燭台切光忠 2017-03-18 23:04:23 |
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じゃあ買いに行こうか、どうせ家ではできないし近くの川辺になるだろうからさ
(彼に花火をしようと誘われたものの、肝心の手持ち花火が無いことを言われると特にそれに言及することも無くニコリと微笑んで。家のベランダで流石に花火などしたら近隣の迷惑になってしまうためここから近くの川辺で元々するつもりだったようでそう言って)
ああ、そうするしかないな
(手持ち花火のことで少し言いづらさがあったため此方の気持ちを汲み取ったのか特に言及されるどころか笑顔でそう言う彼に優しさを感じると共に少なからず申し訳無いと思って。花火と川辺の件でこくりと頷いて「いつ買いに行くんだ?」と聞いてはあの時のように彼とまた花火ができることが嬉しく、少し気が早かっただろうかと思いながら)
すぐに行っても構わないよ
(何処かいつもよりも楽しげな彼に見えてはこちらも自然と笑顔になるもので。時刻は夜で今から買いに行こうと構わないらしくそう言うと立ち上がり外出の準備を始めてすぐに終わると玄関に向かって)
では、行くか
(直ぐ様外出することになると、時間的にも丁度良い時間で自身も続くように立ち上がり玄関から外に出ればしっかりと戸締りしたのを確認して。彼の隣に並んで歩きながら花火の販売している店の方向へと向かって)
(家を出て花火の売っていそうな店へと行けばそこで花火とライター、蝋燭を買ってそこから近い河川敷のある川へと向かいだして。「長谷部くんからこんな誘いがくるだなんて思ってなかったなあ」と小さく笑いを零しつつも楽しげにそう言って)
(数個の必要な物を購入後、今度は河川敷の方向へ緩やかな足取りで先程と同様に夜道を二人並んで歩いており。不意に隣で楽しげに口を開いた彼の方に視線遣ると「お前と花火がしたいと思って言ってみたんだ。…たまにはいいだろう?」と楽しいことは共有したいと思っていて自身も小さな笑みを向けて)
ふふ、当たり前じゃないか。
(彼となら楽しいことだけではなく辛いことや悲しいこと、そんなものを分けあえていけたらと思いつつそう答えて。それからしばらく歩くと河川敷へとたどり着き、転けないように足元に気をつけながら丁度いい場所に来ると蝋燭に火をつけそれを地面に置くと袋から手持ち花火を取り出し彼にも手渡して)
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