___行く末に(非募集)

___行く末に(非募集)

隊長  2018-10-24 21:35:56 
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創作BL

隊長×凶悪犯罪者

募集板でお声掛けさせて頂いたかた待ちです。
非募集になります

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  • No.41 by 芹崎 航  2018-10-29 21:22:55 


…、。いつ入ったんだか…
(“隊長様”呼びされ、やや気に障ると一瞬相手から目を逸らし小さく瞬く。隊長であるのは間違いないがこの地位についたのも親の力が大きい。就きたくて就いた地位ではないしだからといって努力を怠ったことはないが、その階級で呼ばれるのは好きではない。相手を責める気はないため、続く言葉にどうせ詐欺や窃盗で入ったんだろうと呆れ混じりに返しながら、脳裏で高層マンションでの殺人についての資料はあったかと考えていて。
部屋まで連れ立ち、中を見回し言われた感想には相手には家が生活する以外に使い道があり思い描くものでもあるのかと疑問に思い

じゃあ、聞くが。お前にとって家は何なんだ。男女をたらしこんで詐欺を働くための場所か?
(相手が男女共々に好かれやすいのは資料やここ数日で理解したが、家族、一家団欒といったイメージはしにくく犯罪者の言う“寝て起きるだけの場所じゃない”とはどんなものなのか。もし相手が凶悪犯だったとして、その深層心理が気になった。それを直接的に聞くわけにもいかず、部屋にケチをつけられ不快に感じ揶揄するふうを装って問う。
相手はなんと答えるだろうか、キッチンへ向かう相手を監視するために少し離れて後ろから調理する様子を見ながら、脅しか冗談なのか此方の心理を見通したような言い回しには眉を潜め黙って作れと顎でしゃくる。
ほどなくして漂ういい香り。この部屋で滅多に使われることないキッチンが建てる音は新鮮で、何より相手の様子に驚く。普通なら気味が悪いと思える機嫌の良さがただ純粋に料理を楽しんでいるようにも見える。ただどことなくその背中がどことなく寂寥感を漂わせているのは気のせいか。その表情をもっとよく見てみたいと半ば無意識に後ろからそっと近付いては横に立ってじっと見て。すると記憶の奥底に眠っていた母親が楽しげに料理する姿がなぜか浮かんで。__何秒そうしていたか、何もなかったようにすっと視線を相手の作るソースへ移すと「…ソースってレトルト以外でも家で作れるんだな」と。

  • No.42 by 白樫 謙也  2018-10-29 22:56:59 


(『隊長様』呼びをされ顔を反らしたところを見逃さなかった。事務員の女に聞いた話では親の影響で今の職についたという、『親のおかげで』隊長になったと囁かれてもいるようだ。どちらにせよ本人にとってあまり好きな呼ばれ方でないらしい、これは覚えておこうと内心ほくそ笑んだ。残念ながら高級高層ビルでは一夜の関係を持っただけだ、高そうな指輪を拝借したかもしれないが、金持ちはずらりと並べた指輪1つなくなったことには気が付かないだろう。機嫌よく料理を進めていたところで相手が後ろに立つ気配を感じた。料理をしているだけなのに興味深げにフライパンを覗き込むのがおかしくてクスリと笑う。だがそうやって、誰かに見守られることが、興味を持たれることが嬉しいと感じていたのは確かだ。そんな感情に浸っていたせいか、家とはなんだと聞かれてつい口を滑らせてしまったのだ)

…家ってのは、俺の愛してる人がいて、俺を愛してない人がいる場所だ…──おい、調理中に変なこと聞くなよ、ソースが焦げるだろ
(調理の手を止めて言葉を零すようにそう呟く。前半部だけならなんてことのない、ごくごく一般的な回答だろう。家とは愛すべき人がいる場所、自分の帰るべき場所。だが続く言葉はそれとは真反対の言葉、その一言だけでこちらがどんな状況にあったかいくらでも推測できる。たらしこんだ女ならこちらをより魅力的にみせる一因にもなるだろうが、相手が自分を捕えようとする人間となれば話は別だ。余計な情報を与えてしまったことを誤魔化すように相手の方を振り返って小言を言うとまた手を動かし始める。キッチンには程なくして芳醇なソースの香りが漂い、パスタもそろそろ茹で上がりの頃合。2つを絡めあわせて器に盛り、卵の黄身とブラックペッパーを足せばカルボナーラの完成だ。皿を二つ持つと「フォーク出してくれ」と声をかけておく。)

  • No.43 by 芹崎 航  2018-10-30 00:54:18 


(ここに来てほぼ初めてと言って良い。常にどこか演じているような飄々とした態度だった相手がほんの一瞬見せた内側の部分。すぐにいつもの調子に戻ったが逸らされるはずもなく目を窄めて言葉の意味を探る。抽象的返答をされるかに思えたが“俺”と使うあたり彼自身に関わる特定の“家”で、それも恐らく今の住居ではないだろう。声のトーンから色恋沙汰とは考えにくい。元居た家。_実家か。そこまで考えたところで、どうやら料理が完成したらしい。店に出てきてもおかしくない綺麗な盛り付けは食欲をそそり思わず腹の虫が成りそうになるがこの状況下でそれだけは矜持が許さず下腹に力をいれてなんとか抑える。愛嬌のある端正な顔立ちで手際よく美味い料理を振る舞われ尚且頭も良く饒舌に話しを乗せられれば誰だってこの男を放っておかないだろう。となれば人に好かれやすい彼がいかにして犯罪者になったのか。やはり先程の言葉が関係しているのかとフォークをテーブルの上に用意しながら考えていて。ここで深い話しを聞き出すなら酒か、普段はいつでも出動できるよう口にしないワイン_貰い物だが恐らくうん十万するもの_をキッチンの済にあるワインセラーからグラスと共に取り出してテーブルに並べる。そして向き合う形で席に着くと特に飲むか確認するでもなくコルク栓を抜き、相手の前にグラスをスライドさせ血の色に似た液体を注いで。

それにしたって、人の色恋を利用してのさばってるお前に愛してる人がいるとはな。
寄り付いてくるやつは大勢いるだろうが…どうせお前を本当に愛してくれたやつなんていないだろ
(食前にする話ではない。だがそもそも相手と呑気に食事するために自分のテリトリーに侵入を許したわけではないのだ。相手が一瞬見せた裏側、ごまかされた話題をわざと掘り返せば傷を抉るような言葉を選び、相変わらずの冷たい口調と声色に僅かな哀憐をのせて相手を見る。この犯罪者の真に迫り心の奥底を暴けるか、部屋には出来たてのパスタの良い香りとは不釣り合いの空気が漂っており)

  • No.44 by 白樫 謙也  2018-10-30 07:03:31 


(その瞬間、体は何かに縛られたようにピタリと動かなくなった。まるでロボットがエラーを起こした時のように、夜行性の動物が暗闇の中突然光を当てられた時のように。『本当に愛されたことなどない』それはいつも心の片隅にこびりついて離れない不安であり、愛する人といてもいつか爆発させてしまう起爆剤のような感情。適当に選んだ相手を本気で好きになることがある。だがその想いを自覚した途端、いつも本当は愛されていないのではと疑念の感情が追いかけてくる。そしてその感情はいつか膨れ上がり、気がついた時にはいつも目の前に血溜まりと自分の側から一生離れていかない体が残るのだ。その度にあの夜を思い出す。母親と共にたった一夜だけ過ごしたあの夜。幸福と喪失感が入り交じって泣いていいのか笑っていいのか分からない、あの感情だ。大きく息を吸い、そしてゆっくり吐き出す。そして今まで通りの顔をまた浮かべて相手を見た。あまりこの男を舐めてかからない方が良さそうだ。)

まったく隊長様はいつでも仕事仕事で困る。俺達の初夜なんだ、もっとロマンチックにいこうぜ。それに…そういうお前は愛されたことあんのか?本当に愛されたなんて確信を持てるのか?
(先程の反応では図星だと自ら言ったのと同じ、これ以上深く探られるのはまずい。机の上におかれ断りなしに注がれる赤い液体、相手を見れば冷たい表情、こいつはなかなか人を追い詰める術を心得ている。ワインを飲ませ酔わせて口を滑らせるのを待つ算段だろうが、生憎酒は強い方だ。グラスを手に取りその香りを楽しんだあと、問いかけと共にグラスを差し出す。この空気で乾杯をしようというのだ。深刻な質問とは裏腹に相手を見つめて優しげな笑みを浮かべながらグラスが触れ合うのを待っていた。)

  • No.45 by 芹崎 航  2018-10-30 11:10:56 



(また、相手の纏う空気が変わる。時間にすれば僅かな時間であるが、自分の言葉が相手の抱える何かに刺さったのだ。少しの変化も見逃さぬようじっくりと表情の動きを観察する。_“愛”。愛に飢えているか、いやこの男の抱えているものはそんな単純なものではないだろう。何が彼にこんな表情をさせて、何を秘めるのか。微かに核心に触れたようにも思えるが、自分では計り知れない深い深い闇のようなものも感じて。そしてゆっくりとした息遣いのあとにはそれも薄れ、またいつもの軽口にやはりこの男の実態を暴くのは用意ではないと。軽口は既にお決まりのように流しつつ、あと続く問いにはなぜか真面目に答えたほうが良い気がしてなにか思い起こすように相手の背後を見た。_成人してから恋人は何人かいた。が、この堅い性格。『仕事と私どっちが大事なの?』と安いドラマの常套句を幾度となく言われ長くは続かなかった。しかし相手も金銭目的であることが多かったし自分も先の問いの答えは口述を避けつつも“仕事”だったため文句は言えない。それでも自分の中に確かにある愛の記憶。母親の無償の愛。温かなぬくもりと眼差し。物心つく前から強制的にやらされた英才教育にぐずって夕飯を抜きにされた自分に内緒で母が作ってくれたパスタ。だからなのか、目の前に置かれた料理の香りがふとそんな記憶を呼び起こし、無自覚にほんの微かに口元に笑みを携え静かに「…あるさ。」とたった一言慈しむように述べ。それは自分の奥底に眠る黒い部分とは正反対のものだった。すぐに笑みは消え、隣室の戸棚の中にある遺影がある方向をちらりと見ては、不自然に笑みを浮かべる相手の顔と差し出されるグラスを交互に見て

いつまでもそうやって上手く躱せると思うなよ
まあ…最後の乾杯ぐらい付き合ってやってもいいけどな
(どうせこの後自分が捕まえるのだからと暗に告げると、キンと軽く音を立たせグラスを合わせ、そのまま口元へもっていき一口含んで。さてこれからどう相手を暴いていくか。先の動揺をゆすっていくのが無難だろうかと模索しつつ、先程から忘れないでくれと言わんばかりに匂いで存在を主張するパスタに視線を落とす。おかしなものは入れていないようだったし食べ物には罪がない。こんな状況でも食欲を誘発するほど魅力的に見えるそれにゆっくりとした所作でフォークを持つと麺に卵を絡めて巻き口の中へ。久々に食べるまともな食事。味は作り手の情に左右されると言うが、そう、至極可笑しな話しだが、どこか愛を感じたのだ。それは勿論自分に対してではなく__。ゆっくりと味わった後「…おいしい」と自然にこぼしていた。

誰かに習ったのか?
(相手を探る意もあった。しかし相手を見る目はただ純粋に気になって聞いただけにも見えて。

  • No.46 by 白樫 謙也  2018-10-30 18:20:26 


…だろうな。お前の場合、愛してくれる人はもう死んでるみたいだが
(またこの顔だ。『知っている奴』の顔。自分が決して受けられなかった愛というものが何か、こいつは知っている。無条件で愛せる、身を預けられる、心の拠り所のような場所。宙をみてその後どこかに目線を動かす相手、その意味は分からないが、誰かを想っている顔だ。おそらく母親だろう。この顔は何度も見たことがある。公園でもスーパーでも、どこか他愛ない歩道でも、よく見かける顔だ。幸せで満たされていて、安心している。それを憎んだりどうして自分はと傷ついたりすることはない、だが羨ましいとは思っていた。あんな顔を浮かべあんな顔を向けられただ談笑するだけで良かったのに、この世はそんな当たり前はいくらでも溢れているのに、自分にはない。いくらかまた感傷的な気分に浸っているとグラスが重なり耳障りの良い音が響く。そこで気持ちの区切りがついた。いつまでもこいつを自由に喋らせるのは不公平だ、そろそろこちらからも仕掛けさせてもらう。奇妙なことに相手を揺さぶるポイントは自分と同じ、母親だ。相手も母親を早くなくしている、先程の様子であれば関係は凄ぶる良好だったと言えよう。父親と兄は今の力関係から言って仲は悪い、となるとこいつが心の拠り所にしていたのは母親だ。そこを突いてやるのがいいだろう)

冷たいこと言うなよ『これからもどうぞよろしく』の乾杯だ。それと俺の料理をまずいって言ったことあるやつはいない。なんせイタリア料理店で教えて貰った作り方だからな。ついでに言うと中華も和食もキッチンに立った経験ある
(我ながらカルボナーラは完璧な仕上がりだ。高級料理店には及ばないがそれでもスーパーで食材を即興に買い揃えたにしては十分だろう。感傷的になりすぎないようにと思ったばかりなのに、相手の『おいしい』という呟きに思わず自然な笑みを浮かべてしまう。誰かに喜んで貰えることは人並みに嬉しいのだ。それを積み重ねてはいけないだけで。 料理が得意なのは必要性に迫られたから、金を稼ぐためには働く必要があり、賄いが出る料理店は金のない自分にはうってつけだった。各所で長く続かなかったのは勝手に惚れられトラブルになるか、こちらが惚れて衝動が爆発しそうになったかのどちらかだが、そこまでこの男に話してやる義理もない。かくして様々な料理、ひいては職種のスキルを身につけたわけだが、それが今となっては詐欺の役に立っているのだから人生は何が起こるか分からない)

(/ごめんなさい、本日はなかなか手が空かずお返事遅くなりました/こちら蹴り可です!)

  • No.47 by 芹崎 航  2018-10-30 21:16:22 


その分析力と情報収集力は見上げたものだが…
見えすぎると厄介だろ。人の情が見える分、上手く立ち回りもできるが制限もされる。どうせお前は愛してくれなかったやつの顔色ばかり伺ってたんだろ。興味のないやつに干渉されるほど不快なものはないからな。_だからお前は愛されなかった。
(最も元々疎まれていたのなら何をしようと無関係だろうが。ワインをもう一口煽りながら淡々とした口調で、しかしこれまでで一番饒舌に、言葉を選び相手の傷に塩をぬっていく。はじめ、相手に“愛してくれる人が死んでいる”ことを言い当てられ驚きはした。その見抜く力は称賛に値するし、以前どこで知り得たのか自分の名前まで入手していたからその能力を買ってできるなら部隊に入隊してほしいくらいだ。しかし相手の揺さぶりにそう簡単に揺らいでやるつもりはない。長年、特殊犯殲滅部隊として感情を殺し流されない訓練は受けてきている。感傷に浸ることはあれど今はその時ではない。
赤い液体を揺らしながら、最後だけ相手に視線をやると声のトーンを落とし述べた。

…窃盗に詐欺ばかりかと思っていたが働いてはいたんだな
元々素質もあったんだろ。で…お前を愛してないやつにも食わせたことはあるのか?まあ、さっきの様子だと食べてはもらえなかったんだろうな。
(意外だとやや失礼な物言いで述べ褒める言葉を連ねては、相手の自然な微笑にこんな顔もするのかと。しかし、心傷をいたぶるのを忘れない。先程でた“家”の話題。それが実家なのだとしたら、愛していない人は故人である母親とほぼ断定していいだろう。その事故死した母親が相手から時折感じる暗い部分を形成しているのであればそこを責めない手はない。相手の料理と口のうまさに流されかけていたペースを自分のものへ引き戻すため、再び相手の心傷を逆なでるであろう話題に切り替えるが、その口調は馬鹿にするでもなくやはり冷たく平坦なもので)

  • No.48 by 白樫 謙也  2018-10-30 23:05:01 


…くく、攻め方を間違えたな。お前には分からないだろうよ、芹崎航…お前の愛する人はもういない。でも愛された記憶がある。手にしたものを失ったのは辛かっただろうな。まだそれを持ってた時の記憶がこびりついて忘れられないだろ?その記憶、精算したいと思わないか?
(笑いを噛み殺してからグラスの中の液体をクルリと回し、一口体へと流し込む。愛されたものは羨ましい、だがその記憶が邪魔になることもある。今がまさにそうだろう。愛されなかった、それは正しい。だがその理由は少々外れている。愛の裏側は憎悪、そう思うのはきっと平和な世界で生きてきた人間だけだ。さて、相手の言葉を躱したところでカルボナーラを食べ進めながら本題を切り出す。ここに来たのはなにも宿のためとカルボナーラのためではない。より興奮するスリルのためだ、きっと楽しいことになる。この男が関わるのなら尚更だ)

あぁ、いろいろやったよ。コンビニもやったしホストもやった。もちろん愛してないやつに飯を食わせたこともある。店に客としてきた人間にならいくらでもある、金を払った分だけ料理を出すのは当然だ。
(自分のペースを取り戻してきたのか軽口は次々に出てきて相手の言葉をかわしていく。わざと相手の意図と違う返答をしてから、歯をみせ笑った。どうやら相手はこちらの傷を抉って逆上させたいらしい。そして自分の情報を漏らすのを待っているのだろう。生憎そこまで単純じゃない、今の生活をするために他人も自分さえも欺いてきたのだ。簡単に奥底は見せないとばかりにカルボナーラをまた口に運ぶとその出来にまた満足げに口角をあげた)

  • No.49 by 芹崎 航  2018-10-31 05:59:37 


(どうやら自分は見込み違いをしたらしい。初めて対面したときから相手には一歩及ばず上手く躱され、1枚も2枚も上を行かれこちらに返ってくる。笑いを堪える相手に眉を潜めつつ、問われたことを考えて

清算、か…。考えたことなかったな。
(清算、それが未だ行方知らずの殺人犯を捕えることを指すなら幾度ものぞんだ。では消すことはどうか。それは本当に考えたことがない。自分が人を殺める時、躊躇なく引き金を引けるのはあくまで仕事で与えられた標的だから。が、俄に脳裏に浮かぶ映像_自分がこれまで銃を向けてきた凶悪犯たちに母親を殺した殺人犯の姿が重なったのだ。瞳の奥が暗くなるがふと我に変えると酷く口の中が乾いていた。短く吐き出しそうになる息を堪えワインを口にするが相手には見透かされているだろう。完全に相手の弁口に乗せられている自分が腹立たしいがなんとか気持ちを落ち着かせて。

……そもそも俺は失ったこともその記憶も忘れたいとは思わない。清算するという考え事態が間違ってる。それに清算してどうにかなる記憶なら大したことはないんだろうな
(平常心を装い普段どおり平坦な声色で話すのは本音ではあるが今更苦し紛れか。元より相手は自分の母親の死因までは知らないのだから、相手の問いかけを真に受けたのがいけなかった。続く相手の言葉も、全て此方の意図を読んだもので尽く躱されていけば、パスタを頬張り笑む相手を恨めしげ見る。しかしすぐにどこか諦めと呆れが入り混じった嘆息をこぼして。

そうやってお前は自分からも何からも逃げてきたんだな
向き合おうとしないのは俺の言っていることが少なからず当たっているか、本当の自分を知られるのが怖いからだろ
(冷ややかに述べるがこれで相手がなびくとは思っていなく、未だ微かに残る動揺を紛らわすように残りのパスタを口にした。)

  • No.50 by 白樫 謙也  2018-10-31 12:29:08 


ふーん、そうか。そりゃ残念だ。せっかく俺と組んだらそいつを見つけ出せるかもって話をしに来たのに…ま、お前がノリ気じゃないってなら俺から言うことは何もないな
(相手の瞳に一瞬浮かぶ黒い影、思わず口の端をあげる。口ではなんと言おうと捨てきれない感情というものがある。それは自分もよく分かっていた、そうやって自分さえ欺くのはよくある話。だからこそ相手を煽り続けるのは得策ではない、人間は否定の言葉ならいくらでも並べ立てることができる。『違う』『そんなはずはない』と言い続ければいいだけ、だからこそ今の選択は引き、だ。ゆっくりとカルボナーラを味わいながら優雅にワインを口にする。舌はこえているつもりだが、このワインなかなか上等だ)

何事も真正面から取り込んだことがイコール逃げてないってことにはならないんだ、覚えとけよ少年
(苦し紛れにさえ聞こえる相手の言葉をさらりと受け流しつつ持論を述べ、ついでに僅かに煽ってやった。これまで敷かれたレールを歩まされたと本人は思っているだろうがそこから外れる努力をしなかったのも事実、この男にとって親から用意されたレールを歩むことが逃げないことなのだろう。だがそんな真っ直ぐな道などつまらない、自ら足を踏み外す快感をこいつは知りもしないだろう。年下の相手を子供扱いしつつグラスに残ったワインを飲み干した)

  • No.51 by 芹崎 航  2018-10-31 16:56:29 



(全て見透かすような物言いから最後には煽りまじりに諭されてしまっては、もうこの駆け引きの負けを認めるしかない。屈辱よりも自分の行いにどこか違和感を覚えながらも見てみぬふりをしてきたことを自覚させられその愚かさに憤って薄く下唇をかむ。結局のところ、相手の言うように自分は“少年(子供)”だった。幼い頃から抱いていた部隊の方針に対する疑問も考えないように仕向けられ、一度はした反抗も言い負かされ中途半端に終わって諦めたのだから、やはり自分は自分自身からも逃げて考えるのをやめ人に従うだけの楽な道を選んだだけなのだろう。それでも今更この道から外れようとはおもわない。たとえそれが相手の読みどおりでつまらないと笑われようと、自分のするべきことは決まっている。優々と食事を摂る相手がワインのグラスを開けるのを見届けてはようやく戻ってきた鋭い眼光で相手を捉えて。

何を言おうとお前のしてきたことがこの国で正当化されることはない。俺はお前を捕まえる。
(強い意志で告げる言葉がたとえ今は虚勢で意地に聞こえ、それこそ子供っぽいのだとしても、この犯罪者と自分の立場は変わらない。相手を捉える瞳に冷たさを纏わせるとゆっくりとした動作で胸の内ポケットに手を忍ばせる。そしてまるで拳銃でも取り出すかのように手を引き出しながら立ち上がってぐっと相手の前まで身を乗り出して。

…汚れてる
(ボソリと呟き内ポケットから取り出したのはハンカチ。そのハンカチで相手の手前にあるテーブルの点のようなクリームソースの汚れをさっと拭き取って。その動作の最中、念の為にと袖口に忍ばせておいた睡眠薬を1滴、空のグラスでも水滴と紛れて分からない量を滴下する。ある程度即効性があり万が一のため自分には耐性のあるもの。日頃からスリや窃盗を働く相手の目を欺くにはあまりにも不自然すぎる行動だが、潔癖の自分は恐らく一連の動作に裏がなくても気になって拭いていた。そのせいか突発的行動ながら自然にも見えなくもなく_。席に座り直すとハンカチを綺麗にたたみテーブルの端に置き、ボトルを持つと「もう一杯飲むか?」と。もし相手が飲まないと言っても良い。次の策を考えるだけ。その瞳は単純に二杯目を勧めているようにも酔って眠ってくれとそんな思惑を含ませてるようにみせて。

  • No.52 by 白樫 謙也  2018-10-31 23:48:16 


はいはい、分かったよ。まだ捕まる予定はないがせいぜい頑張ってくれ
(相手が唇を噛むのをみて薄く笑いが浮かんだ。きっとこいつも自覚していたのだろう、レールを敷かれた人生、嫌々歩いてきた人生、だがそれに逆らえなかった事実があることを。虚勢を張った反論はさらりと受け流しながらカルボナーラを食べ終わる。止めるものがいなかったからこそ、その分こちらは自由に生きることはできた。それ相応の責任ももちろん負ったが、だからこそ心のまま生きることができている。スリルを求めて敵の懐と言えるこんなところまでやってくることだってできるのだ。上機嫌に食事を終えたところで、不意に相手が上着に手を差し入れこちらにやってくる。拳銃でも出てくるかと頭を過ぎったが相手はそこまで単純じゃない。相手はただソースをハンカチで拭き取っただけだった。神経質な相手らしい行動、なにもおかしいことはない。だが違和感があった。言語化できない違和感、目はハンカチに集中し、一瞬相手の動きから目をそらされた。手品の常套、ミスディレクション…それがこの小さなテーブルで行われた気がした。一体何をされたのかは分からないが次いで相手がワインを勧めてきて、なるほどとすました笑みを浮かべる)

…そうだな、もらおうか
(違和感に気が付いているのに、相手の勧めを断ることはしなかった。理由は単純、きっとその方がスリリングだから、だ。相手が何を企んでいるかは分からない、だがこのチャンスを逃す手はない。空になったグラスを差し出しワインを注ぐよう促した。グラスにワインが注がれれば何が出るか何が起こるか分からない恐ろしき飲み物に変化する。だがそれこそ自分の望むものだ)

  • No.53 by 芹崎 航  2018-11-01 02:32:15 


(睡眠薬の混入には成功した。が、相手もスリのプロ。それを生業にして生きてきたなだけあり直後に浮かべたすました笑いにやはり気付かれたかと勘ぐる。それでも此方の酒の勧めには応じる相手。勘違いだったかに思うが、ここに泊まらせろと自ら近付いてくるような男だ。何を考えているかはわからない。何にせよ自然な動作で相手のグラスにワインを注ぐと、まだ少量飲み残しのある自分のグラスにも足して。

それで、まさか本当にここに泊まるつもりじゃないよな?
(この空気に慣れかけ感覚が薄れていたが、相手がここにいるのは異常なのだ。相手の目的ははじめ理解出来なかったが大方自分と対面することか。だとすればもうここに留まる理由はないはずで。正直なところ、このマンションに戻ろうとしたのは徹夜続きの身体を休めるためだったので、相手には眠剤入りのワインを飲んでさっさと眠ってほしいところ。しかし焦りの色を少しでも見せればまた相手に隙をつかれて躱されてしまう可能性がある。今はゆっくりでも相手が赤い液体を取り込むのを待とうと、相手が、というより他人が泊まるのに抵抗がそもそもあったため少しの嫌悪感を含んだ声色で問い。_まあ聞いたところで帰すつもりもないわけだが)

  • No.54 by 白樫 謙也  2018-11-01 15:51:37 


なんだ、帰っていいのか?寂しいこと言うなよ。それにこのワイン、飲むの止めた方がいいのか?
(相手の言葉に冗談めかして答える。ここで泊まらないということはすなわちこの部屋から出ていくということ。この男とは晩飯を食べてさようなら、なんて間柄ではない。相手の言葉を利用してここから出ていってやるのも一興だが、それよりも今はワインの中身が気になる。おおかた予想はつくが、問題はこいつがこれを飲んだ自分をどう処理するのかにある。クルクルとワイングラスの液体を回しながらそれを眺めて楽しげに笑い)

これを飲んだあとどうなるか…死んでるってのは最悪なパターンだな、結末が見れないし。意識を取り戻して留置所でしたってのも面白くない。…期待してるぜ、芹崎航
(相手の意図など分かるはずもない。だが今はこの流れに身を委ねようではないか。よく中身が混ざったワインを相手に掲げてから、グラスを口にあてひっくり返し、一気に中身を体へと流し込んだ。グラスをテーブルに置く、もうその直後から異変は始まった。視界が揺れ意識は遠くなる。ここまでは予想通りだ、目を覚ました時にどんな光景が広がっているか楽しみで仕方がない。口の橋をにやけさせながら机に突っ伏しそのまま意識を手放した)

  • No.55 by 芹崎 航  2018-11-01 18:43:15 



(机に伏して動かなくなった相手。小さく肩を落とすと手持ちのグラスをテーブルに置く。やはり、当然のように全て気づいていた発言にどうしたってこの男には敵わないのかもしれないと、思惑は成功したのに煮えきれない感情が残って。
残念ながら相手の期待には応えてやれそうにない。なにせ自分のすることは愚直なまでに決められているのだ。ゆらりと立ち上がり相手側に回ると椅子に座らせた状態のまま背中に両腕を回し後手に手錠で拘束すると、スマホを取り出しクラブでも連れ立った歳上の部下を呼び出す。部下を待つ間、律儀にテーブルと食器を綺麗に片付け洗い終えたころ到着を知らせるベルが。相手を背負い地下駐車場で待つ部下の警察車に乗せて自分も後部座席へ乗り地上へ行く。そのときだった。なにかほんの少しの違和感。ねっとりとした嫌な視線を感じ辺りを見るが何もない。時刻は日付を超える一時間前ほど。車も人通りもほぼない道だった。部下に注意を促そうとしたその瞬間、ライトを消した車が猛進してきたのだ。避けられないと判断し咄嗟に意識のない相手の頭を庇うように此方に引き寄せる。直後車体を襲うもの凄い衝撃、束の間意識は暗転して__。

(全身を襲う倦怠感と痛み、じとりとした空気と嫌な臭いに意識が徐々に覚醒していく。手を動かそうとするがどうやら縄かなにかで後手に拘束されている。薄暗いそこは地下なのか窓はなく時間も分からないが体感でいくと9時間以上は経過しているか。しかしそれも定かではない。
『謙也くん、あーやっと一緒になれたね』
(不意に薄暗闇から聞こえた声にピクリと肩を揺らし、身体は動かさぬよう目を凝らしてみれば見覚えのある男が眠っている相手の頭を撫でていて。_確かあの男は凶悪犯リストに乗っていたストーカー殺人鬼。以前二人の男性がその犠牲者となったが次の獲物は相手ということか。それよりも男は相手を“謙也”と口にした。偽名を多く使う相手のこと、それが本名かは探りようがないが今この状況が最悪なのは明白で。
『あれ、目を覚ましたの?』
(こちらに気付いた男を見据えながら、部下の居所を問うと後ろを指でさされ身体をよじりそちらを見ると変わり果てた惨い姿。あまりの惨状に目を背けると『謙也くんを捕まえようとしたからお仕置きした』と。ならばなぜ自分は無事なのか疑問に思う間また男が口を開き。
『…君、謙也くんと一緒にマンション入っていったよね?恋人なの?』
(冗談じゃないと返したい気持ちを堪えながら、拘束している縄を確認する。幸い足の拘束は緩い。腕の拘束もどうやら縄でこれなら袖口に忍ぶカッターで切れる。ただ恐れていたことに拳銃は男の手にあるようで、相手の髪を弄びながら片手で弄んでいて。相手の拘束は先に自分がした手錠だが鍵は恐らく男が持っているだろう。この最悪な状況が相手の“期待”していたものかは分からないが何故か相手の楽しそうな姿が浮かび、ふっと笑いが漏れて。


(/こんばんは。背後が失礼します。今回長くなってしまいすみません。そしてまともやとんでも展開です。今回、謙也くん大好きなモブ男さんを出しましたが詳細の設定は決めていません…。いつからストーキングしていたかとか人物像もあやふやなので、都合が良いように動かして頂けると助かります。あと、勝手に謙也くんの本名をだしてしまいましたが不都合があればそのくだりは無くして適当に偽名にすり替えて読んでください。設定を加えるときロルと別にしても大丈夫です。他にも質問などあればしてください。いつも無理矢理な展開にお付き合いいただき有難うございます。

  • No.56 by 白樫 謙也  2018-11-01 21:03:00 


……────っ、…これはこれは…さすがに予想できなかったな
(強制的に沈められた意識が少しずつ覚醒してくる、誰かが話す声が聞こえ次に自分の周囲の空気を感じ取る。空気が滞留した閉鎖的な空間、留置所かとも思ったが目を開ければそうでもないらしい。まず視界に入ったのはこちらの髪を愛おしそうに撫でる男、次いでいつかクラブで見た隊長様の部下の変わり果てた姿、最後に相手の姿だった。どうやら第三勢力が現れたらしい、こちらを愛おしげに撫でる男は数ヶ月前に下町のバーで会った男だ。最初に会った時からこいつは『ヤバい』やつだと感じていたし、その後視線を感じた際には上手く巻いていたが、まさかここまでやる男とは。人1人を殺し、しかもあの隊長様を拘束しているのだ。自分を拘束するのは手錠だが、ここまでは相手がやったことだろう。しかし、そこからどういった経緯でこの状況になったかは分からない。故にこれは幸なのか不幸なのか今はまだ分からない状態だ。だが自分の予想を遥かに超えたこの展開にどうしても笑みが浮かぶ。まさかこの男と一緒に絶望的なピンチに陥るなんて、誰が考えるだろう。つくづくこの男の側にいると飽きないものだ)

おい冗談キツイって、あいつと恋人なわけないだろ
(相手の代わりに質問に先に答えると男の目は不気味なほど爛々と輝きこちらに向けられる。『永四郎くん!』と歓喜の声が響いてネトリと欲望の入り交じった手がこちらの頬を撫でた。その仕草に表情こそ崩さなかったものの、重苦しい感情に息がつまりそうになる。まるでこちらを殺す勢いにも膨れそうな深すぎる愛、ある意味で自分が望むものであり、またある意味で自分も保有する感情だ。さてこの状況どうするか、手錠で拘束されている以上容易なことはできない。針でもあれば手錠を解くことも出来るだろうがこのストーカーは自分から目を離してくれそうにない。掛けるとすれば隊長様だろうか、あいつの手を拘束するのはただの縄。こういう状況になれているのなら脱出する術を持ってるのかもしれない。無理やり目の前の男の注意を引いて隙を作るのが得策か…そんなことを考えながらこちらに陶酔する男と目線を合わせていた)

(/こんばんは。いえいえそろそろ場面転換かなと考えておりましたので、むしろ新しいシーンに移行していただいてありがとうございました。ストーカーについては適度に補完しておきました。また本名なのですが、航くんと想いが通じた時にこちらから名乗ろうと思っていたのでここはまだ偽名でお願いします!ストーリー進行していただきとても楽しませていただいてますのでご安心を、本当にありがとうございます!今後ともよろしくお願いしますね)

  • No.57 by 芹崎 航  2018-11-01 22:21:58 

(男の言動を注意深く見ていたところ、相手が目覚めたらしい。自分の思っていたことをそのまま代弁してくれ、擦り傷は多少あれど喋る元気はありそうでひとまず安息する。そうホッとした自分に疑問を抱くが、ここで相手に死なれては困るのも事実なため深くは考えず、男が『永四郎くんも僕と会いたかったでしょ?』とベトベトと相手に触れ、こちらに注意が向いていないのを確認しながら少しずつカッターで縄を切っていく。その時『あーそうだ。言っておくけど内側から鍵かけちゃったから逃げられないよ。』と。
どうしても相手を自分の手に収めたいらしいその発言も、男を始末してからなんとかすれば良いこと。なにせ男は凶悪犯。殲滅が許可されているのだ。部下もまたその犠牲者となってしまった。一番信頼していただけにジワジワと胸が痛む。ギラリとした眼光で男を見据え、手と足の拘束が解けた瞬間、訓練で培った瞬発力で一気に男と距離をつめると拳銃を蹴り上げすぐに男の首元に手刀を見舞おうとする。が、肋骨あたりに鈍い痛みがはしり動きが遅れれば男に手を掴まれてしまう。車同士が衝突したのだ。おそらくあの衝撃で肋骨を痛めたのだろう。それにしたって、男の力は強かった。此方も鍛えていて一般男性以上に力はあるはずなのに、手をひねり返そうとも全く歯が立たない。よくよく考えれば180前後の男3人を此処まで運んだのだから筋力は相当なものだろう。ゴトリとやや離れたところに落ちる拳銃の音を確認しつつ、手を掴まれた状態のまま肋骨の痛みを無視して身体をひねり足蹴りをするが、何ということか。男の脇腹にめり込むほど的中したというのにびくともしないのだ。逆に男から鳩尾に拳をお見舞いされてしまえばその場に膝をついてむせ返って。肋までやられたのではないかという痛み、それでもすぐに動こうとするが男は速かった。カチャリと音が耳元でして冷たい銃口が頭に当たるのが分かって。

『永四郎くん、こいつ殺してもいいよね?』
(狂気じみた声色。相手の首筋に厭らしく触れると顔を此方に向けさせる。ツーと冷や汗がつたうがまだ諦めてなどいない。相手がどう答えようとこの危機的状況をくぐり抜けてやると、痛みに耐えつつ相手のこたえを待って。)


(/そう言って頂けると安心します。ストーカー…かなりやばい男にしてしまいました…。名前の件、了解です!永四郎くんですね。今後どうなるか全く考えていませんが、よろしくおねがいします!)

  • No.58 by 白樫 謙也  2018-11-01 22:53:17 


(/次投稿する前に本体のみで失礼します。これくらいヤバい方が緊迫感があって面白いですよ!
この後なんですが寝取りてはないですけど、謙也とストーカーが深いキスをする描写をするのは本体様的にどうでしょう?まだ結ばれてはいませんが、そういうのに抵抗ある場合は控えさせていただきます!)

  • No.59 by 芹崎 航  2018-11-01 23:05:21 


(/シリアスな展開が好みなので面白いと言って頂けると嬉しいです。深いキス大丈夫ですよ!自分得くらいな展開でも大好きなので好きなようにやっちゃってくだいませ。丁寧に聞いてくださりありがとうございます!)

  • No.60 by 白樫 謙也  2018-11-02 19:28:34 


あぁ、俺も会いたかったよ。バーで会った時か気になって……
(上辺だけの愛の言葉ならいくらでも出てくる。こちらを撫でる手を嫌がるでなく、むしろそれに陶酔するような顔を作り上げた。ストーカーは気を良くしてこちらに釘付けになる。その間に相手は拘束を解きストーカーに攻撃をしかけた。だがストーカーは相手の蹴りにさえビクともせず、相手の膝を地面につけさせたのだ。このストーカー男、自分が1人目の犠牲者とは思えない。となると、この化け物じみた頑丈さで今まで悪行を重ねても捕まらなかったのだろうか。ひょっとすれば薬を常飲して痛覚さえ感じないのかもしれない。ストーカーの手が首筋を伝い顔が相手の方へと向けられた。ストーカーの問いかけに当然選択すべきは相手を殺す選択肢だろう。この男は自分を牢に閉じ込めようとする存在、自由に生きるには邪魔な存在だ。だがこの男を失うのを、拒否する自分がいた。ここまでの偶然とは思えない縁、加えて側にいれば味わえるスリル、いつの間にか自分はこの男を気に入っていたようだ。どちらにせよこのまま相手を殺して二人きりになってもストーカーに殺されて終わるだけ、それならばこの部屋で倒れるべきなのはストーカーだ)

あぁ、もちろん。でもちょっとこいつを利用したい。…俺、見られてる方が興奮するんだ。あんまり人には知られたくないことなんだけど…こいつは後々死ぬし。俺のオネダリ、聞いてくれてもいいだろ?
(相手を殺すことをあっさり了承する。しかし少し間を置いてから自分の秘密を話すように少し戸惑いがちな声色でストーカーを誘った。男を誘う時はよりストレートに、だ。少々目を潤ませて熱っぽくストーカーを見つめる、そうしてやれば獲物は餌にすぐ食いついた。歓喜の声をあげたあと、無遠慮に重なる唇。こっちを食らいつくさんばかりの勢いで唇が何度も重なったあと舌が侵入してくる。体中にドロドロの欲望に塗れた手が這って噎せそうだった。だがそれを堪えてこちらからも舌を差し入れストーカーに応えてやると、ストーカーはさらに調子に乗ってこちらに情熱を注ぎ、そして夢中になっていった。それは手に持つ拳銃から気が逸れていくことを意味する。身を呈して隙を作ってやったのだ、あとは隊長様がなんとかしてくれるだろう)

(/ごめんなさい本日また日中忙しくお返事遅くなってしまいました…お待たせしました!
そしてこちらの提案受け入れていただきありがとうございます。デリケートな部分ですし先に聞いておこうと思いまして…何よりもし苦手な表現をこちらがしてしまって背後様に不快な思いをさせたくありませんでしたので!では引き続きよろしくお願いします!/こちら蹴り可です)

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