Ilusion of amor [BML/戦闘/指定式]

Ilusion of amor [BML/戦闘/指定式]

主  2015-07-07 22:04:40 
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西暦2XXX年。
地球の大陸が一つになって数百年。


人各々が幻想と夢を抱いて。
隔たれた壁の内と外で、
命と意思を交えて争っている。


>1 世界観
>2 規則
>3 募集
>4 主pf

>暫しレス禁

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  • No.60 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-13 22:39:33 

>春蘭

( Ruin )

…金がある連中にカラダ売って生きてる少なくともお前よりはまともな人間だよ。
(己の問いは答えを求めて発した物では無く、沸き上がる恐怖と不安を押さえ付けようとした結果口から自然と溢れた物で。しかし相手からするとそうではなかったらしく、何故だか逡巡している様子に眉を潜めて張り詰めた空気の中動向を窺うように見据えており。この間に逃げる事ができたら。一刻も早くこの場を去りたい衝動からそんな事を考え手足に力を入れると、ほんの少し足を動かす事ができ。だが逃げる前に疑問を解決してしまったらしい相手が此方へ歩み寄って来るのを見ると、殺気こそ感じられないが今し方多数の人間を殺していた者の考えは察せられず僅かに身を後ろへ引いて。伸ばされた手は肩へと置かれ、反射的にぴくりと肩を揺らしながらも虚勢であろうが目の前の相手を睨み付け。その表情に浮かべられた微笑は穏やかな物である反面、肩に置かれた手に込められた力は強く離させようと手首を掴むがそこまでして全く力が入らなくなってしまい。問い掛けに答えれば満足するのだろうか。最早表情の変化が不気味としか思えない顔に埋め込まれた目を無言で見詰めると、重たい唇をゆっくりと開き。自分が何なのか、この体さえ自分の物ではないのだから此方が聞きたいくらいだ。胸中にもやもやとした不満を抱きながら殆ど自棄に口にした台詞は今のところ目を逸らしたい現実であり、それでも今はそれしか己を的確に表現できず。それを楽しもうと言うのだから人の事を言えない程度には可笑しいのかもしれない。それでも相手よりはまともな思考を持ち合わせている事は確かで虚勢を張り強気に返すが、以前肩を掴んだままの手を自ら引き剥がす事ができず幾分か低めた声で言葉を紡ぎ)
…満足しただろ。いい加減離せよ。


>ラディ

( Ruin )

(一体何処へ向かって歩いているのか見当も付かず、そのせいか随分と長い間歩き続けているような気がし。次第に相手への疑念も増して行けばこのまま着いていって大丈夫なのかと些か不安が芽生え、その真意を確かめる為に足を止めようとした刹那一寸先に足を止めたのは相手の方で。距離が詰まってしまわぬよう素早く足を止め振り返る相手に身を固くするが、身構えたにも関わらず切り出された言葉は予想に反し控えめな物。どうやら此処に居れば何者かが己の身を守ってくれるらしい。果たして相手の言葉を何処まで信用して良いのかはわからないが、目を閉じたその表情を無言で見詰めていると少なからず信じてしまうのも悪くはないような気がしており。しかしその面持ちは直ぐに消え去り廃墟の中へと歩んで行く後ろ姿をその場に佇んだまま暫し眺め、彼の背が消えてしまいそうに遠退くと不意に襲う行き場の無い孤独感が自らの足を進めさせ。ゆっくりと、辺りを窺うように警戒心を滲ませながら相手の背を追い掛ければそこに広がっているのは薄暗い空間で、何処か閉鎖的にすら感じられ気が滅入ってしまいそうな感覚に陥り。落ち着き無く周囲を見回し益々の不安に駆られていたが、視界の端に小さな明かりを捉えれば咄嗟に視線を其方へ向け。こんな状況に置かれているからか、蝋燭の僅かな明かりは安堵を誘う物で。幾分か相手へ向ける信頼が増してきているのか、静かに椅子へ歩み寄り控えめに浅く腰掛けると揺れる炎をぼんやりと見詰め。しかし相手の言葉を聞くなり微かに表情を曇らせて顔を俯かせると、消え入りそうな小さな声で懇願するように呟き)
…此処に居て。


>シキ

( Ruin )

うわっ!?
(相手の忠告は正に的を得た尤もだと言わざるを得ない物で反論のしようが無いのだが、こうも言いくるめられてしまうと些か理不尽な不満が生まれる物で。しかし何やら周囲が薄暗くなり建物の中に入った様である事を察するとそれまで意識の内に見えずにいた不安が一気に押し寄せ、改めて相手がRuinに住まう者であると実感すれば一体何をされるのかと疑念と焦燥で鼓動は速まる一方であり。そんな最中に何か柔らかい物の上へ不意に放り出されると驚きに声を上げ、目を白黒させながら感触を確かめればソファの上なのだと理解し。良からぬ予想が脳裏を駆け巡り視線を右往左往させていた刹那、足に触れられた事で今更痛めていた事を思い出すと走る鈍い痛みに眉を潜め。どういうつもりなのか、警戒心は緩む事無く相手を見据えるも取り出されたのは包帯。その上今後の処置の指示まで受ければ何と答えれば良いのか分からず、ただ包帯をきつく巻かれる事で圧迫された足首がもたらす痛みに黙りこくって耐えており)

  • No.61 by ノエpl   2015-07-13 23:21:31 


>主様

(/レス蹴り並びに皆様のやり取りに割り込み申し訳ありません。近頃背後のリアルが多忙になってしまい顔を出す機会が今よりも減ってしまうと思われます。東地区幹部の伽羅を希望する方がいらっしゃればお譲り致しますので其までの一週間だけkeepという形にして頂けないでしょうか?トピや主様の負担にはなりたくありませんので一週間を過ぎても顔を出さない場合はリセットされても構いません。御手数ですがご検討の程宜しくお願い致します)

  • No.62 by ラディ  2015-07-14 01:47:37 

>シキ


(Ruin)

…ふざけた事を。いずれお前も的外れな嘲笑で見捨ててしまうのだから…
(己の身体を案じた言葉はまるで届かず地に留まったまま蒸発する事も土へ還る事も出来ない濁った雨水の様、冷たく更に身を濡らす大粒の雨は心の空洞を染みては消えていく空虚感に身が支配されるのみ、やつれ故に窪んだ目の下の影は痛々しさを増して。不意に落とされる衝撃、痛みは無く頭上から降り注ぐ淡々とした主従を肯定させるものに己が心から望むものなど皆無で真一文字に唇を結び。コートが剥がされた時一瞬でも見えた瞳には自らを犠牲にする事を厭わない覚悟よりも強い使命感に支配されている様で、もし過去の何かに鎖を付けられ今も尚灼熱の地に足を焼かれながら引き摺られて居るのであれば今直ぐにでも手を差し伸べ「自分を守ろうとしなくていい」と一言、たった一言はっきり解放する言葉を発せれば良い、そう思うが己は自分自身が思っているよりも欺瞞で卑怯。心の隙間を拡がらせる様な危険を犯す程の勇気など無く。相手が去った後心に浮かぶ疑心、殺風景過ぎる部屋を見渡しゆっくりとベッドから身を起こせば対してコートを脱ぎ己を戒める為に包帯の巻かれた首元を撫でて。ふと、ベッドのシーツを見下ろすとそれを掻き集める様に抱き上げ部屋を出て辺りを見渡して)


>春蘭


(Ruin)

___…草も、虫も蛙も鳥も人も生きる知恵を得て食う。何れ死ぬ自然の摂理を余りにも真っ直ぐ進んでいる。
(己の存在に気付いてたであろう相手にたじろぎ喉に引っかかる言葉を直ぐには発せずに冒頭は篭り眉間に寄った皺が濃さを増して。死臭が雨に混じり鼻を刺激するには十分すぎる時が経っている事に少しばかり俯くと麦を入れた小包みを相手へ差し出し、そのまま己の足元の手前にゆっくりと降ろすと手を離して数歩離れ。「罪を犯さずして生きられぬ人間など存在しはしない、食べてご覧」前髪の隙間から刺すような視線を送りつつ己がその場にいれば寄って来ないだろうと思い至り願わくば無事にその場を後にしようと踵を返して背中に意識を集中させつつ出口へ歩み出し)


>嘉乃


(Ruin)

(雨が止むまでの間部屋にでも閉じ籠って居ようと相手の心情然り、己自身も他者との交流を好む柄では無く引き止められた時は耳を疑うようにして瞳を数回しぱつかせ濡れた前髪を揺らして僅かに振り返り蝋燭の光で揺らめく影を背後に浮かばせいる相手を見下ろし。数秒の間見下ろしていたがやがて顔を上げると視線を前方に戻し衣服に付着した水滴を払い落としてコンクリートの床には良く響く足音を鳴らしながら部屋の奥へと姿を消して行き。己の部屋へ入れば絞れる程濡れてしまったコートを脱ぎ捨てて張り付くシャツを摘まんで表情を歪め。暫くもしない間に相手の元へコートを脱いだだけの中途半端な状態で戻るなり蝋燭の置かれた隣に紙袋と決して肌触りが良いとは言えないタオルを重ねて置き。一度視線はそちらに向けるが目があったかは把握せずに部屋の隅へ置かれたパイプ椅子に腰を掛け近すぎもせず姿が見えない位置でもない場所へ移動し。何を語りかけるでもなくただ静かな時の中、外で降り注ぐ雨音が僅かに響く音に耳を傾けつつ壁に背を付けて目を瞑り)

  • No.63 by シキ  2015-07-14 12:18:27 

( >60/嘉乃 )
(Ruin)

…少し休んだら地区の外れまで連れて行く。後は自分で帰れるだろ。
(固定させるだけで少し違うだろう、しかしこれで動かしてはあまり意味は無いがこのRuinではまだ良い方だろうに。軽く手当を終えると相手から離れて上記呟き、地区と地区を結ぶ橋の所まで連れて行きたいのは山々で、その橋を通れば安全に帰れるがだが自分の身の上では橋に近づくだけでそこを警備している軍の人間に取り押さえられてしまうのは目に見えていて、そんなとこで捕まるわけにもいかない。辺りを見渡し、この辺も柄の悪い連中が住まうとこというのは微かに残る血の匂いで分かり、腰に下げた刀に手をやれば瞼を伏せて「少し周りを見てくる。怪我をしたくなければ此処にいろ」踵を返し、コートを翻しそのままビルの上へと続く階段を見つけては瓦礫や硝子を靴底に感じながら静かに上っていき)


( >62/ラディ )
(Ruin)

…なら、もしその時が来たとしたら。お前の銃で撃ち殺せ。
(冷たい水で顔と手を洗えば飛び散った血も、人を殺めたという罪も一度だけ離れていくような感覚に陥り。本当はそんなことないのだが、そうやって思う事で少しは自分の意識を留めておくことができるように感じて、顔を上げて掛けてあった布で顔を拭き、鏡を見ればふと髪を持ち上げてほとんど見えない右目を見つめて。聴覚や嗅覚、感覚がなくなったとしても視覚だけは絶対に落としてはいけない。視覚がなくなれば生きてはいけないだろう、幸いだったとぼんやり考えていれば鼓膜へと届いた言葉に薄ら口元に笑みを浮かべて、其方へ視線を向ければ上記呟き。そうすれば何やらし始めた相手を腰に手を当てて眺め、部屋を出ていく相手の後をベルトと刀を腰に巻いては静かに付いて行き)



(/>61(ノエpl様)
ご報告ありがとうございます!リアルの方を優先していただいて構いませんのでどうぞお気になさらず!keepの件も把握致しましたので1週間お待ちしております。)

  • No.64 by アラン.リュウPL  2015-07-14 22:17:07 



>主様

(/中々顔だしすることが出来ず申し訳ありません…!少々仕事の方が多忙期に入っておりまして…。最近ネット環境に触ることも仕事以外では儘ならない状態です。もし可能でしたら1週間ほどの間keepしておいて下さりませんでしょうか?多分後数日で片の付く件ですので仕事が多忙期が終わり次第完全復帰するつもりです)


  • No.65 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-14 22:17:16 

>ラディ

( Ruin )

(相手を引き止めてどうしようと言うのか自分でもわからないが、状況のせいもあってかこの空間に一人取り残される事に不覚にも恐怖心を払拭できず。自分はこんなにも弱い人間だったのかと嫌悪に眉を潜めた刹那、顔を上げずとも相手の気配が消えていくのを感じこの期に及んで己のような人間の要望を聞く者も早々には居ないだろうと諦観している自分も居り。今更になって体が小刻みに震え始め思わず両手で自らの体を抱き締めるが掌に触れるのは重たく濡れた冷たい感覚で、肩に掛けていた羽織が雨に濡れてしまったのを思い出し。この寒気は濡れているせいか。そう思い羽織を脱ぎ掛けた頃、一度は姿を消した相手が戻ってくると咄嗟に顔を伏せてしまい。一体何に気まずさを感じているのか我ながら疑問だが、テーブルに何かを置かれ其方へ視線をずらせばその手に傷のような物が見受けられ。薄暗い闇の中に浮かび上がるのは紙袋とタオルだろうか。戸惑いながらも相手を見遣るとその姿は部屋の隅へと移動し、適度な距離を保ってくれているように思え。暫し躊躇するように視線を泳がせた後、徐に立ち上がって羽織を脱ぎ椅子の背に掛けると相手の方へ歩み寄り。正面に膝を付きしゃがみ込むと、顔にかかる濡れた髪を耳に掛けながら視線を上げて「触って良い?」と静かな声で問い掛け。他人の肌に触れるのにわざわざ許可を取るような真似等した事が無く我ながら滑稽だとは思うが、儚さと表現すれば良いのか、相手の持つ雰囲気は触れれば壊れてしまいそうな物で。それ以上は何を言うでも無く、返答を促す事さえもせずにただ口を閉ざして相手を見据え)


>シキ

( Ruin )

(足首の鈍い痛みに耐えながら時間は静かに流れ、漸く痛みが止んだ頃には丁寧に包帯が巻かれてあり。腑に落ちないような表情で暫し足元を見詰めていたが、僅かな距離を取った相手の口から紡がれた言葉によると手当てをしてもらった上どうやらRuinから脱するルートを導いてくれるらしく。流石に此処へ迷い込んでこんな待遇を受けるとは予想外で、ただひたすらに悪い噂ばかりが闊歩するこんな場所でもまともな思考を持ち合わせている人間が居るのかと安堵にも似た心境で小さく息を吐き。どうやら相手はこの場から去ってしまうようだが、Ruinが己にとって危険な場所である事は嫌と言う程痛感したばかりで、下手な行動には出ずに相手が戻ってくるのを大人しく待っている事とし。暫くはソファに腰掛けていたが、生憎己の意思とは無関係に好奇心は湧いてきてしまう物で。足を痛めているから、と制止の言葉を言い聞かせる一方、礼を言っていないと欲望に忠実な己も居る。然程の葛藤も無くそっと下駄を履くと痛む足を庇うように其方へ体重を掛けないよう意識しながら階段へ歩み寄り、一段目にそっと足を掛ければ慎重に一段一段上って行き)

  • No.66 by 主  2015-07-14 22:47:28 



(/>64(アラン.リュウpl様)
ご報告ありがとうございます!ご無沙汰しております。リアルの方がご多忙という事で、1週間のkeep把握致しました。無理をなさらず、いつまでもお待ちしておりますゆえリアルの方を最優先にしてくださいませ。1週間後お待ちしております。)

  • No.67 by 春蘭  2015-07-14 22:53:29 

>嘉乃
(Ruin)

へぇー、てェことはァ……kneipeの人間?………まぁ、そうだろーな、僕はあそこを捨てたから?
(相手の言葉から、どの町にすんでいるかがだいたい想像できて。かなり幼いころに見ていた景色。いい思い出など何一つなく、昔に居たことがある。ただそれだけのことだが何故か今もはっきりと覚えていて。何度忘れたいと思っただろう。その懐かしい……全く色褪せる様子を見せない風景を頭に思い浮かべながらいつもの笑みとはとは違う、思い出を大事にしまう大人の様な微笑をその顔にうかべて。が、それは一瞬のこと。すぐにまた歪んだ笑顔に戻り相手の肩から手をはなして。相手を解放したように思えるがそんな気はさらさらなく。ただでさえ退屈なこの町に自ら飛び込んできたともいえる懐かしい町を思い出させる相手。もう少し話をしたい、なんていう願望が頭に浮かんで。この町は何かと物騒……と先程物を奪い、人間を殺めた自身が言えた義理ではないがそう感じて。相手が喋れなくなってはつまらない、なんて思えばいまだに座り込んでしまっている相手に先程の相手の言葉に対する答えと謝罪をいいながら手をさしのべて。)
満足させてもらったよ、きひひ!立てるかい?驚かせて悪かったねェ!




>ラディ
(Ruin)

はァ?………意味わかんね…
(相手が話している内容も、そしてとった行動も全く理解出来ずに。いや、理解はしているのかもしれない。なんて考えつつその包みに近づいて。相手はどうやら立ち去る様子で。その包みを見下ろせば、様々な考えが頭に浮かび。もしかしたらこれはトラップかもしれない、もしかしたらこれは……考え出したらきりがないがそれよりも好奇心が勝ち。それを手に取れば中身を確認し、それが何のへんてつもない麦だとわかり尚更不思議に思うが、とりあえず相手は立ち去ろうとしている様子。その前に、と麦が入った包みを相手に向かって投げて。相手に攻撃するきはなく。ただ、相手が手に入れたものを慈悲で手に入れるなど今までのことを否定されたような気分になり少し顔をしかめて。ほんの少しだが、キャッチできずに当たればいいのに、なんていうやけに子供じみた発想をして。)

  • No.68 by ラディ  2015-07-15 00:34:15 

>シキ


(Ruin)

これは、シキに。
(近寄る足音が間近に来た頃、掌が腰に当てられた感触に反射的に慄きじんわりと手元に冷や汗を浮かばせ。元より他人に触れられる行為は全てを支配されてしまう先入観が脳に小ベリついており二人が出会ったばかりの当初は指先が触れるだけで震え上がり恐怖の入り混じった悲鳴を上げていたもので、現在少しばかりぎこちない動きをするだけの反応は相手のみの免疫がついて来ているようで。しかし、何処に出掛ける訳でも無く探し求めていたのは相手の姿でありゆっくりと歩幅を小さくさせて立ち止まるとその場で見上げ。何時迄も己を捉える見下ろす瞳と対照的に避けるように隠されたもう片方の瞳は前髪で覆われ、今どのような色を浮かべているのかが把握出来ず手に持っていたシーツを相手の頭の上から被せ技と見えない方の瞳のみシーツの下から覗ける位置とさせ。対面する己の姿を瞳に映し出して欲しくない故の散々忌避でもあり、未だに触れるのを躊躇う両手を触れない程度に腰へと回ししっかりと固定された刀を解き相手の身体から離すのと同時に両手に硬く握り。「やっと、ただの"シキ"になった。君は、…"ただの人間"こんなもの、持たなくても良い、人間なんだよ」罪を犯し続けた刀は重く冷たくそれでもその重さを噛み締めるように抱き締めて床に視線を落としながらぽつりぽつりと呟き)



>嘉乃


(Ruin)

(髪か、若しくは肌を物珍しがり纏わり付く様な指先で勝手に触れて来るのかと気配を探りながら思い至り眉間に薄っすらと皺を浮かべて薄く瞳を開くと飛び込んで来たのは足元に座る女性にしか見えない品やかな体格の人物。先程までは羽織に隠されていた事に加え何処か相手に踏み入れる事を避けていた故に真面に顔を把握しておらず雪の様に白く透き通った肌は膝に置かれた己の褐色の掌を暗く濁し、薄暗いこの部屋では腕を覆う影により腐乱している様にも捉えられ掌を丸める様にして隠してしまい。見下げている状態で前髪から落ちる水滴が相手の瞼へと落下し相手の視界から己が消え去った一瞬の間、意図せず両目を瞑った顔を見つめ首を傾け。予想外だったのは触れる事に対しての許可を態々取ろうとする言動で拍子抜けな要望の真意は相手にも理解が付かないものかと予測した頃、隠していた掌をゆっくりと開き本来ならばシキにさえ触れされる事を躊躇う掌を相手側へ向け。「あえて己の身を汚す行為をしなくても良い、君には選ぶ権利と自由がある。自分に…触れるべきじゃない」掌の皺を見つめ思い出されるはその腕で王都軍で指揮を取っていた忌まわしき思い出、全てを丸め込むようにゆっくりと指を閉じ始め)



>春蘭


(Ruin)

(どうせ、明日もあいつは何処かで生きていて何処かで毎日を繰り返しているのだと思うと麦など腹の足しにもならないかと思うがそれでもRuinにいる以上完全に赤の他人として見る事も出来ず己に近しいものを感じながら比較してしまう前に立ち去ろうとした直後、風を切って近付く物体に脳が「攻撃された」と捉えるとこの位置で振り返るのは不可、急激に止まる余裕も無いだとすれば片足を踏み出し振り向く方の腕の掌を向けて物体を受け止めるしか無いと即座に浮かんだプランは王都軍であったあの頃のように機敏な動きで実行させ。だが、それだけでは終わらず胸ポケットにもう片腕を入れると無造作に拳銃を取り出し標的を相手へ合わせ、その瞳は獲物を捉える狼の様瞳孔を縮め前髪の奥でギラつきロックを外し。「…………ぁッ」引き金を引く一歩手前、受け止めた小包みから麦が零れ落ちる音に我に帰り、握られた拳銃と砂時計のよう流れる様に落ちる麦はその後の彼の姿を現しているようで咄嗟に拳銃を投げ飛ばしその腕をもう片方の腕で強く握ると前屈みになり相手を撃ち殺してやりたいと疼く腕を抑えつけ)

  • No.69 by 春蘭  2015-07-15 19:32:40 

>ラディ
(Ruin)

撃たねぇの?ほら、殺ってみろよ
(相手が素早い動きで袋をキャッチして。その動きを楽しげに見ていて。そこまではよかったのだが、相手が拳銃を取り出したのを見て。ほんの僅かな間だが普通の正常な人間のように、驚きからか、死への恐怖からのものか顔をひきつらせて。が、すぐにニヤ、と笑うともう恐怖は無いのか自分の危険もかえりみず。ただ相手の反応がみたいためだけに拳銃を構え、今にも撃ちそうにしている手をもう一方の手で抑えている相手に近づいていき。抑えている手を優しい手つきで離させると、拳銃を持っている相手の手。その銃口を自身の額に持っていき、上記を言って。けして死 にたいわけではなく、むしろ生きたいと声を大にして言えるがそんな生への執着は所詮、弱いもの。自分で一番強い欲望の好奇心には負けてしまい。むしろ、死とはなんなんだろう、もしこの世界からいなくなっても知覚はあるのか。など様々な考えが頭に浮かんでは消えていき。いつものきひひ、という奇妙な笑い声が押さえきれないのか小さい声で笑い続けて。)
今ならさすがの僕もよけられねえよ?撃ったらどうだい?

  • No.70 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-15 21:07:28 

>春蘭

( Ruin )

捨てた…?
(勢いに任せて余計な事を口走ってしまった。相手に己が何処の人間であるか言い当てられると視線を下げて閉口し、後に続く言葉が見付からず。随分と厄介な奴に捕まってしまったと頭を抱えても目の前の現実は変わらず、今後己は一体どうなってしまうのか、そんな懸念ばかりがひたすらに焦燥を誘うばかりで。しかしその最中、相手の口から思いがけず以前Kneipeで生きていた事を仄めかす言葉が紡がれると眉を寄せて引っ掛かりを覚える言葉を反芻し。捨ててきたのだろうか、あの掃き溜めのような街を。己が喉から手が出る程成し遂げたいと思っていた事を相手はこんなにも簡単に語る。羨望による嫉妬からか相手を見据える視線は無意識に刺々しい物となり、今となっては逃げ出す事等止めたはずなのに、何故今になってこうしてKneipeを捨てた人間に憧憬を抱いてしまうのか己でも理解が及ばず。しかしそんな苛立ちすら先程からの狂気染みた相手を見ている限り、あまりにも似合わない微笑を目にした瞬間萎んで行き知らず知らずの内に見入っており。だがそれも一瞬の事、不気味な笑みを浮かべて見せる様子はまるで多面性を感じさせ。差し伸べられた手はやけに白く、日現実的な光景にすら見える。仮にもつい先程命を奪われそうになった相手の手を易々と取るはずが無く、全身に力を込めてすかさず立ち上がるとゆっくりと後退り)


>ラディ

( Ruin )

(正面に膝を付きある程度距離が縮んだかと思えば隠されてしまう手は、まるで己との接触を拒んでいるようでもあり。しかし問い掛けへの返答は拒絶と受け取るには随分と奥ゆかしい物で、加えて差し出された掌から触れる事を許されたのだろうかと解釈し。ただ、言葉はひたすらに自虐を並べ立て触れるべきでないとすら助言をされてしまうと、まるで己が綺麗な人間だとでも言われているかのような優越感にも似た劣等を感じ。綺麗なのは当然だ、作られた物なのだから。元々あった己の皮膚は相手のそれと比べられない程醜く爛れ、両親に触れる事さえ憚らせ大金の代わりにKneipeに売り飛ばす事を躊躇わせなかったと聞く。その上散々見ず知らずの人間に汚された体だ。今更沸く愛着も何も無く、この肢体が不気味で堪らなく。意識し始めれば一気に込み上げる嫌悪感を抑え付けながらそっと相手へと手を伸ばしその手に触れるが、意図せずして指先はまるで愛撫でもするかのようにつっと艶かしく彼の肌を這い。だがそれも一瞬の事、閉じ掛けられていた相手の指をゆっくりと開かせながら懐に片手を差し入れると上質な絹で織られた純白の布を取り出し。以前客から“女性”の嗜みとして持っているよう言われた贈り物だが生憎女性への贈り物に興味は無く、何処と無くぞんざいな所作で折り畳まれた布を広げ。その間ふと口許に緩く弧を描くとちらりと上目遣いに相手を一瞥し、わざとらしくも無知な幼子の真似事をするように軽く首を傾げ直接的には言葉の真意を問わず)
…あんまり難しい事言われても分かんない。

  • No.71 by シキ  2015-07-15 22:22:58 

( >65/嘉乃 )
(Ruin)

…やはり、此処はお前等の巣だったか。
(カチカチ、とブーツの踵で硝子の破片や朽ちた葉などを踏む音を遠くに聞きながら、全神経を集中させあらゆる物体が動く気配を体全体で感じ取り、静かに気配を殺し、存在を殺して上へと続く階段を登りきればそこは広いホールの様な空間になっておりやけに小綺麗に整頓されている事に疑問を持ち僅かに眉間へと皺を寄せ、ふと鼻を突く異臭にあまり表情を変えずとも険しさが浮かび上がり。ゆっくりと足音が自然と響くなか歩いて行けば、大きなコンテナで区切られたホールの端、そこを除き込めば上記呟き。目の前に広がる光景は、動物の本能そのもので「喰う」という欲求をただ満たす為にこの弱肉強食のRuinが生み出したもので、鈍い鉄の臭いと柔らかいものと硬いものが潰れる音、共食いとも言うべきその光景に鼻に皺を寄せて顰めてはどうやらこちらに気付いたようで。この連中は何かと面倒な奴等で仲間はいろんなところに拠点を持っており今回たまたまその拠点の所に入ってしまったわけで、しかし見逃してくれる筈もないことはもう分かりきっており刀を抜く前にガタイの良い男が突進してくればそれを軽やかにバク宙で回避しコンテナの上へと着地するが、男が突進したことによりコンテナが崩れて床へと戻されそこで鞘から抜くと同時に横一文字に払えばその男の目を潰して、転がる様を横目に他の仲間が武器を手にしたのを確認しては攻防戦が始まり。自分自身と対等でやり合えるとは相当の手練というわけで、この連中中称[人喰い]は猛者が集まる集団となっており。だがその攻防戦に気を取られてか相手がまさか上へと来ていることにまったく気づかないでいて)


( >68/ラディ )
(Ruin)

…実験に参加した時点で、本当の俺はもう居なくなった。
(腰に回した腕によりその中で僅かに伝わる恐怖心に敏感に反応してはそっと相手から手を離し少しだけ距離を置き、不意に被せられたシーツだが何も言わず大人しくしていれば腰のベルトから刀が外されるのを確かに確認して。その瞬間ほんの一瞬だけだが色んな柵から解放された気分になり、だがすぐさま現実に引き戻されてはポツリと言葉を紡ぐ相手を片手でシーツを剥がしながら聞いており、持たなくて良いと、ただの自分になれたならもう背負わなくて良いのかとたくさんこの手で殺めてきた過去を別の自分がやったことだと思っていいのかもしれない。しかし片腕を伸ばしてっきり刀を握るのかと思えばそこを通り過ぎながら上記呟き、その腕を、手を相手の首元へ持っていけば僅かに片手で首を掴み「…ただの[シキ]はもういない。俺は…、今この場で片手だけでお前の命を奪う事ができる」ギリ、と一瞬だけその掴む手に力を込めるが直ぐに放し、化け物だよ。と小さく一言付け足しては相手から刀を取り上げて再び腰に下げてはくるりと踵を返して物がほとんど無い自身の部屋へと向かい)

  • No.72 by 春蘭  2015-07-15 22:35:16 

>嘉乃
(Ruin)

そう、捨てた、まぁ、生まれはそこじゃねぇけどな!
(相手の呟きに笑顔でそう返して。“あそこ”での自分に対する反応はうんざりで。かといってもういい子の演技も疲れた。そんな思いで希望を求め、幼い身ひとつでkneipeにいったのにそこでも“あそこ”と同じ対応、反応、変わらないことだらけ。問題は自分自身にあると、もう知ってしまっているからこそとても面倒くさく、どうでもよくなりこの廃れた町に来た。自分の言葉をきいた相手の反応を見るとどうやら相手はあの町を嫌いな様子で。自分からしたら不思議なことで。相手の服装や態度から見て相手は……自分でいうのもなんだが自分と同じ、おかしな人間では無さげで。そこでまた考え込みそうになるが相手が立ち上がりここから逃げるようなそぶりを見せて。逃がしてたまるか、とでもいうように素早く相手の手を掴み。あそこで攻撃したのがまずかったか、なんて思い先程の行動を反省しつつも今度は相手が痛みを感じないが相手の力では振り払えないだろう、という程度の力で掴み。「危害は加えるつもりはねえよ?ただ話が聞きたいだけさ!」なんて言い、それをしめすかのようにもう一方の手を軽く上にあげひらひらとふって。)

  • No.73 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-16 22:36:05 

>シキ

( Ruin )

(興味本意で階段を上ってきたは良いが、階上からは何とも表現し得ない異様な雰囲気が流れてきており。良からぬ予想が脳裏を過り、階段を上るにつれ大きくなる物音がその憶測の現実味を一層引き立て。いよいよ辿り着く頃には激しくぶつかり合う音や複数の人間の息遣いが間近に聞こえ、威圧感にも似た殺伐とした雰囲気が空気を伝って階段を上りきる事を躊躇させ。そのまま引き返してしまえば良かったのだが一度踏み出した足は後退する事無く、終に最後の一段に足を掛けその頃には既に目の前に広がる凡そ現実とは思えない光景に瞠目し。一体この短時間で何が起こったと言うのか。毒々しい赤が床を汚し異臭が立ち込める上、明らかに普通じゃない男達に相手が囲まれている状況はただならぬ切迫感を駆り立て、己の愚行を今更後悔するが言うまでも無く手遅れであり。それでもまだ彼らの注意は此方へ向いていない。此処に居ればどちらにせよ相手の負担になってしまうのが関の山、一先ず立ち去ろうと後ろへ一歩退くが不運にも硝子の破片を踏む音は周囲に小気味良く響き渡り。不味い。そう思う暇も無く、相手を取り囲んでいた男の一人と目が合い。その狂気に満ちた視線に絡め取られた刹那、本能的に逃げようと試みるが体が全くもって動かず男から視線を逸らす事さえできずにいて。男は勢いよく此方へ飛び掛かって来るが、その瞬間がまるでスローモーションのように引き伸ばされ遅延したように見え思わず息を飲み声すら出ず)


>春蘭

( Ruin )

…生憎たった今危害を加えてきた奴の言葉を簡単に信じる程お人好しじゃねぇんだよ。
(相手から端的な情報を得る程疑問は深まるばかりだが、どちらにせよKneipeから脱した人間である事には変わり無い。更に言えば、相手にはこんな環境でも生きていける程の技量があったと言う事。それを逆恨みしたところで無い物ねだりとしか言い様が無く、頭では理解していても行き場の無い怒りが胸中でぐるぐると渦巻いており。こんな気持ちを抱いている自分への嫌悪が止まず、それも相俟って隙あらば逃げ出そうと考えていたのだが気配を察したらしい相手に腕を掴まれその素早さにびくっと肩を揺らし。相手の表情に貼り付いた笑みは宛ら繕ったようで、発せられる言葉さえ己を陥れる物にしか聞こえない。無論そんな言葉を信用し気を緩めるはずも無く低い声で警戒心を滲ませながら言葉を返すが、その手を振り払うには己の力では及ばず先程が芽生えていた恐怖心が増幅するのを感じながらも一度抵抗を止めその場で身を固くし)

  • No.74 by ラディ  2015-07-17 00:12:39 

>春蘭


(Ruin)

(相手の瞳は心の底から死を望んでいる様には思えず其れでも態々近付き殺害を促す言葉はまるで児童の様に好奇心故に危険な橋を渡っているようで其処に悪意も敵意も無く、単純に分からない事を知りたいだけの言動に過ぎないように思え。しかしながら他人の死を恐る己にとって誘惑は耐え難い苦痛であり同時に苦痛を味合わせている相手を抹消出来る甘美の誘いでもあり。白黒映る視界の中銃口は人肌へ口付けし指先から手首腕に伝わる生々しい生命の感触は引き金を引くだけで殺せてしまう呆気なさに途方もない虚無感に襲われじわりと冷や汗を額に浮かばせ。相手の命は我が腕の中に、恐ろしい支配感が身を凍らせ僅かに顎を引き瞳を前髪の中に隠してしまうとぴたりと腕の震えが止まり。小さく零される吐息は何処か冷酷さが混じり髪の隙間から瞳のその奥を捉えるように見つめ「なら、死んでくれよ。死ぬ勇気もない自分の代わりに死んでくれ」その声色には強い嫉妬と慄きが含まれて、その後暫く無言でいたが喉の奥を引き攣らせてやがて腕を無理矢理下ろし瞳が充血し始めまるで壊れたラジオのように何度も繰り返し)お前には死ぬ勇気が無い。そうだろう?好奇心ばかり…羨ましい限りだ、羨ましい、羨ましい


>嘉乃


(Ruin)

娼婦の真似事か。
(閉じかけた掌に滑り込む白く長細い指が更に存在を濃くして皮膚を伝う様は神秘的にも思えるが慣れた動作に加え言動は男性を誘惑してはその身を差し出す娼婦そのもので一見艶やかしく咲いた花のようでも何処か自嘲気味な笑みは見た目とは全く違った面があると説明しているようなもので、ハンカチはまさにそれらを象徴した形となり前髪に隠れた眉間に濃く皺が寄り直ぐに触れていた掌を引いて硬くその指先を閉じてしまい。もう一つ理解出来ないのが相手が女性では無く男性かもしれないと気付いてしまった事、綺麗に折り畳まれたハンカチに薄っすらと皺が寄っている無意識からの乱雑さも然り、自らの肢体嫌っているようにも捉えられ。だからといって哀れだと同情に涙腺を緩ませる事もせず自然と咎めるような口振りになってしまったが気には止めず、代わりに立ち上がれと指摘し「下から見上げるな、同等にいるんだ。…それとも君は嬲られ続ける侮辱が恋しくて堪らない?」突き放すように静かな視線を送るとその先の言動を予測し僅かに身構え)


>シキ


(Ruin)

ッ……!
(願わくば二度と刀を使わずその手を汚さず静かに暮らして行ける事、それはあくまでも幻想でしか過ぎないと思い知らされた瞬間、死に魅入られた恐怖に慄き腕が離れると同時に節々の力が抜け落ちバランスを取ろうと覚束ない足取りで背後に下がると壁へと辿り着き静かにその冷たいコンクリートに身を委ね。刹那の幻は呆気なく消し去られてしまった空虚感は何度繰り返される苦痛の中で最も胸を痛めるものでまるで身体の一部のように刀を腰へ装着し背を向け消えていく姿は執念を曲げれないと強く訴えられるものがあり呼び止める声は腹のそこで消えて行き。思い知らされる無力さ、気安く解放しようとする行為は己の中でも何処か他人事の様に思っているのだろうか、そうであれば正に対岸の火事。燃えるまで何も分からない己には自身を守ろうとする存在すら救えずにいるのかと自己嫌悪にその場でしゃがみ込み首元の印に強く爪を立て)怖い…怖い、嫌だ…怖い、シキ戻って…

  • No.75 by シキ  2015-07-17 01:44:30 

( >73/嘉乃 )
(Ruin)

…チッ-、伏せろ。
(攻防戦は長く続けば続く程に体力を消耗していくもので、腕力や脚力もそこそこ強い連中故になかなか倒せなくてしかしそれも複数対のこの状況のせいかもしれない。とどめをさしたくても他の奴に邪魔をされる、正しくこれは不利になっているというのは分かりきっていたがここでこいつ等だけでも仕留めて置かなければ、変に逃せば仲間を呼ばれることになるかもしれない。そればかりは避けたくて、連中も体力が減ってきているのか息が上がっているのを見逃さなく、だが不意に鼓膜へと響く音に視線を向けてはその先に何故か下の階に居たはずの相手が居て。怒鳴ろうとする前に男が相手に向かって突進していくのを止められなくて、上記小さく舌打ちをすれば目の前にいる相手を蹴飛ばし、後方へ吹っ飛ばせば状況後半、相手へ向かって伝えれば手にしていた刀を槍のように投げ、男の後頭部から貫けば男はその勢いのまま倒れ、駆け寄ろうとする前に吹っ飛ばされた男が来るのを察すれば軽く飛び上がり、背中に回り込むと首へと腕を回し体の捻りの回転をつけへし折れば、男から離れ。先程まで騒音が響き渡っていたホールは静寂が訪れ、相手の方へ視線を向けては無言のまま近づいて行き)


( >74/ラディ )
(Ruin)

……俺は、お前が必要としてくれている限り、少しだけ…”本当のシキ”を忘れないでいられるのかもしれない。
(この刀で奪った人の命などとうに百は超えているだろう、女子供も容赦なく命令が下ればそれを遂行するだけが生きがいで、内容なんてどうでも良くてただ言われるがままに刀を振るっていて、もっと力が欲しくて実験なんかに参加してその代償に片目を失い手に入れたのは化け物の力で。足を止めて、自分の両手を見下ろしては薄ら苦笑を浮かべ、この手に人の命を奪う時にその重みが伸し掛り、一生その感覚は消えてはくれない。守ると言っておきながらその主とした相手にまで先程手に掛けようとしてしまったのはもうきっと許されないことだろう、しかし相手の言葉はどこか嬉しくて上記ポツリと一言呟けば瞼を伏せて。だがふと声が聞こえれば振り返り、しゃがみ込む相手を視界に捉えると静かに近寄り、相手の前で跪く形で片膝を床につけてしゃがむと首へと回された小さくて細い手を軽く握り離してやり「大切な体だ。脆くて弱い…自分で傷をつけるな」その手に視線を落としながら言葉を紡げば片手を離しその手を相手の頭まで持っていくと優しく撫でて)

  • No.76 by ラディ  2015-07-18 00:40:44 

>シキ


(Ruin)

…、…嘘だ。嘘を付くな、今更捨てる事も出来ないから情で傍にいると、そう言ってみろ…!
(突き放されてしまったと一旦解釈してしまうと負の感覚は生まれながらにして強く弧べり付いた疑心暗鬼を呼び起こし近寄る存在に小さな悲鳴を上げて更に身を強張らせ小さく縮まり、何をするのだろうかと体を凝視している間に跪き同じ目線に近くなると恐怖は緊迫へと落ちて。相手が己の身を案じる度に別の意図があるのでは無いかと勘繰りを働かせてしまい、思わず罵倒気味に普段よりも声を荒げ頭部を撫でる柔らかな温もりに爪を立て振り払うように避け。じんわりと痛む首元、同時に相手の腕に出来た何本かの筋に赤く浮かび上がる液体、自身の指先を見下げれば僅かに赤が付着しており。申し訳ない事をしてしまったと理性が働き腕を見つめる瞳が曇り喉の直ぐ其処まで言わなければならない言葉がセリ上がるが突っかかってはとどまってしまって。気持ちの何処かで別の回答を求めているのかもしれないが口に出して野望を叶えるなどそのような度胸等己には乏しく欠けていて、もし相手の優しさに漬け込む事が可能ならもう一度その掌を差し出してくれないだろうかとそっと腕を捉えると赤が染み出ている個所に頬を寄せて)

  • No.77 by シキ  2015-07-18 01:45:14 

( >76/ラディ )
(Ruin)

……すまない。
(落ち着いてくれるかと思っていたが目の前の小さな体は余計に縮まりそこから緊張の空気が感じ取れ、それを解く打開策が見つからなくて頭を撫でることしかできなくてしかしそれが余計に駄目だったのか振り払われてしまえば僅かながらに腕に痛みを覚え静かに手を離して見れば数本の蚯蚓腫れに血が滲んでおり。それと同時に降りかかる言葉には何も言えることができなくて、そう思わせてしまっているのなら自分は失格ではないのか、不安にさせ、落ち着いてもらおうとしてもこうして恐怖心や緊張感を与えてしまっているのだから。腕へと頬を寄せられるも、血が付いてしまうと静かに離れ立ち上がれば上記静かに呟き「…心を休めた方が良い。ゆっくり休んでいろ……」見下ろして冷たくてもどこか暖かさの残るその瞳で相手を見つめればポン、と軽く頭を撫で先程自分に掛けられたシーツを今度は逆に相手の頭へと掛けてあげ、言葉を紡ぎ。人の命が消える瞬間を見せてしまった自分に責任があるがきっと心は疲れきっているだろうと、相手から離れていけば自身の部屋へと消えていき)

  • No.78 by リュウ  2015-07-21 17:19:47 



>all

( Ruin )

あーあ、面倒臭いなぁ
(ここ最近では久し振りの見回りの日。午前中から午後にかけて1日町の中を歩き回っていたがそれほど目立った事はなく。普段通りの様子があっただけであり。それすらも報告せねばならない、そう思い町の奥からSanctuaryへと続く道の方へと歩みを進めていけばある裏路地からこの町では良く聞くが物騒な音が聞こえてきて。腰のホルスターへと手を伸ばし拳銃の感覚を手に覚えれば貼り付けたような笑みを浮かべその真ん中へと歩いていき。王都軍の紋章を見つつも邪魔だ、なんて言ってくるその人物たち。己の登場が予想外なのであろう。驚いて物騒な音をたてた正体、拳銃を此方へと向けてくるもその銃口は急所からずれた場所にあり。笑顔で「 殺すつもりなら此処を狙わないと 」なんて言って自分の胸をトントンと叩けば五月蝿い、なんていう言葉。それを聞けば苦笑いで肩を竦めて。何時までたっても引き金を引く様子は無い。いい加減待つのも痺れを切らしてきてホルスターから拳銃を出せば急所となる場所を狙う素振りを見せればどれだけ威勢が良く立っていてもやはり惜しいのは自分の命。ぺたりと座り込む様を見つつもその顔すれすれの所を通すように引き金を引いて。ぎゃあ、なんて悲鳴をあげる様子を見れば「 当てないよ。此でも王都所属の人間だからね 」なんて言い。この様子じゃまだ何かあるかもな、なんて思えばそのまま真っ直ぐと座り込んでいる人物の隣を通り路地を進んでいき)

(/えぇっと、長らくの留守失礼致しました。只今帰還致しました ( びしっ / やめれ ) Ruinの方が現在多いようですのでリュウの方から絡み文を出させて頂きました。のでRuinの方は此方へと絡んでいただければな、と思います。なんとなくキャラ崩壊しておりますがこれから掴んでいきたいと思っております故、改めて此から宜しくおねがいします ( 深々礼 ) そして此方は蹴り可能ですっ!)


  • No.79 by シキ  2015-07-21 18:42:36 

( >78/リュウ )
(Ruin)

……邪魔だ。
(薄暗い曇天の元、相も変わらずしてその無表情のまま腰に刀を下げ、見回り兼邪魔者排除を行っていれば路地裏に屯する連中を見つけ、その足元に大量の小さな金貨があるのを確認すればきっと他の地区や王都と繋がっている闇商人か何かだろうか、その金貨を奪えば主であるラディにももっと良い暮らしをさせてあげることができるかもしれない。方向を変えてその連中の方へと向かっていけばやはり囲まれるのはもう予測がついていて、数人の首を斬り落とし上記呟けば残りの連中は金貨を手に取り路地の奥の方へと逃げて行き。それを後ろから追っていけば時折発砲されるもそれを避け、間合いを詰めるため地面へ踏み込めばその人離れした能力のせいか少し地面にクレーターができ、飛び込むと連中の上空を飛び越えてその前に着地すると同時にその威力に任せて横一文字に刀を払えば残りの連中も始末を終え。短い悲鳴が落とす前に聞こえたがそんなの気に求めなくて、落ちた金貨を拾い上げ無表情ながらにどこか満足そうに頷き)

(/帰還お待ちしておりました!お帰りなさいませ!早速絡ませて頂きましたが絡みにくかったらすみません(うへぺろ))

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