＿＿spray green / 〆

普通に寝てたわ…おかえりー（　微かな物音で目が覚めては彼の姿を視認させ ／ 頬弛め　）ごめん、連絡返せなかった（　スマホの通知に今気づけば苦笑いを表情に浮かべ　）

ああいや…それは構わないよ。それより今日一日、サングラスは無くて大丈夫だったのか？ ( 自宅にて恋人が出迎えてくれる現状に不思議な心地抱くばかり、何処かぎこちない挙動にて首を左右に振り / 鞄降ろしては彼の傍に近寄り眉尻垂れて窺い )

転寝してたら気づかなかった…大丈夫大丈夫！雨降ったりとかで曇ってたしねー。晴れてたらどうなってたか分からんけど…これに関しては運が良かったということで（　心配はいらないという口ぶりで破顔させ ／ 近寄ってきた彼の肩口に額擦り寄せ　）

そりゃあ不幸中の幸いだったなあ。だがサングラスはもう忘れるんじゃないぞ、心臓が幾つあっても足りん ( 苦笑零すも朗々な調子に絆され幾らか肩の力抜き / 応じる様に後頭部の髪そっと撫で )

あはー、ごめーん。次は気つけるよ…これ以上恋人の心労増えたら体に良くないからね（　口角上げ ／ 心配性な彼だと理解しての言葉を返し　）それと、昨日の話の続きをしたいと思ってたから今日会えて良かった（　撫受乍昨夜の話を引っ張り出し ／ 額を擦り寄せたままの状態で話を進め　）

ふふ、そうしてくれると有難いよ。心労由来でぶっ倒れる未来は避けたい ( 仄かに眦弛め首肯し / 冗句交え ) ああ…それで待っていてくれてたのか。昨晩返事は貰った様なものだったが、改めてきみの気持ちを訊いても？ ( 合点付いてはふと頬弛め / 一旦手を離せば背筋正し相手見上げ )

有り得そうな話で笑えないから…そんな怖い未来を迎えたくないので心配かけないように俺も努力するって話よ（　冗句だと分かっていても可能性のある話に眉間にシワ寄せ　）普通に一成に会いたくて待ってたの5割はあるからね？昨夜も言ったけど、俺も一成と一緒に暮らしたい（　彼の肩口から顔を上げ ／ 相手と目合わせ乍　）

きみも中々心配性だなあ…。心労で倒れるなんて玉じゃあないが、宗が頼もしい限りで嬉しいよ。だが多少の心配を掛け合うのが恋人だって、格好良い誰かさんから教えて貰ったんだ。気負いすぎるなよ ( 眉間の皺を指先で伸ばし乍悠々と宥めて / 表情和らげてはわしゃりと髪撫で回し ) 半分じゃないか、ふは…愛されてるものだなあ。──うん、きちんと頭が冴えてる内にもう一度聞けて良かった。そうと決まれば早速新居捜しだな ( 瞠目しては小さく吹き出し / 真面目な口調にそぐわぬ弛緩した表情浮かべ )

明日が早朝から忙しない一日でなあ。会えたばかりだが先に休ませて貰うよ。詳しい事は改めて相談しようか。新居が決まるまで何方かの家に居候しても良いし──まあ追追とな

（　休憩中にて昨夜の記憶が無いと後悔してはスマホを手に取り、見慣れた名前のトーク画面開けば『昨日ごめん、完全に寝落ちたわ…今日も微妙に暑いから熱中症には呉々も気をつけて仕事しろよ。頑張ってね』と送信させ ／ 彼がよく使う不細工な猫のスタンプと同じシリーズの旗持ってる猫をその後に送り　）

( まだ空の明るい夕方。僅かな疲労感チラつく面持ちで玄関潜ればその儘土埃をシャワーで落とす為浴室へ直行し / 風呂から上がればタオルで雑に水気を拭った頭に適当な服装でリビングへ赴き、手に取ったスマホの通知を確認。彼らしくも気遣う言葉と覚えのある猫のスタンプへ頬弛め『お互い様だよ、気にしなくて良い。高温多湿と格闘しながら何とか仕事を終えて丁度帰宅できた所だ。室内業務だろうがきみも熱中症には気を付けて』お節介心で"こまめに水分を──"、と入力しかけた文章を消し『宗に時間があるようだったら今夜も会いたい。ただ、疲れているようだったら自分を優先してくれ』と付け加え同じスタンプと共に遅れ馳せて返信し )

（　仕事終わり。スマホの通知に気がつけば彼からだとわかり、トーク画面に指をスライドさせ内容に目を通しては口角上げ『仕事今終わった。一成もおつかれー！俺も会いたいからこのままそっち行く』と返信させ ／ スマホを閉じ鞄へと仕舞ってから彼の家へと向かい　）

( 返信内容に眦弛めては早速スマホ画面に指先滑らせ / 一見淡白に見えるであろう『宗もお疲れ様。了解、待ってる』との短な文面送信すれば、一人を良い事に音程外し気味な鼻歌引き連れ髪を乾かすべく洗面台へ向かい )

職場からだと近いもんだな （　昨日も感じたことを声にし乍合鍵は使わずにインターホン鳴らし ／ 一応と思い『着いたー！』と先程来た彼のメッセージに返信送り　）

早かったなあ。いらっしゃい ( インターホンのチャイム音に続いて通知知らせる振動に直ぐ様恋人だと察し、スマホを確認する前にぱたぱたと足早に向かい / 朗笑しつつ玄関開けて招き入れ )

自宅帰るよりも職場から一成の家近いんだよねー、それと早く会いたかった（　扉開き、彼を視認させ。いつの日か言われたことをその儘返し ／口角上げ　）お邪魔しまーす！（　挨拶一つ ／ 部屋の中へと足を踏み入れ、靴揃え乍　）

へえ、俺達は案外近い生活圏に居たんだなあ。…それは俺もだよ ( 軽く瞠目し / 身に覚えのある台詞にくつり喉鳴らし ) はいはい、お邪魔されます。もう慣れっこだろうが、適当に寛いでいてくれ ( 口角上げ後を追い / 飲み物準備しようと立ったキッチン越しに声掛け )

そーなのよ、俺もビックリ！そー思ってくれてたんなら嬉しい（　指鳴らし ／ 続く彼の言葉に嬉げに破顔させ　）あはー、なんだかんだこっち来てる回数多いもんね（　邪魔にならぬ所に鞄置き ／ ソファに腰下ろせばキッチンに立つ恋人眺め　）

思えば俺もきみの家まで車で向かうのに大して時間はかからないな。毎日思ってはいるんだが、今夜は特別会いたかった ( 顎に片手添え / 壁掛けのカレンダーを一瞥し含み笑いで視線向け ) 気に入ってくれてるようなら、第二の家にしてくれて構わないぞ ( 視線に気付けば双眸細め冗句交え / 水出し玉露用意してはテーブルまで運び )

車持ってるのは強いよなー？奇遇だな、俺も今日特別会いたいって思ってたよ（　"車"と聞けば自分はずっと徒歩生活だなと1人考え ／ 相手の視線追うようにカレンダー見ては双眸細め乍頬弛め　）さて、一成は皆の健康でもお願いすんのかなー？（　以前、向こうで聞いた願い事を聞き返すように ／ 口角上げ　）魅力的すぎる誘いだねー…いやでも、ちゃんと同棲してから…あ！玉露だ、美味しいよなー。前に京都で飲んだの覚えてる（　悩ましげに眉間にシワ寄せ ／ 運ばれた茶に視線惹かれ　）

仕事で乗る為に免許を取ったんだが、まあ…あって不便は無いな。そういえば宗は交通機関で通勤してるのか？ ( 徐に疑問口にし ) っふは、やっぱり気にするよなあ。七夕。んー…言ったら叶わないだろう、だから秘密だ ( 楽しげに肩揺らして笑み / 食指を唇に宛て茶目っ気たっぷりに片目瞑り ) それは同意だ、曖昧に過ごすよりも良いだろうし。お、実は京都の老舗から取り寄せたものなんだ。美味いぞ ( どこか無念そうに片眉上げるも同意示して肩竦め / ぱっと表情綻ばせては視線で促し )