愛たい人 2019-11-08 19:18:27 |
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──……。
(召喚された際の記憶は座に戻ると消えてしまうのが基本で、眠っても契約者の過去や、生前の記憶を見るだけ。サーヴァントはそれ以外に夢を見ないと思われていた。然し、ごく希に、断片的ではあるものの、別の世界、別の軸、そこで経験した聖杯戦争の記憶等を所持したまま、生前以外の事を夢に見る英雄がいる。この英雄王ギルガメッシュもその内の一人であった。彼の場合、元サーヴァントと呼ぶ方が正しいのかもしれないが。千里眼が関係しているのかは些か不明ではあるが、確かに、何かを見ていた。部屋の前に人の気配を感じ、意識が急速に浮上していく。サーヴァントでは無く、人の気配だ。此処に住む、"人間"など、1人しか居ない。軈て瞼を開けば、ゆっくりと上体を起こした。この様な時間に尋ね、王の休息を妨げるのは不敬、万死に値する行動である。だが、彼女は部屋の中には入っていない。そもそも、何の理由もなしにこの様な行動をする者では無いことはよく知っているつもりで。気配を消して入口に近付くと扉を開け放ち、蛇眼の双眼で彼女の姿を捉えると「何をしている。」と言葉を投げ。)
───────
ふふ、
(眺めているつもりだったが、どうやら彼はそうさせてくれないらしい。此方へと向かって来た彼とポケモン達に僅かに首を傾げたが、直ぐに意図を察したようで花が咲いたような笑みが浮かぶ。また一段と彼やポケモンたちのことが好きになったような気がした。楽しい時間、というのはあっという間に過ぎ去るもので、気が付いたら船は港へ到着していた。「すぐ着いちゃったね…!」なんて言いながらキュウコンをボールに戻すと、忘れ物がないか部屋を確認し、「早く行こう!」と、弾んだ声で彼を手招いて)
(返信が遅くなってしまい申し訳ありません…!英雄王のロルが、一度ならず二度も消えてしまって…再度考えたら思った以上に時間が掛かってしまった上、短くなってしまいました…)
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