梨花 2020-06-27 22:52:23 |
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真冬「(首を掴まれ、壁に力強く叩きつけられる)あっ…!」
真宵「(真冬の首を締めている)家に遊びにいくだなんて、随分と余裕があるのねぇ?園崎真冬」
真冬「桜音…真宵っ…!なん…で…ここに…!」
真宵「決まってるでしょ?今回の主犯が私だからよ。怪異の力を借りて邪魔者を全て消し去る、それが私の役目よ」
真冬「っ…目的は…お兄ちゃん…?お兄ちゃんを手に入れる為に…こんな事を…(首を締める力が強くなる)かっ…!」
真宵「お兄ちゃん…貴方からその言葉を聞くだけで虫唾が走る。血も繋がってない偽りの家族の癖に、何故そこまで必死になれるの?あぁ…怨めしい…貴方も、岳斗様の周りに居る人達も、全員怨めしい…!」
真冬「(神器が出せない…腕も引き剥がさない…どうしよう、意識が遠くなってきた…呼吸も出来ない…私、ここで死ぬのか…)お兄…ちゃん…」
バハル「おうおうおーう、最近のお嬢サンは過激だなァ?女の嫉妬ほど恐ろしいもんはねェな」
(両手をポケットに突っ込んだ状態で歩み寄ってくる)
バハル「だが殺傷はやりすぎじゃあねぇのかィ?」
バハル「そうさなぁ……〝表向き〟はBARのしがない副店長…ってとこかァ?(スっと目を細める)にしても怖いねぇ、殺害衝動が起きる要因が…過激な女はゲシュペンストの馬鹿女で見飽きてんだが……どいつもこいつも似たり寄ったりじゃあねぇか…」
(最近有名になっている資産家の姓名を口にしているが、明らかにその資産家を小馬鹿にしている。)
バハル「女ってのは嫉妬深い…だから好きになれねぇんだよ俺ァ…『凶暴王』だった時からなァ……」
(真冬パートは恋雪さんに任せて、私は希美パートを進めます!)
ー塾跡ー
よっ、と・・・(柵を越えて、敷地内に入る)・・・・寂れてるな、相当by希美
真宵「凶暴王…貴方、六狂王ですか」
真冬「六狂…王…?」
フレン「あのアロハの男の人、こんなとこになんのようなのかな。一人で肝試し?」
バハル「ハッ、知ってたのかいお嬢ちゃん……残念ながら俺は『旧』〝六大狂王〟の『凶暴王-アレクルウオウ-』だ…裏社会の中でも一際異彩だった神の冒涜者とも言われた俺らを知ってる奴ァよっぽど命知らずがやべぇもんに足突っ込んでるやつか…どっちかといえばお前は後者だろうな?」
(ニヒルな笑みを浮かべながら顎を引いて真宵を見下ろす)
バハル「それはそうと……殺しは私情を挟んでると失敗するぜ?」
真宵「六大狂王が今更出てきたとこでもう遅いですよ。元々、これは貴方方には関係のない話。今なら見逃してあげますよ?この事に目を瞑ってもらえるのであれば」
フレン「りょうかーい!(希美についていく)i
・・・・・・しかしまぁ、廃墟に居候するなんざ相当なマニアだな・・・・しかしアロハシャツって、恭介のおっさんよりセンスが無さすぎるだろby希美
バハル「何だ、俺相手に条件出すから消えろってか……取り引きとはいい度胸じゃねぇの……まぁ、元六大狂王ってな訳で今はただのゼンリョウなイッパンシミンってのだから…………丁重にお断りさせてもらうぜ」
(鉛色の結晶がはめ込まれた指輪をつけている方の手で指を鳴らすと結晶が鈍く光り、同時に動きを封じるように突如として鎖が真宵の身体を縛り付ける)
バハル「イッパンシミンって、こういう時クソみてぇな正義感働かせんだろ?人間ってのは難儀だなァ昔っから…」
真宵「…やはり、六大狂王なだけあって侮れませんわね」
真冬「(真宵の手が離れ、その場に崩れ落ちる)カハッ、ケホッ、はぁ…はぁ…(目元に涙が浮かんでいる)」
バハル「慢心は死を呼ぶからな、極力敵を侮らねぇこった……っつーわけで、この嬢ちゃんは保護させて貰うぞ(座り込んだ真冬を自分の後ろに隠すように立つ)さて、選ばせてやる。この状況でもこの嬢ちゃん狙って俺とやり合うか、今回は手を引くか……選びな」
(希美パートの続きです)
結構階段あったな・・・・しかも足場も悪ぃ・・・(やや息を切らしている)この辺りにアロハのおっさんが居た気が・・・(希美が視認した部屋に近づき、入ろうとする)by希美
フレン「!待って希美ちゃん!(希美の腕を掴む)ここ…何かいるよ」
真宵「…この状況だと、私が不利ですね。良いでしょう、今回は手を引きますわ。園崎真冬…貴方は岳斗様の家族なんかではない、また殺しに来てあげるわ。束の間の日々を楽しむ事ね(そこから消え去る)」
真冬「消え…た…?」
バハル「(その場から消えた真宵に、フッとほくそ笑んでから真冬の方を向く)…………ンで、大丈夫かァ嬢ちゃん?随分と恨まれてたみたいだが」
バハル「そうかい…あ、この携帯お前んだろ(路地裏前に落ちていた携帯を手渡す)……お前、これから帰んなら誰かに迎えに来てもらった方がいいんじゃねぇの?一人で帰るとまた二の舞になりかねねぇぞ」
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