極彩の魔女 2020-09-18 15:38:35 |
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>>ネビュラ姫(>>557)
そっかあ、痛かったね。今も痛む?立てそう?
(問いかける言葉は矢継ぎ早に並べられたにもかかわらず相手を急かすようなニュアンスは一切含まれておらず、もし歩けそうなら肩を貸そうとジェスチャーにて示唆しながらお姫様の華奢な肩へゆっくりと手を添えようと。比類なき美しい翼を持っているのにそれを過小評価しているような節を言葉端から感じ取れば、少しだけ考えるように沈黙した後ふるふると首を振って「 僕の背中にも君と同じ翼が在ったなら、確かに飛べないことを残念って思うかも。でも、その翼は君だけの特別の証でしょう?だからすごく綺麗だと思う! 」幼子のように真っ直ぐな言葉は一片の淀みも毒気もなく。握り締められた右手に何か含蓄のありそうな気配を感じてはちらりとそこを一瞥して「 それからね、さっきからちょーっとだけ他人行儀っ 」責めるのではなくむしろ心の距離の接近を図るように楽しそうに笑って「 だって僕は皇子で君はお姫様なんだよ!姫のためなら膝だってつくしすり切れるほど心配しちゃう。だからまずは怪我したところを診せて? 」固く握られているであろう彼女の拳へ、子供のようにほんのりと熱い体温を宿した自身の手をそうっと重ねて)
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