Litleonids 〆

>某板1633様をお待ちしています！

(/某板1585です。改めてこの度はお声掛けをありがとうございました！
事前に確認させて頂きたいことを以下２点ほどまとめさせて頂きましたので、ご挨拶の前に申し訳ございませんが、お手隙の際にご回答頂ければ幸いです。

①募集時にも記載しています通り、本編 (メインストーリー＋エピソードΔ) 終了後の世界観を想定しています。が、どのくらい後の設定にするかはまだ決めかねております。
本編直後か、あるいはORAS時間軸から2、3年後のいずれかかなと考えているのですが、もしご希望があればお教え頂きたいです…！

②主人公・ライバルをそれぞれどちらにするかについても決めあぐねています。一人でホウエン地方救ってしまった主人公ハルカちゃんもかっこいいし、デートイベント然り女の子らしい魅力に溢れるライバルハルカちゃんも可愛らしいですし、正直大変選びがたく…！こちらもご希望があればお教え頂けますでしょうか。 )

（／某板でお声掛けさせていただいた1633です。こちらこそお部屋をご用意してくださりありがとうございます。こんなにも早くお会い出来るとは……！全身全霊の祈りが届いて良かったです。

早速ですが確認事項を拝見しました。
あれこれと考えるのが楽しく悩みに悩みまくり、お返事に時間が掛かってしまいましたが、ひとつずつ答えさせていただきますね。

①1585様にご提案いただくまで時間軸をどのくらい後にするかという発想がなく、なんとなく本編直後をイメージしておりました。ですが改めて考えてみると、思い出の場所を巡りながら一緒に冒険するとなると数年経過しているほうが感慨深いような気もしますし、また本編の主人公及びライバルの年齢が12歳とのことなので、本編終了後暫く経ってひとまわりもふたまわりも成長した二人のやり取りを想像するのも楽しいだろうなと思ったり…。なので個人的には３年後くらいを推したいです。

②どちらが主人公でもライバルでも可愛い組み合わせなのでかなり迷いました。こっそりぬいぐるみを買っちゃうライバルユウキくん激カワ過ぎますし…。ただお声掛けした際に直感で想定していたのが、「ジムリーダーの息子ということもあって（？）バトルに強い男前な主人公ユウキくん」と、「世界中のポケモンと仲良くなるという可愛い夢をもつ女の子らしい雰囲気のライバルハルカちゃん」でしたので、個人的にはこちらの組み合わせを推しておこうかと思います。）

(/ご移動並びにご丁寧なご回答をありがとうございます。随分前の投稿、それもかなり偏った内容の募集にも関わらずこうしてお声掛け頂けたこと、本当に心より感謝感激しております…！

①②それぞれのご回答、一人ウンウン頷きながら楽しく拝見させていただきました。是非ともどちらも採用させて下さいませ！主人公ユウキくんとライバルハルカちゃんの本編3年後、きっと素敵なアフターストーリーが紡げるだろうなとわくわくしております。
上記を踏まえて提案させていただきたいのですが、ユウキくんがエピソードΔ以来、トレーナー修行を目的に3年間を他地方で過ごしていたという設定を加えるのはいかがでしょうか！改めて二人で思い出の地を巡るきっかけにもなり得るかなと思ったのと、3年という長い空白期間を経てのやり取りがやりやすくなるかなと思いまして…！この3年の間に変化したホウエン地方全体の生態系調査をオダマキ博士に以来される、なんて展開でも良さそうかなと。あとは個人的に二人の再会シーンが見てみたいなぁという下心も有りつつです…。
また、1633様の方でご希望の設定や展開がございましたらどんどんお申し付けいただきたく存じます！(もちろん今すぐでなくても構いません！) 一先ず上記の提案についてご見解をお聞きしてよろしいでしょうか…！ )

（／わーっ！その設定とても良いですね……！そこで便乗して提案なんですが、ユウキくんが他地方で修行をしている間、ハルカちゃんもハルカちゃんでユウキくんに遅れをとらないようにするために、また大好きなポケモンの研究をするために、オダマキ博士のツテを使ってユウキくんとは別の他地方の博士の元で勉強したり調査を手伝ったりして過ごしていたという設定を加えるのはいかがでしょうか？

再会したとき、お互いにどんな反応をするのか楽しみです。オダマキ博士に召集されてすぐ研究所に向かうのかと思いきや103番道路にちょっと寄り道してそうだなあとか、久しぶりの再会に緊張して初めは距離感があるというかぎこちない感じだったりするのなあとか。一緒にまた旅をするようになって、徐々に前の二人の感覚を取り戻していくのかなあとか。こちらも甘酸っぱい関係の二人をみたいという下心が全面に出てしまっていますが、考えるとわくわくしてきました……！

あと、手持ちのポケモンはどうしましょうか？最初に選んだ相棒はずっと一緒にいそうですけど、他の地方で出会ったポケモンが新たに仲間入りしていても面白そうだなあと思いまして！

一先ずはこんな感じでしょうか。また何か思い付きましたら適宜相談するようにいたしますね。お気遣いありがとうございます。
上手くやれる自信はありませんが精一杯やりきりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。）

(/やったー！ご快諾いただきありがとうございます！ハルカちゃん留学設定もとても素晴らしいお考えだと思います、わーもう健気なハルカちゃん可愛すぎる！良きライバルとして切磋琢磨した本編、互いに別々の道を歩んだ3年間を経て成長した二人の新しい旅路を描きながら見守れると思うと、もう楽しみで楽しみで仕方ありません…！二人の甘酸っぱい青い春を味わいつくしたい思いでいっぱいです！そして103番道路に寄り道する二人を想像してグッときてしまいました…！なんて素敵な事を仰るんですか～！是非そちらの展開も取り入れさせていただきたいです。

手持ちのポケモンは確かに他地方で仲間になった子たちが混じっていた方が面白そうです！ひとまず、ユウキくんの相棒にはジュカインを選ばせていただいてもよろしいでしょうか…？それと、ユウキくんが本編でゲットしたレックウザやグラードンorカイオーガは元の住処に帰っていただいた設定とし、当時事件解決のために一時的に協力して貰った体にしたいと思います。

あとは本編後3年間のお互いの旅先だけ決めておきたいかなと…！確か主人公はジョウト地方の出身だったかと思いますので、ユウキくんは生まれ故郷のジョウト、それからカントーの全ジムを巡ってセキエイリーグに挑戦してきた設定が無難かなと思いました。

その他、こちらも思い付き次第適宜ご相談させていただきますね。こちらも初めて扱うキャラなので探り探りになってしまいますが、念願のユウハルにチャレンジ出来るということで、やる気だけは充分でございます！

取り敢えずはオダマキ博士からの連絡を受け、カイナシティの船着場に到着するところから始めていこうかと思います。また募集板の方には「豆～短ロル」と記載していましたが、初回や場面転換時など時々冗長になってしまうかと思われます…。1633様も無理に短くしたり長くしたり調整していただく必要はございませんので、どうぞ楽な形で回してくださいませ。

こちらで何も決めていなかった為に事前のご相談が長くなってしまい申し訳ございません、次回のレスから初回を始めさせていただきますね…！)

（／そう仰っていただき嬉しいです。ああもう旅の開始が待ち遠しい……！

手持ちの件、ホウエンの伝説達お帰りの件、諸々承知致しました！それではハルカちゃんの相棒にはバシャーモを選ばせていただきますね。他地方で出会った新しいポケモンを誰にするかはまた追々考えようかなと思っています。提案したはいいものの、ハルカちゃんがどんなポケモンを仲間にしそうか今のところ思い付かず…。ちょっと考えておきます。

生まれ故郷に戻って修行、からのリーグ挑戦というアイデアに脱帽です。ユウキくんカッコいいが過ぎます……！ハルカちゃんはその間、メガシンカ繋がりでカロス地方のプラターヌ博士の元でお世話になっていて、研究や調査の傍らカロス地方のおしゃれな雰囲気にも影響を受けて女の子らしさが増してる設定にしようかなと考えております。

初回の件も承知致しました。どんな風に絡ませていこうかと考えるだけで既に楽しいです！ライバル出現のときのBGMが脳内に流れ始めております。
ロルについても把握致しました。細やかなお心遣いをありがとうございます。やりやすい形で回させていただきますね。時折まとめきれず長くなってしまうかもしれませんスミマセン……！！

とんでもないです。ここまで上手くリードしてくださったので1585様がどのようにお考えなのかよく分かりましたし、考えを共有することが出来て良かったです。初回を楽しみに待っております。）

(/諸々ご承諾いただきありがとうございます！手持ちについても承知しました。こちらも選択肢の幅広さに正直まだ迷ってしまっているところですので、お互い少しずつ六つの枠を埋めていけたらよいかなと思います。

あーっ！カロス帰りのハルカちゃん、ナイスアイデアすぎます…！ORASのホウエン地方は何かとカロス地方との繋がりが深いですし、すごく自然な展開だと思いました。なんだか本当に有り得そうです…！きっとカロスで磨かれ垢抜けたハルカちゃんを見たらユウキくんどぎまぎしてしまうんだろうなぁと想像してにやにやしてしまいます！

温かいお言葉をありがとうございます…！こちらこそ1633様から沢山素敵なアイデアを出していただいたお陰でイメージを整理することが出来ましたし、ますます今後が楽しみになっております！

早速下記に初回を置かせていただきました。絡みづらければ修正しますので、気軽に仰っていただけましたら幸いです。改めてよろしくお願いいたします！)



はぁー…やっっと着いた…。にしてもやっぱりこっちは暑いな。
( カントー地方はクチバシティから長い長い船旅を終え、三年ぶりに帰参したホウエン地方。船乗り場から一歩外へ踏み出せば照りつける強い陽射しに目を細め、額の上に手を翳して久々に訪れたカイナの町をぐるりと見渡す。頬を撫でる爽やかな海風を心地よく感じながら、この地を初めて訪れた日の懐かしい記憶に思いを馳せ、そしてそれらの旅の思い出とは切っても切り離せない人物──友でありライバルであり、そして自身にとってかけがえのない存在である一人の少女のことを考えて独りごち )
………ハルカも、今日帰って来るって言ってたっけ。もうミシロに着いてるのかな。……あー、なんか、なんでだろ……、父さんに会うより緊張するかも……。

（／初回ありがとうございます。早速絡ませていただこうとカロス地方からホウエン地方にどう向かわせるか考えていたのですが、列車や船だと結構時間が掛かりそうだなと思いまして…。そこでアニメ版にはなってしまうのですが空港を使っているシーンがありましたので、その設定だけお借りして別の場所から向かうことにしました。その方が心の準備も出来るかなと…。話を進めにくかったり、他問題等ありましたら遠慮なく申し付けてくださいね。絡み直させていただきます。
こちらこそよろしくお願い致します。）



（ カロス地方ミアレシティの空港からホウエン地方コトキタウンの空港まで雲の上を旅すること数時間。ようやく懐かしの大地を踏み締めては、ずっと座りっぱなしだった為に縮こまってしまった身体を解すようにぐーっと両腕を上に伸ばし、一度大きく深呼吸。──“なにかがかすかにはじまるところ”。──コトキのキャッチコピーが書かれた看板がふと目に入る。と同時に３年前の旅の思い出が甦ってくると、やはり考えてしまうのはライバルであり憧れであり、何より一番気になる存在である彼のことで ）
………ユウキくんも、今日帰って来るってお父さんが言ってたけど、もうミシロに着いてるかな。……どうしよう、どんな顔して会えばいいんだろ。昔みたいに話せるかな……。

（ 期待と不安で胸がいっぱいになり落ち着かない心の準備と、思い出の場所の確認も兼ねてちょっと寄り道。自然と足が103番道路へ向かっていて ）

(/ 絡んでいただきありがとうございます。空港といえばセレナちゃんがホウエンを訪れた回ですね。奇しくもコトキの空港にカロス便があることにちょっと感動してしまいました！問題どころか再会の場所が103番道路にあたるよう導いていただき、ロマンチックな展開にすごくときめいてしまっています！是非このまま進めさせていただきますね。
それでは一旦背後はここらで下がらせていただきます。もう少し先へ進んだあたりで、また改めて展開について相談させてください。 )



( 活気に満ちた市場に色とりどりのパラソルが並ぶ賑やかなビーチ、以前と比べまるで変わりない町の様子を一通り堪能して、そわつく心が少し落ち着いたところでカイナシティの北側へと足を向ける。これまた懐かしいカラクリ屋敷が未だ健在なのを嬉しく思いながら道なりに進むと、三年前には確かにあった筈の大池が埋め立てられ、110番道路と103番道路を結ぶ道が綺麗に整備されている事に気づいて足を止め )
……そっか。そりゃこれだけ時間が経ってたら、ちょっとは変わってることだって……──あの池。あの池はまだあるよな。
( 時の経過を感じさせるささやかな変化に対して仄かな寂しさを覚えつつ、103番道路に差し掛かったところで不意に頭に浮かんだのはあの思い出の場所。まさか無くなっていやしないだろうか、そんな心配から池のあった場所へと足早に向かっており )

（／そう仰っていただけて良かったです！また、こちらの意図を組んで自然と合流出来るように繋げてくださりありがとうございます。３年の間に変わっていないところもあれば変わってしまったところもあるというのが、リアルにありそうで面白いですね。更に想像が膨らみました……！今後ホウエンの小さな変化も楽しみながら冒険していきたいなと思います。
そしていよいよ再会の時が迫ってきて妙にドキドキして参りました…。ではこちらも一旦失礼いたしますね。）


（ 記憶にしっかりと残っている長閑な田舎町そのままのコトキタウンを後にして思い出の場所を目指し歩き続けること十数分。ゆるい坂を登った先に『 ここは103番道路 』と書かれた比較的新しい看板を見つけると、小休憩がてら一旦歩を止めて辺りをきょろきょろと一望する。以前は草むらを掻き分けながらこの先の獣道を進んでいたのに、今や自然の豊かさこそ変わらないもののある程度道が整備されて歩きやすくなっていることに気が付くと、咄嗟に脳裏を掠めたのは── ）
………あそこはまだ残ってるよね？

（ 早々に休憩を切り上げて、真っ先に池のあった場所まで駆け出す。息を切らしながら辿り着いたそこには、──以前と何ら変わらない池の様。こちらの心配虚しく相も変わらずのんびりと揺れる水面を視認するなり、登り坂を思い切り走った弊害と安堵感に襲われ思わずその場に崩れ落ちるようにぺたんと座り込んで ）
……～～っ……よ、……良かったあ……。

そうだ、だいたいあの辺りにあったは……ず……──！
( 確かに昔と比べて幾らか歩きやすく整えられている長い一本道を楽々と駆け抜けて、記憶を頼りに歩を進めて行く先、目的の場所の丁度手前に座り込む人影を見つけては、その後姿に見覚えを感じた瞬間ぴたりと全動作を停止。直後サッと素早く木の影に身を隠して、そろりと顔を半分だけ覗かせ様子を伺うに、背格好こそ以前とは多少違えど、その人物は紛れもなく先程から自身の思考の半分以上を支配してやまない相手、ハルカその人であり )

いや、ていうかなんで隠れたんだよオレ。ふつうに話しかければいいだろ。…………………スゥーー………、ハァーー………よし。
( たった数年顔をあわせる機会が無かっただけの友人を相手にこれほど緊張してしまう理由についてはあまり考えないようにしたいし、どうにか抑えつけようと意識するほど逆に大きくなっていく心臓の鼓動には無視を決め込み、ほとんど気休めにしかならない深呼吸の後、意を決して木陰から一歩踏み出し )
………………、………っは、……ハルカ！

──！！
（ 木々が風に揺られ、優しい木漏れ日が辺りに降り注ぐ。その中にぽつんと構えている池をぼんやりと眺めているうちに乱れた呼吸も少しずつ落ち着き始め、そろそろ研究所へ向かわないと…と考えていた矢先、聞こえてきたのは思いがけず自身の名前を呼ぶ聞き馴染みのある声で。今この辺りには自分以外に誰も居ないはずと思い込んでいた為、突然の事に驚いてしまい心臓がきゅっと締め付けられる感覚を覚えつつ、声の主を探してすぐさま後ろを振り返る。…３年前より随分と大人びた雰囲気を纏ってはいるが、間違いなく一番会いたかった人物の姿がそこにあり、自身の意思を顧みない心臓は徐々に早鐘を打ち始め ）

………………あ、…あっ…えっと…、ユウキくんもここに来てたんだね。久しぶり。……その……元気にしてた？
（ 沢山話したいことがあるはずなのに、いざ本人を前にすると何故か言葉が出てこない。そうした緊張を誤魔化すように立ち上がり相手に向き直ると、微妙な間を生み出しながらも探り探りに言葉を紡いでいき ）

( ひっくり返りそうな大声の呼び掛けに応じてこちらを振り向いた少女、基、ハルカと目が合った瞬間はっと浅く吸い込んだ息をそのまま止めてしまう。その理由は自分の想定にあった３年前の彼女の表情よりも、今まさに目の前に居る相手がずっと大人っぽく映ったからで、動揺と継続する緊張とが相俟って最早こんらん状態。声をかけたは良いものの次の言葉を見つけられずにいると、相手の方から会話を続けてくれたので、ありがたくそれに乗っかることにして )
う…ん、っ、そうだな、久しぶりだよな！そりゃまあ元気元気すごい元気、って言いたいところだけどさ、あんまり長い船旅だったからさすがに今はヘトヘトだよ。ハルカも元気そうでよかっ……、

( 一度口を開けば平静を装おうと逆にペラペラと舌がよく働くけれど、決して昔の感覚を取り戻せているわけでもなく却って余所余所しく見えてしまっているかもしれない。そんな事にまで気を回す余裕も無いまま低い段差を登って相手の近くまで歩み寄れば、その足元にあの池──ハルカを見つけたことですっかり失念していた──があることに気がつき、途中で言葉を切り )
………ハルカ、もしかしてこれを見に…？

（ 風貌こそ多少変われど饒舌に会話を続ける彼の姿は一見して以前と変わらず自然体に映り、自分だけが変に意識してしまっているように思われて何だか恥ずかしい。久しぶりに耳にする彼の声は、ジョウト地方に修行に向かう直前に聞いたあの時よりも低くなっているし、身長だって前は自分と全く差が無かったのに今は少しだけ置いてきぼり…。彼の話にうんうんと相槌を打ちながらそんなことばかりを頭の中でぐるぐる考えていたが、不意に会話が途切れて問いを投げ掛けられると、変わってしまった自分たちと違って月日が経っても変わっていない池の水面にそっと視線を移して ）
あ、うん。なんだか気になっちゃって、研究所に行く前に寄り道しちゃった。………ユウキくんも？

うん、オレもそんなとこ。
( 返答しつつ池に落とした視線を隣に立つ彼女へと移す。あの頃はほとんど同じくらいだった目の高さが今では少し見下ろす形になり、薄く化粧を施しているのかもしれないが顔つきまでも大人びたように感じる、ちょっと綺麗になったというか。それでも何か、とても大切なものを見るように池の水面を見つめる眼差しは当時と少しも変わってはいなくて、ライバルとして最初と最後のバトルを交わしたこの場所を今でも覚えていてくれたこと、帰郷直後にわざわざ立ち寄ってしまうほど、自分と同じ様に大事に思っていてくれたことが無性に嬉しく思えて、少し安心したのと同時に緊張で強ばっていた頬が自然と緩み、無意識にぽつりと )
………そっか。やっぱりハルカはハルカだ。

──ごめん、変なこと言ったよな！…いや、その、今のはなんでもないから忘れて…。
( 不自然な事を口走ってしまった自分にハッと気が付き、気恥しさから顔に集まる熱を逃がそうと頬を擦りつつその場を取り繕い )

……？それってどういう、──あれ、電話だ。ちょっとごめんね。……うわっ！お父さんからだ…！
（ 視線を水面に落としたまま尚も彼の顔を直視出来ずにいたが、隣からぽそりと聞こえてきた呟きに反応してはつい覗き込むような形で彼を見上げ、意味を聞き返そうと口を開きかける。その瞬間、「 ♪ピロリロリンッ♪ピロリロリンッ 」…タイミングが良いのか悪いのか、ウエストバッグから通話着信を知らせるポケギアの音が鳴り響き、申し訳なさそうに相手に断りをいれてから着信先を確認してみると──「 お父さん 」。ぼちぼち研究所に到着してもいい時間帯になってもなかなか姿をみせない娘の身を心配してか連絡を寄越してきたらしい。慌てて応答ボタンを押すと電話に応じて ）
もしもし、お父さん？……うん、大丈夫だよ。もう着いてる。……えっとね、途中でユウキくんに会ったんだ。今も一緒にいるから……うん、またあとでね。

──お父さんが「早く帰って顔をみせなさい」って。
（ 手短に通話を終えポケギアをバッグに戻しながら相手にも用件を伝えた後、照れ臭そうにはにかみつつ ）
……一緒に、ミシロへ帰ろう？

………えっ、……と、──！……あ、ああ博士から……。
( 不意に視線をこちらへ持ち上げた彼女とおそらく本日初めてしっかり目が合ったものの、ちらちら落ちる木漏れ日の葉陰と光の下で揺れるふたつの瞳にきゅっと胸の奥の方を掴まれてしまった所為で、目線を他へ逃がすことも出来ない上にもう言い訳の言葉だって考えつかないし、大仰に云えば完全に詰みの状況に陥っていたその時、唐突に割入ってきた軽やかな着信音に助けられる形となり。その発信元はどうやら彼女の父、オダマキ博士だったらしく、二人の通話が終わるのを待つ間に、喧しくてしょうがない胸の鼓動を幾らか平常に近い状態に落ち着けておく。会話を済ませ通話を切った彼女と改めて向き直れば、“ミシロへ帰ろう”、そう言ってはにかんだ笑顔がホウエンリーグに優勝したあの日の姿と重なり、これで長い旅がまたひとつ終わったのだと今になって深く実感する。その感覚をじっくりと噛み締めてから、コクリと一つ頷いた後、今度はちゃんと真っ直ぐに相手の目を見て )

──うん、…うん。そうだな、一緒に。
( こうして話している間もむず痒い照れ臭さは抜け落ちず、話したいことがたくさんあるし、自分が知らない３年間分の彼女の話だって聞き出したいのに、あの頃のように平然と面と向かって話せるようになるまでにはもう少し時間がかかりそうだ。最後にもう一度ちらりと池の方を振り返ってから、南方へ真っ直ぐ下ったあたりに見えるコトキタウン、その向こうに続く森の方へ目を向けて )
帰ろう、ミシロタウンに！



(/再会シーンありがとうございました～！ハルカちゃんのあまりの可愛らしさに、ユウキくんと一緒にずっとドキドキさせて貰っています。ここまで５ターンで気持ち的には既に５縦(？)されてしまってます…！こんなに素敵なハルカちゃんと交流することが出来てすごくすごく幸せです、改めてありがとうございます。
さて、恐らくこのまま帰路につく流れかと思いますが、ここからミシロまでの間に挟んでおきたいシチュエーション等ございますでしょうか？もしお互い特に何も無いようであれば、ミシロタウンに到着するところまでシーンを進めてしまってよいかなと考えております。
また帰宅方法について、二人でこの三年間について報告し合いつつのんびり徒歩で帰るもよいですし、オダマキ博士が心配されている描写を入れて下さったので、そらをとぶ(この場合ユウキくんにエアームドを持たせようかと！)でショートカットも有りかと考えています。お手数ですがご希望を伺ってもよろしいでしょうか…！ )

（／こちらこそありがとうございました、無事に再会を果たせて良かったです。とてもきれいに区切りをつけてくださったので、一旦背後のみで失礼しますね。次の展開が決まり次第、物語を続けさせていただきます。

わーっ、お褒めくださりありがとうございます！ここまで本当に楽しくやり取りさせていただいており、もはやユウキくん及び1585様を離したくなく（突然の激重）ちょっと今回は相性が合わないためお断りを…、ということになってしまったらどうしようかと不安だったので、そう仰っていただけて心底ホッといたしました。
ハルカちゃんは自分だけが緊張しているように感じていますが、こちらにはユウキくんの緊張もひしひし伝わってくるので、もう何というか本当に良いムズきゅんに喜びを感じております…。改めてお会いできて良かったです。

帰宅方法について、分かりやすく丁寧にご提案くださりありがとうございます。個人的には、ご提案いただいた「そらをとぶ」案に１票を投じたく思います。再会シーンを本当にきれいにまとめてくださっているので、諸々ショートカットしてミシロに到着するところから再開するのが一番自然に物語を繋げやすそうだなと思いまして。加えて、そうすることで一時的に二人の緊張も解いてあげられるのではなかろうかと…。
またお互いの３年間の報告は、オダマキ博士から改めて依頼を受けて本格的な旅が始まってからぼちぼちしていくのでも良さそうかなと思ったり…。
この場合ハルカちゃんには、カロス地方で出会った新たな仲間としてオンバーン♀を持たせようかと考えています。（かつてハルカちゃんの旅パに在籍していたオオスバメは現在、オダマキ博士に預けているということにしておこうかと！）

ご提案に乗っかってばかりで恐縮ですが、こちらの意見としては以上になります。よろしくお願いいたします。）

(/ご返答ありがとうございます！先の展開を整理する間、こちらも一旦インターバルを置かせていただきますね。なんだかまだまだ始まったばかりなのに既にひと仕事終えた感があります。1633様のおかげで本当に良き一幕を描くことができ、嬉しくて何度も読み返してしまっているほどです…！

1633様は毎回次に繋げやすい優しいパスをくださりますし、文章も小綺麗で品のある素敵な言葉選びをされるので、とても勉強になるなあとしみじみ感服するばかりです。寧ろこちらの方が物足りなさを感じさせてしまっていたらどうしようかと不安を感じていた程ですので、一緒に楽しんでいただけているのであればもうこれ以上嬉しいことはないです！どうぞ今後ともお付き合いいただければ幸いです。

いつもながらとてもご丁寧なご回答をありがとうございます。募集主側としてもっとしっかりリードしていければよいのですが、毎度ご判断を委ねるような形になってしまい申し訳ないです…。
それではミシロ到着までの移動手段は「そらをとぶ」として、間の描写はショートカット、三年間の報告については旅の途中で少しずつ交わしていくことにしましょう。
ハルカちゃんの手持ちについても承知しました。オンバーンの背に乗るハルカちゃんオシャかっこよすぎです…！もう少し先になってしまうかもしれませんが、お互いのポケモンたちを混じえたやり取りも行えたらと思います。

その他、今段階で気になる点などございませんでしょうか…？一旦特に問題無さそうであれば、恐縮ですがミシロ到着後のシーンにて先行をお願いしたく…！もしご都合が悪ければこちらからでも構いませんので、お気軽にお申し付けください。)

（／一連の流れをまとめてくださりありがとうございます。諸々承知しました！現段階で特に気になる点も見当たりませんので、早速下記に到着後の描写を置かせていただきましたが、続けにくいようでしたら遠慮なくご指摘くださいね。
それでは一旦、こちらは引っ込みます。）



（ ユウキとの大切な思い出の場所で、その彼と約３年振りに緊張の再会を果たした。しかし思い出に浸る間も互いの成長を報告し合う間もなく、父・オダマキ博士から早く帰ってくるようにと催促の電話を受けては、会話もそこそこのうちに研究所へと帰ることになって。…緊張の糸が切れてホッとしたような、もう少しあの場所で二人だけで話をしたかったような…。そんな複雑な感情を抱きつつ、カロス地方で出会った新たな仲間であるオンバーンの背中に乗って空を飛び、早々に思い出の場所を後にした。── ）

──懐かしい匂い…、この辺は全然変わってないなあ。
（ 10分もかからないうちに懐かしい風景が見え始める。上空から眺める久々のミシロタウンは何ら様変わりしておらず、人心地がついて思わずにやけてしまって。そうこうするうちに、子供の頃からずっと入り浸っていた今の自分の原点ともいえる研究所の上まで辿り着くと、オンバーン共々ふわりと地上に降り立ち ）
はー……やっと着いたね！お疲れさま、オンバーン。