親指は常時下向きで。

そういえば勝者は敗者に焼き印を押さないと駄目でしたね。群れるのは嫌いですが定め事に則らないと後々厄介そうですし
（相手の言葉でああ、と思い出したように上記を述べれば鉈を仕舞い、相手に近づいて。「早く手当したいので、さあ押してください。」どこに押すのがいいだろうかと考えたが、手の甲が一番押しやすいだろうと左手の甲を向けて相手に差し出し。事務的に淡々と述べて。）

ウチはそのつもりなかったんだけどなぁ〜、まあ確かにルールは守っといた方がいいかもね
(押すつもりはなかったのだが相手の言葉にも一理ある、そう納得すれば差し出された左の手の甲に焼き印を押すと痛そうな音がすると同時に小狐の可愛らしい絵柄が刻印として残り「はい完了！よろしくね、ウチ越前狐娘、ココって呼んでもらって構わないよ〜♪お嬢さんお名前は？」焼き印をしまいながら笑顔を浮かべてそう問いかけ

〜〜っ！！
（焼き印を押され皮膚の焦げるような臭いと言葉にならない衝撃的な熱さと痛みが走り涙目になって。笑顔を浮かべて名乗る相手を見て名前を問われれば涙を拭いつつ少し嫌そうな顔を浮かべた後すぐに無表情に戻り「自分は花菱叶です。…ココさんはこれからどうするんです？」名を名乗ったあと何の意味もなく気まぐれでそう尋ねて）

決着、ついたんだ（思ったより早かったかな。と言いつつ胸ポケットから出した手帳に名前と繋がりを書き込んでいく。いずれ上に提出することになる集計表の為のメモ。自分は今日は集計係、しばらくたったら参加するけど。そんなことを頭の片隅で考えながら、参加者増えないかなぁと街の中にまだいるであろう人々を思い浮かべ。）

…………かわいいな
(目の前の戦闘の決着がついたのを見ると残ったジュースを飲み干し、近くのゴミ箱に投げ入れたあと二人の所に近づいていき手の甲に押された子狐の焼き印を見ながら)

叶ね！覚えた。ウチは暇だしその辺ふらふらしようかな、それとも一緒に何かして遊ぶ？トランプとか…(相手の問いに冗談まじりでそう答えて、つい涙を一瞬だが浮かべた相手の反応からして相当痛そうだと思えばウチは絶対押されたくないなーと密かに決意し先程から傍観していた者が近づいてくると焼き印を持ったまま相手の方に向くと「可愛いでしょ、狐さん、押してあげようか？」と笑みを浮かべて尋ねるともう片方に持った刀も見せて

そうですか。…ああ、遊ぶのは遠慮しておきます。自分の行動は制限されないようですし、此方も自由に行動させて貰いますね。
（配下になるというくらいだから何かしらの制限でも設けられるものと考えていたが、行動の自由は一応あるようで。冗談交じりで誘う相手の言葉を聞けば首をゆっくりと横に振り断って。手帳に何かを書き記している遥を横目に見れば、手の甲に捺された小狐の焼き印を見ながら可愛いという凜乃に視線をやれば自分には理解できず首を捻り）

いや、痛そうだからいい
(焼き印を押される瞬間を見て痛そうだと思ったので焼き印と刀を見せてくる子狐の焼き印の持ち主にストレートな感情を伝えた後、なにかを考えているのか｢んー……｣と言いながらしばらくその者の顔を見つめ、そして数秒後相手の左脇をすばやく通り抜け相手の後ろをとったところで左足を軸足にして相手の頭を狙い回し蹴りをしかけ)

制限…、あ、叶の行動を縛ったりなんかしないよ〜、ウチと叶は好みが正反対みたいだし、自由にしてね〜
(相手の言葉にしばし考えて意図を悟れば苦笑いしながら上記を述べてこれは戦いと会話の情報から鑑みた結果、それもそれで仲良くなれば楽しそうなんだけどと内心は思っているのだが、まあゆっくりやっていこうとのんびり考え

(叶に声をかけ終わると、横をすっと通り過ぎた傍観者にきょとんとするが微妙な風の起こりを感じると両手で刀を納刀したまま頭の高さまで持って行き防御をとって相手の足技を受け止めるが勢いを殺しきれず、ざざっと勢いに押されて「危ないなぁ〜ちゃんと言ってよー」とおどけて言って

わかりました。
（ココの言葉に頷けば、始まってしまった戦いに巻き込まれないようにと離れて。自動販売機で水を買えば近くのトイレまで行き、買った水で口を濯いで。吐き出すものを吐き出してすっきりしたのか水で濡れた口元を拭き。腹部を抑えながら歩いてベンチまで行くと、ベンチに腰掛け鞄から包帯を取り出し、腹部に巻いて。動けるようになるまで少し休憩しておこうと思い、二人を見ていると、そういえば先程の少女は何を書き記していたのだろう、ふと思い出したように考えていて。）

不意打ちは基本だ。だけど止められたら意味ないな……
(相手の言葉に真面目な回答をすると相手が攻撃を防御できたことに感嘆するもとくに何も言わず、先程の戦いを見れば相手もなかなかに強敵らしいということがわかっているし不意打ちもあまり意味無かったしでやはり正面からは分が悪いかなーと思い逃げるべきか一か八かやってみるべきかで悩み、顎に手をあて｢んー……｣と唸り始め)

ああ、（これは上に報告するためのメモだよ、と叶の視線に気がつけば答えて。それから。僕は今日は戦わないから。と端的に告げる。）

おっとっと、っと！はぁ参ったなぁ、戦闘は大好きだけどこんなにぶっかけられるとは思わなかったなぁ〜、まあよきよき♪
(相手が考え込んだ隙にあまりに近すぎる間合いの外に出たくある程度の距離をとって照れたように上記を述べれば「打つ手なしかい？逃げても追い詰められる自信があるよ〜」とか考え込む相手にみずから戦力についてヒントを与えてにこにこ笑ったまま「いなり寿司好きなお嬢さんはやらないの？いつでも相手するよー♪」と他の人に声をかける始末

じゃあ逃げるか
(考え込んでいると相手が自分に対して言っているのを聞いていると逃げというワードが頭に残り、さらにいなり寿司が好きなお嬢さんが誰か知らないが誰かを呼んでいるようで敵が増えたら面倒だなと思い上記を言うと即座に回れ右をし、たったったっと駆けていって)

追いかけっこね〜、そういうの"が"得意だよ
(相手の方へ向きなおり駆けていくのを見て口元をニヤッと歪ませれば相手を追いかけて行き、もともと持久力には自信があり身長が高く脚のリーチが長いぶん歩幅も長い、これは自分に分があるかも、と思いつつも何を仕掛けてくるか、狭い路地に入って不意打ちか、上からの攻撃か、はたまたそのまま逃げるか、予測し対策を立て決して油断しないように注意して

おや、気づかれましたか。上に…？へぇ、そういうことですか。
（視線に気づかれると目を丸くして、しかしすぐにいつも通りの表情に戻せば上と繋がりがあるような発言にピクリと眉を動かし。戦わないという言葉に「それは何故？」戦闘好きな自分からは考えられないことが単純に疑問だったようで首を傾げて尋ねてみて。戦闘場所を移動し始めた2人を目で追いながら、勝敗を上に報告するのであればこの子は追いかけるのだろうかと考え。）

んっ、よっ、ほっ
(近くの狭い路地に入り少し行ったところで横の壁を蹴り反対側の建物の掴めそうな所を掴みそのまま懸垂でそこを足場にし忍者のように建物を登攀して三階程の高さまで登れば、反対側の建物の屋上が同じ程の高さにあり、そこに壁から跳躍してその屋上に跳び移り)

んにゃろ〜、お猿か忍者かあの子はー、マ◯オみたいに壁ジャンプできたら楽なのにな〜
(軽快にビルを登って視界から消える相手にそう呟けば想定外の動きにしばしあっけにとられて、それほどの技術を自分は持ち合わせていない、幸い相手が登ったビルの窓には手が届きそうだったので窓を刀でぶっ壊して侵入、そこから階段を使って屋上へ「忍者の末裔か何かかい？君は」とそこにいるはずの相手に声をかけて

昔お父さんが祖先はニンジャだぜって言ってた
（屋上に登って相手はどうするかと思い待っていると階段から相手の声が聞こえそれに冗談混じりで答え、「でも生憎ニンポーは使えない」といいながら指を組んで印を結び力むがなにも起きず）

そうなんだー、かっこいいねぇ。ウチの祖先は狐かもよ？なんて冗談だけどさ、動物的勘だけは優れてる気がするね〜
(印を結んで見たりする相手を見て身のない返事を返して自分のご自慢の狐の耳に見える白い髪をいじりながら冗談を言って朱色の鞘に収まる刀を左手に持っていつでも抜ける体勢に入ると「あんたの得物は見たことないねえ〜」と相手の腰に目をやりつつそんなことを言って