匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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まさに酒豪だな……
(初めてでアレだけの量を飲んでも僅かに顔を上気させるだけ、これは将来とんでもない酒豪になるだろう、そんな予感を抱かせる飲みっぷりだった。かたやアルドニックの方はチビチビとお酒を飲み進めており、今ようやく二杯目という状態。一時間で既に両手で数え切れないくらい飲んだ少女と比べればかなりのローペース。しかしそのティアの分を含めれば飲み放題の元は完全に取れているだろう、酒場はかわいそうという他無いが)
……まぁ、そんな無茶言うなよティア、無いものは無いんだからしょうがないだろ?
(そしてダンディの欠片も無くなったマスターに流し目で請われれば、言うことを聞くかは定かではないものの一応声を掛けてみる。因みに情報収集は少女がお酒に夢中になってる間、サラリと済ませて置いた。成果はあまり無かったが。ただ今回はそれ以上にティアの新しい一面を見れたような気がして、それがちょっと嬉しかったこともありあまり気にしていない様子で)
あるやつ、出しゃあいいだろぉ!?
(その台詞からして相手の言葉は耳に届いているようだが、振り向きもせず、マスターを睨む瞳には狂気的な凄みを宿し、若干程度回っていない呂律で。如何にも性質の悪い虎、何となく今にも暴れだしそうな雰囲気であり。対して、泡を食っている様子のマスターは何が不満か『いやいや、もっと必死に止めろよ!協調性がないのか、君たちは!?』と、折角アイコンタクトを理解して止めてくれた相手の態度に、無礼にも文句をつけ(←)。……恐らく口振りからして当人は泥酔している。最初に吹っ掛けようとしてきたっぽいところで、多少説得力には欠けるが、注文の仕方はあくまで客と店とでwinwinになるように、飲み方としては節度を持って、というのが成人を対象にした場だからこそ、求めたいことなのかも知れず。それでも、沈着な口調ながらストップをかけた相手にその言い草はなかろうが(←)。さらに当人には『あんた、こんな飲み方してたら早死にするぞ!?』と酒場の主人らしからぬ、アルコールの害毒性を交えた指摘をするが、当人は目を据わらせたまま、口角だけを引き上げた半端な笑みを作りつつ)
ああ?死ぬ?……え、死ぬの?……こんなことで死んでたまるか!!オレはな、ローグ=ラッサムの不死身の竜…?いや、地獄から来た竜だっけ? ……とか呼ばれてたんだよ、とにかく! そんなところから来た奴がこの後、何処に行くって言うんだよ。あ"あ"!?
(言っていることは支離滅裂だが、内容にはそれなりに重要そうなカミングアウトを織り交ぜた話を始め。一部から此方に向け、怪訝そうな空気を絡めた囁くようなざわめきが漏れる。むさい酒場に男と少女の二人連れだ、と始まり、カウンターが騒がしい、それも騒いでいる声は少女のものだ、と続いただけで、先程から此方に向けられる視線はあったが、その視線に含まれる色が些か変わったようであり。そして、それは亜人を疑うものというより、心療内科への受診を検討する必要があるレベルの中二病患者を見るようなもので(←)。最早すっかり困惑した様子のマスターは、改めて引きつつ『おいおいおい……あんたな、女の子がそんな飲み方してたらモテないぞ!? ボーイフレンドにも嫌われるぞ!?』と感覚任せと思わしき言葉を述べ。しかし、すると、そこまで来てようやく、当人から酒乱らしい雰囲気と焼けつくような怒りのオーラが消えれば、相手の方を久々に振り向き、頬や目付きはちょっと酒が入った雰囲気のままながら、割りと普段に近い表情で)
え……そうなの?
ローグ=ラッサム……?
(マスターへの義理というか、一応の体裁も兼ねての注意が見事にスルーされれば、あとは好きにしろと言わんばかりに再びチビチビとお酒を飲み始めて。協調性がないという指摘にも笑って流し、寧ろその荒れ具合を楽しんでいるようにすら見える。その途中、突然少女から飛び出した単語に聞き覚えがあったのか先程までの笑みを消して考え込む。とある国を救った英雄が居て、それがそんな風に呼ばれていたという伝説じみた話を聞いたことがあるが、まさかそれがこの少女か?虚勢を張るためにホラを吹くのはよくある手だが、そもそもこの少女は虚勢を張るまでもなく強いので、わざわざそんなことをする必要がない。つまり、それは本当のことで……それが分かれば直様注意深く周囲に視線を向ける。それが事実と知られれば間違いなく狙われるからだ)
……大丈夫そうだな。
(だが幸いにもティアの言うことを信じているものは居なかった。そもそも伝説を知らない、或いは知っていてもそもそも亜人だと思われていない様子。向けられる視線もそういった獲物を狙うようなものは含まれていないように感じられて。ホッとしながら再びマスターと少女の騒ぎに注意を戻す。しっかし、こんな風に酔って騒いでみっともないのが英雄だったとは……世も末だな、とかなんとか思いながら←。そして話の矛先が自分に向けられればン?と反応を示して。ボーイフレンド…?そう言われてティアの顔を見ればプッと吹き出して)
そういう女子がモテないのは確かだろうけどな……ただ、俺はそんな理由でお前のことを嫌いになったりはしないよ、ティア
(一般論を言いつつ自分がどう思うのかを伝え、そしてボーイフレンドに関しては敢えて黙っておいて←。酔って居るのか少し調子に乗っている様子。此方に顔を向けるティアに笑みを向けながら、ポンポンとその頭を撫でて)
「……お前等、帰ってくれ! 営業妨害だっ!」
(相手が優しげに当人の頭を撫でたあたりでマスターの堪忍袋の緒は切れたらしい。酒場とはいえ、あまりに酒癖が悪いと時には出禁を言い渡されることもあるのは世の常で。マスターはと言えば、一応相手の飲みかけの酒にも触れ『それを飲み終わってからでいいからよ!だが、その後はもたついていたら、塩水ぶっかけるからな!』と啖呵を切っては、密やかに小さな威厳を取り戻そうとするかの如く、太くてゴツい腕を胸の前で尊大に組み、微妙に良心的な対応。だが、周囲の客やボーイからは『ああ、ヴィンさんの前でいちゃつくから…』『女房、また実家だっけ?』『あれは何、ロリコンがヤバい薬でも盛ってああなったのか?』『すげぇ二つ名を聞いた…』等と関係者全員にとって漏れなく不名誉な囁きが聞かれ。対して、当人はと言えば、それら喧騒への反応も鈍く「ん? ……んん?」等と言いつつ、すっかり眠たそうな顔つきになっており。先程までは元気いっぱいだったが、次は今にも場所を選ばず、突っ伏すか倒れ込むかして寝てしまいそうな雰囲気で。カウンターに持たれかかりながら、酔いと睡魔で潤んだ瞳を所在なさげに彷徨わせては、誰宛てでもなさそうなニュアンスで「……喉、乾いたなぁ……」と呟き。すると、酔いどれへの慈悲か、それとも自棄か、あるいはこれ以上面倒な態度は取らずにとっとと出て行けということなのか、マスターは素早くジョッキにチェイサーを注いでトンと当人の前に置き。そこに焦点を合わせると、姿勢こそだらけたままだが、徐に腕を伸ばして受け取り、心から嬉しかったのだろう、ゆっくりと一縷の他意も感じられない笑顔を咲かせて)
マスター、ありがとう。
(その一言に周囲が一瞬押し黙る。囁きも喧騒も、ほんの一瞬だけ完全になくなり静寂が訪れる。マスター含めて全員がティアの一言にポカーンとした表情になる。そして直様ドッと大きな笑いが巻き起こった。言われたマスターは顔を赤くし妙にバツが悪そうにしているだろう。そんな中アルドニックも笑いを堪えられない様子で、一応クックックと喉を鳴らすような笑いをしながら)
すまないな、"コイツは"悪気があった訳じゃないんだ。あと俺達別に恋人って訳じゃない、ただの旅の連れ同士だ。んじゃ、これ勘定。ほら行くぞティア
(一応恋人という関係を否定してから勘定を済ませれば眠たそうで動けなさそうな相手を抱っこしてから連れて行く。その様は恐らく他人からすれば恋人同士のそれにしか見えないかもしれないが……当人としては全くそんなつもりはなく、どちらかと言えば弟か妹という感覚だろう。そのまま店を出れば宿舎までの道のりを歩いていて)
しかし、ローグ=ラッサムの不死身の竜か…まるでそうは見えないんだけどな…
んあ、何処行くんだよ…オレはまだ満足していなぁい…
(相手に抱えられては、今一つ呂律が回っていない口調でぶつぶつと。そのまま外に出て少し進めば、次は一旦相手の身体にしがみつき、ゆっくり辺りを見回すと、そこで漸く運ばれていることを理解したかのように「……歩ける、歩ける。オレは自分で……」等と言って下ろして欲しそうな素振りを見せた後に相手から離れ、地面に足をつき。……表情にはぼーっとした雰囲気があるものの、一応は立てているし、相手の腕を取れば、少々覚束ない足取りながら付き添うように歩き始め。とはいえ、この状態で何処かに寄り道は無理だろうし、順当に考えれば、真っ直ぐ宿屋に帰るしかなさそうである。だが、そこで不意に後方から女性の声が届き)
* ガーネット
(呼び掛けるような調子ではあったものの、一見自分たちには何の関係もなさそうな言葉。だが、それは表面的で話で、当人はその言葉にも声にも覚えがあり。振り向くと、果たしてそこには旅人らしい地味な服装にローブを羽織った女性がいて。女性の見た目は20代半ばくらいだろうか。23~27歳程度というのがしっくりくる感じ。相手より背は低いが、女性にしては長身で、重ね着している今でさえ、プロポーションの良さが伝わるような体型、ことバストとヒップにはボリュームがあり。腰ほどまである長髪も柔らかそうで、全体的にふわふわとした印象を受ける。髪色は、桃色を帯びた白であり、部分的に紫のインナーカラーが入っている。顔立ちも、まぁ、女性的で可愛らしい系(←) 華やかな服装を纏えば、中々に映えそうであり。その人物と目が合えば、依然酔いは醒めていないとろんとした瞳のまま、一言だけ)
ふぇりこーと……?
(/入りにくかったらすみませんと思いつつ、私はアルドニック背後様の対応力を信じています←← モブではなくサブキャラなので台詞の表記には差異をつけ、"「」"表記ではなく、頭に"* "付加としましたので、ご了承のほど^^ゞ)
ん?ふぇり子?…ほー……ゲロマブ……
(ガーネットという言葉はハッキリと聞こえ、それも此方を呼び掛けるような声、だがまるで心当たりのない単語であり恐らく自分達への物ではないと判断しそのまま行こうとするが、続くティアの言葉に立ち止まり。その視線の先に居る先程呼びかけた人物へ自身も視線を向けると、思わず感嘆の声が出た。言うならばそれは、理想的だった。大きい胸、お尻、可愛い顔、長い髪、清楚的でありながら髪の色を筆頭にどこかミステリアスな雰囲気を漂わせる女性……それは基本的に女性への興味が薄い自分でさえも思わず声を上げてしまうほどのものだった。まるで男の欲望を全部載せた創作上の人物のような彼女←を物珍しそうに眺め……いや見惚れていると言っていいだろう)
っと、どうした、まさか知り合いなのか?
(しかしすぐに視線をティアに戻せば、反応を示したことについて尋ねる。いやしかし顔の良さは五分でも女性としての体がこうも違ったりするんだな…とかこっそり失礼なことを考えながら←←)
(/一応対応出来た…と思いたい人生でした←。なんかもう理想的に作っていただいて嬉しい限りなのと恥ずかしい限りです←←)
* 本当にガーネット…!
(少し距離を置いた地点から声をかけてきた女性は、こちらが振り向き、女性の容姿を視認するなり自然と口をついて出てきた名前を聞けば、その場で口元に手を被せつつ、驚いたと言うよりも、感心するように瞳を丸くして。その後、こちらを真っ直ぐに瞳で捉えたまま歩いてこようとするが、その間に相手から "知り合いなのか?" と聞かれれば、近付いてくる女性を指差しつつ、酒気による火照りが引いていない顔立ちで)
ああ、フェリコートって言うんだ。仕事中の名前はラズリーだったけど。オレと同じ半竜の亜人で、昔は諜報活動…?スパイ?みたいなことをやってたんだよ。腕っぷし大した強くねぇんだよな、あっはっは。というか、しばらく見ねぇうちに雰囲気変わった? いや、老けた?
(流れるように紡がれた一連の台詞を聞くや、普通に距離を詰めようとしていた女性は顔色を変え「* ちょちょちょ! 何言ってんの!?」と悲鳴に近い声音を上げつつ、風のような速さでこちらのすぐ手前までやってきて。己の肩を掴み、身体の向きをひっくり返せば、後ろからハグするような形で抱き止めて口を塞ぎ。……だが、隣にいる相手に対して、今さらそのような誤魔化しは無駄だろう。何処をどう切り取っても機密事項ばかりだった一連の台詞をがっつり聞いていたに違いない。気まずそうに相手に向けて視線をやれば、やがて、ふっと諦めたみたいに笑い、恐らく開き直ったのだろうが、口調や態度は丁寧なまま)
* フェリコート・ロイズです。この子と同じ、かつて "ラッサムの悪魔" と呼ばれた元少女兵です。
(/完璧な対応で有り難い対応です/// えぇ…何だか目茶苦茶褒めて頂いてありがとうございます><* 内面で冷められないように気を付けたいですね苦笑 また、いきなり自前の設定をぶっこんでしまっていましたが「ローグ=ラッサム」というのは、この子達の出身国の名前として想定しています())
…お前ホントに兵士だったのか?
(幾ら昔のこととはいえ、ペラペラと機密事項を漏らすティアを見てそんなツッコミ。恐らく酔っているからというのもあるのだろうけど)
ああ、俺はアルドニック。先に誤解されないよう言っとくけど、こいつとはただの旅の連れってだけだからな。腕にこんなもん付けてるからイマイチ信頼出来無いかもしれないが……これにも事情があってな
(軽い自己紹介と、妙な誤解をされないよう先に少女との関係を伝えておく。古い付き合いで、自分よりもティアのことを分かっていそうな彼女にその説明はいらなかったかもしれないが、一応腕輪も見せつつ説明して)
で、そのラッサムの悪魔がここに居るのは偶然か?それとも何か別の目的があるのか?
(元少女兵という事は現在は軍に所属はしていないだろう。普通に旅をしていただけかもしれない。しかし経歴を聞く限りではやはり只者ではなく、ここへやって来たのも何らかの意図があるのではないか…と深読み)
(/了解です!一応アルドニックもどこかの国の貴族だったので、そのうち話に絡めていけたら良いなって思います!(←なお何も考えてない模様))
酔っ払っているのは分かっていたのに油断した…
(相手の突っ込みを聞けば、同調するように呆れた表情で所感を述べて。他方、押さえている少女は、全体的に暖かくて柔らかな物体()で動きを封じられていることも影響してか、いよいよ眠たそうであり。その上で相手に自己紹介をされると、突然盛大に個人情報を暴露されることによる疲労感からか、やや力ない風であるものの、くすりと笑い、大きめの瞳で相手を捉えれば「連れ同士なんでしょう?聞いていたよ」と楽しげに言って。さらに問われたことにも「偶然ですよ。この街にいるのも、ここで久しぶりに同胞に会ったのも」とあっさり答え。そうしているうちに、抱き止めている少女の体が重みを増したように思える。案の定のように寝息が聞こえてくれば、一度そちらを視認して、またちょっと気まずそうな表情になるも、すぐに相手に向き直ると少し腰を屈め、微妙に色っぽい苦笑いを浮かべつつ、片手を立てて頼み込む姿勢を取って)
ごめんなんだけれど……またこの子を運んでくれるかな? 今夜はどこに泊まるの? もし良かったら、少し話がしたいんだけれど。
(/期待が募りますね笑 間にあるものが友好関係でも敵対関係でも、息子様のかつての知り合いとかにも会ってみたいです^^ にしても、フェリコートとの再会シーンでは、最初、見た目が10代のままのグラナーティアをフェリコートが笑うって流れにしようかと思っていたんですが……お酒の力って怖いですね←)
お、おお……物わかりが良くて助かる……?
(昔の親しかった同僚が男と一緒で、しかも主従関係を示す腕輪をしていれば質問の一つでもしたくなるところ。それをあっさりと済ます彼女はどこか捉えどころが無く、先程感じたミステリアスな雰囲気も合間って少し返事が覚束なくなってしまう。んんっと軽く咳払いして気持ちを落ち着かせて)
俺達は宿屋を取ってて、今日もそこに泊まるつもりだ。ん?ああ、別に俺は構わないが、コイツは起きないかもしれないぜ。何せしこたま飲んでたからな……
(それを面白いからと言ってまるで止めなかったのは自分なのだが←。眠ってしまったティアを再び抱えながら、それでも良いならと一緒に宿屋へと向かっていって)
(/老けたって笑ってましたね、怒らないフェリコートちゃんは大人ですね……アルドニックだったら軽くデコピンくらいしてそう←)
アルドニックさんだっけ? この子を亜人と知っていて、あんなに飲ませたの?
(正確には "誰かが飲ませた" わけではなく、飲んでもいい状況に置かれたら勝手に凄まじいスピードで飲み進んだ、というところなのだろうが、それを分かっていて、敢えて悪戯っぽく笑って問いかけ。それから、相手の横を同じ方向に向かって歩きつつ、落ち着いていながら緊張感もない声音で「色々聞きたいことはあるんだけれどね、なんか……あなたは信用できそうだし、私の方はそこの酔っ払いに粗方のことをばらされちゃったし、こっちのことも全部話すわ」と前置きして)
今は傭兵をやっているの。でも、今回の護衛は奴隷市で、早めに街に着いちゃったから数日暇なのよね。お邪魔じゃなければ、時間はあるわ。
(/元諜報員となると用心深い方が自然ではと思いつつ、息子様のことを警戒しまくってもぎこちないかなと考えていたところで、酔っ払いが現れたので、彼女が隠したがりそうな情報は先手で全部言わせてしまいました←← 気の毒ですが、怒らなかったのは、一つ一つに怒ろうと思ったら量が多くて疲れるからでしょうね、多分←)
アルでいいぜ、コイツにもそう呼ばれてるしな。まぁ飲ませたっつーか、半ば勝手に飲んだっつーか…別に止める理由も無かったしな、見てて面白かったし
(特別責め立てるような物言いで無いことが分かっているためか、此方もまるで悪気の無いような素振りで返事をする。まぁ多分責められたとしてもこの男は特別は悪気があるようにはしなかったであろう。保護者失格である←)
ああ、半竜の亜人で、ローグ=ラッサムの元諜報員で、仕事の名前はラズリーで、腕っぷしが強くなくて、おまけに昔よりちょっと老けたフェリコート・ロイズさんだろ。
(指折り数えて暴露が5つ、つまりデコピン5回分である。それをわざわざ復唱、余計な所も含めて。腕っぷしが強くないと聞いていたので失礼なこともまぁ言える、けど、うん?)
腕っぷしに自信がないのに、傭兵?
(/お互い隠すところが無ければ自然と警戒もしなくなりますからね。まぁウチの愚息がしばかれそうなことやっとりますが←
ガーネットちゃんにぶつけれなかった分の怒りをブツケても大丈夫ですよ(小声)←←)
はぁ、最悪。……その情報、他では話さないでくださいね? 下手したら、私が死ぬことになるから。
(ああ、聞いていたどころではない、がっつり覚えている。復唱されたことでそれを実感すると、口元を苦く綻ばさせ、諦めたような笑みを浮かべてため息をつきつつ。続けて、相手の瞳を真っ直ぐに見つめると、人差し指を自身の唇に近付け、情報の秘匿を懇願して。亜人とばれるだけで狙われる可能性があるし、何年も前の辺境の地での戦争とはいえ、悪魔と渾名されるほどに働いた身、余計な過去を知られては、いつ闇討ちに遭うとも分からない。さらに見た目のことまで言われるとは、情報リテラシーどころか、デリカシーもない。不満そうにやや口を尖らせれば、静かにいびきをかいて寝入っている少女を横目でジトと見た後に「私が老けたんじゃなくて、その子がおかしいのよ。若返りの薬でも飲んだのかしら」と言及して。また、ちらりと相手に視線を戻すと緩く微笑み、前を向き直し歩きつつ、世間話でもするように飾らないノリで)
その子と比べたらよ。亜人の中では私は弱かったの。それでも、純粋な人間が相手なら、易々とは負けないわ。
(/老けた説、否定はしたものの、怒るのは耐えたようです←)
分かってるさ、それは。
(情報の秘匿、それを示されれば少しだけ意味深な表情を浮かべてコクリと深く頷く。……今はもう流石に存在しないが、昔は町中に自身の顔が描かれた張り紙がされていた嫌な記憶が一瞬脳裏を過る。逃げ落ちた罪を犯した貴族の子供……狙われる恐ろしさが一生付き纏う亜人に比べればまだマシとはいえ、その気持ちは十分理解しているつもりではあって。そして次に鋭い言及を聞けばフッと軽く笑い「そりゃ…まーそうだな、詳しい話は宿屋に付いてからにするか」腕の中で眠る少女を顎で指しながら出会いを説明しようかと思うが、落ち着いて話した方が良いだろうと思って)
なるほど…確かにそれもそうだな……
(最初会った時のティアを思い浮かべながら納得するように頷く。まるで本気を出さずに人間とはアレだけの差があったのだ。その上国を救うほどの力があるのなら、それは亜人の中でも突出したものであったのだろう。……それだけの力の持ち主が、今腕の中でグーグーイビキをかいている訳なのだから、世の中分からないものである)
よいしょ……さてと、んじゃティアが若い理由だけどな。コイツこの前まで魔法の棺に入ってたんだよ。それを俺が見つけて……
(宿屋に着き、共に自室へと入っていけばベッドの上にティアを横にして寝かせて。そして向かいのベッドに腰掛けながら先程の話の続きを始め出す。聞きたいことがそれであればそのまま軽く出会ったときから今に至るまでの話をしようとしていて)
(/大人…!)
何処に行っても噂を聞かなくなったから、てっきり死んだと思っていたわ。
(宿屋の客室にて、無防備という言葉が示すものの手本として絵面の提供ができそうなほどに隙だらけの態様で少女がぐっすり眠り込んでいるベッドの脇に腰掛けては、相手の話を聞き。幼い容姿の謎が解けると、自身の膝に突いていた頬杖を外し、腕を伸ばしてリラックスした素振りを見せつつ、冷静な口振りでも微妙に感心しているかのような口調で感想を述べて。少女に視線を移すと「じゃあ、貴方たちも奴隷市に用があるんだね。腕利きの魔道具師なら、今回ネイビス商会ってそっちに明るい大手の隊商も参加してくるはずよ」と自身の知っている情報を提供し。さらに、ふと気付いたかの如く、ベッドに手をついて眠っている少女の方を振り向き、そのまま少し近付いて少女の様子を見ると、元の姿勢に戻ってから、急に腕を折って自身の首の後ろに手を回して。バストが強調されるポージングであるが、当人、別に見せつけるつもりとかがあるわけではなく(←) 服に埋もれていて目立たなかったが、掛けていたらしい、白い紐に少々歪んだ四角形のストロベリーキャンディーみたいな石が付いたシンプルなネックレスを外し。寝ている為にどうしても不格好な掛け方になってしまうが、それを少女の首につけてやると、相手の方を横目で見て「これ、あげる。興奮しても変身が解けなくなるわ。不用心でハラハラするね」と笑って。その後、また自身の膝で頬杖を突き、少しとろんとした瞳で相手を見つめると)
ねぇ、この子とも話したいから、今日ここに泊まっちゃ駄目? 宿屋の人には話をつけてくるわ。ベッドはこの子と一緒に寝るから。
(/激情派のティアと違って、きっと怒る労力を勿体ないと感じるタイプなのでしょう← またてきとーなネーミングで商会を出しましたが、魔道具に強い隊商という以外、特に決めていることもないので、息子様が知っているかどうかもお任せします)
死んだって………あ、いや。そう思うのも無理からぬ話か……
(サラリと口にされる言葉は、先程までの柔和な雰囲気や、再会を喜んでいたように見える彼女には似つかわしくない言葉に感じられて。思わず目を丸くし、今ホントにそう言ったのか…?と書いてある表情を浮かべつつ言葉に詰まる。しかし思えば彼女にしろティアにしろ戦火を生き抜いて来た兵士であり、互いに死への覚悟は済ませて居るのだろう。そんな悲惨な状況を生き延びてなお、今も亜人という生まれに縛られ、それでも生きる彼女達の精神は己が思うよりも遥かに強いのだと考えて)
ネイビス商会か……
(フリーでトレジャーハンターなんてことをしている都合上、そう言った商会や団体からウチで働かないかという申し出を受けたこともあって。自由に生きていたいというのと自分の出自が分かれば面倒事に巻き込まれるかもしれないという危惧もあって、のらりくらりと躱して居たのだが、それで恨みを買っていないとも言い切れない部分があって。まぁ自分の名前はそう有名ではない、広く知られては居ないだろうと思いつつ若干苦い表情を浮かべて。サラッと関わるくらいなら、きっと大丈夫、なハズ。そんな風に考えていると突然相手がセクシーなポーズをし出したのを見てはギクッとなり、ちょっとドギマギ……けど邪な想像に一ミリでもかするような事はなく。ネックレスを掛けるだけで特に何もなかった。なんだろう、ホッとすべきではあるけどちょっと残念な気もしている←)
ん?ああ、構わないぜ。何なら俺は別の部屋を取っても構わないしな、二人で積もる話もあるだろうし……
(/では便乗してどこかの団体の誘いを蹴ったという設定を…回収できるかは不明ですが後の火種や因縁のフラグをちょこちょこ建てていくスタイル←)
何年も連絡も取れていなかったからね。
(物騒で冷たく重たいワンフレーズを使った直後、相手の表情から変化を読み取れば、ちょっと誤魔化すように付け足して。その後、宿泊に承諾を貰うと「優しいんだね。いつ起きるかも分からないし、あなたさえ嫌じゃないなら、そこまでのお気遣いはご不要ですよ」と笑って、まるで特別な秘密の話をしていたかのように、自身の人差し指を口元に当て、別室を取るという話はやんわりと断り。さらにその手を下ろせば、相手の瞳を捉えたまま続けて)
私としては、あなたと寝てもいいぐらいなんだけれど、飲み屋さんでの様子を見ていたところ、ガーネットが起きた時にすごく怒りそうだから。
(さらりと口にし、微笑み。……表情は柔和なまま、どういうつもりなのかは特に語らず、続いて立ち上がると客室の扉の前まで移動し、そこで振り向いて「じゃあ、早速、宿屋さんと話をつけてきますね。ここ、お風呂は借りられるのかな。借りられそうだったら浴びてくるので、閉め出さないでくださいね?」と言って、小首を傾げて相好を崩すと、何処か楽しげに出て行き。他方、少女の方は相変わらず、無防備に爆睡しており、いびきをかいていたかと思えば、むにゃむにゃと寝言をつぶやいて)
* ……てめぇ……ますたぁ……もっと寄越せよ……話が……違うだろ……
(/伏線は撒くだけタダ笑)
なっ…!それはどういう……あ、ったく……
(寝てもいいなんて一言を不意打ちで貰えば流石のアルドニックも分かりやすく動揺して。それに付け加えてティアが起こるから、なんて言葉まで貰えばどういうことかを察して若干顔を赤くしつつ問い詰めようとするが、逃げるように彼女は部屋を後にしていて。閉じられたドアを、ムスッとした表情で見つめていて。すると少女の声が聞こえてくる、思いっきり寝言である)
……コイツが何を怒るって言うんだよ、色気のいの字も無いような……
(ティアの寝ているベッドの方へ腰掛けて、その暢気な寝顔を眺めれば改めてそう考える。ただまぁこれがもし逆で、ティアが男となんかこうそういうアレがあったとしたらどうだろうか。うーむ……ちょっと空中を見上げつつ考え込む)
まぁ、それでコイツが幸せなら……
(多少複雑な想いが胸に去来しモヤッとなり、首を横に振りつつ。けれどそれ以上に大事なのはティアの幸せであると思えば静かに微笑んで、再び視線をその寝顔に戻せば少女の頭を撫でて)
(/そういうことです!w)
(――― すっきりとした目覚めだった。すっきりし過ぎていて、酒場でKnockeenPoteenだったか、何だか愉快そうな名前の酒を注文してからの記憶が全くない(←)。瞼を開けても映った世界は真っ暗、しかし、背中を預けているものの暖かさと包まれている空気の室内らしさ、壁を隔てた感じの遠くからフクロウの声が聞こえてきたことにより、今いる場所は宿屋のベッドで、夜中に目が覚めたのだと理解し。頭痛や気持ち悪さは一切なく、取りあえず、起き上がろうとすれば、手が柔らかなものに触れ、身体が跳ねそうになるほどに驚き)
…………?
(無言のまま、そちらに視線をやり、神経を研ぎ澄ませれば、静かに寝息が聞こえてきて、誰かがそこにいると分かり。暗視に長けているとはいえ、夜半、無灯火の室内とあっては流石に光源が少ないし、輪郭は何となく捉えられても、その人物の顔などは目視できない。ただ少なくとも、まず相手ではないだろうし、女性……?な気がするが、誰だか全く見当をつけられず。緊張感から汗が出てきそうだ。静かにパニックに陥りかけるも、何とか冷静を保てば、暗闇の中で目を凝らし、向こうにもあるベッドの影を捉えて思考を回し。……部屋の構図に見覚えがある、つまり宿泊中の宿屋で間違いなさそうだし、向こうのベッドには男性が寝ている気配で、それは恐らく相手なのだろう。嗅覚には自信があるが、知らない男の匂いはしない。……ともすると、すぐ隣で眠っている人物を刺激しないように、そーっとそーっと動いて、するすると寝床から抜け出し。相手のベッドに近付けば、そのままよじ登って、寝ている相手の肩に手をかけ、ゆさゆさとゆすりつつ「アル…? アル? あれ誰?」と声をかけるも、件の人物も現役の傭兵というだけあって、動くものの気配には敏感らしく、目を覚まして身体を起こしては、すぐに枕元のランプをつけ)
* ……ガーネット、起きたの?
(如何にも起きたてといった具合で少々眠たそうな表情ながら、明かりのあるところで人物の顔を確認しては、もうかなり遠い記憶の中から照合する面影が呼び出されて。思わず、人物の名前を口に出しそうになるが、お互い、そんなに平和な経歴を作ってきたわけではないはず。安易に本名を呼ぶリスクを瞬時に考えては、敢えて仕事中に使っていた偽名の方を口に出して。その上で相手の方にも視線をやれば、驚いた様子を隠さずに問いかけて)
……ラズリー? ラズリーなのか? なんでお前がここに? ……おぅ、アル、どういうことだ?
(/てきとーにがんがん撒いていきましょうかw 本編はTHE・今さら遅い系です←)
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