___行く末に(非募集)

___行く末に(非募集)

隊長  2018-10-24 21:35:56 
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創作BL

隊長×凶悪犯罪者

募集板でお声掛けさせて頂いたかた待ちです。
非募集になります

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  • No.141 by 芹崎 航  2018-11-24 17:46:40 



(相手から紡がれる言葉を一語一句聞き逃さないように耳を傾け、表情の変化ひとつ見逃さないよう静かに話が終わるまで見守る。その姿は飄々とした態度で饒舌に語り人の好意を惹きつける男からはかけ離れ、いつかの公園で垣間見た真に迫る内側の部分。それを今、包み隠さず見せられ、あの公園で抱いた“満たしてやりたい”感情がまた浮上する。それが好意なのかは分からないがそばにいてやりたいと確かに思った。
はぐらかせれてもいい話、だった。なのに一切の誤魔化しもなく、他人には絶対に触れられたくない内側を晒してくれる。彼自身を崩壊させる行為を、自分の前で。やはり自分はずるかった。重荷を先に相手に背負わせておいて、用意していた回答も覚悟も揺らいでしまったのだから。多分、どうしようもなく目の前の男に弱くなっていた。胸が酷く苦しい。今までも今も苦しいのは相手のはずなのに感情移入したように激情が胸を締め付けた。ただ表情は変わらずに相手が語り終わるのを見届けると静かに視線を落として長い、沈黙をする。

___理解できない。いや…、お前の愛は本物だった。それは否定しない。不安になるのも当然だと思う。…ただ、そこで愛した人を自らの手で亡くす行為は、お前の弱さだ。愛し“合って”いたかは知らない。でも愛していたなら不安を打ち明けて共有だって出来たはずだ。それを信じられずに向き合おうとせずお前はエゴを押し付けて逃げただけ…。
永遠に離れていかない、そう思っているなら、同じことは繰り返さないはずだ…。
(冷たい声で、何度か微かに息を震わせながら紡ぐ言葉は、的を射ているようだが自分でも酷く陳腐に思えた。人の感情はそんな単純ではない。愛や寂しさ、不安は人を狂わせる。幼い相手への心の負担は計り知れない。恵まれて育った自分が相手の愛に口出しすることすら間違っているのかもしれない。相手の苦しみや辛さは相手にしか分からない。それでも、自分の中で燻り続けていた感情はもう誤魔化しきれないところまで来ていた。

お前をここに呼んだのは、自分の気持ちに区切りをつけるためだった。これ以上近づけば、俺は今の俺でいられなくなる。お前と話すことでこの感情と蹴りをつけるつもりでいた。……でも逆効果だったみたいだ。
(相手といるといつも思い通りにいかない。相手に絆されてしまった以上、こうなるのは予想できていたはず。自分は存外短簡なのかもしれない。ほんの微かだが少し困ったように眉を下げ微笑み、すぐにいつもの表情に戻って相手を見る。その瞳に最初の頃の哀れみはなく、どこか見守るようなもの。さて、あとは自分の燻る想いを打ち明けねばならない。そっと気を落ち着かせるように一息ついた。)

  • No.142 by 白樫 謙也  2018-11-24 18:23:55 


──お前の言うことは間違ってない。愛した人間を離れていくはずないと信頼して心情を打ち明ける、それが普通だ。でも…──不安になる度にあの顔が、母親のあの、顔が……俺を認識するのも面倒がってる顔が…頭から離れなくなって……俺の手からすり抜けて行く前に…繋ぎ止めたかったんだ…
(相手の口から出たのは否定の言葉、此方を非難する言葉だ。予想はしてたはずなのにそれを遥かに超えて胸を抉られる。いつも流暢な口はだんだんと言葉が途切れていき、最後には絞り出すようにして口を動かしていた。この思考は誰にも理解しえないものだと分かっていた、自分の1番の弱みだ。それをこの男に晒して、自分は何をしたかったのだろう。誤魔化すことも適当な嘘をつくこともできてのに。こいつならば、母親を亡くしたこいつなら、理解してくれるかもなど期待したのだろうか。否それよりも、相手がこの弱みを聞いて自分に失望するのが怖かったのかもしれない)

自分の気持ち?俺の犯罪履歴を聞いて殲滅の最終決定でもするつもりか?それとも殺人鬼の話を聞いて人間らしさでも取り戻したか?
(続く相手の言葉はどこか的を得ない。真意が分からずとりあえずいつも通りの軽口を無理やり戻しておく。断りもせずワインを自分の分にだけ注ぐとそれを一口体に流し込む。話すべきじゃなかった。相手の言う通り、お互いに近づきすぎてしまった。自分が殺人鬼だと打ち明けた以上どちらかが死にどちらかが生きたまま部屋を出るしかない。それなのに相手の顔はどこか柔らかくて、よくわからないこの状況に怪訝そうな顔を浮かべていた。)

  • No.143 by 芹崎 航  2018-11-24 20:38:59 



(絞り出すように語られる心情は、相手を長年縛りつけてきた苦しみに感じた。実際は苦しみなんて生半可なものではないだろう。言葉から、口調からそれがひしひしと伝わりまた胸が軋む。人の情に流されて飲み込まれてしまうのはいつ以来だろうか。黙って相手の話を聞き相手のグラスにワインが注がれるのを見て、続く問いかけにこちらも一口ワインを飲んで。

人間らしさ、か……。ある意味そうかもしれないな。
__俺は、あの日から、母親が亡くなったときから人と必要以上に接触するのを避けてきた。それは隊務で人を殺めるときに無駄な情を抱かないようにするための上からの言いつけでもあったが本当は…失うのが、怖かったからだ。だから付き合っても、最低な話だが本気にはなれなかったし一線を引いていた。ずっとそうやって逃げて、自分を守ってきたはずだったんだ。……お前と会うまでは。
(視線を落としたまま一気に語るが、胸の苦しさは一層増す。ここまで来てまだ迷う自分がいる。本当にいいのか。伝えてしまっても許されるのか。今まで自分の気持ちも意見も通ったことなどない。定められた答えしか出して来なかった自分にとって、自らの感情を、想いを伝える行為は押し付けでしかなく、非常に慣れないことだった。それにまた、失うかも知れない。それでも言わない選択肢は残されていなかった。

おかしな話だ。はじめお前なんてただの犯罪者でそれこそ消す気でいた。なのに、自分を暴かれて、お前の内面を見るたびに取り繕っていたここが揺らいだ。お前が男に愛を否定されて『愛してた』と情を顕にしたときもその愛に惹かれている自分がいた。__お前に会ってお前を知るほどにここが揺すられた。
(懺悔でもしているようだった。ときおり胸に手を当てて想いを吐露するがどうしても硬い口調になるのはきっと性格だ。冷静なようで正直相手の表情を確認する余裕すらない。しかしここでようやく顔を上げて相手の双眸をまっすぐに捉えて。

俺はお前の心を満たしたい。これまで抱えていた不安も寂しさも全部受け止めたい。
…あの時、交わした約束_お前がどこにいても見つけられるように、そばにいたい…。
(やっと目を合わせたのにやはり相手の表情を汲む余裕が微塵もない。またあの軽口であしらわれても文句は言えない。言い返す気力もないだろう。おもむろに腰をあげると、唐突に相手の襟首を掴んで引っ張り上げるとミニテーブルを挟んだ状態でこちらに引き寄せその唇を触れるだけの口付けで奪う。すぐに顔を離すと一気に近付いた距離のまま相手の瞳をみつめ「名前を、教えてくれないか?」と。恋情でも友情でもない、名のない感情だった。)

  • No.144 by 白樫 謙也  2018-11-25 15:20:20 


───は?
(そう一言口にすることしかできなかった。今まで見たことの無い相手の姿。いつも冷たく氷像のような男が何かに迷い、言葉を吐き出すようにしながら胸を押さえている。相手が何を言わんとしているのか途中で気がつけないほど純情でもなく、本気で驚き目を見開いた。今まで他人とは一線を引いてきた、それでは自分とはどうなりたい?胸を揺さぶられたのなら、何がしたい?言葉は理解できるがその事実を受け入れられなくて唖然としていると、襟首を掴みあげられ、そのまま唇が重なった。ほんの一瞬だけ、あの時と同じだ。優しいキスだった、唇しか触れていないのに、そっと抱きしめられ感覚に陥る。自分の弱みとも狂気とも言える部分を知ってなお、この男はそれを受け入れるというのか。)

お、まえ……──俺の言ったこと聞いてなかったのか?俺は、誰かを愛したとしても、そのうち……いつか、…相手を……お前を、殺してしまうんだぞ
(今すぐにでも自分の名前を、誰にも言えずにいた本当の自分を言ってしまいたかった。相手の首裏に手を添えて言葉が出かかる。しかし喉元まできたそれを既のところで飲み込む。こんな留まり方をしたのは初めてだ。自分の側にいてくれる人間が現れた時には迷いなく手を取っていたのに、何かがそれに歯止めをかける。自分でも分かっているのだ、この男にすぐに心奪われてしまうことが、そしてすぐにそれは自分の悪癖へと変わることも。相手の瞳を真っ直ぐにとらえながら言葉を絞り出す。互いの間にあるミニテーブルが酷く邪魔に思えた)

  • No.145 by 芹崎 航  2018-11-25 17:18:49 



あぁ……、その心配は全くしていなかった。俺は簡単には殺されてなどやらないし、殺される気も更々ない。俺はお前を満たしたいと言ったんだ。不安が…過去の残像がまたお前を苦しめても、俺はお前から離れない。お前が、その衝動を忘れるほどに満たしてやりたいんだ。それに___、
(後から自分で聞いたらそれこそ昇天してしまいそうな言葉だった。こんなこと誰にも思ったことも言ったこともない。本当に自分の口から発せられているのか自分で疑う程。それでも本心だった。殺されてしまう可能性も相手に言われて初めて気付いたくらいだ。首裏に感じる相手の体温、少し震えているような声、それが伝わりようやく余裕が生まれはじめまっすぐに相手の表情をとらえる。これからどうなりたいか、どうしたいか、そんな具体的なものは経験したことがないのだから分からない。今伝えたことが全てだった。そして何か言いかけるのと同時に、互いを隔てるミニテーブルを片手で払い倒して襟首を掴んだままぐっと引き寄せ身体を密着させる。ミニテーブルが倒れグラスが割れてワインが床にしみをつくるが一切目もくれず、相手の瞳を捉えて離さない。そのまま相手の耳元に顔を寄せて、

俺もいつでもお前を殺せることを忘れるな。
(低く冷たい声、だが確実に甘さの含まれた声色で囁くように告げながら相手の空いている手を自分の腰のホルダーにある拳銃へと導き軽く触れさせる。そして少しだけ身を離して双眸を捉えながら、襟首を掴んでいた手を相手の口元に持っていき、名前を催促するように親指で唇にそっと触れて。)

  • No.146 by 白樫 謙也  2018-11-26 19:13:58 


…っ、───
(相手はこれまでも自分の道を譲らないことが多々あったが、まさかこんなところでもそれが発揮されるとは。だが満たしたいと、そばにいたいと、離れないと、それらの言葉がどうしようもなく胸に沁みる。その言葉を受け入れてこの身を相手に委ねたくなる。テーブルを挟んだ物理的な距離によって心の迷いは保たれていたのに、音を立ててテーブルは取り払われ互いの距離はなくなった。まるで最後の殻を取り払われた気分だ。本来ならシミ一つ許さないはずの相手がワインを床に撒き散らすことも厭わずにこちらの距離を詰めてきたのだ、そのなりふり構わない行動でこちらの心はもう逃れられない場所まで来てしまっていた。相手に導かれるようにしてその手に拳銃が触れる。本来なら脅しであるはずなのに、その感触に酷く安心した。もしまた自分の悪癖が抑えられなくなった時、相手を殺してしまいそうになった時、この男は自分を撃ち抜いてくれるだろう。この手が愛する人を殺すのを止めてくれる。二度と矛盾したあの行為を繰り返すことはない。戸惑い拒絶しようとして強ばっていた体が少しずつ解れていく。そして腰と首裏に回った手がより相手との距離を詰めるように背後に回されると相手の目をまた真っ直ぐと見返した。唇をなぞる指が妙に心地いい)

──白樫謙也……
(震える息を吐き出すのと一緒にもう何十年も口にしていなかったその名を告げる。母親を殺したあの時から、その日に置き去りにしてきた名前だ。誰にも愛されず愛される自信も確信もない、一人静かに公園で蹲っているやつの名前だった。相手の目を見ていられずに顔を伏せる。あぁ、ここまで来てしまった。最後の砦まで取り払ってしまった。誰も踏み入れたことのない場所にこの男を入れてしまった。だが不思議と後悔はなかった)

  • No.147 by 芹崎 航  2018-11-26 20:38:53 


__覚えておくよ。………お前がそんなだと調子狂うな。
(震える声と共に明かされる名前が耳を通り、胸にすとんと落ち染み渡っていく感覚。名前一つで今まで空白だった部分がじんわりと満たされていくようだった。相手には満たしたい、離れないとかまけたがその実、自分も満たされたかったのだと今更になって自覚する。しかし、つい最近までいがみ合ってきた仲。名前を聞いてすぐに呼名してもいいのだが、こういった雰囲気には慣れない上に想いが通じ合ってすぐに切り替えられるほど器用でもない。今更、羞恥が湧いてくればそれを誤魔化すように上から目線であくまで平静を装い言えば、相手の今まで見たことない姿をややからかって。それでも、相手にとっては余程覚悟のいったこと。それは理解しているため、感謝の意を示すように、相手の全てを受け止めるように、その額に軽く口付けを落とした。)

  • No.148 by 白樫 謙也  2018-11-27 11:46:38 


あぁ、忘れるなよ…──は、そうだな。こういうのは俺の方が慣れてる、ほとんど童貞のお前とは違うからな…──そうだろ、航
(額に口付けが落とされて思わず笑みが漏れる。まさかこいつとこんな関係になるなんて、出会った当初は思いもしなかった。道さえ違えば殺し殺される間になったずなのに、今やこの広い部屋で体を寄せあって見つめあっているのだから。揶揄う言葉にようやくいつもの調子を取り戻したのかすました笑みを浮かべて揶揄いの言葉を返す。相手は付き合ったことがあると言えど気持ちが入っていないのならそんな相手はいなかったも同然、それを『童貞』と称してニヤリと笑った。お互いの名前は明かされた、だがそもそも相手のことを苗字ですらほとんど呼んだことがない。一足飛びしているのかもしれない、それでも今は自分を受け入れてくれたこの男の名前を口に出したかった。相手の体を抱き寄せて肩口に顔を埋めてより距離を近づける。そして一言、相手のことを呼んだのだった)

  • No.149 by 芹崎 航  2018-11-27 15:15:51 


…、…そうだな、そういうことで良いよ。…ほんと嫌味なくらい顔はいいよな…。
(どうやらこういった場面で自分はほとほと弱いらしい。頭の中にふとドラマで出てくるキザな男が言いそうなからかいも浮かんだが口に出せる性格でもない。名前を呼ばれたことも、また相手に先を越されたようで悔しいが動揺が上回り表情こそさほど変化はないがただただ投げやりに肯定するしかなく、余計に子供っぽさと『童貞』感を露呈しているようで。肩口に顔を埋められたことで相手の息遣いがより近くに感じては心地いいような居たたまれないような、自分から近付いたくせに冷静になってくると距離感がいまいち掴めず、相手の両肩をやんわりと押して少しだけ離しまた目を合わせる。改めて間近で見て気付かされるのは相手の端正な顔立ち。惹かれたのは相手の内面のためあまり気に留めていなかったが、睫毛が長く鼻筋も通っている。世の男女が放おっておかずそれこそ狂ったストーカーに狙われるのも分かる気がして、そんな男に自分が一番近い存在であるなら少なからず優越感があるわけで。先刻散々恥ずかしい台詞で本心を吐露したが、なぜかここでは素直になれずに、前述での動揺を誤魔化すのも相まって悪態となれば、軽く頬をつまんでやって。

で、今日は泊まっていくのか?…泊まるならここ片付けさせるか部屋変えるけど。
(相手の腰に手を当てたまま自分がしでかした惨状に目をやりやや眉を寄せつつ、一応この部屋のベッドはまだ使えるし、ゲストルーム付きであるため寝る場所には困ることはないが片付けさせるとなると長いこと人を中にいれることになるし、部屋を取り替えたほうが手っ取り早いかと。しかしそもそも相手の都合もあるだろうと何の気なしに聞いてみて。)

  • No.150 by 白樫 謙也  2018-11-28 19:19:34 


(/ごめんなさい本日用事が立て込み返事をする時間が取れそうにありません…明日お返事致しますので少々お待ち下さい。申し訳ありません)

  • No.151 by 芹崎 航  2018-11-28 23:19:37 


(/いえいえ、大丈夫ですよ!お忙しい中、報告ありがとう御座います。また時間があるときにお付き合い頂けると嬉しいです。では、また!)

  • No.152 by 白樫 謙也  2018-11-29 22:29:38 


おい、誰が顔がいいって?顔も性格もいいの間違いだろ
(自分の名前を呼ばれて僅かに動揺でもしたのか、微かに相手の吐息が震えるのが聞こえた。それを誤魔化すように発せられる当たり障りない返事には思わず口をにやけさせた。やはりこういう場面では自分の方が上手らしい。今まで軽口で場を掌握する時には心が伴っていなかったが、今は同じ調子ながらも相手を愛しくそしてからかってやりたい気持ちで溢れている。頬をつねられた手をやんわり剥がすとそのまま自分の手で包み込む。今までは向こうから勝手に寄ってくる女ばかり相手していたのだ、エスコートのひとつもなっちゃいない。体は離されたが、再び一歩相手へと踏み込み口を相手の耳元に近づけて)

こう言う時は『今日は泊まってけ、早く2人になりたいから部屋を変えよう』って言うんだよ
(わざと言葉と共に吐き出される吐息が耳にかかるような距離でそう囁いてやる。こちらを捕まえようとしていたときは何事も強制だったのに、こんな大事な時には自分で手を引くことはしない。きっと相手にとっては『任務じゃない』から決定を下せないのだろう。耳元で言いたいことだけいって体を離すとすました笑みを浮かべる。フロントに電話をかけろとちらりと電話の方を見たのだった)

(/すみません大変遅くなりました。お返事置いておきます。また明日ももしかしたら返信できないかもしれないです…申し訳ありません)

  • No.153 by 芹崎 航  2018-11-30 03:53:35 


性格はこれから知ってくから。さっき言ったこと守るためにもお前のこともっと知らないとな
(相手のにやけ顔に以前の胡散臭さはないものの、からかわれている感は否めなく僅かに眉を寄せるも、相手の性格云々よりも内面に惹かれたのは事実。それでもまだまだ相手の性格を語るには日が浅い。そう思えば始めはからかいに愛想なく返すも、相手を心から理解したい想いは強く、至極真面目に相手にしか分からないだろう穏やかな声色で述べては、ようやく気まずさも落ち着きこの空気に慣れてきたと。がしかし、すぐにそれも次の相手の行動で揺るがされる。再び近づく距離、耳元に触れる甘い吐息。相手でなければ何も感じず冷たくあしらえたが惚れた弱みなのだろう。自分でも動揺が表情に出たのが分かる。しかしやられっぱなしも面白くない。離れていく体に今度は自分から近づき細い手首を掴んで体を押すと後ろのソファに腰掛けさせるようにして上から覆いかぶさり。

それは…誘ってると捉えていいんだよな?__、
(別に今日の今日で相手とどうこうしようなんて微塵も頭になかったし恐らく今の相手の言葉にそういった意味合いはない。しかしいつまでも相手のペースに乗せられてやるわけにもいかないと、犯罪者を捕えるときのような冷たい視線に獣の雄のような鋭さを混じえ幾分甘い声色で言い、お返しとばかりに耳元で相手の名を呼ぼうとした_まさにその時、まるで空気の読まないスマホの着信が入った。1コール、2コール。たいていなら緊急の呼び出しもあるため3コール目までにはまず出る。それは今までなら女とベッドの中でも、だった。5コール目が鳴り終わり6コール目が終わる寸前、ついにその通話に出てしまう。言わずもがな内容は近場で出没した凶悪犯捕獲の緊急要請。近場もなにも自分の真下にも凶悪犯がいる状況に不謹慎にも笑ってしまいそうになるが、状況的には気分は浮かばれない。相手には想いを告げ大見得を切った手前、一緒に居たいと思う。ただ自分の気持ちと仕事を天秤にかけることすら許されてこなかっただけに心の葛藤は大きく。一度通話を保留にすると困惑と後ろめたさを含んだ表情で相手を見て。

被害者が、出てるって…
(人を殺したことのある相手に、赤の他人に情けを感じるかは分からない。ただこの一言で自分が“仕事”に選択が傾いていることが伝わってしまったはずだ。相手と過ごしたいその気持ちは仕事を遥かに勝るもののはずなのに。)



(/いえいえ、お気になさらずに!むしろ返信頂けるだけで光栄です。無理なく本体さまのペースで回してくださいませ!あと、ご相談なのですが、今後の展開の中に謙也くんの父と名乗る人を出せたらなと考えております。まだどの段階で出すかなど全く未定です汗
もしお許し頂けて、父を名乗る人のイメージや謙也くんに対する思いなどありましたら提案頂けると嬉しいです。自分得な設定でも何でも遠慮なく盛り込んで大丈夫です!)

  • No.154 by 芹崎 航  2018-12-07 22:44:19 


まだ、ここ覗いたりしてくれてるか…?
別の場所でお前みたいなの見かけたんだが、違ったかな。
偽名使うのも逃げるのもうまいお前だからはっきりとは分からないが…、お前だといいなと思ったよ。
正直自分に自信がなかったし居なくなったときは申し訳ない気持ちのが大きかったから、仕方ないと受け入れようとした。
だけどもし、まだお前に気があるならいつでも戻ってこいよ。まだ名前も呼べてないしな。
思い違いで、迷惑だったら流してくれて構わない。返事をくれるならお前の話しやすいかたちでいいから…。

  • No.155 by 白樫 謙也  2018-12-07 23:33:37 


約束通り俺を見つけてくれたんだな、ありがとう。俺がここからいなくなったのに狡い形で手紙を投げたな、それも悪かった。
お前にはいつも世話になりっぱなしだ、ストーリーも考えてくれるし、俺はそれに拙い文でついていくのが精一杯で、でも楽しかった。なかなか時間が取れなかったのといろいろ本体の調子も良くなくて返事が遅れて、それで今更顔出しできなくなってて…言い訳だな。
お前が許してくれるなら、また戻ってきたい。ただ本当に背後の問題なんだが、なかなか長文がかけないかもしれない。もともと短いが、お前を満足させてやれないかもしれない。これ以上我儘を並べる資格が俺にはないから、迷惑なら断ってくれて構わない。
悪いな文が支離滅裂だ、それでもとりあえずここに書き置きを残しておく。

  • No.156 by 芹崎 航  2018-12-08 01:24:26 


いや…、どんな形であれ手紙残してくれてよかった。…嬉しかったよ。だからもう悪いなんて思わなくて良い。
むしろ一人突っ走てたのはこっちで付き合わせて無理させてないかずっと気になってた。拙い文なんてことはないしお前と話す時間は俺も楽しかった。
許すもなにも怒ってない…。ただ少し寂しかっただけだ。だから戻ってきてくれるなら本望だよ。お前を離さないと約束したし、断るなんてのは考えられないしな。
とにかく背後のことは一番に優先して、こっちに合わせなくていいから自分のペースで数日に一回でも一週間に一回でも長文でなくても返信は構わないからな。むしろ逆に気を遣わせて悪かった。我儘、というか言いたいことはいくらでも言ってくれていいから。
また相手してくれるなら、前の続きからか、やりづらいならどちらからか新しく回せたらいいかなって思ってる。背後は形式だとか決まりにはこだわらないやつだから肩の力抜いて自由にやってくれ。長くなったが、省くとこ省いていいからな。ここまで読んでくれてありがとう。

  • No.157 by 白樫 謙也  2018-12-08 14:26:34 


それはこっちの台詞だ。お前はいつも能面でやっと最近心情が読めるようになってきたのに……だから誘ったんだ、俺ともっと一緒に───
(相手の言葉に思わず笑みを漏らす。奥底に隠していた感情があるとしても性格という点ではあまり裏表のある方じゃない。今までもこれからも、恐らくあまり態度は変わらないだろう。本心をさらけ出す時はまた別の話になるが…ともかく性格を知らないという点ではこちらの方が圧倒的に努力が必要だ。なにせこの堅物の氷像をこれから切り崩して行かなければならないのだから。そんな揶揄いを言ったあとにこちらに影を落とす相手を見上げる。押し倒すようにして覆いかぶさられ低く冷たい声が降ってくる。今まではそのスリルに胸が疼いたが、今は別の感情が渦巻いた。この男を感情的にしその感情を独占する優越感、どうしようもない感情だ。こちらをキツく見下ろしたって心中がいっぱいいっぱいなのはお見通しだ、そこをもう一押ししてやろうと思ったところで空気の読めない音が鳴り響く。相手はしばし迷ったようだったが結局その電話に出た。まったく迷惑な犯罪者もいたものだ、犯罪者の自分が言うことではないが)

お前、そんな表情もするのか?しょうがない、今回はその顔に免じて許してやるよ…行ってこい
(先程まで獲物を捕えんとする獣のような目をしていたのに、今や叱られるのを怖がる犬のような表情だ。その様子にまた笑みをこぼす。とはいえこの空気のまま自分を置き去りにして仕事を選択するのを全面的に許すのも癪だ、適当な女ならここで喧嘩になっていただろう。せめてもの仕返しに相手の髪が乱れるようにわざと大袈裟に頭を撫で回して、扉の方を見やって)

────

俺の本体も長くここにいるから大切な相手がいなくなる寂しさは嫌ってほど知ってるのに、俺がそれをしてしまって、本当にすまない。悪かった。それに気遣ってくれてありがとう。なるべく1日1レスはできるように心がけるが、遅れそうな時はまた連絡する。時々どうしても気力がなくて何もかも手につかない日があって…
とりあえず前の続きで返しておいた。父親の件だが、現時点では母親しか眼中にないから意識することもない存在だ。だが父親だと名乗る奴がでてきたら最初は拒絶・疑心から始まる。その後は展開しだいだが、絆されて親密な関係になって心を開こうとして、父とどうせっすればいいか悩む、とかになりそうだな。初めてきちんとした家族という繋がりを持てることに喜び始めるようなイメージだ。父親のイメージはお前が考えてるストーリーに関わると思うからそこはどんなものでも大丈夫だ。

  • No.158 by 芹崎 航  2018-12-08 21:14:31 


(相手に表情のことを言われ、確かに心情を表に出さない教育を受けてきたし表情豊かとは言えないのは承知していたが、既に無意識の域に達していたため相手に言われて改めて能面であるのを自覚すると共に、相手の前では徐々に崩れているのを知って。こんなところまで相手には敵わないなんて眼下にいる相手の返答を伺っているとまともや表情のことを言われこれも無意識だったため一瞬戸惑い、その隙に髪を乱される。大人な対応ともとれる行動。しかしどこか子供っぽい。それでもからかわれていることには変わりなくまるで犬のような扱いに、組織の犬なだけに笑えないと少しだけ不愉快な表情を顕にして。

そんな変な顔してたか?
……って、俺は犬じゃない。…お前も寂しがって死なないようにな。
(乱れた髪はそのままに相手に覆いかぶさったまま不機嫌な声色で言うもこんな戯れも悪くはないとも思っているため機嫌の悪さも本気ではなく。次いで髪を乱された腹いせにからかうように述べるも、実際この状態で相手を置いていくのは一人になったときの心境が気掛かりだし、外には相手を捕らえようとするそれこそ組織の犬たちが目を光らせている。相手が簡単に捕まることはないとは思っているが自分の目の届かぬところでもしものことがあるのは心配で、やや真剣な目で相手を捉え柔らかな髪を撫でて。
しばらくそうしていたが、現場に向かうならそろそろここを離れなければならない。名残り惜しむように毛先を掬って相手から身を離すと、保留にしていた通話に今から向かう旨を伝える。そしてホテルに備えてあったメモ用紙を一枚取るとソファー横に置いてあった小説を台にして自分の連絡先を書き留め小説に挟むと相手の膝の上に投げ落として。

連絡、取れないと何かと不便だろ。偶然会うのも悪くないが…、まあ寂しくなったら呼べよ。…あとそれは預かっとけ。部屋は後から話つけとくから泊まるなら部屋変えていいからな。
(プライベートで自分から連絡先を渡す行為はほぼ初めて。慣れない行いに内心やや緊張しつつ小説_愛妻を殺して自殺した純文学_を預けて次に会う口実を少しでも作る。最後にやや世話焼きな一面が出るも徐々に頭が仕事へと切り替わっていけば早口になり「じゃあ…行くから」と早々に戸口まで行き扉に手をかけて。)


___

お前も悩んだだろうし考えてくれてたんだから、気負いすることないしもう謝らなくて良い。レスの頻度も無理して大変な思いさせるのは嫌だし、本当に自分のペースでいいからな。気が向かなかったり疲れてるときはしっかり休めよ
父親の件、提案ありがとな。了解した。まだどうするか決めてないからまた出す時になったら俺か本体がまた相談するだろうからそのときはよろしく頼む。またこうしてお前と話せてよかった。戻ってきてくれてありがとう。

  • No.159 by 白樫 謙也  2018-12-09 14:44:34 


なんだよ、それなら俺はうさぎか?俺なら寂しすぎたら…他の誰かのところに行くかも?ま、その前にお前に連絡するよ
(こちらの髪を滑る相手の手が心地良く感じる。そして目の前には本気でこちらを気にかける真剣な顔があって、その表情にまた酷く安心した。愛しい人が離れることで自分がどうなってしまうか今話したばかりなのだ。自分は相手を殺すかもと言ったのに、相手は自分が死ぬことを心配している。堅物の奥底にこんなにも情が溢れているとは思わなかった。そしてそれが、氷の隙間から溢れ出ている情が自分に注がれることで胸は満たされる想いだった。他の誰かのところに、なんて言うもののその気は毛頭ない。ただ相手を早く自分の元に返したいだけだ。膝に投げられた本を見下ろす。裏表紙のあらすじを読むと、なるほど先程の発言はこれのせいかと納得する。そこでふと、もし自分が愛する人を殺してしまった時は、今度はもう自分の命も自ら奪ってしまうのも悪くないかもしれないと考えが過ぎった。連絡先が書かれたメモも確認する。間違いのない『繋がり』だ、その瞬間に今までのすかした笑顔ではない柔らかな笑みが口から漏れた。立ち上がると部屋を足早に出ていこうとする相手を追いかけるようにして扉の方へと向かう。まったく本当に、他人の扱いに慣れていないやつだ)

おい、───…いってらっしゃい
(ドアノブに掛かった手に自分の手を重ね、反対の手で相手の肩を強く掴んで強引にこちらに向かせると有無を言わせず唇を重ねる。今度は一瞬だけでなく数秒の間互いを触れ合わせる口付け、その後ゆっくりとそれらを離した。この部屋に置いていくならばせめて挨拶くらいはしろと言いたいらしい。ニヤリと楽しげに口を曲げたあと、自ら扉を開けて)

────

分かった、ありがとう。お前の優しさには本当に感謝してる。今は沢山飲み込んでいることもあると思うが、俺は精一杯お前に応えていくから、また楽しい時間をすごせると嬉しい。
じゃあ父親が出てく来て相談したい時はまた言ってくれ。こちらこそ俺を受け入れてくれてありがとう。これからもよろしくな。

  • No.160 by 芹崎 航  2018-12-09 20:25:28 


__待ってる
(他の誰かのところへ行くかも_そう言われて胸がチクリと痛むようなざわつきを感じるがそれが嫉妬であることにはまだ気が付かない。すぐに連絡をくれるような発言をする相手に知らずにほっとしながら、相手をまっすぐに見てたった一言、落として。
さて、気は進まないが隊務を果たさねばと気持ちを切り替えドアノブに手をかけたところ、手を重ねられ振り向かされたかと思えば唇を奪われて。相手からの口付けはいつも驚かされてばかり。それでもすぐに受け入れて瞼を下ろせば相手の細い腰に手を添える。ゆっくりと余韻を残すように離れていく温かな感触に静かに目を開けば視線が交わり胸が熱くなる。そしてまるで追い打ちをかけるように見送りの言葉を掛けられれば、微かに息をつまらせ嬉しいような切ないような感情に表情がまた僅かに崩れる。もう十数年以上誰からも掛けられなかった言葉だ。恐らく、相手も同じ…。そして自分でも気付かないうちに望んでいたそれを相手はごく自然に掛けてくれる。多少のからかいなど気にならなかった。本当に、敵わないともう何度も思ったことに内心苦笑しては詰まっていた息を吐き出し、扉を開く相手の額を拳の裏でコツンと軽く叩いて。

__離れ難くなるだろ……。行ってくる。
(平静を装っても少しの照れが生じてしまうのは相手の前だからだ。それでも真剣に述べては挨拶を返し、一度背を向けるも一歩踏み出しけけたところで相手へと向き直り距離を詰めるとその頬に触れて「…ちゃんとお前の元に帰ってくるから」と冷たいながら確かな優しさを声色に乗せて告げる。少しでも相手の不安を和らげたかった。頬から首筋に滑らせるように手を離しては、振り返り際、相手に見えたかは分らない_小さく微笑み今度こそその場を後にした。


(昨晩の隊務を終えた翌日の昼頃、射撃訓練場にて動く対象、遠隔操作によってランダムに移動しながら出現する的を確実に真ん中を射抜き撃ち落としていく。腕は堕ちていない。が、昨夜の隊務で自分はミスを犯した。命乞いをする凶悪犯。_想いを交えたばかりの相手もまた凶悪犯。同じ、とは思いたくない。しかし自分は私情を挟み相手を特別視していることは言い逃れできない。相手は許して、今目の前の凶悪犯は平気で殺すのか。それは小さな綻びだった。相手に近づくことで生まれた、感情の起伏。撃つことに躊躇いはなかったが、急所から数ミリずれた。それは周囲には気付かない小さなミスだが、自分の中で重たい鉛をつくる。__何を血迷っているのか。死んで当然ではないか。あいつも、母親を殺したあの男も。__内側で影を落とす暗い感情。相手を想う気持ちと相反する重たい鉛。時折自分を支配する黒い感情が大きくなることに気付きながら今は目を背け、この綻びをこれ以上大きくする訳にはいかないと。小さく息を吐き出し訓練用の銃を置くと射撃場を出て、荷物置き場に置いてあるスマホを手に取り相手から連絡は来ていないか思わず確認して。この後は、外を見回りがあるくらいで大きな仕事はない。隊服を軽く正すと昼の町へと出向いて。)



___

本当に、自分を大切にしてくれよ。こっちこそ、よろしくな。
今回無駄に長くなったが…合わせなくても全然構わないし不要なところ適当に流してくれ。あとやりたいシチュエーションあれば好きに進めてくれていいからな。

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