燭台切光忠 2017-03-18 23:04:23 |
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やはり祭りに行く人も多いな
(五条達も揃ったところで、早速目的地である公園へと歩き出した彼らの後ろを近くにいる大倶利伽羅と共に一歩遅れてついて行き。今日が祭りの日という事もあり、歩道を歩く人々の数人が自身達のように浴衣を着ているのが見えそう言って)
伽羅) …まあ、そうだろうな。
(ただ黙々と前方を歩く二人の後をついて行きながらこの時間帯はいつも国永の学校帰りで通ることしか無かったと思いつつ、ふと横にいる長谷部の声で周りを見ては一言だけ口にして)
(/済みません!予定日より3日遅れの返事となってしまい本当に申し訳無いないです…!)
(いつもとは違い多くの人が通る道を歩きながら五条と話をしていて。そんな間に会場である公園へと辿り着くと既に人は多く、人混みの苦手な長谷部は大丈夫だろうかと思い)
五条)こりゃ驚いた、こんなにも人が多いと迷ってしまいそうだ
(会場に集まる人々の多さに驚きを隠せない様子で。こんな中ではぐれては探すのも骨が折れるだろうと思えば苦笑を浮かべて。しかしせっかくの機会、楽しまなければバチが当たると「よし、まずはお化け屋敷に行こうか!」と三人の方を向きそう言って)
……ああ、異論は無い。
(いざ会場に着くなりその人混みの多さにこちらも驚きを隠せないと共に、この中を掻き分けて移動しなければと思えばやはり苦手な事もあって小さく溜息を吐き。しかし、折角祭りに来たのなら彼と一緒に楽しまなければと自分に言い聞かせ。五条の顔を見てそう答えて)
伽羅)…俺も長谷部と同じだ
(こちらも長谷部同様にその人の多さを見て元々慣れ合う事を好まない性格上、露骨に眉を寄せて溜息を吐き。だからと言って一人で帰る訳にも行かず、別に行きたい所もない為に皆の意見に合わせ)
(/ありがとうございます……!また遅れることが度々あるかもですがご了承下さい!)
(2振りの意見も聞いたところで、早速行こうという話になれば人混みの中を4人歩いていき。はぐれない様にと無意識のうちに隣を歩いていた彼の手を握っていて)
五条)それにしても異常な多さだなぁ…はぐれない様にしろよ
(祭りとはいえこんなに人が来るものだろうかと思いながら先頭を歩いて。しばらくすると目的地であった場所に辿り着いては、ほっと息を吐き。流石に人混みになれている自分も疲れたと思いつつ後ろを歩いていた彼らの方に視線やり)
!、……光忠?
(その場にいる全員の意見があったことで再び人混みの中を歩く最中、いきなり隣の彼から自身の手を握ってきて。それが分かると咄嗟にそちらを向いて声掛けるも、どうやら目的地に着いたらしく足を止め)
伽羅)…やっと着いたか。ああ、分かっている
(先頭を歩く彼に無言で付いて行くこと数分、お化け屋敷の会場である場所に着いたようで。その周囲にもやはり人の数が多く順番待ちで並んでいる様子が見え、こちらも此処に来るまでに疲れが顔に出るもそう返答を返して)
五条)よしっ、とっておきの驚きを見に行こうぜ!
(しばらく順番待ちのため四人で談笑しながら待っていて。ようやく順番になれば目をキラキラと輝かせた表情でお化け屋敷を存分に楽しむのか意気込んでいて。自身を先頭に屋敷の中へと入っていけば室内は薄暗く)
は、長谷部くん…その、このままでいいかな。やっぱり苦手だよ
(その場の雰囲気に流されここまで来たものの、やはり苦手なものは苦手なようで。繋いだままの手を握り返せば格好悪いこととは分かっていても頼れるのは彼だけだとそう言って)
伽羅)…楽しそうだな、あんたは。
(五条の後に続くよう先に屋敷の中へ一歩足を踏み入れれば周りは薄暗く、生憎打刀ゆえに夜目は効く方であり別段怖がる様子も見せずに歩きつつ前にいる彼に向かって上記を述べ)
ああ、俺は構わないが…苦手なら無理に入る必要は無い。俺達は別行動でもするか?
(自身達の順番が来て五条と大倶利伽羅が屋敷の中へと入って行く後ろ姿を眺めると見えなくなり、隣の彼が発した言葉を聞けばどうやらこういうものは苦手のようで。自身の手を握る彼の手は僅かに震えてこんな状態のまま無理に連れて行く気にもなれず入り口の前で提案してみて)
出来るなら…そっちの方がいいかな
(元から彼らに伝えておくべきだったにも関わらず、断りきれないお人好しな性格もあった分かここまで問題を引き摺ってきてしまい。やはり無理なものは無理だ、と彼に伝えるとこの間だけでも別行動するかという提案をされて。もし出来るならそうして欲しいと伝えると同時に、二人について行かなかった事に気付いた係員に声を掛けられると辞退するという旨を伝えその場から離れることにして)
…じゃあ、何処から回ろうか。行きたい場所があればついて行くぞ。
(お化け屋敷を後にすれば再び人混みの中を手は繋いだまま歩きながら、誰にでも苦手なものの一つや二つは必ずある。気を落としたままでは折角の祭りも台無しで、切り替えるように隣の彼にちらりと視線を遣れば徐にそう聞いてみて)
そうだなぁ…、屋台を見て回るのもいいかもしれないね
(何たる無様な、と仕方の無い事とはいえ少しばかり気にしてしまっていたのも束の間、話題を変えるためなのか彼が言った言葉に少し悩む表情浮かべて。屋台の数もそれなりにある為に見て回るのもいいかもしれないとそう言って)
そうだな。よし、なら屋台を見て回るとしよう。
(五条達がお化け屋敷を楽しんでいる間、自分達は別行動として何処に行くかもはっきりと決まると先ずは屋台を見ていく事になり。足を止める事なくゆっくりと歩き続けながら自分はここの祭りは初めてで何処に何があるかも分からず、周りはとても賑やかで祭りを精一杯楽しむ声が聞こえ)
ふふ、珍しいかい?金魚すくいだったり食べ物だったり…色々あるもんねぇ
(物珍しい様子で屋台を眺めながら歩く隣の彼をちらりと見やるとクスリと笑み浮かべて。気になるものがあるのなら見ても構わないと続けて)
ああ、どれも初めて見るものばかりだ。
(ゆったりとした足取りで左右に奥へと立ち並ぶ屋台を見つつ歩いては、やはり現代と彼方では店の種類も当然違うものもあり。林檎飴や綿菓子、お面などの定番商品は見たことがあるもその他はあまり知らず、彼の言葉に甘えてじっくりと見て行く事にして。ふと、射的がある場所に立ち止まると目の前で銃を持ち的に狙いを定める子供の姿があり)
長谷部くん、どうかした?
(じっくりと屋台を見ながら歩いていると、不意に彼が立ち止まったのに気付いて。その視線の先には射的をしている子どもの姿があり「あれは射的っていう遊びなんだよ」と教えてやり)
なるほど、銃であの的に当てるのか
(後ろから子供が射的で遊んでいるのを観察しつつ、自分が立ち止まった事に気付いて隣の彼から射的の説明を聞けば納得して。前で的に狙いを定め見事に命中し景品を貰った子供は分かりやすい程に大喜びで視線を彼の方に戻すと「折角だ、光忠はしないのか?」と尋ねてみて)
えっ?…ふふっ、たまにはやってみようかなぁ。
(目の前で射的を楽しむ子供たちが景品を貰う姿を微笑ましく眺めていると、隣の彼が自身はやらないのかと訪ねてきて。こういう時にしか射的などする機会はない、たまにはいいかもしれないと思えば射的屋の人に声を掛け料金を払うと銃を受け取り構えて)
(自身の言葉で射的をやる事にしたらしく、射的屋の人に料金を払った代わりに銃を受け取るとすぐに構えた姿をより近い場所で見守り。集中している時に下手に声を掛ける事はしないという所が真面目な性格を発揮していて)
(真剣な表情で的に狙いを定めると、弾が当たったようで、嬉しそうな表情に浮かべて。しかし景品はというと、愛らしいクマのぬいぐるみ。なんとも言えない表情になれば少し恥ずかしそうにしながら彼の元へと戻って「ふふ、取れちゃった。クマのぬいぐるみだけど」と苦笑浮かべ)
すごいじゃないか。
(射的を終えてこちらに戻ってくる姿は少し恥ずかしそうに見えたが、自身に景品を見せると次に 苦笑を浮かべていて。しかし、景品がクマのぬいぐるみであれ取れた事の方が重要でふっと笑えば自身なりに彼を褒めると頭を撫でて)
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