☆ 2021-07-01 18:33:10 |
通報 |
( 早速図鑑をパワーアップしてもらう為に一旦博士に図鑑を預け、研究所内に次々と明かりが灯っていくなか再び椅子に腰を落ち着けては、博士が戻ってくるのを待機することに。そこでふと喉の渇きを思い出すと、目の前に置かれた美味しそうなミックスオレの入ったグラスに手を伸ばし、それを両手で持ち上げて口元まで運び、ごくごくごく…っと一気にグラスの3分の1ほど流し込む。3年間お世話になったカロス地方には、残念ながら自販機が設置されておらずミックスオレを購入する機会が無かったので、久々に体内を駆け巡る懐かしい甘みに堪らず頬を綻ばせて )
ふー……、おいしっ!
──ん?
( 不意に名前を呼ばれ、グラスを持ったまま反射的にユウキの方へ顔を向けると、彼が改まった様子で何かを伝えようとしているのが見て取れ、此方もしっかり向き合うべく手にしていたグラスをテーブルの上に控え目に置いてから、くるっと体ごと彼に向けて座り直し膝同士を突き合わせる。そうして彼の話を受けとめる体勢を整えた後、続けられる内容は思いも寄らなくて、けれど願ってもみない申し出で。──以前ホウエン地方を冒険した時のこと。トレーナー歴でいえば自分のほうが先輩なのに、気が付いたらいつも彼には先を越されてばかりで、その背中を追っていくので精一杯だった。いつの間にかホウエンリーグを制覇するまでに強くなり、ホウエン地方だけでなく全世界を救っていた時には、ライバルとして誇らしい気持ちは勿論あるけれど、それでも何だか遠くへ行ってしまったような気がして寂しかった。だから3年前、彼との間にぽっかり空いた距離を詰めるために、そして自分にしか出来ないことを見つけるためにカロス地方に行ったんだ。……もう置いていかれないように、彼の隣で同じ景色をみたいから…──当然ユウキからの提案を断る理由などなく、大きくこくりと頷き )
……うん、一緒に行こっ!ホウエンリーグのチャンピオンと一緒なら怖いものなしだよ!
──それにね、さっきお父さんが起きちゃったから最後まで言えなかったんだけど……、あたし、ユウキくんともっと話したいなって思ったんだ。ジョウト地方はどんなところで、どんな修行をして、どんな人やポケモンたちに出会ったのか…、他にも聞きたいことがたくさんあるの。だからお父さんから話を聞いたあとはすぐにバイバイしちゃうのかなって思ってたから、誘ってくれてすっごく嬉しい……!
トピック検索 |