Litleonids 〆

Litleonids 〆

☆  2021-07-01 18:33:10 
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  ▼ After the end credits.

   ※御相手様決定済み




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  • No.41 by ユウキ  2021-07-18 13:57:03 



( 後に続いて博士の仕事を引き受けることを宣言したハルカの方をちらりと伺い見れば、きらきらと輝きに満ちたその瞳から、彼女も同じく新たな冒険の始まりに胸をときめかせているのだと分かって嬉しくなる。自分よりもトレーナー歴は少しだけ先輩で、昔から博士のフィールドワークを進んで手伝い、今やカロス地方の有名な博士の下でその研究を手伝う彼女のことだ、自分と同等かあるいはそれ以上に、この先に待ち受ける多くのポケモンたちとの出会いに心を踊らせているのだろう。3年前に歩んだ旅路の中でも見知らぬポケモンに初めて遭遇した瞬間の興奮と感動は何ものにも代え難く、またあの時と同じ気持ちを味わうことが出来るのなら、今度は一人ではなく、ハルカが隣でそれを分かち合ってくれたら──そんな事を考えていると、二人の前向きな返事を受けた博士が再び話を前に進め、この調査の本来の意義を一層真剣な表情で語ってくれたので、その言葉の重みを感じながらしっかりと心に留めた上で深く頷く。その後、博士が今回の旅に向けて図鑑を改良してくれると言うので、すっかり使い込んで傷だらけのそれを手渡すと、二人分の図鑑を預かった彼は研究所内の点灯をぱちぽち増やしながら奥の部屋へと姿を消して。 )
──あ、あのさハルカ。

( 再び二人だけ取り残された静かな室内で、心の準備もままならないうちに隣に座るハルカに声をかける。先程から考えていた希望を願い出るには、今を逃せばタイミングを失うような気がして、どうも焦ってしまったみたいだ。座ったまま彼女の方へ体ごと向き直り、気恥しさと緊張から時折目線を外しながらも、たどたどしく思いを伝えていき )
その…、今度の旅は、……オレと一緒に行ってくれないか。……うまく言えないけどさ、ハルカが居てくれたら、新しいポケモンたちとの出会いだってもっと楽しくなる気がして……、それにさっき博士が言ってた、人とポケモンとが一緒に生きていくための方法を探すってやつ。ハルカやキノガッサたちと一緒なら、オレ一人の頭で考えるよりもずっと良い答えを見つけられる気がするんだ。


  • No.42 by ハルカ  2021-07-18 22:49:37 




( 早速図鑑をパワーアップしてもらう為に一旦博士に図鑑を預け、研究所内に次々と明かりが灯っていくなか再び椅子に腰を落ち着けては、博士が戻ってくるのを待機することに。そこでふと喉の渇きを思い出すと、目の前に置かれた美味しそうなミックスオレの入ったグラスに手を伸ばし、それを両手で持ち上げて口元まで運び、ごくごくごく…っと一気にグラスの3分の1ほど流し込む。3年間お世話になったカロス地方には、残念ながら自販機が設置されておらずミックスオレを購入する機会が無かったので、久々に体内を駆け巡る懐かしい甘みに堪らず頬を綻ばせて )
ふー……、おいしっ!

──ん?
( 不意に名前を呼ばれ、グラスを持ったまま反射的にユウキの方へ顔を向けると、彼が改まった様子で何かを伝えようとしているのが見て取れ、此方もしっかり向き合うべく手にしていたグラスをテーブルの上に控え目に置いてから、くるっと体ごと彼に向けて座り直し膝同士を突き合わせる。そうして彼の話を受けとめる体勢を整えた後、続けられる内容は思いも寄らなくて、けれど願ってもみない申し出で。──以前ホウエン地方を冒険した時のこと。トレーナー歴でいえば自分のほうが先輩なのに、気が付いたらいつも彼には先を越されてばかりで、その背中を追っていくので精一杯だった。いつの間にかホウエンリーグを制覇するまでに強くなり、ホウエン地方だけでなく全世界を救っていた時には、ライバルとして誇らしい気持ちは勿論あるけれど、それでも何だか遠くへ行ってしまったような気がして寂しかった。だから3年前、彼との間にぽっかり空いた距離を詰めるために、そして自分にしか出来ないことを見つけるためにカロス地方に行ったんだ。……もう置いていかれないように、彼の隣で同じ景色をみたいから…──当然ユウキからの提案を断る理由などなく、大きくこくりと頷き )
……うん、一緒に行こっ!ホウエンリーグのチャンピオンと一緒なら怖いものなしだよ!
──それにね、さっきお父さんが起きちゃったから最後まで言えなかったんだけど……、あたし、ユウキくんともっと話したいなって思ったんだ。ジョウト地方はどんなところで、どんな修行をして、どんな人やポケモンたちに出会ったのか…、他にも聞きたいことがたくさんあるの。だからお父さんから話を聞いたあとはすぐにバイバイしちゃうのかなって思ってたから、誘ってくれてすっごく嬉しい……!


  • No.43 by ユウキ  2021-07-20 06:40:10 



──っ、良かった、ハルカがそう言ってくれて。
( いちかばちかくらいの心持ちで突きつけた提案だったにも係わらず、期待以上に肯定的な返答を貰えたことに心の底から安堵して、返事を待つ間つい詰まらせていた息をほうっと吐き出す。更に彼女が後に続けたのは先程博士が目を覚ます際に聴き逃した言葉の続きにあたるもので、その真っ直ぐ健気な思いを受け取って胸がいっぱいになり、自分も同じ気持ちを抱いていることを伝えることでそれに応えたく、今度はしっかり顔を上げて相手と向き合ってから )
オレもハルカに今まであったこと聞いて欲しいし、それに…ハルカのこともっと知りたいって思ってる。全部あまさず話すからさ、オレにも教えてくれよ。カロス地方のこと、そこで学んで得たもの、それから出会ったポケモンたちのこと。時間はたっぷりあるんだし、これからお互いたくさん話していけばいいよな。


( ──博士の説明を聞く間、そしてハルカとの会話の間に興奮やら緊張やらでカラカラに乾いてしまった喉を冷たいミックスオレで潤し、そうして暫し待っていると、預けたポケモン図鑑のアップデートを無事終えたらしい博士が部屋に戻って来て、 )

「お待ちどうさま、二人とも!さあ出来たぞ、この最新版のポケモン図鑑なら、これからの冒険にだって充分対応出来るはずだよ。……はは、私から提案したこととはいえ、なんだか不思議なものだなぁ。再びこうしてこの図鑑を君たちに渡して、冒険の旅に送り出すことになるなんて。」

ありがとうございます、博士。……うわっ、なんだこれ、中が真っ白になってる!
( 白いトレーに載せた二つの図鑑をそれぞれ持ち主に返却した後、感慨深そうに呟いた博士の言葉を少し照れくさく感じながら、受け取ったばかりの図鑑を早速起動してみる。すると、つい先程までは過去にその中に収めたポケモンたちでほとんど埋められていた筈の一覧が、今や半分以上隙間だらけの空欄状態に。衝撃的な光景を目にしてつい素直に驚いてしまうと、予想通りのリアクションを得られた為か彼は何故か満足気な表情を浮かべている。夢中でパネルを下へ下へとスライドしていけば、さっき見た時には確かにNo.57を採番されていたマリルリの登録番号が、No.184へと変更されている事に気づいてピタリと指を止め。)
あれ……? 博士、これ。マリルリの番号が変わってるみたいですけど。

「おっ、気がついたかい!そう、そっちの新しい番号は全地方共通の登録番号だから、つまり君たちは全国対応版のポケモン図鑑を手に入れたということになる。──さあ、今度はその図鑑を埋める為の冒険だ。……とは言っても、あまり気負わず、まずは君たち自身がポケモンたちとの出会いを楽しんでくるといい。」


  • No.44 by ハルカ  2021-07-21 13:34:42 




( “これからたくさん話していけばいい”……。残りのミックスオレを少しずつ飲みながら今しがたのユウキとの会話を頭の中で反芻しては、先の旅路が一層楽しいものになる予感がしてならず心が弾んで仕方ない。キノガッサもキノガッサで、久し振りに再会したばかりのマリルリともうじきお別れだと思っていたらしく、ついさっきまでは心なしか離れがたそうにしていたのだが、これからも暫く一緒に遊べると分かったからか、マリルリの回りを嬉しそうにくるくると小躍りしている。──それからちょうど、グラスの中身も氷を残して空になった頃合いに、図鑑をのせた白いトレーを持って博士が戻ってきた。早速アップデートされたばかりの図鑑を受け取って )
ありがとう、お父さん!

……すごい。まだ会ったことのないポケモンがこんなにいるんだ……!
( ユウキと同じように図鑑を起動させ、どのようにアップデートが施されたのか確認してみると、確かに埋めたはずの図鑑は空欄だらけになり、その分記録出来る容量が倍以上に増えていた。空白の数だけ、未だに知らないポケモンがホウエン地方にも世界中にも存在するという事実にときめきを覚えつつ、その他のアップデート内容としてデザインが見易くなっているだとか検索しやすくなっているだとかの細かい部分も一通り確認し終えては、図鑑の電源をそっと落としてバッグの大事なものポケットにしまいこみ )

「私からは以上、──あ、そうそう!もうひとつ伝えないといけないことがあったんだ。…実は今日、ハルカとユウキくんが久し振りに帰ってくるということで、我々とユウキくんのご家族とで一緒にバーベキューをしようということになってね。今頃センリさんや母さんたちが庭で食事の準備をしながら、君たちの帰りを待ちわびているだろうな。だから今日のところは寄り道せずに早く帰ること!私も研究所の戸締まりをしたらすぐに帰るからね。」

えっ!そうなの!?……キノガッサ戻って!またあとで出してあげるからね。
( 大人たちからのまさかのサプライズを知り目を丸くさせては、一刻も早くバーベキューに参加するべく一旦キノガッサをボールに戻す。そういえば外でエアームドと遊んでいるオンバーンもボールに戻さないと…!空いたグラスの後片付けは父に任せるとして、徐々に薄暗くなりつつある外へ向かうため、すくっと席を立ち上がり )
──ユウキくん、早く行こっ!


  • No.45 by ユウキ  2021-07-21 16:49:13 



本当に!? 母さんってば電話じゃそんなこと一言も……、いや言ってたような言ってなかったような……。
( 受け取ったばかりの図鑑の変わりように夢中になって操作を続けていたが、博士から思いがけないサプライズイベントを告げられると、画面に釘付けだった目線をようやく持ち上げ驚きを表情で露わにして。しかしそれについて思い当たる節があるような気がして記憶を辿ると…、クチバの港から電話をかけた折、母が「早く帰って来なさいね、ユウキたちの為に色々と準備してるんだからっ!」と、かなり上機嫌で話していたのが思い出される。何故か“ユウキたち”と複数形だったのが引っかかっていたのだが、成程もう一人はハルカのことを指していたらしい。サプライズとして計画していたのだろうに相変わらず秘密を通すのが下手な人だな…となんだか力が抜けてしまうのと同時に、大人たちの温かな心遣いは素直に嬉しく、先程のオダマキ博士とハルカの微笑ましい再会の場面に触発されてか、柄にもなく自分も早く両親に会いたくなってきてしまった。電源を落とした図鑑をいそいそとバッグに押し込んで、マリルリをボールに戻してからハルカに続いて席を立ち )
そうだな、待たせ過ぎないうちに行こうか。──それじゃ博士、オレたち先に行って待ってます。図鑑ありがとうございました!

( ペコッと軽く頭を下げて博士に挨拶を済ませた後、ハルカと連れ立って研究所の外に出れば、空を飛び回って遊び疲れたらしいエアームドとオンバーンが丁度地上に降り羽休めをしているところで。)

エアームド、疲れたならボールの中で……、なんだ、戻りたくないのか? ……安心しろよ、今度の旅はハルカも一緒なんだ。だからオンバーンにもまたすぐ会えるよ。
( どうやら2匹はこの短時間一緒に空を飛んだことで、すっかり打ち解けて仲良くなっていたらしい。ボールを取り出せばエアームドは別れ難そうにオンバーンの方をちらちらと見て、ボールに戻るのを嫌がる素振りを見せるので、その気持ちを汲み取り優しく言い聞かせながら頭を撫でてやる。すると彼は嬉しそうに翼を大きく羽ばたかせ、オンバーンの方へ挨拶するように一度鳴いてみせた後、自らくちばしの先でカチッとボタンを押してボールの中へと戻っていき。まったく感謝しろよな…、と心の内で独りごちつつ、エアームドの収まったボールをベルトのホルダーにセットして )


  • No.46 by ハルカ  2021-07-21 22:05:15 




お父さん、またあとでね!──
( 研究所の戸締りをする為に居残るという父に軽く手を振ってから外に出ると、既に地上に降りて仲良く休憩していたらしいエアームドとオンバーンの姿が。端から見てもすっかり仲良しにみえる彼女たちの元へと小走りで近寄って )
おまたせ、オンバーン!エアームドとたくさん遊べた?

……ふふ、そっか。お友達が出来て良かったね。──だいじょーぶっ、またすぐに会えるよ!だからオンバーンも一緒に家に帰ろう?
( たくさん遊べて楽しかった、彼と仲良くなったの、とでも伝えようとしているようで穏やかに微笑みながら優しく一鳴きするオンバーン。彼女とは彼女がオンバットの頃から一緒に過ごしているので、その表情や仕草からなんとなく何を言いたいのか読み取れるようになっており、エアームドからなかなか離れない様子から気持ちを察しては安心させようと声を掛けつつ、その背中をふんわりと撫でてみる。ユウキによって先に説得されたエアームドがオンバーンへ挨拶(?)をした後、一足早く自主的にボールへと戻っていくのを見て、ようやくオンバーンも納得したのか大人しくボールへと収まり一安心。そして突然思い付いたとばかりに、徐にユウキの方を向くと悪戯っぽく笑いつつ )
……ね、どっちが早く家に着くか勝負しようよ!よーい、どんっ!

( ──夕日が沈み、空気の澄んだ空にちらほら星が輝いているのが見え始める。ユウキにかけっこ勝負を申し込むのが早いか、彼の返答を聞くより先に家族たちが待つバーベキュー会場へ向かって勢いよく駆け出して )



(/お疲れ様です、いつもとても楽しくやり取りさせていただいております。毎回丁寧な描写を回されるので大変勉強になりますし、また、ここまで上手くリードしてくださりありがとうございました。無事に二人で冒険へ繰り出せそうで良かったです……!

そろそろきりがいいかなと思いまして、次の展開のご相談をさせていただきたく馳せ参じました。このあとは恐らく、家族合同でバーベキューして、それぞれの実家で一晩休んで、この二人のことなので翌日すぐにでも冒険に行きそうだなと思うのですが、バーベキュー場面はカットして翌日の朝に旅立つ場面から始めましょうか?
それからハルカちゃんの手持ちポケモンについて、5体までは目星をつけたのですが、あと1匹がなかなか思い付かず…。そこでいずれどこかで仲間を増やすか、困ったときに前回の旅パのメンバーに助けてもらうためにも一時的に空けておこうかなと考えているのですが、いかがでしょう…?
お手数ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします!)


  • No.47 by ユウキ  2021-07-22 07:49:32 



──あっ、おい待てって!
( エアームドに続きオンバーンの方もボールへ無事収まったのを見届けて、さて帰路へ着こうかとハルカに声をかけるより早く彼女から駆けっこの勝負を申し込まれると、返事をする間もなくスタートの合図が切られて先を行かれてしまい。慌てて呼び止める声も虚しく家の灯りの方へ駆けていくハルカを見ていると、なんだか子供の頃に返ったような気持ちになり、負けじと自分もその背を追いかけ走り出す。まだ薄明るい宵口の星空の中、チラッと煌めいて落ちていく流れ星が、ひとつ目の端に映った気がした。 )



(/お疲れ様です。背後としてはお久し振りでございます!こちらこそいつも1633様の可愛らしいハルカちゃんに癒されつつ、そしてナイスアシストに助けられつつ楽しく進めさせていただいております。寧ろリードしていただいた場面の方が多い気がしているくらいです……!

展開のご相談について、こちらも丁度そろそろかなと思っていたところでしたので、お声掛けいただけて助かりました!バーベキューのシーンは回想でも補完出来そうですので、ちょっと惜しいですがカットでも宜しいかと思います。多分やりだしたら楽しくなるのが目に見えていて、現実時間でもう1週間くらいミシロに留まってしまいそうなので……(笑) (個人的にはそれも全然アリなのですが!)
次シーンはご提案いただいた翌朝の旅立ち場面からとさせていただきたいです。前回先行をお願いしたので、今回はこちらから始めてしまってもよろしいでしょうか?
ハルカちゃんの手持ちについて、ご提案下さった通り1枠空けておいていただいて全く問題ないです。手持ちについては旅の途中で適宜メンバー交代しても良いかもしれませんね。せっかくなら新しい仲間も後々入れてみたいので、ユウキくんの方も同じく1枠残しておこうかと思います!)


  • No.48 by ハルカ  2021-07-22 23:38:27 




( 後ろにユウキの存在を感じながら、幼い頃から走り慣れた研究所から家までの道のりを、余所見することもなく夢中になって駆けていく。カロス地方から此処ミシロまで長旅だったはずなのにあまり疲れを感じないのは、久々に触れたホウエン地方の大地に癒されているからだろうか。それともこれからの冒険のことを考えて興奮が収まらないからだろうか。サプライズのバーベキューが楽しみだからかもしれない。──…懐かしい茶色屋根の家が二軒仲良く建ち並び、温かく迎えてくれているような優しい灯りが近付いてきた。家はもう、すぐそこに── )



(/次のシーン及び手持ちについて、承知いたしました!
お酒を飲んでほろ酔い気分のパパたちが、昔はああだったこうだった…って盛り上がってる描写を回したりしてたら、現実時間1週間以上バーベキューしてしまいそうです…。(笑)
例えばなんですけど、旅の途中でキャンプしたり、のんびり釣りをしたり、ポケモンの群れに遭遇したり、ショッピングに付き合ってもらったり、チャンピオンのユウキくんモテそうなのでハルカちゃんヤキモチやきそうだなとか(妄想)、他にも各街ならではの名物を巡りつつ、ちょこちょこ寄り道したいなあと思っているのですが、長くなりそうですねホウエンの旅編……!
それではお言葉に甘えさせてきただきますね。先行よろしくお願いいたします!)


  • No.49 by ユウキ  2021-07-23 08:48:01 



──……っよし!行こうぜみんな、今日からまたよろしくな。
( ユウキとハルカの3年ぶりの帰省を祝した家族合同バーベキューから一夜明け、迎えた翌朝は天候に恵まれ、一片の雲すら見当たらない眩しいほどの日本晴れ。新たな旅の幕開けにはうってつけだ。開け放した自室の窓から朝の澄んだ空気をめっぱい吸い込んでから、ボールホルダーに並ぶ今回の旅の仲間となる5匹に向かって語りかける。鏡の前で身形を整え、バッグを背負って、母が用意してくれていた新品のスニーカーを履けば準備オーケー。玄関先で両親に見送られ、昨晩ハルカと交わした約束の時間…より少し早く、101番道路の少し手前、ミシロタウンの入口に立って彼女の到着を待ち )



(/先行譲っていただきありがとうございます!早速翌朝のシーンから始めさせていただきました。
そして締めのロルありがとうございました!わ~っなんだかもう、研究所からお家までの情景が浮かんできて、ミシロタウンBGMが聴こえてきそうでジンときちゃいました……エモい……!
もちろんです、沢山寄り道しながら色々とイベントも挟んでいきましょう!巡りたいスポットや会いたいキャラがいすぎて、おっしゃる通り長い旅になりそうです……!そんな長期戦の予感が否めないホウエン旅編ですが、ハルカちゃん&1633様と一緒に楽しみ尽くしていきたい気持ちでいっぱいですので、どうか可能な限りお付き合いいただけましたら幸いでございます。 )


  • No.50 by ハルカ  2021-07-24 08:47:35 




──……それじゃ、いってきまーすっ!
( いつもよりだいぶ早い時間に起床したはずなのに、朝食が美味しすぎておかわりしてしまったり、寝癖がなかなか治らなかったり、頭のリボンの位置に納得がいくまでに思いのほか時間が掛かってしまう等のアクシデントに見舞われて、気が付けばユウキとの待ち合わせの時間が無情にも刻々と迫っていた。ようやく身嗜みを整え終えると、昨晩のうちに準備しておいたバッグの中身と手持ちポケモンのコンディションを今一度確認してから、ぱたぱたと急いで階段を駆け降り玄関へ向かう。そうして慌てて家を出ていく娘の背中を見送りながら、「折角帰ってきたんだから、もう少しゆっくりしていけばいいのに…。ほんと、誰に似たのかしらね」と呆れている母の気持ちなど全く知らずに、少し暑いくらいの陽気のなかを元気よく駆け抜けていき )

( ──ミシロの空気が心地よく、舗装されていない道がしっくり足に馴染む。カロス地方ではミアレシティを研究活動の拠点としていたけれど、やはり自分には田舎街のほうが体に合っている…そんなことを考えながら待ち合わせ場所に向かっていると、101番道路の少し手前で佇んでいる彼の姿を発見。焦って腕時計を確認してみれば約束の時間の2分前で。急いで側へ駆け寄りながら声を掛け )
おはよう、ユウキくん!…ごめんね、待った…?



(/こちらこそ場面転換ありがとうございました。とても爽やかな旅の始まりにわくわくしています!
今後ともよろしくお願いいたします。そしてホウエン旅編のあとの他地方観光編もぜひ…!
それでは、こちらは一旦引っ込みますね。また何か思い付いたり、気になることがあったら、ご相談させていただきたいと思います!)


  • No.51 by ユウキ  2021-07-24 22:57:35 



──ハルカ! おはよう、いやオレもさっき来たばっかり。……あっ、ちょっと待って。そのまま動かないで……、
( ハルカの到着を待つ少しの時間をマルチナビのニュースを眺めて過ごし、そのうち名前を呼ぶ声が聞こえると画面に落としていた目線を上げ、こちらへ駆けてくるハルカの姿を捉えれば自ずと笑顔に。挨拶を返しながらマルチナビをポケットへ押し込んで、ふと何か思いついた様に声を上げると、後ろへ一歩、二歩、三歩と下がって、正面に立つハルカとその肩越しに見えるミシロの町並みを視界に収め。──3年前の一連の事件を通して、未だ現実味を持てないくらい多くのものを命を賭して守ったけれど、きっとその中で最も価値のあるものが今目の前にある光景なんだろうな、と、我ながら呆れるほど独り善がりな想いを心の内でこっそり呟く。一度は終止符を打ったこの地方を巡る見果てぬ旅をこうして再び始めることができること、それも当時はライバルとして道を競い合った友が、今度は共に歩む仲間として隣に居てくれる事実に胸の奥から込み上げる感慨を噛み締めて、しかしあまり長く見詰めすぎては変に思われるかもしれないので、そうなる前にと程よく切り上げて顔の前で片手を振り )
ごめん、なんでもないんだ。もういいよ。

( そして気づけば今の三歩分によってハルカを置いて自分の身体だけが101番道路側にある状態に。どうせなら一緒に踏み出せば良かったのかもしれない。その代わりといっては何だし、こんなのちょっとクサいかもしれない…と懸念しつつも、思いついた勢いで軽く汗ばんだ右手をズボンで一度拭ってから、すっと前に差し出して )
行こうハルカ、ここからオレたちの新しい旅だ。



(/他地方観光編も既に楽しみでたまらないです……!こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします、ふたりの青春あったかく見守っていきましょう。
同じくこちらもここで一旦引かせていただきますね。と最後に一点だけ追記を……、この後コトキタウン方面に向かっていく間に野生ポケモンを何匹か登場させたいと考えているのですが、出現する野生ポケモンの種類については「あのポケモンこのあたりに住んでいそうだな」くらいの感覚で、どんどん色んな子を登場させていただいて大丈夫です。(辻褄はあとで合わせていきましょう!))


  • No.52 by ハルカ  2021-07-25 20:32:47 




ほんとに?良かったあ…、……??
( 突然掛けられた静止の声に即座に反応しては、何事だろうかと不思議に思いながらも言われたままその場でぴたりと立ち止まり、ユウキの様子を窺い見る。それから一歩、また一歩と後方に下がって此方との距離を取ったかと思えば謎めいた視線を寄越す彼の、その不可解な行動の真意がまるで判らず、頭の中には疑問符が浮かぶばかり。そのうち得心がいったらしい彼により短い沈黙が打ち破られ、なんでもなかったと告げられるものの何だか腑に落ちない。──あっ、もしかして寝癖がついたままだった…!?──咄嗟にそんな疑念が過ったので、慌てて今朝起きた時にはくりんと大きな円を描いていた前髪にそっと触れ確認してみるものの、やはり毛先はきれいに整っていて )

──!……うん!……せーのっ、
( 結局今の間に彼が何を見て、何を思ったのかは分からず終いだが、此方に向かって差し伸べられた手の意図はしっかり理解した。…ちょっと照れくさい気もするけれど彼の手をぎゅっと握り返し、ミシロから101番道路の境目をぴょんっと飛び越え、これから始まる冒険の新たな一歩を踏み出して )


( ──風がそよそよと道端の木々の葉や小花を揺らしている。物心ついた時にはフィールドワークに行く父にくっついてコトキ付近までならよく回っていたし、初めてホウエンを旅した時にもきっちり生態調査をしたので、この辺に生息しているポケモンに関しては調べ尽くしたものと自負していた。しかし生態系が変化した現在のホウエン、今やどんなポケモンが姿を現すのか想像もつかない。…木の枝の上で葉っぱをもしゃもしゃ頬張るケムッソの食事風景を自前のカメラでぱしゃりと撮影しつつ )
ケムッソは相変わらずこの辺りにも生息してるみたいだけど、他にはどんなポケモンたちが住んでるんだろうね。


  • No.53 by ユウキ  2021-07-26 07:14:16 



( いざ101番道路へと歩み出したは良いものの、元来ミシロタウンを訪れる足が少ない為か、この近辺の道にさほど整備された形跡は無く、昨日カイナシティからの帰路で感じたほど昔と変わった印象は受けない。ケムッソがのんびりした動作で好物の葉を食む姿も見慣れたもので、新鮮さよりも懐かしさを感じながらハルカが撮影した写真を後ろから覗き込み )
へえ、よく撮れてる。この辺りは森に近いから、むしポケモンたちにとったら結局一番住みやすい場所なのかもしれないな。

( 大自然に恵まれたホウエン地方の中でも、トウカの森を内含する南西部は特に草木の密集した場所が多く、むしタイプやくさタイプのポケモンにとってはこの地を離れる理由が無いのかもしれない。そうすると自ずと天敵のとりポケモンも一定数生息しているはずだし、スバメあたりもそのうち顔を出しそうなものだ。)

ってことは、このあたりの生態系はもしかしてあんまり……、──っ!
( 大きく変化はしていないのかも……そう予想を述べようとしたところ、すぐ真後ろからバサハサッと何かが羽ばたく音がして、驚いて振り向くと飛び立って行ったのは茶色と黄白色の翼を持つとりポケモン。サイズはスバメと同等程度──見間違いが無ければ、恐らくあれはことりポケモンのポッポだろう。一瞬の出来事に図鑑を開く隙もなく、翼を広げて北の空へと飛んでいく一羽を呆然と見送り )
………ハルカ、今の見た?


  • No.54 by ハルカ  2021-07-26 19:06:04 




!?………今のって……、ポッポ…?
( 撮影した画像をカメラ背面の画像モニターでチェックしていると、何かが羽ばたく音がして反射的に顔を上げる。そこで視界に飛び込んできたのは、今までホウエン地方では見かけたことのなかったとりポケモン・ポッポの空を舞う姿。…突然訪れた新しいポケモンとの出会いに感動するあまり、カメラの照準を合わせることも忘れてそのままポッポが飛び去っていくのを見送った後、彼の方を向いて、見た見た!とばかりにこくこく頷き )

( ──ガサガサッ!ガサガサッ!──続けざまに背後から聞こえてきた妙な音に反応して音のした方を向くと、さっき飛び出していったポッポの後を追うようにして別のポッポがまた1羽、空へと向かっていく…。そして今のように不意を突かれて新たに出会ったポケモンたちの記録をし損ねることがないように、急いでバッグから図鑑を取り出すと予め起動させておいて、今ポッポたちが飛び出してきた葉っぱが豊かに生い茂る木の上方辺りに視線を向け )
確かあの辺から……、

( もしかして、もしかするかも。彼らがこの辺りに生息しているかもしれないという可能性を考え、確固たる証拠を探り当てるべく音を立てないように配慮しながらそーっと木の下へ近付いて、上方を見上げてみる。すると木の上の方の太い枝に、それはあった。…ポケモンの巣だろうか、細い枝の寄せ集めを見付けては興奮しながら、しかし小声でユウキを呼び )
………!!ユウキくん、あれ!


  • No.55 by ユウキ  2021-07-27 23:21:34 



( 続いて飛んでいく2羽目のポッポも見送って、林の向こうに見えなくなるまで目で追い続けていると、気づいた時には隣に立っていたはずのハルカの姿が無く、振り返ればポッポたちが飛び出してきた辺りの木の下で何かを探している様子。どうやらそこで発見があったらしく、小声で呼ばれたので自分も大きな物音を立てないよう気をつけてゆっくりその木下に近づき、額の上に手を翳して彼女の指し示す先を仰ぎ見ると…、そこには紛れもなくとりポケモンの巣らしい形状が。それを見た瞬間、思わず声を上げそうになって開きかけた口を手で押え、声量は控えめに、しかし興奮を滲ませた声で )
!! あれって……、ポッポの巣、だよな?

( それが確かであれば彼らがここに生息していることを裏付ける証として充分だろう。巣を見上げたまま目を離せずにいると、その中から1羽のポッポがひょこりと小さな頭を覗かせ、きょろきょろと何度も周囲を見回してからぎこちなく翼を広げようとする様子が見えて。今度こそ機を逃すまいと図鑑を掲げて記録を取ると、巣が乗っている木の樹冠よりも高い位置をピジョンが円を描くように飛び回っているのが見え、咄嗟にそちらにも図鑑を向ける。──親鳥だろうか、まるでポッポたちを見守っているように見える。続けてピジョンの記録も図鑑にしっかりと収めた後、巣の端から目一杯広げた両翼を羽ばたかせ今にも飛び立とうとするポッポを見守り )
……すごいな、ちょうど巣立つところだったんだ。


  • No.56 by ハルカ  2021-07-29 13:35:48 




( 今まさに飛び立とうとしているポッポ、そして子供らの巣立ちを温かく見守るピジョンに図鑑を向け記録をとった後、夢中になってカメラのシャッターを何度か押し貴重な巣立ちの場面を画像に収める。そうしているうちに皆無事に巣立つことが出来たようで、これから飛ぶ練習や餌の捕り方でも学んだりするのだろうか、待ちきれずに先に飛び立っていったらしい雛鳥たちの後を親鳥が急いで追い掛けていく。そのまま北の空へと飛んでいき、その姿が小さくなるまで大きく手を振りながら見送って )
早速すごい場面に遭遇しちゃったね!前にこの辺りの調査をしたときには、ピジョンもポッポも見掛けなかったのに…………ん?あの子は……、

( 何の気なしに向けた視線の先に、またもやこの辺では見掛けたことのなかったポケモンが1匹。くるりと大きな葉っぱに身を包み、とことこと目の前を横切っていくのは恐らくさいほうポケモンのクルミル。早速図鑑をかざして記録をとるが、何処と無く心細そうに辺りをきょろきょろ見渡しては何かを捜しているようにも見受けられるクルミルの様子が妙に気にかかり首を傾げて )
どうしたんだろう?なんだか様子がおかしいような…。お母さんとはぐれちゃったのかな?


  • No.57 by ユウキ  2021-07-31 11:58:49 



ああ、まさか巣まで見つけられるなんてな! ……? どうした?
──このポケモンって…、クルミル、だっけ。
( 出端からこれほど貴重な体験に恵まれるなんて、この旅は幸先が良さそうだ。次々と飛び立つポッポたちを最後の一羽まで見送り、続いて何か見つけたらしいハルカの声につられてその視線の先を追うと…、そこには足元を歩いていく一匹のクルミル、実物は初めて見る。クルミルの様子に違和感を感じたらしいハルカの発言によって自分もよくよくその表情を観察してみると、確かにどこか不安げで、ひょっとすると本当に迷子なのかもしれない。しかし──クルミルの進化後の姿はたしかクルマユにハハコモリ、何れも葉を身に纏って植物に擬態する習性のあるポケモンだ。周囲を見渡して豊かに生い茂る草木を見ると、無事にこの子の親を見つけられるだろうかと心が折れそうになる。それでも、不安気にキュイキュイと鳴き声をあげるクルミルと、その様子を心配そうに見つめるハルカを見ていると、やはりなんとかしてあげたい気持ちに駆られ )
探してあげようか、こいつの親。たぶん近くには居るはずだしさ。

待ってろよクルミル、すぐ見つけてきて……ん? クルミルが体に巻いてるこの葉っぱ…、なんとなくオレンの葉に似てないか……?
( クルミルの隣に屈んで怯えさせないようそっとその頭を撫でていると、頭と体を包む葉の、先端の尖った楕円形にどこか見覚えがあり、記憶を辿ればおそらくそれはオレンの実が成る木の葉であり。図鑑をかざして確認してみると、成程クルミルは植物の葉で自らの服を作るポケモンらしい。そして子供にはハハコモリが服を作ってあげることもあるのだとか。それならオレンの実が成っている木を探せば、その付近で親を見つけられるかも、と予想を立てて )
取り敢えずこの辺のオレンの木を探そうか、もしかするとその近くに居るかも!


  • No.58 by ハルカ  2021-08-01 20:16:11 




言われてみれば確かに似てるかも……。それなら、──出てきて、ペロリーム!
( 同じようにクルミルの側に屈んで指摘された葉っぱの形に注目してみると、確かに記憶にあるオレンの木の葉っぱに似ているような気がする。彼の立てた予想になるほどと感心しては、それならばと、バッグのポケットから手探りで手持ちポケモンのボールを1つ取り、──選出したのは、オンバーン同様カロス地方で仲良くなったホイップポケモン・ペロリーム。彼女の嗅覚はひとの1億倍以上あるとされており、わずかな匂いでも嗅ぎ分けることが出来るので、今回の場合もきっと力になってくれるに違いない )
あのね、この子と同じ匂いのする場所を探して欲しいんだけど…。

( トレーナーからの頼みを聞きこくりと頷いた後、早速クルミルの体に鼻先を寄せて目を閉じ、真剣な様子でくんくんと匂いを嗅ぎ始めるペロリーム。一頻り匂いを嗅ぎ終えると、次いで空中に漂う匂いへと集中し始める。…そうして、ひとには嗅ぎ分けられない、空中に漂う微かなオレンの香りを掴めたのだろうか、とっとこと何処かへ向かって歩き始めた彼女の後を着いていく為に、クルミルを両腕で優しく抱っこして )
あっちから同じ匂いがするみたい。とりあえず行ってみよっ!


  • No.59 by ユウキ  2021-08-02 22:50:21 



えっ、匂いで場所が分かるのか…?
( ボールから繰り出されたハルカのペロリームがクルミルの纏う葉の匂いを嗅いだ後、鼻をひくつかせながら迷うことなくある方向へ歩いて行く、その一連の動作を物珍しげに観察して。この辺りにオレンの香りが漂っているのだろうか、と自分も真似して空気の匂いをすんすん嗅いでみるけれど、爽やかな青葉の香りが鼻腔をくすぐるばかりでまるで判りそうにない。クルミルを腕に抱くハルカの横に並びしばらくその後を追っていくと…、林の中の少し開けた場所に、たくさんの瑞々しい青い実をつけた一本の木が現れ )
──! あった、オレンの木だ!すごいや、でかしたぞペロリーム!

( まさか本当に葉の匂いだけで目当ての木を見つけてしまうなんて。その特技を以て手助けしてくれたペロリームの頭をわしゃっと一撫でしてから、オレンの木の前へと駆けて行き、一枚摘んだ葉の形状がクルミルの服と同じものであることを確かめて )
……うん、やっぱりクルミルの着てるその服、オレンの葉っぱで間違いな──うわあっ!! むぐ、んぐぐ……っ、なんなんだ一体……、って、ケムッソ……?

( 確認した結果をハルカに報告するべく振り返ろうとした矢先、突然ペトッ!と顔の真上に何物かが落下。びったりと顔にひっつくそれを慌ててひっぺがしてみると、その正体はケムッソ……に違いないのだが、よく見てみるとその体はクルミルと同様、葉で拵えられた服に包まれている。いつもと違うケムッソの様子を不思議に思いながらも、思いたあたる可能性といえばただ一点ばかりで、その大きな真っ黒い瞳と見つめあいながらポツリと )
この服、もしかしてハハコモリが……?


  • No.60 by ハルカ  2021-08-04 19:06:19 




──!!
ありがと、さっすがペロリーム!
( 空気中に漂う匂いだけを頼りにずんずん先へ進んでいくペロリームを信じ、ユウキと一緒にその後ろを着いて暫く歩いていると開けた場所に辿り着いた。そこでクルミルの親や仲間を見付ける手掛かりになるかもしれないオレンの木が自生しているのを発見しては、思わずぱあっと表情を明るくさせながら側にいるペロリームに笑いかける。自身のトレーナーとユウキに手柄を褒められたペロリームは、えっへん!このくらい朝飯前よ、とでも言うように短い手を自身の腰に当て胸を張る仕草で応えてみせて )

きゃっ!?…びっくりしたあ……、なんだかクルミルみたいなケムッソだね。
( 突然ユウキの顔面に落ちてきた何かに驚きの声をあげながらびくっと肩を跳ねさせて、ひっぺがす様子を眺めてみれば……その正体はクルミルみたいな装いのケムッソで。彼の抱えるケムッソの隣にクルミルを並べて交互に観察してみると、どことなく服の作りの特徴が同じような気もする。すると、先程まで浮かない表情をしていたクルミルもケムッソの身に付けている服を見て、きゅいきゅいとどこか嬉しそうな鳴き声を出してみせた── )
あなたのお母さんが近くに居るといいんだけど、……あっ!

( オレンの木が僅かに揺れ、葉がカサカサッと擦れる音がしたかと思えば、木の上から勢いよく飛び出してきた1つの影。そうして自作の葉っぱで作った洋服をひらひらさせながら優雅に地面に着地したのは、こそだてポケモンのハハコモリ。迷子になっていた自身の子供の鳴き声を聞き付けたのだろう、クルミルの姿を見付けるなり心配そうな様子で傍に寄ってくる。そしてクルミルも母の姿が視界に入るなり、すっぽり収まっていた腕の中からぴょんっと抜け出してハハコモリに飛び付き、甘えたように身を擦り寄せて )


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