エイト 2019-12-31 12:06:35 |
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…まぁ及第点だぞ、と。(回された腕は控えめだったが、相手なりの頑張りは伝わったのか、抱き返し頭をぽんぽん撫で解放し)
俺が可愛いと言ったら可愛いぞ…と。(その性悪さからか相手が羞恥する様には何かと煽られるようで、無理やり相手の視界に入れるようもう一度顔を鏡に向けさせ。背後から腕を回して抱くと、耳許に口づけ囁いて)
俺はレノの様に経験豊富では無い(解放されると照れ隠しのつもりか1歩後ろに下がり憎まれ口を叩いて)
自分勝手だな…って、レノ…それ(駄目だと言いかけた所で耳元に掛かる吐息と感触、それに加えて鏡には女装した自分が顔を赤らめて後ろから相手に抱きしめられている光景に刺激が強すぎて思わず言葉を飲み込み目をギュッと閉じ)
知ってるぞ、と。だからお前に合わせてる…と。(憎まれ口さえ可愛く思え小さく笑うと、これでも大人しくしているのだと言いたげな口振りで)
ほらほら、抵抗しないと危険だぞ…と。(彼の腕力なら押し退ける事も出来る筈だが、衝撃的だったのか今の状況に堪える事がやっとのようで。追い込むような台詞を楽しげに耳許で囁きながら指先で頬や首筋を撫で、首筋へ軽く吸い付いてやり)
それは有り難いが…良いのか?合わせて貰っても(自分ばかりに合わせて貰っているような気がして、何だか申し訳なくなり困った表情で見つめ)
そんなの知って…るっ…!(抵抗しようと思った時にはもう時すでに遅く、首筋が何かに吸われている感触に体の力が抜け。その何かが相手の唇だと理解すると全身が熱くなるような感覚になり、声が漏れそうになるのを手で抑え)
先に要求したのはこっちだぞ、と。更に言うならお前には拒否権もある。(申し訳なさそうな様子を見て、気にする必要はないと頭をぽんぽんし)
(首筋に吸い付いた途端腕の中で相手の力が緩んだのがわかると、この辺にしておくかと腕を緩め、此方へと向かせれば口元覆うその手に軽く口付けて) ──…おしまいだぞ、と。
そ、そうか…でもレノになら何をされても嫌ではない(相手に抱きしめた時も嫌悪感等は一切なく、そんな自分に不思議に思いながら触れられた自分の頭を触り)
っ!…冗談が過ぎるぞ(息を荒くし必死に呼吸を整え、未だに赤い表情のまま涙目で睨み)
そんな事言っていいのか?段階を踏まずに一気にハードな要求をするぞ、と。(深く考えていないのか、無防備な発言を聞けば冗談半分に脅しをかけ)
…そんな顔されたらもっと苛めてやりたくなるぞ、と。(反発する様子に色気を感じ冷やかすような笑みを浮かべながら返すも、手を伸ばせば付けていたウィッグを外してやり) こんな事まで引き受けて随分仲間思いだな。約束通りおねーちゃんには何もしないでやる…と。
それはちょっと…やっぱり俺にはまだ早い。軽率だった(ハードという言葉に怖気付いてしまい、気まずそうに小声で述べ)
相変わらず意地が悪い奴だ(伸ばされた手に一瞬ピクリと身を震わせるとウィッグが取られた事に気が付き、ホッとし)
デュースは俺の家族だ、俺が守って当然だ。自分の服に着替えるから外で待っててくれ
了解だぞ、と。ハグまでで我慢しておくぞ、と。(予想通りの答えに小さく笑いながら)
もう着替えるのか?暫くそのままでいてくれてもいいんだぞ、と。(外に出ようとせず、改めてその姿を眺めながらにやにやし)
有り難い。自分からは全然出来そうにないが(先程の抱きつくまでの緊張感を思い出し苦笑いをし)
嫌だ、こんなスースーする物いつまでも履きたくはない(首をぶんぶん振り、早く出ろと言わんばかりに相手の背中を押し)
その辺は問題ないぞ、と。ただしタイミングは選べない…と。(要は此方から好きにさせてもらう旨を伝え)
はいはい…っと。(背中を押されるまま外に出ながらわざとらしく残念そうにぼやき) …エイトちゃん可愛かったのに残念だぞ、と。
まぁそうだよな…だけどそれって突然の可能性も有るんだよな?(納得するように頷くもある事に気が付き)
ちゃんは付けなくてもいい(地獄耳の如く反応するとバタンと音を立てて扉を閉め「こんな格好可愛くも何ともない」と未だに赤みが抜けない自分の顔を鏡越しに睨んで、首をぶんぶんと振ったあと素早く着替え外へ出て)待たせたな。
まぁその可能性もあるぞ、と。…何か問題でもあるのかな、と。(知ってか知らずか緩く口角上げ首を傾げ)
…あーあ、エイトちゃんを連れて歩きたかったぞ…と。(もとの姿に戻った相手を前にあからさまに落胆してみせて)
べっ別に問題はない!(動揺するのを抑え余裕そうな相手を恨めしそうに無言で見つめ)
俺は男だからちゃんなんて付けなくて良い。あんな格好で出歩くなんて絶対嫌だ(余程女扱いされたくないのか強調し、あの格好で外を歩く姿を想像したくもないと首を振り「今の俺は連れて歩きたくないのか?」と仕返しとばかりに寂しそうな表情で述べ)
突然が嫌ならその都度許可をとる、と。それはそれで恥ずかしくなるのはそっちだと思うぞ、と。(笑いを堪えながらじっと見つめ)
今のお前は──…、連れて歩くより鎖で繋いでおきたいぞ、と。(寂しそうな表情に一瞬言葉が途切れるもペースを乱されるわけにはいかず。いつもの笑みを浮かべながら顎を上げさせ、距離を詰め間近で見据え)
そんな羞恥プレイは耐えられない、許可は要らない(流石の自分でも恥ずかしくなるのは目に見え、想像してしまったのか青ざめた表情になり)
なっ?!…それじゃあペットか何かだろ…(顎を上げられ顔の距離が近くなると顔を赤くし体が固まってしまい、目を見開きながら異を唱え)
まさかお前がそんな言葉を知っているとは意外だぞ、と。興味があるなら今度色々試してやるぞ…と。(故意に羞恥心煽るように大袈裟に驚いてみせ。返事は予想がつくも敢えて笑顔を向け)
ペットか…それも悪くない、と。お前は獣の耳がよく似合いそうだぞ、と。(何を想像したかにやり笑うと頭を撫で)
言葉くらい俺でも知ってるが別に興味があるって訳ではない(絶対にろくな目にあわないと悟り慌てて必要ないと意思表示し)
俺には悪いし、獣の耳なんて意味分からない(ペット扱いなんて皆の笑いものになってしまうと嫌がり、獣の耳を付けた姿等想像もつかず首を傾げ)
お年頃にしては珍しいぞ、と。(真面目なのは承知だが、そちらの方面には殆ど興味を示さない相手を前にわざとらしく肩を竦めてみせ)
…お前、犬や猫は嫌いか、と。(意味がわからないという相手に対し少し思案した後、質問を変えてみて)
別に良いだろ…そんな機会も無かったんだし(いつも鍛練ばかりしていたせいか、そういう事には疎いのは事実で気まずそうに目を逸らし)
あぁ、両方好きだ。
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