＿＿＿行く末に（非募集）

（当然と言えば当然だが、男の問いに肯定する相手。男が引き金を引く前に先手を打たねばと思うが、続く男にとってはさぞかし甘美な誘い文句に一時動向を見守る。
端正な容姿を存分に活かした魅惑的な誘い、これまで見てきた相手とは異なるその姿に一瞬目を奪われ、なるほど男が寄り付いてくるわけだと。目の前で繰り広げられる欲にまみれた行為。男の荒い息遣いに酷い嫌悪感を覚え目を背けたくなるが、相手の意図は勿論分かっている。相手を頼るかたちになるのは尺だが、この隙を見逃すはずもなく相手に夢中の男から銃を奪うと男がそれに気付く間もなく頭を撃ち抜いた。
＿はずだったが、引き金を引く瞬間、脳裏を掠めたのは相手と対話したことで自覚した自分の暗い影の部分。犯人と母親を殺した殺人犯を重ね合わせ人を殺し快感を覚える自分の姿。一瞬の躊躇い、それが照準を微かに狂わせ銃弾は男の頬を掠めコンクリへ突き刺さり。

『ねえ、何するの。邪魔しないでよ』
（男の脅威が自分に向き襲ってくるかと身構えるが、男は正気ではなかった。此方の手に銃があるにも関わらず、再び相手に欲情の目を向けてはまるで此方など眼中にないのかのように相手の頭をなでつけ『永四郎くんを僕の永遠にしてあげるね』とトチ狂った笑いをこぼし細い相手の首を締め上げはじめたのだ。すぐにでも手に持つ銃で男を撃ち抜かなければならないのに何かが邪魔をしてできない。ゴクリと唾を飲み動けずにいたが、横目に部下の惨い姿が視界に入った瞬間、頭が急速に冷えていき迷いなく引き金を引けば今度こそ確実に銃弾は男の頭を貫きその生命を奪って。
しばらくの静寂、銃を下ろすと吐き出しそうになる息を飲み込み、相手の元へ寄れば絶命し相手の上に伸し掛かるように倒れる男の身体を乱暴にどかし、相手の上半身を起こしてやり赤くなった首元に触れて。

……悪かったな。ヘマした。…無事か？
（犯罪者で凶悪犯容疑者にかける言葉ではないが、相手が隙を作らなければ回避できなかった状況。しかも自分のミスで傷付けてしまったのも事実。相手の拘束はそのままだが本心から心配すれば首元に触れていた手をどかしその袖口で顔につく返り血をぬぐってやり

は？、おいっ…っ！──────
(相手が拳銃をストーカーから奪い去りこれで一件落着かと思いきや、なんと相手はストーカーを撃ち損じた。腐っても特殊犯殲滅隊長なのだ、こんな距離で銃弾を外すとは思わず驚愕の顔を浮かべてしまう。だが予想外だったのはストーカーの方もで興奮が高まったのかこちらの首を締めてきた。これがこいつのいつものパターンか、と呑気に考える反面体には酸素がなくなっていく。相手は動く様子もなく、このストーカーにこちらを殺させる気なのかもしれない。そこまできて、愛を注がれて殺されるだけマシか、と脳裏に言葉が過ぎる。愛があるだけ、昔よりずっといい。むしろあの人にもそうやって殺される方が良かったのかもしれない。意識を手放そうとしてタイミングやっとでもう1発銃声が響き、ストーカーから力が抜ける。やがてその体が退けられてようやく体に空気が巡った)

っ、ゴホッ…お前、拳銃扱うのは初めてか？、…ッ、──それとも、俺のキス姿に興奮した？
(体が起こされるがまだ頭がぼんやりしていて体に力が入らない。相手に体を預けつつそれでも口はいつも通り回った。未だ整わぬ荒い呼吸のまま口の端だけで笑うも、体が元に戻るにはまだ時間ががかりそうだ。体中にまだストーカーの欲がこびりついているようで気持ち悪い。とっととシャワーを浴びたいなど場違いな考えを浮かべながら何度も呼吸を繰り返していた。)

…あまりに虫唾の走るものを見せられて手元が狂っただけだ。……こんなときにまで冗談抜かすなよ。
（相手に言われ改めて自分のミスを自覚すると神経質が故にショックは大きく今後のためにも精神的に鍛え直さねばと思うが、それも自分の弱さから逃げている気がして煮え切らない。ミスの言い逃れは出来ないが、発端が相手の揺さぶりによる自覚だっただけに素直にはなれず子供じみた口先だけの責任転嫁をして。それはともかく、相手だ。あんな馬鹿力の男に首を締められて平気なはずがないのに冗談を言い笑みすら浮かべる姿に呆れ混じりに返すがその苦しげな様子に声色はそれほどきつくはなく心配の色が滲んでおり。少し呼吸が落ち着くのを待つと手錠はそのままで支えながらゆっくり壁際に行き座らせると背中を壁に預けさせて。その際、ズキズキと肋骨が痛むが表情には出さずにこの薄暗い部屋から脱出すべく鍵を探すため肉塊と成り果てた男の元へ近付いて。
普通なら手袋をするところ、しかし手持ちがないため致し方なくかなり抵抗があるが男の服を探る。男に近付いて余計に気付かされるその筋肉量、そして口元へ目がいっては先程の相手と男の濃厚な口付けが浮かび表情を歪め

……よくこんなのと出来たよな…。それに今度は永四郎だったか。いったいお前はいくつ名前があるんだ…。どうせ東堂英太も加藤稔も偽名なんだろ。
（相手のおかげとはいえ、やはり見知らぬ男と密接に交わるなど自分には到底出来ないため嫌悪感を顕にしつつ、こんなことをしないと生きていけないほど相手は切羽詰まった状況におかれていたのかもしれないと。情に流されそうになり相手は犯罪者だと戒めては鍵を探しながら話しを続け、ようやく男の靴の中に手錠の鍵を見つけると一応相手の視線を気にしながらボトムスの太ももあたりにつくファスナー付きのポケットにしまい、この部屋の鍵を探って。

嘘つけ、…俺がどうこうでお前が手元を狂わすわけないだろ、…他のこと、思い出してたな
(相手が拗ねた時は分かりやすい、言い訳がすぐ子供のようになる。今はこちらのことを心配しているのか言葉の棘はそれほどキツくはなく、こちらに触れる手も優しげだ。こういうことも出来るのかとまた笑いそうになるが、また拗ねるだけだろうし止めておく。少しずつ息を整えながら相手の嘘を指摘してやった。横目でした見ることが出来なかったが、発砲の瞬間相手は明らかに目の前のストーカーに集中していなかった。何を考えていたのか確信は持てないがぼんやりとは予想がつく。相手も此方も、やはりウィークポイントは同じキーワードらしい。)

キスするだけなら誰とでもできる、…お前とだって必要ならするさ…試してみるか？ちなみに俺の本名は神崎直人…っ、……
(壁に体を預けながらストーカーの体を漁る様子をぼんやりと眺めていた。残念ながら手錠を外してくれるつもりはないらしい。その鍵がポケットに吸い込まれていくのを見守りながら目を閉じた。先程から息が整わず呼吸音がおかしい。雑音のようなものが吐く息に混じっている。顔をあげているのもできなくなったのかゆっくりと首を項垂れさせた。口は相変わらず軽かったが肩は荒く息をするのをやめていなかった)

…お前には関係ない。結果的に仕留めたんだからいいだろ
（口を出たのはまともや子供っぽさを露呈するもの、相手の言葉を肯定しているようなもので、どうも相手と話していると調子を狂わされるが犯罪者に話す義理はないと一線を引くように冷たく突き離す。続く相手の言葉にはそちらに振り返ることなく男の身体を漁ったまま

誰とでもか、そのご自慢のキスで何人誑し込んだんだか。まあ…俺とお前で必要になることなんてないからいらない誘いだな。…神崎直人ね…まあ覚えといてやるよ。＿＿？
（あまりまともに取り合わない口調で淡々と返しながら部屋の内鍵を探すが全く見当たらず、相手と自分のスマホが出てくるものの充電切れなのか外に連絡を取ることは不可能なようで。こうなれば針金のようなものでピッキングするしかないかと目論みながら、相手の偽名と疑わしき名前を聞き流していたが背後から不自然な息遣いが聞こえ振り返える。すると明らかに様態の変わった相手の姿。放っておくわけにもいかず一度内鍵探しをやめて相手の元へ近づき片膝を付くと肩に手をおいて顔を覗き込むようにして。

息が辛いのか…？どこか痛む場所は？
（相手の演技の可能性も疑うが、苦しんでいる様子は本当に見えて。もしかしたら車の衝突でどこか打ちどころが悪かったかと推測するが、首元の赤みと雑音混じりの息遣いから絞首による症状かと。顎に手を添え軽く上向かせると皮下出血や、下瞼を親指でやや下に引っ張り血流を確認する。次に相手の胸に耳を当てると心臓や肺の動きを聞いて。依然として苦しげな相手になにかしてやれればいいが、生憎ここには死体が2体くらいしかない。過呼吸を疑いもしたがどうなのか。相手の胸から顔を上げ身体を支えてやりながら「楽な体勢とれるならとれ。あと無理して喋るな」といつもの冷たい印象は変わらないが相手を気にかける。これもなにかも相手に死なれては困るからと言い聞かせながら。）

は、…かわいいとこあるね、お前も…──まぁ、そうみたいだな…喉が……うまく…悪い、横になっていいか？
(相手の死体漁りは成果が出ないらしい。内側から錠をかけたならこの部屋のどこかにそれを開く鍵があるはずなのに、いったいどこに隠したのか。とっととこの嫌な空気が流れる場所から出ていきたいのに。こちらの状態に気づいたのか相手がそばに来て症状を確認しだす。手錠で手は固定されたままで相手を邪険に扱うこともできない。されるがまま体を触らせていると胸に耳が当てられた。胸の辺りに相手の体温が伝わる。ただ物理的に暖かくなっているだけのはずなのに、なぜかそこで心が落ち着く感覚がした。こんな湿って真っ暗な空間にいるからだろうか、その行動は一瞬だったがどこか相手が離れていくのが名残惜しい気がして、だがすぐその考えを振り払うように苦笑いを浮かべる。横になりたい旨を伝えるも、相変わらず呼吸は落ち着かない様子だ。とにかく早くここから出て自由の身にならなければ)

…俺なら、取られたくない鍵は相手が1番触りたくない場所に置く……下半身の、下着の中とかな

（苦しげな状態でも茶化しをいれてくる相手に眉を潜めるも今の相手に言い返しても仕方がないため続く言葉を聞く。自力では横になれないのか依然として乱れた呼吸をする相手に、頭と上半身を支えてやりながら横にして。さて、内側の鍵をどうするかと再び男に目を向けたところ、相手からの助言。それは男の性格からしてもあまりにあり得る隠し場所だったが自分にとっては認めたくない場所で、「いや…」それはないだろうと思わず否定してしまいそうになる。しかしながらピッキングに使えそうな針金がないこの現状において背に腹は代えられないのだ。血まみれの死体ならいくらでも触ってきた。なんてことはないと男の死体へ近づくとそこからは考えたら負けだとほぼ躊躇なくさっさと言われた場所を確認し、まさしく探し求めていた鍵を見つけて。胸ポケットからハンカチ＿部屋を出る前に新しいものを用意した＿を取り出し、ハンカチ越しにその鍵を掴んでは扉の前へ行き解錠する。嫌々ながら鍵をハンカチにくるみ上着のポケットにしまって相手を残したまま扉の外を確認し、廊下の先に地上の扉へと続く階段を見ると再び相手のいる部屋へと。そして相手の息遣いを気にかけながら動かなくなった部下の元へ行くとその胸に拳を静かに当て、自分の胸へと持ってくると追悼の意を捧げる。労いの言葉をかけるが口元を動かす程度の声量で。それから部下の腰についている通信機器を確認してはまだ使えそうなことに安堵し何とか応援は呼べそうだと。ようやく相手の元へと戻ると膝をついて、赤くなった首元に指を添えて脈を測りつつ様子を伺い

よかったな。ここから出られそうだ。…まあ、お前はそのまま牢屋の中だけどな。救護班くらいは呼んでやる。

…言っただろ？
(横に寝かされても以前荒い息を吐きながら相手の動向を見守る。こちらの読み通りストーカーは1番男が触れたくない場所にここを開く鍵があった。思わず顔をにやけさせる。相手がストーカーの下着に手を入れて鍵を抜き取る図もなかなか面白い絵面だ。相手が扉を開き、一度に出ていくとしばらくして戻ってくる。部下を追悼するような仕草を見せた辺りきちんと外へ帰ることは出来そうだ。これで帰り道は確保できた。あとは自由を手にするだけ。おかしな息をする人間の手錠を解かないとは相手もなかなか慈悲がない。もう少し派手に倒れた方が良かったか、いやおそらくこの男は最後まで手錠を外すことはないだろう。相手がこちらにきてまた首筋を触る。赤く跡が残ったそこが痛いのは事実で思わず顔をしかめるが、脈は正常だ。さて、そろそろスリリングな時間も終幕といこう)

あぁ…助かるよっ！！
(いつもよりいくらか心配そうにこちらを見る顔、その顔を傷つけるのは少々心苦しいがかといって牢屋に入るのは避けなければならない。第一救護班が到着すればこのおかしな息遣いがただの嘘だとバレてしまうではないか。膝をついてこちらに近づいた相手の顔目掛けて思いっきりヘッドバッドを食らわせようと勢いつけて体を起こした。命を助けてもらったのは事実だがもとはといえばストーカーに遅れをとったこいつが悪い。さっさとこの場所から帰ってシャワーでも浴びることにしよう)

＿＿!!!、…っ
（相手の脈を測りながら正常に脈打つのに徐々に違和感を覚え始めるが時既に遅く、相手が状態を起こすのが分かって。咄嗟に避けようとするもまた肋骨が痛み動きが鈍る。わずかに後退したことで大打撃は避けられたが見事に頭突きをくらってしまっては後ろに尻もちをついて。グワンと歪む視界、遠のく意識を感じるもここで大人しくくたばる訳にはいかない。縄を切ったカッターで指先を傷付け痛みで微かに意識を覚醒させては何とか身を起こして相手の胸倉を掴み上げ睨みつける。しかし思いの外ダメージは大きかったようで再び視界が白みはじめれば今度はどうすることもできず身体から力が抜けていき。＿あの時、少しでも相手の演技を疑った自分は正しかったのだ。だが結局、犯罪者を心配して少しでも情けをかけた自分が招いた結果。なぜ相手などに情けなどかけてしまったのか。後悔してももう遅い。最悪銃で殺されるかもしれないが、この血生臭い場所でのたれるのも最悪だなと内心自嘲しては意識を手放して。

──シー、…あんまり無理すんなよ。おやすみ
(ヘッドバッドは相手の頭にクリーンヒットしたようだ。こちらの頭も痛みを覚えるが、こちらの接触部は硬い額、痛みが引くのにそれほど時間はかからないだろう。焦点の合わない目で最後のあがきとばかりにこちらの胸ぐらをつかむ相手をまるで赤子をあやす口調でいなし、薄く笑みを浮かべた。ほどなくして相手は意識を失う。自分の思惑通りに事が運び鼻歌でも歌いたい気分だ。施錠されたままで時間はかかったものの相手の太ももあたりにあるポケットのファスナーをあけ手錠の鍵を取り出せば、器用に手を動かしてやがて手錠は外れる。ようやく解放だ、未だストーカーの感触が残る口をジャケットで拭うと気分は幾分かはマシになる。さてこの男はどうするべきか。ここにもう1つ死体が加わったところで数に大差はない。落ちていた相手の拳銃を拾い上げ一度相手に向ける。だが引き金を引く気には、不思議なことに全くならなかった。それどころかここから離れることを少々寂しいと思う自分もいる、その事実に驚きながら拳銃を自分のベルトに差し込むと相手の側にかがみ込んだ)

…キスするなら、お前の方がよかったよ
(どうしてそんな言葉が口をついて出たのか分からない。だがこの言葉は自分の本心である気もした。相手の体を引っ張り起こすと正面からその体を抱きしめる形になる。そのまま後ろ手に今度はこちらが手錠をかけた。これでしばらくは追ってこれないだろう。離れる間際、相手の頬に軽くキスを落とす。これはきっと親愛のキスだ、友人同士が挨拶で交わすような、そんなキス。相手の体をゆっくりまた床に横たえると死んだ部下をが持っていたという通信機を手にし『緊急、怪我人と死亡者発見』とそれだけ言って相手のそばに通信機を放り投げた。これでしばらくすればお仲間がやってくるだろう。最後に数秒相手の顔を見つめてから踵を返すと足早に外の世界へと飛び出して行ったのだった)

（微かな頭の痛みと共に意識が浮上し身を起こすとそこは本部の医務室。徐々に記憶が思い起こされれば、またしてやられたと唇を噛む。しかしなぜか悔しさの中に何か別の、言いようのない感情が混じっていて。目覚めてからほどなく、部下が現場報告にやってきて何者かから呼び出しの要請があり、自分は手錠を掛けられていて拳銃がなかったことを聞かされればその抜かりの無さに半ば感心すらする。その反面殺すか身体に障害を残すことだって出来たのにそれをしなかったことを不思議に思うもそこまで罪を重ねる利点がなかっただけだろうと。ただ放置すればいいものを態々呼び出しの要請をしたのは気がかりで。
次ぐ部下の話しによると肋骨は折れてはいなく一週間安静にしていれば完治できるようで、それまで執務に没頭するしかないかと嘆息する。おそらく相手もこの間に遠くへ姿を暗ますだろう。部隊による捜査の手を緩めることはないが逮捕の望みは極めて薄い。次相手と対峙するとなれば凶悪犯と断定し殲滅の対象なれば格段にこちらはやりやすくなる。もう一度相手の近辺を洗い直す必要があるなと思案しつつ、なぜか相手が凶悪犯でなければいいと願う自分がいて。

（一週間後の夜、隊務に本格的に復帰し今日も任務を遂行し、廃工場にて追い詰めた凶悪犯を打ち抜く。今度は躊躇なく、確実に。銃をしまうと、相手は銃をどうするつもりかと。単純に考えれば警察への威嚇か窃盗などをやりやすくするため。もしくは自殺。しかし相手は自殺志願者には見えなかった。ただ亡くなった母親への愛の執着はあるように見え、どことなくそれが死と密接に関係している気がして。いつか読んだ文学小説、死を選び、また死を共にすることで永遠の愛を添い遂げる。そんな話を思い出しつつ、今夜の隊務は終えたため一度本部に戻るため路地に出て。



（/本体失礼します。今後の物語をすすめていく上でお聞きしたいのですが、謙也くんが凶悪犯だと決定づけられるのは、芹崎とくっついてからからとくっつく前とどちらが良いか要望はありますか？どちらも美味しい展開だと思うのでこちらはどちらでも大丈夫です！そして今回場面転換なのにあまり話を展開できなくてすみません…）

(/一旦本体だけで失礼します！個人的には今後凶悪犯だという疑いがどんどん濃厚になり、くっつく間際で謙也自らが凶悪犯であることを自白する流れがいいかなーと思っておりました。
ですので、これから過去謙也が起こした殺人の新たな証拠が発見され、謙也が凶悪犯である可能性が高まりまた航くんと接触する機会が増え、疑いは強まるのに惹かれ合う…的な展開がいいかなと。あくまでもこちらの希望ですので背後様のご希望の展開あればそちら優先していただいて大丈夫です！)

（/こんばんは！疑いが強まっているのに惹かれ合うのいいですね！障害が多いほど燃えるので素敵だと思います。まだどう凶悪犯であるか突き止めていくか定まっておらず、相変わらずの拙いロルで迷惑お掛けしますがよろしくおねがいします。こちらは返信不要です。

──だから、ほんとに知らないって。彼女取ったのは悪かったけど、だからって俺が殺ったってことはないだろ？
(とある路地、店の裏口あたりだろうか、2人の男が掴み合いになっていた。正確には1人の男がもう1人の男の胸ぐらを掴んでいる状態だったが、その胸ぐらを掴まれている方は相手もよくよく知る人物だった。自分よりも少し背の低い男を宥めるように両手を広げているが、男の怒りは収まりそうにない。胸ぐらを掴まれたまま、男に1発頬を殴りつけはれる。頭が揺さぶられて視界が歪んだ。だがこの男とくれば相変わらず困った顔を浮かべるだけでこの場をなんとか誤魔化そうとしているようだった)

（廃工場を出てしばらく路地を行く途中、行く先の角を曲がった路地から何やら揉めている声が聞こえる。しかもその一つはよく見知る声。一度気配を消し聞き耳を立てては、どうやら女に関するいざこざ。モテる相手らしいと半ば呆れつつ続く耳に入る言葉に小さく反応して。相手が、凶悪犯の容疑者である男が殺人を疑われている。神経が粟立つのを感じながらさらなる情報を得られないかとそのままの状態で様子をさぐっていると相手が殴られたらしい。その後もしばらく耳を傾けていたがこれといった情報は得られそうにない。もう一発殴りかねない男。別に放っておけばいい。むしろここは最後まで介入せずに行く末を見届けてから相手を殴った男から話を聞き出すが是だろう。しかしなぜか足は自然と前に出て、まさに男が相手に拳を振りかざした瞬間、

何をしているんだ。暴行は立派な犯罪だぞ。＿＿＿＿お前とは本当に縁があるな。で、金だけじゃ飽き足らず人の女まで盗んだのか？
（男を制止するように冷淡さはそのままに普段より声を張ると、相手の顔面ギリギリで止まる拳。男も馬鹿ではない。こちらの隊服を見れば状況を理解したのだろう。振りかざした拳を下げ相手の胸倉を掴む手を離してはあからさまに動揺して。それでも何か弁解しようと『いや…でもこいつが、俺の女を…』と目を泳がせる。言葉の続きを待ちつつ相手に視線をやっては、先日してやられたこともあり悔しさや怒りを含んだ、しかし確実に高揚感の混じえた声色で述べ、殺ったかどうかの話には触れずに相変わらずの冷ややかな声で冗談を。


（/度々背後が失礼します。明日から６，７日と私用のため投稿できません。８日から投稿できますのでまたお相手して頂けると嬉しいです。そして今回背後さまが出していただいた男を勝手に喋らせてしまいましたが不都合があればなかったことにしてくださいませ。いつも素敵な背後さまとかっこいい謙也くんと絡めて幸せです！ではではまたよろしくおねがいします！）

っ、───？な、お前…！───ははっ、確かにな。ここまでくると運命の赤い糸でも繋がってんるんじゃないか？それと、人聞き悪いこと言うなよ、盗ったんじゃなくて向こうから勝手に…っと
(胸ぐらを掴むこいつをひとひねりするのは簡単だが下手に追い返してはいつまでも粘着してくるだろう。ここは大人しく殴られてことを収めようと咄嗟に目を閉じた次の瞬間、自分の顔の前に何かが現れて頬に痛みを感じなかった。不思議そうな顔をして目を開けるとそこにはもう何度みたか分からない顔があってさすがに目を丸くする。警察の介入とあっては男も引き下がるがブツブツとあの女のことを口にする。助けてくれたのは有難いがこの話はなるべく知られたくはない。とにかく相手と男を離さなければならない。相手の言葉にはいつもの軽口で答えるが、それが男の怒りにまた触れたのかこちらを蹴ろうと足が伸ばされそれを後退してさけた。それが余計に癪に障ったのか男はこう叫んだのだ『その彼女をお前が階段から突き落として殺したんだろうが！』と)
……は、何言ってんだ。俺がいない間に階段から落ちたって、警察もそう言ってただろ


(/お世話になっております！次の投稿日了解しました。いつもこちらも待たせてばかりですし、本日も大分遅くなってしまったので、もう全く気にしないでください！男は自由に動かしてもらって大丈夫ですので。
こちらこそいつも楽しませていただいて幸せな日々です！どうやって航くんと謙也が想いを寄せあっていくのか…楽しくやっていきたいと思っております。ではとりあえずお返事しておきますので、次のお返事お待ちしておりますね！)

また軽口を……。赤い糸でなく、巡り合わせが良いのはお前にやましいことがあるからじゃないのか？
（息を吐くように出てくる軽口にため息混じりに毒吐きながらも自分たちを繋ぐ縁はそんな甘いものはないと真面目に返す。その間にも男と相手の間柄を探っているとまとも相手の言動が男の反感を買った様子。相手に蹴りを入れようとし憤慨して叫んだ男の言葉に微かに眉を寄せて。相手はすぐに否定したが、警察である自分の前であるにも関わらず人に蹴りを入れてしまうほどの男の怒りは相当なもの。が、しかし一番に引っかかるのはその死因で。

…階段から、か。……確かよく似た話がそう言えばあったな
（すっと相手に意味深な視線を向けてその表情を伺いつつ、未だ怒りの収まらない男がまた相手に手を出さないよう片腕を前に出して抑える。そして警察の調べが入っているなら女の名前を聞けば何かわかるだろうと男に聞けば、やはり聞いたことのある名前。たしか特殊班殲滅部隊の管轄外の事件として処理された階段からの転落死。相手の言う通りこの事件に特別相手が関わるようなことは記されていなかったが果たして本当なのか。

お前の言うことは信用できないからな。関係ないのならこの男からもっと詳しく事情を聞き出しても構わないよな？



(/こんにちは。おまたせしました。レス投稿させて頂きました！謙也くん背後さまも投稿頻度など気にせずしてくださいね！無理なく気軽にがモットーでいきましょう！さて早速戻ってきていきなり質問で申し訳ないのですが…、謙也くんが母親を階段から落として殺害してしまってから起こした殺人なのですが、死因は一様なのでしょうか？もし設定が決まっていても伏せてロル進行していきたい場合はそれでも大丈夫です！設定も決めてしまうとやりづらくなる場合もあると思うのでぼんやりで構いません！)

(/いえいえお返事ありがとうございます！死因についてなんですが今回話題に上がっている女性だけたまたま死因が同じ、ということにしていただいてもよろしいでしょうか？そこから殺人犯の顔が暴かれていく感じで…
そして申し訳ないのですが、本日体調崩しておりまして、お返事少々お待ち頂いてもよろしいでしょうか？すみません…)

（/死因について了解しました。お返事はいつでも大丈夫ですよ！それよりも背後さまのお体を優先してあげてください！お大事になさってくださいませ。）

そうだったかな、どこかの誰かさんの母親がそんな死に方をした気がするが今その話関係あるか？
(本当にこの男は出会ってはならないタイミングで的確にこちらと出会う男だ。今まで秘匿してきた秘密、その中で最も他人に知られてはいけない秘密…自分のどうしようもない『癖』それを一番知られてはいけない相手に、このままでは暴かれてしまう。正確には暴かれたくない、ような気持ちが強かったが、それを今は本人が自覚することはない。適当にはぐらかしたいところだが相手がそう簡単に自分を逃がしてくれる奴ではないことは重々承知している。)

どうぞ、好きに聞いてみりゃいい。俺の事、そんなに気になるのか？
(今は相手と殴りたそうにしているこの男を引き離すのは無理だ。身を流れに任せるしかない。すました顔で相手の問は了承しつつ、ニヤリと笑みを浮かべからかっておいた)

(/お待たせ致しました、お返事出しておきますね！)