---Abandoné【 指名制 】

＞マリウス、タナカ ミノル

折角の交流の途中に、ごめんなさい。
少し早いのだけれど、今日はそろそろ館の明かりを落とさなきゃならないみたい…

とても素敵な時間だったな…本当にありがとう。

また館に明かりが戻ったら、いつでも遊びに来てね…皆、待ってるから…
今日の続きでも、別の場面でも良いから、好きな方を教えて欲しいな。

それじゃあ、名残惜しいけれど…またね。

あ…もう時間みたい、館の明かりを落とさないと…
えっと……寒いから、暖かくして…それから、良い夢を見てね。

今夜は、静かに朝まで眠れると良いな…

おやすみなさい。


＞本日の受付終了　参加希望者様のPF受付は継続中

>41

今日は早い時間から相手をしてくれ感謝する。
此方こそ素敵な時間をお嬢さんと一緒に過ごせて光栄だ。
次は是非、もう一人の君とも会ってみたいが…少し刺激が強いかもしれないな。

さて、そろそろお暇するよ。
お休み、レディー。また会えることを願う。

あら、夜更かしさんだこと。ごきげんよう。

今日は館の明かりが消えたままで残念ね…いつも賑やかな館だけれど、時々こんな日もあるの。
また館に明かりが灯るのを見掛けたら、いつでも遊びにいらっしゃい。

――その時まで、良い夢が見られる素敵なおまじないを掛けてあげるわ。

おやすみなさい、あたくしの愛しい死にたがり達。


＞本日は顔出しのみ　参加希望者様のPF受付は継続中

ついた、ついた。館の明かりがついた！

退屈で死んじゃうかと思ったけど、やぁっとお仕置き部屋から出られたんだ。

ねぇねぇ、これから館で鬼ごっこしよう、絶対捕まえるよ。かくれんぼでも良いよ！
良いでしょ、良いよね？早く、早く！こっち、こっち！僕らと遊んで！

ゆっくり１０数えてあげるから、さっさと逃げなよ隠れなよ。
グズでノロマな死にたがりは、僕らが踏んづけちゃうぞ！



＞「 僕らと遊んでくれる死にたがりは出てきなよ、先着1人まで！早く早くぅ！ 」

ふわあ――眠くなってきた。
館の中を走り回ってたら疲れちゃったから、僕ら今日はもう寝るよ。

どうせ、そろそろマダムが館の明かりを落としちゃうし。
つまんないけど、次怒らせたらどんな目に遭うか分かんないからね！

明日は何しよっかなぁ、何して遊ぼっかなぁ。
夢でも見ながら考えよぅっと。

じゃ、おやすみ夜更かしの死にたがり！


＞本日の受付終了　参加希望者様のPF受付は継続中

＞トピック主よりお知らせです

この度は、トピック方針を一部改定させて頂く事をお知らせ致します。

当トピックでは、「中〜長ロル、小説ロル歓迎の初心者様冷遇」と言うひとつの方針をとらせて頂いておりましたが、長ロル傾向こそあるものの未だ未熟なロルを書くトピック主としては、とても烏滸がましい内容なのではないか、新たな参加者様とのご縁を遠ざけてしまっているのではないかと思い直しました。
ロルの長さや熟練度を最重視するのではなく、双方が心を込めて創り上げたキャラクター達の交流を楽しんでいく事こそを最も大切なポイントとしたトピックを目指し、この度の改定を決めた次第で御座います。

つきましては、以下の点を押さえて頂ければ、ロルの長さや熟練度は参加の可否の審査基準に含まない事とさせて頂ければと存じます。

1.PFがきちんと詳細に作り込まれていること
2.ロルにおける半角文字の多用、及び音符やハートマーク等記号や絵文字、必要以上の句読点や空白の使用をお控え頂くこと
3.トピック主が豆〜短ロルに不慣れである事を予め御了承頂くこと

尚、トピック主と致しましても、きちんと心を込めて創り上げたトピックを大切にしたい思いも御座います。トピック全体の雰囲気に合わない、或いはどうしても相性の面で問題があると判断した場合は、止むを得ず登録解除のお願いをしてしまうケースもあるかもしれないと言う事を何卒御了承頂けますと幸いです。

当トピックに興味をもって下さるひとりでも多くの方と交流出来ます事を楽しみに、こうしてお知らせをさせて頂きました。
長々と最後まで読み切って下さいまして、有難う御座いました。
何かと至らぬ点も多いトピック主では御座いますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

ふうん――アンタの事だったのね、新しく来た死にたがりって言うのは。

此処が普通の場所じゃないって事くらい、いくら鈍感でも察しがつくでしょ？
アタシの姿を見たくらいでいちいち驚くんじゃないわよ、面倒臭い。

初めに言っておくけど、アタシを見た時は"見蕩れる"以外の反応なんて許さないから。
せいぜいアタシを苛つかせないことね。アタシはあまり気の長い女じゃないの。

まぁ、その分察しが良くて従順な奴は嫌いじゃないわ。アンタもそうだと良いけど。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
＞「 死にたがりを1人迎える準備が出来てるわ。アタシが直々に知らせに来てあげたんだから、感謝しなさい。 」

それから――もう此処で暮らしている死にたがりも、これから此処へ来る死にたがりも、>47に目を通しておいて頂戴。
この館の新しい方針よ。こんなのはアタシの性に合わないけれど……ご理解とご協力を、アタシからもお願いするわ。

やぁ、数日振りだな。
今日はまたエライ美人がお出迎えのようだ。
といっても俺には芸術など縁遠くてねェ、美を愛でるほどの審美眼がない事が残念だよ。

さてお喋りはここまでとしよう。
三回連続俺でも良ければお相手をお願いしても良いか？
勿論、新しいお仲間が来たらその新入りに枠を譲ろうと思う。
どうだろう？もし良ければ君か、そうだな…この前は遊んでやれなかった双子にお相手を願いたいと思う。
では気長に返事を待つとしよう。

>49　マリウス

フン。その美を愛でる審美眼とやらが今のアンタに無いって言うなら、身につけなさい。アタシの為に。

何度目だって構いやしないわ、折角明かりがついてるんだからゆっくりしていけば良いの。
このアタシが折角此処まで出てきておいて引っ込むなんて本意じゃあ無いけれど、
暇を持て余したあの悪餓鬼共が喧しいから丁度良い、新入りのアンタに子守役を任せるわ。

この館の洗礼だと思って、せいぜい諦めずに付き合ってやる事ね。



何処だ？何処だ！出てこい、出てこい死にたがりぃ！新入りの死にたがりぃ！(館はいつも騒がしい――それは、殆どの場合この双子の存在が原因である。時刻は午前11時を少し過ぎた頃。この館で一番の朝寝坊であるヴィペールも目を覚まし、漸く館全体が動き始めるその時間帯に、例によって騒がしさだけは他の誰にも負けない双子の声と足音が響き渡っていた。どうやら、此処最近館に招かれたばかりの彼を探しているらしい。ぐわん、ぐわん、と大きく前後に揺れながら館の廊下を進むのは異様に長くそして大きく発達した両の腕。ふたり分の頭の重さを支えるだけの筋力をもたない華奢な下半身が、一歩前へ進む度にぷらぷらと頼りなく揺れている…そんな異質そのものと言った姿こそ、この双子のもつ一番の身体的特徴だった。時折歩みを止めたかと思うと、片腕で器用に体を支えながら空いたもう片方の腕をぐいっと持ち上げて、立ち止まった所にある部屋の扉を力任せに叩く。ノック、などと上品なものではない。ダンダンダン、と半ば殴りつけるような力で木製の扉を叩いては「ここかな、ここかなぁ？」「それとも、こっちぃ？」と、ひとつ尋ねては次、もうひとつ尋ねては更にその次、と言った様子で順に彼の部屋を探しているようで)

>50

（朝日が登り、日は既に正午を示そうとしている。細く開けた窓の隙間から冬の冷風が室内へ入り込み、整えた髪先を揺らす。冷えた頬に暖かみを与える様に陽光は陰る事なく周囲を照らして。此処へ来てまだ数日、否、もう数日といった所か。以前まで居た世界に比べて時はゆっくりと流れているように感じる。忙しない日常に身を置いていた、物事を深く思案する時間さえなかったように感じる。それが今では日がな一日、時間があれば物思いに耽る有様。行儀悪く立てた片膝に腕を乗せ、壁に背を凭れかけ中庭を睥睨する。暖かな陽だまりに包まれようと、未だ瞳に燃え盛る陰鬱さは消え失せることを知らない。ぎりっ、無意識に掌に立てた爪先から滴る血。見る間に修復される皮膚に重たい溜息を零し、喉奥に生じた焼けるような苦味を振り払う。そんな事を繰り返して数度、何やら屋敷中を引っ掻き回すような音が耳まで届く。そっと開けたドアから気配を消し廊下に出てはその根源を探るべく抜き足差し足で遠目に見えた小さな背後へ忍び寄り。特徴から察せるに以前屋敷のもの総出で片付けを行われていた、その諸悪の根源と見受ける。大きく発達した腕に、二つの頭が特徴的な彼等。辺りに谺す幼い声音が紡ぐ言葉を聞く限り、彼等の目当てに検討をつける。眉間に寄りかけたシワを揉み解し、やれやれと小さく呟いては騒動を納めるべく近寄り。ただ声を掛けるだけでは面白くない。先制攻撃でも仕掛けようか、意地悪く片方の口角吊り上げ、閃いた衝動のまま、先程まで北風で氷のように冷えた掌を使い、相手に気付かれなければ、外ハネの燥ぐ髪先を整える様に撫で、そのまま滑る様に首根っこ掴む様に手を伸ばしてみて。）
こォら、悪戯小僧ども。お探しの新入りは俺かい？賑やかなのはいいが、あんまし備品を壊さないでくれよ。その内、俺も掃除に駆り出されそうなんでな。

>51　マリウス

(つい先日、漸くマダム・ノワールの"お仕置き部屋"から出る事を許されたばかりの身としては、こんな風に騒がしく歩き回る事が出来ると言う自由が心地良くて堪らない。この様子では、何度仕置きを受けたとて改心する事も無いだろう――誰も双子の人探しを咎めに来ない事こそが、そんな諦めを物語っていた。手当たり次第に叩いて回り始めた部屋の扉も早4つ目に差し掛かり、一向に目当ての人物からの返事が無い事に焦れったさが募り始めている。扉を殴り付ける力は訪ねた部屋の数が増える度に一段階ずつ強まり、5つ目の扉を叩く頃には宛ら借金の取立てにでも来たのかと思わせる様な荒々しい音を伴って「居ないの、ねぇ、居ないの？とっとと出てきなよ、僕ら忙しいんだからさぁ！」と駄々を捏ねる声まで上がり始める始末。この双子も、他の住人も、この館へ招かれる人間達のそれとは比べ物にならないほど長い寿命をもつ。見て呉れこそ幼い子供に見えても、生まれてから今日を迎えるまでの年月だけで判断するならば、今まさに探し回っている彼よりも軽く数倍は長い時間を生きている事になる。然しながら、生きた年月と精神的な成長は必ずしも比例するものでは無いのだと言う事を、彼はいつしか思い知る事になるだろうか。ともあれ、一刻も早く己の退屈さを解決してくれる玩具――もとい、未だ初めましての挨拶を交わす事さえ叶わないままの彼を探し続ける双子にとって、この焦れったさはいよいよ耐え難い。運悪く部屋の扉の傍に置かれていた花瓶をそんな苛立ちの捌け口にせんとばかりに伸ばした腕は、予想だにせず首根っこに襲いかかった氷の様な冷たさにぐらりと狙いを外して空を切った。掴むべき花瓶を逃したその腕はぐるりと向きを変えて標的を背後の彼へと切り替え、巨大な掌が整えられた彼の頭髪など気にも留めずに彼の頭を鷲掴みにして)
うっひゃあ！冷たい！なんだなんだ、僕らの背後を取ろうなんて！――ああっ、見つけた、見つけた！見つけたぞ死にたがりぃ！


>52

おっと───！こりゃまた、見た目通り力強い腕だな。ま、花瓶が割れなくて良かったと言うべきか？
（悪戯に伸ばした掌は成功した様だが、その報復に髪はぐしゃぐしゃに、鷲掴みされた頭部への疼きに片目を細める。彼等の全握力を掛けられれば林檎のように脳髄を撒き散らしぐしゃりと潰れてしまいそうだ。ふ、と浮かんだ比喩に笑いが込み上げ、愉快げにクツリ、喉鳴らし。己に方向転換され損害を免れた花瓶を一瞥、伸ばされた腕を柔く掴み、なんて事ない風を装って彼等の掌より脱出を果たす。特別見目を気にする性分でなし、もう片方の手でさっと梳き軽く整えるに留める。ひょいと両肩竦め、背後に'やれやれ'との言葉が含音されている様な調子で上記発言を。少年の様な見た目に、更には己の子を思わせる金色を身に纏い、片方の可憐な顔を覆うは似付かわしくない包帯。小さな唇が縫われ貼り付けられている様子も憐憫を誘う。マジマジと正面で相対し、漸く見えた二人の全容に思わぬ懐古を呼び覚まされ、束の間息をする事さえ忘れる。重なる幻影。それが余計に彼等を幼く見せる。己を捉えようと四方から忍び寄る闇の抱擁、振り払うべく頭を軽く左右へ降って幻を追い出す。かちり、晴れた視界で再度二人を見下ろす。あぁ、あまり彼等とは関わらない方が良い、警告するように頭の中の自分が告げる。長居しない方が良いだろう、早急に考える纏めては、相手の腕を上げ掴んでいた手で宥め賺すように頭撫で、単調な声音で言葉投げ掛け。）
背後から悪かったな、だが俺も君達に追いかけ回されていたようだしな。此処は喧嘩両成敗、イーブンって事で、なァ？さて、本題だが…新入りの死にたがりを探していた理由は？

>53　マリウス

あははっ、感謝しろ？感謝しろ！潰れた頭は元に戻るまで結構時間が掛かるんだぞぅ。
今日は特別に我慢してあげたけど、次はどうかな？どうかな！
(潰れた頭の再生に時間が掛かる事を知っている――それが何を意味するか、頭の切れる彼ならば直ぐに気がついただろうか。大きさも去る事ながら、無論腕力も人間の比では無い。幼さ故に、他の住人よりも制御と言う点において幾らか劣る体に、"ついうっかり"力が入り過ぎて彼の頭を握り潰さずに済んだ事を褒めろと言わんばかり、彼の頭を解放したばかりのその手はびしりと人差し指で彼を指差した。後に続いた言葉は無邪気な残酷さを孕み、すっと彼の前から引いた腕を地面につけて両手で体を支え直すと、一体何を楽しみにしているのかぱたぱたと両足を揺らしながら笑い声を上げる。彼から向かって右側、円く大きな翡翠色の瞳をぎょろりぎょろりと忙しなく動かしながら辺りを観察しているのが兄のダミアン。そして向かって左側、けらけらと楽しげに笑い声を上げながらよく回る舌で好き勝手に言葉を紡ぐのが弟のドミニクである。これまでの経験上、この異質な見て呉れ故に初めて顔を合わせる死にたがりからは化物だの妖怪だのと罵られるか、逃げ出されるか…いずれにせよ、今目の前に居る彼の反応は少しばかり新鮮だったらしい。一歩大きく彼の傍へ接近し、顔を斜めに近づけたかと思うと澄んだブルースカイの瞳をじっと覗き込む。彼が瞳に宿すのは、恐怖でも侮蔑でもなく、初めてこの館を訪れた時ギャルソンに見せた鋭い刃の様な殺意でもない。何かもう少し温かく、それでいて切なげな――そんな所まで感じ取った所で、くしゃりと頭を撫でた掌に兄が片目を細めたかと思うと「まぁ良いや！今日の僕らはお前に用があったんだ、逃げずに出てきたから許してやろう！」と、そう言ってふふん、と胸を張る。それから先程詰めた一歩分の距離を再び開けてから改めて口を開くと、彼の質問への答えを返し)
僕ら、マダムから仕事を貰ったんだ。館をしっちゃかめっちゃかにした罰なんだってさ！めぇんどくさ！
でも、それ終わったら遊んで良いって言われたから、僕らお前を探してた！
だからこれからお前を案内するんだ、館の庭に！館の中にも外にも逃げ場は無いぞって、お前にたっぷり教えてやるんだ！

…はっ、笑えない冗談だな。ただでゴミ屑みたく潰される趣味はない。
（目の前に突き付けられた指先、ブレずに合わされた焦点。発達した腕に比べ、指先は繊細で子供のように頼りなげに見えるのは錯覚か。無邪気故に狂気を孕む声音、まるで継接ぎだらけの道化。身に付ける服装がより一層操り人形の様な不気味さを醸し出す。死ぬことも出来ぬ、痛みだけを与える行為。マゾヒストの気などなく、御免被ると言外に一蹴し。殺し合いならば買って出よう、殺したがりの本性が顔を覗かせ、一瞬ゾワリと背筋を走った怖気に、歪んだ表情を静の能面へ豹変させる。接近した円い瞳に正気を戻されたようだ。つい今し方まで己の子を重ね、図らずも心の琴線に触れた相手を何の躊躇もなく傷つけようとした。化け物は何方だ、胸中で口汚く自分を罵り嘲笑う。空気を変える様にぱっと詰められた距離分を後ろに下がり空けては、ヒラヒラと片手を振り'痛め付けられたらお前らも痛みぐらい感じるだろう？'と戯けたように告げ、次はどうかとの言葉を右から左へと受け流す。若し彼の言ったような時が来れば大人しく頭を差し出すのが子への贖罪となるか。擡げた過去への後悔、漏れかけた感情には頑丈に蓋をし、奥底へと沈める。閉じた目蓋を開いた時には瞳は湖面のように凪いて、口許には紳士然とした笑みが。彼等の要件が明かされると、情報を知るのは己にとっても悪い事ではない。先程我慢した事を褒めろ、と子供のように優越感に浸った自慢顔を思い出し、褒める理由は違うが律儀に任務を全うしようとする姿勢にくしゃりと柔い力で頭を再度撫で賺す事で応答とし。くっ、強気な笑みを口元に象り、案内してくれるであろう彼等の後を付いて行こうか。）
そりゃ、有り難いねェ。立派な中庭を拝ませてもらうとする。生憎と人より適応力はあるんでね、お前達が杞憂するような事をするつもりはないが。

>55　マリウス

(矢張り彼は珍しい死にたがりだ、これまで彼と接して来たこの館の住人は皆そう感じている。自ら死を受け入れると言う行為と、自ら死を与えると言う行為。彼は、相反する筈のそれらふたつをどちらも欲しがっている。未だ幼く未熟な頭ではあまり難しい事を考える事は出来ず、彼の心に潜む獰猛な殺意の影の背景には一体何があるのかなどとあれこれ詮索しようとする事も無い。それでも、"彼"と言う存在がひとつではない、もうひとつ何か異なる顔をもっていると言う事に本能的に気がついている部分もある。だからこそ、意識せずとも駆り立てられた好奇心が"この男は面白い奴だ"と言うシンプルな認識となって彼を印象づけているようだ。退屈を何よりも嫌い、常に己を楽しませてくれるものを欲しがるこの双子にとって、折角見つけた彼と言う面白い存在を痛めつけてしまうのは不本意である。それに今更ながらに気がついたのか"うーん"と唐突に何やら考え込む様な素振りで首を捻ったかと思うと「お前に痛い思いをさせても、僕らちっとも楽しくないからな！それよか、他の事して遊んで貰う方が良いや！だからお前の頭を潰すのはやーめよぅっと」と、どうやら自分なりにひとつの完結を迎えたらしく、何処か満足気な様子でうんうん、と頷いて。元々あまり考える事を得意としない頭は、この数分間のやり取りですっかり草臥れてしまったらしい。つい今の今まで活発に動き回り、彼の顔から体からあちこちを忙しなく観察していた筈の目もいつの間にやら気怠そうにゆっくりと瞬いた。早く彼を庭に連れて行かなければ、そして仕事を片付けて遊んで貰わなければ！どちらかと言えば後者が主たる目的ではあるのだが、一先ずは言われた事をきちんとこなす素直さとしよう。彼もまた大人しく此方に着いてくる意思を見せた所で、くるりと体の向きを変えたかと思えば向かう先は下の階へと続く階段ではなく、何故か廊下の突き当たりにある窓辺。彼がそれを不思議に思って理由を尋ねてくるよりも先に、突如彼の方へと伸びた長い腕がそのまま逞しいその体幹に巻きついてがっしりと抱えてみせた。大きく開け放たれた窓枠に片手を掛けつつ、腕に抱えたままの彼をちらりと振り返ると「面倒臭いから近道するぞ！抱えてやるけど離すなよ、落ちたら結構痛いぞ！」などと雑な説明を。その次の瞬間には、彼を抱える腕を窓枠まで引き寄せ、窓枠に掛けていた手と腕の力でぐいっと強く窓枠を蹴るとそのまま外へ飛び出して)



そろそろ時間だ？そろそろ時間だ！
マダムが館の明かりを落とす準備をしてる、僕らもお前も、そろそろ部屋に戻らないと！

また館の明かりがついたら、いつでも来なよ！
続きでも良いよ、他の誰かと会っても良いよ！僕らが退屈しないなら！

じゃーね、面白い死にたがり！また僕らと遊んでね？遊んでね！

>56

おっと、もうそんな時間か。
楽しい時はあっという間に過ぎてしまうな。

今日もお相手感謝する。
折角だ、この続きは次回返信させて貰おうかな？
直ぐさま返事したい所だが、どうやら俺の背後が限界のようなんで。
楽しみは次回まで取っておこう。中庭にも行ってみたいしな。

お休み、良い夢を。

随分遅くまで起きてるのね。
もうこの館も明かりを落とすはず、ぐずぐずしてたら部屋の場所を見失うわよ。

あの悪餓鬼共に捕まる前に、さっさと部屋に戻ってベッドに入ることね。

アタシはマダムやギャルソンみたいな世話焼きじゃないわ。
部屋まで案内、なんて期待しないで。諦めて自力で行きなさい、ほら。

夜中に目覚ましたりするんじゃないわよ、精々朝までゆっくり眠って頂戴。



＞本日の受付終了　参加希望者様のPF受付は継続中

名前：夏目央 ( ﾅﾂﾒｵｳ )
性別：女
年齢：18歳
性格：基本的に嘘吐き。"もうどうにでもなれ"と言った自分の事なのにやたら客観的な所や、痛みも苦しみも全てを無かった事にしているうちに感覚が鈍って来ている感も見受けられる。とは言え学校では普通に授業を受け友達と仲良く触れ合っているよう。両親からの暴力については耐えるスタンス。嫌いになる事が出来ない辺りはやっぱり何だかんだで育ててくれた恩でも感じているのだろうかと考えている。誰かに世話を焼くのが意外と好き。
容姿：光に当たると仄かに茶色っぽく見える髪の毛は毛先が緩く癖がかっているセミロングで瞳は黒に近いダークブラウン。痩せても太ってもいない標準的な体型で膨らみも程々。白のシャツに紺色のブレザー、赤のスカーフ帯とスカートと言った学校指定の制服姿が主。少し錆びれたシルバーのチェーンに同じくシルバーのシンプルな指輪を通したネックレスを首から下げている。
備考：ごく一般的な家庭の一人娘として産まれるも直後に母親が病死。それからすぐに父親は別の女性と再婚し小学生に上がるまで普通に生活をしてきたがその頃から父親の仕事が上手くいかなくなったり、それによる喧嘩で母親のストレスが溜まるようになったりでいつの間にかその捌け口は央に向くように。虐待はエスカレートしていき現在もおさまる事はない様子。母親との血の繋がりがない事は気付いている。

ロルテ：

( 両親の怒鳴り声が聞こえる、こう言う時はあたり触らず自分の部屋に籠るのが一番だと言うのに呼び止められてしまえばそうもいかないのだ。ヒステリックになった母親からの平手打ちに始まり飛んでくるグラスやお皿を避ける事もしないのはもう面倒だと思っているからだろうか。そんな何処か他人事のような事をぼんやりと考えていたら再び与えられる痛み。ヒリヒリと熱を持つ頬に片手を当てて目の前の女性に聞こえぬよう小さな溜息を一つ。「＿＿もういっか」何だか酷く疲れたような気がする。ぷつり、頭の中で有りもしない糸が切れた音が聞こえたと同時に無意識に口元には笑みが浮かび、またも無意識に伸びる片手が拾い上げたのは床に叩き付けられ粉々になったグラスの破片。ひんやりと指先を湿らせるのは中に入っていた飲み物の雫であろう。その破片を反対側の手首に当てて力を入れれば終われるだろうか＿＿ )


(／ はじめまして、素敵な世界観だなと前々から思っていたのですが当方あまりロルが上手くない為に足踏みしておりまして…。しかしながらこの度プロフの提出を決めさせてもらいました。相性等様々な事があると思いますので難しい場合は遠慮なく断って下さい。では、お時間のある時に御返事貰えたら幸いです。 )

>59　夏目央

(／この度は当トピックに興味をもって下さり、ありがとうございます！
折角のPF提出でしたのに、反応が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
前々から興味をもって下さっていたとのこと、トピック主として本当に嬉しい限りです！ロルについてはトピック主も未だ精進精進の身ですので、どうかお気になさらず…！是非とも館の新しい死にたがり様としてお迎えさせて下さい。
正式にPFを受理させて頂きましたので、今後は交流可能アナウンスが流れている際にはいつでもお越し頂けます。またお時間が合いましたら、いつでもお声掛け下さいませ！)