にて、並べられている飴達をじっと見詰める。林檎のみでは無く、他のフルーツの飴もあるようだが、屋台の名前からして林檎が王道。ならば、林檎を買うべきだと考えたのだろう。再び財布を取り出しながら"そこの飴を一つ”と気に入った林檎飴を指差し乍、隣で瞳を輝かせる彼女に"貴様はどうする”と投げ掛けた。黄金律のお陰で金はなくなることを知らず、まだまだ財布の中身には札がぎっしりと詰め込まれており、小銭を出すのも億劫だと感じると万札を林檎飴を売る男に押し付けて)


───────


…。

("つまり、それはデートの誘いでは?”なんて自分自身が心の中で問い掛けてくる。思い返してみれば確かデートをした回数は少なく、グリーンと会うのも道に迷った時に迎えに来て貰った時や、ジムを閉める時刻になるまで仕掛けで迷い続けていた所を迎えに来て貰った時やら殆ど迷子になっている時で、迷子になる場所も大体はマサラタウンやトキワシティの近場だ。最初から遊びに行くことを目的とした、二人での外出は最近では滅多になく、だからこそ言葉では表しきれない嬉しさがあった。直ぐにでも首を縦に振りたい気持ちをぐっと堪え「グリーンが大丈夫なら行きたいな…ジムリーダーって大変な仕事だって聞くし、ちゃんと休んで欲しいし…」と気遣うように告げたが、多少恥ずかしかったのか最後に行くにつれて、声が小さくなり)

  • No.45 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-20 13:47:56 



えっと…

(色とりどりの飴をじっくりと見ながらもふといちご飴が目に留まる。他のフルーツ飴も捨て難いものではあったが、一際目を惹いたいちご飴に最終的には落ち着いたようで、彼の出したお金と引き換えに受け取った。先程からお金を出してもらってばっかりで申し訳ないとは思うのだが、下手に此方が出すと言ってしまえば、彼の尊厳を傷付けかねない。だからこそ、有り難く頂くのだと心からお礼を言えば、丁度近くにベンチがあるのを発見してそこに行きませんか、と問いかけて)


***


んじゃ、決定だな!

(子供の頃の様な無邪気な笑みを向けながらも、行くならタマムシシティかと思案する。グリーンにとって、ジムの仕事は窮屈なものであるのは確かだが、強い相手とバトル出来るという適職であり、疲れに関してはあまり溜まっていないようだ。それに、彼女と居ることこそが休みになっている為に、大丈夫じゃないという理由は少しも無かった。残っていた茶を飲み干せば、彼女に向かって手を伸ばす。時間はまだたっぷりとあるのだ。久し振りに色んな地へと訪れるのも短期間の冒険のようで息抜きになるであろうと)

  • No.46 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-21 01:07:41 


ふん…。

(渡された釣りを受け取れば、興味は失せたと言わんばかりに店主と店から視線を逸らす。片手に林檎飴を持つ英雄王など、きっと他の世界では見ることは叶わないだろう。礼に関しては上記のように小さく鼻を鳴らして答え、ベンチがある方を見ると頷いた。祭り等、受肉してからは1度も来たことは無く、この様な人混みの中を歩くのも多くの視線に晒されるのも久方振りな上、多少疲労感はあったらしい。然し、それを悟らせない態度は流石と言うべきもの。楽しげに駆けて行く子供を一瞥し、ベンチへと向かった。やって来たベンチは距離は近いものの、屋台が連なる道から少しだけ離れている。だからこそ人も少なく、どかり、と腰掛ければ林檎飴に被さっていた袋を取り、早速一口頬張った。"”不味くも美味くもない"それが正直な感想で、黙ったまま二口目を齧る。捨てたり押し付けたりしない事から彼女にもそれは伝わっている筈で。)


───────

…!

(幼い頃を思わせるような笑みに一瞬見惚れてしまうも、此方に向かって伸ばされた手に直ぐに我に返る。そして、その手を掴んで立ち上がると彼女の顔には高揚する気持ちを表すかのように明るい笑みが浮かんだ。まるで、初めて旅立ったあの日のようだ、と心の片隅で考えつつ、楽しげに笑い、グリーンを急かすように手を引っ張る姿は本人も気付いて居ないが、昔と全く同じと言っても良い程で玄関にて再び靴を履きながら"…今度からは服装もう少し考えなきゃなぁ”なんて独り言を残して)

  • No.47 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-21 18:53:47 



(賑わっている声が遠く聞こえる。駆けていく子供もそれを諌める大人も元は自分とは遠い世界の人達なのだ。然し、今日は擬似的にも其方側の人間になれた気がした。楽しいことを楽しいと言えて、嬉しいと笑っていい。そんな"非"日常を味わえてとても満足だ。いちご飴を口に付ける。甘い。そう、今日は甘い日。今日という日をいつかは切り捨てなければならない。いちご飴が美味しくて、抱いていた縫いぐるみが暖かくて自然と涙が零れてしまった。絶対に王様に見られるまいと俯きながらもまた来たいという言葉を噛み殺す。もう二度と来ない日を夢見て淡い想いをするのは、嫌だ_)

ギル…さま。とっても幸せ…幸せです。多分、人生で一番。ありがとうございます…えへへ…


***


そうか?俺はそのままが好きだけどな。

(彼女の独り言を拾えば、今のままの彼女でも十分だという言葉を紡ぐ。着飾っている姿も勿論良いとは思うし、是非見てみたいとは思うが、レッドを初めとして余り見せたくない人物もいる。彼奴が恋情に揺れるのかと言われれば想像もつかないが、仮にも二人は仲がいいわけだし…と心の中でぶつぶつと唱えては、"でも!ヒナは俺の女だ!"と自己完結をして家から出た。そんな彼を美味しい空気と生い茂った緑が出迎える。都会という訳でもなく、便利性がある訳でもない。けれど、絶対に捨てられない故郷の空気を吸えば、"さて、先ずは何処に行くか"と呟いた。)

んー…何処か行きたいところの希望とかあるか?

  • No.48 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-23 04:51:33 


(林檎飴の欠片を咀嚼して飲み込むと、何度か口を開きかけて、結局閉じた。どの言葉も今の状況には相応しくない。下手に慰めるくらいならば止めておいた方が良いことを知っている。暫しの沈黙の後、漸く開いた口からは「一番か……欲もないのか貴様は。」なんて言葉だった。彼女が何かを押し殺しているのは分かっていた。それを押し殺す事を馬鹿馬鹿しいと思った。何故願わない?と少しだけ腹立ちを感じたこともある。最後の林檎飴の欠片を食べ、残った棒を二つに折るとゴミ箱に放り投げ、淡々とした声で「我の前で、自分を殺すのも程々にせよ。貴様の”人間らしさ"を無くせば機械が我に仕えているのと変わらん。」と告げた。声色も、顔も、至って平常だがその胸中は様々な思いが交差していて)


───────


……ありがと、

(予想していなかった言葉に、照れてしまったが、其れを隠すように少し俯いて小さな声で上記を述べた。場所については両腕を組んで考え始めるも、浮かぶのはカントーならばタマムシ、ハナダ、クチバ辺りで。迷っているのか唸るような声を上げていたものの、空を飛べばジョウト迄ならあっという間に行けたことを思い出し「ジョウト地方とか、どう?確か、あそこ舞妓さんとかいたり、観光スポットも多かったはず」と提案し、他には何かあるかなぁ、と首を傾げて他の候補を考え始めて)

  • No.49 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-24 00:30:07 



(悦を知るなと父の声がする。憂いを現すなと母の声がする。道具でいろと先代の声もする。ずっとずっと地獄の中を生きて来た。それが当たり前であったからそういうものなのだと受け容れていた。だけど、この人は。この王様だけは、手を差し伸べてくれている。地獄の中で光を照らし続けている。"私を見ないで…もっと見て欲しいと思ってしまうから"と心の中で涙をぽろぽろと零しながらも呟けば、『お、おいおい、お嬢ちゃん大丈夫かい?彼氏さんも、彼女ちゃん泣かせちゃ駄目じゃないか』と頭上から第三者の声が盛れてきた。どうやら先程の射的屋の男らしい。勘違いしているようなので、首を振った。「好き…だから…どうしようもなく大好きだから涙が出ちゃって…」と)

『なんだ、惚気か……っておいおい、まさかのプロポーズだったりするのか?良いよなぁ、若いのは……っと、そろそろ店に戻んねぇと。お幸せに、な!』


***


ジョウトか…。

(そう言えば近い割には余り訪れた機会はない気がする。それでも、観光名所だということは知っているし、テレビで見るエンジュシティの街並みは特に目を引くものがある。"行ってみるか"と呟きながらも、一昔前に姉さんがアクア号の船のチケットを貰ったとか何とか言っていた事を思い出した。何枚かあるから息抜きにでも行って来たらどう?と言われたまま手を付けていなかった筈だ。ポケモンを使い、旅に出るのも良いが偶には船を使ってみるのも良い。その方が、ポケモン達にとっても憩いの時間になるであろし、海風に当たりながらのんびりとした時を過ごすのも普段とは違った安らぎになるであろう。財布の中に、チケットがあるのを発見すれば彼女の手に一枚乗せて口角を上げて「取り敢えず、クチバまで行ってコレでジョウトまで行きましょうか、お嬢さん?」と述べ)

  • No.50 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-25 08:19:41 



(す、と右腕を上げる。店主が去るのがもう少し遅ければ指が鳴らされ、人通りがある街中でも構わずに剣で串刺しにされていたことだろう。然し、彼女の言葉を聞き、その衝動をぐっと堪えれば手を下ろし、去っていく店主の背を睨む様にして見つめ、完全にその姿が見えなくなると溜息を一つ零した。自我を押し殺す姿より、泣いている姿を見る方が何故か苛立ちを感じてしまう。一人の人間に対してこんなにも感情が乱れる自分にらしくない、と再び溜息を零せば隣に座る彼女に「あまり泣くと目が腫れる。」と言葉をかけ、近くの自販機にてスポーツドリンクを買えば無言で差し出し)


───────


(手に乗せられた1枚のチケットに目を丸めた。船旅の経験は勿論あるが、その回数は1度、2度程度。それも先を急ぐ旅ばかりで、次のジムはどう攻略しよう?だとか新しい地方はどんな所なんだろう?なんて緊張していて、じっくり楽しんだことは無いに等しく。キラキラとその瞳を輝かせれば「やったー!!!!」と弾んだ声を上げ、その場でぴょんぴょんと飛び跳ね、喜びを体を使って表した。微かに揺れるモンスターボールへと視線を落とせばその顔には抑えきれない笑みが浮かび、宥めるようにボールを撫でていて)

  • No.51 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-25 23:16:05 



…!おう、さま…

(早く、早く泣き止まなければ。それは道具としてではなく、"遠坂夏音"として。無言でスポーツドリンクを渡してくれた彼に謝礼として今までで一番の微笑を浮かべた。最後の一つに流れた涙はまるで流れ星のように頬を伝っていく。ありがとうございます、と今日何度目になるか分からないお礼をすれば、熱くなってしまった瞼へとそっと当てた。脳裏には、金糸が揺れる姿が捉えられる。第五次聖杯戦争。遠くない未来で、きっとこれ以上にない苦しみを背負い込む事になる。それでも…それを承知で彼の傍に居ると誓ったのは自分自身だ。そっと立ち上がれば、頬を風が撫でた。前を向かなきゃ_)

あ、あの……さっきの"好き"っていうの……事実ですけど気にしないでください…ね?はっ、恥ずかしいから……っ!


***


喜んで貰えて何よりだ。

(彼女の喜びようを満足気にして見守れば、出航の時間に意外と時間が無いことに気付く。今から急げば、間に合う程度。モンスターボールからピジョットを出せば、長年の付き合いか何を聞かなくとも飛翔する準備は整っていると言わんばかりに一鳴きをした。良い子だなと背を撫でつつもその前にやるべきことをすませようとポケギアを取り出す。折角、ジョウトに行くのだ。一泊くらいしたいと思い、ジムトレーナーに"明日はチャレンジャーが来る予定も無かったよな?仕事に関しても貯めといて良いから明日は有給使わせてもらうぜ"と一方的に話し、一方的に切ればよしっと拳を作る。彼らもグリーンとの付き合いは長いのだ。グリーンのいきなり発言と行動には慣れているだろうし、此処の所働き詰めで珍しいと言われてもしていたのだから、大丈夫であろうと)

  • No.52 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-27 08:43:40 



( すみません、インフルエンザに掛かってしまって……返信はもう暫くお待ちいただけると助かります!明日には、明日には気合いで下げて返しますので!! )


  • No.53 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-27 12:02:55 




( そうだったのですね!無理しないで、体調が治り次第で大丈夫です。お大事に…!)


  • No.54 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-28 15:52:12 



(口角がゆっくりと吊り上がっていく。嗚呼、矢張り貴様はそうでなくては、と言いかけて止めにした。これは己だけが知っていればいいこと、彼女の価値は例え本人であっても自ら教えてやることは無いのだ。立ち上がる彼女に釣られて腰を上げると「恥ずかしい、か。」とそれはそれは、愉しげに呟けば笑い声が零れていく。面白い、とても面白い。愉悦と似た感情に気分は勝手に上昇していき、からかい混じりに「言峰辺りにでも、言えば楽しそうよなぁ、」と述べれば、先導するように再び歩き出し、数歩歩いた所で振り返ると──)

次に行くぞ、夏音!


───────


…?

(急に電話を掛け始めた彼をきょとん、とした、顔で眺めていたが話を聞けば大方悟ったのだろう。嬉しそうな笑みを浮かべて今度こそムクホークのボールに手を掛けた。長距離の移動であろうと、飛ぶ速さは見事なものであり、時間が無い今は夫々のポケモンで飛ぶ方がきっと早いだろう「お願いね、」とボールから出て来たムクホークに一声かければ、それに答えるように高らかに鳴く姿に満足気に頷き、その背へと乗ってグリーンとピジョットを見つめた。昔から何度か見ている光景だが、何度見ても、切り取られた1枚の絵のように美しく、笑みによって緩んだ口元をそのままに下記を告げて、大空へと上昇していき)

私のムクホーク、前の時よりもっと早く飛べるようになったんだよ!


( 取り敢えずお返事だけは…!!展開等、やりづらい部分はカットしても大丈夫ですので! )


  • No.55 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-28 21:09:46 

うぐ……

(有無を言わせないのが英雄王ギルガメッシュであれば、言峰綺礼は翳りゆく男として印象に残っている。だからか長らく共に住んでいようとも警戒心は溶けておらず、そんな相手に自らの恋愛事情を知られるとなると顔が赤くなり、そして青くなった。でも、楽しそうな王の姿を見れば、どうでも良くなってしまう。それ程までにちょろい女で、骨抜きにされてしまっているのだ。彼の横に立てば、幾つかの視線を浴びる。初めは、居心地の悪かったものも王の威光に…我が主君の威光に当てられているのだと思うと嬉しかった。私の主人は、こんなにも素敵な王様なんだと_)

はい…!何処までもお供します!


***


ふ…、お前達の面構え見てたら分かるぜ。だが、俺達も衰えちゃいねぇからな!

(苦しみも楽しみも全て乗り越えてきたのだろう。度で得た経験というのはポケモンにもトレーナーにも確りと現れる。それは、ジムリーダーとして働いている上でよく分かる事だ。だからこそ、彼女の成長を喜ばしく思いすっと目を細めながらも、自分もピジョットへと跨って上昇を始める。視界で捉える街が次第に小さくなっていった。道に迷わぬように少しばかり此方が先導しながらも青空を飛翔する。頬を撫でる風が冷たくて、先程の少し火照っていた身体には心地が良かった。嗚呼、きっと一生に残る思い出になる。彼女と行く旅を大切に紡ごう_)


( 全然いつも通りの分かりやすいロルでした…!毎回楽しくなりきりさせて頂きありがとうございます…!本当に無理を為さらず、体調第一で大丈夫ですのでお体を大切になさって下さい! )

  • No.56 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-30 12:35:41 


(あれから更に時は流れ、気が付けば日は沈み、人の数は更に増していった。屋台も殆ど制覇したらしく、片手には焼そばを初めとした様々な食べ物が入った袋をぶら下げており、そろそろ帰るか、なんて考え始めた頃に聞こえてきたアナウンス。その内容はもう直ぐ花火が打ち上がるとのことで、僅かに思案顔を浮かべて見せれば人の流れを観察し、それに逆らうように彼女を連れて歩いていく。暫く歩き続けて辿り着いたのは、会場から少し離れた場所にある小さな丘。あまり知られていないのか人気はなく、辺りは静寂に包まれており、足を止めれば下記の言葉を述べて己も上空へと視線を移した。寒さが厳しくなり、空気も澄んでいるからこそ、綺麗に映える鮮やかな沢山の花。聖杯戦争を終えてから何度か花火は見た事があるものの、夏よりも秋や冬の花火の方が個人的には好ましい。喋る事なく、その光景を瞳に焼き付けていて)

──空を見上げるが良い。


───────


───ありがとう、しっかり休んでね。

(クチバシティに辿り着き、ムクホークの背から降りれば労いの言葉を掛け、嘴を撫でてからボールへと戻した。潮風の香りを胸いっぱいに吸い込めば、グリーンの方へと視線を向ける。過去一人でクチバシティに来た時も迷子になって、ジュンサーさんにジムまで連れて来てもらった思い出は忘れられない。だからこそ、同じ過ちを繰り返さないために、勝手に歩くことは控えることにした。逸る気持ちを抑え、視線を忙しなく動かし、「昔とあまり変わらないなぁ、」なんて街並みに対して嬉しそうな声で感想を残していて)



( 熱が少し下がってきたようなので、返信を…!普段から推敲をしてから投稿するように心掛けていますが、万が一、日本語が変な部分があれば無視してくださると助かります…。
ロル自体、拙い上、ムラがある人間なので、主様にそう仰って頂けるのは本当に嬉しく思います!今後も、分かりやすいロルを心掛けていきますね…! 蹴り可 )


  • No.57 by 遠坂夏音/グリーン  2019-12-01 19:40:54 



凄い…綺麗…

(人の流れに逆らって進む彼に何処に行くのだろうと疑問を抱いていたのだが、辿り着いた場で見える景色はきっと一生宝物になるものだろう。産まれてからずっと花火というものを見たことが無かったのだ。いつも部屋で音だけ耳にしていた幼年期。美しいものなど見る機会は無いのだと思っていた。然し、今日は沢山の初めてを彼から貰えている。花火が美しく、そして儚いことも知ったことだ。こんなにも世界が楽しいことで溢れていることをこの人は教えてくれた。"大好き"そう呟いた声は花火の音で掻き消されるくらいに小さかったけれど、恥ずかしいから言えただけ満足だ。頬を朱に染めながらも空を見上げていれば、花火はクライマックスへと向かっていき)


***


ありがとな。ゆっくり休んでくれ

(返事をするかのように一鳴きしたピジョットをボールの中へと戻しながらも相変わらず心地良い風の吹くこの地に想いを馳せる。今でもそうだが、どうしてもレッドにだけは負けたくなくて焦燥しながらジム巡りをしていた気がする。悔しいが、強くなりたいと思って修行出来たのも我がライバルのお陰だとモンスターボールを撫でた。きょろきょろと辺りを見渡す彼女の手を取れば、アクア号の乗り場へと歩を進める。見知った土地の景色や雰囲気が変わらず嬉しいという気持ちに同意を示しながらも、数年後…同じように彼女の手を引いて此処に来た時もその感情が沸けばいいなと思った。自身と彼女との間に小さな子でもいれば……なんてのは気が早い話かもしれない。唯、いつか訪れるであろう未来を想像するのは案外悪くない心地がして)

ちゃんとチケットはあるし…よしっ、それじゃあ、乗るか…!

  • No.58 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-12-03 19:34:18 




( ひえ、丸々一日寝ておりました…、恐らく返信日替わり前か、明日になりますが、気長にお待ち下されば助かります…! )


  • No.59 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-12-04 04:00:49 



──とうに知っておるわ、戯け。

(雑種とは呼ばれたことは無く、名字でも呼ばれていない。この時点で、ある程度の価値があると認められ、興味を持たれている。神父の呼び方が名前から名字に変わったのは、価値が変わり、彼に優る程、興味を引く人物が出て来たからに他ならない。神父の呼び名が変わる頃から、夏音の呼び名は小娘から名前に変わった。今では、ある程度の事なら笑って許すほどの気に入り様で、それについては神父も把握している様子。ギルガメッシュ本人は"気紛れよ"等と答えを返しているが、消え入りそうだった声も容易く拾い上げたり、こうして連れ出していることからお気に入りであることを周りに隠せていないことは間違いない。最後に近付くにつれ、勢いを増す花火に、思う所が幾つかあるのか明かりに照らされる表情は複雑なものだったが、目を逸らすことも無く、それ以上喋ることも無く、終わりまでじっと見つめており)



───────


(繋がれた手をそっと握り返した。自分より少しだけ暖かい体温を感じながら後を追うように歩き出す。無事に乗り場から船に乗れば、緊張か期待かは分からないものの、今更早くなってきた胸の鼓動を落ち着かせるように空いた片手を胸に当て、ゆっくりと深呼吸を行った。一先ずは荷物を置く為に部屋へと共に向かい中へと入る。壁紙の張替えなどはしてあっても、大幅な内装の変化はなく、それがまた一層懐かしい気持ちにさせた。時代が移り変わる中、こうして変わらないものがあるのは良い事だ。願わくば、彼とまた一緒に来れますように。なんて、ひっそりと心の中で呟いた。同じことを思っているなんて露ほども考えていないようで、鞄を下ろすと窓へと近寄り)


  • No.60 by 遠坂夏音/グリーン  2019-12-05 20:47:44 



……っ

(花火の音が身体に響くそんな中に聞こえた声。じんわりと胸の中で熱いものが滲み出てくるのを感じて涙がせり上がってくるのを感じて必死に堪えた。泣きたいような嬉しくて堪らない感情に駆られれば、幸せいっぱいに息を吐く。愛している人が居ること。それがこんなにも世界を色付け、毎日を恋しくさせてくれる。この関係に花火のような華美ものは無い。それでも徒花とならないよう、前を向かねばならないのだ。花火が終わったあとの夜の静寂に負けじと瞳に意志を持たせれば「王様…今日は私の我儘に付き合ってくれてありがとうございました。今日見た景色も想いも全部…全部ぜーんぶ私の中の"宝物"です!」)


***


科学の力ってすげぇよな。よく海に浮く乗り物とか思い付くもんだぜ。

(海の上に居るという実感が余り湧かずに、視界だけが事実を捕える中でうんうんと頷きながらも上記を述べる。ゆっくりと進み出した船に無邪気に瞳を輝かせていると、モンスターボールの中から堪らないと言わんばかりに一匹のポケモンが飛び出して来た。もふもふの尻尾と愛らしい耳が揺れるソレは"ブイっ!"と一鳴きしてみせる。そして窓を見ていた彼女の姿を捉えれば、その懐に入ろうと駆け寄って行った。相変わらず隙が無いというか彼女に懐いているのは大いに構わないのだが、ポケモンと言えど多少は嫉妬してしまうもので)

おいイーブイ…ったく、あんまり駆け回るなよ…?

( 此方こそレス遅れて申し訳ございません…! )

  • No.61 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-12-07 13:55:49 



…そうか。

("宝物"と言われて悪い気はしない。自然と上がる口角を隠すことは無く、紅き双眼で彼女の瞳を真っ直ぐと見据えた。秋と言えど、夜になれば寒さは増し、冷たい空気が肌を刺す。己の身ならまだしも、彼女には些か毒だろう。これ以上此処に留まる必要性はないと感じれば、視線を教会の方角へと投げ「帰るぞ。」と端的に告げて一歩を踏み出した。吐く息はまだ白くなることは無い。しかし、この様な厳しい寒さならば鍋物も美味しいはずだと考え_)

明日は鍋だ。いいな?


───────


確かに、昔はどうやって海を渡ったんだろ…ポケモンの力を借りたのかな…

(相槌を入れつつ、ふと浮かんだ疑問に首を傾げていると聞こえた小さな足音に両腕を広げた。確りと両腕で抱き留めたその姿はとても見覚えのある姿で、嬉しそうに顔を破顔させれば「イーブイ、久し振り!ふふ、相変わらずモフモフだね!!」と弾んだ声で述べる。彼の思いには気付かないまま、イーブイに頬を擦り寄せていれば、一つのモンスターボールが揺れ、中から現れたキュウコンの大きな尻尾に包まれれば目を丸くさせた。しかし、それも嬉しいのか子供のようにはしゃいでいて。)


( いえいえ!私も遅れることはありますし、現時点で遅れてますし、元々置きレスと表記しているのを把握した上なので大丈夫ですよ! )


  • No.62 by 遠坂夏音/グリーン  2019-12-10 22:42:16 



お、お鍋…!

(ぐつぐつと煮える音が何処からともなく聞こえてくるような気がしてごくり、と唾を飲み込みながらも彼の後ろを歩く。そう言えば、お鍋には色んな種類があるが具はどうするかと思案し、あの神父に任せると彼の味覚により偏ってしまいそうだと苦い顔をすれば、明日は買い出しに行こうと密かに意気込んだ。二日連続で外に出るのは久し振りなせいかバテないように気を付けなければと思いながらも明日が楽しみだとにまにま笑みを無意識に浮かべており)


***


そうだなぁ…いつかポケモンを頼らず科学だけが支配する世の中になったら…まぁ、それでも俺は此奴らを手放す気はねぇけど寂しさはあるよな。

(もしグリーンが想像したように科学だけの世界になってしまったのならば、果たして人間の傍にポケモンは存在しているのか。そもそもポケモンとはいつ現れて何者であるのか、研究者の孫として気になる点は幾つかあるようで少し考え事をしながらもイーブイとキュウコンがじゃれ合う様子を見れば、旅路の間に考えることではないかと目を細め、様子を見守る。そのまま主人以外の奴でなつき進化したら困るぜ、なんて軽口を叩きながらもにっと口角を上げて)

  • No.63 by 遠坂夏音/グリーン  2019-12-10 22:44:04 



( そう言って下さると非常に助かります…!極力暇を見つけてぼちぼちと返していきますので…! 蹴り可 )


  • No.64 by 遠坂夏音/グリーン  2019-12-17 18:59:37 



( お久しぶりです。最後のレスから一週間経ちましたので、一旦上げさせて頂きますね。年末も近付き、多忙だと思われますし、返信を催促している訳でもないので、時間のあり次第、顔見せとか出来ましたら幸いでございます。どうかお身体だけはお気をつけ下さい…! )

  • No.65 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-12-29 00:37:35 



( お久しぶりです。諸事情によって、バタバタとしておりまして、顔を出すことが遅れてしまいすみません。恐らく、年始を過ぎる頃には前のように頻繁に顔出しが出来ると思われますので、お付き合いいただければなと…!
Merry Christmas and Happy New Year. )

  • No.66 by 遠坂夏音/グリーン  2020-01-02 21:56:32 



( お久しぶりで御座います!此方も仕事の都合上、年末年始は慌ただしく過ごしていました故、お互いに落ち着いてからまた自分達のペースでやって行ければなと思います。改めまして、あけましておめでとうございます…!)

  • No.67 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2020-01-19 21:48:58 




( お久しぶりです!年始をすぎる頃、と言っておきながら気が付けば半ば頃になってしまい申し訳ございません。ですが、漸く落ち着きを取り戻しましたので、返信が書けます…!今年も一年宜しく御願い致します…。 )


  • No.68 by 遠坂夏音/グリーン  2020-02-21 22:52:47 



( お久しぶりです…。此方こそ音沙汰なしになってしまい本当に申し訳ございません。もし、また続きから再会できるのであれば、お返事が欲しいです…!都合等あると思いますので、お暇な時にでも顔を出して下さると幸いで御座います! )

  • No.69 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2020-02-24 13:22:44 



( お久し振りです…!!音沙汰が無かったのは此方も同じことですのでお気にならさず…。リアル優先で互いのペースのやり取りが出来れば充分ですので。此方、続きから再会で大丈夫です、というか、寧ろ私からもお願いします!! )


  • No.70 by 遠坂夏音/グリーン  2020-02-26 10:45:33 



( 寛大なお言葉ありがとうございます。再開したいという気持ちが合致して本当に良かったです!最後のレスは此方ですので、返しを待ってます...! )


  • No.71 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ  2020-03-01 16:52:34 




(遅過ぎず、かと言って速すぎる訳でもない速度で歩きながら彼女の表情を一瞥すると「間抜けな面になっているぞ、」なんて、鼻で笑う。苦い顔になったり、ニヤケたりと賽子の様にコロコロと変わる表情は見ていて飽きず、揶揄う側としても中々に楽しいものだ。無論、それを口にすることは無いのだが。"これからも我を退屈させるなよ──"なんて一人心の中で呟くと、歩く速度を些か早めた。軈て見えた教会。彼女と別れのやり取りを一言二言行うと、早々に自室へと戻り、ベッドにその身を預けては瞳を閉じ。)


───────


確かに…そうだねえ、……、そんな世の中になったら嫌だなあ

("はふ、"と、小さな吐息を一つ零しては、眉を下げて上記を述べた。便利にはなるかも知れない、それでも、今のポケモンと共存していく生活の方が大切で、手放したくない。キュウコンやイーブイと戯れつつ、強い思いを胸に抱けば柔らかな笑みを浮かべた。今は、折角好きな人と旅行に来ているのだからこんな話は止めよう。今はグリーンや、この子達がいるのだからそれでいい。そう考えて「グリーンもこのもふもふを喰らえ…!」と彼に向かって指を指した。暖かな瞳で見守られるのも嫌いでは無いけれど、少々恥ずかしい、というか照れ臭い。「GO!」なんて掛け声を掛ければ賢い二匹のポケモンは彼の元へと向かい、じゃれつき始めた。その様子を眺めて何度か頷くと「写真送ってあげよっと、」とバレないようにこっそり、そう、こっそり、ポケギアで1枚写真を撮り。)


  • No.72 by 遠坂夏音/グリーン  2020-03-04 21:38:29 



(彼と別れた後に同じく寝具へと身体を預ける。疲労からか瞼が重く、そのまま眠りへと落ちれば、そこは冬木市にある柳洞寺であった。夢だということは瞬時に理解出来る。唯、見知った金糸が消えていく場面に夢ながらも動悸が止まらず、届かないと知りながらも手を伸ばした。その瞬間に意識が一気に覚醒すれば、身体を柔らかな寝具が包んでいる。いやだ、いやだと首を振りながらも重い体を引き摺り、彼の部屋の前でずるずると倒れ込んだ。こんな夜中に入るのは失礼だと理性が働いていたのは幸いであったが、声には出さないもののわっと涙が溢れてきて。)


***



お、おい…っ
(いきなりじゃれついてきたポケモン達に思わず倒れ込みながらもその温かさに触れれば、曇っていた表情も無くなり口元には微笑を浮かべる。彼女が何を思い伝えたいのかを理解すれば、それならば此方も策があるとポケモン達諸共に彼女の方へと向かった。いつか来てしまう未来を抱える前に大切な今を大事にしたい。その思いで自身もポケギアを出せば、みなが映るようにして写真を撮る。後で、レッドにも見せてやるか、なんて考えながらも窓を見れば、遠くの方に街が見えて来ていて。)

  • No.73 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ  2020-03-12 12:47:17 



──……。

(召喚された際の記憶は座に戻ると消えてしまうのが基本で、眠っても契約者の過去や、生前の記憶を見るだけ。サーヴァントはそれ以外に夢を見ないと思われていた。然し、ごく希に、断片的ではあるものの、別の世界、別の軸、そこで経験した聖杯戦争の記憶等を所持したまま、生前以外の事を夢に見る英雄がいる。この英雄王ギルガメッシュもその内の一人であった。彼の場合、元サーヴァントと呼ぶ方が正しいのかもしれないが。千里眼が関係しているのかは些か不明ではあるが、確かに、何かを見ていた。部屋の前に人の気配を感じ、意識が急速に浮上していく。サーヴァントでは無く、人の気配だ。此処に住む、"人間"など、1人しか居ない。軈て瞼を開けば、ゆっくりと上体を起こした。この様な時間に尋ね、王の休息を妨げるのは不敬、万死に値する行動である。だが、彼女は部屋の中には入っていない。そもそも、何の理由もなしにこの様な行動をする者では無いことはよく知っているつもりで。気配を消して入口に近付くと扉を開け放ち、蛇眼の双眼で彼女の姿を捉えると「何をしている。」と言葉を投げ。)



───────


ふふ、

(眺めているつもりだったが、どうやら彼はそうさせてくれないらしい。此方へと向かって来た彼とポケモン達に僅かに首を傾げたが、直ぐに意図を察したようで花が咲いたような笑みが浮かぶ。また一段と彼やポケモンたちのことが好きになったような気がした。楽しい時間、というのはあっという間に過ぎ去るもので、気が付いたら船は港へ到着していた。「すぐ着いちゃったね…!」なんて言いながらキュウコンをボールに戻すと、忘れ物がないか部屋を確認し、「早く行こう!」と、弾んだ声で彼を手招いて)


(返信が遅くなってしまい申し訳ありません…!英雄王のロルが、一度ならず二度も消えてしまって…再度考えたら思った以上に時間が掛かってしまった上、短くなってしまいました…)


  • No.74 by 遠坂夏音/グリーン  2020-03-23 21:28:45 



…っ、おう、さま…

(消えて居なくて良かったと喜ぶべきなのかこんな遅くに申し訳ないと謝るべきなのか分からずに唯、瞳から涙が溢れていく。その雫が示したものはきっと双方を織り交ぜた感情なのだろう。行き場のない腕は自分自身を守るようにぎゅっと抱き締めながらも、現実と虚構に揺られた。こんな瞳、無ければ良かったのだと思う。そうすれば、未来に脅えて暮らすことも今の幸せを捨ておきたいだなんて思うこともない。かの王は自国が全滅するという未来を知っていても尚、民草を見続けたと言う。然し、コントロールは出来ず、上手く使いこなせないとしても"視る"力を少女に背負わせるにはちと運命は過酷であった。それでも前を向けたのは他でもないギルガメッシュが傍に居るからであったが、そんな彼の消え行く姿は流石に傷心してしまったのか、表情は晴れない。自らの口から視たことは口にはしないが、"私は…私という存在がある限り、貴方を見ていたい。此処じゃない、別の時代、別の世界でも。王様の手で私を処分するならそれで良い…でも、わた、しは…"ずっと一緒に居たいのです。それこそ、貴方の剣のように。なんて本音は言えなくて、口は閉じてしまい)


***

船旅っていうのも偶には悪くないな。

(イーブイも大人しくボールに戻せば、あどけなさを見せながらも喜ぶ彼女に着いていく。ジョウトに行くのは初めてではなかようにまるで冒険の末に楽園を見つけたようにはしゃぐその様子に自然と口角が上がった。人間というのはプラスに働くかマイナスに働くかの二種類のタイプが言う。極端な話、ロケット団やら何やら各地で問題を起こす人間はマイナスの人間だ。理由はなんであれ、人様に迷惑を掛けるという時点で周りに良い影響はない。プラスの人間というのは居るだけで雰囲気を明るく保つようなそんな人間である。善と悪。簡単に言えばそうなのだろうが、彼女から発せられるプラスの感情は、色んな人を良い方向に触発してきたことだろう。船員も『帰りもまた利用してくれよな!』と笑顔で見送ってくれたことであるし、此方としても良い気分である。さて、ジョウトの地を踏みしめたのは良いものの最初に何処に行くかと近くにあったマップを見つめて)

ジョウトも広いもんだよなぁ…おっと、手、繋いどくか?まぁ、嫌って言っても繋ぐんだけどな…!


( そんな悲劇があったのかとは思えない程のロルに常々感動しております…!そして、私からも返信が遅くなってしまったこと誠に申し訳ございません! )

  • No.75 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2020-06-21 15:50:34 




( 今まで連絡できず、申し訳ございません…!引越し、転職、その他諸々の手続きで少々慌ただしく…、まだ、いらっしゃいますでしょうか…? )


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