……うん、 (これが、碧の望んだことならば。鈴はこくりと小さく頷けば「よろしくお願いします、」と深々と頭を下げて。もう、何が幸せで何が不幸せなのか分からなくなってきた。自分にとっての幸せは、ほかの人にとっては不幸せなのだろうか?そんな考えばかりが頭の中を支配し、混乱させる。「楓は、いつも優しいね。」そう告げて眉を下げて微笑めば鈴の耳元で美しい簪が鳴り。)