☆ 2021-07-01 18:33:10 |
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えっ、匂いで場所が分かるのか…?
( ボールから繰り出されたハルカのペロリームがクルミルの纏う葉の匂いを嗅いだ後、鼻をひくつかせながら迷うことなくある方向へ歩いて行く、その一連の動作を物珍しげに観察して。この辺りにオレンの香りが漂っているのだろうか、と自分も真似して空気の匂いをすんすん嗅いでみるけれど、爽やかな青葉の香りが鼻腔をくすぐるばかりでまるで判りそうにない。クルミルを腕に抱くハルカの横に並びしばらくその後を追っていくと…、林の中の少し開けた場所に、たくさんの瑞々しい青い実をつけた一本の木が現れ )
──! あった、オレンの木だ!すごいや、でかしたぞペロリーム!
( まさか本当に葉の匂いだけで目当ての木を見つけてしまうなんて。その特技を以て手助けしてくれたペロリームの頭をわしゃっと一撫でしてから、オレンの木の前へと駆けて行き、一枚摘んだ葉の形状がクルミルの服と同じものであることを確かめて )
……うん、やっぱりクルミルの着てるその服、オレンの葉っぱで間違いな──うわあっ!! むぐ、んぐぐ……っ、なんなんだ一体……、って、ケムッソ……?
( 確認した結果をハルカに報告するべく振り返ろうとした矢先、突然ペトッ!と顔の真上に何物かが落下。びったりと顔にひっつくそれを慌ててひっぺがしてみると、その正体はケムッソ……に違いないのだが、よく見てみるとその体はクルミルと同様、葉で拵えられた服に包まれている。いつもと違うケムッソの様子を不思議に思いながらも、思いたあたる可能性といえばただ一点ばかりで、その大きな真っ黒い瞳と見つめあいながらポツリと )
この服、もしかしてハハコモリが……?
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