涙は花を伝いし雫となって【非募集】

涙は花を伝いし雫となって【非募集】

悲しき鬼  2017-09-03 18:02:37 
通報



花の咲き乱れる静かな小道

青い瞳の美しい青年 、喪われた記憶の香り

鬼に憑かれ悲しみに沈んだ村の伝説



どうか君だけは、泣かないで──…


【非募集】



コメントを投稿する

  • No.201 by 楓  2017-09-28 23:26:48 


…あんな場所、人間が気安く行って良い場所じゃない。
お前だってきっと何か術を掛けられたんだ、あいつは明らかに妖の類だった、なのに…あの場所には本当に妖がいるって、村長達にも伝えないと。
(相手があの妖について話す時の表情に何か胸の燻りを覚えては言い聞かせるようにまやかしだと告げて。相手がそこまであの場所に、妖にこだわるのはきっと術のせいだ。再び相手の手を取ると村の人間に危害を加える可能性のある異質なものは早々に討伐してしまわなければと)

  • No.202 by 鈴  2017-09-29 06:03:39 

っ、お願い、それだけはやめて!そんな事したら碧が殺されちゃう!

(村長たちに報告する、との言葉を聞いた途端鈴は楓の着物をぎゅっと握って思わず大声をあげて。村長たちに本当に妖が存在することがバレたら確実に村の数人が武器を持ってあの屋敷に向かい『これから何も起こらないように』彼を殺してしまうだろう。「お願い、……っ」とか細い声で彼に懇願しては楓の着物を握る手がふるふると震えていて。)

  • No.203 by 楓  2017-09-29 11:05:57 


鈴…どうしてそこまで…あの男は何者なんだ?
(村人の恐怖を取り除くことが最善だと思ったものの相手の反応は予想外のもの。そこまで妖にこだわる理由が分からず相手が自分の手の届かないところにいるような気さえして困惑したように。やはり彼女は妖に取り憑かれてしまったのだろうか。)

  • No.204 by 鈴  2017-09-29 15:12:18 


……碧は、──。

(鬼、と口を開きかけたものの自分がそこまでぺらぺらと彼のことを喋っても良いものかという考えが頭をよぎり鈴の口はそれ以上を語ることはなく。鬼なんて言ってしまったらもっと彼の身が危なくなってしまうのではないだろうかという不安が胸の中をふつふつと湧き上がり。「で、も、本当に、取り憑かれてるとかそういうのじゃないから。ね?」兎に角そこは弁解しなければならないと鈴はできる限りいつものように明るい笑顔を浮かべながら自分の身を案じてくれる幼馴染へとそう告げて。)

  • No.205 by 楓  2017-09-29 17:21:09 


…分かった、何か害が無い限り村の人たちには伝えない。鈴は違う村の親戚の所にいた事にしておく。
…鈴、もうこの村を出ないで欲しいんだ。お前が居なくなって、すごく心配した。行くところに困っているなら俺の家に来てくれれば良い、一緒に暮らそう。
(相手の必死な様子に小さく息を吐いてそう頷くと相手の手を取ったままじっと見つめて。ずっと想いを寄せていた相手、幼馴染だった相手は自分の中で既にそれ以上の存在になっている。もう手の届かないところには言って欲しくないと真剣な表情で想いを伝えて)

  • No.206 by 鈴  2017-09-29 21:21:07 


……、

(彼の真剣な瞳から目を逸らすことが出来ずに、鈴は暫く彼と見つめ合い。こちらを真っ直ぐに見つめている彼の瞳は決して嘘をついている瞳ではなく、きっとこの人と居れば自分は何一つ苦労せずこれからの生活を遅れるだろう。だが、しかしそれは──「それが、私にとっての『幸せ』?」ふいっと彼の視線からのがれるようにリン、としたすずのような声で問いかけて。それは女性として、人間として幸せかもしれない。でも、それは本当に自分の幸せなのだろうか。鈴の働かない頭では何も考えることが出来ず、ただ彼の答えを待って。)

  • No.207 by 楓  2017-09-29 22:55:20 


…不幸には、ならない。
鈴にとっての幸せが何かは俺には分からない、でも──…でも、この村にいれば不幸にはならずに済むんだ。
(この村にいることは幸せではないかもしれない、それでもこの平凡な村にいれば不幸になることはない。その普通な何の変哲もない生活が幸せとも言えるのかもしれないし逆に退屈になるのかもしれないが、それでも不幸にはならずに済むと。)

  • No.208 by 鈴  2017-09-30 09:10:57 


……うん、

(これが、碧の望んだことならば。鈴はこくりと小さく頷けば「よろしくお願いします、」と深々と頭を下げて。もう、何が幸せで何が不幸せなのか分からなくなってきた。自分にとっての幸せは、ほかの人にとっては不幸せなのだろうか?そんな考えばかりが頭の中を支配し、混乱させる。「楓は、いつも優しいね。」そう告げて眉を下げて微笑めば鈴の耳元で美しい簪が鳴り。)

  • No.209 by 楓  2017-09-30 10:50:45 


…ありがとう、鈴。
(相手の言葉にほっとしたように微笑むとそう言って相手を抱き締めて。相手の微笑みが僅かに憂いを帯びたもののように感じたのはみなかったことにしてしまおう。そのまま相手の手を引くと村へと戻り、村人達も久しぶりに姿を見せた鈴の姿に驚いたようにお帰りと声を掛け、一見全てが元に戻ったようで)


(鈴が屋敷を出て数日、何をする気も起きず無気力な日々を過ごしていて。悲しみが足りず夜はやはり苦しい、それでもそれを苦しいと思う心さえ忘れてしまったかのようで。自分の1番好む木に結びつけた鈴は風が吹くたびに柔らかな音を奏で、その度に反応しては違うのだと自分に言い聞かせて。彼女の幸せはきっと村に戻ることだと言い聞かせつつもここを去る時の涙が忘れられない。夕方、人の少なくなった時間に様子を見に行くだけなら許されるだろうか、誰にも見つからないように相手の幸せな様子さえ見ることができればそれで諦められる。)

  • No.210 by 鈴  2017-09-30 11:58:23 


(彼の屋敷から出て村に戻り、数日が経った。村人達はみな自分を歓迎してくれ、生活には何不自由していないが如何せん心にポッカリと穴が空いてしまったかのように鈴は思っており。美しい木々や花、夕焼けや虫の声色などにも全く心が湧かずにただ淡々と過ごす日々は本当に幸せなのかと思うもので。楓は自分に本当に良くしてくれるし、愛してくれている。それは理解しているのだが、それでも鈴の心を満たすことはなく。「……幸せ、」まるで自分に言い聞かせるように呟いた言葉は、まるで迷子の子供が自分の家を探しているかのような不安げな声で。)

  • No.211 by 碧  2017-09-30 12:13:00 


(夕刻、人目を忍んで村の方へと降りて行けば少し高い場所から村を見下ろして。一目相手を見れればそれで良い、日が沈む前に帰って来なければと思いつつ村の入り口、木陰から相手の姿を探して。しかし自分の姿を見つけたのは運の悪いことにあの彼で。何しに来た、と詰め寄られれば言葉を返すことはなく踵を返そうとするも腕を掴まれ目の前の彼と向き合うざるを得ず。長居は出来ない、じきに日が沈むのだからと思いつつも相手が腕を離す気配はなく)

  • No.212 by 鈴  2017-10-01 01:05:24 


楓?どうした───、碧!?

(いつもはもう帰ってくるはずの楓が帰ってこないのを心配し、村の入り口まで様子を見に来た所。自分の探していた人物の他には、もう二度と会えないと思っていた人物も一緒に居たことに目を見開いて。「どう、して……」と呟くような小さな声で問えばふともう日が沈み始めていることに気付いて「碧、時間が……!!」と楓と碧の間に入ればどうしよう、と慌てて。)

  • No.213 by 碧  2017-10-01 10:18:27 


…鈴、君は此処で幸せになれた、?
(駆け寄って来た相手、その姿に僅かに目を細めるも不意に襲った痛みに表情を微かに歪めて。そう尋ねながら相手に手を伸ばしては相手の幸せの是非を問おうとして。相手から明確な答えが得られればそれで諦めもつく。しかしここは人里離れた屋敷とは違い辺りには人間の心が蠢いている、鬼を抑えることは普段よりも困難で相手の答えを待つ青い瞳は一瞬でぐらりと紅に揺らぎ苦しそうな色は濃くなり。)

  • No.214 by 鈴  2017-10-01 21:59:19 


私はッ──……!
(彼の言葉に悲しげに瞳を揺らせば、『貴方と一緒が良い』と告げる代わりに碧の胸へと抱き着いて。自分のことを大切にしてくれていた楓に対しての罪悪感で胸が押しつぶされそうになるが、やはり自分の幸せは碧と共にいることで。「碧、早く帰らなきゃ、」と彼の瞳に紅が差し始めていることに焦りを感じては村の人たちを巻き込むわけには行かずに鈴は碧の着物をくい、と引っ張って。)

  • No.215 by 楓  2017-10-01 22:40:56 


…っ鈴、そいつから離れろ!
(鈴は彼に心惹かれているのかと受け入れたくない状況に腕を掴んだままだったものの目の前の相手の瞳の色が変わり目の当たりにした鬼へと変異する瞬間。やはり妖だったかと思えば腰から短剣を抜き相手の名前を叫んで鬼から遠ざけようと。しかし当の碧はまだ意識があるようで相手の背中に回した腕を離すことはなく、相手が自分の名前を呼ぶ声で意識を繋いでいるようで。僅かに呼吸は浅いもののはっきりとした口調で彼に告げて)

…鈴は、私が貰い受ける。代わりに、二度と不幸にはしない。──必ず、幸せにする。


  • No.216 by 鈴  2017-10-01 22:59:55 


ッ、……。
(碧の言葉にどくん、と心臓が一跳ねしたものの慌てて首を横に振り我に帰っては「ごめんなさい、楓。私のことを大切に思ってくれてありがとう。きっと貴方ならもっと素敵な人を幸せに出来るわ、私の自慢の幼なじみだもの!」と楓へと自分な素直な気持ちを口にして。謝罪と、感謝と、そして幼なじみとしての愛情。きっと彼ならもっと素敵な女性を見つけることが出来る。そう告げては鈴は段々と藍色になっていく空を見上げて急がなきゃ、と焦燥し。)

  • No.217 by 碧  2017-10-01 23:24:47 


…鈴は、君の遠い記憶の中に。
(手を伸ばして彼の目の前に白い手を翳せばふわりと灯った白い光、彼の瞳が眠るように閉じてはその場に崩れ落ちて。その身体を木の幹にもたれさせ、次に目を覚ました時には彼の記憶は書き換えられているだろう。仲の良かった幼馴染は少し離れた村に引っ越してしまった、と。彼女についての記憶を全て奪うことはしなかったためまたすぐに二人は違う形で会えるだろうと思いつつ相手の手を取り山の方へと戻って行き)

  • No.218 by 鈴  2017-10-01 23:34:16 


……、
(そうか、本来ならこうなってしまうんだ。と改めて鬼の能力を目の当たりにしては鈴は自分の記憶がなくならない理由が分からずに胸にもやがかかるのを感じて。彼に手を引かれて山の方へと歩を進めているうちにも刻々と闇は迫り、「碧、平気?」と問いかけて。自分が居なかった間、彼は誰の心も喰らわずきっと空腹は今鈴の思っている倍は感じているだろう。彼の体も心配だが、やはり今は少しでも村から離れて屋敷へと向かわねばと歩を進めて。)

  • No.219 by 碧  2017-10-01 23:41:20 


…大丈夫、今も意識がはっきりしているから。
(身体は確かに辛いが今日は鬼に意識を奪われる気配はない、相手が自分の名前を呼んだ声で昼間の意識が強く保てているのだろうか。ただ昼間の意識のまま相手を傷つけるほど恐ろしいことはない、それだけは避けなければと思いつつ花の小道へと足を踏み入れれば月明かりの下相手を振り返り「お帰り、鈴。」と微笑んで。その瞳は紅く、しかし昼間と同じ優しい色を湛えたもので)

  • No.220 by 鈴  2017-10-02 16:47:59 

……、

(ぞくり、と鳥肌が立った。月明かりに照らされた彼の白銀の髪は怪しく闇夜に煌めき、その双眸の椿は真っ直ぐに鈴を見つめており。夢でも見ているかのような妖しくも美しいその姿に思わず言葉を無くして見惚れ。鈴は今にも泣いてしまいそうなほどに一瞬くしゃりと顔を歪めたあと「ただいま、碧、」と花が綻ぶような優しげで、それでいて嬉しそうな笑顔を浮かべて。)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック