☆ 2021-07-01 18:33:10 |
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( “これからたくさん話していけばいい”……。残りのミックスオレを少しずつ飲みながら今しがたのユウキとの会話を頭の中で反芻しては、先の旅路が一層楽しいものになる予感がしてならず心が弾んで仕方ない。キノガッサもキノガッサで、久し振りに再会したばかりのマリルリともうじきお別れだと思っていたらしく、ついさっきまでは心なしか離れがたそうにしていたのだが、これからも暫く一緒に遊べると分かったからか、マリルリの回りを嬉しそうにくるくると小躍りしている。──それからちょうど、グラスの中身も氷を残して空になった頃合いに、図鑑をのせた白いトレーを持って博士が戻ってきた。早速アップデートされたばかりの図鑑を受け取って )
ありがとう、お父さん!
……すごい。まだ会ったことのないポケモンがこんなにいるんだ……!
( ユウキと同じように図鑑を起動させ、どのようにアップデートが施されたのか確認してみると、確かに埋めたはずの図鑑は空欄だらけになり、その分記録出来る容量が倍以上に増えていた。空白の数だけ、未だに知らないポケモンがホウエン地方にも世界中にも存在するという事実にときめきを覚えつつ、その他のアップデート内容としてデザインが見易くなっているだとか検索しやすくなっているだとかの細かい部分も一通り確認し終えては、図鑑の電源をそっと落としてバッグの大事なものポケットにしまいこみ )
「私からは以上、──あ、そうそう!もうひとつ伝えないといけないことがあったんだ。…実は今日、ハルカとユウキくんが久し振りに帰ってくるということで、我々とユウキくんのご家族とで一緒にバーベキューをしようということになってね。今頃センリさんや母さんたちが庭で食事の準備をしながら、君たちの帰りを待ちわびているだろうな。だから今日のところは寄り道せずに早く帰ること!私も研究所の戸締まりをしたらすぐに帰るからね。」
えっ!そうなの!?……キノガッサ戻って!またあとで出してあげるからね。
( 大人たちからのまさかのサプライズを知り目を丸くさせては、一刻も早くバーベキューに参加するべく一旦キノガッサをボールに戻す。そういえば外でエアームドと遊んでいるオンバーンもボールに戻さないと…!空いたグラスの後片付けは父に任せるとして、徐々に薄暗くなりつつある外へ向かうため、すくっと席を立ち上がり )
──ユウキくん、早く行こっ!
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