匿名 2017-06-17 03:18:11 |
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(/ロケーションのことをすっかり失念しておりました。詳しく書いていただきありがとうございます!場所・時間表記も最初のレスや区切りのみというので問題ありません。〆レスについても同意見です。適度に区切って次展開していければと思います。引っかかるところなどありませんので、始めていただいてもよろしいでしょうか?)
(/それでは、始めさせていただきます!よろしくお願いします。)
昼(出航前)/甲板
(船出の準備に船員が慌ただしい中、連なる鎖でそれぞれが足枷に繋がれたまだ歳若い10代前半から後半の奴隷数十人が続々と船へと乗り込んでいき、それを導いていると荷を運んでいる途中のスタズから「兄貴、またいたぶる奴隷買ってきたのか?」と声を掛けられ)
いや、こいつ等は商品だ。船に居る間 餌代くらいは働いてもらうが…手は付けるなと船員達に言っておけ
(スタズはわかったと言って去っていき、補佐を頼んでいた船員に、男女に分けて牢に入れておけ、と指示して自分は甲板から短い階段を上がって高い位置にある船首楼に立ち。荷が全て積み終えられたのを目視で確認し、続いて船員から運搬準備完了の報告を聞くと頷き、マストに向かい手を挙げて船員達に凛とした声で伝え)
――準備はいいか。帆を上げろ!
(まさか未だ船に乗り込んでいないメンバーはいないとは思うが、船を動かす前に念のため船員の代表を呼び付け)
(/待ちに待った開始ですね!最初の文出していただきありがとうございます!それではよろしくお願いします)
昼(出航前)/ある女性の部屋→甲板
んっ……?
(港に程近いある一室、潮の香りと共にガヤガヤと慌ただしい音が部屋に流れ込んできてゆっくりと目を覚まし。続いて認識できたのは片腕に触れる柔肌の感触でそちらに目を向ければ一人の女が腕の中に収まっていて。未だ覚醒しない意識の中昨夜起こったことを順に思い出していけば、酒場で出会った女と一夜を共にしたことを思い出し。直後窓の外から聞こえてきたのは聞きなれた声が帆を張る合図を告げる声でそこでようやく意識をはっきりと覚醒させ)
げっ、もうそんな時間?!置いていかれるのはまずいって!
(勢いよく上半身を起こすとそこら辺に散らかった服をかき集めて大慌てで身にまとい、途中隣で寝ていた女が起き出せば『君のこと忘れないよ』と適当な言葉を言えば部屋を飛び出し船への道を駆けていき、その間にシャツのボタンを止め。船の甲板と港の桟橋とを繋ぐ階段を勢いよくかけ上がると最後の一段で足に力を入れて体を宙へと飛ばし、両足で甲板に到着すれば間に合ったと安心して息を吐き)
ふー、セーフ……ちょっとハーシュ兄さん!僕を置いて出航しようとするなんてどういうつもり!
(顔を上げ船首楼をみやれば案の定目的の人物がそこにおり、腕をくんで理不尽な文句をぶつけたあと、他の船員が出航準備を急ぐ中構わず階段をあがってハーシュへと近づいて。その服装は未だ乱れたままで口の端には口紅がわずかについていて、何をして遅れたかは一目瞭然で)
「あの…申し上げにくいのですが…ロイ様がおられません」
(船員に言われるとピクリと形のいい眉を動かし、出航の合図を取り止めようとした時にドンッと甲板にロイが到着した音がし)
お前……
(階段を駆け上がってきた相手の乱れた服装や口元を見れば何をしていたかは一目瞭然で、呆れたように溜め息をついて)
お前のような者はこの船に乗る資格はないな
(既に出航し始め港から離れつつある船外を顔で指すと「今すぐ此処から降りろ」とばかりの視線で)
ん?あぁこの格好が気に入らない?僕らは『商人』だもんね、きちんとした身なりじゃないと
(呆れたため息のあとに不機嫌な顔を浮かべる相手に何がいけないのか分からず自分を見てみれば分かったと言わんばかりに服装を整えにこりと笑い、しかし口についた口紅はそのままで)
それにさぁ兄さん、残念ながらこの船から降りるのは無理かも。もう陸から離れちゃった
(額に手をあてて遠くをみやるポーズをわざとらしくすれば肩をすくめて)
そうだな、商人であるならばあの到着の仕方はゼロ点だ
(先程の凡人らしからぬ跳躍力も含め、まだ港が見えるうちは目立つ事はするなと暗に牽制し、徐ろに相手に近付くと唇端の口紅を親指で拭ってやり。ハーシュの傍らに空気のようにつき従う使用人がハンカチを差し出すとそれを受け取り赤い色を拭い取って戻し)
泳いで渡ればついてくればいいだろう?体力作りにはもってこいだ
(白けた顔で言ってそのまま相手の横を通り過ぎると甲板へと降りて行こうとし)
つまりもっとお上品にってこと?僕ら貴族だもんね。お客様方も貴族だし
(惚けているところに相手が近づいてきて不思議そうな顔をしてやれば口元を拭われ片目を閉じ。相手の指をみやればそこには赤色がついていて、何も隠しきれていないことが分かると苦笑し、空気のように控える使用人をちらりとだけ見て)
体力作りなら兄さんの方が必要じゃない?僕は船員として汗水たらして働いてるけど、兄さんは船長室に引きこもりっきりだし。一緒に泳ぐってのもありかも
(相手が通り過ぎたあと、くるりと体を回転させ、階段を降りていく姿をみてニヤリと笑うと相手の背中を強めに海に向かって押して)
そうだな、お前にはいずれ俺の仕事の補佐をさせる。商人のなりふりも覚えねばならない―おい
(背中を向けたまま背後の相手に言い、背を押されるとその予測があったのか強い衝撃にも軸足はびくともせずに、相手の腕を掴んで)
お前がいつ汗水を垂らして働いたんだ…俺は此処の指揮をしなければならん、泳ぐなら一人で泳げ。それが嫌なら船員達の手伝いをしろ。
(階段中途で止まったまま掴んだ腕を引っ張ると相手を自分の前へと引き寄せ、階段からすぐ下の甲板へと突き落とし。甲板には、地下二階の大倉庫へ運ぶ物資が山積みになっていて、船員達が行き来して運んでおり)
って……へぇ、それ楽しそう。今の雑用ばっかりの日々よりかは大分ましに……
(強めに背中を押したにもかかわらず相手はびくともせず読まれていた事実に悔しそうに眉を潜めるも、直後相手の前へとひきずりだされて即座に通常の表情に戻し。だがそれも意味はなく支えのない状態で後ろに落とされ背中を強打し)
いった!ちょっとそれ弟の僕にする仕打ち?そういうのはいつも使用人にしてるで……ぐっ…!
(背中をさすりながら上半身を起こすとハーシュを指差し文句を言うが、それは荷袋が腹部に飛んできたところで阻害され。荷袋を飛ばしたのは同じ船員のヴァイオレットでにこりと笑顔を浮かべたあと「船長の命令ですよ?」と一言だけ添え)
何が船長の命令だよ、こういうのこそ使用人か奴隷にやらせればいいのに
(ぶつぶつと文句を言いながら荷袋を投げては掴み投げては掴みを繰り返し遊び始めて)
(背中を押さえこちらに向かって怒鳴る弟を階段から涼しい顔で見下ろし、ヴァイオレットとのやり取りには視線を向けることなく階段を降り甲板へと立ち)
使用人は食事と風呂の準備だ、荷運びは力のあるお前等の方が早いだろう。文句を言ってないで手足を動かせ。
(荷物を投げて遊んでいるロイの頭を平手で叩くと「さっさと下へ運べ」と命令し、自分は荷物を持たずに先へ行き、甲板下の階段を降り地下2階へと向かって)
っ……僕がやらなくたって誰かがやるのに……ヴァイオレットとか
(荷袋を投げるのを止めると叩かれた場所をさすって未だ文句は絶えず。投げて遊んでいた荷袋だけを手に相手を追うように地下二階へと下っていき)
ねぇハーシュ兄さん。さっき言ってた補佐の仕事、あれっていつできるようになるの?
(雑用はもう飽き飽きだと訴えるように気だるげな口調で言いつつまた荷袋を投げては掴みを繰り返し始めて)
(後ろで文句を言うロイの言葉は聞こえない振りでスタスタと先を行き、階段を降りて地下二階の廊下を歩き中途で荷物を運ぶ船員に遭遇すると道を譲って端に寄り)
お前に任せたいのは海賊業でなく奴隷商の補佐だ。まずは奴隷の管理からだな…そのうち、奴隷狩りやオークションにも連れて行ってやる。…早く倉庫に荷物を置いてこい、牢へ行くぞ
(相変わらず荷物を投げるロイを目を細めて見、荷物の運搬は不得手だと悟ると仕事を終わらして来いとばかりに大倉庫の方を顎で指して。甲板でハンカチを渡してきた使用人は空気のようにハーシュの傍らにつき従い)
うーん、奴隷の管理の方は楽しくなさそうだけど、奴隷狩りとオークションは最高に楽しそうだね。奴隷狩りなんて僕に掴まった時の絶望的な顔を見るのが楽しみだし
(書類を眺めたり数を数えたりには興味がなさそうに首をふるが、奴隷をこの手で捕らえることには興味があるらしく生気ある顔から闇に閉ざされた世界へ引きずり込まれる瞬間をこの目でみることが出きると思うと口がにやけ。倉庫に荷物を置いてこい言われれば手をひらりとふって返事とし、荷袋を適当な場所に放り投げるとハーシュのもとへ戻ってきて)
……さ、牢だったよね。行こうか兄さん
(荷物を置いて戻ってくると相変わらず使用人は相手の隣にぴたりと控えていて、その様子に眉をピクリと動かすと無言のまま使用人の腕を掴み自分の後ろに放り投げ床に引き倒し。使用人はなぜこのようなことをされたか分からず戸惑う様子で床に転がりロイはそれを気にもとめずに相手の隣に並び立って)
(ロイが戻ると牢へ向けて歩き出し。使用人はロイに道を譲り、二人の後ろからついていき。牢は廊下を挟んで向かい合うようにして並んでおり、襤褸を纏った奴隷達は男女に分かれて入れられていて、それぞれが短い鎖のついた足枷を片足に嵌められ、その鎖がいつでも連結出来、奴隷同士を繋げられるようになっていて。牢の前まで来ると鍵を取り出し、そのスペアをロイに渡してから、壁に剥き出しで掛けられていた短い乗馬鞭を手に取り)
彼等にはこれから予備動力室で働いて貰う
(奴隷にも聞かせる声でロイ言ってから奴隷達に「出ろ」と命じ牢の扉を開けると男3人と女3人を牢から出し、鞭の先で奴隷の背を突いて動力室へと歩かせ)
予備動力室ね、了解。良かったねみんな、いい運動になるよ。あ、でも運動になるならハーシュ兄さんもやってみる?体力作りになるよ
(次に行くところを告げられれば手を挙げて鍵を受けとりくるくると回してからポケットに滑り込ませ、相手に習って壁にある鞭を手に取るとバトンのようにまたくるくると回して遊んで)
僕はこういう暴力的なの好きじゃないんだけどなーもっと飴と鞭を使うやり方で遊ぶ方が面白いのに
(予備動力室へと向かいながら列に並んでいた一人の女友達奴隷の斜め後ろに近づくとその背中に乗馬鞭を這わせ。それにあわせてびくりと体を震わせた奴隷に満足げに口角を上げ)
こういった単純な繰り返し運動は、人に使われる事に慣れた者の方が向いている。
(奴隷と同じ仕事をやるかと問われれば不愉快そうに眉が歪みロイを睨み付け)
男女混合の3人で1つのポールを動かし、それが2つあるため一度に6人が動く。ポールは24時間休みなく動かしの交代制で食事と睡眠以外はこれに宛てる
(動力室まで連れて来た6人をハンドルの形になったポールの前に立たせ、回させ始め)
…おい、俺が趣味でこれをやっているみたいに言うな。お前にとっては面倒だろうが、俺の補佐をするんだろう?
そんなに怖い顔しないでよ、僕もこういう単調なのは大っ嫌い。僕ら人を使う人間は常に新しいことをやっていかないとね
(こちらを睨む相手に肩をすくめて冗談だと言わんばかりに両手を広げ。ハーシュが動力室の説明
をするのを頷きながらきけば奴隷達が動き出したのをみてまた鞭をくるりと回し)
あれ?兄さんの趣味でこの部屋があるんだと思ってた。まぁでも、兄さんの隣に立つためならきっちり仕事はやるよ。兄さんに置いていかれたくないからね。それで、この後は?
(前半はやはり相手をからかうように高めの声で意外だという口調をするが、直後補佐になるためならと顔をあげ、しかし口には薄く笑みを浮かべつつこの後の仕事内容を問いかけ)
責め苦で使う事もあるが、此処はあくまで発電を促す場所だ。お前はこれを監視し、逆らう者、足を止める者などが居れば鞭で打て。彼等をきっちりと動かし続ける事―それが仕事だ。
(隠すでもなく平然と言うと鞭を持つ相手の腕を労うように軽く二、三度叩き。部屋には奴隷が動かすポールの他にはパイプ椅子と小窓しかなく、ロイにとっては退屈だろうと思うも事務的に話して)
他に何か質問はあるか?
はーぁなるほど、最高に楽しそうな仕事だね。そうだな……質問じゃないけど、僕なりのやり方で奴隷達を管理してもいいんだよね?少し、彼らにゲームを持ちかけるとか
(きっちり仕事をやるとした直後に椅子と小窓と奴隷達とを順に見てあからさまにやる気のない返事をし。だが直後質問があるかと問われれば何かしら考えが浮かんだのか悪戯心を秘めた笑みをハーシュに向けて)
(明らかに楽しくなさそうな顔で逆の事を言う弟に少しだけ口端を動かし、ゲームを持ち掛けるとの相手らしい申し出にも異を唱えることはなく)
好きにしろ。俺はこれから航海士と海路についての打ち合わせがある。頼んだぞ。
(ロイに自主的な判断を任せ、自分は予備動力室を去ろうと踵を返し)
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