っ、お願い、それだけはやめて!そんな事したら碧が殺されちゃう! (村長たちに報告する、との言葉を聞いた途端鈴は楓の着物をぎゅっと握って思わず大声をあげて。村長たちに本当に妖が存在することがバレたら確実に村の数人が武器を持ってあの屋敷に向かい『これから何も起こらないように』彼を殺してしまうだろう。「お願い、……っ」とか細い声で彼に懇願しては楓の着物を握る手がふるふると震えていて。)