愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL

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極彩の魔女  2020-09-18 15:38:35 
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「 待ちくたびれたよ、お姫様 」



たくましく精悍な佇まい。

白い花の香りが漂うような甘いマスク。

獲物を狙うようなアルカイックスマイル。

庭師が鋏を手にするように、コックが刃物を手にするように、皇子たちは鎖と首枷を手に笑った。


【 皇子と姫と魔女 / 一風変わった跡目争い / 仄暗いファンタジア / 1:1 / 換骨奪胎 】


: 指名式トピ
: 提供は男性のみ
: 募集は"魔女に創られたお姫様"、男性Cも姫と呼ばれ歓迎されます
: 世界観を大切に
: マナー・良識を守れる中級者様以上優遇
: 参加者様以外の横槍禁止
: 即レス・置きレス切り替え可能
: 指名変更、指名被り、連続指名可能
: 上下の空白必須
: 短~中ロル推奨、筆が乗れば長文も歓迎


>レス禁




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  • No.360 by 第一皇子ジーク  2021-02-14 00:33:04 


>>フィリア姫(>>358)

(昼食を終え自室の書斎にて公務に励んでいても、今日は一向に筆が進まない。それもこれも全て、八人の皇子全員が揃う本日の午餐でヴィルケが公言した"お姫様"の存在が頭から離れないからで。国の健全な経済を守るための貿易公務も勿論大切だが、そもそも魔女とのゲームに勝てなければこの国は終焉を迎えてしまう。であればゲームにおける最重要の駒である姫の存在を無視する事など到底不可能、特に第一の位から最もこのゲームの勝利に責任を感じている長男であれば尚の事で「 ――未だ姿すら拝まない内から、私は既に虜という訳だ。 」万年筆の動きを止めてガラス張りの窓から晴天を見上げては、人によっては苦しげとも判断するような悩ましい笑みを浮かべて。居ても立っても居られず腰を上げて、これといった目的地もなく歩き始める――否、目的地は他でもないお姫様の現在地。ヴィルケの口ぶりによれば王宮から離れるような性質のお姫様ではないらしいが、その情報もどこまで定かか判らない。藁にも縋る思いで、ヴィルケが最初に彼女に出会ったという庭園を、次に庭園の傍の温室を、裏手に回って厩舎を――どこを探してもヴィルケの言っていたような黒髪に給仕服の女性は見つけられず、僅かばかりの焦りが少しずつ胸に湧き始めた刹那、求めてやまなかった黒色に邂逅し「 姫…? 」ぽつんと落ちた小さな言葉は声に出した自覚が無く、ふと彼女が願うような視線を向ける窓へ自分も倣い「 もしあんな風に空を飛べたら、もっと早く貴女を見つけられたかもしれませんね。 」姫の背後に位置する階段を数段残して登り切らぬところで足を止め、平素の穏やかさの中に遂に姫を見つける事が出来た喜色を隠しきれず今の今まで彼女を求めて彷徨っていた事実を滲ませながら「 初めまして、黒百合の姫君。昨夜は弟がお名前も聞かず、失礼を致しました。 」階段のズレ分の差異がある事で身長差は縮まり、此方から見下ろすような形にならなかったのは僥倖だろう。口許には柔らかな笑みを浮かべたまま、眉尻だけを下げて身内の非礼を詫びた後、コツコツと上等な革靴の跫音を響かせ頂上まで登り切り「 第一皇子、ジークと申します。――少々顔色が優れないようですが? 」恭しく胸に手を添え洗練された一礼を。ゆっくりとした所作で顔を上げ、消えない隈に縁どられた己が言うには些か皮肉と取られても仕方のない台詞を心の底からの善意で心配そうに告げて)


( / ご指名の選択、そして絡みやすい文章の先出しまで有難うございますー!とても助かりました、早速ご指名に預かった第一皇子にてお迎えに上がらせて頂きました!第七皇子とはかなりギャップのある優男テイストなジークとの交流を是非楽しんで頂ければ幸いです、指名変更や展開のご相談はいつでも承りますので何かあれば遠慮なくお声掛け下さいませー! / 返信不要)

  • No.361 by 第三皇子ハインツ  2021-02-14 02:10:37 


>>リル=フィシー姫(>>359)

そ、れは――――
(珍しく二の句に詰まるような様子を見せたのは、唯一無二にして最重要の駒であるお姫様に"姉"が存在するという衝撃に虚を突かれたからで。まさか極彩のマドモアゼルはスペアのチェスピースを用意していたのだろうか?一瞬でもそんな疑義が浮かぶのも馬鹿馬鹿しいほど解答は決まり切っていて、退屈なワンサイドゲームを嫌う彼女がそんなアンフェアで恥知らずな真似をする筈もなく、そう脳内で完結させて「 お姉様の分も用意しなくちゃだね。 」顎を引くようにして浅く頷き彼女の無意識な辻褄合わせに倣うように微笑みを落として。姉と誤認する存在が誰なのかはこの際問うまい、彼女が【おうち】に帰る事を望む日が来たのならばともかく二人分の青インクを渡そうと内心で決めてこの話題に区切りをつけ。"最初に会えたのが"、というワードが可憐な声で紡がれてしまえば、彼女は"次の"――即ち自分以外の皇子ともこの先触れ合うのだろうという事実に直面せざるを得ず、唇は緩い弧を描いたまま目許だけに寂しさを灯して「 お礼を言うのは俺の方だよ。君みたいな素敵なお姫様を、たった一夜でも独り占めさせてくれてありがとう。 」執着の獣を容易く刺激する微笑みのなんと美しいことか。しかし逃げ続けた麗しさに今度は初めから向き合い、その微笑みが他の誰かに向けられてしまう狂おしさに姫と接しない方の拳を手のひらに爪が喰い込むほど固く握り締めながら「 俺の人生でいちばん価値のある夜だ。一生忘れないよ、姫。 」足に触れた膝はきっと信じられないほど滑らかな肌をしているのだろう。布越しに振り合うだけでも直接その熱を確かめたくて堪らなくなる衝動だけは獣のせいには出来ず、自嘲気味な乾いた笑い声で微かに夜気を揺らし「 リル姫が俺以外の皇子と結ばれてしまう事。 」聞こえたか否か定かでない音量で本音を吐露した直後、夜が深まったことによる生物的な睡魔から互いに言葉数は少なくなってゆくだろうか。皇子としてではなく男としての威信にかけて姫が眠りに落ちるのをしかと見届け、寝息が聞こえれば華奢な肩が隠れるように毛布をかけながら自分はそっとベッドを降りて。部屋のすぐ外に控える使用人に彼女の落とし物を探すよう言付けた後、ふらりと自室を後にして。再度音を立てないよう戻ってきたのは一時間ほど経過した辺りで、既に並べられていた姫の靴と籠の隣に深い蒼色のフラットシューズを置いて『お姉様には内緒だよ』と流れるような筆記体の青インクを走らせたメッセージカードを添え、無音を守ったままに廊下の奥へと消えて行き)


( / お返事ありがとうございます、展開をお気に召して頂けたようで一安心でございますー!お言葉に甘えて初回交流は今回で〆とさせて頂きましたが、何か初回で書き残した事があれば次レスで消化頂いて構いませんので…!さて、早速次回交流のご指名を伺いたいのですが、現時点で気になる皇子はいらっしゃいますでしょうか?ご参考までに先んじて挙げていただいた案に沿いますと、リル姫にハインツを探して頂くのはスタート地点の前提として、「偶然遭遇する」形になるのは第二、第五、第七、第八皇子、「皇子側がハインツの不在を狙って意図的に遭遇する」形になるのは第一、第四、第六皇子かと!もしご指名が決まっておりましたら、同時に簡潔で構いませんので次回交流の初回文を回して頂く事は可能でしょうか?何卒、ご検討宜しくお願い致しますー!)


  • No.362 by フィリア  2021-02-14 03:58:18 





      >>第一皇子様( >>360 )


( 私もあの鳩の様に自由に飛べたら、きっと何も縛られる事なくあの大空を飛び回っていたことだろう。そんな幻想を抱きつつ向けていた羨望の眼差しはとある一つの言葉が聞こえると共に一瞬困惑の色を宿し胸の内に咲いた違和感に右手で胸部の服を軽く握りしめて。嗚呼、まただ。第七皇子様に" 姫 "と言われた時と同じ、謎の違和感。双眸を閉じぎゅう、と胸の内に咲く違和感を抑え込むかのように今一度胸部の服を握り締めていた手を強め後に離した後に下ろして。そっと再び開いた双眸は落ち着きの色を取り戻し、一拍を置いた末にゆるりと背後へ振り向くと「 ───飛べなくとも、こうして出逢える運命だったのかも知れませんよ? 」視界に映るのは艶やかな黒髪に、御世辞でも健康的だと言えないくらいの色白の肌そして己を捉えて離さないその桃色の双眸───第一皇子様である、ジーク様の姿。甘く鼓膜を揺らす声に柔和な笑みを浮かべその言葉に答えて。まるで絵画から出てきたような姿に浮かぶ文字は綺麗と言う一つの言葉につきる。「 第七皇子様のヴィルケ様、でしょうか?……いいえ、私は使用人と言う立場ですので然程気にしておりません。 」と、非礼を詫びる皇子様へ放念の言葉を一つ。先日の第七皇子様との出来事が思い出されるも非礼と言う非礼が思い当たらず、寧ろ此方が詫びなければいけないと言うもの。眼前に佇む麗人を見上げ「 御逢いできて光栄で御座います、第一皇子様。私は使用人のフィリアと申します。────御気遣い痛み入ります。…ですが、 」先程から気になってしまう、第一皇子様の隈。その隈も彼の美貌を引き立てる一部なのであろうが己には彼の方が顔色がよくないと感じてしまい、失礼ではあるものの其を承知で黒百合が咲く手を伸ばし頬へと触れて。「 第一皇子様もお顔が優れない様に見えます。もっとお身体を大事になさってくださいませ 」一度するりと親指の腹で撫で、甘く囁いて。先日の姫と言われた時から、何時もより誰かに触れていたいと言う気持ちが強くなっている気がする。失礼を百も承知で触れていられるのは、その気持ちが強いからか、はたまた" 姫 "と呼ばれている間は眼前に佇む皇子様に触れられる事が出来る権利が己には有るのだと感じているからなのか。何にせよ、己が触れた人物との間に愛される未来があるのならばどちらでも構わない、そうがむしゃらに何かを求める獣のようにも取れるその姿勢は崩す事なく己を見つめる双眸を見つめ返し、内に秘める獣を隠そうとばかりに微笑んで。 )



  • No.363 by 第一皇子ジーク  2021-02-15 12:57:12 


>>フィリア姫(>>362)

――…?
(背後からでも驚かせないようにと務めて柔らかく声を掛けたつもりだったが、彼女のすぐに振り向かない様子や後ろ姿からでも分かる懊悩のような仕草に言葉や表情には出さないまま胸中に疑問符を抱えて。詩歌やメロドラマの一節のような言葉を贈り返されては、先程の違和感は杞憂だったのだろうかと半信半疑に思考を切り返し「 姫は運命を信じるのですね。 」待望のお姫様から賜った第一声はロマンチシズムに溢れており、正統な王位継承者としてリアリストにならざるを得なかった身からは遠い深窓の令嬢を見るような、一種の感嘆をわずかに声色へ乗せつつ「 フィリア姫。以後お見知りおきを。 」恭しく優雅に一礼し、男性側から女性へ敬意を示す挨拶としてそっと手を差し出し。もし彼女がこの礼式に応えてくれたのならば、直には触れないリップ音だけを手の甲にエアキスとして落とすだろう。そうしてゆるりと手を引っ込め姿勢を正し「 ……使用人、ですか。 」忌々しい魔女の悪戯だろうか。彼女は姫として生み出された存在であるのにアイデンティティは使用人としてインプットされているらしいと悟れば、少し寂しそうな色を微笑みに映し「 貴女は我々皇子にとってかけがえのない、唯一無二の姫君なのです。――と、唐突に告げられても困ってしまうでしょうか。 」ヴィルケのようにゲームの駒としての役割を押し付けるでもなく、目一杯にお姫様自身の感情や心を尊重する穏やかな声音。普段であれば使用人相手には絶対にしない、否、皇族の権威が揺らぐのを予防する為してはならない禁忌とされている先般の挨拶がまさに彼女を姫たらしめる証拠で。「 けれどご安心を。すぐに信じられるようになるでしょうから。 」瑞々しくも妖しげな生花に彩られた手がこちらへ伸びてくるのを拒むことなく受け入れ「 本当に貴女が只の使用人ならば、第一皇子の頬へ許可なく触れる事は許されない筈です。…違いますか? 」ぬくもりや労わりを与えるようでいて、その実形振り構わない欲望を以って皇子の何かを求めるような、人肌の体温と形容するには幾分か熱すぎる秘められた熱を彼女の指の腹から感じ取って。その確かな熱量を盾にするかのように、姫を姫たらしめる自覚を誘発しようと微笑みを返して)


( / 交流中に失礼いたします!念のためのご連絡ですが、>>24に補足がある通り、お姫様はどのようなダミーの記憶を植え付けられていたとしても、初回交流以降は姫の自覚が自然に芽生えるような絡繰りとなっておりますので、今後の交流はそのようにご留意頂けますと幸いです。何卒宜しくお願い致しますー!)


  • No.364 by 極彩の魔女  2021-02-15 17:28:16 


( / 一部地域に地震が起きた旨、報道にて関知しました。もし参加者様の中に今も心細く大変な思いをされている方がいらっしゃったら…と心配になりまして、ご迷惑かもしれませんが一度だけ呼び掛けをさせて頂きます。突然の事でどれほど恐ろしく、また不便な思いをされていることかと気がかりでなりません。どうぞ一先ず王宮の事は忘れて、御自身や御家族・パートナー様の安全と健康を第一になさってください。王宮はいつまでも皆さまをお待ちしておりますので、もしお時間が出来てお気が向けばいつでも遊びに来てください。その際、少しでも皆さまの御心に癒しをお届けできれば幸いです。該当地域以外にお住まいの方も、明日は我が身と今一度防災を意識いたしましょう。私も有事の備えを見直そうと思います。皆さまの無事と健康を心よりお祈り申し上げます。)


>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第三皇子ハインツ(>361

: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324

: フィリア姫 <<< 第一皇子ジーク(>363


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.365 by フィリア  2021-02-15 17:43:03 





      >>第一皇子様( >>363 )


 ───ふふ、
( 聴き心地の良い低音声に乗せられロマン溢れる言葉が彼の口から出て来た故に、同じように返したつもりであったが運命を信じるかと問われてはどうだろうかと不意に思い。けれども今のような邂逅も有る意味運命ではなかろうか、そんな考えを持ち得つつ小さく上品な笑みを口許に浮かべ「 普段は信じていませんが、こうして第一皇子様との邂逅には運命を感じてしまいます 」と素直に心の内を明かして。御互いに交わした挨拶の末に差し出された綺麗な手を見つめ答えなければいけないと己の手を差し出せば甘く鼓膜を揺らすリップ音に少しの幸福感が心の内に芽生え淡く微笑みを。「 唯一無二の、姫君… 」何度か聴かされた姫と言う単語に先程のような違和感は感じず何故か心臓は幸せを感じたかのようにそれに答えるかのようにとくりとくりと鼓動して。整った美貌から彼の頬を撫でる己の手の甲へ視線が移動しては何を信じるようになるのか、一瞬疑問が過った末に、脳内で響く美しい声音で紡がれる聴いたことのないような有るような子守唄。何故か頭痛は起きる事なく寧ろ意識も心境も至って冷静だ。呆然と手の甲に咲く黒百合を眺め───嗚呼、私は他の人とは違う存在なのだと、私は彼らの言う通り姫であるのだと今までの出来事を思い返した末にそんな納得の行く思考が生まれ。するりと添えていた手を彼から離し、語られるその言葉に双眸を閉じ耳を傾け聴き終え一拍置いた末にスッと静かに開いてはその問いに「 えぇ、えぇ。───私は、姫。 」と操られたかのような素振りもなく、ただただ心の内の何処かに隠されていた言葉がするりと解き放たれ。彼の頬から離していた掌を眺め、その手に未だ熱く残る彼の体温を愛おしむかのように微笑みを浮かべては「 だから私は貴方に触れる権利がある───そうでしょう?ジーク様 」己だけを見つめる、その桃色の双眸へと見つめ返しては先程のような畏まった言葉は使わず眼前にいる皇子様へその答えを。 )


(:/ご連絡、そして自覚への誘発をありがとうございます…!実は何時自覚させるべきか迷っておりましたもので。主様の手厚い御配慮、感謝致します!極彩の魔女様の子守唄と第一皇子様の誘発を切っ掛けに自覚させてみた(?)つもりでは御座いましたが、展開が早すぎる、何か違う等ありましたら書き直させていただきますので遠慮なくお申し付け下さいませ…!)


  • No.366 by 匿名さん  2021-02-15 23:32:32 





名称/アダム
年齢/30歳
性別/男
モチーフ/蠍
性格/情熱的で好色。息をするように人を口説く。学は無いが地頭は良い。金にも女にも男にもだらしないが、人から人へ渡り歩くような暮らしを楽しんでいる。調子が良く、あちこちで守る気の無い約束をして破ること繰り返し、時には痛い目を見ることすらあるがまるで反省していない。人の孤独に対して抜群に鼻が利くようで、それを足掛かりに心の中へ入り込む狡猾さをもつ。一方で自身の心には何を以ってしても消し去ることの出来ない深い孤独を抱える。嘘も裏切りも己の常套手段であり生きる術そのものと言っても過言ではないが、それらを自分自身に向けられることが恐ろしくて堪らない臆病者。
身長/185cm
目/瞳の色はボルドー。くっきりとした二重の垂れ目と、太い吊り眉。下睫毛が濃く長い。
髪/緩やかに波打つような癖のある黒髪。肩甲骨まで届く長髪で、やんわりとかき上げていることが多い。
全体の雰囲気/端整且つ力強く男性的な顔立ち、持て余すほどの色気、それでいて何処か隙のある笑顔、見るからに遊び慣れしている。基本的にその日暮らしの身分だが、金持ちを関係をもつことも多く貰い物ばかりではあるものの衣服の質は良い。但し堅苦しく窮屈な格好は好まず、ゆったりとした開襟シャツにスラックスとブーツと言った簡素な物が多い。
モチーフの名残/尾?骨辺りから生えた大きく長い蠍の尾。黒く硬質で、先端には毒針をもつ。実際の毒はと言うと体の小さな動物であれば致死量となり得るものの、人間相手では刺された場所に灼熱感を伴う疼痛、暫く痺れを齎す程度のものである。
Like/酒、煙草、肉、葡萄、スキンシップ
Dislike/鳥、蛇
備考/特定の職はもたず、養ってくれる人間を見付けては離れを繰り返しながら暮らす。生後間も無く教会の前に捨てられていた孤児であったところを神父の手によって育てられるも、15歳の頃に若いシスターを次々に誑かしたことを咎められ教会を飛び出した、と言う設定を与えられている。
指名/第二皇子、第四皇子、第六皇子、第八皇子
ロル/(特に目的をもたずふらりと王宮の庭園へ足を運ぶことが癖になりつつある今日この頃。昨晩形ばかりの愛を貪り合った美女の置き土産、無駄に上等な赤ワインを起き抜けに瓶ごとがぶ飲みするような怠惰は何処と無く不安定な足取りに表れていた。風も少なく、陽射しは暖かい――絶好の散歩日和とばかりの陽気であったが、ほろ酔い頭を叱責するように突如として体がぐらりと揺れて。如何やら何かに躓いて転んだらしい。あまりに間抜けな己の状況を理解する頃には掌にじんじんと脈打つような痛みを認め、地面に手をついた拍子に尖った石の欠片で傷付いた掌からゆっくりと血液が伝う様に目を遣ると「…ガキの頃以来だな、ったく」と、渇いた笑いを零して)


(/こんばんは、夜分遅くに失礼致します。魅力的な姫君が名を連ねる中、果たして姫と呼ばれて良いものかどうか怪しい男を連れて参るのもどうかと悩みはしたものの…えいやとばかりに思い切って書き込みに至った次第でございます。丁寧に構築された美しくも何処か仄暗く狂気的な世界観、その中の一要素として参加させて頂くことが叶ったならば…とそんな思いの元、まずはプロフィールを提出させて頂きます。ご確認の上、相性のご判断等々をお願い出来ますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。最後に、指名に関してですがどうしてもお一人に絞ることが出来ず、あのような形になってしまいました。申し訳ございません…!)



  • No.367 by リル=フィシー  2021-02-16 00:04:53 



>>皇子(>>361)

(ぬるい水の中にどっぷりと浸かっているような奇妙な心地良い暗闇の中、瞼を閉じているのか開いているのかも分からないままこれが夢であることは理解出来る。その確かな証拠にこの暗闇は鮮烈なまでの、歌声とも音色とも、嬌声や甲高い女の笑い声にさえ聴こえるまるで極彩色のような美しい子守唄に包まれている。いつになく間近に感じる子守唄は触れられる気さえし、そこで漸く自分が胎児のような格好で目を伏せていたことに気付き、空気とも水ともつかないまとわりつく感覚に腕を動かした。瞬間、薄らと開けた睫毛の間に見えたのは暗闇どころか青いまでに清潔な白のサテンのシーツ。二、三度瞬き手を伸ばした先には皇子様の影どころかぬくもりさえなく、のっそりと起きて見渡す部屋は昨晩の記憶通り招かれた第三皇子の私室だがやはり彼の姿どころか気配さえ感じず夜とともに消え去ってしまったかのようにも思える。「夜が明けてしまったから?」記憶が途切れる直前まで見ていた美しい顔を一番に見れなかったことは残念でならずつまらなそうに唇を尖らせて。ずっとここにいれば彼は戻ってくるだろうが退屈を凌ぐすべはなくベッドを抜け出そうと落とした視界にふとどこかに落としたはずの靴と籠がある事に気付き、続けて第三皇子からの置き土産を見付ければ「まあ、内緒って素敵」添えられたカードを手に取ると彼の字をなぞって小さく嬉しそうに呟くと籠の中に丁寧にカードと靴をしまい。脚が短く見えるので踵のない靴はあまり趣味ではないがこのフラットシューズは特別である、そろりと足を通してサイドテーブルまで歩いた履き心地も良い。水差しから一杯注ぎこくりと口をつけると皇子がいなければ綺麗なだけのつまらない部屋に居残る理由はなく贈り物のお礼もしなければならないからと扉へと身を翻してしゅるしゅると裾を引きずり「わたしの好きな色、わたしのドレスの色、わたしの髪の色、三番目の皇子様の髪の色」ぼんやりと歌うように口ずさみながら廊下に出ると、さて皇子様はどこかしらと見当もつかない行く先を考えながら暫し扉の前で長く続く廊下の先を眺め)


(/回収、そして素敵な初回交流をありがとうございました。次回指名ですが、ハインツ皇子と並んで気になっていたセス皇子をお願いしたく思います!簡潔にと思ったのですが交流文から長くなってしまいました…要約すると「第三皇子を探して廊下に出たところ」ではありますが、絡みにくいなどあれば修正しますのでご指摘、ご意見のほどくお願い致します。時間帯は午前中、朝というには少し時間が過ぎたあたりをイメージしていますのでロルの参考になればと思います。他にも不明点があれば補足しますので、よろしくお願い致します!)

  • No.368 by 第一皇子ジーク  2021-02-16 21:34:39 


>>フィリア姫(>>365)

誰よりも先に貴女に出会えた第七皇子(ヴィルケ)は、良い運命を引き寄せましたね。
(第一皇子との出会いに天の配剤を感じるのであれば、姫にとって初めて出会った皇子であるヴィルケには一体何を感じたのだろうか。益体もない思考の奥にわずかにさざめく嫉妬へ、しかし彼女の名前を最初に知った男は己であると上書きするような微かな優越感で蓋をしながら、そんなトロリと流れる黒い蜜の如き感情はおくびにも出さず人当たりよく目許を細め「 仰る通りです。それに、プリンセスに相応しいドレスで着飾る権利も。 」彼女から与えられる呼称が第一皇子の称号から固有名詞に切り替わったことから万事は順調に運んでいると確信を持ちつつ、小首を傾げてお道化るように口角を上げ「 勿論、そのフレンチメイドも良くお似合いですが。 」決してその恰好が"お姫様"に相応しくないと言っているわけではないと前置きを挟んでから一歩距離を詰め「 姫は変身をご所望ですか?もしそうなら、貴女と出会えた思い出にドレスをプレゼントさせて下さい。 」消えない隈がこびりつくほど多忙な第一皇子が、今日この昼下がりに時間を取れたのは奇跡と言って差し支えないだろう。奇跡は有効に使わねばならない、あくまでも最優先されるべくは姫の気持ちなのだと駆け引きも強要もないまっさらな瞳を向けて)


  • No.369 by 極彩の魔女  2021-02-16 21:59:01 


>>アダム姫(>>366)

( / 初めまして今晩わ、主得な世界観にお褒めの言葉をいただき有難うございますー!重ねて素敵なお姫様をお披露目いただき嬉しい気持ちでいっぱいです、ナイスミドルな男性ならではの情欲的な特性が王宮でどのように作用するか今から楽しみでなりません、是非お好きなだけ皇子達と戯れてやってくださいませ!なお当トピで遊んでいかれる際は、泰然自若としたアダム姫だけでなく、心の底に秘めた孤独との闘いや嘘や裏切りに恐怖する、いわゆる"揺らぎ"の部分を出し惜しみなく発揮して頂ければより王宮での暮らしをお楽しみいただけるかと思います!単純にそれがトピ主の萌に該当するというのも多分にあるのですが、何分それぞれの闇を持つ提供達ゆえ、お姫様側にも弱さや揺らぎがある方がより円満な交流が出来るかと…!以上を踏まえて早速初回のご指名ですが、まずは候補を半分に絞って頂き有難うございますー!アダム姫との相性を鑑みまして、初回は第二か第四にてお相手させて頂こうかと思っておりますが、どちらがより気になりますでしょうか?無論いつでも指名は変更可能ですのであまり気負わず直感で決めて頂いても大丈夫です、指名が決定しましたら早速選ばれた皇子にてお迎えに上がりますので、何卒宜しくお願い致しますー!)

  • No.370 by 第四皇子セス  2021-02-16 22:25:35 


>>リル=フィシー姫(>>367)

(全く第三皇子も罪なことをする。王国の未来を救うため血眼になってお姫様を探している長男の苦労を知りながら、まさに待望の姫が遂に生まれ落ちたのだと兄弟達に公言しないとは。第四の位を持つ自身とて、先ほど偶然ハインツとすれ違わなければまだ見ぬ姫にただ虚しい想いを馳せることしか出来なかっただろう。第三はいつでも上品に微笑んでいるが、今朝の表情ときたら筆舌に尽くしがたいものだった。ふにゃりと緩んだかと思えば思い詰めたように顎を引いたり、彼を不自然な様子にさせた犯人を問い詰めたからこそ幸運にもお姫様の存在に辿り着けたというものだ。居場所こそ最後まで吐かなかったが往々にして独占欲の強い兄弟だからこそ互いの手の内もある程度分かろうというもの。軽やかな足取りで真っ先に目指したのはハインツの自室で、まだ静寂の保たれた廊下に立ちそっと扉へ耳を澄ませ感じ取ったのは誰かの気配。部屋の主人とは先ほど他所で話したばかり、使用人が清掃中ならば扉は開け放って仕事をする――ならばこの気配の主は言わずもがなで。扉のすぐ横、廊下の壁に背を預け腕を組んで出待ちをする最中、上機嫌な鼻歌は小さなハミングとして空気を揺らし。そうして待ちに待った扉の開く音、そしてまさに人魚のような可憐な歌声に組んでいた腕を解いて小さく拳を握り「 ビンゴ! 」はしゃぐように、はたまた噛み締めるように喜色を表してお姫様の前へと歩を進め「 御機嫌よォ、俺達の大事なお姫サマ。 」第三皇子とは似ても似つかない振舞いは第四にとって平常運転、獣のように尖った歯をわずかに見せながら口角を上げあいさつ代わりの笑みを。見れば見るほど想像以上に魅力的な容姿や、先んじて拝聴した透き通るような声に参ったとばかりに片手を額に当て「 ッたくハインツも狡いよなぁ。アイツ、姫を独り占めしたくて俺達に内緒にしたんだぜ? 」兄を貶めるようなつもりは毛頭ないままやれやれと両手を広げて肩を竦め困ったように笑って。そうして一歩、さらに距離を詰め「 俺だって姫のコト独り占めしたいのにさァ。な、今日は俺と一緒に居ようぜえ 」欲しい欲しいと雄弁に語るのは牙の並んだ唇ではなく濡れたようにギラつく二つの瞳。やにわに手を伸ばしたが姫の頬に触れる直前で止めたのは"嫌われたくない"という本能が獣じみた警鐘を鳴らしたからか。愛を、体温を、或いは許しを請うように「 いいだろォ? 」僅かに眉根を寄せ切なげな視線を一身に可憐な姫へと注ぎ)


  • No.371 by フィリア  2021-02-17 01:07:36 





      >>第一皇子様( >>368 )


 そうだと良いのですけれど……ヴィルケ様はとても素敵な方ですね。不覚にもあの御方に愛されているユーリケ様が羨ましいと思ってしまいました。
( そう、先日の邂逅を思い出しては少しだけだが触れられた彼の楔のような愛───私にも打ち込まれないだろうか、そんな淡い期待を抱きながらうっとりとした表情を浮かべ彼との邂逅を果たした外の庭園へと視線を向けつつそう呟いて。思い出を残すかのように置き去りにしたあの黒百合はとうに枯れ果ててしまったのだろうがそれでも構わない、あの運命のような邂逅は忘れられる事なんて出来ないのだから。「 そう、ですね。…ふふ、ジーク様がそう仰るのであれば姫として、いえメイドとしてジーク様のお世話を致しましょうか 」お道化る皇子様からの言葉に眼を丸くさせた後、共鳴するかのように調子を合わせ右手を己の方頬へ添えては恍惚な表情を浮かべると共にお道化てみせて。「 ええ、ええ。では─── 」己からしてみれば色もないこの服装を何か他の色に染められる事が出来るのであれば皇子様のこの誘いには断る理由が見当たらず。それに、多忙な彼の時間を少しでも占領できるのであればこの誘いは受けるべきだとそう捉え、詰められた距離にとくりと心臓が甘く鼓膜する最中己の身体の一部である左手の甲に瑞々しく咲く黒百合を摘み取っては両の手中に納め、眼前に佇む皇子様へ差し出して。「 第一皇子様の……いいえ、ジーク様の色に染められたいわ。貴方のその麗しい黒髪でも、私を捉えて離さないその桃色の双眸でも貴方のお好きな色でも構いません 」その言葉の通り、心の内に秘めていた欲情を手中に納め差し出した黒百合に託し「 私は、ジーク様の色に溺れたいのです 」感情に従うがまま、己より幾分か高い彼を見上げ、求めるかのような情欲に満ちた眼差しを向けて。 )



  • No.372 by 第一皇子ジーク  2021-02-18 19:15:03 


>>フィリア姫(>>371)

――、
(恍惚とした彼女の表情に胸の奥がざわつくのをはっきりと自覚し、同時に甘く暖かく優しい愛とはかけ離れた第七皇子の熱情でなければ姫の渇きを癒すことは出来ないのだと悟ってしまう。執着と呼んでも差し支えないほどの黒い愛情を叩き付けられ自由を縛られる第八皇子、ひいては実弟たる双子たちの間にある関係を良く知っているからこそ、第三者から羨ましいと評価された事を本人が知ればこのうえない皮肉に感じるのだろうと苦々しい胸中を微笑みを薄くすることで表し「 ……ええ。仰る通り、ヴィルケはとても愛情深い子です。 」差し伸べていた手は待ちぼうけを食らったままゆっくりと引っ込め、交代するように差し出された姫の手中には造花とは思えない瑞々しい黒百合。手の甲から生花が咲く、とヴィルケの言っていた事は真実だったのだと得心しながら黒く艶のある花弁に視線を落とし「 激しい愛が燃え上がれば、時に相手を支配したいというエゴイズムに化ける事もあります 」伏し目がちな目許には僅かな哀愁が、それでも緩く持ち上がったままの口角がそれを緩和し一貫した穏やかさは揺らぐことなくゆっくりと黒百合に触れ「 貴女は、愛の業火に灼かれたいのですね。 」脆い花弁を壊さないように、長い指先で優しく掴み上げたそれを贈り返すように姫の耳元へと運び、さながら花飾りの如くやんわり挿して。そこで初めて、お姫様の欲情するような視線と自分の視線が交差し「 ヴィルケが炎ならば私は海です。――とても、とても深い海。その分浅瀬も広大で、身を投げたとて溺れるのには少々時間がかかるかもしれません 」姫の瞳を向けられたのが節操のない兄弟だったのであれば、きっとすぐにでも彼女を攫って各々の目的を欲に乗せぶつけたのだろう。しかし第一の位を持つ皇子の双眸は凪いだ海のように一定の感情を保ち、諭すような声色を結んだ直後にその眦をゆるりと垂れさせ「 溺れてしまえば、二度と陸には上がらせませんが。 」ヴィルケの持っているものとは違う、激しく攻撃するようなそれではなく穏やかながら溢れるほどの独占欲を垣間見せ)


  • No.373 by 極彩の魔女  2021-02-18 19:16:12 


>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>146】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>370

: ギュンター姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>320

: ヴォルフラム姫 <<< 第四皇子セス(>277

: フローチェ姫 <<< 第一皇子ジーク(>272

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>319

: ペネロペ姫 <<< 第五皇子エトワール(>324

: フィリア姫 <<< 第一皇子ジーク(>372


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.374 by フィリア  2021-02-19 20:56:40 




      >>第一皇子様( >>372 )


 ───ジーク様?
( 恍惚とした微笑みを浮かべていれば途端に彼の優しげな微笑みが薄くなるのを感じ取り、彼の胸中や第七皇子様と第八皇子様の関係を深くは知らない己はもしかしたら何か嫌な想いをさせてしまったのではと勘違いを。心配そうに名前を一度呼んで見ては一度覗き込もうとするも返ってきた言葉に杞憂だったかも知れないと思いつつ顔に掛かる横髪を耳へと掛けて。途端に儚い哀愁を感じさせるその表情に失礼ながらもその表情は良く似合うと感じ、そのお顔に触れ、彼の胸中に触れたいとそんな我儘を微笑みを作ることで蓋をし。「 そうね、でもエゴイズムでも元が愛であれば向けられたら幸せよ。行き過ぎは考えものだけれどそれを上手く扱い扱われるのも愛の一種ではなくて? 」と偽の記憶から捻り出した経験から考えを口にして。手中に収められた黒百合が彼の手に渡り次に耳へと飾り付けられ満足げに耳元の黒百合へ触れ。ロマンチシズム溢れる例えに己もと自分の愛を何か別のような物で言い表そうとするも思い付かず、断念。それを頭の片隅に追いやりつつ「 愛の業火に灼かれるのも、ジーク様のような深い海に溺れるのも私にとってはこの上ない幸せよ 」と交差する視線からそらす事なくそれどころか、普通の人より何処か違う異常な愛の形を晒せば己の頬へ手を添え幸せそうな表情で見つめ返して。感情を表に出す己とは違い、感情を余り露にしないその瞳を見つつ言葉から溢れる独占欲を感じとり、ぞくりと背筋が震える感覚に眉を下げうっとりとした表情で吐息混じりに「 まぁ、まあ。上がらせないだなんて、上がりたくないときはどうしたらいいのでしょう?死ぬまで一緒?それとも───……ふふ、 」まるで人魚のお伽噺に出てきそうなフレーズに嬉しそうな笑みを見せ衝動のままそう語って。最後の言葉をまるで勿体ぶるかのような笑みを浮かべては一度息を吸い一拍を置いた末、己の頬に手を添えたまま悪戯に小首を傾げ「 飽きたら捨てられてしまうのかしら?ねぇ、ジーク様 」と皇子様を試すような問いを投げ掛け返事が待ち遠しいと言わんばかりに欲情に満ちた吐息を一つ落として。 )



  • No.375 by リル=フィシー  2021-02-20 15:24:51 



>>セス(>>370)

(第三皇子の揺り籠で上った階段はどこにあるのかしら。彼の居所が分からないため頭に浮かぶのは出会った庭園くらいのものだが、しかし道順など憶えておらずぼんやり考えていた頭に飛び込んできたのは弾んだ知らない声で、反対側から聞こえてきたそれに反応するより前に声の主が回り込んで現れれば驚いているのかも曖昧な表情のまま二、三度瞬いて繊細な服の柄を凝視し。頭上にゆっくりを顔を向ければそこにある褐色の肌と大きく開いた口から覗く牙のような白い艶の輝きを見つめ、「ご機嫌よう。あなたも、わたしに優しい皇子様なのね」思い出されるのは夜が明けたら兄弟たちが放っておかないと言った第三皇子の言葉。雰囲気も容姿も何もかもが違うものの自身に向けられる瞳には昨晩の皇子様の好意的な心地良さと同じものを感じて僅かに目を細め。上背のある皇子がどこか詰め寄るように一歩近付けば本能的に重心が踵に寄りそのままに扉に凭れ、そうすると目の前の第四皇子は影を落とす壁のようであるがこっくりと深みのある琥珀色の双眼には圧迫感ではなく縋るような迫るものがあり、愛らしさを自負しながらもその瞳を可愛らしいものに感じると「そんな、怯えた子猫のような目をしないで」よりのぞき込めばその視線を真っ直ぐに見つめ返し、獣のような鋭い歯も頬に触れることのなかった手に現われた躊躇いを思えばもはや臆病な小動物にさえ思える。「わたし、本当は忙しいのよ。おうちに帰らないといけないし、放っておかれたからハインツ皇子を探さないといけないの。でも、そう見つめられたら……」“かくれんぼの得意な侍女”が家に知らせたにしろ子女がこのまま無断外泊を続けられないという本人の理屈に、独り占めというあのひどく満たされる甘美な誘惑と彼の子猫の目付きを正当化させるべく出した答えは「……レモネードを、ご馳走してくださる?」おしゃべりに夢中で飲み損ねた涼し気な名前の飲み物を理由に、頷いてくれれば一緒にいられるのだと意味を込めて首を傾げてみせ)

  • No.376 by 通りすがりさん  2021-03-03 16:48:26 




支援上げです ↑


  • No.377 by 通りすがりさん  2021-03-23 00:41:55 

支援

  • No.378 by 匿名さん  2021-04-20 19:21:07 

支援

  • No.379 by 匿名さん  2021-05-04 21:04:59 

( / 支援 )

  • No.380 by 極彩の魔女  2021-11-13 19:33:19 



●●● イラストメーカーが苦手な方は閲覧非推奨 ●●●


>一部イラストリニューアル


●この度、イラストメーカーさんからイメージ画像をお借りしました。あくまでもイメージを掴んでいただく為のものですので、細かいニュアンスの差異は気にしちゃ駄目…!


●皇子の服装 … 性格や個性によって着こなしに癖があれど、基本的には白・金・赤基調の礼装。場面によってはゆったり私服のケースも。


:ジーク / 第一皇子 / 28y / https://d.kuku.lu/161f0da43
 利口で慈悲深い / 求められれば心も体も差し出す / 与える振りをして絡め捕る / 紳士然とした振舞の裏に隠れた独占欲
 185cm / 穏やかな桃色の目 / こびりついた隈を誤魔化すような微笑 / サラサラの黒髪を後ろで一結び / 痣やら切り傷やらでいっぱい
 魔女と肉体だけの愛人関係にあるがそこに愛はなく、いつか寝首を掻いてやらんと虎視眈々に睦言を吐く。姫への求愛に真剣に積極的。
 「 私だけの姫になって下さいませんか。兄弟たちに誑かされるあなたを見るには、私は些か狭量だったようです 」

>おねがい、すべてを捧げさせて。すべてを受け止めて、二度とはなさないで。


:ロメロ / 第二皇子 / 27y / https://d.kuku.lu/ce7d921c9
 奔放 / 且つ淫蕩 / 薄っぺらい愛情劣情 / 我儘 / 来るもの拒まず去るもの逃さず
 184cm / 薄紫の垂れ目 / 口許にほくろ / 藍色の髪、瞼にふわりとかかる濡れパーマ / 鬱血痕まみれ
 8人兄弟の中で唯一の妾腹。魔女に床に誘われる仲だが彼女を憎んですらいる。姫への求愛に不純に積極的。
 「 渇きと疼きでおかしくなりそうなんだ、この意味、分かるでしょう? 」

>すきだ、あいしてる、なんて。思ってなくても言えるんだよ。


:ハインツ / 第三皇子 / 26y / https://d.kuku.lu/c0e626076
 万人にゲロ甘対応 / 心の闇は深海並み / つまりは危ない人誑し / ストーカーまがいな執着心の持ち主
 180cm / 夕焼け色の隻眼 / 潰れた右目を前髪で隠す / 青みがかった黒の上品な短髪
 魔女と定期的にお茶会を開いており、恐らく兄弟の中では最も彼女をよく知っている。姫との接触に積極的。
 「 君が死んだら、心臓に一番近い骨を頂戴。それで俺を貫いて、すぐに追いかけるよ 」

>薄い唇からは、甘美な蜂蜜がとめどなくこぼれてる。一口なめたら、もう戻れない。


:セス / 第四皇子 / 23y / https://d.kuku.lu/c8b33dde7
 寂しさ所以の色狂い / 強引 / 強がり / 根は脆い / 承認欲求を満たす為なら犬にも狼にもなる
 182cm / 褐色肌 / 琥珀色の獣の眼光 / ギザ歯 / 無造作に鎖骨まで伸びた黒髪 / 肩に銃創
 魔女を床に誘うが面白がられてお預けを喰らっており、メイドや執事に手当たり次第手を出している。姫へも然り。
 「 なァ、来いよ。泥々に熔かして、何もかも忘れさせてやるよ 」

>すべてをわすれてしまいたいのは、どろどろに熔けてしまいたいのは、きっと彼のほうなのにね。


:エトワール / 第五皇子 / 22y / https://d.kuku.lu/aa749639b
 素直で甘えた / 純真無垢 / 故の残忍さ / 妙に核心を突く / 揺れる心を愛おしむ壊れた博愛感
 178cm / 檸檬色の縦長の瞳孔 / ミルクティー色の猫っ毛 / 星の形の泣きぼくろ / 誰にも見せられない傷跡がある
 魔女に可愛がられながら、彼女の心の闇を暴こうと兄にひっついてお茶会に参加している。姫との接触に積極的。
 「 本当は、僕にぐちゃぐちゃにされたいくせに。××のことなら、お見通しだよ 」

>こわすのは、期待しているから。この世にこわれないものがあると、証明したいから。


:リヒャルト / 第六皇子 / 20y / https://d.kuku.lu/2176595b6
 達観 / 諦観 / かなりすれていて厭世的 / そして内罰的 / 煌びやかな兄弟たちに狂おしい程嫉妬している
 175cm / 涼しげなスカイブルーの目 / 金髪のツーブロ / 腹部にケロイド
 魔女に揶揄われ弄ばれ、かなり精神的に参っている。この国がどうなろうがどうでもよく、姫への求愛にも消極的。
 「 甘い言葉で傷を舐めるくらいなら、僕を打ってぼろぼろに壊してよ 」

>苦いものしか甘いと感じられなくなった、あわれな獣に存在証明を。


:ヴィルケ / 第七皇子 / 18y / https://d.kuku.lu/38213cf8a
 独善的 / 形振り構わない独占欲と執着心の塊 / 歪んだ王子様気質 / 昔から双子の弟(ユーリケ)を呪縛している
 176cm / 右目が赤、左目が黒 / 一卵性ゆえに双子と瓜二つ / 肩までの銀髪 / 醜い手枷の痕
 自分の邪魔をするなら魔女だろうが姫だろうが八つ裂きにする勢い。姫に対しても無関心だが、弟が興味を持つため嫉妬している。
 「 逃がさないよ。ユーリケも、お前も、俺のものだ。俺だけのものだ 」

>この世でいちばん好きなもの?そんなの、僕の弟に決まってる。


:ユーリケ / 第八皇子 / 18y / https://d.kuku.lu/2cf7dc163
 空虚 / 臆病 / 優しくされるとチョロい / 過去の出来事から双子の兄(ヴィルケ)が怖くて堪らない
 176cm / 右目が黒、左目が赤 / 一卵性ゆえに双子と瓜二つ / 肩までの銀髪 / 醜い首輪の痕
 自分を兄から逃がしてくれるなら魔女でも姫でも大歓迎。姫に興味があり、不器用なりに接触に積極的。
 「 逃げようよ。こんなところ、もういやだ。お願い、僕の手を取って離さないで 」

>この世でいちばん怖いもの?そんなの決まってる、僕と同じ顔をした悪魔だ。

※双子はセットで同時指名可能、個別指名も可能


  • No.381 by 極彩の魔女  2021-11-13 19:42:06 



>お詫びとご挨拶

以前王宮で皇子と戯れて下さった麗しの姫君の皆様、御久し振りでございます。
偏に背後のリアル事情に忙殺されてしまい、長らく城を空けてしまい申し訳ございませんでした…!
一癖ある皇子たちを動かす楽しさ、何より数々の個性的・魅力的なお姫様方との素晴らしいひとときが忘れられず、亀ペースとなる時もあるとは思いますが、随時お相手様を募集させていただこうかと思います。
トピック自体の再建も検討しましたが、素敵なログ保持の観点から引き続きこちらのトピックで交流させていただければと考えました!
不束な管理人ではございますが、もしお気が向けば王宮に遊びにいらして下さい。今後ともよろしくお願いします…! / 深々御礼



>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
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●物語の栞↓

: ??? <<< ???

●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

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  • No.382 by 極彩の魔女  2021-11-14 14:01:35 



>遅筆・速筆・即レス・置きレス問わず、王宮に産み落とされし姫君をお待ちしています。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
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: ??? <<< ???

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  • No.384 by フィリア  2021-11-14 16:55:33 




      >>主様

(:/主様、お久しぶりでございます。フィリアの背後でございます。何かあったのかとしばらく不安に思っていました!お疲れ様でございます。また再び、美しい皇子様たちとの物語を紡がせていただきたく思っているのですが、可能でしょうか……?)



  • No.385 by 極彩の魔女  2021-11-14 20:29:53 


>>フィリア姫(>>384)

( / 御無沙汰しております、この度はご心配をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした / 深々御礼、王宮に再び遊びにいらして頂けた事、心から嬉しく感激しておりますです…!黒百合のお姫様さえよろしければ、ゆったりペースにはなるかと思いますが、何卒今後ともうちの皇子たちを宜しくお願い申し上げます!つきましては、ジークとの交流(>374)の続きか、もしくは新しい場面からの再開どちらをご所望化お伺いしてもよろしいでしょうか?後者の場合は指名も併せて教えて頂けますと幸いでございます…!)

  • No.386 by フィリア  2021-11-15 10:07:36 




        >>極彩の魔女様

(:/お返事ありがとうございます…!いえいえ、魔女様のペースで全然大丈夫ですので、そこは気にしないでください…!そうですね、ジーク様との絡みも濃厚で幸せなものでしたが折角ですので他の素敵な皇子様とも関わってみたく…。第六皇子様との交流がとても気になっております。極彩の魔女様さえよければ、お願いしても宜しいでしょうか……!)


  • No.387 by 極彩の魔女  2021-11-15 18:18:59 


>>フィリア姫(>>384)

( / こちらこそご指名ありがとうございます、次回は第六皇子とのこと承知いたしました!ジークとは異なりお姫様との交流に消極的な皇子ですので、もし交流中にやり辛さ等感じられましたら遠慮なく仰ってくださいませ!皇子の態度を幾許か柔らかくすべく一緒に作戦を考えましょう / 笑、特にスタート地点のリクエスト等ございませんようでしたら、ジークとの触れ合いの翌日、王宮の庭園をお掃除中のフィリア姫にリヒャルトがばったり遭遇して…というような流れを考えておりますが、いかがでしょうか! )

  • No.388 by フィリア  2021-11-16 01:34:17 



      >>極彩の魔女様


(:/承諾ありがとうございます…!第六皇子様の控えめな様子も少し気になっていましたので凄く嬉しい限りです!場面提供もとてもありがたいです。そうですね、今までとは違って此方もゆっくりじわじわと距離を詰めていく感じもいいのかなとも思っていますが……第六皇子様的にはどのような歩みより方がベストでしょうか…?)


  • No.389 by フィリア  2021-11-16 01:34:18 



      >>極彩の魔女様


(:/承諾ありがとうございます…!第六皇子様の控えめな様子も少し気になっていましたので凄く嬉しい限りです!場面提供もとてもありがたいです。そうですね、今までとは違って此方もゆっくりじわじわと距離を詰めていく感じもいいのかなとも思っていますが……第六皇子様的にはどのような歩みより方がベストでしょうか…?)


  • No.390 by 第六皇子リヒャルト  2021-11-16 19:51:07 


>>フィリア姫(>>389)

(空は晴天、時折穏やかに風の吹く昼下がり。澄み切った空と似た瞳の皇子はなぜだかひどく疲れ切った顔で王宮の庭園を歩んでいて。よろめくと表現するのは大袈裟だが、まるで重力に吸い寄せられるように二人がけのベンチへと体重を預け、天を仰ぎながら片手の甲を額に押し当て何かを嘆くような溜息をひとつ)


( / 提案への快諾ありがとうございます、早速絡み文を置かせていただきます!消極的な皇子ゆえまだ絡めてすらいない文で恐れ入ります、返しにくい等ございましたらおっしゃってくださいね。何がベストかはお姫様のモチーフや性格によりけりなので一概には言えませんが、リヒャルトは人間よりも動物を慈しむというプチ設定がありますので、同じように動物を大切にする様子を見せる事が出来れば彼からの信用は得られ易くなるかと!傷付いた小鳥や野良猫等、王宮の庭園に存在しても現実的な範囲の小動物なら自由にロル内で登場させて大丈夫ですので、ご参考までに…!)

  • No.391 by 極彩の魔女  2021-11-16 20:38:03 



>ねえお姫様。あの子守唄が聴こえない?


>こんな姫が居たらいいな。(>173


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 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.392 by 極彩の魔女  2021-11-19 20:19:21 



>姫、と呼ばれるのが嫌い?なら君の名前を教えて。


>こんな姫が居たらいいな。(>173


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 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.393 by いつかのひつじ  2021-11-19 21:42:41 




名称/ クラエナ
年齢/ 25
性別/ 女
モチーフ/ ヒョウモンダコ

性格/ 一見大人しく温厚、人に尽くすことを喜びとした献身的な印象を受けるが、本質は常に飢えと乾きに支配された狩人。ずるずると深淵へと引き摺り込むように甘美な毒を持つ言葉で誘い込み、自分と同等の場所まで溺れてほしいと骨の髄まで喰らい尽くす。何かに縋らなければ自分を保てず、根本的に不安定。依存的。この『体質』を罰だと考えており、赦しを渇望して神を信仰しているものの、同時に漠然とした大きな違和感を抱いている。

身長/ 164cm
目/ 金色の瞳の中には横向きの長方形の瞳孔。憂いを帯びた伏し目。
髪/ 茶色の濃淡が入り混じった柔らかな癖毛。肩につくぐらい長さでくるくると、足さながらに跳ねている。

全体の雰囲気/ 肘まである黒いレースの手袋、地面に触れるくらいのスカート丈、髪を覆うヴェール。銀のロザリオが胸に光る。いくつもの歯型をシスター服で隠しており、敬虔なる信者に見えるものの、怪物に信仰の首輪をつけたかのような歪さに艶やかな肢体、冬の海を感じさせる青白い肌が加わり、どこか危うい色香が漂っている。

モチーフの名残/ 強い飢餓感に苛まれた際に自分の肌を傷つける鋭い牙と体表には指先の痺れや軽い目眩を引き起こす程度の神経毒。表面に流れるものは短時間なら止めることが可能なものの、臓腑の中まで巡るものを消し去ることはできない。感情の揺らいだ時、瑠璃色に光る輪状の痣が身体中に浮かび上がる。

Like/ 神、穢れのないもの、愛、温かいスープ、歌
Dislike/ 創造主、自分、海、鮮やかな瑠璃色

備考/ 出身はどこかの娼婦から生まれた孤児。教会に引き取られ、その後何度か里子として家に受け入れられるものの、いずれも『体質』のせいでうまくいかず修道女になった。正式な聖職者ではなく、身寄りがないので居座らせてもらっているだけ、という設定。とはいえ、毒については自分の一部という認識の為悪感情はなく、不躾に触れられた際の悪戯として使うことも。魔女の気紛れによる不完全な創造故の靄がかかったような異物感、どこにいても落ち着かず自分の居場所をずっと探している。

指名/
ロル/

──嗚呼、いけませんわね。
( 瑠璃色の光が視界の底に映る。頬にあるであろうその大嫌いな色を衝動のまま赤で染め変えようとして、すんでのところで理性が働き、空気を震わせるだけの呟きを零せば、見える部分の少ない素肌からゆっくりと手を離した。ここはとっくの昔に見飽きてしまった朽ちかけた教会ではなく、色とりどりの思惑の花咲き乱れる煌びやかな王宮、その庭園。それに薄布に遮られた手じゃ爪の跡をつけるだけで青を消してはくれないから。スカートの土汚れを軽く落として、鮮血のついた黒い柵をハンカチで拭い取る。動揺の原因は、腕から滴り落ちる赤い血に手袋を裂くほどの深い傷。偶々転けた時に運悪く庭の装飾品に刺さってできたそれに、もう意味をなさないほどに破れてしまった布切れをきつく巻いて )



(/お久しぶりです!今はもう炎に包まれた場所にて、以前にひつじさんと交流させてもらったことがある者です。仄暗さも残しつつの、御伽噺のような世界へと魔法をかけたような素敵な場所でまた主様と言葉を交わしたいと思い、お声がけをさせていただきました!とはいえ、相性等もございます。確認と許可をもしいただけるのであれば、何人かの皇子様のご提案をしてもらうことは可能でしょうか?)



  • No.394 by 極彩の魔女  2021-11-19 22:38:10 


>>クラエナ姫(>>393)

( / 今晩わ、そして大変お久しぶりでございますー!まさかひつじという懐かしいワードを聴けるとは思わずとても感激しております…!あちらではエトワールやユーリケがお世話になったのでしょうか?、兎にも角にもあの場で仄暗いお話を共に楽しんで頂けた方であれば相性不安等は現時点では皆無ですので、何卒今後とも宜しくお願い申し上げます! / 深礼
 では早速初回の出会いについてですが、クラエナ姫のお人柄を見るにどちらかと言えば『狩られる側』の皇子の方が親和性がありそうかと判断しました!ので、甘言を偽物と見抜けず容易く深淵に落ちてしまう可能性のある第八皇子ユーリケ、もしくは自分の殻に閉じ籠もり頑なに耳を塞ぐものの一度心を懐柔されれば誰よりも脆い第六皇子リヒャルト等はいかがでしょうか?あるいは、互いに貪り合い恥も外聞もなく溺れてゆける獣のような第四皇子セスも候補に入れて頂ければと…!
 無論、上記以外の皇子にご興味がある場合は遠慮なくおっしゃってくださいね!)

  • No.395 by クラエナ  2021-11-20 00:30:30 




>394 極彩の魔女様

(/こんばんは!向こうでは一番初めにセス様にお世話になりました…!忙しくしていて来れずに中途半端な終わり方をしてしまったので、こうして再び出会うことができて大変喜ばしく思っております!それと、何分月日が経ちましたのでロル形式も様変わりしていることをお伝えしたく…!
そうですね、どの皇子様も魅力的で非常に悩ましいのですが…折角の一番初めはやはり第四皇子様をお願いしたいです!どこまでも堕ちて溺れるような恋を楽しみにしております!加えて今後のために軽く補足を。クラエナは基本狩る側で間違いありませんが、心の脆さ故に自分を愛してくれるのであればどんな形でも受け入れるといった獲物にもなり得る面もあるとだけ…!)



  • No.396 by 第四皇子セス  2021-11-20 01:06:08 


>>クラエナ姫(>>395)

(よもやこの美しい庭までもが魔女に籠絡されているとは俄に信じがたい、穏やかで静謐な昼下がり……言い換えればそれは退屈で退屈で仕方のない仮初の安息。まだ日も高い内から今日の“相手”を探してテリトリーをうろつく獣がひとり、まるで血の匂いに誘われるようにしてお姫様――まだそう認識出来てはいないが――に辿り着き、見慣れぬ姿に好奇を惹かれ一声掛けようとしたのを躊躇わせたのは、透けるような青白い肌を引き立てる赤色。しかし狼狽せず反対に益々興味を惹かれたという風体で口角を釣り上げ「 ――血に濡れた修道女。イイねえ、美味そうな響きだ 」褐色で骨張った手の甲を露わに、自身の顎を擦りあげて。物色するような熱を帯びた瞳は一見して聖女然とした彼女にも構わず無遠慮に釘付けとなり、分厚い装束の上からでも薫る色香に敏感な獣は舌舐めずりでもしたい気分でご機嫌そうに笑んで「 なァ、助けが必要ならおれが手を貸すぜ? 」一歩、真正面から距離を詰めてみようか)


( / 左様ですか…!そういう事でしたら、当所は置きレス・亀レス大歓迎ですので、どうぞ無理のないペースで遊んでいって頂ければと思います!そして選んで頂いたセスにて早速絡ませて頂きました。皇族らしさの欠片もない野性味あふれる皇子ですので、おイタが過ぎたらクラエナ姫の毒でお仕置きしてやって下さいませ!
 性格について補足をいただきありがとうございます!その点を踏まえると、誰彼構わず甘やかしてだめにしてしまう第三皇子ハインツとも会わせてみたいなぁと個人的に考えてしまいました…!その辺りはまた追々~という事で、他に特記事項がないようでしたら背後は一旦引っ込もうと思います!改めまして、今後ともよろしくお願いしますっ / お辞儀)

  • No.397 by 極彩の魔女  2021-11-20 12:13:10 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第四皇子セス(>>396


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.398 by クラエナ  2021-11-20 13:02:41 




>396 セス様

( 顔を上げれば、射止めるような翡翠の双眸に気づく。服装は御伽噺の主役、けれど気配は獣のよう。ちぐはぐなようであるべき姿に見えるのは、彼の持つ魅力か、それとも第四皇子という肩書がそうさせているのか。続け様に起こった出来事への動揺を隠し、優雅に一礼しては、痛々しいくらい鮮やかな瑠璃色が顕わになった腕に触れ「ご機嫌よう。ええ、助けていただきたいのは山々なのですけれど…」右に落としていた視線を彼の瞳へと交差させる。あくまで聖職者らしい控えめな笑みの奥に渇望を密かに滲ませて「それだけで満足でして?皇子様」応えるように踵を二回鳴らし、彼に近づいて。囁くような小声は、人に聞かれては厄介だから。山羊のような瞳をゆるりと細めて青の残る己の頬に食指を添え )



  • No.399 by 第四皇子セス  2021-11-20 13:42:04 


>>クラエナ姫(>>398)

――――その目、
(見知った人間のそれとはおおよそかけ離れた瞳孔の形は当然初見。驚きを隠さず言及をしようと半ばまで言いかけたところで思い留まる。そういえばあの意地悪な魔女が言っていた筈だ、“姫はヒトならざる異形の容姿を持つ”と。そこで点と点は繋がり、自分勝手に「 ははァん、成程 」とギザギザの牙を見せつけるように笑みを歪め。多くを語らずとも扇情的な響きを持つ姫の言葉にヒュゥと口笛を吹きながら、獣のようななめらかな足運びで彼女の周囲をゆっくりと回り始め「 おれは神サマだの天使だのは信じねえ主義だからよ、相手が修道女サマだろうとお構いなしに食べちゃうぜ 」空恐ろしいほど白い肌を覆い隠す黒、濡れた赤色に発光する青。様々な色彩にくらくらする心地で彼女の背後に陣取り、その細い腰を抱き寄せたい衝動を寸でのところで堪えつつ「 ましてやアンタは【お姫様】だ。皇子(おれ)と結ばれるのは必然だよな? 」あくまでも強引な発言は、他者からの拒絶を何より恐れる内心の裏返し。兎にも角にも視界をチカチカさせる赤色を止める事が先決だと、まずは医務室を目指すべく踵を返し)来いよ、お姫サマ。

  • No.400 by クラエナ  2021-11-20 16:16:21 




>399 セス様

──お姫様……?
( その響きはずうっと求め続けていた答えのようにすとんと腑に落ちて、同時に驚きを覚えもしない心臓にどうしようもなく理性が警鐘を鳴らす。何故、という疑問すら消えていく、ぐちゃぐちゃで取り留めのない思考は酷く恐ろしい。縋るように両の手のひらでロザリオを握りしめて、生気の消えた顔色で浅い呼吸を。収まった頃には理性の枷は【姫】と呼ばれることに違和感を覚えずに、先刻の動揺すら記憶から消えて。少しばかり離れてしまったたくましい背中を追いかけながら、描かれた絵画をなぞるように「…残念ながら、私は来月に神に身を捧げる予定なのです」修道院としては、いつまでもどこにも居場所がない修道女見習いを置くわけにはいかないよう。必然ともいえるそれは、簡単には覆らないもの。淡々としているようで諦めにも似た響きを孕んでおり。ふと、突拍子もない考えが思考の海に浮かび上がる。「もし、引き取ってくださる方がいるのなら」と、言葉が途切れたのは海底にある本当の願い故。さざ波のように揺れる小さな声は石畳に落ちていき)
私は、きっと主さえ裏切れるでしょう。



  • No.401 by 第四皇子セス  2021-11-20 20:10:10 


>>クラエナ姫(>>400)

ああ。だから握るならこっち。
(本当について来てくれているかどうかが不安になりちろり振り向いて様子を窺うと、白い手が絡みつくロザリオがまるで命綱のように思えて。力いっぱい縋り付かれることで存在意義を確かめたいという欲求と、目の前におれがいるのに何故そんなものに縋るんだという益体もないやきもちから、怪我をしていない方の手を強引に繋いでしまおうと腕を伸ばし。もしレース越しの手に触れる事が出来たのなら、決して離すまいと握り込めるようにしながら「 捨てちまえよ、つまんねえ信仰なんか。アンタが人肌恋しくて堪んねえ時、一度でも神サマがその渇きを癒してくれた事があったか? 」あれこれ理由をつけて保母を独り占めしようと目論む幼児のような、稚拙だからこそ真っ直ぐな言葉で生まれたばかりのお姫様の心に一石を投じようと試みて。程なくして医務室に到着すれば、タイミング良く王宮医不在の事実に内心でほくそ笑みつつ彼女をベッドの縁に腰掛けるようエスコートして)裏切るも何もアンタは姫なんだ。目の前の体温に縋ったって誰に責められる謂れもなくね?

  • No.402 by 極彩の魔女  2021-11-20 23:08:53 



●午前0時の鐘が鳴っても皇子は姫を帰さない。


●眠りに落ちるまで短~中レスにてお姫様募集中


  • No.403 by クラエナ  2021-11-20 23:13:41 




>401 セス様

貴方の手は暖かいのですね。神様とは違う。
( 骨が軋むくらい強く握られた左手と裏腹に、熟れた果実のように本音がこぼれ落ちる。海に揺蕩って冷え切った指先が生き物の温度で融けていくようで心地よく。教会で人と手を繋いだのは小さな時分に一度だけ、それからは決して誰も触ったことはない。毒が染み出すのを恐れても尚微かに力を込めたのは、もう少し温もりを感じていたいと願ったから。皇子様の独占欲から投げかけられた言葉は全て本当のことで、それでも神に期待してしまうのは、遠い昔の一人きりの渇きを慰めてくれた子守歌のせい。幸福な記憶のない魔女の作品にとっては、たった一つの母の愛で。「ならば、貴方が私のこの首輪を引きちぎってくださいませ。囚われのお姫様を拐えるのは皇子様だけですもの」鈍く光を反射する十字架にそっと口付けをして、柔らかな微笑みを。一国の皇子にとって身請けぐらい他愛もないだろう、なんて思考で。導かれるままベッドに座り、静かに見透かすような瞳で見つめ )
けれど……難しいようでしたら、構いませんわ。他の方を探します。



  • No.404 by 第四皇子セス  2021-11-20 23:50:02 


>>クラエナ姫(>>403)

もっと欲しけりゃくれてやるぜ?
(無理矢理に繋いだ手のひらがお姫様の神経毒に晒される危険性など端から思考の外。しかし毒を持っていると告げられても尚、きっと獣は一度触れた温もりを容易に手放さないだろう。「 おれはまだまだ足りねえよ 」と素直に体温を要求するのも忘れずに。ただ先決なのは傷の手当てであり、薬品棚から必要なものを物色しながら、背中越しに姫の願いを静かに聞き届けて。皇子という立場でありながら薬品や医療用具の場所・扱いを充分すぎるほど心得ている様子には違和感があるかもしれない、兎も角怪我をした方の腕を診るために隣へと腰掛けて「 滲みるぜ 」心配そうに眉尻を下げてから患部を消毒液に晒して血を拭い取り、回復を促す軟膏を塗り、慣れた様子で清潔なガーゼを当てて包帯にて封をして。「 さてと、 」やたらと楽しそうな声の後、華奢な肩に手をかけて体重をかける。もし抵抗されなければこのままベッドの上に押し倒す形になるだろう「 なあ、お姫サマ。名前教えてくれよ 」高圧的とは違う、どこか乞うような響きと共にロザリオの鎖へ手を伸ばし。ちゃり…、という小さな金属音がやたらと清廉に響いて)

  • No.405 by クラエナ  2021-11-21 09:16:17 




>404 セス様

強欲ですのね。
( 感情の色が抜け落ちた、掠れた呟きだけにとどめる。一度欲しいと言ってしまえば、浅ましい飢えと渇きは歯止めが効かなくなるから。それに、この獣じみた皇子様から逃げ出すこともきっとできない。もらった温もりは、それほどまでに甘美なもので。小さく息を殺して、悟られないように体表の毒を意識的に消し去り、腕を差し出す。消毒液のひりひりとした痛みに少しだけ顔が強張り、一つ深呼吸。見る見る内に手当を完了させたあたり、平穏に見える王宮の中も色々訳ありなのかもしれないと目の前の皇子様から察して。「お心遣い、誠に感謝いたします」深々とお辞儀を。丁重な手当と案ずるような眼差しは受けたことのないもので落ち着かない。愉快げな調子の声が聞こえたと同時に視界が反転する。背中にやわらかなマット、宝石のような緑と褐色の肌が覗いているのを認識すれば、押し倒されたらしい。求めていたものが手に入る高揚感と迷える子羊のような様子に鋭利な牙が疼くのを感じ、修道女ではなく捕食者らしく心底愉しげに口を歪め )
──クラエナと、お呼びください。『お姫様』と違って、私だけの名前ですから。



  • No.406 by 第四皇子セス  2021-11-21 13:19:35 


>>クラエナ姫(>>405)

ああ。アンタが欲しくてどうにかなりそうだ
(今までのこちらの劣情を煽るような台詞の数々とは裏腹に温度のない呟きに、胸の奥底がキュゥと狭まる心地がして。欲しいのか欲しくないのか一体どちらなのか見分けられる程の観察眼は他の兄弟と違って備えておらず、只々彼女が自分の腕から逃げ出さないのを良い事に、熱に浮かされた吐息を交えて余裕なさげに本音を浴びせる。「 クラエナ、 」それが我が姫君の尊名。男の本能を呼び起こす魔性の微笑みへいざなわれるように声に出してしまえばもう我慢することは出来ず、噛み付くように唇を塞ごう。未だ驚異を知らぬ姫の毒や牙など強欲を阻む因子にはなり得ず、例え抵抗されたとて膂力の性差で捻じ伏せるつもりで。貪るような口付けもやがて酸素の制約に一旦遮られ荒い呼吸と共に口を離し、犬猫のように彼女の首筋へと頭を埋め掠れた声で)なア、おれの名前呼んでくれよ。そんでおれの事満たしてくれよ

  • No.407 by 極彩の魔女  2021-11-21 14:00:30 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第四皇子セス(>>406


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.408 by クラエナ  2021-11-21 22:12:51 




>406 セス様

なら、私を満足させてくださる?
( カーテンに遮られて日光の届かない部屋の中、惑わせるような月光の瞳は恍惚と獲物を見据えて。最早欠けた心を抑えることは出来ずに、レースに包まれた細い指を翡翠の下の頬に這わせ、喉を鳴らす。一瞬の息遣いすら、甘露のよう。名前が呼ばれた途端に、瑠璃色が再び肌の上で花開く。それに気づく余裕もなく、テディベアをもらった少女の如き笑みを返答代わりに。突然襲う、唇を塞ぐ柔らかな感触を噛みちぎりたいと思ってしまうのは、まごうことなき怪物の本性で、反射的に痺れる程度の神経毒を流してしまったのは、許可を得なかったお仕置きに。息の切れない代わりに熱に浮かされ色づく顔を慈しみで満たして、毛繕いをするように指で髪を梳く。敬称をつけないのは皇子も様も今の彼には相応しくないから )
……セス、セス。毒を持つお姫様はお嫌いでしょうか?



  • No.409 by 第四皇子セス  2021-11-21 23:29:53 


>>クラエナ姫(>>408)

おれはやると言ったら徹底的にやるぜ。この陽が落ちてまた昇ったってアンタを帰さねえよ
(満足、とは何を指すのか。ただ肉体の渇きを潤せば済むのか、それとも心の深い奥底まで互いに明渡し溶け合う事を意味しているのか……直情的な第四皇子は前者と理解しているが、どちらにせよ相手を自分の深淵に引き摺り込まねば気が済まないのはお互い様だろう。「 クラエナは【姫】なんだ。王宮でおれと――皇子(おれたち)と暮らすのは当然だろ? 」蠱惑的なお姫様を独り占めしたくて堪らないけれど、脳裏に閃くのは兄弟達の姿。特に国を救おうと懸命に姫を探し求めている長兄に対して引け目に似た何かを感じたことで一人称を複数形へとすり替えて。ふと碧く光った輪の紋様が視界を照らせば「 うお、 」と小さく驚嘆の声を上げ、賺さず「 コレもお姫サマの証ってやつか。イイなあ、綺麗で 」心からの感想がぼんやりと少しだけ間延びした口調になったのは甘美な口付けの酩酊からか、あるいは唇を痺れさせる毒素のせいか。甘い目眩のするような心地で――尤もお姫様の毒による症状で実際に目眩を起こしているのだが――姫に覆い被さる姿勢はそのままに、耳元で聴こえた言葉にハッと息を呑む。それは長らく兄弟以外の誰からも呼ばれることのなかったありのままの自分の名前で、どこか今は姿をくらませた母親を思い起こさせ「 ……っ、 」堪らない感傷に心を染め上げられて鼻の奥がツンと痛み。じわりと涙の滲んだ顔を見せるわけにはいかないと一層深く彼女の首筋へ頭を埋めたまま「 毒……、とか。どうでもいいンだよ 」涙声にならないようにと意識すればするほど不器用に震える声、羞恥に頬が染まるのを感じながら消え入りそうな掠れ声で)傍にいてくれよ……。

  • No.410 by 極彩の魔女  2021-11-22 13:15:12 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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: クラエナ姫 <<< 第四皇子セス(>>409


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.411 by 極彩の魔女  2021-11-22 20:26:41 




●午前0時の鐘が鳴っても皇子は姫を帰さない。


●眠りに落ちるまで短~中レスにてお姫様募集中


  • No.412 by クラエナ  2021-11-22 21:18:55 




>409 セス様

とっても素敵。けれど、他の方々にも挨拶へ行かなくては──……?
( このまま身を委ねて、快楽に耽るのも一興。しかし、皇子様の言う通り王宮で暮らすのならそうする訳にはいかないと、誘いをかけておきながら幼子を諭すような調子で。先程の驚きようから、己を姫だと知っているのは彼だけだと推測した上の発言に、ふと疑問がよぎる。──【姫】とは一体。弄られた脳ではふわふわと霧のようにそれ以上の思考を阻むものの、一度浮かんだものは消えることはなく、迷子のように瞳を揺らす。それが魔女への切符と知らないまま、とりあえず頭の片隅に仕舞い込んで。驚きの言葉で漸く気づいた青の輪に邪魔を挟まれた苛立ちのまま、睨みつけ「私、これ、見ていると腹が立つの。赤か……セスみたいな緑なら好きになれたかもしれないのに」口調が崩れていることすらどうでもいいくらい、忌々しい。そんな様相がぴたりと静止する。先程から、少しばかり様子がおかしい皇子様を見つめ、途端不安を隠しきれずに怪我をしていない方の腕を背中に絡めて。加減を誤ったかもしれないと恐れるくらいには、情が移ったよう。表面を覆うものよりも、身体を流れるもののほうが毒性は強いという事実が更に不安定さを助長していて、縋るように抱き留める。「セス、」切望するような響きと共に、痣がより強く光って。焦りを隠せたのは孤独に囚われた皇子様が、昔の己を思い起こさせるから。ぐっと心に鍵を掛け、誰も見ていないのをいいことに笑みに自嘲を織り交ぜて )
ええ、眠りに落ちるまでは、お側に。



  • No.413 by 第四皇子セス  2021-11-23 01:09:03 


>>クラエナ姫(>>412)

…………、
(ひたすらに沈黙を貫き通したのは、兄弟達に悪いからと宣った舌の根も乾かぬうちに後悔に苛まれていたから。あるいは、例え兄弟の存在を仄めかしたとて彼女なら自分だけを選んでくれるのではないかと、幼稚で何の根拠もない勝手な期待を裏切られた事にむくれているからか。「 そーかよ。精々兄上達にちやほやされればいいぜ 」最終的には取り返しのつかない後悔に稚拙な強がりで蓋をして。痣に言及されるのは好まぬらしいと明らかに荒くなった語気から察すれどこちらの態度は変えることなく、先程のぶっきらぼうさを残したまま「 ふーん 」どこまでもこどものように露骨に拗ねたまま、それでも蛸の触手のように背へ絡みつく腕の心地よさには抗えず、なんとか滲ませるだけに留めた涙に付随した鼻水をすすって。視界の端をより明るく照らしあげる青色に「 おれは綺麗って言った。それは覚えとけよ 」ぽつり呟き。眠りに落ちるまでは――それはつまり目が覚めたらもうお姫様を独り占めできないということ。偶に甘やかしてくれた母親も結局は自分だけを見てくれず他の兄弟たちに愛を注いでしまう、そんな苦々しい思い出が脳裏に去来しては「 嫌だ。起きてもずっと、そばに――…… 」我儘を言い終わる前に抗いようもない睡魔に襲われる、もし彼女が以降沈黙すれば獣は姫を組み敷いたまま意識を手放すだろう)


( / 交流中失礼いたします、キリがよいかと思いましたので回収っぽい書き方をさせて頂きましたが、文末でセスに話しかければまだ続けられますので言い残した事がございましたら是非!余談ですがクラエナ姫のモチーフとなったヒョウモンダコについて画像検索をしたところ、ビビッドな青色が神秘的で非常に魅力的だなと感じました…!初回交流では特に相性不安等は当方にはありませんので、背後様さえよろしければ今後とも宜しくお願い申し上げます! / お辞儀)

  • No.414 by 極彩の魔女  2021-11-23 12:05:36 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


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: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第四皇子セス(>>413


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

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  • No.415 by クラエナ  2021-11-23 14:00:33 




>413 セス様

意地悪を仰らないで。頼れる方は貴方だけですのに
( 今はまだ、なんて野暮な言葉は胸に仕舞って、困ったふうに微笑み。ただ一人に心を明け渡すには、互いのこともまだ欠片しか見えない真実も知らなさすぎるから。しかし、この幼気な皇子様を無碍に扱うことは到底考えられず、甘やかに囁きながら許しを乞うように背中を撫で。「神様はお怒りでしょうか、それとも…お喜びに?」不意に零した呟きは、彼に投げかけたものではなく、独り言。今までの教えでは、この行為は恥ずべきことであり、決して許されないはず。けれど、神の子守歌はそうあるべきだと導いているとしか思えない。何か決定的な勘違いをしているのか、と視線を動かして考えを巡らせたものの、纏まることはなく。未だ拗ねている皇子様は、知っているのだろうか。瞳をそちらに向け、涙声のままで紡がれた言葉を複雑な色を孕んだ響きで受け取って。「……そう。覚えて、おきます」細い細い絹糸のように心に垂らされたその言葉は、嘘偽りのない本心だからか、否定するには惜しい。例え、怪物の証に向けられたものであったとしても。器用にロザリオを外して、意識の曖昧な褐色の首に移し渡す。「失くさないように。返してもらいに戻りますから」今できる精一杯の約束であり、少しでも安らかな眠りを願う為のもの。永遠は不可能だとしても、この部屋の主が戻ってくるまでは腕から抜け出す気はなく )
おやすみなさいませ、セス。


(/大分自由に動かさせてもらったので割とヒヤヒヤしていた背後です…!第四皇子様にご挨拶もできましたので、次の場面のご相談をしたく!クラエナは癖が強いため、わかりやすいよう描写させていただいたのですが大丈夫でしたか?ヒョウモンダコを見た時、綺麗な青と猛毒のアンバランスさが王宮にぴったりだと思いまして…!はい、此方も相性に懸念は感じられない為、王宮での交流をこれからも楽しませていただきたいです!よろしくお願いします!/礼)



  • No.416 by 極彩の魔女  2021-11-23 14:46:58 


>>クラエナ姫(>>415)

――フフフ。
(爛漫と咲く薔薇や蘭に縁取られた鏡、映し出されるのはかわいいかわいい【我が子】と四番目の皇子の姿。子が子をあやすような場面を眺める瞳は黒いレースの魔女帽子で遮られているものの、真っ赤な唇はまるで愛玩動物の戯れを楽しむように微笑ましげに弧を描き。「 あら、あら。眠ってしまったわ 」ロザリオを貸与された後すぐに意識を手放したらしい皇子へさぞ退屈そうに呟き。「 もう少し甘いひとときを期待していたのだけれど。……でもいいわ、 」クランベリーを煮詰めたような毒々しい紅色、正体不明の液体で満たされたティーカップを手に取りながら佞悪に微笑み)他に七人もの哀れな皇子がいるのだから。


( / お返事ありがとうございます、では初日はこれにて〆とさせて頂きますー!上記は極彩の魔女サイドのオマケでございます。自由なムーブ、良識の範囲内であれば大歓迎でございます!あくまで王宮での選択権はお姫様にありますので、今後も皇子とやりたいことや行きたいところ等ございましたら精一杯わがままを言ってやってくださいませ!あらためて海洋生物の神秘的な雰囲気は素敵だなあと思わされ通しで、どうぞこれからもクラエナ姫だけの魅力を存分に描写していただければ幸いです~!また今後も王宮で遊んでくださるとのこと大変嬉しいです、以前提出いただいたプロフィールを個人用トピに移植させていただきます!ではでは次の場面についてですが、指名やシチュエーション等ご要望をお伺いしたく…!)

  • No.417 by クラエナ  2021-11-23 19:48:02 




>416 極彩の魔女様

(/わー!!幕間で魔女様のことを知れて、とても嬉しいです!美しい〆をありがとうございます!皇子様に射止められない限り、クラエナは魔女様を信仰し続けると思われるため、見守ってくださるくらいには情があると知り安心しました!それでは、配慮は忘れないことは前提に自由に動かさせていただきますねー!指名制といえどお互い楽しめるのが一番ですので、主様も何かあればすぐお申し付けください…!加えて、個人用の方も大変ありがたく!溶かされるような甘々な交流も捨てがたいのですが今は王宮のことをもっと知りたいので、次の指名は少しばかり難のある皇子様か大人しい皇子様をお願いしたいです!シチュエーションは王宮に住処を移した初日に宮内の何処かで皇子様と偶然出会う、といったものくらいしか思い浮かばず……どちらも抽象的なイメージでしかなく、申し訳ありません!よろしければ、ご提案をいただけると助かります…!)



  • No.418 by 極彩の魔女  2021-11-24 00:47:35 


>>クラエナ姫(>>417)

( / そうおっしゃっていただけると嬉しいです!お姫様に対する情というよりは、ゲームの参加者でありゲームマスターでもあるがゆえの高みの見物というニュアンスのほうが近いですが、いずれにしても自分の作品がどう躍動するかには興味津々の魔女でございます!また大変意外だったのですが、クラエナ姫は魔女を信仰しているのですね?!Dislikeに創造主と書かれておりましたので、魔女に対しては(姫は魔女が己の創造主だとは知らないとしても)本能的に悪感情を抱いていると勝手に解釈してしまっておりました…!その辺り認識違いがございましたら是非今後のためにご教示いただきたく!
 そして次のご指名ですが、ご希望をお聞かせくださりありがとうございます!お姫様から「王宮を案内して」と頼まれた際に喜んでエスコートしてくれるのは第六・第七を除く全ての皇子となりますが、その道中で甘い雰囲気になりにくいのは第五・第八の歳下皇子かなと予想しております…!第一~第三でも落ち着いた雰囲気の交流にはなると思うのですが、第一は長兄の責任として必ずゲームに勝とうと砕心しており、第二は隙あらば誰でもベッドに誘おうとする節操なし、第三は一挙手一投足に甘さが伴います、以上をご参考に指名を絞って頂けたらと…!)

  • No.419 by クラエナ  2021-11-24 22:36:49 




>418 極彩の魔女様

(/説明が足りず、申し訳ありません!クラエナにとって、神と創造主は≒で結ばれてます。つまり、神に対する良感情を創造主にも向けますし、創造主に対する悪感情を神にも向けます。魔女様のことを全てを知ったら、ごちゃ混ぜになった複雑な感情を抱くと共に信仰もしちゃうんだろうなあと想定した発言でした!子守歌に依存してきた面もありますので、子が母に向ける感情にも近いと思われます!とはいえ、クラエナ自身も創造主に愛を求めるのは不毛だと悟っていますので、信仰と依存の矛先は容易に変わるとだけお伝えしたく…!癖の強いキャラですので、他にご不明点があれば何なりと!
それでは、第八皇子様にお願いしたいです!第七皇子から束縛されているユーリケ様にとって王宮はどのような場所なのか、お聞きしたいと思いまして…!双子好きとしてはヴィルケ様の方も気になってはいるのですが、まずは、末っ子様を絡め取って可愛がりたいという気持ちの方が強く!お願いできますか?)



  • No.420 by リル=フィシー  2021-11-25 05:58:52 




(/お久しぶりです。リル=フィシーの背後です。ご多忙だったとのことで大変お疲れさまです。忙しさは急にやってくるものですから、どうかご自愛いただきたいと思います。適度に頑張ってめいっぱい自分に優しくしましょう…!
 私自身、最近ちょっと離れ気味だったのですが、ふとのぞいたらスレの名前が見えたので驚いてしまいました。ブランクがあるので多少…ロルや金魚のお姫様に以前と違う印象が出てしまうかもしれませんが、再び魔女のゲームに参加させていただくことは可能でしょうか?)


  • No.421 by 第八皇子ユーリケ  2021-11-25 20:54:19 


>>クラエナ姫(>>419)

(しとりしとり、雨の妖精が静かに涙を流す昼下がりのこと。豊かな花弁や瑞々しい枝葉を恵みの雨に晒して輝く王宮の庭園、そこを傘も差さずに駆け抜けてゆく子兎が一匹。野良にしては煌びやかな王家の衣服に身を包み、サラサラの銀糸が雨に濡れて湿り気を含むのも構わずその様子はまるで何かから逃げているようで)

( / なるほどなるほど、ご丁寧な補足説明ありがとうございます~!もう少し王宮での時間を重ねて皇子達との仲も深められた頃に魔女を指名することも出来ますので、今後もしご興味がおありでしたら…!
 今回のご指名は末っ子ことユーリケということで承りました!王宮の仄暗い内情を知らない一介の国民達には、パレードや式典で片時も離れることのない双子の皇子の姿が微笑ましく映っている事かと思いますので、本日はお兄様とご一緒ではなくて?等々自由に末っ子を揺さぶってやってくださいませ!やり過ぎるとキャパオーバーして逃げ出すやもですが/笑、何かご相談がございましたら都度お声掛けください!)

  • No.422 by 極彩の魔女  2021-11-25 21:06:49 


>>リル=フィシー姫(>>420)

( / 大変御無沙汰しております、私事都合でお休みを頂いたにもかかわらず暖かいお言葉痛み入ります/ 深々叩頭、そして王宮に再び遊びにいらして頂けた事、幸福な気持ちでいっぱいです…!可憐な金魚姫さまとのログや背後様の美しい言葉選びを読み返す度に胸がつまってため息がこぼれる心地でございました。リル姫様さえよろしければ、ゆったり不定期ペースにはなるかと思いますが、何卒今後ともうちの皇子たちを宜しくお願い申し上げます…!
 早速ではございますが、前回のセスとの交流(>375)の続きか、もしくは新しい場面からの再開どちらをご所望かお伺いしてもよろしいでしょうか?後者の場合は指名も併せて教えて頂けますと幸いでございます…!)

  • No.423 by リル=フィシー  2021-11-26 10:34:54 



>>極彩の魔女(>>422)


(/快いお返事ありがとうございます!もし、以前との差異に違和感が生まれたり相性が合わなくなったと感じられたらいつでも仰ってくだささい。あまり頻繁に顔は出せないかもしれませんが、美しく仄暗い皇子様たちと物語を楽しめたらと思います。こちらこそ、よろしくお願いいたします!
 再開についてはとても悩むところです…セス皇子とお話が始まったばかりでしたので、是非交流をしていきたいなとは思うのですが…もし主様のご迷惑でなければ、前回(>>375)の続きからお願いしてもよろしいでしょうか?ご一考いただけましたら幸いです!)


  • No.424 by クラエナ  2021-11-26 22:54:44 




>421 ユーリケ様

( 肌を潤す、湿度の高い庭園をゆらゆらと泳ぐ。雨傘から身に纏う質素な布が鰭のように靡いて。何かが欠けたままの考えを巡らせている瞳に、行き先はあてもなく右へ左へ。不意に視界に飛び込むのは、冷えた空気に似つかわしくない高貴な毛並みの子兎の姿。驚かせないように、音を潜めて近寄っては傘を上へ傾け )
綺麗な御髪が濡れていらっしゃいますわ、殿下。


(/いえ、疑問を晴らせたのなら幸いです…!魔女様には会わせたいので、王宮のことと皇子様のことを知ってから、指名させていただこうと思います!有難うございます!
許可もいただけたので、引き際を見極めつつ末っ子様を愛でさせていただきますね?!それでは、背後は一旦失礼します!また何かあれば、いつでもお願いしますね/礼)



  • No.425 by 第四皇子セス  2021-11-27 13:22:02 


>>リル=フィシー姫(>>423)

(平素なら高い踵の靴でもう少し上背があるように見えるのかもしれないが、きっと金魚の尾鰭のようなドレスに隠された足元はぺったんこの靴に守られているのだろう。一回り以上自分より小さなお姫様、しかし一挙手一投足に姫としての――あるいは偽りの子女としての自覚があるのか、容姿ほど小ささを感じさせない振る舞いに内心で感嘆しつつも【子猫】と比喩されたことに思わず吹き出すように笑って「 おれが子猫ならハインツは人食い熊だぜ。愛情深いけど、それよりもっともっと執念深い。狙った獲物は狩り殺すまで絶対に許さねえ 」またしても兄を貶めようとしていると誤解されかねない発言だが当の本人にそんな計算高い真似は出来ず。両手の指を内側に折り込むように曲げてガオーっと獣のジェスチャーを終わらせて「 その点、子猫なら可愛いもんだろ?やさしくするぜ、お姫サマ 」姫の隣に並び立つ許可を与えられたと悟れば、心底から嬉しそうな無邪気にも見える笑みと共にエスコートのために緩く曲げた腕を差し出して「 ここよりもっとイイところへ行こうぜ。猫にしか案内できないとっておきの場所があンだ 」第三皇子を探さないと、という言葉は敢えて無視して。あわよくば自分との時間に夢中になって彼女がハインツのことなど忘れてしまえばいい、そんな手前勝手な願いを獣の心に秘めたまま「 違うだろオ?姫のおうちは立派なお城って決まってるじゃんか。ずっと此処にいろよ 」すれ違った従者にレモネードの用意を手短に言付けてから、“とっておきの場所”に向かうべくゆっくりと歩みを再開させて)


( / いえいえ、こちらこそ不定期になってしまうかと思いますので、どうぞ背後様にとってご無理のないペースで王宮へ遊びにいらして下さい…!ではでは早速>375の続きからお話を紡がせて頂きます、ハインツと比べると強引なきらいのある皇子ですので、もし何かあればいつでもご相談頂ければ幸いです!それでは、今後とも宜しくお願い申し上げますっ / お辞儀、)

  • No.426 by 第八皇子ユーリケ  2021-11-27 14:11:46 


>>クラエナ姫(>>424)

――っ!
(誰もいない保証なんてなかったのに、すっかり一人きりになれたと油断をした矢先に声を掛けられビクンと肩を揺らしながら息を呑み。恐る恐る振り返ればそこに立っていたのは自分を連れ戻しに追ってきた兄――ではなく見知らぬ麗人の姿で「 え、と―― 」言葉に詰まったのは、今まで王宮で目にしたことのないほど麗しい女性の姿に虚を射抜かれたからか、それとも異形たる横長の瞳孔に反射的な恐怖を抱いたからか。わからないものからは思考放棄して逃げるようにふいっと目線を外し「 僕のことは気にしないで。だって、……ほら、あなたの肩が濡れちゃうから 」どうやらセスからお姫様の存在をまだ伺っていない様子。変わった目をした綺麗なひと、お姫様へはそんな感想を抱いたまま忙しなく辺りを見回して「 その、僕、急いでるんだ。あなたもどうぞ雨を凌げる場所に、からだが冷えちゃいけないから 」一歩、後ずさることで差し伸べられた傘から逃げる。追われている身にもかかわらずそれだけ言い残してさっさと走り去らないのは、雨の中ひとりで彷徨う女性を心配しているからで)

  • No.427 by 極彩の魔女  2021-11-28 14:01:57 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>426

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>425


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.428 by 黒猫  2021-11-28 14:28:07 

(/極彩の魔女様、お久しぶりでございます。>>154 シャトン背後にございます。長く不在にしておりましたこと、申し訳ございません。娘を保護し続けていただきありがとうございます。久しぶりに戻って参りましたのでブランクがあり、魔女様の美しい文章に沿うものが紡げるか不安はございますが、ご迷惑でないようでしたら改めてシャトンとしてご参加させていただきたくお声を掛けさせていただきました。ご検討いただけますと甚だ幸いでございます)

  • No.429 by 極彩の魔女  2021-11-28 15:01:37 


>>シャトン姫(>>428)

( / こちらこそご無沙汰しております、そしておかえりなさいませ!王宮も皇子もいつでもお姫様を歓迎させていただきますゆえ、どうぞご無理のないペースで遊びにいらして下さいませ!また>287でお願いさせて頂いたことの繰り返しになってしまい恐縮ですが、上下空白にご協力頂けますでしょうか?お手数おかけしますが、宜しくお願い申し上げます…!
 では早速ですが、前回のハインツとのお茶会(>319)の続きか、もしくは新しい場面かどちらをご所望でしょうか?後者の場合は次のご指名やシチュエーションについてもご希望をお伺いしたく!)

  • No.430 by 黒猫  2021-11-28 15:28:45 



>>極彩の魔女様(>>429


( / 早速のお返事ありがとうございます!これは失礼をいたしました、改行設定が上手くいっておりませんでした___いかがでしょう、今回は反映されておると良いのですが。以後一層気をつけて参ります。
やはり前回のお話からかなりお時間をいただいてしまっておりますね、重ねて申し訳ございません。こうして迎え入れていただきとても嬉しく思います!場転ばかりで恐縮ですが、新たな文を投下させていただいてもよろしいでしょうか?ハインツ様からのお言葉を漠然と頭に入れたまま、翌日の夜に再びふらふらと城内を歩かせていただきたく考えております…お相手は、引き続きハインツ様にお願いをさせていただければと考えておりますがいかがでしょうか )


  • No.431 by 極彩の魔女  2021-11-28 15:50:54 


>>シャトン姫(>>430)

( / ご協力感謝致します~!、今回は新たな場面から、ご指名はハインツ続投とのことで承知致しました!前回のロケーションは城の廊下や箱庭でしたが、もしご希望があれば城の外の湖等へも出かける事が可能ですし、はたまた王宮に渦巻く闇の片鱗を見たいという事であれば、城の中を彷徨い迷子になっている内に偶然地下室へ近付いてしまって、そこにこれまた偶然ハインツが居合わせる――というシチュエーションも可能でございます!新しい文章はこちらが出しても背後様に出していただいても構いませんので、その辺りに細かいご要望がございましたらおっしゃってくださいませ!)

  • No.432 by 黒猫  2021-11-28 16:09:06 



>>極彩の魔女様( >>431


( / ご了承いただきありがとうございます!そして素敵なシチュエーションのご提案に感謝いたします!王宮の暗い部分を垣間見るシチュエーションに心惹かれてしまいました…ぜひ娘を地下室に連れて行かせてください!ご迷惑でなければ、先の文をお願いしてもよろしいでしょうか?地下室の位置や城内の情景に合わせて、そっと娘を向かわせたく思います…何があるのか・どうしてその場にハインツ様が居られたのか、魔女を未だ知らない姫にとっての新たな居場所が決して安息の地では無いことを知る機会に出来ますと嬉しく思います。 )


  • No.433 by 第三皇子ハインツ  2021-11-28 16:36:13 


>>シャトン姫(>>432)

(“猫は高潔だけれど、ゆえに臆病な生き物よ。でも躊躇う必要はないわ、だってそれ以上に強欲だもの”――先刻まで開催されていた極彩の魔女とのお茶会、そこで彼女が零した言葉が何度も鼓膜の奥で木霊する。魔女の力で作り上げられたお姫様、ゲームにおける最重要の駒。兄弟達のうち何人かは様々な理由でお姫様への接触を試みているが、果たして自分はどうしたいのだろうか。魔女の発言の真意は果たして…、そんな風に答えの見つからない堂々巡りの思考迷路に迷い込んでいる最中、この場所に居てはならない――というよりもこんな場所には相応しくない件の子猫の姿を見つけては「 姫……?、こんな所でどうしたの 」お茶会の会場からの帰り道となるこの場所は、地上1階ではあるもののすぐそこに忌々しい地下室へ通ずる扉が存在する場所。皇子本人や従者が多く往来する廊下とは反して極端に灯りの少ない場所に彼女が佇んでいる事に心底驚いたように近付いて「 迷子になってしまったのかな。夜の探検は楽しかった? 」あくまでも穏やかに、平素と何ら変わらぬ暖かな微笑みのままに声を掛けて。それはまるでこの場所の闇にお姫様を触れさせまいとしているかのようで)

( / 承知致しました、上記のように絡み文を提出いたしましたのでお時間あります時にお返事頂けますと幸いです!今までとは違いシリアスなテイストの一幕になることが予想されますが、何かございましたらいつでもご相談下さいませ!それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます~! / お辞儀、)


  • No.434 by シャトン  2021-11-28 17:26:03 


>>ハインツ様(>>433


( 金色のノブに手をかけたのは数刻前のお話、ドアの隙間から顔を覗かせれば辺りの音を拾うようにぴるると耳が震え、尾がくるりと脚に巻き付く。拾い上げる音は遠く静かで話し声も…夜だから人“は”寝静まっているのだろう、そう皇子様もきっと。明るい陽の下よりも暗い月明かりの下が好き、喧騒の中よりは静かで冷たい場所が好き、新たな寝床で少しでも気の抜ける場所を探すように少しでも先から物音を拾えば避け、拾えば避けを繰り返した先にあったのは異様な程に物音がせず、ただその場にあるだけの冷たい扉。暗闇で黄色く光る瞳をじぃっと暗い扉へと向け続けるその姿は、まるで糸車に導かれた眠り姫にも等しく、好奇心が故に身を滅ぼす結末を手繰り寄せてしまうようで。虚空を見つめる瞳が揺れたのは、優しく甘やかで害がないと判断した声が聞こえたその時。ぴんと耳が立ち、驚いたような表情で顔を向ければ「 あ…ぁ、ハインツ様 」、何度かお見かけした第三皇子の名前を確かめるように口に。「 皇子様こそどうして此処へ?私、お部屋に居られるとばかり… 」、そうすっかり眠っているだろうとばかり。皇子の心中など露知らず、柔らかな微笑みにゆうらりと尾が揺れて、気を許した主人を見るように驚いていた表情にわずかに柔らかな笑みが混ざり )

  • No.435 by 第三皇子ハインツ  2021-11-28 18:56:03 


>>シャトン姫(>>434)

(名を呼ばれれば、そうだよ、と応えるように片方しか無い目元をゆるりと穏やかに緩め。アンティークドールのように可愛らしいお顔は、まさしく人形のように大きく表情を変えることはない印象だった。だからこそ、その微笑がかすかなものであっても確かに感じ取る事が出来て「 ご機嫌は良さそうだね 」つられるように口角をゆったりと持ち上げて。こんな所でばったりと出くわした理由については特に動揺を見せることもなく「 この先の談話室でお客様とお会いしていたんだよ。話に花が咲いてしまって、思いの外遅くなっちゃった 」核心に触れないよう、けれど嘘も吐かないよう表現を選ぶ。冷たい鉄扉を一瞬横目で盗み見てから「 姫はお城の探検中だったかな?もし案内が必要なら――いや、必要なくてもお供するよ 」今にも地下の底から母親たる王妃や妾の耳を塞ぎたくなるような声が響いてくるかもしれない。一刻も早く此処を離れなければと逸る内心はおくびにも出さずに、薄い手袋に包まれた手を差し出して「 この王宮にはね、夜になると狼が出るから 」それは紛れもなく節操のない兄弟のことを指しており。ここでみすみすお姫様を独りにさせて他の皇子にちょっかいを出されてしまっては悔やんでも悔やみきれない)

  • No.436 by シャトン  2021-11-28 19:25:05 


>>ハインツ様( >>435


( もしかしたら驚いたような表情も気を許したような笑みすらも皇子様に向けるには失礼だったかしら。けれど記憶の中ではいつだって神経をぴんと張り詰めて生きてきた景色しか浮かばないもの、こうして誰かが傍にやって来た時に自然と口角が上がるものなのだとは知らなかった。冷たい床よりも、振り下ろされる手の熱よりも柔らかな温もりはこの皇子様たちが教えてくれる。機嫌はとても良いの、夜は好きだから、偶然とはいえここで王子様にお会いできて嬉しいわ…そんな言葉が浮かんでは消えたが、「 皇子様は大変なのね。遅くまでお客様とお茶会だなんて 」と尾を揺らすだけに留めることに。理由は酷く単純で、この肌を突き刺すような冷たい気配を持つ鉄扉が、まるでいやらしく甘くこの皇子様を呼んでいるかのように感じたから。それでも、この皇子様はこの場を去るつもりらしい。あくまで穏やかに差し出された手を拒む理由もなく、そっとひんやりとした指先を重ねては「 狼…?ふふ、怖いわ。皇子様と一緒ならきっと__? 」__冷たい風が足元を撫でて、ぴくりと耳が揺れる。ぱっと鉄扉に向いた黄色い瞳は何かを探すように動いて、少しの間の後「 …今、何か、 」人より優れた聴覚が拾い上げたのはあまりにも小さな音で、それが蝶番が軋む音なのか悲鳴なのかあるいは嬌声なのかすら判別ができないもの。けれど、手は薄い布に包まれた温度に触れたまま好奇心のまま、冷たい扉へ揺れるように小さな一歩を、 )


  • No.437 by リル=フィシー  2021-11-28 20:48:59 



>>セス皇子(>>425)

(グラスから水が溢れるよりも滑らかに思ったことが口に出てしまう自称・子女には一体どんな面白いことがあって第四皇子が笑ったのか分からず、口を開けばより見えるギザギザした歯の白い艶が綺麗なことだけがしっかりと頭に刻まれて。それに、面白いで言うならば彼の方がよほど面白いことを言い出したように思う。第三皇子が人食い熊なら随分と美しい獣がいたものである。その『人食い熊』に昨晩、眠りの舟を漕ぐ直前に何やら囁かれた記憶もあるのだがはっきりとは思い出せないまま、ささやかなひっかかりは目の前の笑顔に蹴り飛ばされてしまい「ええ。優しくするなら、うんと可愛がってくれなくては嫌よ」にこりともしないくせに言葉と態度だけはひどくしなやかに、言葉のままの甘えた様子でそうっと指をひっかけるように彼の腕に触れて。日射しのある時間帯はただでさえ苦手なうえ他人の体温だって苦手ではあるが、自ずから多少の接触ならばそう不快にもならない。エスコートを受けるにしては僅かながら不自然に体を離したまま、第四皇子の緩やかな歩みに任せて歩を進め、とっておき、だなんて甘い響きの待つ場所がどれほど自分を特別で満たしてくれるものかと期待がふつりふつりと水泡じみて浮かんできていて。ちらりと横目、身長差のため頭上の斜め上にある相手をちょっと見ると「……怒られない?」主語のない言葉はおそらく本人にも誰へのものか分かっておらず、無意識に込められた気持ちは自分を愛でてくれる人のいるこの美しい城に留まれる理由を与えられることで)


(/一応、リル=フィシーの苦手とする「他人の体温」について再び補足させていただきます。上記ロルでも書いてはいますが、基本的に他人の体温が苦手=触れられるのが苦手です。ただし自分から、であったり、体温が低い状態、体温を感じにくい状態などであれば接触が出来ます。今回セス皇子のエスコートを受けたのもそれほど薄着ではない…という解釈で不格好ながら腕に触れさせてみた次第です。
 また、接触は苦手ながら至近距離でいることは大変嬉しいお姫様なので、皇子様には縛りと同時にわりと強引にしていただいて問題ないのかなとも背後は思っております…!改めて、よろしくお願い致します!/蹴り推奨)

  • No.438 by 第三皇子ハインツ  2021-11-28 23:26:57 


>>シャトン姫(>>436)

(国王を籠絡した今、この国の実質的な支配者である極彩のマドモアゼルの事を一介の客人と表現したことを彼女が知れば、その気分を害してしまうだろうか。否きっと彼女は今この瞬間も魔法の力でお姫様を、引いてはお姫様に接触した己を観察しているに違いない。もしかすると子猫が地下室の近くへ迷い込んだのも魔女の仕業なのではと邪推をしかけた所で、柔らかくも冷たい感触に我に返り「 随分冷たいね。寒くない? 」大小問わず、獣の類は人間よりも体温が高い筈。猫をモチーフとした彼女にもその摂理が適用されるのだとしたらこの冷たさはきっと異常で、早くどこか暖かい所にと提案をしかけた刹那。――このタイミングで彼女たちを啼かせるとはマドモアゼルも意地悪な真似をする。鉄扉へ近付こうとした彼女に否を匂わせるべく、まるで飼い犬のリードをきつく握る主人のように、握った手を引き戻す事さえしないものの確固としてそれ以上扉には近付けさせないように淡く力を込め「 これ以上冷えると身体に障るんじゃないかな 」ここは寒い、そっちはきっともっと寒い、だから行くべきではない。あくまでも気温に託け微笑みは怖いほどに不変なまま「 ねえ、姫? 」もっと他に行きたいところがあるでしょう?――決して粗野ではないけれど有無を言わせないような、薄いベールに幾重にも遮られたような微笑を湛え続けて)

  • No.439 by クラエナ  2021-11-28 23:27:10 




>426 ユーリケ様

いえ、迷える子羊を導くのは私の役目。けれど……
( 今は失きロザリオをつかもうとした黒の指先は空を切り、一拍空けて、繕った笑顔を。僅かな空虚を感じる胸に手をかざし、染み付いた聖女然とした声で温かに告げる。美しいオニキスとカーネリアンは怯えと心配を映し出していて、淡い期待のまま「迷っているのは私も同じ。あるかどうかはわかりませんが……礼拝堂を探しているのです」日課の祈りは自室でもできるものの、雑務がない生活にはまだ慣れず、気晴らしも兼ねた雨の中の散歩を。仄かな光を受けた水滴を飾りのように輝かせた白兎は、まるで時間ではない何かに追われているように見えて、不思議に思える。「皇子様も兄君を探していらっしゃるのかしら?メイドの囀りによれば、先程は図書室にいらっしゃったご様子」仲の良い双子、その上、兄は弟を探しているとなれば、弟も兄を探しているのか。しかし、この姿はその言葉には当てはまらず、逆に──周囲を見渡せば目立つであろう傘を閉じて、異形の瞳孔を内包した瞳は伺うようにじいっと見つめ )



  • No.440 by 第四皇子セス  2021-11-28 23:37:12 


>>リル=フィシー姫(>>437)

――――へェ?
(能面のような表情を不思議と無愛想に感じないのは、それ以外の全てが愛らしさを物語っているからだろうか。思慮よりも直感、理性よりも本能で生きる第四皇子はやにわにその場で立ち止まり。熱を帯びたような、けれど好奇心が上回る茶目っ気のままに空いている手を伸ばし、指先でお姫様の顎をついと掬い上げて。直後、顔を逸らせる隙も与えないほど素早く――まさに獣の敏捷性を感じさせるような所作で――顔を寄せ、あわや唇が触れそうな距離でピタリと動きを止め。もし明確に拒まれなければそのまま唇にそっと触れるだけのキスを、抗議されようものなら憎めない笑みと共に顔を離し「 なら男に向かって安易に“可愛がって”とか言っちゃダメだろ? 」横目に双眸を細めるような歩みを向けながら歩みを再開させるだろう。やがて姫が初めて通るであろう廊下の突き当り、遥か上まで続く螺旋階段の前まで来てもう一度立ち止まって隣を見下ろし「 むしろ歓迎するヤツしかいねえよ?部屋もメイドも余ってるくらいだ 」よもや数日前に魔女から生み出されたばかりのお姫様に“帰るべき架空の家”があるとは夢にも思わず、ならば姫と皇子が寄り添う事に腹を立てる者などいない筈。さて目下の螺旋階段に話を戻すと、それは健康な男の脚ですら登り切るのに時間がかかるであろう長さで、姫の足の怪我のことは知らないままに「 で、だ。とっておきの場所に行くにはちょーっと頑張らなきゃなんねえんだが……助けが必要か? 」もしもお姫様が首を縦に振ったのならば、その身を攫うように抱き上げてしまおうと画策するのは姫が直接的な接触を好まぬとは知らぬがゆえで)


( / 再度の補足痛み入ります、内容は頭に入れておりましたのでご安心を…!もしお望みであれば、今回でも次回でも皇子に“水場へ連れて行って欲しい”とおねだりをして下されば、王宮備え付けのプライベートプール等々水にゆかりのあるでの交流も出来ますのでご参考までに…!それでは、こちらこそ今後とも宜しくお願い申し上げます! )

  • No.441 by シャトン  2021-11-29 00:48:57 


>>ハインツ様( >>438


( すっかり冷たい場所に慣れきった身体は悲鳴をあげるより先に体温を下げることでその身を守るようになったのだろうか。そちらに踏み出しかけた足を引き戻すように、首を絞める麻縄にも似た細く柔く確固たる信念を持って手を握り込んだ体温が熱く感じて、驚いたように顔を向ければ手の熱とは裏腹に柔らかな無害そうな表情を浮かべた皇子様が。けれど、無言の内に込められた重圧は明確にそちらに行くな、行くことは許さない、何故なら…何故なの、皇子様。「__ええ、そうね。私、きっと寒いの 」黄色い瞳いっぱいに皇子様を映して、僅かに震える唇で精一杯の返事をする。恐怖からではない、ただここで逆らうべきではないと本能が警鐘を鳴らし続けていて。子猫自身が気付くはずもない程に時折思考回路が濁流に飲まれるように、意思は確かにそこにあるのに知らず結末へと転がるように…思えば、この王宮へ迷い込んだ時もそうだった。「 暖かい場所へ行きたいわ、皇子様。それから、もし我儘を重ねることが許されるなら…今夜だけ、どうかお傍に居てくださらないかしら 」ああ、この鉄扉の向こうに答えがあるに違いないのに。過ぎた願いを口にして、退路をしっぽで塞ぐように脚に巻き付け直しながらも耳だけは音を拾うように自然と鉄扉の方へ )


  • No.442 by 第八皇子ユーリケ  2021-11-29 21:25:56 


>>クラエナ姫(>>439)

あ…、それなら!
(困っている人を助けるのは美徳、それが例え美しい女性であっても醜い老婆であっても同義。非力で矮小な自分でも誰かの役に立てるならと僅かに目を輝かせる。元来臆病な性格の末っ子だが、相手が聖職者の格好を呈していたのが奏効したのか警戒心を緩め、よもやお姫様が目前にいるとは夢にも思わぬまま「 こっちだよ、 」不思議の国に迷い込んでしまったアリスを導いた白兎のごとく付いて来てとばかりに踵を返した刹那。ピンと糸を張った操り人形のようにきっかりと静止して「 ――探してなんか、ない 」確固たる意思に基づいた声なのに幽かな震えを伴う理由は果たして。兎も角メイドの――聖女様の情報が正しいなら図書室に近付かなければもう少し兄から逃れられる。当てもなく狭い箱庭を逃げ回っていた兎は礼拝堂という目的地を得たことで足取りを確かに「 行こう、聖女様。 」成人男性の逞しさには一歩及ばないやや華奢な手を差し出すのは、迷子にならないようにだなんて安直なもの。それは図らずも兄が弟を守ろうとする時と同じような所作で)

  • No.443 by 第三皇子ハインツ  2021-11-29 22:52:41 


>>シャトン姫(>>441)

――違うんだ。
(そんな、そんな顔をさせたかったじゃないんだ。潰れ、焼け爛れた片目にずぐりと疼きを感じた気がして、思わず前髪の上からきつくそこを押さえて俯く。仮にここで彼女を引き止めたことが不誠実な行いであったとしても、あまりに醜悪な真実を生まれ落ちたばかりのお姫様に突きつけるなんて真似は出来なかった――少なくとも他者に対して厳しく接する事に不得手な三番目の皇子には。「 ごめんね、シャトン。 」姫、と敬称を略したのはゲームの駒としてではなく魂と自我を持つ【シャトン】という存在を心の底から哀れんだから。まるで言い訳をするように、顔は下を向いたまま「 君の行動を縛りたいわけじゃない。そこに何があるか知る覚悟があるなら、君には知る権利がある。でも、だけど俺には…… 」その案内人となるにはあまりに心が痛くて。皇子が言葉を詰まらせたタイミングで、鉄扉の奥底から『 ゆるして 』と女性の声がした。与えられる限りの快楽に飽和して疲れ切ったような甘い声にも、ありとあらゆる苦痛を味わわされ解放を乞う切ない声にも、そのどちらにも聴こえる音吐。遠い遠い地下から響いたそれはひどくかすかな音で、もしかすると人間の――皇子の耳には届かなかったかもしれないが、あるいは猫の、獣の耳には。今夜だけ、傍に――そんな願いには数秒沈黙した後、もう疼きの収まった目から手を離して面を上げ「 もちろん。喜んでお傍に 」色狂いな兄弟であれば、よもや誘うような姫の台詞をいいことに肌を重ねようとするのかもしれない。けれど今夜の自分はそんな気になれそうにもなく、ただ手前勝手な罪滅ぼしのような気分で少し疲れたような微笑みを浮かべて)俺の部屋に温かいミルクでも用意させようか。

  • No.444 by シャトン  2021-11-30 18:47:47 


>>ハインツ様( >>443


( まるで後悔のように懺悔のように、皇子様は言葉を飲み込んで俯いてしまった。呼ばれた名前はとても親しげで朗らかな響きだというのに、篭っているのは明らかな哀愁で、子猫にはまだその意味が分からない…ただ、この優しすぎる皇子様を困らせてしまったのだろうと黄色く光る目を丸くして「 いいえ、いいえ皇子様。私が勝手に出歩いたから、ごめんなさい 」。知り得る限りの言葉で思いを伝えて、小さな手で必死に手袋に包まれた手を両手で包み…しかし、聞こえたのは皇子様の声ではなく___扉を振り向きそうになるのを必死に堪えて、きつく手を握ろうと。鼓膜にこびりついた甘く切なく苦しげなあの声は、聞いてはいけないものだったはずだ、聞かせたくなかったはずだ。疲れたように微笑んだこの人に悟られてはいけない…「 あら。私、紅茶だって飲めるわ。ご存知でしょう? 」この夜に、これ以上この優しすぎる御人をどうか苦しめるものがないように。冷たい扉から離れると、耳を伏せて“何も聞いていない、見ていない”“早く暖かい場所に行きたい”と気まぐれを装うように尾を揺らし )


  • No.445 by 第三皇子ハインツ  2021-11-30 21:58:50 


>>シャトン姫(>>444)

(女性のか弱さを体現するような可愛らしい手はそれでも確かに暖かく感じられて。ただ魔女に産み落とされただけでこの世に何の罪もないお姫様に謝らせてしまった事実を悔やむようにゆるりゆるり首を振って「 姫は何も悪くないよ。猫が自由に散歩するのは当たり前の事なんだから 」そう、これからはこの忌々しい地下室への道に番人を置かなくては。好奇心に猫を――姫を殺されてはこの国も八人の皇子も諸共に敗北するのだから。外界を遮断すべく意図して伏せられたであろう獣の証には愛らしさと思いやりを感じて、思わず綻ぶようにやわらかく破顔して「 シャトンは優しいね。 」良い子、と喉を撫でたい衝動は失礼に当たってはならないとグッと堪えて。それでも今度は意図的に【姫】とは呼ばない、彼女の気遣いは魔女に仕向けられたものではなく真心からのものと信じているから。冷たく甘く恐ろしい地下室を背に、やさしく手を引いて一歩ずつ確かに遠ざかりながら「 そうだね、あの秘密のお茶会は素敵だったなあ。……そういえば、姫は猫なのにカフェインは平気なんだね 」やがて地面は限られた従者しか通らない冷たい大理石から、王家の人間が毎日のように往来するふわふわと心地の良い絨毯に変わり「 なら、お酒も飲めるのかな。飲んだことはある? 」先程の出来事をかき消すように、どこか楽しそうな調子で問いかけ隣のお姫様をじっと見つめて)

  • No.446 by 極彩の魔女  2021-12-02 14:52:38 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>440

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>445


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.447 by シャトン  2021-12-02 19:00:31 



>>ハインツ様( >>445


( この御人はきっととても優しい方。後悔するように下を向いては、嬉しそうに笑ったり、沢山の感情が渦巻いても最後には柔らかな笑みで隠し通せてしまうような人なのかもしれない。触れられたく無かった筈の場所へ踏み入る前に止めてくれて、許してくれて、優しい声で名前を呼んでくれて…こんなにも贅沢をして良いのかしら、怒られてしまわないかしら。それでももっと、その声を聞いていたい、温かいその温度に触れている手が幸せで仕方ない。誰かに優しく触れられることになど慣れていなかった猫に、怖くないと教えてくれたのはこの王宮の皇子様たちだもの。信じてみても、怖いことなんてないんじゃないかしら。引かれた手に従うようにふわふわと歩みを進め、冷たい扉から離れた位置でぴんと耳を立てる。今度は、皇子様の声をしっかりと拾っていたいから。「 カフェインは少しなら、沢山は具合が悪くなってしまうようで…美味しくて大好きなのに」、あの素敵な時間を思い出すだけで冷たい床でも眠れるに違いない。あんなにも広い空と、いい匂いのする花と、紅茶と自由を味わえた瞬間を思い出せば自然と頬に紅もさすというもの。「 お酒は飲んだことがないの、飲んでみたいとは思っているのよ? 私だって立派な大人だもの…皇子様は私にお酒も教えてくださる?」興味本位で痛い思いをするかもしれない、反対にとても楽しいことかもしれない、だって大人たちは楽しそうにお酒を飲むじゃない。満月のように煌めく瞳で、好奇心のままにドレスの裾を尻尾で撫で )


  • No.448 by 第三皇子ハインツ  2021-12-02 20:33:45 


>>シャトン姫(>>447)

それは困ったね。今度、姫のためにノンカフェインの紅茶を探しておくよ
(特別なルーツ、不自由な運命、そんなものに雁字搦めにされてしまったお姫様の為ならば、好きなものは好きなだけ堪能させてあげたい。あっ、と思いついたように足を止め「 城下町の外れに懇意にしているカフェがあるんだ。お出かけが嫌じゃなかったら、今度お忍びで行ってみようか 」そこは豪奢でも綺羅びやかでもないがために目立たない店で、今まで何度か足を運んだことがある場所。そこのマスターは良い茶葉を扱っており、時折珍しい種類を王宮へ卸してくれる。これまでの実績から全幅の信頼を置いている数少ない民間の店であり、密やかなお気に入りの場所――デカフェを気の済むまで嗜んで欲しいという思いやりと、自分にとっての特別な場所に彼女を連れていきたいという男性としてごく単純な願望が混じった表情を向けながら歩き始めて「 喜んで。きっと姫も気に入るよ 」きらきらと蝋燭の灯りを反射する瞳は、夜空に浮かぶ月や星々と並べても見劣りしない宝石のようで。いつまでも見つめていたいと皇子を魅了してやまない煌めきを今夜は独占できるとなれば、人知れず三男の胸中は華やいで。「 どうぞ、 」自室の前に到着すれば皇子自ら扉を開け、お嬢様をエスコートする執事のように恭しく一礼。問題なく部屋に入れれば、ストックしてある酒の種類を確認するために壁沿いの棚へ移動しつつ)好きな所に腰掛けていて。すぐ用意するからね

  • No.449 by シャトン  2021-12-02 21:30:37 


>>ハインツ様( >>448


(本当に、なんて優しい人なのだろう。口約束でも構わないと思える程に甘く密やかな約束は、限りなく猫のためを思ったもの。ふわりと柔らかい髪が揺れるのと同じように、目元がやわらかく緩んで口角も自然と持ち上がる。向けられた大きくて確かな思い遣りと、ほんの少しの独占欲に揺れる表情が心地よくて、けれど素直に言葉にするにはあまりにもはしたない言の葉が飛び出てしまいそう、だからほんの少しだけ小さく頷いて…それだけで、とても楽しみだという思いを伝えられたなら。本当は外に出られるというだけで、その片方しか光を映さない瞳を覆う瞼に口付けしたいくらいに嬉しいのに。扉を御自ら開け、恭しい一礼を前に皇子様の手を煩わせてしまったと月のような瞳に影を落としたものの、導かれるままに部屋の中へと足を踏み入れれば…聞こえた声に導かれるように窓際の椅子へ。当然のように居場所を見つけた飼い猫のように、すとんと音もなく腰を下ろす姿を知らない人が見れば無作法に批判することだろう。しかしながら、猫に浮かんだ表情はとても穏やかなもので「 皇子様の気配しかしない場所…なぜかしら、とても落ち着くの。」ふわふわと髪が頬に影を落とし、視線は吸い寄せられるように窓の外へ。暗い闇がそこにはある、あのお茶会の時のようで…あの時、皇子様はこの場所に残るための方法を口にして、私はそれを頭の片隅にしまっていて。「 …皇子様も、私が何か特別だと仰るのかしら」ぽつりと呟いた言葉は小さく、冷たい空気を揺らす力など持ってはいないけれど、もしそうなのだとしたら…不思議と姫と呼ばれることを当たり前だと思える程に、気を許してしまっているはずなのに、気まぐれに野良に戻されるようなことがあったらどうしようと思ってしまう。ひやりと指先が冷えた気がして、ぎゅっと手を握りしめ )


  • No.450 by リル=フィシー  2021-12-02 21:48:33 



>>セス皇子(>>440)

(歩みが止まったと反応しかけ時には顎に体温を感じ、人肌にひくりと微かに喉が反った時にはまさに目と鼻の先にチョコレートや蜂蜜を思わせる色彩が迫っていて。珍しく目を丸くし、今更になって気になりだした自分に触れる指を払うようにふいっと顔を俯けると、おそらくお互いに意図せぬ形で皇子様の柔らかな唇が鼻先にほんの一瞬だけ触れ。まるで何事もなかったように、瞳どころかどこまでも子猫の奔放さをまとわせて再び動き出した足取りに、何か言い返したい気持ちはありながらも動きの鈍い頭ではそうすぐに言葉はまとまらずただ黙々とつられて歩くことしか出来なくなってしまい。考え事をぐるぐると巡らせているうちに気付けばまた彼が立ち止まり、はたと目の焦点が螺旋階段へと合うとこれは何かしら、と首を傾げて。そこに降ってきた隣からの声も、何を言っているのか一瞬理解出来なかったものの先に呟いた問いへの返答であると分かればそうなの、と納得するように口の中で独り言ちて。それにしても、どうやらとっておきにはまだ着かないらしい。くいっと首を伸ばすように第四皇子を仰ぎ見れば「四番目の皇子様は子猫なのに、言うことがむずかしい」漸く言い返したい気持ちに言葉が追いついて発したのはそんな挑発的な言葉。「優しくしてくれるのと、可愛がってくれるのが、違う……? みたいな、ややこしいのは、むずかしいの」含まれた意味を汲み取れない頭の出来から出てきた言葉はある意味、昨晩出会った甘やかし上手な第三皇子のせいでもあるだろう。触れられるのは好きではないくせに、愛でられたがりの魔女仕掛けに拍車がかかった今では了承を得る第四皇子の誠意をどこかまどろっこしく、もどかしく感じさせていて「わたし、急に触れられるのはいや。でも、優しくしてくれるのは好き」そう言って見つめる彼の腕をそうっと引っ張り「優しくするって、あなた、言ったわ」明言こそしていないものの、それはあきらかに助けが必要か、を肯定する態度そのもの)


(/なるほど、そのようなおねだりが可能なのですね…!是非、今後の参考にさせていただきます。それでは、今度こそ背後は引っ込みます。貴重な情報をありがとうございました!)


  • No.451 by 第三皇子ハインツ  2021-12-02 22:56:58 


>>シャトン姫(>>449)

――っ、ふ
(苦しそうに息を詰まらせるも、物腰柔らかな表情を彩るのは苦悶ではなく愛しさで。喘ぐような音は喉の奥で堪えきれなかった笑い声の残滓であり、猫姫と繋がっていない方の手を口許に添えてもう一度大きく吐息して。「 ごめん、ね。姫がとても可愛くて…。喜んでくれて嬉しいな 」怪訝な思いをさせてはいけないと弁明を。妻か恋人か、あるいは庇護対象である自分の子供や愛玩動物を眺めるような瞳で「 他の誰にも見せたくないな 」呼吸を整えてから素直に告げて。誰かの喜ぶ姿に幸福を感じるのは元来の性格だが、その相手が特別気にかけている女性ならそれは幸甚の至りで。晩酌の用意をトレイの上に乗せ、姫が選んだ椅子の前に佇む小さなテーブルへそれらを運んで。窓の向こうで輝くお月さまと同じくらい綺麗な目をした姫の横顔を見つめながら「 ふふ、どうしてだろう。理由は俺にもわからないけれど、とても光栄だよ 」今宵選んだのは、お酒を初めて嗜む姫でも飲みやすいような甘いもので。カシスやピーチ等のリキュール、もしくはカルアの瓶を並べてリクエストを問おうとした刹那、それよりも一瞬先に耳へ届いた呟きにぴたりと手を止めて。「 俺“も”、ってことは……兄さんに会った夜に言われたのかな 」ぴり、と潰れた眼がまた疼きを訴えた気がして。今夜姫を独占しているのは自分、しかしその自分より先に一つ上の兄が姫に出会っていたこともまた事実。逆立ちしても変えられないその事実が心底の檻に閉じ込めた獣の神経を容易く逆撫でし、それでも努めて態度には出さないよう表情は穏やかなままに保ち「 シャトンは特別だよ。――いや、特別じゃないひとなんてこの世にはいないのかもしれないけど……そんな奇麗事を抜きにしたって、【姫】はかけがえのない大切な存在。だから安心して、 」先刻、彼女が自分にしてくれたのと同じように、握り込まれた小さな手にそっと手のひらを重ねて「 …ね? 」体温を分け与えるように、そしてその体温が冷めきらないうちは少なくとも王宮にいられるのだと錯覚させるほどに。姿勢はそのまま、目線だけでテーブルに並べた数々を示して)今夜は甘いお酒を飲もうか。珈琲やチョコレートみたいな甘さか、フルーツの甘味、姫はどちらがお好みかな。

  • No.452 by 第四皇子セス  2021-12-02 23:28:29 


>>リル=フィシー姫(>>450)

これを難しく感じるなら姫はまだまだ子供だなァ
(冷たそうな、はたまた柔らかそうな唇を寸での所で取り逃がしたことは惜しく感じるものの、少なくとも共にレモネードを嗜むまでは小さく高貴なお姫様を独占できると高を括り、くつくつと喉奥で笑って。大切に大切に心の距離を縮めていく一つ上の兄のやり方とは大いに異なり、即物的な温もりや潤いを求める四番目は未だに隙あらば姫に触れようと獣の眼光を煌めかせ。しかし言葉で明確に【いや】と示されては拒絶を何より恐れる獣は途端に爪も牙も引っ込めクッと顎を引き口許を一文字に結んで。愚かなほど素直に謝罪の一つでも捧げようとした刹那、姫の方から触れてもらえるという嬉しい誤算。現金なもので途端に目を輝かせて「 あァ勿論!、絶対何があっても姫にだけは優しくするぜ 」まるで主人に頼ってもらえて嬉しくてたまらない犬のように、見えない尻尾をブンブン振り回しながらお姫様抱っこの姿勢に移行して「 ぅおわ、軽ッ 」抱き上げた華奢な体躯の何と軽いことか。鳥の羽根を思わせる質量のなさに脊髄反射で驚きの声をあげながら、螺旋階段の一段目に足をかけて。時折設置された人の顔ほどの小窓は換気を促す意味合いだろうか、その前を通過する度に変わってゆく外の景色がどんどん高い場所に姫を運んでいるのだと物語っていて。他愛もない会話をしながらぐるりぐるりと登り続けること数分、最後の段を登り終えればそうっと地面に彼女を下ろして「 高けぇ所が大好きな猫に案内できるとっておきだ。特別な場所だぜ 」わくわくと楽しそうな様子を隠せず表情に出しながら、目の前にそびえる扉を開け放つと――広がるのは一面の青空。尖塔の最上階に位置するそこは吹き抜けのバルコニーガーデンのようで、よく手入れされた瑞々しい花壇と石膏の女神像に囲まれた位置に一対の家具が置かれていて)

  • No.453 by 極彩の魔女  2021-12-03 11:37:32 



>痛みを媚薬に、孤独を劣情に。八人の皇子が抱える渇きを癒せるのはきっと――だけ、


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
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●物語の栞↓

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: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>452

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>451


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.454 by シャトン  2021-12-03 21:32:21 


>>ハインツ様( >>451


(聞こえた笑い声は嘲笑とは程遠く、揶揄うような声色にも似た優しい響きのせいか素直すぎる独占欲のような言葉に耳を揺らす。人よりも敏感に音を拾う耳が、どんなに窓の外へ視線を向けていてもぴるると瓶やグラスが擦れる音と静かな皇子様の呼吸すら拾い上げ…少しだけ固くなった声に顔を向けるより先に、微かな調子の変化とは裏腹に優しい微笑みを浮かべたままの皇子様の手が触れ。どうしてか分からないけれど猫はこの手が好きなよう…特別だと告げるその言葉に嘘がないことは分かれば、たしたしと尻尾が床を叩く。甘く絆されて、このまま本当の猫のようにこの場で丸くなって眠って、時々撫でて貰えたら…「 どちらも大好き。でも、せっかくなら果物みたいな甘さが欲しいわ」。そう言葉を繋げることで邪念を断ち切るように目を三日月形に細めて。まるで皇子様の手で堕ちるところまで堕ちてしまえば幸せになれると誰かに教えられたように、触れられる度に多幸感に襲われる。お酒も飲んでみたいけれど、この手が離れるのは惜しい…我儘のままに、重なった手の一方に指を絡ませて、「 あと少しで良いの、もう少しだけ触れさせて」と消え入りそうな声で呟き)


  • No.455 by 第三皇子ハインツ  2021-12-04 02:04:19 


>>シャトン姫(>>454)

そっか。じゃあ今夜はフルーツリキュールの――――
(お姫様がリクエストしてくれたこと、そしてそれに応えられることに嬉々として準備を進めようとしたその時、思いがけない体温が彼女から離そうとした手に絡まるのを感じて動きを止めて。「 姫…、 」こんな風に積極的に温もりを欲しがるようなひとではないと認識していたから、どうしても儚いおねだりの裏にある何かを勘繰ってしまう。それが不安なのか恐怖なのか、はたまた全く形の違う何かなのかは彼女にしかわからないこと、自分に出来るのはただ寄り添うことだけ――いや、本当にそうなのだろうか?自問自答しながら、重ねていた手に少しだけ力を込めて「 もちろん。姫が満たされるまでこうしていよう 」こんなにも特別なのにこんなにも脆く柔らかいものが嘗てあっただろうか。温もりを求められた事実に託けてこのまま抱きしめてしまいたい衝動を堪えながらそっと目を閉じて)

  • No.456 by リル=フィシー  2021-12-04 21:54:54 



>>セス皇子(>>452)

(夜風とは違い暖かな時間帯では抱き上げられた時に感じる体温はひどく熱く感じる。胸元に手を丸めて大人しくしながら、それでも不思議と振り払いたいと思わないのはその熱の全てがそのまま第四皇子が自分を愛でている証だと変換しているからだろう。彼の腕の中で、最初の方は小窓から見える景色を見てもいたが何個目かを通過したあたりからは興味がすっかり彼の方にだけ向いて。首を流れて胸元に届く黒髪を、それを辿って上に目線をやって見える美しい顔の方が、美しい景色よりも鮮明に興味が向く。怯えた子猫に見えた琥珀色の瞳はこうして見上げると鋭利な眼差しにも思えたがそれが恐れに変わるかと言えばそんなことはなく、「大きな子猫は、お菓子みたいな色をしているのね」だなどと他愛ない会話の合間に、告げるともなくぼんやりと言ったりもして。そんな風に飽きずに彼の造形美を眺めていたため目的地に着いたと気付いたのは丁寧に腕から降ろされ階下で見たのとはまた違う趣の扉を前にしてから、第四皇子のまるで弾むような声に耳をくすぐられながら眼前に広がる景色に「あら、あら……まあ」と溜息とも感嘆ともとれるような息を漏らして。空に立っているような感覚さえ覚えるまさに空中庭園の植物に反射する光はいささか刺激が強く、目を細めて日陰を求めて彼の腕の陰に身を寄せ「ねえ、ねえ、皇子様……レモネードは、日に焼かれないと、飲めないのかしら」ちらりと覗かせた顔は一画にある家具に向けられて。平素と変わらぬようで多少気弱に揺れた語尾に、ついさっき出会ったばかりの彼は気付くだろうか)


  • No.457 by シャトン  2021-12-05 09:41:28 



>>ハインツ様( >>455


(誰かに触れたいだなんて思ってみたことも無かった。いつからかある記憶の中では、毎日冷たい床で寝起きして冷たい食事と月1回の外出と、会いに来るのはこんな猫を飼いたいと言う金持ち連中だけで逃げれば首に傷がつく。形を確かめるように撫でていた手を少しの間見つめたあと、瞳を瞼で隠した皇子様の顔を見上げ…綺麗な顔ですこと。片方の目が覗かなくても、完璧でない美というものはきっとこの人のようなことを言うのかもしれない。「____こんなにも誰かに触れたのは、初めてだわ」そっと手を離すように弛めたなら、今度は猫らしい気まぐれさでキラキラと光を反射するお酒のボトルに関心を示すように、じっと金魚が泳ぐ水槽を見つめる時のように瞳孔すら少し細くしながら「不思議ね。こんなにも綺麗なものなのに、大人はコレを理由にして沢山汚いことをするんだわ」と。お酒絡みで見てきた物に綺麗なものはない。無意識に伸ばした尻尾で皇子様の脚に緩く触れながら、今日は綺麗な記憶に出来るのではないかとどこか期待をして)


  • No.458 by 第四皇子セス  2021-12-06 19:07:05 


>>リル=フィシー姫(>>456)

――――姫は太陽が苦手なのかァ?
(透き通るように色の白い兄弟達とは違って異国情緒すら溢れる褐色の肌を持つ獣にとっては、太陽の光も付随する日焼けも受け容れて当然のものばかり。年頃の淑女の日焼けを忌避する気持ちを理解できないほど粗野ではないが、それ以上の何かをお姫様の語感から耳聡く感じ取り率直に問い掛けて。彼女のモチーフが金魚だとは聞かされていないため、熱そのものと相容れない性質のお姫様だと知るのはきっともう少し先のお話、兎にも角にも件の彼女が弱みを見せてくれたように感じては一層嬉々として小さな身体を背に庇いながら「 安心しろよォ姫。猫だって日向ぼっこに飽きりゃあ日陰に逃げるんだぜ 」家具に近付きながら、傍にあった一本の大きなパラソルを持ち上げてテーブル中央を貫通する穴にそれを差し込み。後は傘を差す時の要領で目一杯にそれを広げれば、テーブルとそれをコの字形に囲むソファー一帯は完全に日陰と化して「 さァ、どーぞ。 」彼女の前から一歩逸れる事でここは安全地帯だと示し、そこでタイミング良く後を追ってきた従者からレモネードの用意を受け取って。デカンタいっぱいに満たされた清涼なレモンイエローの液体を少なめの氷が入ったグラスに注ぎ、小さな赤い花とカットレモンを縁に指してお姫様の前に置き「 姫はどっちが好きだ? 」と差し出して見せたのは清々しいブルーと可愛らしいピンクのストローで)

  • No.459 by 第三皇子ハインツ  2021-12-06 19:25:05 


>>シャトン姫(>>457)

(呟かれた言葉に姫の――こう呼ぶのは適切でないだろうが――記憶に思いを馳せて。きっとお姫様には、それぞれの人生として“魔女から与えられた緻密な設定”があるのだろうとはこれまでの交流から薄々勘付いていた。それを記憶と呼ぶならば、目の前のお姫様の存在はなんて儚く脆く愛おしいのだろう。「 姫。……聴いてもいいかな 」傍にいて守りたいと想うこの感情の正体は分からない。でも確かなのは猫のように気紛れで魅力的な彼女のことをもっと知りたいという気持ちだけ、それを言葉に乗せようとしたが数秒沈黙して「 いや、お酒を飲みながらにしようか 」と重ねていた手をそっと離して。布越しでも足に触れる感触が人にはない柔らかさを持っていると実感でき、微笑ましく表情を緩めながら「 そうだね。お酒は飲む人次第で容易に毒になってしまう。人を下品に――意地悪にさせてしまう毒に 」慣れた様子で作るのはカクテル、ではなく何故か温かい紅茶。ほんのりとフルーツハーブの香るフレーバーティーを淹れる皇子の伏し目がちな目元は不思議と感情を読み取らせず、ただ唇は緩く笑みを描いたまま「 でも、上手に酔える人にとっては魔法みたいに素敵なものだよ。 」着脱できる取っ手のついたコリンズグラスに常温のカシスリキュールを、その上から淹れたての紅茶を注ぎ静かにステアして。出来上がったのは冷えた身体を暖めるのに最適なホットカシスで、お姫様の前にそれを置いてから自分も同じものを手に「 シャトン姫との出会いに。 」乾杯のためゆっくりとグラスを前に出し)ゆっくり飲むんだよ、まだ熱いからね

  • No.460 by 極彩の魔女  2021-12-07 12:39:17 



>さあ、子守唄の最後の一小節。王宮に生まれ落ちる準備は出来たかしら?


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>458

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>459


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.461 by シャトン  2021-12-08 19:41:29 


>>ハインツ様( >>459


( 何を知りたいのだろう、無知な私に答えられることがあるの?…穏やかな表情のままドリンクに手を伸ばした皇子様を見つめる。初めてのことばかりで怖いはずなのにどうしてこんなにも心地良く声を聞いていられるのかしら、ただ、あまりにも穏やかで…それは、ひとよりも鋭い聴覚が訴えてくる音での感覚でしかないけれど、時折その優しい響きとは裏腹にこの皇子様は暗い夜の海のような目をすることも猫は覚え始めていて。何の思いもなく人形のように無機質な瞳、繊細な動作で作り出された良い香りの液体は毒薬とも快楽に近付くための薬とも似ていて、だから「 まあ、子ども扱い?…ふふ、なんて。今夜だけでも、ハインツ様にとって素敵なものになりますように 」、グラスをそっと手に取って、軽く合わせれば無知なまま大人になったよう。小さく、それでもしっかりと息を吹きかけてから口に含めば…「 おいしい 」優しく口に溶けるような甘さと温かさに耳を伏せ、尻尾が揺れる。喉を焼くような熱さはなく、じんわりと身体の先が熱を持つ感覚は初めてでクセになってしまいそう。皇子様の香りだけが支配していた嗅覚に、柔らかにアルコールの匂いが混ざり込み、それだけで酔ってしまいそうなほどに___加減のわからない猫は、もうひとくち、あとひとくち、おずおずとグラスに唇をつけ、 )


  • No.462 by 第三皇子ハインツ  2021-12-09 22:05:20 


>>シャトン姫(>>461)

まさか。姫が猫舌だといけないから、ね
(容姿が獣じみていようとも、世間知らずが幼さを加速させても、お姫様はお姫様。守り慈しむべき淑女と彼女を認識しているからこそ、ふわり微笑むと共に柔らかく否定をしてから一口。「 …うん。今夜にぴったりの飲み物だね 」姫の口からは今宵最も聴きたかった感想が。呼応するように瞳をそっと閉じて頷き、甘さの中にもすっきりと香るハーブの風味を楽しんで。アルコールには強い方だが、やはり温かい酒は効きやすいのだろうか――じんわりと体の芯から暖まる感覚とともに目を開けると、猫の耳が初めて見る形にぺたりと伏せっていて「 耳、リラックスするとそうなるの? 」興味深そうに問い掛けて再度ホットカシスを口に。かなり早いペースで飲み進めてゆく姿は初めて手にした玩具に夢中になる子猫や子供を彷彿させて微笑ましげに眦を緩め)ふふ……姫。気に入ってくれたなら嬉しいけれど、もっとゆっくり飲まないとすぐに酔っ払ってしまうよ?

  • No.463 by リル=フィシー  2021-12-10 23:07:55 



>>セス皇子(>>458)

ううん、ううん。あついのがいやなの
(チカチカと瞬くように光って見える空中庭園は時間帯のためか地上のものとはまた違った溌溂した美しさがある。言葉にせずともこちらの意をくんで頼もしい日陰となってくれた第四皇子の足を踏まないように、けれどぴったりと影を踏んで歩きながらふるふると軽く首を振って彼の問いを訂正し。日射しも体温もあついのは苦手であるが体温を感じるほどの距離感で太陽から庇ってくれる影の中の居心地は満更でもなく、このままでも十分だとまでうっかりすると口に出かかる。ぼんやりした頭がそれを表に出してしまうよりも先に彼が慣れた手つきでパラソルを広げれば、あら、と首を傾けて足元を改めて見ればテーブルの周りをぐるりと取り囲む大きな日陰は皇子の影もすっかり飲み込んでいて。どこか恭しい言い方で一歩離れた彼の日差しよりも強く、けれど背けたくはならない瞳を見つめて「ありがとう、優しい皇子様。猫の日陰も素敵だったわ」薄っすらと口角を和らげるとソファに静かに腰を下ろして。従者から受け取った飲み物の用意を自ずから行う姿は自己愛を満たしてくれていつまででも見ていられるが、眺めているだけよりは見つめられて構ってほしいというのがこの姫の性分。可愛らしく飾られたレモネードを一瞥してから皇子へと向き直り、「忘れては駄目よ」一言告げるとぱく、と青いストローを咥えて。「リル=フィシーは青色が好きなの」ストローを咥えたままのはしたなさなど気にもせず、やや不明瞭な発音でそう続けて)


  • No.464 by シャトン  2021-12-12 00:12:18 


>>ハインツ様( >>462


耳…?確かに今はとても心地良いけれど、
(冷たい硝子越しの熱い温度が唇に触れる感覚は心地良い、口の中に広がる熱も舌がぴりぴりと熱さとアルコールで痺れる感覚も、猫舌であることに変わりはなくとも気持ちがいい…なにより穢れなど知らないような皇子様の高貴さとは裏腹に、手に持たれた毒のような液体が視覚的にかなり倒錯的。同じものを飲んでいるはずなのに、皇子様の手にしたお酒はどうしてより甘そうに見えるのだろう。まるで柘榴に牙を立てる時のような、そんな背徳感すら覚えてしまうほどに薄暗い光の中でアルコールに濡れた唇が艶やかで。頭に靄がかかったよう、不躾だと分かっていても目が離せない自身を恥じるように再びグラスに唇をつければ不意に問われた言葉。音を明瞭に拾うように耳を立て、それから不思議そうに首を傾ける。無意識なのだろう、時折ぴるると動く耳が話者の方へ向くことも「分かっているのよ?ゆっくり、って…でもだって、美味しいんですもの」と拗ねたように目を伏せれば、温かな痺れに再びぺたりと耳が伏せられることも。やんわりと滲む視界の中で、身体のバランスを保とうと尻尾を椅子の脚に巻き付け、)…ふわふわするの、熱くてこのまま溶けてしまいそうな毒ね。でも皇子様ともっと一緒にいたいのよ、寝てしまうには惜しいわ


  • No.465 by 第四皇子セス  2021-12-12 13:54:57 


>>リル=フィシー姫(>>463)

あついのが――そっか。そおかァ……。
(寂しがり屋の獣の心を染め上げるのは否定しようもない納得感と、それを塗りつぶすほど大きな落胆。睦言よりも枕を交わしてお互いの体温を分け合いたい性分の四男にとっては、それを『いや』とする事実はまさに落雷に打たれたようなショックを齎して。強引で獣じみた触れ合いは大好物だが本気で嫌がる御婦人を無理やり組み敷くような真似はしたくない、でも可愛らしいお姫様に興を惹かれて仕様もないのもまた事実。分かりやすくしょんぼりと手元のグラスに視線を落として「 困ったなァ 」正直にぽつんと零し。自分の体温を下げられる場所でなら触れ合える、だなんて発想は獣の脳には未だ浮上していない様子で、ふと差し出した片方のストローに引力を感じては面を上げて「 ――~~ッ、 」もしこのストローが自分の指先だったなら――と益体もないどころか良からぬ想像を掻き立てるような姿に、一挙に双眸を熱に濡らして困ったような表情で歯を食いしばる。彼女が熱を厭わないただの人間だったなら、このまま攫うように襲いかかって白い肌を暴けたかもしれないのに、ともどかしさを感じながらもお利口に爪牙を制御しながら前髪をくしゃりと握りつぶして「 やっぱり魔女は最高に意地悪だよなァ…… 」目の前のお姫様が魔女の存在を認識していないとは知らないまま、呟くように苦言を呈して)

  • No.466 by 第三皇子ハインツ  2021-12-12 14:16:04 


>>シャトン姫(>>464)

ピンとしている時も可愛いけれど、そうして垂れているのも愛らしいね
(煮え切らない返答に、きっとそれは無意識な不随意運動なのかと察しを付けて。初めてのアルコールに夢中になっているお姫様を心の底から可愛いと思うけれど、それが愛玩動物に向ける感情に近いのか、それよりもっとドロドロした熱情に近いのかは判断出来なくて。乱れることなく見つめてくれるまるくておおきな瞳も何もかもが愛くるしく「 ……俺の顔、赤いかな? 」決して平素と変わっていない顔色のまま、少し照れくさそうに小首をかしげて。あまり表情の変わらない猫姫だけれど酒気に浮かされたのか今夜はいつもより感情が伝わってくる気がする、拗ねたような様子もやっぱり可愛いとしか思えなくて「 次々飲んじゃうくらい美味しい?それなら良かった、嬉しいな 」どれだけ眺めていても飽きないお姫様を見つめているだけで胸が暖まる心地で、ついついホットカシスを喉に流し込むのを忘れてしまう。自分よりも遥かに中身の減った彼女のグラスと、支えを欲するような尻尾の動きを目敏く捉えては微笑みのまま席を立ち「 ふわふわの姫も見てみたいけれど、後で体調を悪くすると可哀想だから 」そう言って彼女の前にカシスを割るのに使ったハーブティーのカップをチェイサーとして差し出して。一つ上の兄や一つ下の弟なら、お姫様が酩酊するまでお酒を取り上げるような真似はしないだろうけど――そう内心で苦笑しながら「 俺も時間に許される限り姫の傍にいたいよ。――もし眠りたくなったらいつでも言ってね 」乾杯の前に問いかけようと思っていた質問も、この優しく甘く穏やかな時間には不似合いな気がして。もし彼女が忘れてしまっていなたならば、あの問は心にしまっておこうと決めて赤い液体を一口嚥下して)

  • No.467 by 極彩の魔女  2021-12-12 18:30:13 



>さあ、子守唄の最後の一小節。王宮に生まれ落ちる準備は出来たかしら?


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>465

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>466


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.468 by リル=フィシー  2021-12-12 19:03:58 



>>セス皇子(>>456)

(ぽつりぽつりと零れる第四皇子の落胆も葛藤も回転の鈍い姫のおつむに届くには些か強さが足りず、唯一伝わるのは鋭い眼光に再び子猫の怯えが現れたこと。大きな体のどこにそんな可愛らしい子猫が隠れているのか、前髪を掴んだ仕草で顔が見えなくなってしまったのを残念に思いながらテーブルに置かれたレモネードのグラスを両手で引き寄せると咥えたストローを挿して。一口吸い上げた冷たい甘酸っぱさをこくりと飲み込むと「おいしい」と一言、そしてグラスを目の前に掲げ氷を浮かばせる透明なレモンイエローと僅かに出来た結露のキラキラした輝きを楽しむようにゆらり、ゆらりとグラスを揺らし、涼しい色合いに目を奪われるのも確かだが、今はもっと魅力的で濃厚な色がすぐそこにあることを知っているのでやはり物足りない。「子猫は、意地悪な誰かさんの方が気になるのかしら」そんな言葉とともにグラスを下ろし、膝元でまたゆらりとレモンイエローを揺らしながらその動きをじっと見下ろす眼差しがどこかつまらなそうなのが、項垂れた拍子に肩から落ちた髪のせいで皇子様からは見えるだろうか。彼の発した『魔女』の意味は勿論姫には通じないし、どれほど彼がお利口に理性を働かせているのかも分からない。この姫に分かるのは第四皇子が自分以外の誰かを思い浮かべていることだけ。「ここにリルがいるのに……」する、と結露を掬いながらグラスを指で撫で、氷のお蔭でよく冷えた小さな指先を断りもせず第四皇子の褐色の頬へと伸ばし、そのまま触れてしまったらその冷たさに子猫がどんな反応をするのかが楽しみでもある。「ハインツ皇子もあなたもわたしを放っておくなら、やっぱり、おうちに帰らないと」綺麗なものはあるだけで素晴らしいが、その素晴らしいものに構ってもらう快感を得てしまった今では隣でよそ事に目を向けているなどつまらなくて仕方がない。苦手な体温だって甘い時間のためなら受け入れられることを昨晩とここまでで学んだ。水滴が手の平を伝うのも構わず触れようと伸ばした手もそのまま、どうする、とまるで問うようにぽっかり黒い瞳で見つめ)


  • No.469 by リル=フィシー  2021-12-12 19:10:08 



(/リル=フィシーの背後です。>>468にて安価ミスがありました。セス皇子への返答、正確には「>>465」となります。確認不足により連投となってしまい申し訳ありませんでした…!)


  • No.470 by 第四皇子セス  2021-12-12 20:10:07 


>>リル=フィシー姫(>>468)

(意地悪な誰かさん、の代名詞で否応なしに回想させられたのは、目が眩むほど華美なのに一切の下品さを感じさせない派手な帽子と、一見慎ましやかな未亡人を思わせる黒いレースの下から男をいざなう赤い紅い唇。目の前のお姫様は確かに比肩するもののないほど可憐だが、それとはまた違った趣の魅力を備えた魔女にいつの日か言い放たれた『お預けよ』の命令にも似た言葉が、ただの記憶とは思えないほどの破壊力で皇子の脳内をぐしゃぐしゃに引っ掻き回す。その所為で金魚姫の御言葉をいくつか聞き逃し、こちらへ伸びてきていた指にもその冷たさに触れられはじめて気付く始末で「 ッ、! 」この場にいない魔女へ奪い取られていた意識が強制的にお姫様の元へと引き戻され、予想外の感触にさながら驚いた猫のように肩を跳ねさせて。相手が獣だと分かっているのかいないのか、兎も角飢えた肉食獣へ不用意に指を差し出すのなら噛みつかれても仕方がないとばかりにギザギザの歯で氷のような指先を捉える。もちろん肌を傷つけない程度に手加減をした甘噛、そして直後に「 ――――おうち? 」怪訝そうに眉間を寄せて、最初に姫がそうしたように少し調子の外れた語勢のまま「 姫にそんなモンあるわけねえだろ?、あるとしたら"俺たちの王宮(ここ)"しかありえねえじゃんか 」形はあやふやだけれど確かに存在する違和感が、熱に浮かされた獣の心を少しずつ冷静に律してゆく。彼女はほんの数日前にこの王宮へ魔女から産み落とされたばかり、この箱庭の外に居場所などあろう筈もないと簡潔な道理ならばあまり聡明とは言えないかもしれない第四皇子にも察しはついて、決して詰るような調子ではなくあくまでも謎を解明したいという探究心や好奇心からお姫様をまっすぐに見つめて)なあ、どこに帰るって?

( / 背後様、ご丁寧にありがとうございます…!安価ミスは私もしてしまうことがありますので、お互い様ということでどうぞお気になさらず…!、さて本編ですがことの成り行きで少々シリアスモードに入りそうになっておりますが、もしまだ『魔女にまつわるお姫様の真実』に近付きたくなければ次レスにて路線修正を行いますので遠慮なくおっしゃってくださいませ!)

  • No.471 by 極彩の魔女  2021-12-13 19:24:35 



>さあ、子守唄の最後の一小節。王宮に生まれ落ちる準備は出来たかしら?


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.472 by   フィリア    2021-12-14 08:03:42 





       >>第六皇子様 ( >>390 )


 
 ( 陽射し降り注ぐ庭園、ゆらり揺らめく影を引き連れてなにか、何かまたこの間のような忘れられない出来事が有るかもしれないと淡い期待を抱きつつ"掃除をして来ます"と一言使用人達に告げ訪れたこの場所。告げて訪れてきてしまった以上形だけでもと掃除用具を指定の倉庫から取り出してきては、少しやっておこうと箒を取り出した、矢先。後ろ斜め右上方向から聞こえてきた葉が擦れる音と直後にドッと何かが落下して固い地面にぶつかったであろう、鈍い音。振り向いて地面を確認してみれば「あ、ら……?」ぞわりと、背筋に嫌な感覚を覚え。何処かで見覚えがあるような姿をしたそれは、初めてこの庭園で第七皇子様に出会った日に遭遇した猫で。咄嗟に引っ掛かれた事のある部位を背に一瞬警戒するも、あの頃とは違って元気のない様子。もしかして、高い木に上ったは良いものの降りれず、けれども無理矢理降りて着地に失敗してしまったのかゆらゆらと身体は揺れていて。一度傷つけられたとは言え、己と同じくまだ生きている。警戒されて、また引っ掛かれたらとあの出来事が過るも考える隙もなく身体は動き猫を優しく抱き上げては傷に障らないように屋敷に戻るべくそちらへ向けるも余り医務室に用はない己はまた場所を忘れ。「えっ、と。何処だったかしら……あ、」と視界に入った人影に駆け寄り近くへ着いた途端にその人影が誰なのか瞬時に理解して。第六皇子の、リヒャルト様。今回関わるのは初めてであり尚且つ接し方すらも分からない。失礼に思われるかもしれない、と思考を巡らせるも早くしなければと言う思考が勝り口は自ずと開いて。 )
 ────すみません。医務室は、何処ですか?


 (:/お返事が遅れてしまい申し訳ありません。ブランクありのレスになってしまいましたが、もし絡みにくい等あればおっしゃってくださいませ。また、絡み文と接し方と色々ありがとうございます……!これにて本体は下がりますので、よろしくお願い致します/礼)




  • No.473 by 第六皇子リヒャルト  2021-12-14 19:34:28 


>>フィリア姫(>>472)

――――何、
(げそりとやつれたようにも見える表情は何らかの理由で大きな負荷のかかった精神によるもの。消えない隈こそ拵えていないものの隠しきれない疲労の色はどこか長男の雰囲気に重なるところもあり、ただ愛想の良い彼とは真逆の突っ慳貪な態度で視線だけを声のした方へ向けて「 ノワール……? 」ふと呼んだのは今皇子たちの話題の中心であるお姫様の名前ではなく、その腕に抱えられた黒猫の姿。もし彼女に使用人としての記憶が精巧に植え付けられているのだとしたら違和感を感じるやもしれない――今、皇族に公式な名を持つ飼い猫などいないはずなのだから。兎も角皇子はその小さな猫を見た途端に明らかに目の色を変えて「 どうしたの、そいつ…っ 」疲れ切った自分に鞭を打って立ち上がる、その動作はやけに軽やかでどこか焦りを含んでいて、何事をも諦めきったような普段の第六皇子らしからぬ真剣さで彼女の元へ歩み寄りノワールと呼ばれた黒猫を覗き込んで。さすがに獣医ではないためぱっと見ただけで容態は判断出来ず、性急な仕草で――平素の彼ならば絶対にしないことだが――お姫様の肩を抱くようにして方向転換しそのまま足速に医務室へと向かい、部屋に誰も居ないと分かれば自らの手で応急処置をするしかないと即断で腹を括ったらしく、皇族として身に着けていた華美な上着を脱ぎ捨てながら顎で診察台を示して「 そこに寝かせて。それ以上揺らさないで 」淡々と、それでいて何としてでもその黒猫を助けるのだという確固たる意志を孕んだ声で指示を出しテキパキと治療に使う道具をかき集めていき)


( / いえいえ、ご都合の良い時に遊びに来て頂ければOKですのでどうぞお気になさらないで下さいませ!原則一ヶ月のお留守でその時の絡みはリセットとなりますが、今後とも何かご相談やご質問、リクエストがございましたらいつでも何でもおっしゃってください~!それでは、こちらこそ今後とも宜しくお願い申し上げます! / お辞儀)

  • No.474 by 第七皇子ヴィルケ  2021-12-14 23:19:52 



――――静かな夜だね。
ユーリケは眠ってしまったし少し退屈だな…、独白がてら少し俺の話を聴いてくれる?

俺はヴィルケ、王位継承の権利のある兄弟の中では最年少にして唯一の双子。
第七皇子と呼ばれるけれど、特に位に興味はないな。俺はユーリケの双子の兄、肝要なのはただそれだけ。

破廉恥な魔女が傍迷惑なゲームに俺達を巻き込んだみたいだけど、俺には興味ないね。ジーク兄様には少し気後れするけどさ。
もっと言えばこの国や王宮がどうなったって構わないよ。ただユーリケが俺の傍に居ればそれだけでいい。

――俺がユーリケに依存してるだって?…はン、笑止の至りだな。
俺達はこの世で唯一特別の絆を持った双子、そして俺はあいつの兄。弟の傍にいて守ってやるのが兄の宿命だろ?
双子にはただお互いがいればいい。俺達はふたりでひとりだから。

……なのに、あの魔女のせいで最近困ってるんだよ。お姫様とやら、お前はとても邪魔な存在だ。
獣の一部に植物の特徴?、そんな珍しいものがくっついてるせいでユーリケの興味を引いてしまってるんだよ。……狡いよ、俺にはないものでユーリケを誘惑するなんて…。
とにかくあんな毒婦に生み出されたんだ、お前があいつにどんな悪影響を及ぼすか分かったものじゃない。
だから忠告しといてやる。お前はユーリケに近付くな。

ユーリケをとられるのが怖いだけ…?、つくづくおめでたいね。
どちらが正しいか、どちらの傍にいるべきか。あいつはようく分かってるよ。
心配しなくても、兄上方の殆どはお前に興味津々だ。そっちに構ってもらえばいいだろ?

お前が美しいのは認めよう。
ただユーリケは俺だけのものだ。……お前も俺のものになりたい?



●第二皇子の独白 : >135

●提供 : >380

●キャラシート雛形 : >4

●秘密の欠片 : >8>24


  • No.475 by   フィリア    2021-12-15 00:53:10 





       >>第六皇子様 ( >>473 )


 ( 己の腕の中で私に対し警戒心を抱きながら揺れる不安げな色を瞳に宿す猫は、皇子が呼んだ名前にピクリと反応するなり少し警戒が緩んだようで表情が柔らかくなるも痛みが勝っているのか猫は目の前の主人に助けを求めて一生懸命声を出していて。呼ばれたノワール、と言う名前に違和感を覚えることなく欠陥が所々出てきている己はすんなりと飲み込み。余程の大事な家族、と言うものなのだろうか覗き込むなり端整なその表情が焦りと不安に歪んだのを見逃すはずもなく、心は何故か嫌な音を立てて軋み「高い木から、落ちてしまったようなのです。」と先程の場面を思い出し推測を紡ぎながら医務室へと皇子の手に抱かれるがまま向かって。生きている人間の暖かさと生きている猫の体温を同時に感じている間───もし、もしも。私が倒れても皇子様達は同じ様にあの綺麗な顔を歪ませてくれるのかしら。なんて今の状況では浮かばない思考がドロリと脳と心境を侵略し始めて。その侵略を止めるべくぎっ、と唇を一度噛み締め血が滲むのを感じては段々とその思考は消えて行き廊下の奥を見つめ。医務室に着くなり未だに弱々しく鳴き続けているノワールを優しく診察台へ寝かせれば不安を宿した瞳が己を見上げ。嗚呼、まだ警戒されているのだろう。弱っている所に不安要素を持ち込む訳にはいかないと、つい最近ノワールに引っ掛かれた手の甲の黒百合を見つめ眉を下げ異様に咲き誇るその華を掴みむしり取ればゴミ箱へと捨て入れ。それを気にすることなくノワールへ手を伸ばしなるべく頭を揺らさないよう人差し指で頬の毛先を一撫でし「ノワール、ごめんなさいね。……痛いところ、教えてくれる?」と人の言葉を理解できるか分からないまま告げれば暫し見つめられた後、右前足を舐め始めたのを一瞥「リヒャルト様、どうやら右前足が痛むみたいです。……意識ははっきりしていますので頭打ってないと思います。」と素人ながらも冷静に判断した上でそう口にしては未だに焦りを抱えているであろう皇子様へ。 )



  • No.476 by 第六皇子リヒャルト  2021-12-16 01:28:23 


>>フィリア姫(>>475)

…………、
(応急処置に必要な道具を箱にまとめて診察台へ振り返った刹那、ぎょっとしたように目を瞠りながら眉をしかめる。視線の先には使用人の服を着たお姫様、その白く華奢な手の甲には人に咲く筈のない黒百合――どう見ても装飾の類ではなく体内から伝って咲いているそれを躊躇なく毟って捨てた様子に第六皇子が感じたのは……「 ……ああ、 」リヒャルト様、と名を呼ばれたことに辛うじて返事を。普段大きく起伏することのない感情は焦りを始めとする情動に揺さぶられていたものの、お姫様の冷静な声と助けを求めて弱々しく鳴く愛猫――厳密には野良猫である彼女には相応しくない肩書ではあるが――の鳴き声に混沌としていた脳内は確実に片付いていき徐々に平静を取り戻し。診察台の上に大人しく身を横たえる彼女と目を合わせて静かにまばたきをしたのは、猫相手にリラックスを促すTips。物言えぬ動物が確かに何かを求めてじっとこちらを見つめる瞳は何にも変え難く愛おしい――そう、皇子という立場に媚びるだけの人間の浅ましい視線とは雲泥の差。「 大丈夫だから 」ふわり、語りかけた声色はきっと兄弟たちでさえ数えるほどしか聴けた試しのないほど慈愛に満ちていて。そこからは見様見真似ではあるものの手際良く診察を進め、真剣な眼差しをノワールに注いだまま「 ……うん、骨折も脱臼もしてない。多分捻挫だね 」傍に控えてくれているであろうお姫様へも聞こえるようにと律儀に声を張ったのは、大切な彼女の窮地に救いの手を差し伸べた恩人だと認識しているから。患部への急激な血液の流入を緩和し炎症を抑えるためのアイシングと圧迫を済ませ「 3日は安静にしていないとだめだよ。……あんまり心配かけるなよ、ノワール…。 」使用人としてこれまでのリヒャルトの姿を見守ってきたという記憶が植え付けられているのだとしたら、これほど愛情に満ち満ちた彼を俄には信じられないだろう。他の兄弟に勝るとも劣らない深い愛を心の底に秘めた六男、その矛先は未だ人間に向いたことはなく動物たちへ注がれるばかり。適切な処置を終えて安堵したのか診察台に両手を付いて項垂れるように深く吐息を、少しの沈黙の後にゆっくり姿勢を正してお姫様へ向き直り。照れくさそうに少しまごついた様子を見せるが一拍の後に腹を括って真っ直ぐに金色の双眸を見つめて「 姫――――フィリア、だっけ。ノワールを見つけてくれて、……ありがとう。心から感謝する 」誰かに面と向かってお礼を言うなんて、随分久しぶりのような気がして言い終わるなりすぐに視線を逸らして。自分の意志ではコントロール出来ない幼稚な羞恥心から頬に朱が差してゆくのを止めるすべは持たず、斜め下の床を見つめたまま)……何かお礼がしたいんだけど。

  • No.477 by 極彩の魔女  2021-12-18 16:51:02 



>ねえ、姫。ぼくらに求愛される準備はいい?



>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.478 by 極彩の魔女  2021-12-18 22:47:36 



●午前0時の鐘が鳴っても皇子は姫を帰さない。


●眠りに落ちるまで短~中レスにてお姫様募集中

  • No.479 by 極彩の魔女  2021-12-19 14:19:16 



>ねえ、姫。ぼくらに求愛される準備はいい?



>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.480 by 極彩の魔女  2021-12-20 13:30:45 



>さむくて、かわいて仕方がないんだ。お願いだからそばにいてよ、


>こんな姫が居たらいいな。(>173



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 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.481 by リル=フィシー  2021-12-20 21:50:31 



>>セス皇子(>>470)

(自身の指が冷えれば触れたものを余計に熱く感じるなど当然のこと、とはいえこの姫は行動の結果が自分に都合の良いものになるとしか回転しない。褐色に触れたはずの指が途端に熱い息遣いに晒されれば普段は見えにくい白目が垣間見えるほどぽっかりの目玉を丸くしてハッと息を飲み込み、肩をビクリと跳ねさせ、そうして手元が狂うと持っていたグラスが滑り落ちて。幸い高さがなかったので割れなかったもののレモネードが裾を濡らす、だが今はそれに構う暇がない。瞬くのを忘れるほんの一瞬にちくり、と感じたのは指に触れた皇子の牙が皮膚を傷付けたのではなく冷え切った指先に感じた口内の熱のせい、喉で詰まったような息を吐かないうちに手を引き返すともう片手でひどい火傷でもしたようにちくりちくりと熱に疼く指を胸元で包み。そこで漸く思い出した瞬きを二、三度目繰り返しながらも目線は第四皇子の、やっとこちらを向いた瞳を見つめ返し、「おうち、あるわ」どうしてそんなことを訊くの、といった具合に小首を傾げて。第四皇子が気付いた違和感は魔女仕掛けの姫にはまだ気付きようがなく、問いかけの意味を深く勘繰ることさえ出来ない。質問されているのは自分なのに、まるで皇子様をの琥珀色をぞき込めば答えがあるように目線を動かさず「わたしのおうちは……」さも当然と続けた住所は王国の片隅、それも多少の貧しさが集まっている地域。「侍女だっているのよ。かくれんぼが上手なの」そう言うと視線を手元に遣り、未だ疼く指を冷まそうとふぅー、と息を吹きかけ)


(/確認ありがとうございます。『魔女にまつわるお姫様の真実』というワードに背後がドキドキしてしまいます!今回のやりとりだけで核心を突くようなことはないと思いますので、このまま皇子様の好奇心による謎解きモードを続けられたらなと思います。接触による交流をとれないセス皇子が、兄弟に先んじて姫の偽りの記憶を知る…というのが面白いような気がします…!
 その際、出来れば今回のやりとりで「姫が王宮に留まる」という選択をさせたいと思っておりましたので、謎解きをしながらその方向に誘導するセリフ(愛されたがりなので、「一緒にいれたら嬉しい」のようなこと)を入れていただくことは可能でしょうか?見当違いなことを言っていたら申し訳ありません)


  • No.482 by 第四皇子セス  2021-12-21 18:10:20 


>>リル=フィシー姫(>>481)

っ、悪ィ……!
(今まで皇子の持つ熱に喜んで身を委ねる者ばかりだったからこそ、どうしても眼前のお姫様が熱をきらう性質だという事実を忘れてしまう。グラスが地面を打つ音と中身が飛び散る様子に反射的に瞳孔をキュッと縮めて、甘噛をすぐにほどいて身を乗り出し。「 痛かった、――っつうより熱かったか?ごめん、ごめんなあ 」その気になれば大抵のことは思い通りに出来てしまう一国の皇子という立場でありながら、ただの青年のように狼狽してそちらへ手を伸ばしかけてはハッとして引っ込める。不用意に触れてはならない禁じられた宝物、この世にたったひとつの存在を案じるのは当然のこと。四男に至っては素直にお姫様の指を心配するのと同時に、無意識にではあるが彼女に嫌われていないかどうかをも心から案じていて、本来ならば見つめるだけで切り裂けそうなほど鋭いはずの眼光は不安に揺れてあちこちを彷徨い。どうやら熱とは反対に冷たいなにかに濡れることはいとわない様子の彼女に何か拭くものをと立ち上がりすぐに静止する、なぜならば流れるように紡がれた所在は到底【たいせつなおひめさま】が住まって然るような場所ではないからで「 ……マジか、 」彼女の言葉に嘘は感じられない。足りないおつむが混乱する直前に“だったら直接確かめりゃいいだろ”と妙案が浮かび、後日使いの者にでも件の住所へ調査に向かわせようと内心で決意。そこでふるふるかぶりを振って、デカンタの結露を拭くために添えられていた白いタオルを手に姫の方へと回り込んで「 なあ、さっきのは本気か?本当に姫は“おうち”に帰りてーのか? 」第四皇子の位など忘れてしまったかのように甲斐甲斐しく跪き、濡れてしまったマーメイドドレスの裾をぽふぽふと拭きながら彼女を見上げて。事の真偽は今明らかにしなくたっていい、そう片付けたからこそ今はお姫様の言葉に都合を合わせ、自分のせいで熱傷を追わせてしまったかもしれない指を冷やせるものはないかと勘案しながらも見上げるような視線は外さないままで)


( / 現在の流れで問題がなかったようで一安心です、ありがとうございますー!金魚姫様だけの物語のカラーが徐々に顕になりつつあり、こちらもとてもわくわくしております…!とはいえ明確な筋書きがあるわけではないので、今後とも背後様のご要望やアイデアを織り交ぜつつ、ゆっくりでも唯一無二のエンディングへ近付いていければ幸いです!
 またお姫様を王宮へ留めるためのトリガーですが、寂しがりのセスは元よりお姫様を(本当は存在しない)おうちに帰すことを良しとしないため、今回の交流にて引き留めさせる予定でございました!解釈(?)が一致していたようで良かったです、今後ともリクエスト等ございましたらご遠慮無くおっしゃってくださいませ!)

  • No.483 by 極彩の魔女  2021-12-22 20:00:50 



>さむくて、かわいて仕方がないんだ。お願いだからそばにいてよ、


>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>476

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>442

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>482

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>466


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.484 by 極彩の魔女  2021-12-23 13:07:22 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい

>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.485 by 極彩の魔女  2021-12-26 13:07:07 



>メリークリスマス、お姫様。この王国にサンタさんは来ないけれど、ぼくらがあなたに贈り物をするよ。


>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

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  • No.486 by 極彩の魔女  2021-12-26 22:47:06 



●午前0時の鐘が鳴っても皇子は姫を帰さない。


●眠りに落ちるまで短~中レスにてお姫様募集中

  • No.487 by 極彩の魔女  2021-12-27 15:52:26 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい

>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

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  • No.488 by 極彩の魔女  2021-12-30 15:32:50 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい

>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.489 by 匿名さん  2021-12-30 20:17:11 

名称/クラリス
年齢/23歳
性別/女
モチーフ/馬酔木

性格/人当たりが良く感情豊かでころころと表情を変え、思慮深く相手を気遣う素振りをよく見せる。
しかし、上記の性格は全て上っ面だけの薄っぺらいもの。実際は何よりも依存を求め、他者に依存してもらうことで己の征服欲、孤独を満たそうとする依存に依存する性格。
一度目を付ければ、絶対に己から離れていかないように上っ面を駆使して自身に溺れさそうとする男好きな魔性。全てを肯定し、ひたすら傍に寄り添い愛情表現を惜しみなく行ったかと思えば、わざと相手の情や嫉妬心を煽るための行動なども計算して実行する甘い猛毒のような女。
そのくせ、自身が目を付けたものを盗られること、自身以外に心を奪われることを非常に嫌い、そのような相手には真っ向から敵対する獰猛さも併せ持つ。

身長/157cm
目/大きくくりくりとしたアーモンド型。睫毛が長く、二重で、瞳の色は淡い桃色。
髪/腰までの長さの桜色のストレートロング。前髪は眉までで、毛先は真っ直ぐに切り揃えられている。触れれば艶々とした滑らかな感触で、よく手入れされていることが窺えるかもしれない。
全体の雰囲気/漆黒の膝下丈のロングワンピースの上に、肩口にフリルがあしらわれた純白のエプロン──所謂エプロンドレスを着用している。頭部にはホワイトブリムを付けており、シックな色合いの服に桃色の髪がよく映える。細く長い脚は白いストッキングで包まれており、低めのヒールの黒く艶のあるストラップシューズを履いている。
肌は白く、唇はふっくらと色付いており、また華奢ながらも出るとこはしっかりと出ている非常に女性らしい容姿を持つ。自身の容姿が良いことは理解しているので、武器として使うことも厭わない。
全体的には愛らしくもどこか儚げで危うい雰囲気を持つ女性。普段は上っ面で生活をしているのでよく働き、愛想も良く騙そうと思えば簡単に騙せそうな隙の多い女のように思えるかもしれない。が、狙った相手にはとても積極的に交流を持ち、仲を深めようとする。しかし引くところでは引くということも弁えており、相手を堕とすための駆け引きは手を抜かない。

モチーフの名残/馬酔木の細い枝が肩口から指先にかけてピッタリと蛇のように絡みついており、外気に露出している部分の枝は時間経過で少量の葉が育ってはすぐに落ちていくということを繰り返す。その為、掃除や対策をしなければ彼女が歩いた後にはパラパラと緑色の馬酔木の葉が散ってしまう。
また夜間になるとふわりと髪が宙を漂うように広がり、その髪の至る所に無数の馬酔木の花が咲き誇る。馬酔木の花は髪色と同じで、夜の終わりと共に枯れて茶色くなった花が一斉に散る。
これらの葉や花には毒があり、嚥下してしまうと手足に軽い痺れを引き起こしてしまう。触れるだけならば問題は無い。

Like/依存・男性・絶対に離れていかない存在・草花・身体的接触・嫉妬・独占欲
Dislike/親・己を脅かす者・孤独・神

備考/物心ついた時から本当の親はおらず、意地の悪い商人に拾われて過激な躾を受けながらこき使われてきた。周りに味方はおらずひどい孤独感に苛まれる中で街の男性を誑かしたことで依存の良さを知り、成長してからは王宮の使用人として仕えるようになりながらもいつも己に依存してくれる誰かを虎視眈々と探し求めている。という偽の記憶を持っており、この記憶の影響で親や孤独等が大嫌い。
愛ではなく依存を、が彼女の渇望であり、誰かを依存させてしまえば無意識に彼女もその相手にどっぷりと浸かってしまう共依存状態となってしまうが、もしもその中から愛というものを見つけられたならば、愛する者のために尽くすかもしれない。
他者と容姿が違うことは気がついているが、どれだけ差別されようとも澄ました顔で相手にしない。が、根には持ちやすいので飲み物にこっそりと己の馬酔木の花の汁を混ぜ込むなど危害を加えることには抵抗がない。一度敵と認めたならば、自身の手で排除したがる反面懐に入れてしまえば稀に打算抜きの好意を示したりもする。
指名/第三皇子様・第六皇子様・第七皇子様のいずれか。

ロル/(気が付けば、もう夜の帳はとっくに落ちきって寒々しい空気が世界を支配していた。使用人としての一日はとても忙しく、疲れてしまうけれど──王宮ほど、彼女の居心地が良い場所はない。脅かされない生活、男性だって多いから孤独を埋めてくれる候補は選び放題だ。王家に忠誠など抱いたことはないけれど、使用人として庇護してくれている間はそれを隠して仕え続けても良いと思っている。
さて、話は変わるが夜間といえば数少ない自由時間だ。こんなに空が綺麗な夜は、王宮の庭へと赴くに限る。月光に照らされる庭園のなんと美しきことか。昼間は人で賑わうけれど夜は草花がぼんやりと存在を主張する。草花ほど心を許せる相手はいない、打算抜きで心の底から好きだと自信を持って述べることが出来る数少ないものだ。だから、ふわりと宙に広がる髪に芽吹くこの馬酔木の花たちも、嫌いではない。他者と異なることは自覚しているけれど、控えめで愛らしい形状も、その清楚に反して含まれる毒も、全てが彼女好みだ。見目に惹かれて寄ってきたものを、いつの間にか毒漬けにする。その狡猾さこそが愛しい。
庭園のベンチに静かに腰掛ければ、ふわりと冷たい風が彼女の頬を撫でて。草花が歓迎するように一瞬だけざわめき。
丸く白い月を見上げながら、ふぅ、とどこか熱っぽい溜息を吐けば宙に馬酔木の花を広げる彼女はうっとりと微笑んで呟き、届かないと知りながら手を月へと伸ばして。)
ああ、なんて月が綺麗なのかしら。


(/初めまして…!以前から皆様の素敵で耽美なやり取りを拝見させていただいていたのですが、私自身も参加させていただきたいという欲が抑えきれずにキャラシートの方を作成させていただきました…!
指名の方には絡んでみたい皇子様方を記載させていただいたのですが、参加許可をいただけた場合はお手数をお掛け致しますが、クラリスと相性が良さそうな皇子様のご提案をいただけないかと…!
不備等がありました場合は、遠慮なくご指摘の程お願いいたします!)

  • No.490 by 極彩の魔女  2021-12-31 00:07:44 



>>クラリス姫(>>489)

( / 初めまして今晩わ、この度は主得尽くしの王宮へご興味を持って頂きありがとうございます!予てより王宮で繰り広げられる日常を見守って下さっていたとのこと、大変嬉しく思います!早速クラリス姫のキャラシートを拝見させて頂きました。秘めた依存への執着とはアンバランスな可愛らしいメイドさんのような容姿、モチーフとなる馬酔木の一見人畜無害な可憐さが孕む毒性等、大変魅力的な面もたくさんあるお姫様なのです…が、あくまでも甘々な交流を主旨とする王宮には獰猛な敵対心が合わないということ、またお姫様のパーソナリティとは別で上下空白の抜けやロルテストのお題が内容と合致していないこと、ロルに対しての相性不安等々の理由から、クラリス姫を王宮で心から愛させて頂く自信がなく今回はお相手を辞退させて頂きたい所存です。参加を希望して頂きありがとうございました、ご期待に添えず申し訳ございませんが陰ながら今後の良縁をお祈りさせて頂きます!繰り返しになりますが、王宮へ関心を持って頂き誠にありがとうございました! / 深々お辞儀)

  • No.491 by セレーナ  2021-12-31 01:28:48 




(/極彩の魔女様、お久しぶりで御座います。以前にセレーナ(>21)として参加させて頂いた者です!前回は楽しく交流中、中途半端に物語を切る形となり申し訳ありませんでした。諸事情により長らく此方を離れておりまして、ロル回しや姫の雰囲気等に違和感があるやもしれないのですが…再度皇子様との仄暗く甘やかな物語を紡がせて頂きたく出戻って参りました。改めてセレーナとして参加する事は可能でしょうか?ご検討の程宜しくお願い致します。)


  • No.492 by 極彩の魔女  2021-12-31 13:06:40 



>>セレーナ姫(>>491)

( / こちらこそ大変ご無沙汰しております、また王宮へ遊びにいらして頂けたこととてもとても嬉しいですー!トピ主も背後事情で長らく王宮を留守にしてしまうこともありますので、どうぞ何もお気になさらずお時間のある時に遊んでいかれて下さいませ!もちろん、魔女も皇子も共々セレーナ姫のお戻りを歓迎致します!
 早速どこから物語を再開するか事前に打ち合わせさせて頂ければと思うのですが、私の記憶が正しければ前回の最終レスは>>176であるかと存じます。元々の主旨は第一皇子ジークとのディナーだったかと思いますが、その流れを続投していただいても、ディナー後に時間を飛ばして別の指名または場面にて交流を始めることも可能です!はたまたそれ以外でも何かリクエストがございましたら、ぜひぜひ遠慮なく仰って下さい!)

  • No.493 by リル=フィシー  2021-12-31 23:23:12 



>>極彩の魔女様

(/お世話になっております。いよいよあと少しで年越しという時に、ギリギリにはなってしまいましたがご挨拶にうかがいました。年内に、返信とともにご挨拶しようと思っていたのですが思うようにロルがまとまらずこのような形となります。あまり長々と書くのもお邪魔かと思いますので、出来るだけ手短に。再開された王宮に再び迎えていただきありがとうございます。皇子様や背後様に不快な表現になっていないかとビクビクしながらも自由に楽しく姫を動かす事が出来ています。重ね重ね、ありがとうございますの気持ちしかありません。これからも、皇子様を翻弄というよりはわがままを振りまくリル=フィシーかとは思いますので、ご指摘があればいつでも教えていただければとおもいます。
 結局長く…すみません。良い一年をお過ごしください。それでは、次は皇子様と姫の物語を紡いで訪れます/返信不要です)


  • No.494 by 極彩の魔女  2022-01-02 21:45:53 



>>リル=フィシー姫(>>493)

( / ご多用中にもかかわらず、ご丁寧にありがとうございます!改めましてあけましておめでとうございます、本年も宜しくお願い致します。こちらこそ可愛い可愛い金魚姫さまから癒しを、綺麗な背後様の文章から学びを頂いてばかりの日々で心から感謝しております。個人的な話ではありますが、>>463文末のお姫様がめっかわすぎてリアルに悶絶致しました…ありがとうございます…。本編のお返事を頂けるのが楽しみですが、リアルが最優先であることは一貫して変わりませんので何卒ご無理のないペースで王宮へ遊びにいらしていただければ幸いです!背後様にとって素敵な一年になることを陰ながら祈念しております。)

  • No.495 by 極彩の魔女  2022-01-02 21:47:02 



>年が明けても、魔女のゲームはリセットされないみたい。さあ、遊ぼうよ

>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.496 by セレーナ  2022-01-03 13:50:19 




>492__極彩の魔女様


(/歓迎のお言葉ありがとうございます。返信ペースはまちまちになるかと思いますが、お互い無理のない範囲でやり取りさせて頂けたらと!再び皇子様たちとの物語を紡いでいける事、とても嬉しく思います!ただ前述の通りブランクがあります故、もし交流開始後に不安等感じられましたら何なりと仰ってくださいませ。
絡み再開時の場面について早速のご相談ありがとうございます!前回の流れを続けるか悩む所ですが…仕切り直す意味でもディナー後へ飛ばして新たに交流を開始したく!食後に次の約束を取りつけ解散、後日皇城の何処かへ案内頂く事が可能であればジーク様指名にてその場面から。もしくは以前にも挙げさせて頂いた お忍びで城下へ来た皇子様が何らかの理由で困っている所に遭遇(城下へ向かわせやすい皇子様をお願いできれば)、というものを考えております。展開的にこれは難しい等々、何か他にご提案など御座いましたらお聞かせください!
そして遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます!出戻ったばかりではありますが、以前に引き続き今後共改めてお付き合い頂ければ幸いに御座います。)


  • No.497 by 極彩の魔女  2022-01-05 22:10:11 



>>セレーナ姫(>>496)

( / 少々遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます!此方こそ、今年も宜しくお願い申し上げます。次の場面ですが、ジーク指名の場合は長男の好きな花だけ植えた秘密の花園でアフタヌーンティーなどいかがでしょうか?改めましてセレーナ姫のキャラシートを拝見しますと、Likeに植物や甘味等のワードがありましたので、ディナーの際にそれを聞き出したジークからデートに誘った形で再度王宮で時間を重ねられたら、と一案を挙げさせていただきます!また、もし城下町へお忍びで皇子を向かわせる場合は、ハインツかエトワール辺りになるかと思いますが、これまでの提案で次の場面および指名のご希望をお伺いしてもよろしいでしょうか?
 またここからは訂正とお詫びなのですが、ずいぶん前の交流でジークとお電話をして頂いた場面があったかと存じますが、[お姫様は王宮以外に住居があるという設定の記憶を植え付けられてはいるものの、実際に帰るべき場所は存在せず王宮に留まるしかない]という前提をすっかり忘れておりましたので、ジークとの通話は夢か現か分からないぼんやりとした出来事…ということにして頂けますでしょうか?魔女とジークの爛れた関係の片鱗が見えた場面でもあったので、まるっきりなかった事にするのは勿体ないかと…至らぬ主で恐縮ですが、何卒宜しくお願い致します。上記の設定に則り、ディナーの後は夜も遅いことだしとジークに引き留められて王宮の一室で一晩を明かしたということにさせて頂ければより辻褄が合うかと思うのですが、こちらに関してもご意見頂けますと幸いです!
 長くなってしまい申し訳ございません、繰り返しにはなりますが何卒今後とも宜しくお願い致します。 / お辞儀)

  • No.498 by 極彩の魔女  2022-01-06 21:29:00 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい

>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.499 by 極彩の魔女  2022-01-08 14:17:03 



>ぼくらのことを忘れるつもり?絶対にゆるさないよ。

>こんな姫が居たらいいな。(>173



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>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
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>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


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  • No.500 by シャトン  2022-01-08 15:34:01 



>>ハインツ様 (>>466


こんなにも美味しいものを飲んでいるのに、私ばかり気持ちが良くていいのかしら。王子様、顔色も何も変わらないんだもの。私が眠ったらきっと…口が勝手に動くのね、悪いモノだわ
(自身のこの耳を、見た目を、愛らしいと口にする誰かに会う日が来るとは思ってもみなかった。顔を嫌悪に歪めることなく、はたまた好奇心のままに手を出す訳でもないこの人はきっと…最後まで猫を傷付けずにいてくれるのでは無いか、と、少しの期待を抱けば、酔った思考が冷静に否を下してくる。同じものを飲んでいるのに顔色の変わらない王子様、慣れたように温かいハーブティーを差し出して…どれだけ大切に扱われても、猫が眠ったら外へ捨てるのではないかと思ってしまうのを許して欲しい。優しい夢は続かないものだと、これまでの“人生”で知っている。口走る前に止められた自分を褒めるように、そっとハーブティーを一口。「普段から素敵なマダムやレディと嗜んでいらっしゃるのね…少しだけ妬けちゃう。私、知らないことばかり」と呟いたのは、本音以外の何物でもないことには気付かないまま、尻尾を再びゆらゆらと揺らしながらハーブティーの水面に映る自分の瞳を見据えて。傍に居たいと告げてくれた王子様に、少しだけ本音を言うことが許されるなら「柔らかいベッドに慣れないの。冷たくて、固くて、暗い場所が落ち着くの、だから…」気が付いたらあそこに居たのよ。あの、甘い声を最後に響かせた扉の前に。ベッドの上は傷付く前に乗るものでしょう?、なんて余計なことを口走らないように傾けたハーブティーが、口の端から顎を伝い落ちて)


( / お返事が遅くなり申し訳ございませんでした…)


  • No.501 by 第三皇子ハインツ  2022-01-08 17:31:33 


>>シャトン姫(>>500)

……俺だって、凄く気持ちいいよ。このまま君を攫って、俺だけのお姫様にしてしまえたら――なんて考えちゃうくらいには浮かれてる
(やさしいやさしい皇子さま、御伽噺でお姫さまを救う正義の味方――自分は決してそんな輝かしい存在ではないと理解しており、そしてそれを受け容れている。今までと違うのは、嫌われまいと隠すことなくその本心を相手に晒したこと。饒舌になったのはアルコールの力を借りたからなのか、それとも本当の自分を少しずつでも彼女に知ってもらいたいなんてエゴが顔を出し始めたからなのか。ゆっくりと伸ばした手はまっすぐにお姫様の首へ向かい、食指だけを伸ばして首輪のような赤い痣に指先で触れて「 姫、君は何が怖いの? 」伏し目がちな隻眼は憂いを帯びて、微笑みの形を取っているはずの唇には得体の知れない艶が宿り「 俺の首にもお揃いのものがあれば、少しは安心出来るかな。手綱を握るのはシャトン、繋がれた鎖の先には片目の潰れた第三皇子。……どう? 」ああ我ながらなんて素敵なアイデア。ふわりと目を細めて微笑んだ白い頬にほんのわずかに朱が差したのは酒気の所為ではなく「 素敵なレディは確かに沢山いるね。でも一番素敵なのは姫だと思うな 」マダムと聞いてふと脳裏を掠めたのは、ゲームマスターにして可愛い猫姫の作者たる、黒と赤がよく似合う魔女の微笑。そう、本当に哀れなお姫様は知らないことばかりだ――全てを告げたらどんな顔をするのだろう。一層激しく暴れ始めた心中の獣をなんとか抑えながら気付けば首輪の痕から首筋を掬い上げるようにくいと顎に触れ、口角にそっと口付けて伝った雫を口移しに受け取り「 可愛いシャトン。君が望むなら、君と俺だけの冷たい場所を作ってあげる 」互いの吐息を知覚できる距離感のまま、ぐるぐると渦巻くような暗い光を宿した隻眼をじっと向けて)

( / いえいえ、年末年始はご多用と存じますのでどうぞお気になさらないで下さいませ!原則としてひと月の沈黙でその時の交流はリセットとなりますがキャラリセは行わない方針ですので、どうぞお時間のある時に遊びにいらしてください!新年早々、兄弟の中で一二を争う心の闇を少しずつ垣間見せ始めた第三皇子ですが、何卒本年も宜しくお願い致します~! / ぺこり)

  • No.502 by シャトン  2022-01-08 19:06:12 



>>ハインツ様(>>501


…飲みすぎたのかしら、それとも夢?王子様が野良猫にそんなことを言うなんて。誰かに聞かれたら、怒られるのはきっと私ね
( 怖いくらいに優しい王子様…きっとその御眼鏡に叶うのは穢れなく美しくしなやかな、白百合のような姫君であって黒猫ではない筈なのに、向けられた片方の目に宿っている歪んだ欲望は確かにこの猫に向けられたもの。カメラのシャッターを下ろすように金色に光る瞳をその欲を映すように向けて、映画のワンシーンのように伸ばされたしなやかな指が薄汚れた赤い痕に触れ、そっと口の端に触れた優しい熱の心地良さに促されるように口を開き。「 多くを望みたくないの、これ以上幸せになるのは怖いわ。いつ家の者が連れ戻しに来るのか、王子様が本当はもう連絡してしまってないかしら、また興味本位に売り飛ばされそうになるのかしら、寒くて狭い部屋に捨て置かれるのかしら…なんて、いつも、 」吐き出した息で口付けを交わすみたい、耳を伏せて少しでも多く甘い体温を拾いあげようと目を閉じ。それでも瞼の裏で、もしその首にお揃いの痕があったならと思い描いてみる…いつまでも私の傍を離れないように鎖に指を絡めていられたなら、この優しい王子様に触れていられたら…素敵だと思ってしまった、それが例え猫に痕をつけた人間と同じ行為だとしても、それが自身の嫌う束縛の証だとしても。その事実だけで、自身が指先から汚れていくような感覚に瞼を持ち上げると怯えたようにを瞳を揺らして「 可愛くも素敵でも無いのよ王子様…汚いわ、私、今とっても酷いことを思ったから。」お酒のお陰か、熱を持ったままの指先を祈るように組み、歪んだ瞳で見上げるのは暗く飲み込まれそうな瞳。「 でも…いつか私もその隠れた目に触れることが許されるかしら。それか、私、王子様が望むなら同じように目元に傷を負ったって構わないわ…そうしたら首輪も、目元もお揃いね、私たち。」痛いのかもしれない、それでもその思い出だけでいつか外に捨てられても生きていけるに違いない。強欲な猫自身に呆れるように尻尾がゆらりと床を撫でて )


( / あけましておめでとうございました、お返事ありがとうございます!昨年は素敵なお話をありがとうございました。絡みリセ等承知いたしました、ありがとうございます。本年も引き続き娘共々よろしくお願いいたします / 蹴推奨 )


  • No.503 by 第三皇子ハインツ  2022-01-08 21:50:17 


>>シャトン姫(>>502)

……シャトン、君は野良猫じゃなくてお姫様なんだよ。俺達にとってとても大切な、かけがえのない――たったひとりのお姫様。
(秘密の箱庭でふたりだけのお茶会を開いた時にも告げた筈の事実を、再度ゆっくりと一語一語噛みしめるように繰り返す。彼女は薄汚れたひとやまいくらの女性ではなく価値ある特別な存在だと、どうか伝わってほしい――そんな願いは縋るような色となって表情を少しだけ切なく曇らせ、それでも“お姫様”の単語で言葉を締めくくる際には無理矢理に微笑んでコツンと額同士を合わせて。「 少し悲しいな。シャトン、君にとって俺の言葉は信じるに値しない? 」魔女に植え付けられた偽の記憶がいかに巧妙であれそれがダミーであることに変わりはなく、彼女を連れ戻そうとする輩も帰るべき家も存在しない。王宮にしか居場所のない、ゲームのためだけに造られた駒、それを伝えてしまえたら堂々巡りもようやく終わるのかも知れない。けれどその時、きっとこの可憐で儚い猫姫は――「 それとも、まだ時間が必要?俺は君の傍に居ない方がいいかな 」狡いと受け取られても仕方のない言葉に悪意も打算もなく、ただ心の闇を怪物にまで育て上げてしまった自分が彼女に何をするか、何を口走るのかが分からなくて。合わせ鏡にしていた額と、顎へ添えていた手の両方をそっと離して「 ……うん。それはとても素敵だけど、でもお揃いは首輪がいいな。姫の瞳はお月様みたいで比べようもないほど綺麗だから、潰してしまうのはだめだよ 」カタン、と僅かな音を立てて椅子から立ち上がる。本心を告げた表情は終始笑顔だったけれど、平素より落ち着いた声は寂寞とした響きを孕んでいて。その場で静かに方向を変えてお姫様に背を向け「 もしこれからも姫の傍に居ていいなら、明日の夜ローズガーデンに首輪を持ってきてくれないかな。そうでもしないと、俺―― 」数秒の沈黙はついに解かれることはなく、夜に吹き荒んだ木枯らしが僅かに部屋の窓を軋ませる音のみが響いて)


( / ご丁寧にありがとうございます、こちらこそ本年も宜しくお願い致します!今回の場面は次レス辺りで回収しようかと考えておりますがいかがでしょうか?また念の為の再周知なのですが、>24にある通りお姫様は初日から徐々に自分の立場を理解するという絡繰がございます!もしご留意頂いておりましたら大変失礼致しました、何卒再度ご承知おきのほど宜しくお願い致しますー!)

  • No.504 by セレーナ  2022-01-09 12:06:19 




>497__極彩の魔女様


(/素敵な場面のご提案、それから訂正のご報告ありがとうございます!まず次の場面についてですが…ディナー交流を飛ばしてになりますので、改めてジーク様指名にて秘密の花園へ招待頂けますでしょうか?城下での交流はまた別の機会にお願いできればと思います!
次いで訂正くださった事を含め再確認させて頂きたく。王宮外(皇子様、魔女様との交流以前)の出来事は植え付けられた記憶であり事実とは異なるもの、姫自身にどう過ごしていたかの記憶はあれど、あくまで空想の日常であり両親等も実際にはない存在。それを踏まえた上で電話交流の件が曖昧なものとして頭にあり、なんとなくジーク様に懇ろな関係の相手がいるらしい程度にふわっと思い込んでいる認識で大丈夫でしょうか?そして辻褄合わせに王宮へ留まる旨のご提案ありがとうございます!此方の解釈に特に問題がなければ、その流れで進めていけたらと思っております。)


  • No.505 by リル=フィシー  2022-01-09 14:17:07 



>>セス皇子(>>482)

(ふぅー、ふぅー、ともう何度か指を吹き冷ませば最早熱の名残はなく、それなのに色さえ変わらぬ白い指先には不思議と疼く感覚が残っているようにも感じる。暑い日差しにも感じたことのないその感覚を不快に思わないのは、それが姫を害するための熱ではなかったからだろうが、そこに思い至らないおつむはただただ不思議に、その疼きを閉じ込めるように再び胸元で指を包んで。落ち着きなくばたばたと動き出した第四皇子の様子を他人事じみて子猫は動き回るものなのね、などと思いながらタオルを手に戻って来た皇子様が跪くまで声をかけるでもなくぼんやりと眺め。ぼんやりとしながら、頭の中ではぼんやりと先の皇子様の言葉が、ゆっくりと巡る。熱かったか、ごめんなと言う子猫の瞳のなんと可愛かったことだろう、こっくりと濃密で綺麗な色は吐息よりも熱く見つめてはいなかっただろうか。そう思えば心地良いものを感じると同時に不満も浮かんでくる、この子猫の皇子様はどうにもよそ見が多い。ドレスの裾なんて放っておけばいいのにと声をかけようとしたところでふいに視線が上げられるとそのまま数秒じぃっと見つめ、外されない視線に気分を良くしながらほんの少し顔を近付け「帰らなきゃとは思うけれど、怒られないならずっといたいわ。でも、皇子様が意地悪するんだもの」なんて皇子様には身に覚えのないことを言ってのけ。目線をす、とずらしてまるで拗ねたような仕草で肩口の髪を弄り出せば上半身を引きソファの背凭れにくったりと背を預け「リルといるのに、違うこともいっぱい考えてるみたい」第四皇子の吐息に触れた指にくるくると髪を絡ませてはほどき、絡ませてはほどきを繰り返し。「ああ……人食い熊は優しいままかしら。夜は明けてしまったけれど」そういえばドレスが濡れたようだけれど、第三皇子に贈られた靴は汚れていないだろうかと昨夜きり顔を見ていない彼を思い出そうと瞼を閉じてみて)


(/あけましておめでとうございます。温かいお言葉ありがとうございました。背後様にとっても素敵な一年となりますようお祈り申し上げます。ふつつかな姫と背後ではありますが、素敵な物語を紡いでいけるようこれからも努めていきたいと思います…!本年もよろしくお願い致します。
 こちらの会話の返信として前後してしまいますが、セス皇子も姫を引き留める予定であったとのことで大変安堵しました(笑)申し訳ないなと思いつつ、おたおたとするセス皇子が大変可愛らしくて…ありがとうございます!それでは、これにて背後は引っ込もうかと思いますので、不備がなければ返信不要です)


  • No.506 by 第一皇子ジーク  2022-01-12 01:18:57 



>>セレーナ姫(>>504)

(まだ完全に明けない空が白み始める頃、普段はひとつに結っている長い髪を下ろしたままの第一皇子はゆっくりと寝台から身を起こす。今この瞬間にも王宮のどこかに大切なお姫様が生きているのだと思えば、早くもう一度会いたいと逸る心は睡魔を祓って寄せ付けず、結局一睡も出来なかった長兄の隈はその濃さを増してゆくばかり。昨夜の素晴らしいフルコースから結びのデザートを楽しみ、お姫様を使っていない客室へ案内した後に魔女の褥へ呼び出されなかったことが何よりの救いで――「 貴女のことだから、きっとご覧になられていたのでしょうね 」誰にでもなく呟いたその独り言さえ、魔女の地獄耳に届いているのだろうか。ローブ姿のまま自室のシャワールームへ足を運び、豪奢な装飾の鏡に映った自分を見て「 ……ひどい顔だな 」と失笑。睡眠を得ることの出来なかった身体へ活を入れるように熱いシャワーを浴びて、いつもの高貴な装いに身を包めば今日も“かんぺきなおうじさま”の出来上がり。部屋を出て向かった先は執務室、そこでお姫様との約束の時間まで書類作業に勤しんで。生憎とランチを食べる時間は作れなかったが、もし彼女が必要とするならば彼女の部屋へ食事を運ぶように手配していたが、どうなっただろう。今日はどんなご機嫌だろうか、また初めて会った日や昨夜のように嫋やかに微笑んでくれるだろうか「 ――――セレーナ姫。私です。貴女をお迎えに上がりました 」扉の前に立ち、凛と声を張る。敢えて名乗らなかったのは、声だけで自分だと気付いて欲しいだなんて年甲斐もない期待を込めたから。もし扉が開いたなら、人相を暗く不気味に演出してしまう隈の濃さに気付いていない振りをしていつもの通りに柔らかく微笑み)約束、覚えていますか。


( / 場面へのご快諾ありがとうございます!時間軸はディナーの翌日の昼過ぎ、場所はセレーナ姫に与えられた豪華な客室前にて絡ませていただきました!また訂正内容の解釈についてですが、まさにご認識の通りでございます!説明下手な主の言いたいことを汲み取って下さり感謝感謝です…!ジークは魔女と肉体関係を持っていますが、少なくともジークからの愛はなく寧ろ魔女を憎んでさえいますがそれを悟られないように巧く演技をしている状態です。セレーナ姫が電話口で聞いた甘い声も勿論演技なのですが、その食い違いがどのように物語を動かしてゆくのか楽しみでございます!背後様からも、「こんなシチュエーションでお姫様を動かしてみたい!」というご要望がありましたら喜んで伺いますのでいつでも何でも仰ってくださいませ!それでは唯一無二の物語の幕を再度上げましょう、改めまして今後とも宜しくお願い致しますー! / お辞儀 / 特記事項等なければお返事不要)

  • No.507 by 第四皇子セス  2022-01-12 02:45:36 


>>リル=フィシー姫(>>505)

…………意地悪?
(心外とばかりにきゅっと寄った眉は、わずか数秒後にはとろりと垂れて不安げな様相を呈する。自分では分からないうちに彼女の機嫌を損ねるようなことをしてしまったのかと、視線は合わせたまま意識はお姫様との出会いから今までを回想するように逡巡して、それでも思い当たる節のない皇子は犯してもいない罪を贖うべく「 おれはこの国の皇子なんだぜ?もし姫がここに居たがるのを怒る奴がいたら、おれが追い返して姫を守ってやるよ 」子供が幼き日に戯れで交わすような稚拙な約束を。もちろん彼女を連れ戻そうとする輩など存在しないのだが、こうなればいっそ姫が攫われでもすればいいなんて考えてしまう。囚われの姫を救い出した英雄になれたなら、彼女は綺羅びやかな兄弟達ではなくこの獣を選んでくれるだろうか、なんて一瞬のうちに夢想してしまうほどにはすっかりお姫様に夢中で「 なんだよ拗ねんなよお、おれ嬉しいんだぜ?姫がずっと王宮(ここ)に居たいって言ってくれてさあ 」困ったような顔でもでれでれと笑いながら、布越しなら多少はマシかと何の確証もない推測のままに彼女の腰に手を回し、床に膝をついた姿勢を維持しつつ膝枕のような体勢ですり寄るように甘えて。物理的な接触以外で女性を“可愛がる”術を知らない不器用な獣は、きっと柔らかくも華奢であろう姫の太腿にドレス越しに頬擦りしながら「 そういうリルだって兄貴の話かよ?、おれを独り占めできる貴重な時間なのに 」ちろりと見上げる瞳は縄張り争いを意識する獰猛な豹の眼差しで。辛うじて上がった口角から覗く牙の間からは、姫ではなく彼女の名前がこぼれ落ち)

  • No.508 by 極彩の魔女  2022-01-12 18:27:00 




゚・*:.。..。.:*・' 新たな提供を追加します! '・*:.。. .。.:*・。


【 使用人(男性のみ) 】

●使用人と話せるのは、原則として皇子との交流を経て王宮に住むことを決めたお姫様だけ
 (※ご希望があれば最初から指名可能、要相談)

●使用人はみな皇子からの信頼の厚い者ばかりで、魔女のゲームのこともお姫様の正体も知っている

●もしも万が一お姫様が使用人に心を奪われてしまった場合、皇子たちは敗北し全てが魔女の手に堕ちる

●使用人は皇子達へ忠誠を誓っているので、自分がゲームの邪魔をするわけにはいかないと意図的にお姫様を避ける

●もしお姫様と何かしらの関わりを持った場合、使用人はお姫様と特別距離の近い皇子のひとりからお仕置きを受けてしまうかも

●けれど、彼らもまた八人の主と同じように各々の闇を抱え熱情に飢えた者ばかり


   使用人の服装 … 白シャツ・黒か紺のベスト・ジャケットというスリーピースのフォーマルな装い。華美な装飾品や長髪は禁じられている(男性の長い髪は高貴な皇族の証であるため)


:バルトリヒ / 使用人 / 28y / https://d.kuku.lu/9f30366c3
 明るくよく喋るが品のある振る舞い / 献身的ゆえSもMも熟す / どことなくオネエを感じさせる話口調やボディタッチ多め / 愛情・劣情に対して底なしに貪欲なため決まったパートナーは作らない主義
 178cm / 媚びるような真っ赤な瞳 / 血色の良い頬に何か含みのある微笑み / ふわふわとした質感のベビーピンクの髪 / 第×皇子から与えられたピアスを右目の下にふたつ
 第二・第四皇子とは既に枕を交わしているが互いに恋愛感情は皆無。使用人同士とは色恋沙汰にならないと決めていて、休みの日は王宮勤めということを伏せて城下町へ繰り出す
 「 あのね、あなたはお姫様でしょ?バルトなんかに構ってないで、殿下のところにお行きなさい。ほら、連れて行ってあげるから 」

>整った装いの下、白い肌に這うのは鞭の蚯蚓腫れと蝋燭の火傷痕。なんてきたなくてうつくしいんだろう


:ミヒェル / 使用人 / 24y / https://d.kuku.lu/5e5747084
 従順に見えて腹黒 / 素直なようで狡猾 / 例え破滅に身を晒すことになっても、より楽しい方へまっしぐらに駆け出す刹那主義のきらいあり / 楽しいと思える事にしか興味はなく基本怠惰
 172cm / 見透かすような黄身色の目 / 温度のない無表情と愛想笑い / 光に当たると焦げ茶に見える黒髪 / 第×皇子から与えられた黒い革のチョーカーを常用
 第五皇子とは悪友的関係。とある理由より双子から特別に重宝されて(懐かれて)おり、双子の事情に詳しい。恋は楽しさ最優先のため不誠実、メイド数人と関係を持っている
 「 めんど……いや別にやるけどさあ。代わりにお姫様が殿下に内緒にしてること3個教えてよ。秘密がないひとなんてつまんないじゃん? 」

>ご主人さまの靴を磨いて恭しく一礼、その背に小さな白刃を隠して。


:アベル / 使用人 / 20y / https://d.kuku.lu/b8c5eae5b
 真面目で淡々としている / 大人びて見えるが感情表現が下手なだけの子供 / キャパオーバーすると癇癪を起こす / 皇子に仕えることだけが存在意義の未成熟な精神
 169cm / 拒絶するような紫の目 / きゅっと引き結ばれた唇はよく何か言いたげにわななく / 灰色がかった茶髪 / 左頬にだれかに付けられた刃物の傷痕
 人との繋がりに飢えているくせに人との接触に臆病なため、キスはおろか意中の人と手を繋いだことすらない。第一・第三皇子に妄執に近い尊敬を寄せ、第六皇子を無意識に哀れんでいる
 「 ……やめろ。そんなおべっかは殿下に使えばいいだろ。……だからやめろって、~~ッやめて、ください…… 」

>欲しい欲しいと吠える獣は、今にも檻を切り裂いて頬の亀裂から飛び出てきそうだ。


( / 予てよりずっとあたためていた使用人を3名実装させていただきます!
  ゲームの主旨は【お姫様】と【皇子】が結ばれるか否かですが、その恋模様を極彩色にかき混ぜるカンフル剤として何卒使用人ともお話してやってください!
  使用人が恋のクピドとなるか、はたまた当馬となるか、もしくはゲームをひっくり返すジョーカーになるかはお姫様次第でございます…!)


  • No.509 by 極彩の魔女  2022-01-12 21:53:06 



>使用人が盤上に駒を進めたみたい。手合わせするかは姫次第!(>508

>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>476

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>507

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>506



●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.510 by 極彩の魔女  2022-01-13 19:43:05 



>使用人が盤上に駒を進めたみたい。手合わせするかは姫次第!(>508

>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>476

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>507

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>506



●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.511 by リル=フィシー  2022-01-13 20:37:08 



>>セス皇子(>>507)

……あら。まあ
(昨夜の輪郭をなぞろうとしていた暗い視界を蹴散らしたのは胴体へのゆるやかな圧迫感。緩慢に持ち上げた睫毛の隙間で目を遣ればまさに子猫の様子で自分の膝元に甘える第四皇子の姿、驚いた様子もなく零した言葉のおしまいは少しばかり音が上がり。どこか楽しげな、嬉しげな雰囲気で片手をソファにつき重心を崩す形で身を起こすと「そう、守ってくれなくては、困るの」のぞき込むように首を傾けて皇子様の熱烈な眼差しを受け止め、見つめ返した表情は僅かにもいたずらっぽく目元と口元が緩み「わたしが帰ってしまったら、子猫はじゃれつくおひざがなくて寂しいでしょう?」疑問符がついているその言葉は断言的な響きをしている挙句、本物の猫相手のように皇子様のふわりとして見える黒髪をゆるりと撫で。布越し、くたびれてはいても上等であったはずのドレスの生地を通して感じる第四皇子の体温はぬるくじわりと侵食してくるのはいずれ耐え切れなくなるだろうが、そのぬくもりが今ばかりは心地良く感じるのは、抱き上げられた時と同じく視界を独占する美しい皇子様の情熱を一身に捧げられている充足感のためだろう。不敬にも子猫と称するにはあまりに鋭く獰猛な瞳と牙が恐れに繋がらないのもまた然り、熱い体温は苦手だが熱烈な視線は身を焦がすほど向けられたい性分の姫にとっては第四皇子がどれほど獰猛な豹でも甘えてくるほどの好意があっては愛らしくて堪らない。許されるのならば姫の指は皇子様の髪を梳き、頭をゆったりと撫でながら、「子猫の皇子様だって、『意地悪な誰かさん』のこと、考えていたもの。おあいこ、だわ。ええと……魔女?」あくまでも先程の第四皇子の言葉を思い出して繰り返しただけの単語に姫自身は何も感じるものがないことが伝わる声音で創造主を誰かさん呼ばわりする姫の姿が、皇子様にはいかに映るだろうか)


  • No.512 by 第四皇子セス  2022-01-13 22:15:47 



>>リル=フィシー姫(>>511)

あー……、
(見上げる褐色の肌が陰ったのはお姫様の体勢が変わったから、あんまり大きく表情が動くことの少ない彼女のかすかな微笑みに釘付けになり文字通り言葉を失うこと数秒、「 ……やべえ。可愛いなあ 」気の利いた言葉を言えないからこそ単純な感想は純度の高い本音で、どうしてももっと長く独り占めしたいと反射的に願ってしまう。髪を撫でる手にすり寄りながら「 寂しい、寂しくて死んじまう。だからさ姫、おれの部屋の近くに住んでくれよな。何なら毎晩一緒の部屋で寝てくれたっていいんだぜ? 」太腿への頬擦りを一時中断しガバッと半身を起こすようにして姫を見上げて必死な様子でこくこく頷きながら"あなたがいなくては寂しい"と繰り返し告げる。こちらも既にお姫様を王宮の外へ出す気など無く、心からの望みを相手の反応を伺うような表情で付け足す――冗談めかした言い方を取ったのは断られた際に傷つかないようにするための予防線。一度触れた温もりを逃すことを良しとしない寂しがりやな四男は髪を撫でられる感触に心が満たされてゆくのを感じながらふにゃりと蕩けるように微笑み「 明日も明後日もずうっと、リルの手を独り占め出来たらなあ 」他社の手のひらから与えられる不可視の栄養素を摂取しなければ生きていけない獣は、それをシェアしてくれる相手をもはや【姫】ではなく一人の存在として見始めたがために知らぬ間にその名前を呼んでいて。再度膝枕を拝借しながら、特に深い意味のない世間話のような調子で「 ああ、人食い熊は" 極彩のマドモアゼル "って呼んでんだ。すっげぇ美人だけどさ、意地悪なんだよ。リルもそう思うだろ? 」統計的には親の顔を知らぬ子の方がマイノリティ、ならばお姫様も自身の作者を知っているだろうという邪推のままに共感を求めて)


  • No.513 by 極彩の魔女  2022-01-14 17:57:55 



>猥りがわしいオネエさま、従順な犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508

>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>476

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>506



●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.514 by セレーナ  2022-01-14 22:03:51 




>506__ジーク様


(普段はあまり縁のないフルコース料理を王宮で、それも第一皇子である彼と共に味わうなど滅多な事ではない。昨夜から夢のような心地が抜けず、豪華な一室で目覚めた瞬間はまだ微睡の中を彷徨っているのかとも思ったけれど。見慣れた自宅ではなく煌びやかな王宮で朝を迎えた事実が夢ではないと物語る。様子を見に足を運んでくれた使用人らに着替えや食事、諸々気遣われながら広く綺麗な客間で優雅な時を過ごし" まるでお姫様のよう "などと幻想を抱いたのは本物の皇子様が自分をそう呼ぶからか。なんて曖昧さに首を振り、彼との約束まで残された時間をどう潰そうかと瞼を落とした。それから一度は外に出てみようかとも思案したけれど、王宮内を客人が勝手に彷徨くのは宜しくないだろう。何より不慣れな場所で迷ってはどうしようもなく、結局は粛然と窓から見える景色を眺めて楽しむに留め───軈て約束の時間。そろそろかと逸る気持ちを抑え鏡の前で身嗜みを確認していたところ、静かな室内に凛と穏やかな声が響いた。今朝から待ち侘びた彼の来訪にとくりと胸を鳴らし「 ジーク様、お待ちしておりました。…ふふ、覚えていますよ。お誘いありがとうございます 」これから過ごす時間を思って淡く滲む微笑をそのままに扉を開き、そこに待つ彼を見上げて柔く会釈を。一体どんな場所へ連れ出してくれるのだろう。期待を膨らませて再度藤色の瞳に彼を捉え「 まあ、……お疲れではありませんか? 」緩慢と目を瞬き、静かに口を突いたのは少しの違和感から。声色や表情、完璧な佇まいに変わりはないはずだけれど、昨夜に比べ顔色悪く見えるのは何故か。やんわりと双眸を細め、窺うように僅か首を傾けては彼の頬へそっと指先を伸ばして)


  • No.515 by 匿名さん  2022-01-15 14:28:27 




名称/ リリィ
年齢/ 25
性別/ 女
モチーフ/ カサブランカ
性格/ 淑やかさと夢見がちを兼ね備えている愛されたがりのロマンチスト。どこまでも深く沈むように愛し愛されることを好み、羽毛のように可憐で柔らかい恋よりも奈落へと堕ちてしまうような過激で仄昏い愛を求めがち。己は殿方に愛されるに足るという自信を強く持っており、気になった男性の心を奪うためには演技も計算も厭わない強かさを持つ。そのため健気に寄り添う姿勢を見せる反面、腹の中では相手の心につけ入り且つ存在を刻み付ける隙を虎視眈々と狙っている。"偽りのない一番であり唯一"に執着しているため、愛す者を真綿で包み込むように囲いこもうとするが己が囲われることもまた是とする、清純節制の白百合には程遠い欲しがりな気質。
身長/ 155cm
目/ 長い睫毛に縁取られたそれは、優しげかつ甘やかに垂れている。瞳は上質なパパラチアサファイアを嵌め込んだかのようなオレンジ混じりの桃色。
髪/ 白百合の如く純白の髪は腎部まで伸びており、柔らかくカールしている。丹念に手入れされた髪は一片の傷みもなく、その清らかな白を主張する。
全体の雰囲気/ 真白な肌を包み込むように青空の如く爽やかなパステルブルーのプリンセスラインドレスを纏っている。足元までの長いドレスの大部分にリボンとフリルがあしらわれているものの、幼さを強調するものではなくどちらかといえば清楚さが現れている。また胸元には大粒のサンストーンが嵌め込まれたブローチを付けており、形状は太陽をイメージしているのか金細工の型の縁は描かれた太陽のごとくトゲトゲとしている。白く細い足はパールホワイトのヒールを履くことによってドレスに覆われながらも垣間見える艶めきがギャップとなるだろう。両側頭部のカサブランカと合わせて、基本的には上記の服装である『青空の下に咲き誇る大輪の百合』という自身の異質な特徴を逆手に取ったコンセプトのものを好んで着用している。
モチーフの名残/ 両側頭部に咲くカサブランカ。夜明けと共に一度枯れてすぐに蕾から成長する。身体から切り離されても苦痛を感じることはなく、また即座に再生し始めるものの彼女の精神状態によって花の鮮度が変わる。『愛されている』と感じた場合にカサブランカから醸し出される甘くちょっぴりスパイシーな香りは、アルコールのような成分を含んでおり嗅いだ者の精神に影響を与える。香りを吸い込めば吸い込むほどそれは進行し、毒性はないものの最悪酩酊状態になる恐れが。
Like/ 愛されること・愛すこと・深く過激な愛情・束縛・殿方( 特に皇子様方 )・ロマンチックな出来事・愛のある身体接触
Dislike/ 愛されないこと・火・品のない行い・独り
備考/ とある小貴族の三女として産まれる。人とは違う特徴のせいで父には何よりも深く溺愛され、母と姉の二人には愛を独り占めしていると嫌われていた。母と姉に牢のように狭い自室に押し込められ厳しく貴族子女としての教育を施されたため、現実を忘れられるような華やかな運命や変化を夢見るようになる。ある日式典で皇子様方を見掛けてからはすっかりと彼等に心惹かれ、いつか彼等のお姫様となって何よりも大切に純粋に、そして残酷に愛されることを願うようになる──という偽の記憶を植え付けられた娘。
指名/ 第七皇子 ヴィルケ様( 第一希望はヴィルケ様ですが、相性等も御座いますので参加許可をいただけた場合に改めてご相談させていただきたく。 )
ロル/

( 昼の陽光の下、彩り鮮やかな花々の咲き誇る王宮の庭園はいつだって彼女を優しく迎え入れてくれる。貴族として学ぶこと、学ばなければならないことは非常に多いけれど多少の息抜きを咎められる謂れもないと思案し訪れたこの庭園は庭師が丹念に手入れをしているのだろう、十分に栄養を吸った瑞々しい草花が歓迎するように風に吹かれて揺れた。教育熱心で意地悪な母と姉の目を盗んで屋敷を抜け出すのは簡単なことではないけれど、この素晴らしい景色を楽しむためならばその程度の労力は少しも苦にはならない。それに、手間をかけるだけの目的はもう一つあるのだ。この素晴らしい王宮には見目麗しい皇子様方がいらっしゃる。その繊細な美貌に胸をときめかせる乙女は数多く、かくいう彼女も皇子様方に憧れる者の一人で、「せめて一度でもお会いできれば良いのだけれど」と毎夜想像しては穏やかな眠りに落ちるのがすっかりと癖になってしまっている。王宮に実際に訪れればそんな夢は彼女の脳内でさらに鮮やかに色付いてしまい。父の愛を奪ったが故の嫉妬の檻、そんな窮屈な家からこのまま姿を晦ましてこの王宮で暮らすことができたら、──いいえ、それだけではなくお姫様になれたならば?百合の花のみを偏愛する父からは決して与えられることのない真の愛情を溢れんばかりに受け取ることもできるのかしら。そんな空想に耽っていたせいだろうか、平常であれば気がつくはずの段差に躓いて転倒し。「あっ」、ぐらりと揺れる視界に気付き声を零した時には既に遅し、膝を強く打ち地面についた白い掌を砂利が裂きじわりと血に濡れる。お気に入りのドレスが土で汚れてしまった上に、痛みからすぐに立ち上がることもできず地面に座り込んだまま、段差に腰掛けるように体勢だけは変えつつ紅く痛みを訴える手を擦りながら不甲斐なく恥を晒した己を責めるような口振りで呟き。 )
私としたことが……痛いですわね……。


( / 極彩の魔女様初めまして。当方非常に亀レスですが、魔女様と素敵な姫様方が展開なされるこの世界に加わることができたらと思いキャラシートの方を作成させていただきました。設定・ロル等に不備がなければ参加させていただけたらと思います。萎え等ございましたら引き下がらせていただきますのでご検討お願いします。 )


  • No.516 by 第一皇子ジーク  2022-01-15 17:38:46 



>>セレーナ姫(>>514)

ああ、――ご機嫌麗しゅう、姫。よく眠れましたか?昼食は取られましたか?
(控えめだけれど紛れもなく美しい姿を一瞥しただけで、まるで芳しい花の香さえ漂ってくるように思えて。単にお姫様を彩る藤の香りか、それとも嫋やかな佇まいが花を連想させた幻想なのか…浮ついた思考に引きずられないよう、時間にしては一瞬の内に凛と胸に手を当て会釈を返して。「 此方こそ、素敵な貴女のお時間を頂戴できて華やぐような心地です。……昨夜から、ずっと。 」四番目や六番目の弟が聴けば、気障な台詞をつらつらと…と失笑を買うような言葉も、第一の位を持つ者としての威厳や品位の下ではそれなりに様になっているだろうか。予想外にも迫ってきた華奢な指先に一際大きく心臓が脈打つのを感じては、相手の体温を拒むこと無くふわりと双眸を細めて、魔女が襲来してからずっと下瞼に居座る隈を白い手袋越しに示し「 その証拠がこれです。貴女が王宮の屋根の下に居るのだと思うと、年甲斐もなく浮かれてしまって 」声にも微笑みにも自嘲の色は薄く、代わりにお姫様の存在がそれだけ自分にとって大切なのだと伝えるように嬉しそうに破顔して。遠足前夜の幼子のように気分が高揚して眠れなかったのだと気取ることなく暗示しながら、彼女も同じように楽しみにしてくれていただろうかと胸中だけで期待を。90度近く肘を内巻きにしてエスコートのための腕を差し出し)参りましょうか、姫。

  • No.517 by 極彩の魔女  2022-01-16 00:01:50 



>>リリィ姫(>>515)

( / はじめましてこんばんわ、主得要素満載の世界観にご興味を持って頂き誠にありがとうございます!早速キャラシート拝見致しました。大輪の百合を思わせる打算的な包容力と、純白の百合のイメージとは重ならない良い意味での強欲さが非常に魅力的な方で、王宮でどのような物語を紡いでいただけるのか今からわくわくが止まりません!清廉潔白・品行方正といった要素は王宮の空気には寧ろ不似合いですので、愛を求めて精一杯欲しがって下さるリリィ姫の立ち回りと、それによって皇子たちがどう反応するのか楽しみが尽きない心地でございますっ。レス頻度についてですが、当方も背後が社会人ゆえリズムがまちまちになることもございますのでお気になさらないでください!ルールとしては一ヶ月の沈黙でその時点での絡みはリセットとなりますが、基本的にキャラリセは行わない方針ですので、その点ご留意いただいた上で無理のない範囲で遊びにいらしてくださいませ。
 さて早速初回のご相談ですが、まずはヴィルケのご指名ありがとうございます!双方の満足度を少しでも向上させるために事前にお伝えさせていただきたいのですが、第七皇子の初期段階での好感度・優先度は「双子の弟>>>>>姫」となっております。ですので、リリィ姫の願望である【相手にとっての偽りのない一番であり唯一になること】【皇子から何よりも大切に愛される存在になること】の2点を叶えるのはかなりハードルが高くなると予想されます。お時間がございましたら、ヴィルケの独白(>>474)をご参照いただけますとより詳細な彼の本音が伺えるので、ご参考まで。双子の弟を自分に縛り付けておく為ならお姫様ですら傷つけることを厭わないデンジャラスな七男ですが、上手く立ち回って仲を深めることが出来れば病的なまでの独占欲を注がれる事となります。上記を踏まえまして、再度初回指名をどうされるかご希望をお伺いしても宜しいでしょうか?もし次点で気になっている皇子が居れば、そちらも遠慮なくお伝えいただけますと幸いです!)

  • No.518 by リリィ  2022-01-16 02:37:46 




>>極彩の魔女様(>>517)


( / 極彩の魔女様、歓迎のお言葉ありがとうございます。レス頻度についても暖かく受け入れていただいて安堵しております。
ヴィルケ様の独白を拝読させていただきました。ユーリケ様への執着等々は把握しており、その上で『姉に愛されない妹のリリィ』と『弟をこよなく愛する兄のヴィルケ様』の対比がお話の展開において良いアクセントとなるのでないかと感じております。尤もリリィはその境遇すらも武器として用いて打算尽くで愛を貰おうとする強欲にして積極的な娘ですので、是非ヴィルケ様と交流して仲を深めることができたらと構想しております。ただ、小貴族の三女という偽りの記憶を持っているので初期状態では王宮で暮らしてはいません。そのため今後の円滑な交流のためにも最終的には"王宮に滞在する"という形に落ち着くことを希望したいです。その点も踏まえまして、次点で気になっているリヒャルト様、ハインツ様のどちらかを魔女様のお任せにてご指名させていただきたいです。皇子様方は素敵な個性と魅力溢れる方々ばかりですので、レス頻度上ゆったりペースにはなりますがやがては全員と接していきたいという背後の欲深な思惑も混じえつつ初回交流を楽しみにさせていただきます。 )


  • No.519 by 第三皇子ハインツ  2022-01-16 17:00:44 



>>リリィ姫(>>518)

やあ、君たちは今日も可愛いね。君は昨日より花弁の色が少し鮮やかになったし、君は黒星病が治って本当に良かった。
(優秀な庭師が管理する王宮の庭園は、昼訪れれば色鮮やかな色彩で人々を楽しませ、夜になれば幻想的で神秘的な美しさを演出するこの王国きっての観光名所でもある。今日の分の公務を終えて息抜きにとひとり散歩に赴いた第三皇子は、まるで花の一輪一輪が自身の恋人であるように愛おしげな視線を向けながら指先で彼女たちを愛でるようにそっと触れて回っていて。さて次の可愛子ちゃんは――と視線を上げた刹那、なにか不意を突かれたような女性の声に続いて質量のあるものが床へ叩きつけられる鈍い音を知覚して。そちらへ向かって状況を把握した瞬間、「 ……大変だ 」と呟き足早に歩み寄って「 レディ、お怪我は……ああ、かわいい手のひらが。 」第三の位とはいえ皇族を謳う身分であるにもかかわらず片膝を地面について、まるでお姫様の数段下からかしずくような姿勢を取りながら心配そうに揺れる瞳で様子を伺って。隻眼が視界に捉えたのは赤い鉄の滲む手のひら、次いで地面に打ち付けたであろう土埃に汚れたドレスの膝部分で「 足も心配だね。――きっと君があんまり綺麗だから、この庭園が少しやきもちを焼いたんだ。大丈夫、俺に任せて 」ひと目見て分かるほど異質なモチーフではないため、彼女が魔女のゲームの最重要の駒たる存在とは未だに気付かないまま、けれど上質なドレスから相当高い身分の子女であることは察しを付けて。高貴な女性のプライドを傷つけるわけにはいかず、転けてしまったのは庭の可愛い悪戯ということにしながら手を伸ばし「 そこのガゼボまで歩けるかな、 」もし彼女がうなずくのなら、慎重に腰へ手を回して肩を貸す形に。首を横に振ったのなら、壊れ物を扱うような手付きでお姫様抱っこをする形で白い石造りの東屋へ向かおうとして)


( / ご丁寧なお返事ありがとうございます!『』内の対比、とてもとても素敵ですね…!ヴィルケからすれば妹を大切にしないリリィ姫の架空の姉君を全く理解出来ないでしょうし、上手く立ち回れば愛されない妹への憐れみ、という入り口からヴィルケに取り入ることが出来るやもしれません。その作戦の今後を大変楽しみにしておりますー!
 また、お姫様がどこで暮らしているのかについての補足なのですが、[お姫様は王宮以外に住居があるという設定の記憶を植え付けられてはいるものの、実際に帰るべき場所は存在せず王宮に留まるしかない]というのがデフォルトとなっております!皇子たちの誰か(今回はハインツ)が姫と初めて出会った日がある意味リリィ姫の誕生日であり、そして王宮が唯一の居場所となる記念日でもあります。ですので、今後皇子からお姫様を王宮に留まらせるよう誘わせるためにも、初回のお迎えはお姫様に対して甘く親切に接するハインツとさせて頂きました!
 もし他に疑問点や確認しておきたい事等ございましたら何でもお申し付けくださいませ!)


  • No.520 by リリィ  2022-01-17 18:41:28 




>>ハインツ様(>>519)


( ほとんど軟禁に近い暮らしを送ってきた彼女は、薬品も包帯もない環境での手当の方法など知らず。掌にぷくりぷくりと浮かぶ大小様々な粒がやがては線となり皮膚を伝っていってもそれを止める手立てなどなく困り果て、そんな時視界に紅ではなく薄闇の影が映る。掌から視線を外したのと彼が片膝をついたのは同時のことで、庭園を管理する庭師かと目を向けた先には昼の太陽すら霞んでしまう穏やか且つどこか夜闇の深さも秘めた片方のみの夕陽が。彼女の身を案じて揺れるその瞳はまるで陽炎のよう、白百合はその輝きをよく知っている。何故ならば、彼女が怪我をしてしまったある意味の原因──当然目の前の彼にはなんの非も在らず、ただただ白百合が邂逅を夢見た貴い存在の一人であるから。「 まぁ……第三皇子様…… 」、姫を救う御伽噺の皇子の如く現れた彼に驚きで開かれた眼が次の瞬間には緩く細まり、潤む瞳は甘く桃と橙が煌めいて。歓喜に満ち満ちて零れる名は呟きと同等のか細さ故に彼の耳には届いたかはわからない。「 うふふ、お上手ですこと。皇子様の仰る通り可愛らしい悪戯に引っ掛かってしまったのね。 」白百合に恥をかかせないよう茶目っ気のある言い回しで気遣ってくれたその心を汲み取り、彼の言葉に乗って控えめに笑う。そして、問い掛けに首肯すれば伸ばされた手にそっと己の手を重ねて。けれども血で皇子を汚してはならないと、文字通り手先を乗せただけで。はしたなく見えないようドレスに気を使いながら立ち上がり、怪我により簡易的となってしまったが敬愛のお辞儀をして。ドレスの裾を摘むものの痛みからか何処となくぎこちない動作となってしまい些か礼儀に欠ける形となったが、皇族であるというのに素性も詳しくは知らぬ一人の娘に親身に接してくれる彼ならばきっと赦してくれると確信に近い期待を抱く。エスコートに身を委ねれば腰に手が回り、自然と距離は近くなって。「 打ち付けた膝が痛み、上手く歩けずに申し訳ございません 」間近の第三皇子の香りに包まれれば転倒したことにより低下した機嫌はすっかりと持ち直し。しかし貪欲な彼女はそれだけでは物足りず、こうして密着できる機会をさらに活かしたいと考え、品が無いと思われない程度に気を付けつつもさり気なくさらに隙間を埋めるように軽く寄り掛かりながら歩を進める。言葉通り、怪我で歩きにくいのだと思って受け入れてもらえれば僥倖というもの。身長差はあれど距離が縮まったことで彼の目にもより入りやすくなった頭部の瑞々しく咲くカサブランカは、決して造花や装飾の類ではないのだと気付いてもらえるだろうか。百合の美しさに自信を持つ彼女は、この特異な花が憧れの皇子様のことを魅了する手助けをしてくれればよいのに、と不遜な期待を抱いてガゼボへと到着すれば、改めて白百合は夕陽の皇子様と向き合い運命的な出会いの喜びを声音に目一杯乗せて名乗るだろう。 )
私、リリィと申します。お恥ずかしながら外で怪我をしたことなどほとんど無く……。治療の術がわからず困惑しておりましたの。第三皇子様、助けていただいてありがとうございます。


( / 分かりやすく解説していただき、ありがとうございます。とても素敵な皇子様と交流を始めることが出来て喜びで一杯です。特に現在のところ疑問点等はありませんので背後は引っ込ませていただきますが、リリィの闇も積極的に出していこうと考えておりますのでもしもやりすぎな部分があったり文章や相性に違和がございましたら遠慮なく申し付けてくださると幸いです。)


  • No.521 by 第三皇子ハインツ  2022-01-19 13:47:52 



>>リリィ姫(>>520)

無理をしないでね。辛ければもっと身を委ねて?
(ぎこちない足取りに対する謝罪にはゆるりとかぶりを振ることで不問の意を表して。普通、やんごとなきご息女は相手が皇子とはいえ面識のない男性へ身を預けるのを躊躇うものだと理解していたが、違和感を覚えるほど遠慮なく隙間を埋めるような彼女の所作を第三皇子に限っては下品だなどとは思わず。気難しい気性の一部の弟たちは嫌悪を示すかもしれないが、万人に甘やかに接する三番目の皇子は自身を頼る手負いの彼女のそんな様子を可愛らしいとさえ感じていて。東屋へ向かう途中で折良くすれ違った使用人にスムーズに何かを言付け、歩みは止めること無く目的地に着けば彼女を塵一つなく磨かれた白いベンチへと導き、それに向かい合うように腰を下ろして「 リリィ、――――君にとてもよく似合う名前だね。カサブランカ、好きなの?すごく精巧な……いや、生花かな? 」名を聴けば得心したように軽く手を打ち鳴らして、そのまま片手で自身の耳辺りを指し示すことでお姫様のモチーフについて質問を。毎日埋もれんばかりの花を愛でる皇子の審美眼には吊られた大輪のシロユリが決して紛い物の類には見えず、発見に対する驚きと未知への興味を綯い交ぜにした視線をカサブランカに注いで。もしあれが生花だとすれば、付言するなら彼女の体内に根を張り生えているものだとすれば…それは待望のお姫様の誕生を意味する。そんな期待にひとつしかない目は年甲斐もなく輝いて)


( / ご承知いただけて何よりです!こちらこそ、諸々の相性に対する違和や展開へのリクエスト等ございましたらいつでもお声掛け下さいませっ。また文中でしれっと使用人を登場させましたが、今後の交流のためにどの使用人かは明言を避けておきます!もし、今後ヴィルケのことをもっと知りたい!となった際に、双子と縁深い使用人ミヒェルから情報を引き出すという選択肢を取られた場合、あの時道具を持ってきて下さったお礼で…と理由をつけて彼を引っ張り出す等などの多様な工夫が出来ますので、追々そういったことも視野に入れていただくとより王宮の世界を深く楽しんでいただけるかと思います!それでは背後も一旦失礼致します、どうぞ今後とも宜しくお願い致します~! / お辞儀 / 特筆事項なければお返事不要)

  • No.522 by セレーナ  2022-01-19 20:38:52 




>516__ジーク様


(矢継ぎ早に重ねられた問いにはくすりと首肯にて答えを返し、随分気に掛けてくれていたようだと唇が緩む。彼の体調を窺っている間にも紡がれゆく甘やかな台詞にほんのりと体温が上がり「 あら、ずっと私のことを─── 」考えて過ごしてくれたのだろうか、と。自惚れじみた疑問は口にする必要がなくなって、静かに見詰めていた瞳から視線を逸らした。目下の隈を指す仕草一つ取っても優美な彼が、幼子のように愛らしい笑みを見せてくれるものだから。心擽る言葉の羅列が本心か否か判別できずとも嬉しい事に変わりはない。拒まれる事なく彼の頬へ優しく触れていた指先はなだらかな曲線を描いて滑り落ち「 可愛らしい紳士様、人を喜ばせるのがとてもお上手 」微笑ましいと言わんばかりの穏やかな声音に揶揄を含める事で高鳴る鼓動と逆上せる思考には蓋をして。" 私を "と言わなかったのはいつかの記憶が邪魔をした所為。夢を見ていたのかも酷くあやふやなものを辿り、きっと愛しい女性へと囁いたのであろう彼の声が再生される。何事も深みに嵌るとずっぷりと浸ってしまう自身の性質を知っているからこその自衛。然して魅力に充てられつつあるのも事実で、どう接したものかと悩ましげな様子で眉尻が垂れる。素敵な皇子様との出会いに憧れる無垢な少女でもなかったのだけれど。一先ずは差し出された腕に手を添え「 私も待ち焦がれていました。……あなたと過ごす、夢のような時間を 」少し高い位置にある彼の耳へ届くか届かないか、独り言に近い呟きを零し。案内に身を任せるよう前を見据える頃には憂いを取り払った微笑みを携えて)


  • No.523 by 第一皇子ジーク  2022-01-23 16:27:13 



>>セレーナ姫(>>522)


可愛らしい、ですか。まさに貴女のような女性(ひと)に相応しい言葉ですね
(それはこれまでの人生で周囲から受けたことのない評価のような気がして、驚いたようにわずかに目を瞠って。控えめながらも穏やかな人柄の出る立ち居振る舞いや微笑み、女性として美しい佇まいや髪を彩る藤の花――内面外見ともに人としての、女性としての魅力に溢れたお姫様が困ったように柳眉を下げるものだから、腕に添えられた彼女の華奢な手にもう片方の手を覆い被せるように重ねて「 私は、私の持てる全てで貴女のことを喜ばせたいのです。……花開くような貴女の笑顔を、見ていたいのです 」一体、何が彼女にそんな顔をさせたのだろう。あの夜の電話が犯人とは未だ気付かずに――きっと彼女から問われるまで気付け無いのだろうが――見ているのは貴女だけなのだと真剣な面持ちで伝えて歩き出し。道中での話題にと挙げたのは昨夜のディナーのことで「 昨晩の貴女は一段とお美しかった。実は、貴女がお召しになっていたドレスを見てとても懐かしくなったのです。……母上のドレスに、とてもよく似ていたので 」懐かしさを覚えたとはよく言ったもので、ディナーの場でさえ表には出さなかったものの強く抱いた感情は不穏な動揺だった。きっとあのドレスはこの世に二つとないオートクチュールの筈で、彼女があのドレスに出会うには王宮関係者の手助けがなければ不可能に限りなく近い。ディナーの場で彼女の美にのみ賛辞を贈りドレスには一切言及しなかったのは、その真実を知ることで嫉妬あるいは怒りに情緒を染め上げられて折角の空気を壊すことを厭ったから。どこで手に入れたドレスなのですか?等はっきりと問に出すような無粋は真似はせずとも暗にその疑問を呈しながら、微笑みはそのままに内心で覚悟を固めて)


  • No.524 by 極彩の魔女  2022-01-23 22:04:31 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508

>こんな姫が居たらいいな。(>173



: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>523

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>521


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.525 by 極彩の魔女  2022-01-24 14:35:27 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508

>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>523

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>521


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.526 by 極彩の魔女  2022-01-25 17:13:02 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>523

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>521


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.527 by リリィ  2022-01-25 18:26:42 




>>ハインツ様( >>521)


ええ、とても好ましく思っていますわ。この花は私が生まれた時から共に命を芽吹かせていましたの。皆様は持たない運命共同体なのですから。
( 使用人に言付けをする姿をそっと窺いながら、彼に導かれるままミルクパズルの如き純白のベンチへと腰掛けて。名を褒められたことで嬉しげに口角を上げてにこりと微笑めば、彼の動きに合わせるように手を持ち上げると白く細い指先で花弁の滑らかな曲線をなぞって。注がれる視線はまるで少年のような煌めきを宿しており、その輝きを灯したのが己なのだと思えば殊更この百合が愛しく思えるというもの。大人びた端正な顔立ちも、瞳ひとつで与える印象が変わるようだ。白百合をエスコートするスマートな落ち着きとは対照的に期待に満ちる様子は良い意味でのギャップとなり、より一層魅力的に映る。そんな彼を内心で微笑ましく思いながら少々気恥しげに、しかし堂々とした語調で疑問に答え白百合を優しく撫でるも、ふと脳裏を過ぎったのは母と姉たちの苛烈な眼差しで。己はこの純白を美しいと自賛し父は百合のみを偏愛したが、母と姉二人はこの百合をこそ卑しく醜い化け物の証だと罵った。父に目をかけられない嫉妬から次いで出た言葉とはいえ、こうしてフラッシュバックする程度には心に食い込む棘となっていたようで。「 ……第三皇子様は、人とは違い花に寄生されている私を醜いとお思いになるかしら? 」、もしも、気持ち悪いと思われてしまったら。この輝きが消え失せて、暖かな夕陽が心凍てつくような侮蔑の色に染まってしまったら。所在なさげに揺れ動いた瞳はそろりと様子を伺うかのように不安げに憧れの皇子を捉えて。 )


  • No.528 by 第三皇子ハインツ  2022-01-25 22:17:27 



>>リリィ姫(>>527)


――――生まれた、時から?
(活き活きと輝かせていた期待の色が干潮のように失せていった理由は二つ。ひとつ、期待が確信に変わったから。ふたつ、大いなる喜びに生まれ変わる直前の驚愕が第三皇子の心を攫っていったから。自身に咲くその花を誇らしげに語る反面で、コンプレックスのような複雑な感傷も抱いているのだろうか――驚きに塗りつぶされた脳でも相手の情緒を慮るほどには秘めたる執着心を持つ穏やかな獣は少しの沈黙を流して「 そっか。……君が俺達のお姫様だったんだ 」噛み締めるように言葉に出すことでその現実を刻みつける。お姫様の登場は陰鬱たる魔女のゲームの幕開けを意味していて、だけど同時に人ならざる異形の魅力を持った美しい女性とのかけがえのない出会いでもあって。驚きは歓喜に変わり、常日頃から浮かべられている人当たりのよい微笑みは無邪気で純粋な喜色を前面に押し出しながら破顔して「 すごく綺麗だよ。カサブランカも、何より姫自身も。 」彼女自身には身に覚えのないはずの【姫】という呼称を選んだのは確信を得たから。よもや存在しない父親に百合だけを偏好されていたという偽の記憶があるとは知る由もないが、相手の美しさは百合だけでなくそれを除いた彼女自身にも宿っているのだと微笑みのままにまっすぐに目を見て伝えて。そこでちょうど使用人が木箱を持って現れ、皇子は小さく礼を言ってそれを受け取り。中身は怪我をした時用の応急処置道具一式で、手際よく必要なものを選抜しながら「 寄生って言い方は――どうなんだろう。俺には、お互いに支え合ってる相棒?、みたいに見えるな 」手元に視線を落としたまま笑みは絶やさずに言い終えて顔を上げ「 御手を、姫。 」怪我をした方の手を求めるように、反対の片手を差し出して)


  • No.529 by 匿名さん  2022-01-26 21:16:09 



名称/ハーシェル
年齢/25歳
性別/男
モチーフ/蛇(ニシキヘビ)

性格/明るく感情豊かで、愛想が良く積極的に他者へ声を掛ける、という一見すると人好きされそうな友好的な人物。しかしその実、ケダモノじみた飢餓感をその腹の内に隠し閉じ籠めている。飢餓感は元々寂しさや心の虚ろさを所以とする為に食事では膨れず、他者からの感情と熱しか受け付けず、その癖今まで満ち足りた事の無い欲深の大食らい。それ故、己の内に踏み込んできた者や己の興味を引いた者等、自らが獲物と定めた者を誑かし、その愛を喰らわんとする性質を持つ。しかし、ただ一時獲物を誘うよりも、時間を掛けて獲物の心深くまでじっくりと絡み付き、根刮ぎ独り占めに捕らえる事を好む。

身長/192cm

目/大きく、濃いオレンジの虹彩に、それが収まるくっきりとした二重の吊り目と、同じく吊る細い眉。ともすれば獰猛な獣や威圧的にも見える瞳は、基本的に前髪の影に匿っている。

髪/傷みも癖も知らず、しかし艶があるというよりは、てらてらと蛇鱗に似た光沢がある髪質。髪型は後ろが項が出るよう整えられているのに対して、前髪は双眸が隠れる頬骨辺りで毛先を揃えた、やや長めの前下がりボブ。色は黒一色のように見えて濃淡があり、光に照らされると、やや薄い黒によって大きく不揃いな網目模様が旋毛から後頭部にかけて浮かび上がる配色となっている。

全体の雰囲気/全体として細く頼りなく見えるが、服の下は柔軟性の高い筋肉が付いた無駄の無い体躯。節や胼胝のある大きい手、丸みの無い肩に出っ張った喉仏と、男性を強く主張する箇所を多々有する。口端の左にある黒子が、その頼りなさに仄かな色の匂いを纏わせている。少し余裕のある白いプリーツシャツと、同色の底の低い編み上げブーツ、それに黒のスラックスとサスペンダー、細いリボンタイを身に付けている。

モチーフの名残/目に見えぬものとして、常人より十度以上低い体温。外見には縦長の瞳孔、鋭い剃刀のような棘歯が並ぶ口腔。加えて項から背中全体までと、両の手の甲から五指の爪の先までの範囲、それから額全てを覆うように生える、髪と同じ配色柄のつるりと滑らかな鱗と、定期的な鱗の脱皮。

Like/読書、林檎、樹上での昼寝、人の体温。
Dislike/寒い所、狭い所、冷たいもの(人でも物でも)。

備考/城下の人々を相手に、軽業やジャグリングなどの大道芸で金銭を稼いでいる曲芸師。元々はとある一般家庭に生まれるが、人と違う見目の為に、異様な信心深さを持った両親から神子や御遣いのような扱いを受ける。衣食住に不便は無かったが、外に出る事は許されない閉塞的な生活で、家族から己に触れてもらう事はおろか、多大な畏れと少しの崇拝に跪かれるばかりで、視線すらまともに合わせてはもらえなかった。その両親が亡くなる十六歳まで、人らしい愛し方も愛され方も知らないまま歪に育った結果、自身の寂しさと虚ろさを本能的に埋めんと、他者の体温、感情、心の全てを求め食らい尽くす性を持つに至った…という物語が創られている。一人称は僕。二人称は貴方。生家を去って世間を知った今、普段は身の内のケダモノを鎖で雁字搦めにするように、柔らかで丁寧な“人間らしい”言葉遣いと所作を心掛けている。

指名/どの皇子様も魅力的でして、一人に選ぶ事は出来ず…初回は主様にお任せ、もしくはご相談という形を取らせて頂いても宜しいでしょうか?

ロル/


(朝を少し過ぎた頃、陽気の暖かさに誘われて外に出る。当ても無く、ただ足と気の向く方へ歩み辿り着いたのは、最近ではすっかり見慣れた王宮の庭。顔馴染みとなったメイドや使用人に軽い挨拶と談笑をして、それから美しい紺青から可愛らしい乙女色まで様々咲き誇る花達を眺めて巡り、さて一周はしただろうかという辺り。ずる、と右のブーツの底が段差に滑り、咄嗟にバランスを取ろうと全身に力を籠める。「っ、と…!」己が身を商売道具とする職業柄、この程度で転ばない程度には、柔軟性にも反射神経にも自信があった。――だが。すぐ傍に置かれた飾り物の事は、うっかりと失念していた。転倒こそ回避したものの、大きく揺れた身体が飾りの尖った部分に引っ掛かり、右の袖が裂けてしまう。「おや、服が…」確認に腕を目線の位置へと上げて見れば、破けた布の下の皮膚まで引っ掛けていたらしく、一筋の切り傷から溢れる鮮血が、シャツをじわじわと赤く染め始めているのが視界に入る。それに眉を下げては、つい先刻話をしていた内の誰かに助けを求めんと、人影を探して辺りを見回し。)



( / こんばんは、初めまして。かねてより皆様の美しいやり取りに見惚れさせて頂いておりましたが、この世界に浸かってみたい、という願望を堪えきれず、この度キャラクターシートを提出に参った次第に御座います。世界観や注意点を隅々まで読み込んだつもりではありますが、モチーフや性格、その他設定やロルに何か不備や相性の不安等々ありましたら、遠慮無く仰って下さいませ。勿論、参加に難があるようでしたら大人しく引き下がらせて頂きます。それでは、御確認及び御検討の程、宜しくお願い致します。)



  • No.530 by 名無しさん  2022-01-28 10:26:33 





名称/ バイオレット
年齢/  21
性別/  女
モチーフ/  トリカブト

性格/  「本当の愛とは何か」知らず与えられず二十一年間を過ごし愛への羨望や欲が増すばかりの知識だけは確かな頭でっかち。一人暮らしを始めてから経験は全くないわけでもないが身体のみを求める嘘の甘言や誘惑にも騙されやすい。しかし自身のあまりにも大きすぎる"貴方しかいない"という執着に似た感情に恐怖心すら覚えられその重さから相手は逃げ出し、その後関わりを立たれてしまう。指で数える程度にしか関係を持った事はないが、その際恋は盲目に相応しく好意まがいの感情を持ち、相手のことばかりを考え炊事洗濯掃除など手につかなくなり日常生活に支障をきたす。また嫌われることを極端に嫌い、一瞬冷たくされただけでも不安と焦燥感に駆られる。また自己肯定感が低いが故に独占欲が無自覚にあり、知らない内に嫉妬していることがある。腹の内に渦巻く真っ黒な感情はなるべく表に出さないよう気をつけている。控えめで自ら前に出るような性格ではなく、人の話は聞く方が好き。己の好きという気持ちが本物なのか、それすらも分からずただ愛されたいという感情に踊らされている

身長/  158cm
目/  バーガンディーの瞳は三白眼のため目付きが悪く見られがちで、眉が細く平行なことから冷たい印象を与えてしまう。瞳の印象により話しかけづらい、話していてもつまらなそうに見えると度々言われる始末
髪/  光に当たるとほんのり紫がかったように見える艶やかな黒髪をして臀部までの長さ 毛量が多く所々が棘のように跳ねており重度の癖っ毛
全体の雰囲気/  不健康に痩せ気味の身体付きをしており、あまり食べる事に関心がないため食が細い。八重歯が特徴的に歯並びが悪く、一時期一切の外出を許されなかった事から色白。顔を長く見詰められるのが苦手なため目にかかるほど前髪を伸ばしている。シスターをモチーフにしたような首の詰まった襟が白く、全体的に黒いベロア素材のワンピースは踝のあたりに裾が当たる。首元には母が唯一成人の誕生日に贈ってくれた黒のリボンがついた瞳と似たような色をしたガーネットのブローチ。履き古した父からの唯一の贈り物である焦げ茶のローファーは未だに買い換える予定がないらしい

モチーフの名残/  身体に大した害がないものの、血液に有害な毒が含まれており素手で触れると数分痛みと痺れを与えてしまう。血液の一種である涙も同様で、幼い頃に自分の涙に触れた友人が不気味に思ったのかあまりよくない噂話が立ち人が寄らなくなってしまい、ほとぼりが冷めるまで一時期父親から親の許可なく他人と遊ぶ事と外出する事を禁止されていた。その際監視役を命じられた母の心底面倒臭そうな顔が今でも頭から離れず夢に見る

Like/  目に見えて分かる他人からの好意、嘘でも良い愛を含んだ言葉、自分だけが映る瞳、虫を含む動物、フルーツタルト、シェイクスピア作「ロミオとジュリエット」
Dislike/  他人からの嫌悪、疎む声や視線、喧騒や怒鳴り声、裏切り

備考/  国を担う政治家の一人娘であるが、王家ほどの権力はなく小貴族の中でも中の下に裕福なレベル。酷くプライドの高い父親でとにかく周りの目や世間体を気にし、地味に無難に幼少期(0~15歳)を過ごす。また母親は父親の財産目当ての政略結婚のため子育てに積極的ではなく、育児放棄こそされなかったものの最低限生きていく上で必要な世話しかされておらず、深い愛情や無償の愛など本やかつての友人だった者から聞いた会話上での知識しかない。物心ついた時には既に両親からの愛が自分には向いてないことに気が付き、十五歳を迎えた際に学を身につけたいと言い訳を体(てい)に学業への援助を受けながら一人暮らしを始め、今では学校へ通いながら自由気まま決まった友人も作らず一人過ごしている。愛されたい願望が強く、人肌を求めるが重たすぎる感情が故に上手くいかない経験を重ね、心のどこかで無意識に自分はこのまま誰からも愛されないかもしれない不安に駆られ、微かな希死念慮に襲われているという設定の上、生きている

指名/  第二皇子 ロメロ様(僭越ながら名指しさせていただいておりますが、相性や性格的な面から魔女様のご判断により変更していただいても構いません。)
ロル/
( 越してきたばかりの頃は生活に慣れることで手一杯で街並みや人々に目を向ける暇さえなかったというのに、今となっては本を片手に寒さを感じつつも青空の澄み渡る昼下がりに足取り軽く王宮の庭へ足を踏み入れお気に入りの場所を目指す。手入れの行き届いた草木や花で溢れるあの場所は彩り鮮やかに緑が豊かで読書を嗜むに相応しく、時折やってくる小鳥の囀りが何よりも心地よかった。目的としていたお気に入りの場所である大きな樹木へ辿り着き、盛り上がった根の部分へ腰掛けようと手を付くと当たりどころが悪かったのか棘のような小さな木の破片が刺さる感覚に引っ込め咄嗟に傷跡を確認する。一滴でも垂らしてしまえば人に危害を与えかねないそれに多少過敏になっており、ハンカチで抑えれば収まる程度の出血とすぐに塞がりそうな傷跡に胸を撫で下ろしながらポケットの白いハンカチを適当に巻き付け、今度こそは読書を開始しようと柔らかな風に髪を揺られて。)


( / 極彩の魔女様ごきげんよう、初めまして。この度世界観と皇子様方を拝見させて頂き、まんまと皇子様方へ一目惚れしてしまったのでキャラシートを作成致しました。ぜひとも愛に飢えた彼女を掌でコロコロと転がして愛の砂糖漬けにしていただけたらと思いますが、不備や相性などご確認の上、ご検討頂けますと幸いです。参加が厳しいとの事でしたらすぐさま退散させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。)



  • No.531 by 極彩の魔女  2022-01-29 12:55:42 



>>ハーシェル姫(>>529)


( / はじめましてこんにちわ、まずは主得要素満載の王宮へご興味を持って下さりありがとうございますー!以前から八人の皇子と素敵なお姫様方の物語を見守ってくださっていたとのこと、嬉しく思います!早速ハーシェル姫のキャラシートを拝見いたしました、まさにモチーフのニシキヘビを彷彿させる筋肉質な長身に鱗や髪の模様、爬虫類らしくない人懐こさと捕食者然とした飢餓感の絶妙なバランスがとても魅力的で…!アダムとイヴを唆した楽園の蛇を思わせるLike欄の林檎にもモチーフとのシナジーを感じました!現時点での相性不安等はございませんので、ぜひ王宮で遊んでいって頂ければと思いますー!
  では早速初回のご指名のご相談ですが、皇子・使用人の中で強いて言うならどの提供が気になるな~等はございますでしょうか?此方からの想像・妄想ですと、人の心に蛇のようにするっと入り込んでいつのまにか相手を雁字搦めにしてゆくという性質とニシキヘビというモチーフから、第6皇子と絡ませてみたらどうなるんだろう…と気になっております!リヒャルトは人間より動物を愛するという裏設定がありますので、ハーシェル姫の生態的に蛇らしい部分を目の当たりにすればより興味を惹きやすいかと思いますし、自己閉鎖気味な彼を上手に絡め取ってくれそうだなと…!勿論他に気になる提供や理想の展開・シチュエーションについてのご要望がございましたら何でもお気軽にご相談くださいませ!)


  • No.532 by 極彩の魔女  2022-01-29 13:22:04 



>>バイオレット姫(>>530)


( / はじめましてこんにちわ、この度は主得でしかない仄暗く甘い王宮へご興味を抱いて下さり誠にありがとうございますー!一目惚れとは大変恐縮ながら嬉しい御言葉…!重ねて感謝申し上げます!早速バイオレット姫のキャラシートを隅々まで拝見いたしました、愛された記憶の欠如から暴走する愛情への渇望やどこか影のある儚げな雰囲気、そして個人的には存在しないお父様からたった一度だけ贈られた靴をずっと大切にしていて手放す気がない…という設定に大変切なく美しいこだわりを感じました…!バイオレット姫が纏う風情はこの王宮にぴったりだと思うのです…が、容姿に現れず発揮できる場面も限られたモチーフの名残が少々インパクトに欠けることと、ロルへの相性不安が拭えず今回はお相手を辞退させて頂きたい所存です。参加を希望して頂きありがとうございました、ご期待に添えず申し訳ございませんが陰ながら今後の良縁をお祈りさせて頂きます!繰り返しになりますが、王宮へ関心を持って頂き誠にありがとうございました…! / 平身低頭)

  • No.533 by 極彩の魔女  2022-01-29 13:23:55 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>523

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>528


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.534 by セレーナ  2022-01-29 20:43:23 




>523__ジーク様


……ふふ、私の笑顔でジーク様も喜んでくださるのでしょうか。
(男性らしい大きな手が重なり、真剣さを含む真っ直ぐな言葉を受けて密かに目を丸め。皇子様の戯れとも思えぬ様子にふわりと溢れたのは嬉々とした感情。今し方深く引き摺り込まれないよう制したものが、あっさり顔を出しかけて柔和な笑みで抑え込み。面白い方、と暗に滲ませては小さく肩を揺らした。そうして共に歩く道すがら話題に出されたのは昨夜のこと。己が身に纏っていた美しいドレスを懐かしいと、そう口にされては緩やかに瞬く。加えて彼のお母様が持つものに似ていたとなれば、当然王宮の一室から拝借したあのドレスが誰のものかなど明白で「 まあ、あちらは王妃様のドレスルームだったのですね 」庭園で出会った皇子様に背中を押され、躊躇いながらも淡い期待に煌びやかな衣装を手にした事を思い出す。これは皇族のものを本人の許可なく使用した事を窘められているのだろうか。そうであれば彼が直接的に問いを口にしないのはきっと優しさから───否、純粋に気になっただけなのかも知れないけれど。何を意図して語られたのかと内心で悩みあぐね、知らずきゅっと閉じていた唇をゆっくりと和らげて「 皇子様に手助けいただいたのですが……浮かれて、勝手にお借りしてしまいました 」不思議な魅力を持つ皇子様の巧みな誘惑に乗ったのだと、静かに苦笑し視線を上げる。名を伏せ曖昧に告げたのは、万が一にも己に貸し出した事で第二皇子の彼が咎を受けないように。隣を歩く彼の穏やかな微笑みを映す瞳はゆらりと彷徨い、どんな反応が返るだろうかと不安げに揺れる睫毛を伏せて)


  • No.535 by ハーシェル  2022-01-30 01:12:37 



>>極彩の魔女様(>>531

( / 此方こそ、耽美なる王宮へ踏み入れる事へのお許し、誠に有り難う御座います!正しく「始まりの人間を唆す楽園の蛇」を軸に、神話のイメージから種としての生態まであらゆる蛇の要素を詰め込み、頭から爪先まで自分の趣味で固めた息子ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します!
初回指名のご相談なのですが、どの皇子様も使用人様も気になって、恥ずかしながら彼方此方目移りしておりまして…勿論、リヒャルト様の年齢以上に大人びて見えるのに、兄弟への嫉妬を抱えた何処か儚い仄暗さも、愛馬に対して見せる柔らかながら盲目的な優しさも、言葉にしきれない程、魅力的で堪りません。ですので、先ずは主様のご提案通り、リヒャルト皇子様にお相手をお願い頂ければと…!)



  • No.536 by 第一皇子ジーク  2022-01-30 23:49:40 



>>セレーナ姫(>>534)

…………手助け?
(問いに対する解を渡された瞬間、澱みなく進めていた歩みをはたと止めて。与えられた解を噛み砕いて理解するような間を含んだ後に零れ落ちた声は、依然として穏やかであったものの疑問とも合点とも怒りとも嫉妬とも取れるような複雑な温度を孕んでいて。ふと隣から視線を感じて速やかに我に返り視線を合わせ、困ったように眉を下げ微笑みの様相は残したまま「 ……そんな顔をしないで。貴女を責めたいわけではないのです。私はただ―――― 」いつだって揺らぐことのなかった第一皇子の流暢な語り口調はここにきて暫し沈黙に変わり。伝えるかどうかを迷うように目を伏せ、そして決意とともに静かに深く吐息して「 貴女が、私ではない皇子と二人きりの時を過ごしたのだと。……その事実を信じたくなかったのです。――――軈ては国を統べる者とは思えない、醜い嫉妬だ 」自嘲の笑みは確かに浮かべられているものの、穏やかな双眸の奥には確かにゆらゆらと独占欲の昏い炎がちらついて。とはいえお姫様相手に感情に任せて尋問紛いの詰問をするほど無粋ではなく、一体【手助け】をしたのが誰なのかは使用人に聴けば造作もなく掌握出来ること。ふっと何かを切り替えるようにいつも通りに微笑めば途端に柔和な雰囲気を取り戻して「 ドレスの件はどうかお気になさらず。暫くは誰も着る予定のないものですから 」それはとてもとても違和感のある言葉。造られたお姫様を含む全国民には、王妃は健在であるとダミーの認識を刷り込まれている。お姫様だけが知らない魔女のゲームの真実に一歩近付くような言葉が意図的であるか否かは誰にも分からず、皇子は「 すみません。さあ、参りましょう 」と止めていた歩みを再開させて)


  • No.537 by 第六皇子リヒャルト  2022-01-31 02:06:24 



>>ハーシェル姫(>>535)


(まだ日も昇らず薄っすらと空が白み始めた頃、八人の皇子はそれぞれの時間を堪能していて。ある者は安らかに眠りある者は悪夢に苛まれ、またある者は愛もなく他者の体温を腕に抱く。六番目の皇子は既に上等な乗馬服を身に着けて王宮の裏手の厩舎に足を運んでおり、朝早く叩き起こされた――正確には独りで行きたがっていた六男にもしものことがあってはと眠い瞼に鞭打って無理やり同行した使用人に見守られながら乗馬を楽しんで。瞬く間に時は過ぎ既にすっかり太陽も昇る頃、愛馬の世話を一通り終えてブランチに向かおうと庭園を通過――しようとしたところでふと見慣れぬ立ち姿が視界に映って。あちこちへ視線を遣るその仕草を見るに助けを求めているのだろう、使用人に様子を見てくるよう申し付けようと振り向いた刹那、諸用で既に何処かへ消えた彼に対して不機嫌そうに眉をしかめ。そこでもう一度長身の男性へ視線を戻してぎょっと目を瞠ったのは先程は死角になっていた鮮血を目にしてしまったからで、気は進まないが見て見ぬ振りも出来ず「 ……ねえ。 」と覇気のない声で辛うじて注意を引こうと目論見、一定の距離を保ったままそれ以上は近付こうとせず「 その怪我、かなり深いんでしょ。止血した方がいいんじゃない? 」自分よりずっと上背のある相手に恐れこそ抱かないものの警戒心は滲ませながら、人当たりのよい他の皇子とは違い駆け付けることもせず淡々と。浮世離れした雰囲気をまとってはいるものの相手が魔女の造ったお姫様だとは夢にも思わないまま反応を待って)


( / 初回のご指名を選んでいただきありがとうございます、早速リヒャルトにてお迎えに上がりました!閉鎖的な皇子ゆえ扱いに窮することもあるやもですが、動物らしさを見せれば徐々に態度がマイルドになっていくかと思われます…!もし絡みにくい、指名を変更したい等ございましたら、いつでも遠慮なくお声掛けくださませ!そして六男の愛馬への愛情をご存知ということに吃驚です、本当にじっくりと見守ってくださっていたんだなと実感いたしました…ありがとうございます~!それでは背後は一旦下がりますが、何かございましたらお気軽にどうぞ!今後ともよろしくお願い致しますっ / お辞儀 / 特記事項なければこちら返信不要)


  • No.538 by 極彩の魔女  2022-01-31 15:11:53 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: シャトン姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>503

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>536

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>528

: ハーシェル姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>537


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.539 by ハーシェル  2022-02-02 13:20:38 




>>リヒャルト様(>>537



(其方の薔薇の向こうにも、彼方のダリアの隣にも、目的の人物は見付けられず、さて参ったと首を捻って唸った所に声が掛かる。その事に寄り下がった眉はぱっと和らぎ、声の方向を見る前に口を開く。「ええ。どうも思いの外ざっくり、と……」溜息と些かの喜色が混じった言葉で答えながら、爪先を声の主へと向けた瞬間、視界に入った金糸に思わず喉に音が詰まった。「…リヒャルト、皇子。」――この国の誰もが知る彼の姿、名前。それは己も例外ではなく、だからこそ呟く色には尚更狼狽が混じる。しかしそれも、見開いた目を一度緩やかに瞬かせた後には消え失せて、次に表情に湛えたのは口の端を引いた真摯さ。「これは失礼。無礼をお詫びします。」とん、と一歩だけ、彼の引いた警戒線を踏み越えて踵を揃え、怪我の無い片手を胸に当てて一礼する。「それから、貴方の御言葉に感謝を。」続け様に顔を上げ、風に揺らいだ髪の合間から覗く橙をまろやかに細めつつ、彼の空色を確と見詰めて明朗に謝意を告げる。「――さて。」それらを終え、胸にある手を垂らして漸く、未だ破けたシャツの袖を染めていく傷に、ちらと視線をやる。「ええ。貴方の御言葉通り、傷の止血をしなくてはならないのですが…如何せん、今この場にあるのは己の身一つでして。治療に必要な道具は持ち合わせておりませんし、裂けた服の布地も、既に使い物にはなりそうもありません。」自らの現状に呆れたような苦笑で肩を竦めた後、ほんの数秒沈黙を置いて、再び彼を見る。「……ですので。もし、もしもご迷惑でなければ、貴方に助けを願わせて頂けますか?」助けてほしい、と本心半分。彼ともう少し話がしたい、と好奇心半分。二つの感情を織り、困り顔に笑んだ表情と同じく柔らかに問うその言に合わせ、ゆるりと首を傾げつつ相手の答えを待ち。)



  • No.540 by 第六皇子リヒャルト  2022-02-03 16:52:44 



>>ハーシェル姫(>>539)


――――蛇、?
(凪いだ風に晒された髪に視界を一瞬遮られ、鬱陶しそうに眉をしかめて片手でそれをかき上げ改めて独特の雰囲気を持つ相手を見つめた刹那、変わった色の虹彩に彩られた瞳孔がヒトにはない無機質な鋭さを湛えているのを発見して思わずぽつりと呟いて。もっと近くで確かめたいと、幼子のような安直な好奇心は人間ではなく動物にのみ顕現するもので、踏み越えられたボーダーラインをこちらからもまた一歩踏み破るように近付いて。蛇によく似た青年の言葉を静聴しながら、懐疑的な視線をじぃっと向け続けることで次いで発見したのは、みっつ歳上の四男を彷彿させるギザギザとした歯列。観察に注意を向けている間に相手の言葉は止んだようで、助けを請うた彼の問に答える前に「 あんたが、姫? 」お姫様、という大切な駒がいずれ王宮に生み落とされることは把握していたものの、よもやそれが男性だとは夢にも思わず珍しく目をまんまるにして。お姫様にとっては身に覚えのない呼称のはずだが、一度姫と呼ばれたことがその自覚を呼び起こすトリガーになっているとは露知らず「 …………万が一、放っておいて死なれでもしたら後味が悪いから。 」魔女のゲームの行く末に興味のない皇子がお姫様を助けようと思ったのは、その佇まいが何処となく動物を想起させたから。あいも変わらず覇気のない声でぼそりと言い訳をして、そちらへ歩み寄りながら純白のクラヴァットを斜め上に引っ張るようにして首元から解いて「 腕。 」短く発することで患部を差し出すよう促し、もし傷ついた腕を診せてくれたのならば応急処置として患部のやや上部をクラヴァットできつく縛ることで止血を試みて。そこでふと近付いた際にふわりと香らせたのは、人工的でわざとらしい香水とは違う馬と牧草の馥郁たる香りで)


  • No.541 by リリィ  2022-02-04 18:53:25 




>>ハインツ様( >>528)


姫──?私が……?
( 輝きの失せた瞳は恐れていたものに違いなく、彼女の最悪な想像に近付いてしまう恐怖が心に影を落とす。ああやはり、特異は受け入れられないのかという諦念と落胆に僅かに身体を強ばらせて。しかし次に聞こえてきた言葉は聞き間違えだろうかと、簡単な二文字の言葉がすぐには飲み込めずに見開いた瞳に彼を映す。ずっと憧れていた呼び名、いつかそう呼んでもらえたらと夢想したそれが唐突とも言えるほど簡単に叶ってしまった。向けられた暖かな笑みに、何故そのような呼称で呼ばれたのかとほんの少し首を傾げて。さて、彼らのお姫様とはどういう意味だろうか。そして、脈絡もなく紡がれたその呼び名が本能のさらに奥の部分にはすっと馴染んでしまうのは何故だろうか。国をも手玉に取る遊び好きの魔女に造られたことなど露ほども知らない彼女の困惑は、しかしすぐに歓喜に塗り替えられる。「 勿体ないお言葉です。百合だけではなく私まで褒めていただけるなんて…… 」、清廉が形を成す百合のみならず彼女自身をも綺麗だと賞賛してくれた彼、その穏やか且つ歓びに染まった瞳を見てしまえば嘘も偽りもないのは明白と理解し心にかかっていた靄も瞬く間に払われる。己の胸を一際高鳴らせる熱帯びた鼓動は果たして純真な恋か、優しきこの人を己がものにしてしまいたいと願う浅ましい欲か。治療具を持ってきてくれた使用人に「 ありがとう 」と淑やかに微笑んで礼を告げながら、カサブランカには支柱に巻き付き決して逃がさない蔓が生えていないことを初めて惜しんだ。そんな歯痒さをおくびにも出さず、「相棒…… ふふっ、素敵な響きですこと。第三皇子様のお墨付きですもの、次回からはそう表現させていただきます 」、手で口元を隠しながら笑えば、道具を選別し終えた彼に促されてそっと手を乗せる。砂利は多少付着しているものの痛みはほとんどなくなっており、血の流れも止まっている。その手を預ければ彼の治療に大人しく身を委ね、幸福そうに弧を描く口元を正すことなくこの時間を噛み締めるだろう。蒼が混じることにより深い夜闇を連想させる艶やなか黒髪も、白百合を気遣うその優しい心根も、かつて式典で見掛けた時よりもずっと気品溢れて気高さを秘める瞳も、すべてが耽美に第三皇子様という存在そのものを惹き立てている。優しく格好いい皇子様、乙女の夢見る理想、彼こそその具現だろう。垂れている眦をさらに蕩けさせて時折視線を目の前の"愛しいもの"に注がせながら、「 数年ぶりに見た外の世界で、第三皇子様と出逢えた私はとても幸せものですのね 」と穏やかに呟いて。それは無意識にこぼれ落ちてしまったもののようで、外に出た経験の少ない世間知らずと思われやしないかという焦りで咄嗟に空いている手で口を押さえて。 )


  • No.542 by ハーシェル  2022-02-07 01:20:08 




>>リヒャルト様(>>540


……ひめ?
(問い返されるその意味を一瞬捉え損ねて、純粋な疑問に丸くなる瞳で彼を見詰める。ひめ、ヒメ――姫。漸く理解が追い付けば、男の己がそう呼ばれた事に違和を感じ、だがそれは直ぐ様霧散して、自身の奥へとその呼称が溶けていく。パズルのピースが填まるような心地に囚われた後、彼の発する声に意識は引き戻され、近付くその姿をまた視界に映す。「ありがとうございます、リヒャルト皇子。」短く明確な言葉に再度感謝を告げて、怪我のある腕を彼へと渡し、処置に身を任せるその最中、間近に揺れるブロンドを見下ろす。陽光を受けては跳ね返すその輝きと、鼻を擽る、甘いばかりの香水よりも芳しい自然の香り。そして、先程向けられていた探る視線と踏み越えられたボーダー。――腹中のケダモノが、鎌首をもたげる。「おや、何か良い匂いがしますね。何処か、草原のような……ああいや、これは牧草の匂いでしょうか。」狙う眼差しは目が合う前に一度の瞬きで隠して、笑み混じりに話の種を撒く。「もしかして皇子は、生き物のお世話がお好きなのですか?」そうやって朗らかな言葉に喉と唇を動かすのと同時、処置の合間空いた無傷の腕を持ち上げる。ゆらふらと、それこそ蛇を思わせる挙動でその手が標としたのは、日輪の暖かさを彷彿とさせる金の毛先と、その下の滑らかそうな額。少々皮膚の荒い指先は丸めて、鱗のある甲側を相手へ向けて、獲物との距離と次なるラインを測るように、ゆっくりと手を其処に伸ばし。)



  • No.543 by 第三皇子ハインツ  2022-02-07 21:39:45 



>>リリィ姫(>>541)


そう、君は大切な俺達のお姫様。……きっとすぐにわかるよ。
(蓮の結晶を思わせるような二つの宝石がまるまると見開かれるのを、こちらも同じように一瞬目を丸くして見つめて。お姫様にはその自覚がないのか、と即時に判断してはそれ以上動揺することもなくゆっくりと眦を細めて穏やかに告げる。少しの間をおいて付け加えた言葉には何処か言い知れぬ含みが有り、皇子の表情はどこか淋しげについと視線を逸らして「 ふふ、お気に召したなら良かった。百合と姫はふたりでひとつ、――まるでヴィルケとユーリケみたいだね。 」皇子という立場でありながら、独りで滞りなくテキパキと応急処置を進めてゆく姿には違和感を覚えるだろうか。デカンタに満たされた精製水で砂利を洗い流し、綿に染み込ませた消毒液を傷へ触れさせる前に「 沁みるよ。我慢してね 」と静かに微笑んで。そして治りを促進する軟膏を手早く指に掬ってひと塗り、終始壊れ物を扱うように進んだ治療は清潔なガーゼと包帯をしっかりと巻き終えたところで一旦完了し「 そちらは……、 」微笑みを崩さないまま少し困ったように眉尻を下げてそっと彼女の膝へ視線を落として。この場でドレスをたくし上げて診察するのは彼女の羞恥心に触れるだろうと扱いに窮しながら、それでも心配そうな色は瞳いっぱいに湛えて改めて視線を合わせる。こちらへ注がれる彼女のそれはどこか熱に浮かされたような色を孕み、思わず男性的な本能が腹の奥でずぐりと熱く疼き「 ……もっと君に幸せを教えたいな 」獣の飢えを誤魔化すために口を突いて出たのか、それとも一人の男としての本心か。ともかく執着心の獣は美しい獲物のことをもっと知りたいと熱情を以って訴え「 数年ぶり、って? 」緩い角度で首を傾げてじっと彼女を見つめる。そこには稚拙な好奇心よりももっと深くて暗い形の定まらないままの欲望を宿して)


  • No.544 by 第六皇子リヒャルト  2022-02-07 21:53:49 



>>ハーシェル姫(>>542)


悪趣味だ、って言いたいの?……それなら少しは気が合うかもね
(こちらだって好きこのんで自身より恰幅の良い彼を【姫】だなんて呼んでいるわけではないのだ、と不貞腐れるように肩を竦めながら吐き捨てて。文句の矛先は他の誰でもない極彩の魔女だが、その存在を未だ知覚していないお姫様には誤解を与えてしまうかも知れない。後ろに添えた言葉はあくまでも冗句のつもりで自嘲気味に薄笑した頃には止血を終えて、そこで匂いに言及されればカッと羞恥心に頬を紅潮させ「 嘘、――そんなすぐ分かるくらいにおう…? 」反射的に自身の手の甲で鼻を隠すような仕草をとりながら思わず素早く半歩後ずさることで相手から距離をとって。特段臭いと言われたわけではないのに被害者のようなリアクションを取ってしまうのは大抵のことはすべて自分が悪いと決めつけてしまう性格の悪癖。動物の世話が好きか、その問の真意が分からず答えあぐねて逃げ道を探すべく眉間にしわを寄せたまま睨むようにお姫様を一瞥すれば、こちらへ伸びてくる手を視認した瞬間にぐっと奥歯を噛み締めるように一瞬切羽詰まった表情をして逃げるようにもう半歩後ろへ「 な、……に? 」努めて怒ったような表情を仕立てながら顔はそっぽに向けて、地面を睨みつけたまま蛇のように掴みどころのない彼の意図を探るべく拙い問を声に乗せて)


  • No.545 by 極彩の魔女  2022-02-09 13:05:54 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
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●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>536

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>543

: ハーシェル姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>544


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.546 by 極彩の魔女  2022-02-10 19:25:45 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508


>萌えずっきゅんなお姫様!(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>536

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>543

: ハーシェル姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>544


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.547 by 極彩の魔女  2022-02-11 17:32:30 



>猥りがわしいオネエさま、忠犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>508


>こんなお姫様がいたらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

 ●提供に使用人追加【>508】(22.1.12)

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>512

: セレーナ姫 <<< 第一皇子ジーク(>>536

: リリィ姫 <<< 第三皇子ハインツ(>>543

: ハーシェル姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>544


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。

  • No.548 by ハーシェル  2022-02-11 22:39:09 



>>リヒャルト様(>>544


良い匂い。好ましい匂い、ですよ。
(赤い頬の彼にもう一度、決してそれが不快ではない事を朗らかに告げる。その言葉の次、伸ばした己の手を見付けて後退りする姿、表情に警戒を見て、「あ。…っと、すいません。」自らの行動に今気付いたように声を上げ、標的に逃げられた指をすっと引っ込める。「言葉の事であれば、然して深い意味は。」それから、顔を逸らす彼から問われた事に回答を、まずは質問の意図について明瞭に。「今の行動の事であれば…その、何と言いますか……」続いて彼への接触未遂については、身体を僅かに揺らして言い淀む音を返す。そのまま唇を結んで数秒、喉の奥で小さな唸りを潰したその終わり、浅く息を吐き出し首を横に数回振る。「……やはり、誤魔化しには口が動きませんね。」困ったような素振りから呟きを落としつつ、後ろ頭を掻き乱した片手を胸に置く。「まず、ええと…信じて頂けないかもしれませんが。僕、人より身体が随分冷たくて。その所為か、暖かそうなものや色に惹かれてしまうのです。」及び腰の前置きの後、改めて開いた口からは至極言い難そうにもごもごと、泳ぐ視線と共に弁明を紡いでいく。「…つまりは、その。僕には、貴方の髪が――この身には無いその色が、とても暖かそうに見えて。…触れても手には入らないのに、つい、うっかりと…」ほんの少し震わせた、掠れて弱気さを装った音で、虚と真を混ぜて言を織りながら、消沈していく様を徐々に萎む声に顕してみせる。「……リヒャルト皇子。」その最後、ゆっくりと片膝を地に付けて跪き、彼の名を呼ぶ。「どうか、ご容赦を。理由はどうあれ、僕は貴方を傷付けようと思って手を伸ばした訳ではないのです。」自身の行動の詫びを以て彼への害意が無い事を表明し、唇を引き絞って不安を上辺に拵え、視線の合わない彼を見詰めて。)



  • No.549 by 第六皇子リヒャルト  2022-02-11 23:13:07 



>>ハーシェル姫(>>548)


……馬が、好きなの?
(他の兄弟と比べてお世辞にも社交的とは言えない六男は、他者に自身のにおいを指摘されるイベント自体が不慣れで。どうにも拭えない羞恥心を何とか落ち着けるのに数秒沈黙して、頬の紅が引いた頃に幾ばくかの淡い期待を込めてぽそりと。「 ――――、 」たどたどしいけれど確かに害意があったとは思えないと感じさせてくれる弁明を聞きながら、地面を睨めつけていた視線をおずおずと彼に戻してゆき「 一瞬でも我を忘れるほど、手に入れたいと思うものがあるのは……少し、 」羨ましいと思う。こちらもついうっかりとそう言いかけたのは真摯な彼の語り口調にあてられたからか。らしくもないと苛立たしげにぶんっと首を一振りして「 ……兄上達に、似てる 」ぼそりと言い終えてから、ようやく凛と面を上げて。こちらに膝まで付いてくれた彼の礼に応えようと思う程度には皇族としての誇りが残っていたようで、距離こそ詰めないもののこちらも膝を折りたたむようにしてその場にしゃがみ「 もういい。わかったから。……、 」言葉に詰まる様子を見せたのは未だ相手の名前を知らなかったから。こうして同じ目線で向き合って初めて、彼が不安げな表情をしていたのだと知れば罪悪感から胸がちくりと痛み。僅かに辛そうに眉をしかめて「 僕が姫に与えられるものは何もない。……けど、兄上達は違う。それにあんたの目は、随分暖かそうに見える 」語末に添えたのはお粗末な慰めのつもりで。誰かを許せるほど大それた存在でもない自覚があるからこそ、幼い頃から身に染み付いた諦観を言葉に乗せることでもう一枚お姫様との間に壁を作って)


  • No.550 by 極彩の魔女  2022-02-12 14:24:20 



>本日もお姫様を募集中!短ロルでさくさく交流も大歓迎!

>以下、現在ご指名のない皇子・使用人たちのサンプル短ロル



●第二皇子ロメロ:
他の兄弟に目移りしちゃったの?、悪い子だね( 流し目で黒い雰囲気を出したかと思えば態と寂しそうに微笑して )俺は兄上や弟達と違って君を雁字搦めにしたりしないよ。君が魅力的なのは皆知ってることだから。でも今からは俺の番。…ね?( 甘えるような視線ながら有無を言わせない声色で指先を伸ばし )


●第五皇子エトワール:
あ、やっと来てくれた!( お姫様を見つけるなりぱあっと表情輝かせて )兄上たちとお茶会してたの?妬けちゃうなあ。どうして僕も呼んでくれなかったのー?( 無邪気にむすっとむくれて見せるもすぐに真顔に戻ってはつかつか近付いて )まあいいや。今から姫は僕が独り占めするから!いーっぱい美味しいもの食べようね、ひーめ( 幼子が甘えるようにするりと手を繋いでご満悦そうににっこにっこ )


●第七皇子ヴィルケ:
……おい、そこのお前。( 気難しい表情を浮かべて不遜な態度で呼び止め )ユーリケを見なかった?――見てない?使えないな。( はぁ、と盛大な溜息吐きながらかぶりを振って )こうしている間にあいつが転ぶなりして怪我をしたら一大事だと思わないのか?、そう思うなら今すぐにでも探さなければいけないだろう。ほら、行くぞ( ついてこいとばかりに威圧的な目で一瞥して踵を返すも、その背中には片割れが傍に居ない寂しさや不安感が滲んで )


●第八皇子ユーリケ:
ッ、!しー、静かにして…!( 庭園の木の虚にうずくまって隠れていたところを見つかってしまい、青ざめた顔で食指を唇に押し当て )君もヴィルケに言われてぼくを探しに来たの?……きっとそうでしょ、そうなんだ( 警戒心たっぷりにおずおずと見上げながら勝手に絶望的な表情で体育座りの膝の間に顔埋めながらぽそり )……お願い。ぼくがここにいること、誰にも言わないで。


●使用人バルトリヒ:
何よ。制服じゃないのがそんなにおかしい?( 珍しく私服姿でいるところを見られて開き直るように両手を広げて肩竦め )バルトにだって休暇はあるの。今から城下町でフィーバーしてくるんだから、あなたは皇子様のダンスのお相手でもしてらっしゃいな( 両手を顔の横で組み合わせて楽しそうにその場で一回転、その後ウインクと共にひらひらと手を振って )もし上手に踊れて殿下に幸せなひとときをプレゼント出来たなら、あなたにご褒美をあげる。ファイトよ、プリンセス( ちゅっと投げキッスを飛ばしてくるりと踵を返し )


●使用人ミヒェル:
あ。ねーねーお姫様、ユーリケ様を見なかった?( 珍しく使用人から声をかけ、どこかげっそりと憔悴した様子で )……ほんとに見てないの?嘘吐いてんじゃない?( ジト目でじぃっと見つめながらじりじりと近付き )……ふぅん。別にお姫様がどの皇子の味方をするかなんて自由だけどさ。ヴィルケ様は敵に回すと怖いよ?( まだ疑いの目を向けたまま揺さぶりを入れるように顔を覗き込んで )その時になって助け求められても知らないかんねー。( これ以上情報を引き出せないと判断するなりするりと方向転換して捜索に戻り )


●使用人アベル:
あなたは……、……。( 盲目に仕える主君たる第一・第三皇子から気に入られているお姫様とばったり鉢合わせするなりどこか悔しげに表情を曇らせ )……いや、気にするな。俺と会ったことは忘れろと言っているんだ。あなたは姫、使用人になど構わず殿下のところへ行けばいい( ふいっとそっぽを向いて無理やり横を通り過ぎようと。半ばで声を掛けられふるっと肩を震わせてからキッとそちらを強い視線にて見据え )なら言わせてもらうが、あなたは狡い。国があんなことにならなければ、あなたなど……ッ( 魔女のゲームの核心に自分勝手に触れてしまえば皇子からどんな叱責を受けるか分からず、寸でのところで我に返り言い淀み。バツが悪そうにつかつかと立ち去って )



※参加・指名・展開に対するご質問・ご相談大歓迎!お互いがお互いを攻略し合いましょう!



  • No.551 by 匿名さん  2022-02-13 22:59:33 




名称/ ネビュラ
年齢/ 24
性別/ 女
モチーフ/ハシボソカラス

性格/ 友好的な側面を持ち、人との掛け合いをこのむだけでなく、単純にお喋りで、独り言も少なくない。人や物、行為など全ての未知に対する警戒心が高い一方で、社会性や集団を重んじ、1度懐に入れてしまえば、こちら害をなさないものに対してら非常に寛容。己には無い輝きを持つものに強く惹かれ、試行錯誤を重ねてでもその全てを自分だけものにしてみたい、囲って逃さぬように自分に縛り付けたいという強い執着・憧憬の念を抱きながら、その衝動に身を任せることを良しとしない、自らの理性的な側面との間に乖離や二面性が生じている。歳を重ねるにつれ、落ち着いた立ち振る舞いが出来るようになったが、その瞳にどろりとした渇望を滲ませることも少なくない。

身長/ 163cm
目/ 髪色に程近い黒の瞳。二重幅が広い丸目。
髪/ 烏の濡れ羽色で、すとんと重量に従って落ちる真っ直ぐな髪質。下ろせば鎖骨あたりまで届くかという長さの髪を、シンプルなポニーテールに結い上げている。
全体の雰囲気/ やや細身のスレンダー体型、うっすらとグレーがかかったブラウスと白いプリーツスカート。足元もブーツとどちらかといえばギブソンガールスタイルのカジュアルで動きやすい装いを好むが、黒い羽の装飾が施されたカマーバンドで、細いウエストを強調するなど、モダンながら確かに装飾的表現を取り入れている。全体的に商品である宝石の輝きを邪魔しないようなモノトーンで纏めている。
モチーフの名残/大きく広げると1mにもなろうかという黒い羽根が肩甲骨から生えているが、飛行能力はない。髪と同じ色で、いくらか硬さのある尾が残っており、どちらも特注で設けた服のスリットや穴から外に出している。
容姿や空腹など、自身の状態が理想と離れれば離れるほどモチーフからの影響を強く受け美しいものや食料の収集欲、貯蓄欲がより抑えきれぬようになる。

Like/ 輝くもの、固いもの、豊かな緑、自分には無いもの、麗しき皇族
Dislike/ 蜂、顔の見えない人、治まらぬ自身の欲
備考/ 街の宝石商の娘としての記憶を与えられた。パレードで一目見た瞬間から、麗しき皇族一家の熱心なファンであり、晴れた日の昼休憩や休日には、どうにか彼らの姿を見ることが出来ないかと、王宮の庭に通っている。幼少期はお転婆でだったが、皇族のファン、淑女として恥ずかしくない行動をと考えるうちに、商人らしい狡がしこさへと転じ、その傾向も鳴りを潜めるようになった。女性としてはやや低く、ハスキーな声質。
指名/ 第一皇子か第五皇子と考えておりますが、相性などからおすすめの皇子殿がいらっしゃいましたら、是非伺ってみたいと思っております。
ロル/


もう。この翼が飾り物じゃなければ、お庭まで一足飛びなのにっ・・・!?
( トラブル続きで、昼休憩に入るのが遅れてしまったある午後のこと。せっかく彼らの姿が見れたかもしれないのにと、眉を寄せながら王宮の庭への道を急いでいると、普段ならば躓くはずもない小さな段差に足をかけ、為す術なく転倒してしまい。自身に対してとはいえ、淑女として相応しくない、八つ当たりじみた言動に天罰が下ったのだろうか。 じんじんと熱をもって痛みを告げる足首だけならばよかった。裾が僅かにほつれ、地面の植物と擦れて緑が滲んだプリーツスカートが目に入ると、無性に泣きたくなり、無意識に握った拳に力が入った。痛みが引くのを待って、しばらく庭園を眺めていれば、不意に遠くを歩く令嬢の耳元で何かがきらりと輝いて。ざわりと心臓が傾くような衝動に、思わず腰を上げ彼女へと手を伸ばすも、届くどころが立ち上がることすら出来ず、再び体勢を崩す。大好きでいっそ神聖だとすら思っている場所でこんな失態。恥ずかしい。情けない。湧き上がる干渉を逃すように深いため息吐き出すと額に手を当て。 )
・・・・・・ああ、なにをやっているのかしら、わたし。




( / はじめまして。甘く、どこか棘のある美しい世界にうっとりと惹かれ、失礼致します。
参加希望と同時にpfも提出させて頂きましたが、ロル・背後含めまして相性の不一致、不備などございましたら、遠慮なくご指摘いただきますよう、よろしくお願い致します。)

  • No.552 by 極彩の魔女  2022-02-14 21:13:56 



>>ネビュラ姫(>>551)


( / はじめましてこんばんわ、トピ主の性癖と願望で形作られた王宮を美しいと評価して頂き誠にありがとうございますー!ネビュラ姫の欲望と理性の葛藤や容姿だけに留まらないカラスらしいモチーフの名残、そして予てより皇族のファンで居て下さったという設定が非常に萌えでして…!もし、もしも『・・・』を『…』の表記に統一頂けるのであれば、ぜひ王宮で遊んでいって頂ければと思います!(視力が悪いもので、『・・・』は見慣れていないゆえ文章を拝読していると目がチカチカしてしまうのです…ごめんなさい><)ご協力頂ける際は次レスで早速皇子をお迎えに上がらせようかと思います!特段のご希望がなければ第五皇子エトワールに初回を預けようかと考えておりますが、他に気になる提供がおりましたらご遠慮無くおっしゃってください!指名に名前の上がっていない提供ですと、人間より動物に興味や好感を示しやすい第六皇子も候補に挙がるかと…!、もし消極的な提供がお嫌いでなければご検討下さいませ!)


  • No.553 by リリィ  2022-02-14 22:38:03 




>>ハインツ様( >>543)


第七皇子様と第八皇子様、とても素敵な方たち……。そうなのですね、互いを慈しみ合う皇子様方のようと仰っていただけてこの百合も喜んでいますわ。
( 畏れ多くも第七、第八皇子様のようと喩えられれば綻んだまま彼らの絆に思いを馳せて。式典で見かけただけの一方的な接点しか持たないので第八皇子様が第七皇子様の過重ともいえる愛に怯えている事実など知らず、仲睦まじく支え合って過ごしているのかと空想を巡らす。洗い流された傷口が痛んだものの表情には出さずに彼の治療に身を任せれば、細かな砂で汚れたドレスから己へと気遣わしげな視線が。「膝は少々打ち付けただけ、ドレスが代わりに損傷と汚れを引き受けてくださいましたから大丈夫ですの。 」、傷の具合と己の矜恃を案じてくれたのだろう、彼が今は己のみを見てくれているという事実に満たされるものを感じながら微笑んで首を振る。鈍痛はあるものの血が出ている気配もなく、その程度ならば殿方に無闇に肌を見せるほどではないと断じて。それにしても、随分と傷の手当に手馴れているように見える。果たして高貴な身分である彼らが手ずから治療を施す機会などあるのだろうか、貴族の家門の己ですら怪我を負った際は屋敷の使用人に手当をしてもらうというのに。世の乙女が夢見るほど王宮は煌びやかだけではないのかもしれない、と踏み込んで良いものか逡巡したが、彼の口から発せられた言葉に気を取られて。白百合に幸せを教えたい、そこに混ざるものが同情であれなんであれ、紛れもなく興味であり好感を持ってもらえている証に、向ける熱は己の一方通行ではなかったのだと知る。「 幸せならば今この瞬間、何度も教えていただいておりますわ。 」、幸福の吐息混じりで甘く蕩けて響き、今のこの感情を逃がさぬようにと片手でぎゅっと胸元のサンストーンブローチを握る。それと同時に意識の外で側頭部のカサブランカは咲きたてのように瑞々しく花弁を広げ、ふわりとそこから香りが漂い始める。今の彼女の顏のように甘い芳香、しかし鼻腔に広がれば少しの刺激を齎す薔薇のようなそれは風の流れに乗りゆるやかに辺りに漂うだろう。「 お恥ずかしながら、この容姿ですから外に出ることは禁止されていますの。許されるのは屋敷の中庭のみ、今日も出る許可などいただけておりませんわ。 」、眉を垂れさせ、伏せ目で憐憫を誘うが感情を如実に表す花は生き生きと正直で。間を溜めてゆるゆると顔を上げれば瞳に悲壮を宿して、しかし口元は自嘲を浮かべる。「 屋敷へ戻れば次に外に出ることができるのは何年後になるのでしょう。そんな檻へ閉じ込められるよりも、このまま貴方様に攫われたいだなんて思うのは強欲なのでしょうか、ハインツ様。 」、初めて彼の名を口にしたのは、乾いてひび割れた大地に咲く一輪の百合が皇子の慈悲という恵みの水を欲してやまないから。この暗々とした吸い込まれそうな欲がもっともっと向けられれば良いのに、情愛を受けるほど飢えていく底無し沼を満たそうとそっと彼の手へ腕を伸ばして。触れることを許されたならば己の存在を刻み付けるべく縋るように握るだろう。 )


  • No.554 by ネビュラ  2022-02-14 23:02:35 



>>極彩の魔女様(>>552)


( / 自分の好きをくつくつと煮詰めたような娘でございますので、お褒めの言葉を頂きまして、大変光栄でございます!表記統一についてですが、『……』こちらで問題なかったでしょうか。以後、こちらの方で統一させて頂きます。皇族一家丸ごと好きな姫なので、いずれは他の皇子との交流も、と考えております。飛べないとはいえモチーフが強く残るネビュラが、第六皇子とどのように関わるのかも気になるところではございますが、初回は第五皇子との交流から物語を初めてみたいと思っております。よろしくお願い致します…! )



  • No.555 by 第三皇子ハインツ  2022-02-16 16:55:16 



>>リリィ姫(>>553)


――――、うん。俺は兄上方も弟たちも等しく大切だけれど、双子の絆……って言うのかな。まさにあの子達こそ、絡み合って簡単には解けない特別な蔦みたいだ。
(肯定の返事を落とすまでの沈黙はお姫様と双子への配慮。彼女が抱く美しい幻想を壊すのは忍びなく、そして双子本人でもない自分が彼等の歪な関係を暴露するのは余りにも無粋。双子の蔦はきっと永遠に解けることはない――しかしそこに魔女の送り込んだお姫様という存在が影響を与えれば、或いは。ありえるかどうかも分からない未来に興味を惹かれているのも事実で、下世話な好奇心を誤魔化すように控えめに咳払いをして「 そう、姫の怪我がひとつでも減って本当に良かった 」柔らかく微笑んで告げた言葉は本心。こんなにも可憐で甘い香りのする彼女の血液を一滴も無為にしたくないと思考しながら、治療の仕上げとばかりに包帯の上から手の甲へ触れるだけのキスをして「 早く治るおまじない。 」と隻眼を糸のように細めて微笑んで。甘い香り、そうそれは比喩ではなく確かに存在するものだと鼻腔を擽る花の芳香が主張して。つよく薫るそれが百合のものだと知覚できるのはもう少し後の話で、嗅覚に集中していた神経は不意に握られた手へと根こそぎ攫われて「 君は深窓の佳人だね。なら、こうして出会えたことも奇跡だ。一度出会えた奇跡をみすみす帰せるほど無欲じゃない――俺だって君が思うよりずっと強欲だよ、姫。 」触れ合った手からじわじわと身体が熱を帯びていくのとは裏腹に、閉じ込めておけない違和感が胸中をさらさらと冷静にさせてゆく。今日創り出されたばかりのお姫様に王宮以外の居場所があろうはずもないのに、まさか緻密なダミーの記憶まで設定されているとは……流石は極彩のマドモアゼルだとゆるゆるかぶりを振って「 君が望むなら、檻には戻らなくていい。心配しないで、第三皇子が全部上手に片付けるから。 」普段は力ある皇族の立場をひけらかすなんてはしたない真似はしないが、今回ばかりはその力で少しでも彼女のダミーの不安を取り除くことが出来ればと期待して。こちらからもそうっと手を握り返しながらゆっくりと立ち上がり「 ドレスを着替えようか、姫。 」わずかに凪いだ風が、潰れた片目を白日に晒さない程度に重たい前髪を揺らす。王宮の所有物たるドレスを彼女に与えると提案することで、王宮に留まることを是としながら微笑みのままに返答を待って)


  • No.556 by 第五皇子エトワール  2022-02-17 22:32:36 



>>ネビュラ姫(>>551>>554)


(とある昼下がり、それはなんてことのない日常を変わらず紡ぐ1ページになると思っていた――更に厳密に言うなれば、国と王宮と皇族の尊厳を賭けたゲームの駒たるお姫様に出会える特別な日になるなんてつゆ程も想定していなかったという表現が正しい。いつも通りに庭園を通りがかれば、元より人懐こい気性であるためか城下町に住む子供たちにわらわらと群がられ、銘々の頭をくしゃりと撫ぜたり高い高いをしてやったり、一頻りじゃれ合っているところで耳聡く聴き取ったのは何か質量のあるものが地面に叩きつけられる音。誰かが転んでしまったのか、それがお年寄りや幼子ならばいけないと思い至って子供たちに別れを告げ音を辿ってそちらへ駆け寄り――やにわにぴたりと足を止めて。「 ――――見つけた! 」目尻にて存在を主張する星の形の泣きぼくろすら輝くような勢いで双眸をきらきらさせる。紛れもなく、彼女はお姫様。つくりものとは到底思えない艷やかな翼と、ひとやまいくらの女性とは一線を画す独特の麗しさが何よりの証拠で「 姫ーっ!待ってたよ、大丈夫? 」元気いっぱいに駆け寄る表情には、待ち侘びていた出会いに満面の喜色をたたえて。【姫】、彼女にその自覚がなくとも一度皇子にそう呼ばれた時から遅かれ早かれ姫である運命を受け入れることを強いられた黒い淑女に向かって、さながらブンブン尻尾を振る犬のように勢いよく近づき皇族という立場ながらも躊躇いなくお姫様のそばに両膝をついて心配そうに声を掛け「 お空を飛んでたら落ちちゃった?もしかして翼を痛めちゃったのかな、 」よもやその翼を偽物と疑うなんて不粋な真似はしない。かなり大きな翼だもの、当然のごとく飛行能力があるものと邪推してじぃっと漆黒の羽根を見つめ)


( / 表記統一につきまして、ご協力頂きありがとうございます!初回のご指名通りにエトワールにてお迎えに上がりましたが、指名変更や展開・その他のご相談はいつでも受け付けておりますので、どうぞご遠慮無くお声掛けくださいませ!また念の為の補足ですが、[お姫様は王宮以外に住居があるという設定の記憶を植え付けられてはいるものの、実際に帰るべき場所は存在せず王宮に留まるしかない]という設定が前提であることをお伝えさせていただきます!それでは背後は一旦下がりますが、何かございましたらいつでもおっしゃってくださいー!ではでは、今後とも宜しくお願い申し上げますっ / 御辞儀)


  • No.557 by ネビュラ  2022-02-19 21:50:43 


>>エトワール殿下(>>556)


( 猛烈に心を乱す不甲斐なさをかき消してしまうような明るい声と、こちら方面に向かってくる足音にひかれるようして顔を上げる。「 エトワール、殿下…!? 」パレードの際、見逃すことのないようにと購入した双眼鏡はここには無いが、それでも見紛うはずもない距離と思慕の念。ただその姿を見るだけで幸せだったと言うのに、その笑顔が自分に向けられているという状況に加え、彼が口にした姫という単語は一層自身を混乱させた。 未発表の婚約者かとも思わず、【姫】たる人物は自分であると、その単語を一瞬当たり前ように飲み込みかけた自身が不可解で。「 ああ…!いけません、エトワール殿下。私がそそっかしく足をくじいたばかりに、貴方のような御方に膝をつかせてしまうとは 」翼の怪我を案じる言葉は、身に余る贈り物。足の痛みも忘れ、うっとりと目尻を下げて。視線に応えるように、少しばかり翼を広げれば、ゆっくりと空を薙ぐが、やはり形ばかりの翼はただ緩やかな風を起こすばかりで。「 ―――隅々までご心配を頂き、この上ない喜びに存じます。空を飛べたのならきっと楽しかったでしょうけれど、残念ながらこの通りで 」この世界に明らかに異質な翼は、これまでも数多の好奇の目に晒されており、すっかり慣れた様子で小さく肩を竦める。先程緑に汚れたフレアスカートの裾は、身体の底から湧き上がる欲とともに隠すように右手に握りこんで。 )


  • No.558 by ハーシェル  2022-02-25 18:59:12 



>>リヒャルト様(>>549


(逸らされていた視線が合い、彼の一言一句に耳を傾けて、一人何か払うような仕草を見届けたその後。同じ顔の高さで向けられた言葉が、それまで作っていた表情に罅を入れる。「……僕の目が?」暖かそうと言われたそれを、ぐっと大きく丸く見開いて、細く揺れる声で問いを返す。「そう、言われたのは、初めてです。いつも、怖い、冷たいと言われるもので……」彼にしてみればきっとなんて事はない、恐らくは只の詫びへの返事であろうその一言。それでも、捏造と知らぬ己の記憶には存在しない瞳への評に、じわりじわりとむず痒い感情が込み上げる。「…――ふ、あははっ!何だか擽ったいですねぇ。」やがて音の途切れた唇から飛び出したのは、嬉々とした笑い声。眉を思い切り下げ、目が糸になるまで細めて、口の端を歯列が見える程に吊り上げる。その顔が拵えたものでも装ったものでもない事を証明する、仄かに色付いた頬を、胸にあった手の甲で押さえたのを切っ掛けに一つ息を吐き出し、「…さて。僕は貴方と話をするのは今が初めてですから、この場で何かを評するのはどうにも難しいですが…少なくとも、僕は今、貴方の言葉が嬉しかったですよ。」名残に未だ弛い頬のまま、冗談めかした軽い謙遜を軸に固い話のレールを切り替える。「…おっと。そういえば、名を名乗るのをすっかり忘れていましたね。…僕はハーシェル。呼び捨てでもハーシーでも、貴方のお好きなようにお呼び下さい。」それから、今更に自分の名を告げたのは、不意打ちを貰う直前に見た彼の滞る唇への配慮と、今立ちはだかる壁に歩み寄らんとしての事。「それと、答え損ねておりましたが……馬、好きですよ。地を駆ける力強い姿も、偽りの無い瞳や愛嬌のある仕草も。」続けて、彼を見詰める胸中の大蛇を気取られぬよう、柔い声で、言葉で、詫びる前に尋ねられたそれについて語りながら、僅かに首を傾いだ視界の中に、彼の姿を掬い上げる。「…リヒャルト皇子も、馬がお好きなのですね?」指先で壁を撫でて綻びを探すように、此方からも期待で塗り上げた視線を添え、彼へ問いを渡して。)


  • No.559 by 第五皇子エトワール  2022-03-02 19:42:48 



>>ネビュラ姫(>>557)


そっかあ、痛かったね。今も痛む?立てそう?
(問いかける言葉は矢継ぎ早に並べられたにもかかわらず相手を急かすようなニュアンスは一切含まれておらず、もし歩けそうなら肩を貸そうとジェスチャーにて示唆しながらお姫様の華奢な肩へゆっくりと手を添えようと。比類なき美しい翼を持っているのにそれを過小評価しているような節を言葉端から感じ取れば、少しだけ考えるように沈黙した後ふるふると首を振って「 僕の背中にも君と同じ翼が在ったなら、確かに飛べないことを残念って思うかも。でも、その翼は君だけの特別の証でしょう?だからすごく綺麗だと思う! 」幼子のように真っ直ぐな言葉は一片の淀みも毒気もなく。握り締められた右手に何か含蓄のありそうな気配を感じてはちらりとそこを一瞥して「 それからね、さっきからちょーっとだけ他人行儀っ 」責めるのではなくむしろ心の距離の接近を図るように楽しそうに笑って「 だって僕は皇子で君はお姫様なんだよ!姫のためなら膝だってつくしすり切れるほど心配しちゃう。だからまずは怪我したところを診せて? 」固く握られているであろう彼女の拳へ、子供のようにほんのりと熱い体温を宿した自身の手をそうっと重ねて)


  • No.560 by ネビュラ  2022-03-14 01:44:52 

?
>>エトワール殿下(>>559


……はい。立ち上がることは出来そうです。
( 問いかけに応えるようと、ゆっくりと立ち上がる。痛みは僅かながら確かに感じられたが、それでも問題とすべきほどではない。こちらを慮る差添を受け、導かれるように自身の足元から彼の方へと視線を遣る。あまりにも自身に懇篤な言葉の数々だが、その言葉に嘘の気配は感じられない。隠しこんだ汚れと欲に、あまりに優しく添えられた手の温もりが、あれほど憧れた人物のものだと思うと堪らず、きゅうと絞るように目を細め「 まあ、特別?なんて嬉しいお言葉でしょう。きっとこの翼は、貴方に褒めて頂くために私の背にあるのね 」美しいものの輝きを邪魔しないようにと選び、身につけている服装に対して、彼の輝きはあまりに温かで眩しすぎると確かに感じているのに、それに手を伸ばす権利があると錯覚してしまうのは、先程から聞こえる『姫』という呼称によるものだろうか。皇子という立場を考えれば、あまりにも親しみやすく、まるで伸ばせば届くのではと思い込んでしまいそうになる。腹の虫は鳴かずとも、昼休憩が遅れたための空腹も相まって、理性がじわりじわりと徐々に溶けて。「 姫、姫…?なるほど。そういうもの、でしょうか。エトワール様、私が貴方の姫ならば、怪我をお診せように、その瞳いっぱいに移してくださいますの? 」緩やかな風が庭園の緑を撫で、去ってゆく。愛すべき美しい自然など今は目に入らず、右手の拳を解き、空いた左手を宝石のような檸檬色、彼の瞳のそばへと伸ばして。 )



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