着ぐるみパンダさん 2020-08-02 17:23:34 |
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>319
(要塞に駐屯していた兵士達が「大丈夫か」や「もう安心だ」等心配そうな声を上げつつ、運ばれてゆく傷付いた貴女を遠くから…穏やかそうな黒髪の青年(オズワルド)に手を繋がれた桃髪の小柄な少女(ラヴィ)が「…ねえ、お姉さん…本当に王国の人?」とでも言うように訝しげにじいっと見つめている。彼女は青年に手を引かれると、時折貴女をちらちらと見ながら要塞の奥の方へと消えていった。(追加情報です。発声することが出来ないラヴィが身振り手振りで言葉を伝える「身体言語」は王国側の限られた人間(マチルダ、ルイ)にしか理解できません。)
>321
中(反応ありがとうございます!次のロルで要塞に運び込まれて、破壊工作の場所探しをするような感じで大丈夫でしょうか?その最中にラヴィさんと出くわして決闘的な……)
>321
(一先ず潜入は成功ね……)
横たわる身にかけられた言葉が、労いや心配を意味するものばかりであることに安堵するゼクシア。
ただし一つだけ――遠くから投げかけられた視線が、どうも懐疑的なものに思えて仕方なかった。僅かに頭の包帯をずらして気配を感じた方角を見やるが、既に視線の主の姿はない。気のせいで済ませるには少々無理があるが……追えないものについて考え込んでいる暇などない。
要塞内の救護室で応急処置を受けると、身体に幾度も触れられたことで強烈な吐き気と眩暈に苛まれながらも立ち上がり、用を足すと告げて部屋を後にした。
(さて、先ずは兵站から)
事は首尾よく運んでいる。後はこの要塞を無力化して立ち去るのみだ。
ステラからの指令を頭の中で反芻する。最初に潰すべきは食糧や武器の貯蔵庫だろう。要塞の継戦能力を一時的にでも削ぐことが出来れば、帝国軍が優勢に回れる可能性が出てくる。
無論それだけでは王都からの補給で機能を回復されてしまうため、兵站を潰し次第より大きな損害を与えてやる必要がある。それこそ、要塞の攻撃力や防御力を直接削ぐような――極めて致命的な一撃を、だ。
最早負傷兵を偽る必要はないとばかりに頭部の包帯を取り、なるべく人と遭遇しないように気を付けながら貯蔵庫を捜索する。
>325
(「…お姉さん。なに、してるの?」背後から、ラヴィの貴女を責めるような視線が貫く。手を引いていた青年の姿は既に無く、彼女は貴女を見つめたまま視線を外そうとしない。「ここは、入っちゃいけない所だよ。怒られる前に帰りなよ。」彼女は一度さりげなく首を回転させ、右手をひらひらと揺らす。)
>皆様
(/朝から私事なのですがご報告を。
キャラクターで質問に答える場所、個人用カテゴリに「不死の少女《マチルダの質問部屋》」というトピックを立てました。よろしければご参加ください。)
(/こちら最新版ですー、抜けやミスがありましたらご指摘をください)
【メルノリア王国】
『王族』
キャサリン・ヴァレンタイン(>90):第二十三代女王
マチルダ・ヴァレンタイン(>1):第一王女
『王族周辺人物』
カデルア(>5):マチルダの従者
ラヴィ・ロックハート(>143):不明
ジラルド・マルローネ(>142):政治家、軍事務官
『守護騎士隊』
アーサー・ヴォルド(>1):大将、守護騎士隊長
ルイ・シュヴァルツ(>62):大佐、守護騎士隊副隊長、王国書記長
『王国軍』
オズワルド・ハニーフィールド(>90):元帥、全軍指揮官
オーガスタス・オローク(>132):中将、第十師団長
エメリア・ヴォルド(>82):中佐、第一部隊隊長
ノーマン・フロフィリア(>13):大尉、騎士
エドワード・ルイス(>162):中尉、騎士
『その他』
カデルラ(>68):不明、帝国に捕縛中
ハーグリーブス(>183):商人
【クドレウス帝国】
『皇族』
アルバート・ヴァレンタイン(>318):帝国皇帝
『皇族周辺人物』
不在
『帝国軍』
東 桜華(>318):少将、第一師団長
アレックス・シルヴェスター(>318):大佐、第二連隊長
ジェレマイア・フォーテスキュー(>3):中佐、白聖騎士団団長
アントワヌ・ヴンサン(>98):少佐、第二師団長
ステラ・カンパニュラ(>60):少尉、参謀室所属参謀官
ゼクシア・ファルベ(>150):階級無し(傭兵)、戦士
ティルフィング(>17):(階級不明)、騎士
『その他』
ヴァシーリー・ダヴィートヴィチ・チャイコフスキー(>11):暗殺者、吟遊詩人
【中立】
『ウルフ周辺』
ウルフ・ティエラン(>320):不明
カニス・ルー・リュコス(>320):天狼軍兵長、ウルフの副官
(/遅くなってしまい申し訳ございません…)
>アントワヌさん
待つぞ…戦場に行けるのならな。あれ、どうも…あれも普通なんだな
(迷子にならない為に待つ事を決めればエリシアさんに一礼し、体が変化してカラスのような姿になっても驚きはせず何かの能力だという事を理解し)
>オズワルドさん
オズワルドさんのご武運もお祈りしています
(白髪の青年が重なって見えたような気がしたが気にせず呟き、エドワードも準備をしてから1人で戦場へと向かい)
アントワヌ(エリシア…早く帰ってこないかなぁ…まぁいいか。ねぇお前たち…?(そう言うと首もとから出てきた二匹の蛇の頭を撫でながらそう言い)ふふ、待ってくれるか…ありがとうな、しかし…先程は驚かせてしまったならすまなかった…水から女ができたかと思ったらカラスになったんだもんな…驚くのも無理はない。(驚いてないならアレだがな…と付け足しながらそう言い))
エリシア(…いったいどこで戦闘をやってるのかしらねー…(カアッと鳴きしながら空を飛びながらエリシアはそう呟いた。)ここか…?(そう呟くと近くにある木に止まり帝国兵と王国兵がぶつかり合う様子を見始めたがここが戦場だと分かるとすぐに飛び立ちまたアントワヌ達の方へ飛んでいってしまった)…早くアントワヌ様にご報告せねば…。)
>333
オズワルド
「…「another」は…行きましたか。」
(オズワルドは誰に言うでもない、空気が唇から漏れるような呟きを漏らすと髪をふわりと掻き上げ。何事かを呟くと彼は嫌悪感を露にしたような表情で歩く速度を早め、戦場へと到着する。)
帝国side
>all
東
「いや~…アレックスくん。この状況、あんま良くないよね?俺の異能使っとく?」
(帝国兵達の中で一際異質に目立つ、黒の着物に派手な白の羽織を纏った青年が横に並ぶ銀髪の青年に話しかけ。話しかけられた銀髪の青年は首を縦に振ると銃を構え、「……そうですね、東少将。貴方の仰る通りだと思います。」とだけ呟いて。そう返された東は「はぁ…アレックスくんは相変わらずお堅いよねぇ。いっつも死人の相手ばっかりしてるから、いざって時に生きてる人間とコミュニケーション取りにくいんじゃないの?…んじゃ、一発使っときますか。」と軽口を叩くが反応を返さない相手に肩を竦め、唇をいびつに歪めた不思議な笑みを浮かべたまま「…戦術策《防》。護り給え、増長天。」と彼が呟くと彼の周りに薄いシールドのようなものが展開され、王国兵達の槍や銃弾、剣などでの攻撃を弾いて。)
>326
「……!」
不意に感じる貫くような視線。小さな悲鳴の一つでも上げたくなるのを我慢して振り向けば、そこには幼いが美麗な容姿の少女が佇んでいた。
彼女のような人物がどうしてこんな場所に?その疑問は、逸らされることのない視線によって自ずと解消された。
(まさか、あの視線の主は――)
負傷兵を装い、兵士達に解放されている最中に唯一感じた、ゼクシアの素性を疑い暴こうとするようなあの視線。
右手を揺らし退出を促す少女の、まるで際限なく続く深海のような瞳に、あの時と全く同じ感覚を覚え身震いする。
そうなれば彼女がただの一般人でないと確定したも同然だ。恐らく異能者――それも幼くして王国の要衝に配置されるほどの実力者。
こんなあどけない少女を手にかけるというのはゼクシアのポリシーに反する。しかしこれは絶対に失敗出来ない任務であり、同時に命懸けの挑戦なのだ。故に――
「ええ、そうね……"ごめんなさい"」
謝意を伝え引き返すように見せかけ、突如として少女に襲い掛かる。
その首筋目掛けて伸ばす右手には、電流が目に見える青白い輝きとなって纏わり付いている。
この程度の出力なら殺してしまうことはない。まともに喰らっても暫くの間意識を失う程度だ。
幼い子供に暴力を振るう感覚に吐き気と眩暈を覚えながらも、ゼクシアは帝国の尖兵としてあるべき姿を演じる。
>326
(「やめて、触らないで!」ラヴィが現実から逃げるように目をぎゅっと閉じると、完全なる球体に口を付けたような黒い塊がひとつ彼女の首筋を護り、消滅する。「…お姉さん、やっぱり王国の人じゃない。私がマチルダちゃんを守るの…皆、来て。」ラヴィは貴女を相変わらずの責めるような眼差しで見つめると何処に隠れていたのだろうか、彼女の背後から黒い球体がいくつも姿を現し。「皆、私の槍になって。」ラヴィが首を一回転させることが合図てあったかのように、黒い球体はその完全なる球体から形状を変化させ、漆黒の槍にも似た姿へと変貌した。)
>ALL
【そろそろ自分も復帰します!】
ーーカデルラサイドーー
「……………………。(また始まったか…………この状況では、出れるか?)」
クドレウス帝国内の牢獄。ここに幽閉されている彼は脱出の計画を密かに考えていた。そこで彼は気づかれないように風を操り、牢の鍵を施錠して出ようとする。弟と再開して、主のためにー。
ーカデルアサイドー
>336-337
「…………ラヴィ様!」
手合わせを終わらせたあと、敵が入り込んだ気配を察知してラヴィに加勢する。
「………………。(この目は……分からない……なぜ?)」
攻撃を仕掛けたゼクシアの方を見て違和感を感じたが、「何か」はわからなかった。だが、傭兵として戦った長年の経験から、力をセーブしていたのは理解できている。
「あなたは……帝国の者か…………目的は?」
ーウルフサイドー
ボロのようなマントを身にまとい、城前に到着する。今回は戦う気など彼にはないが、仕掛けられたら時代にふさわしいかを見極めるために戦うつもりである。
「私は…………名もなきボロでございます…………。」
ボロのような仕草をするが、彼の目は輝いている。彼が思うにはマチルダは妙な雰囲気を持っており、彼が手にかけたとある女性に似たものを感じているらしい。
(我が軍は動いた……あの女は…………この天狼が見定めるとしよう……。)
>337
(やはり異能者……それにしても"触らないで"とはね)
少女を気絶させる狙いで繰り出した一撃は、突如として空間に生み出された球体によって防御された。
更に同様の球体が複数召喚され、槍を連想させる兵装へと変化し彼女を取り巻く。
年端もいかない少女を相手取るという時点で気が引けるが、その言動に自分との共通点を見出してしまったゼクシアの心は、僅かながら乱れようとしていた。
(迷ってはダメ。過去を捨てるんでしょう?あの人の期待に応えるんでしょう?やりなさい。やるのよ、ゼクシア)
帰りを待つ人の顔を思い浮かべ、両足に力を込める。次の瞬間、ゼクシアの顔から躊躇や慈悲といった迷いの色が消え失せた。
「如何にも。我は帝国の尖兵にして、"六天"を自在に操る天魔――ゼクシア・ファルベ」
情けを一切感じさせない厳しい表情と口調に切り替わり、瞬時に氷柱をそのまま切り出したかのような氷の槍を十数本展開する。
少女の極めて攻撃的な布陣を目の当たりにして、本来なら守りを整えるべき局面なのだろうが――現状、ゼクシアのその様子はない。むしろ槍に槍を突き合わせる勢いだ。
少女が兵装の召喚のみで動かなかったのを良いことに、先制攻撃と言わんばかりに氷柱の群れを差し向ける。空気を切り裂き命ある者を凍てつかせる鋭槍が、唸りを上げて少女に迫る。
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