魔女の備忘録

魔女の備忘録

極彩の魔女  2020-09-19 20:26:32 
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主に自分の備忘用。

お姫さまのキャラシートもこちらに保管させて頂きますので、加筆設定がある場合はご自由に訂正ください。

その際、変更した旨ご一報頂けますと幸いです。



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  • No.1 by 極彩の魔女  2020-09-19 20:29:02 


●飛べない翼はあまりに儚く美しい。



名称/ オーレリア / 城に仕えるメイド
年齢/ 22 y
性別/ 女
モチーフ/ モモイロバト

性格/ 穏やかで従順。自身の身分・職業に相応な慎ましさを持つ一方で、けれどひどく愛情というものに飢えている。が、この世には毒を含む愛もあるということはまだ知らない

身長/ 161cm
目/ ヘーゼル色の、穢れを知らぬ無垢な瞳。幅広の二重瞼。どちらかと言えば垂れ目
髪/ 柔らかな癖の入ったミディアムロングヘア。色はほぼ白に近いグレー。仕事時は制服に合わせてきちんとまとめ髪に。勤務外では、リボンと一緒に編み込みにしたり
全体の雰囲気/ 色白の肌に、淡い桃色の頬。血でも塗ったかのような些か血色の良すぎる唇が印象的。私服は控えめなレースが施された絹のシュミーズ・ドレスを着用。華奢
モチーフの名残/ 背に生える灰色の、左右対照の翼( 50cm程 )

Like/ 果物、花、散歩
Dislike/ 血、大声

備考/ 最近城で働き始めた新米メイド。幼い頃から王宮に仕えるのが夢で、それが叶う今日に至るまで、お城仕えに相応しい振る舞いや能力を磨いてきた、という作り物の記憶。

指名/ お任せ、という選択肢は可能でしょうか…? どの皇子様も素敵で大変に選び難く…!

ロル/
…っ、……( 唐突に指先に走る、痛みを伴った熱い感覚に思わず顔を歪め。その美しさに惹かれ、不注意に薔薇に手を伸ばした代償が、人差し指の腹から真っ赤な血となって溢れ出る。他人のものであれ自分のものであれ、血を見るのはどうにも苦手だが、どこかこれを洗い流せる場所が近くにないかと、やや青い顔で辺りを見回して )


12


初回指名はランダム選定で第三皇子ハインツに。(15)


  • No.2 by 極彩の魔女  2020-09-19 20:31:35 


●一度枯れ、又 咲き誇るからこそ、彼女の美は永久に。


名称/ セレーナ
年齢/ 25歳
性別/ 女
モチーフ/ 藤

性格/ 温厚でおっとりとした人柄。目に映る全てを受け入れようとばかりの包容力を滲ませながら、何処か物事を客観的に見ている節がある。しかし、一度深みに嵌るとずっぷり浸っていく危うい一面も。博愛であり偏愛。言葉・物・想いなど、それらを与え与えられの関係を好む。手にしたものは手放さない。
身長/ 163cm
目/ 淡い藤色の瞳。一見垂れ目の様に見えるが、目尻は柔らかく上がり気味。
髪/ 胸元まで伸ばした一つの癖もない艶やかな黒髪。普段から低い位置で結んでおり、右肩にそっと垂らしている。
全体の雰囲気/ 健康的でやや白めの肌。白を基調としエメラルドのラインが入ったワンピースに、黒のエプロン姿。基本丈の長い物が多く、露出部分は少ない。
モチーフの名残/ 髪飾りの如く頭の右側に一房と、豆粒程の小振りな藤の花が耳朶へ咲いている。一月毎に落ちては新たに咲く。

Like/ 笑顔、植物、美しい場所、甘味
Dislike/ 悲し涙、心を傷つける嘘
備考/ 城下町に住む花屋の娘。物心ついた時から両親が営む花屋の手伝いをしている。その合間、暇な時間を見つけては毎日でもお気に入りの場所である庭園へ足を運ぶ。王宮や皇子の事は認知しているも、今まで関わる機会もなかったため雲の上の存在だと思っている。
指名/ ジーク、エトワール
主様にどちらか決めて頂く事は可能でしょうか?

ロル/

───…あら、こんなところに。
(見渡す限り広がる美しい風景に見惚れていたのは数秒前。幾ら歩き慣れた庭園だといえ、余所見をしていては注意力も疎かになってしまうもの。今し方転倒した原因を振り返り、そこに絡んだ植物の蔦を見つけては呑気な呟きを零しながら瞳を細める。幸い派手に転倒する事はなかったけれど、と内心で安堵しつつも、じんわりと痛みを訴え始める右足首にそっと手を添えて)


21


初回指名は第一皇子ジークに。(26)


  • No.3 by 極彩の魔女  2020-09-21 04:38:12 


●ぼやけた視界に綺麗な光彩、それに映る幸運な皇子様は誰?


名称/ アレクシア
年齢/ 23y
性別/ 女
モチーフ/ ヒマワリ

性格/ 快活お転婆だが根本は精神的におばあちゃま寄り。誰に対しても人懐っこく、愛情深く、基本何事にも肯定的で積極的。が、とにかく自信が無いため恋愛に関しては臆病。自分など本気で相手にされないものだと思い込んでいるため自分から好意を恋愛感情に結びつけることが難しい。反面、一度愛した相手にはどこまでも一途で献身的。やや自己を省みない部分がある。

身長/ 169cm
目/ バーントアンバーとクロムグリーンのグラデーションの瞳。猫目。
髪/ 赤みを帯びた黄金色のショートヘア。全体的にやや跳ね気味でもみあげ部分だけ少し長い。

全体の雰囲気/ 褐色を帯びた肌に健康的でメリハリのある身体つき、ぽってりとした唇にやや幼さを残した、全体的にくっきりとした顔立ち。服装は黒のビショップスリーブのブラウスに踝丈のターコイズグリーンのドレープスカート。胸元にヒマワリを象ったブロンズのブローチを付け、肩から生成りのストールを羽織り、特に飾り気のないマルーンのパンプスを履いている。手足にはいくつもの傷痕が目立つ。

モチーフの名残/ 頭髪に混じってオレンジ色のヒマワリの花弁がメッシュのように疎らに生えている。

Like/ 日の光、暖かい場所・物、トマトとホウレン草のキッシュ、誰かに本を読んで貰うこと
Dislike/ 暗い場所、寒い場所、苦いもの

備考/ 城下で細々と織物を織って暮らす機織の娘…というていで作られた姫。ひどい弱視で強い光と目と鼻の先の距離しか視認できない為、いつも右手に素朴な造りの木製の杖を携えている。そんなハンデに対して自身は大変活発なためあちこち怪我が絶えない。相手の機嫌を損ねる様なことに関しては反省するが、自身が痛い目を見ることに関してはあまり懲りない。

指名/ 素敵な提供C様ばかりでいざ指命となると大変迷ってしまってどうしたものかと…可能でしたら当方も主様にお任せしても宜しいでしょうか…?

ロル/ あいたたた…ああ、本当に誰もいなくてよかった…ええと、杖…杖は、と…

( いつもより仕事がさくりと終わったのを良いことに "たまには王宮のお庭まで出掛けてみよう" と思ったのが約一刻半前の話。以前来た時は憩う人々でそれなりに賑わっていた気がするが今は自分一人のようで風の音と小鳥の囀りが遠くに聞こえるのみ。これなら人目を気にせずのんびりできるだろうと、どこか座って日差しと風を感じられる場所を探して辺りをうろうろしていたところ不意に何かに躓き、受け身を取る間もなく派手に転ぶ。強かに打ち付けた左腕と両膝を中心にずきずきと鈍く広がる痛みを感じながらもゆっくりと上半身を起こすと、ぼんやりとしか見えない視界の中、転んだ弾みに手放してしまった杖を手探りで探しながら )


22


初回指名は第六皇子リヒャルトに。(38)

ロル形式すり合わせの為、9/27頃までお試し期間中。


  • No.4 by 極彩の魔女  2020-09-21 04:41:31 


●月の引力、夜の木枯らし、どうか姫を連れて行かないで。


名称/イヴ
年齢/23y
性別/女
モチーフ/たんぽぽ

性格/ふわふわと掴みどころのない、気まぐれで飄々とした性格。前向きというよりは楽天家で、何事もなるようになるの精神で暮らしている。そのため、時折距離感を間違えて人の懐へ入りすぎることもあるが、いざという時には人の心の機微を読み取る直感も持ち合わせている。

身長/162cm
目/まあるい若草色の瞳。笑うときゅっと線のように細くなる。
髪/色は鮮やかなレモンイエロー。綿毛の周期には雪のような白になる。長さは顎下あたりまでのボブヘアで、パーマをかけている。
全体の雰囲気/持っている空気感と笑顔でいることが多いためか、美しいというよりは愛らしく無邪気な印象を与える。しかし、生まれ持った性質のために傷ついた事も多く、時折年齢以上に大人びた表情を見せることも。服装は白のパフスリーブブラウスに、瞳と同じ若草色をした膝丈のジャンパースカート。鎖や錘を繋げる時も、隠すことなく晒している。

モチーフの名残/たんぽぽの花が朝に開き夜に閉じる習性のもと、日が沈むと日中の快活さが嘘のように眠気と倦怠感に襲われ、覇気が無くなってしまう。周期は気候や精神状態、体調によってランダムであるが、”綿毛の周期”には髪が白くなり、体の重さがゼロに等しくなるため、鎖や錘を手足につけることで地に留まっている。血液の代わりに白い乳液を分泌し、摂取すると苦味はあるものの食欲不振や胃の不調に効く(本来たんぽぽの葉や根にある特徴を改変させて頂きました)

Like/陽の光、重いもの(言葉や気持ちなど抽象的なものを含む)
Dislike/夜、雨、強い風、軽い物(重いーに同じく)

備考/街のはずれで、”ダンデリオン”という小さなカフェを営んでいる。

指名/ジーク、ハインツ、ヴィルケ 様達のいずれか

ロル/

ここはいつ来ても気持ちのいい陽が射すなあ。…ッわ!?
( 時折、店で焙煎した珈琲の豆を城へ届けに来る。今日も例に違わずその用事で訪れたのだが、此処へ来るといつもその美しい庭園に寄り道してしまう。お店を任せている子には申し訳ないが、きっといつもの事だと理解してくれるだろう。まぶたを伏せ柔らかい風を感じながら歩いていると、足元の小石に気が付かずそのまま転んでしまい。咄嗟に手をついたものの、地面に擦れた膝からは薄っすらと白い液が零れだし)


35


初回指名は第七皇子ヴィルケに。(48)


  • No.5 by 極彩の魔女  2020-09-21 04:44:41 


●清らかな蜜は誘惑の香り、姫の胸に咲くアネモネは何色?


名前/ルチア
年齢/24
性別/男
モチーフ/アネモネ

性格/三大欲求に忠実で愚直。口数が多く、悪戯好き。感受性豊かで喜怒哀楽をストレートに表現し、感情に合わせてコロコロと表情を変える。愛嬌と人懐っこさは天性のもので、他人のこころの変化に機敏である一方、自分自身のそれには鈍い。甘え上手の甘やかし上手で包容力は高め。口先だけの睦言は紡げども、本当の愛をまだ知らない。

身長/177㎝
目/やや吊り気味の二重の瞳は燃えるような真紅。
髪/光の加減で緑がかってみえる黒髪。毛質は柔らかく、癖がなく真っ直ぐ。整えるのが面倒だからという理由で全体的にさっぱりと切り揃えられた短髪には大抵寝癖がついている。
全体の雰囲気/やや色白。細身ではあるが、しなやかな筋肉が付いた引き締まった体躯。緩めのシャツに麻のパンツ、底の擦り減った靴、もしくは素足。チャームポイントは八重歯。
モチーフの名残/触れ合うと仄かに香る、瑞々しい生花の香り。花の蜜を主食とする小鳥に好かれる。

Like/海辺、朝陽、水浴び、他者との触れ合い
Dislike/炎、飢え、乾き、孤独

備考/城下町の中でも治安の悪い地域で日雇いの仕事をこなしながら、その日暮らしの生活をしている。店番から娼夫のようなものまで、金銭さえもらえるのであれば何でもこなす。現在は、城のお抱え庭師の代役として一時的に登城中。仕事中は黒のエプロン、麦わら帽子、軍手を着用。園芸備品を片付ける倉庫に勝手に寝泊まりしていた、という設定。

指名/セス様(皆様素敵なご子息様ばかりで指名させて頂くのも恐縮なのですが、セス様の性格が本当に性癖で…恐れ多くも名指しさせて頂きました。が、相性の関係もありますので、もし難しいようでしたら仰っていただければと思います)

ロル/
(清純な空気が満ちた、まだ日も登り切らぬ早朝。チチチ、どこか遠くで聞こえた小鳥の囀りに睫毛がふるりと震え、瞼の奥に秘めた真紅の虹彩がゆっくりと顔を覗かせる。寝惚け眼の不明瞭な視界が捉えたのは見慣れない板張りの天井で、城の倉庫に寝泊まりしたことを思い出して欠伸を一つ。備品の隙間を埋める様に窮屈な姿勢で地べたに横たわっていた体を起こしておざなりに粉塵を払いながら立ち上がり、中庭に出ようと扉に触れるも、外側から施錠されたらしくビクともしない「はー?ちゃんと人が居ないか確認してから鍵かけろよ、もう」己の非は棚にしまい、ぶつぶつと見当甚だしい文句を呟きながら次に目を付けたのは朝陽の筋が射し込む天窓で。壁に梯子を立てかけ、するすると上へ上へ。そうして辿り着いた窓枠に手を伸ばして。カタリと音を立て、硝子を外して、かろうじて人が通れそうな隙間から、地面に向けて身を投げ。落下の衝撃に痺れる足を揺らしながら、苦笑交じりに倉庫を見上げる青年の右手首には一筋の擦過傷が刻まれており)んー…毎回これだと困るし、倉庫に寝泊まりするのやめよっかなぁ。


53


初回指名は第四皇子セスに。(57)



  • No.6 by 極彩の魔女  2020-09-21 04:47:54 


●心優しき捕食者の姫、僕たちを食べてもいいから全部の目で最期まで見つめていてね。


名称/メルキオル
年齢/30歳
性別/男
モチーフ/蜘蛛

性格/心優しく温厚、聞き上手で包容力がある。時にそんな姿が周囲の目には八方美人気味に見えることもあるようだが、単に何処までも人が好く、そして人から嫌われたくないという臆病さがあってのこと。優男に見えて何処かで頑固者、変な所で融通が利かない。元々自己評価が人より低く、故に人から頼られることで精神の均衡を保っている節もある様子。無害なようでいて、その実依存欲と被依存欲の塊。

身長/182cm
目/黒味の強いコスモブルー、優し気な垂れ目。右半分は純粋な人間のそれだが、左半分はモチーフの名残を強く残している。(※詳細は後述)
髪/アッシュブロンドの長髪、全体に緩やかなウェーブがかかっている。長い前髪は右寄りの左右分け、顔の輪郭と左目部分を隠すように下ろす。
全体の雰囲気/ひょろりと背の高い痩身の男。男性基準で見れば線は細いものの、節の目立つ指やぼこりと出た喉仏など、パーツを拾えば体は確かな男性のそれである。色白で唇は薄い。純白のフリルブラウスの上に黒いガウンを羽織り、黒いスラックスに焦げ茶色の革製ブーツ。

モチーフの名残/両目の他に、その横にふたつずつ、下にひとつずつ、計8つの目をもつ。両目のみ人間の特徴を残した形をしており(ただし左目は白目が殆ど無く黒目がち)、残りの6つはやや小振り且つ白目部分が無く全て黒目。基本的に機能しているのはメインとなる両目のみ、残りは全て閉じている。人間の目とは造りが異なる為、閉じていれば薄っすらと皮膚の上に線が見える程度。気味悪がられる事が多く、それを避ける為に6つの目は隠しがち。

Like/静かな場所、高所、読書、紅茶、夜
Dislike/蜂、小鳥、トマト
備考/城下町の隅に建てた家で暮らす学者として己を認識している。あまりアクティブに外を歩き回ることは無いものの、城にて保管されている書物や文献の研究及び解読作業等々で定期的に呼ばれているらしく、回数こそ然程では無いが出入りの機会はある。

指名/相性等々あるかと思いますので、先ずはお任せとさせて下さい。申し訳ありません。

ロル/(何もない所で躓くなどと、年寄染みた現象がよもや己の身に起ころうとは少なくとも今この場では考えてもみなかった。齢三十を数えたとは言え、日頃体を動かすことに励んでいる方ではないとは言え、それでも自宅から王宮への行き返りを全く苦には思わない程度の足腰はもっているつもりだった―――のだが、慣れたはずの王宮の庭へこつんと躓き、妙な転び方を晒すに至る。ただ転ぶだけならば大したことはないものを、如何やら運悪く右足を挫いたらしい。「…っ、」、立ち上がろうと力を込めた瞬間に走るぴりりとした痛みに、思わず顔を歪めて)


59


初回指名は第八皇子ユーリケに。(62)


  • No.7 by 極彩の魔女  2020-09-21 04:57:09 




2番目と5番目はまだお姫さまに出会えてないんだ…こうして纏めるまで気付かなかった。


高校生に例えたら2番目は鬼モテ女慣れイケメンだけど、あまりにもとっかえひっかえし過ぎて最早自校の女の子には相手にされてなさそう。食い尽くしてしまってこっちからの興味もない、というか。
何丁目か先にある女子高に餌場を移して、そこで派手に喰い散らかしては理事長や教頭のブラックリストに載るんだろうな…。


5番目はタメ・年上に絶対的な支持層がいそう。王子様というよりみんなの弟ポジション。
「エトワールは弟みたいなもんだし恋愛対象ではないかなー」とか口先だけで言ってるリアコ勢もわんさか居るけど、察しが良いし口も上手いからそれとなーく躱して美味い汁だけ吸い続けてそう。


  • No.8 by 極彩の魔女  2020-09-29 20:08:57 


●涼しげな薔薇は煌めく深海、どうか甘やかな茨へ触れさせて。


名称/フランチェスカ
年齢/20
性別/女性
モチーフ/青薔薇

性格/己の出自にプライドを持つ高飛車なお嬢様気質。尤も家柄も何もかも魔女に植え付けられた偽物であるため、それを知ればどうなるかは未だ不明。強がりで負けず嫌いな節がある。我儘で、自分の望みは全て叶うと信じ切っている。初心なくせに積極的、けれどやはり一旦攻められると途端に真っ赤になって防戦一方になる。

身長/159cm
目/瑞々しい若草色。やや垂れ目だが吊り眉。右目尻に泣き黒子がある。
髪/太陽の光をたっぷり吸収したような輝く金髪、生き物のように波打つソバージュ。前髪はセンターパートでおでこが見える為ためどこか快活なイメージ。三つ編みハーフアップに青いリボン。
全体の雰囲気/色白で透き通るような肌、血色は良し。垂れ目なのに八重歯や釣り眉のせいで少々勝気な面相。レース・フリル・ピンクのいずれかに当てはまる服を好み、逆に一つも該当しない服は着ない。白いレースのついたプチシルクハットが最近のお気に入り。全体的に膨らみには少々欠けるスタイルだがぺたんこという訳ではない。

イメージ ⇒ https://d.kuku.lu/d0ca92ba25
*お嬢様メーカーにて。よろしければご覧ください。

モチーフの名残/感情の高揚・動揺に応じて青い薔薇が手首や首筋に咲く。咲いた花は短命でありすぐにぽとりと落ちる。

Like/蜂蜜入りの紅茶、恋愛小説、男女問わず紳士的な人、上等なシルクレース
Dislike/人や行為問わず下品なもの、煙草、除草剤、雷

備考/王国でも屈指の名家に生まれたお嬢様、という設定。血統に恥じぬ英才教育を受け、ゆくゆくは自分と同等かそれ以上の身分の男性と結婚するのが夢であり使命だと感じている。無意識の内に身分の高さに執着している節があり、「お嬢様」にはなれても「お姫様」にはなれない現状に辟易している。

指名/ジーク様

ロル/
(本日の花嫁修業やお稽古事を全て済ませて、白いフリルの華奢な日傘を手に気兼ねなく庭園を散歩する時間が何よりの至福。ご機嫌な鼻歌を奏でるうちに主人のメロディにつられるようにして首筋にふわりと青い薔薇が咲き、首を捻ってそれへ目配せをして"ふふ"と優雅に微笑んだ瞬間、余所見が原因で不意に蹴躓き「 きゃ! 」べちんと見事に前のめりに倒れて。ベビーピンクに真珠のビジューがあしらわれたお気に入りのシルクワンピースが土に汚れた瞬間、捻った足の痛みも忘れて「 んもう!何なのよ、このあたくしを転ばせるなんてどんな仕置きを受けるか分かっていて?! 」おまけに転んだ隙に手放した日傘もふよふよと遠ざかっていく一方、怒りや恥ずかしさに顔を染めキャンキャンと地面に向かって吠え立てて)



137


初回指名は第一皇子ジークに。(139)


  • No.9 by 極彩の魔女  2020-10-08 21:40:53 


●麗しの黒猫には九つの命、王宮には八人の皇子と一人の魔女。あなたは何度蘇る?


名称/ シャトン / とある貴族の妾の子
年齢/ 23y
性別/ 女
モチーフ/ 猫(黒猫)

性格/ 気紛れで奔放、かと思いきや心を許した相手の傍に寄り添ったりと猫そのもの。気に入ったものを大切にしているつもりだが、愛情の表現が得意ではなく誤解されがち。与えられた愛に必死に応えようと努力をするが、その愛に溺れることは恐ろしいと感じる不安定さがある

身長/155cm
目/月の光を落としたような金色、つり目では無いが眼光は強く見える
髪/夜の闇に溶けるような黒に近いネイビー。腰の上までふわふわと背中に流れている
全体の雰囲気/肌は夜闇に浮かぶ雲のように白く、唇は薄い赤色。黒いワンピースのような薄手のドレスの裾から白いレースのパニエが僅かに覗く。赤色の低いヒールのパンプス、飼い猫を示す首輪のように首に赤い痣がぐるりと残っている
モチーフの名残/頭の上で時折動く猫耳、ドレスの裾覗く髪と同色の尻尾

Like/夜、甘いもの、温かい場所、広い場所
Dislike/昼間、苦いもの、寒い場所、狭い場所、束縛

備考/庭へやってきたこの日は、半年に一度町へ出ても良いと決められていた日。妾の子ということもあり不便な生活を強いられており、首の痕は首輪の傷。護衛の目を盗み庭へ逃げ込んだ

指名/差し支えなければおまかせでお願いさせて頂きたいです…!上記PF含め、不備や不都合な点などございましたらご教示ください

ロル/(タッタッと不慣れなパンプスで迷い込んだのは花々が咲き乱れる広く美しい庭の中。アリスになれない黒猫は、花を眺める人々の間をすり抜け、庭の端へ足を向けた。ゆらゆらとドレスの裾から覗いた緒が揺れ、周りの脅威に怯えるように耳がピクピクと動くが、視線は目の前に咲き誇る白い薔薇に吸い寄せられて。なんて、綺麗なのだろう__と指先に触れた茨、息を詰め指を引けばぽたりぽたりと指先から溢れた赤が白い薔薇に斑点を残してしまい、薔薇を汚してしまったことに慌てて周りを見回し、)



154


初回指名は第二皇子ロメロに。(158)


  • No.10 by 極彩の魔女  2020-11-15 17:05:23 


●甘い御伽噺ではオオカミさんはいつも悪者。なら極彩色の王宮では?


名称/シリウス
年齢/25y
性別/男
モチーフ/狼
性格/ 浅ましいほど素直で純粋、感情豊かな好青年。無教養なりに礼儀正しく努める誠実な性格ながら、慕っている皇子の前ではのぼせ上がり、彼を貶す言葉を聞けば皇族相手でも眉を顰める青臭さを持つ。偽りの記憶だけを寄る辺に盲目的な愛を捧ぐ愚かしくも一途な駄犬、故に己の存在意義を揺らがせる魔女の気配を本能的に嫌っている。

身長/183cm
目/魔女の唇によく似た深紅のアーモンドアイ。眼差しはくっきりと鋭く、闇夜でも爛々と輝く獣の瞳。
髪/仄かに青みがかった白銀のウルフカット。無造作に伸びて跳ねた毛先がどこか野生的。
全体の雰囲気/艶やかな褐色肌に灰色の軍服と外套を纏う逞しい身体、腰元に剣を携えた凛々しい顔立ちが異国の王子然とした雰囲気を醸し出す。しかし表情や動作の一つ一つが大きく、感情のまま揺れ動く"名残"と相まってひとたび口を開けば大型犬じみた印象へと様変わり。そのアンバランスさを愛嬌と取るか歪と取るかは見る者次第。

モチーフの名残/狼の耳とマントの下で揺れる尻尾、鋭い牙、黒く尖った獣の爪。時に相手の感情すら嗅ぎ取る優れた嗅覚も名残の一つ。

Like/第六皇子、動物、狩り、月夜、褒められること
Dislike/女性、歌、識字、匂いの強いもの、他者を傷つけること

備考/王宮に仕える騎士。身分は低く皇子達と相見えるのは式典の際のみ。
『獣じみた風貌故に親に捨てられ爪弾きにされ、見世物のように扱われていた己を第六皇子が救ってくれた』という偽りの思い出だけが存在意義。その白馬の王子めいた虚像に焦がれ、彼に恩を返したい、何より少しでも傍に身を置きたいと武功を立てて騎士へ上り詰めた──という設定。第六皇子を崇拝するあまり、彼より高い地位を持ちながら不埒な噂を絶やさない第二・第四皇子に苦手意識を持つ。

指名/リヒャルト様

ロル/(月明かりが照らす王宮を横目で仰ぎ
、夜露に濡れた芝生を踏みしめ溜め息を一つ。末端の騎士が見回りを任されるのは精々この庭園まで。皇子はしっかり休めているだろうか、責務に身を削ってはいないか。踏み入る事の出来ない宮中に彼の人の姿を思いつつ物憂い歩を進めるが、行く先の茂みにふと光るものを見つければゆるりと尻尾を震わせて。喜々と歩み寄る先にはスカイブルーの目を輝かせる野良猫。たったそれだけの面影に浅はかに胸躍らせてしゃがみ込み、その頭を撫でようと腕を伸ばすも、けたたましい威嚇と共に走った痛みに浮かべた笑みを引きつらせ「 いッ──お前、少しはリヒャルト様を見習えよ…… 」呆れと困惑の入り混じる声を逃げ去っていく猫へ掛け、ざっくり裂かれた掌の傷に逡巡の視線を落とす。眉根を寄せて悩む間にも溢れた血は手首へ伝い、ひとまず舐めておけば治るだろうと軍服を汚す前に鼻先を寄せて)

181


初回指名は第六皇子リヒャルトに。(182)




  • No.11 by 極彩の魔女  2021-01-26 20:21:55 


●羊が奪われるだけの存在だなんて、狩られるだけのいきものだなんて一体誰が言ったんだろう?



名称/ギュンター

年齢/26歳

性別/男

モチーフ/羊

性格/一見ぼんやりとしているようでいて、我が強く破天荒。己のあらゆる欲求に対して非常に素直且つ忠実であり、興味を抱いたものや気に入ったものは何処までも追い掛ける。完璧な物や完成された物に対する興味は極端に薄く、反対に何らかの欠陥を抱えるものには取り合えず一定の興味を抱く。然しながらそれは、その欠陥を己の手によって埋めることで完全な存在へ仕上げたいと言う独り善がりな欲求の為。己を否定されることを何よりも嫌い、平素は穏やかだが否定の前にはあっさりと逆上する不安定さを抱えている。

身長/175㎝

目/眠たげな二重の垂れ目、瞳の色は金。頭髪と同じ真っ白な睫毛に縁取られている。

髪/ふんわりとボリュームがあり、羊毛を髣髴とさせる天然パーマの白髪ショート。前髪はやや長めで重たく、鬱陶しそうに見えるが本人は然程気にしていない。

全体の雰囲気/色白でひょろりとした痩身。近視の為、丸眼鏡を愛用。両目の下にひとつずつ泣き黒子がある。白い詰襟シャツ、茶色のチェック柄スラックス、焦げ茶色の革靴。

モチーフの名残/大きな羊の巻き角(アモン角)と羊の垂れ耳

Like/読書、紅茶、スコーン、散歩、気の済むまで観察すること、不完全なもの

Dislike/完全なもの、肉、魚、騒音、己に対する否定

備考/城下町の隅にひっそりと佇む書店の店主。生まれも育ちも裕福であったが、そんな裕福さに執着は無く今では質素で慎ましい暮らしをしている。王立図書館へよく出入りしている。ベジタリアン。酒は一滴も飲まないがヘビースモーカーである。己の存在そのものが他者の手によって創造されたものでありながら、不完全なものを己の手で完成させることに無上の喜びを感じる。

指名/初回はお任せとさせてください。

ロル/(王宮を訪れる目的と言えば専ら図書館であり、この日も例によって長い時間を掛け目ぼしい本を探し当てたその帰り道。人とすれ違う機会の多い王宮内の廊下ならばともかくとして、それが幾らか薄れる場所へ出ると歩きながら読書を始めてしまう悪癖がひょっこりと顔を出し始め。どうせなら適当な場所へ腰掛けてじっくり読み込んでしまおうかとそんな考えを頭の中へ浮かべ始めた頃、ページをめくろうとした拍子に思いがけず指先にぴりりとした痛みが走り。反射的に眉間に寄った皺をそのままに、指先を確認すると薄く縦に入った切れ目と果汁のようにじわっ、と滲み始める鮮血を認め「…ああ、まただ。」と、心底うんざりしたような呟きを漏らして)

248


初回指名は第六皇子リヒャルトに。(252)


  • No.12 by 極彩の魔女  2021-01-26 20:24:50 


●理知なる森の哲学者は、決して聖人とは限らない。


名称/ヴォルフラム
年齢/40歳
性別/男

モチーフ/梟

性格/ 紳士的な博愛主義者 / 支配欲の塊 / 自分以外の全ての存在が愛おしく、全てが欲しい / 特に気に入った存在は愛情漬けにして囲いたがる / 揺るぎなく、いっそ忠誠に近い愛情や依存を向けられることを望む / 他者の望みを見抜く術に長け、自ら進んでそれを与えることで心に入り込もうとする

身長/190cm
目/ぎょろりと円く大きな吊り目 / 黒い瞳孔に鮮やかな琥珀色の虹彩
髪/黒、灰、白の三色が斑に混ざり合った髪を後ろに撫で付けたオールバック / 梟の羽角の名残で前髪部分に二房逆立った毛があり、この二房だけは撫で付けても元通り逆立つ
全体の雰囲気/全身黒尽くめの紳士風大男 / 引き締まった細身の体躯 / ボルドーのブラウス、黒のベスト・丈の長いジャケット・スラックス・革靴 / 黒いシルクハットに黒革のグローブ / 金獅子の頭を模した持ち手の黒いステッキ所持

モチーフの名残/目:形は幾らか人間の目に近付いているものの、やはり不自然な円さと大きさ / 翼:大柄な男の体を持ち上げるに十分な両翼、羽ばたくと大きな音がする / 首:首の可動域が常人のそれではなく、ぐるりと自在に回る

Like/他者全般 / 依存されること / 煙草(パイプ) / チョコレート / 夜
Dislike/強い日差し

備考/一人称は「我輩」 / ホワイトムスクの香水 / 低く甘い声 / 商人として王宮へ出入りしている / 昼間は身体能力及び思考能力が低下する為あまり出歩かない

指名/

ロル/(青白い月明かりの下では見慣れた王宮庭園もがらりと趣を変え、心地良くも何処か寂しげな静けさに包まれていた。そんな静寂を空気の流れと共に俄かに乱すのは他でもなく自らが放つ羽ばたきの音。庭園に咲く花々へ大きな影となって覆い被さりながら着地を目指して下降し始めた時、不意に片翼がぱたりと動かなくなりそのまま空中で大きくバランスを崩し。数度瞬きをする間に体は地面の上に不時着する事となり、花壇の真上は避けられたこと、そして既にある程度高度が下がっていたこと、この2つは正しく不幸中の幸いで。幼少の時分、まだ飛び方を知らぬあの頃を除いてこれまでの間こんな事は一度たりとも起こらなかった。不可解に他ならぬ事態を前に堪らず顔を顰めながらもゆっくりと立ち上がり、土埃を払おうと動かした左手首にずきんと奔った痛みを認知するや「やれ、如何したものか」と溜息交じりの呟きを漏らして)

256


初回指名は第四皇子セスに。(261)


  • No.13 by 極彩の魔女  2021-01-26 20:31:08 


●透ける触手で絡め捕って、揺蕩うように深海へ沈もう。


名称/フローチェ
年齢/23歳
性別/女
モチーフ/海月
性格/明るく人懐こく、いっそ無遠慮なまでに心身共に近付きたがる。決して悪気は無いが、どうも人並みと比べて空気を読むことや他人の心情を推し量ることが苦手らしい。その癖他人が大好きで、抱く興味関心の赴くままに接近を図り手前勝手な愛情を注ごうとする。空回りしがちな愛情を持て余して深く落ち込んだり、かと思えばけろりと開き直ったりと、情緒がふわふわとして落ち着かない。眠たくなりそうな間延びした口調が特徴的で、何を考えているか分からないとよく言われるが実際何も考えていないことの方が多い。人は誰しも皆愛されることを求め愛されることこそ最善であると信じて疑わず、余らせるほどの深い愛を押し付け気味に振り撒く。そして同じように愛されることを望んでいる。一見無害なように見えて、愛情の授受が出来ない人は等しく"可哀想"であると考えており、自分はそれを救ってあげられると本気で思い込む独善的な一面ももつ。
身長/158cm
目/淡いオレンジ色の瞳、大きくつぶらな垂れ目。
髪/柔らかくふんわりとボリュームのあるボブカット。髪色は深い海の底を思わせる濃青色。前髪は目と眉の間で切り揃えたぱっつん。
全体の雰囲気/特別痩せても太ってもいない健康的な体つき。色白だが血色感はあり、肌理が細かくつるんとした肌質。白い長袖のドレスと水色のリボン編みコルセット、足元を見ると焦げ茶色の編み上げブーツ。白い布地にベージュのレースを重ねた手袋を常に身に付け、雨の日はもちろん例え晴れの日でも傘を持ち歩いている。
モチーフの名残/一定量の水を浴びると全身が青白く変色して透け、心臓部分を中心に全身へ向かってオレンジ色に発光するラインが浮かび上がる。また、指先に直接触れると痺れを伴う痛み(静電気程度)を与える微弱な毒をもつ為手袋が欠かせない。
Like/海、人、動植物、刺激的なこと
Dislike/孤独、退屈
備考/"とある貴族の家に三人姉妹の長女として生まれ、裕福な暮らし。しかし、双子の次女と三女はそれぞれ分野は違えと類稀な才能に恵まれ、一方長女である自分は平凡で何の才能も持たずに生まれてきたことから、両親を始め周囲の人間からは失望され憐れまれている。虐げられることこそ無いものの、皆当たり障りの無い態度で誤魔化しているだけで自分には何の期待もしていないし愛情も感じていないことには気が付いており、家庭では孤独を感じずにいられない。"という設定の下で日々を暮らしている。家庭内の居心地が悪い為、ふらりと抜け出しては好き勝手に城下を歩き回ったり王宮に出入りしている様子。とは言え自分に対して否定的な周囲の人間を恨んではおらず、愛情を受けられない自分の憐れさは棚に上げて、ただただ可哀想な人たちだと憐れんでいるに過ぎない。
指名/どなたも魅力的な方ばかりでおひとりに絞る事が難しく…まずは、当Cがぐいぐいと接近したがることに比較的耐性のある方をお勧め頂けますと幸いです…

ロル/("あの雲の形をごらん、もうすぐ雨が降るよ"と、つい数十分前に年老いた庭師が寄越してくれた忠告を思い出す。今日も今日とて家族の居る屋敷で過ごすのはどうにも居心地が悪く、雨が降り出すなどとはとても信じられない晴れ晴れとした空の下、華やかな王宮の庭園を歩き回ることに夢中になる内に結果として忠告を無下にする形となりかけている自分を悔やみ。あんなにも青かった空はいつの間にか泣き出しそうな色をして、ひんやりとした空気が辺りに立ち込め始めているのを感じ取るや「急がなきゃ、」と焦りの滲む声でぽつりと呟いて。こんな時に限って屋根のある場所まではまだ遠い、濡れたくない一心で傘を差して庭園を走り抜ける途中、足元の小石に躓いて転倒したのは何とも悲しい誤算だった。足首を軽く捻ったらしい、土を払うよりも先にずきずきと痛む足首を手で擦りながら転倒の拍子に少し離れたところまで転がってしまった傘へと手を伸ばして)

268


初回指名は第一皇子ジークに。(272)


  • No.14 by 極彩の魔女  2021-01-26 20:33:46 


●ちっとも痛くない恋なんて、きっと退屈でつまらないでしょう?


名称/ ペネロペ
年齢/ 26歳
性別/ 女
モチーフ/ ヤマアラシ
性格/ 人当たりも面倒見も良いが、少しばかり不器用。照れ屋で時に天邪鬼、それでも何だかんだと人の世話を焼く。感情が昂ると物理的に人を傷付けてしまう体質の為か努めて自制しており、辛抱強い。優し過ぎるほどに優しく、その優しさによって幸せにも不幸せにもなってきた。心にあるトラウマを抱えており、それが原因で大切な人ほど傍に居るのが怖くなるというジレンマを抱えている。
身長/ 162cm
目/ くりくりとした二重の大きな目、やや黒目がち。瞳の色は黒。睫毛が濃く長い。丸眼鏡をかけている。
髪/ 腰まで届くストレートのロングヘア。頭のてっぺんから半ば辺りまで焦げ茶色、そこから徐々に色が薄くなり毛先の方はアイボリー。後ろで一本の三つ編みにして黒いリボンを結んでいる。前髪は内巻きのセンター分け。
全体の雰囲気/ 白いブラウスと深緑のスカートに黒いエプロン、茶色のブーツ。厚手のフード付きローブを常に羽織っている。肌の色は白く質感も滑らかだが、鼻の頭には雀斑が散っている。一見分かり難いが実はわがままボディ。目鼻立ちもくっきりとして磨けば光るタイプだが、現状は全体的に野暮ったい。
モチーフの名残/ 感情が昂ったり大きく驚いたりすると、髪が太い針のように変質する。変質後の髪は一本一本が非常に硬く鋭利で、酷い時には勢い良く飛んでそこかしこに突き刺さってしまう。但し余程取り乱さない限り理性でコントロールが利く上、それでも講じる万が一の対策がフード付きローブである。体感ではあるが、下ろしておくより編み込んでおく方が幾らか変質の速度が落ちる為、髪型も工夫している様子。
Like/ 栗、パイ全般、穏やかに過ごす事
Dislike/ 魚料理、雨の日、傷付ける事
備考/ 城下町の仕立て屋のひとり娘。小さい店だが店主(父親)の腕は評判で、品物を王宮へ送り届ける役目を担っていることから定期的に出入りの機会がある。ひと度王宮へ足を踏み入れればいつもそこに広がっている華やかな暮らしや、煌びやかな装いに身を包んだ人々に対して密かな憧れを抱いて止まない。子供の頃『いつか自分もあんな風に…』と夢見た気持ちを今でも捨てられない自分を恥じており、それは誰にも言えない秘密だと思っている様子。また、幼い頃に姉妹同然であった幼馴染の全身を針まみれにして大怪我を負わせた、と言う偽の記憶を植え付けられており、今日に至るまでトラウマとなっている。
指名/ 第一皇子、第五皇子、第六皇子の中のどなたか
ロル/ (王宮へ足を運ぶ日はいつも、胸が高鳴るような期待感と決して手の届かぬ輝きを見せつけられるような劣等感との板挟みで心が忙しい。思えば特に今月は納品の回数も多く、何度か出入りを繰り返す内にすっかり浮かれてしまっていたのかも知れない。顔馴染みのメイドから内緒のお茶会を持ちかけられ、年頃の娘同士の会話に花を咲かせていると想定よりも随分と帰りが遅くなってしまったようで。家路を急いで王宮の庭園を駆け抜ける間、ああ矢張り自分は優雅な暮らしに縁遠い人間だ……と、俄に訪れる切なさに気を取られた矢先、不意に体が前につんのめるのを感じて。「やっ、…!」転ぶのは嫌だと全身を突き抜ける感情を自覚する頃にはその場で派手に転倒し、もう何年も愛用している大切な眼鏡のフレームが地面の上を跳ねる音が聞こえた。痛み、動揺、羞恥、様々な感情が波のように押し寄せる中、積み重ねた木の枝が軋むような音が聞こえ始めると、頭が少しずつ重たくなってくる。髪の変質が始まっていることを悟るなり血相を変えて、「駄目、駄目駄目駄目……落ち着け、落ち着け…」何度も繰り返す深呼吸の合間に呟いて暗示をかけながら、落とした眼鏡を拾い上げることも忘れ慌てた様子でフードをすっぽりと被り)


297


初回指名は第五皇子エトワールに。(300)


  • No.15 by 極彩の魔女  2021-02-04 16:39:29 


●水魚が絶えず交わるように、理性と本能の境界線を冷たい海に溶かして。


名称/リル=フィシー
年齢/20
性別/女
モチーフ/金魚(朱文金)

性格/良くて夢見がち、悪くて地に足がついていない/ぼうっとしていて一見穏やかだが思慮が浅く、粗野ではないものの無礼/自分は可愛いという認識があり愛でられて当然、愛でない者は目が悪いと思っている/自身への根拠のない自信が大きく、他人の行いをどこか上から目線で見ているためある意味では寛容/触れられるのは苦手だが触れられるほどの傍にいるのは好き/頭は良くない

身長/150センチ+8センチヒール
目/黒目がちなぽっかりと黒い瞳
髪/腰まである癖のない白髪に黒髪が筋のように生えている(本人は黒を青と主張している)
全体の雰囲気/不健康な白い肌にデコルテから下に蔓延る「生まれつきの痣」の赤と黒の斑模様/群青色のドレスで胸元から裾にかけて白レースの長袖、マーメイドラインの裾は魚のヒレのように地面を引き摺っている(ややサイズが合っておらずオフショルダー状態)/黒の8センチヒールパンプス/衣服は上等なものであった事は伺えるがくたびれている
モチーフの名残/顎の下、細い首との境に鰓がある。鰓蓋で閉じているため一見傷のようでもある。水中であれば使えるかもしれないが、常は肺呼吸のためなんの意味もない/「生まれつき」である肌の斑模様、白髪に混ざる黒髪(モチーフとなった金魚(朱文金)の模様)

Like/自分、見られること、綺麗なもの
Dislike/他人の体温、熱(暑)さ
備考/良家の子女であると思い込んでいる街角の「花売り」。同じく花を売る女達と粗末な家に住んでいる。という設定。空籠を持って街角に立っている事はあるが体を売ったの事実はなく、花売りの女達は極彩の魔女の魔法により彼女の存在に疑問を持っていない/子女であるのに侍女がいないのは「隠れるのが上手なのよ」/夢の中でたまに聴ける美しい子守唄が好きで頭の中で繰り返してみるも、歌声には乗せられない

指名/第三皇子
ロル/
(時間などを確認するのは子女の役目ではなく、まんまるの月と星の散らばる暗い空が夜だと知らせているのならばそれ以外の事は頭の隅にもかからない。からっぽの籠を片手にどこかの街角からふらりと向かったのは王宮の庭園で、我が家よりも手入れの行き届いた草木は月光と城からの明かりをぼんやりと受け止めて柔らかく輝きコツ、コツ、とヒールが石畳を打つ微かな音まで吸い込むような暗がりまでもが美しい。クンと姿勢良く咲く花は手折ってほしそうにも見えるがそれではこの庭園の美を崩してしまうと本能的に感じるので手は伸ばさない。それでも、花弁を撫でてやろうかと手を伸ばすと知らぬ間に石畳の僅かな亀裂にはまっていた華奢なヒールは重心をぐらりと崩して前のめりに倒れ込み。「あら……あら、あら。まあ、どうした事かしら」生垣の手前に膝をつき、咄嗟に花壇の煉瓦についた両手は大きな傷はないが赤く熱を持ち細かな砂利や砂がこびりついてしまい)


226(335)


初回指名は第三皇子ハインツに。(244)
2週間のお試し交流を経て正式に王宮へ入って頂いた。


  • No.16 by 極彩の魔女  2021-02-15 12:12:29 


●黒い花弁が証明するのは、色めく愛か煌めく呪いか?


名称/フィリア
年齢/26
性別/女
モチーフ/黒百合
性格/外見からして確り者と認識されるも本性は次々と男を我が手中にすると言う喰い好き者。愛するのも愛されるのも好きで、この人に愛されたいと思った時にはじわじわと追い詰め我が物に。基本的には恋人にならず得意な言い回しで曖昧な関係と言う線引きをし一線を越えないよう常に保つが奪われるのも嫌われるのも嫌がり手放すことは絶対にしない。普段は使用人と言う立場の為、敬語と礼儀をきちんと使い仕事も確りとこなす。自身に咲く黒百合のせいか自身と周りの女性の容姿を比べては、なぜ自分はこんな容姿をしているのかと疑問を抱くと共に少しの劣等感も抱く。それもあってか自身が手にいれた男性の心は誰にも渡さないと言う気持ちが強い。
身長/165
目/金色
髪/黒百合を連想させる黒い髪に、長さは前下がりのショート。
全体の雰囲気/エドワーディアン式の長袖メイド服を着用しており、頭にはメイドキャップ。自分の肌の色に合ったストッキングを履き、靴は少しヒールの入ったローファー。使用人として働いているため控えめな化粧を施し、口紅は薄い桃色のものを使用。
モチーフの名残/両腕の肘窩から細い茎が腕に纏わりつくように手首まで延び、手の甲には黒百合が咲き誇り、両手の爪は黒い。手の甲の黒百合は何度でも咲く。( 但し、一日時間を要する )自身の黒髪からは黒百合の花弁が何処からともなく稀にひらひらと地に落ち行く。愛情が足りないと無意識に思った瞬間に目眩がし途端に黒百合と花弁を吐き出してしまう。
Like/男性、自分、綺麗なもの、夜間の散歩、花、自身を求めるが故の乱暴な触れ合い、束縛、嫉妬
Dislike/喧嘩、怒鳴り声、裏切り、拒絶、暴力、下劣な者
備考/一人称は私。極彩の魔女により王宮内の使用人と嘘の記憶を植え付けられた上で産み出された存在。夜間は巡回と言う名の散歩に出掛ける。
指名/第七皇子様or第四皇子様
ロル/

( 午前から午後まで己に任せられた仕事をやり遂げ、夜間に向かうは色とりどりの花達が咲き誇る庭園へ。コツリコツリと己の足音だけが響くこの時間がとても恋しく思いながら手に持っているランタンを揺らしレンガの道を歩き、「 綺麗な花ね 」誰もいないのを良いことに一人ごとを呟いては花を見つめ口角を緩やかに上げ淡く微笑んで。すると静かな庭園に響く、猫の鳴き声。かさかさと揺らめく植木の場所へと近付きランタンを地面へと静かに置き、そっと植木を両手で掻き分けようとする間際ぴょこりと顔を出した真っ黒な猫。己の横へと身軽に飛び出た闇夜に紛れるくらいの黒い身体を見ては思わず触れたいと思い、手を伸ばすと猫特有の鋭い爪で手を引っ掛かれ、手の甲に咲く黒百合の花弁が散ると共に熱い熱い、痛み。血液が滲み出る手の甲を押さえつつ、威嚇をし始める黒猫へと苦笑いを浮かべ小声で謝罪をぽつり ) ごめんなさい、怖かったわね。


334



初回指名は第七皇子ヴィルケに。(339)


  • No.17 by 極彩の魔女  2021-11-23 14:53:08 


●愛を欲して煌めく光輪、ラピスラズリの輝きは猛毒の証明。


名称/ クラエナ
年齢/ 25
性別/ 女
モチーフ/ ヒョウモンダコ

性格/ 一見大人しく温厚、人に尽くすことを喜びとした献身的な印象を受けるが、本質は常に飢えと乾きに支配された狩人。ずるずると深淵へと引き摺り込むように甘美な毒を持つ言葉で誘い込み、自分と同等の場所まで溺れてほしいと骨の髄まで喰らい尽くす。何かに縋らなければ自分を保てず、根本的に不安定。依存的。この『体質』を罰だと考えており、赦しを渇望して神を信仰しているものの、同時に漠然とした大きな違和感を抱いている。

身長/ 164cm
目/ 金色の瞳の中には横向きの長方形の瞳孔。憂いを帯びた伏し目。
髪/ 茶色の濃淡が入り混じった柔らかな癖毛。肩につくぐらい長さでくるくると、足さながらに跳ねている。

全体の雰囲気/ 肘まである黒いレースの手袋、地面に触れるくらいのスカート丈、髪を覆うヴェール。銀のロザリオが胸に光る。いくつもの歯型をシスター服で隠しており、敬虔なる信者に見えるものの、怪物に信仰の首輪をつけたかのような歪さに艶やかな肢体、冬の海を感じさせる青白い肌が加わり、どこか危うい色香が漂っている。

モチーフの名残/ 強い飢餓感に苛まれた際に自分の肌を傷つける鋭い牙と体表には指先の痺れや軽い目眩を引き起こす程度の神経毒。表面に流れるものは短時間なら止めることが可能なものの、臓腑の中まで巡るものを消し去ることはできない。感情の揺らいだ時、瑠璃色に光る輪状の痣が身体中に浮かび上がる。

Like/ 神、穢れのないもの、愛、温かいスープ、歌
Dislike/ 創造主、自分、海、鮮やかな瑠璃色

備考/ 出身はどこかの娼婦から生まれた孤児。教会に引き取られ、その後何度か里子として家に受け入れられるものの、いずれも『体質』のせいでうまくいかず修道女になった。正式な聖職者ではなく、身寄りがないので居座らせてもらっているだけ、という設定。とはいえ、毒については自分の一部という認識の為悪感情はなく、不躾に触れられた際の悪戯として使うことも。魔女の気紛れによる不完全な創造故の靄がかかったような異物感、どこにいても落ち着かず自分の居場所をずっと探している。

指名/
ロル/

──嗚呼、いけませんわね。
( 瑠璃色の光が視界の底に映る。頬にあるであろうその大嫌いな色を衝動のまま赤で染め変えようとして、すんでのところで理性が働き、空気を震わせるだけの呟きを零せば、見える部分の少ない素肌からゆっくりと手を離した。ここはとっくの昔に見飽きてしまった朽ちかけた教会ではなく、色とりどりの思惑の花咲き乱れる煌びやかな王宮、その庭園。それに薄布に遮られた手じゃ爪の跡をつけるだけで青を消してはくれないから。スカートの土汚れを軽く落として、鮮血のついた黒い柵をハンカチで拭い取る。動揺の原因は、腕から滴り落ちる赤い血に手袋を裂くほどの深い傷。偶々転けた時に運悪く庭の装飾品に刺さってできたそれに、もう意味をなさないほどに破れてしまった布切れをきつく巻いて )


393


初回指名は第四皇子セスに。(396)


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