＿＿spray green / 〆

きみは時々変に気遣いになるな…？座ってくれて構わないのに。拭ってやるから動かないでくれよ ( 距離縮まった相手に眦弛め / 腕伸ばせばその場でタオル被せ優しく水気拭い ) ん、この時期の風邪は厄介だしなあ ( 頷き大人しく従っては首筋伝う雫軽く拭い )

濡らしたくないじゃーん？だからだよ…俺も一成のこと拭こー（　瞼伏せるも破顔させ ／ 彼が拭いてくれるように此方も相手の髪や頬に伝う水滴を拭い、水気を取るようにタオルで拭き　）

それじゃあ優しさとして受け取っておく。ふは、おかしな光景だろうが助かるよ。有難うな ( 苦笑零すも優しげな声音で頷き / 擽った気に双眸細め乍も手際良く相手拭い ) …寒くはないか？( 途中手を止め顔覗き込み / 相手の頬に掌添えて尋ね )

デカいの2人して拭き合ってる光景はちょっと面白いかもね（　一瞬動き止めるもケラケラ笑い ／ 再び手を動かしては全ての水気を取るように　）…寒いって言ったらどうしてくれんの？（　イタズラに口角上げ ／ 相手と視線を合わせ乍　）

見せられたものじゃないな。…さて、大分マシにはなったぞ ( くすくす笑い声零しては同調し / 丁寧に拭えば水気吸ったタオルを退け、手櫛で髪型整えては満足気に告げ ) 恋人の権限で温めてやれるなあ ( 含み持たせた口振りで双眸細め )

そ？案外面白い光景でいーと思うけど？（　冗句一つ混じえ ／ 口角上げ　）よし、一成も大分乾きましたよー（　双眸細め乍相手の髪に指先絡め ／ ゆるゆると整えて　）そんなん言われたら選択肢は1つでしょ（　緩く相手の首元に腕回しては距離縮め ／ 頬弛め乍相手に視線送り　）

面白いかもしれんが、こんな気の抜けた姿は宗にしか見せられないな。…ん、有難う。これでお互い夏風邪は逃れられたな ( 片眉上げては肩竦め軽口風味に / 緩りと口角上げ ) きみならそう言ってくれるんじゃないかと期待してた ( 悪戯に双眸細め腰へ腕を回し / 鼻先同士触れ合う距離にて視線交差させ )

あー、他の人に見せるのは俺も嫌だからそれは却下だな。夏風邪案外厄介だからねー（　釣られる様に笑い ／ 同意見だと頷いてみせ　）…そう仕向けてきてるのバレてるからね（　瞼伏せてはもどかしさに耐えきれず相手の唇に唇で触れ ／ 幾度か緩く啄み　）

勿論きみにしか見せないぞ。今後も。最悪罹ったら暫くは会えないな ( あっけらかんと言い退け / 眉尻垂れて苦笑零し ) ン、…格好が付かないな。今は許してくれ、きみが欲しくて堪らないんだ ( 口付けの合間吐息と共に告げ / 幾度も唇柔く重ね合わせ )

あはー、一成の言葉には信用性あるからわかってるよ。それだけは裂けたい所かな（　言い退ける相手に思わず破顔させ ／ ポンポン頭撫で　）…ん、俺も一成がほしい…（　追うように啄み返す中、彼との口付けで得る甘い快感に首元へと回している指先が微かに震え ／ 悟らぬよう後頭部の髪撫で乍少し身を相手に擦り寄らせ　）

信用を置かれている様で何より。看病したい気持ちは山々だが、お互い仕事がある分移し合う訳にもいかんしなあ ( 嬉々と頬弛めては撫で受け / 眉根寄せ嘆息零し ) っ、…しゅう、 ( 彼の仄かな体温と香りに僅かに緊張感解れるも、微熱を与え合う口付けに次第に甘い吐息漏れ / 舌先で相手の下唇軽く舐めては劣情篭った声音で名を呼び )

恋人のこと信用しないでどーするよ。その通りだよねー、もうちょい近ければ…とは思うけど（　口角上げ ／ 相手の眉間を指先で突き　）…んっ、ん…いっせい、好きだよ…（　囁くように呼ばられことに愛おしさと脳に響く感覚に酔いそうになり ／ 突然触れられる舌先の感覚に肩揺らすも軽く彼の舌先に吸い付き　）

ふふ、正論で返されてしまった。なんなら一緒に住む手もあるぞ？…なんて、一瞬思ったんだが ( 冗談風味に肩竦めるも声調の節々に喜色漂わせ / 不意に脳裏過ぎった案零すも徐々に尻窄みになり ) ！ふっ、…すき、好きだ ( 温い舌の感触に僅かに肩跳ね、甘い言葉に終ぞ回転遅まった脳で虚ろげに繰り返し / 舌絡めれば一層に熱増した吐息零して ) …っは、…宗。此処じゃ首が痛いんだが ( 睫毛震わせ咥内に溜まる唾液嚥下すれば唇離し / 火照った頬をやや高い位置の彼から悟られぬ様俯き )

一緒に住めたらいーな…そしたら毎日この生活送れんのに（　その手があったかと真に受けては思考巡らせ　）は…ん、俺のがちょっと高かったね。なら、寝室行こう（　"ごめん"と添えては苦笑いを表情に浮かべ ／ 緩く彼の首元に触れては擦り　）

きみの都合さえ良ければ一緒に住まないか？新しく物件でも探して ( 思わぬ好感触に瞠目し / 真剣さ帯びた眼差しで見据え改めて提案し ) …情けないな、きみをリードするつもりだったんだが ( 苦笑混じり溜め息吐くも首縦に振り )

すまない。徐々眠気で潰れそうだから今夜はここまで。続きは暗転でも構わないし、これ自体蹴ってくれても良いぞ。…ただ同棲の件は考えておいてくれると嬉しい。それじゃあおやすみ、宗 ( 両頬掌で包み額に口付け落とし )

俺からしたら是非って返事しか思いあたらないんだけど…詳しくは明日にでも決めよう（　彼から伝わる冗句ではないという雰囲気に頬弛め ／ 了承の意で首を縦に振り　）俺の配慮も行き届いてなかった…それならベッドでリードしてよ（　口角上げ ／ 気にしていないと伝え、寝室へと行き　）


大丈夫、俺もやばいから…なら暗転という形を取っとくよ。また遅くまで付き合わせてしまったね、無理な時は早めの申告してくれて大丈夫だから！いつもありがとう。その件に関してはまた後日に…おやすみ、一成（　返すように同じ額へと口付け落とし　）

（　職場を出ては朝のバタつきにより彼の家にサングラスを忘れたことを連絡しておこうとスマホを開けば、トーク画面に指をスライドさせ『今仕事終わった、朝バタバタしすぎてサングラス忘れたから取りに一成の家行く』とメッセージを残し ／ 彼の自宅に向かい歩き出し　）

( コンビニ前停車させた車内で漸く彼からの通知に気付き、数時間前の時刻表示に手早くトーク画面開けば『お疲れ様。俺はまだ帰れそうにないから、自由に入って取ってくれて構わないぞ』と短に送信し車発進させ / 彼にとって重要であろう物品に心配感募り、落ち着きなく指先でハンドル叩き乍信号待ち )

（　数時間前に彼宅に到着しお邪魔させて貰ってはサングラスがあるのを確認し安堵させ ／ 久しぶりに直射日光を浴びた微かな疲労と彼の匂いに包まれる部屋というのもあり転寝し乍彼の帰宅を待ち　）

…ただいま ( 玄関口潜れば室内灯が点っている事に気付き、夜分故にやや声量抑え声掛けてはリビングへと進み )