Ilusion of amor [BML/戦闘/指定式]

Ilusion of amor [BML/戦闘/指定式]

主  2015-07-07 22:04:40 
通報
西暦2XXX年。
地球の大陸が一つになって数百年。


人各々が幻想と夢を抱いて。
隔たれた壁の内と外で、
命と意思を交えて争っている。


>1 世界観
>2 規則
>3 募集
>4 主pf

>暫しレス禁

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  • No.41 by 主  2015-07-10 07:44:50 

>現在状況

【王都軍】
!元帥-王都所属
(>26/レガリア)

!総帥(1名)-王都所属
(20代/正義/博識)

!王都幹部(1名)-王都所属
(30代/革新的/ブラコン)※兄弟設定

!北地区幹部(1名)-Tormenta所属
(20代/計画的/ブラコン)※兄弟設定

!東地区幹部-Kneipe所属
(>5/ノエ)

!西地区幹部-Ruin担当(王都所属)
(>6/リュウ)

!南地区幹部(1名)-Adel所属
(10代/高飛車/利己的)


【Tormenta】
狩猟一族
!長(1名)
(40代/指導者/勤勉)

!青年(1名)
(20代/気分屋/嘘つき)

!青年(1名)
(20代/弱気/内気的)


【Kneipe】
酒場
!店主(1名)
(20代/口が軽い/無神経)

!吟遊詩人(1名)
(30代/多弁/好奇心旺盛)

!花魁
(>14/浅香五十鈴[嘉乃])


【Ruin】
!現重度指定犯罪者※主従設定
(>4/シキ)

!元王都軍※主従設定
(>7/ラディ)

!異端者(1名)
(20代/無責任/卑劣)




【Adel】
!王族
(>8/レオン)

!伯爵
(>9/アラン)

!公爵(1名)
(20代/上品/理想的)

>随時募集中!
※[異端者]keep様は期限過ぎてなおの連絡がありませんでしたので、keep解除いたします。ご了承ください。

  • No.42 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-10 21:22:44 

>シキ

( Ruin )

っだ、大丈…っ。
(周囲を取り囲む男達は依然として鋭い殺気を放っており、恐怖こそ感じていないものの胸中に渦巻く不安は募るばかりで。専ら思考の片隅では客を放り出してきた上こんな所で騒ぎに巻き込まれていると知れれば折檻どころの騒ぎでは無いだろうと言う懸念が大きくもあり、憂鬱そうに顔を俯かせ密かに小さな溜め息を吐き出し。しかしそうした鬱々とした気分の中、不意に相手が低く言葉を呟いたのを聞けば刹那大きく心臓が跳ね、息が詰まるような感覚を覚え。それにより自分が酷く動揺しているのだと気付くが、一体相手の言葉の何処にそんなにも己を動揺させる物があったのかは直ぐにわからなくなってしまっていて。その上背中越しにも恐ろしいくらいに空気を伝って響くような、圧倒的な威圧感を持った殺気が今目の前で己を庇ってくれている相手から発せられている物だと分かれば、自らの感情に疑問を抱いている暇さえ無く。怖気が走る背に嫌な汗が伝うのを感じながら負け惜しみ宜しく言葉を吐き去っていく男達の声が遠くに聞こえ、荒唐無稽にすら思える程で。程無くして振り返った相手から声を掛けられると漸く強張っていた肩の力が抜け、差し伸べられる手を控えめに握りその手を借りて立ち上がろうとするも、力を入れた途端痛む足に思わず微かに眉を寄せ。どうやら走る事すら早々無いと言うのに抵抗を試みた際足を痛めてしまったらしいが、相手には助けてもらった手前これ以上世話を掛けるのは憚られ手当てを頼む訳にも行かず。職業柄苦痛をひた隠しにするのは慣れているつもりで、直ぐに平然と立ち上がると打掛についた汚れを軽く払いながら口元を綻ばせ)
ありがとう御座います。助かりました。

  • No.43 by 匿名さん  2015-07-10 22:36:24 

(/keepされていた方とは違うのですが異端者keepよろしいでしょうか?)

  • No.44 by 主  2015-07-10 23:08:40 



(>43/匿名さん様
おおおおお!待っておりました!もちろんOKですとも!異端者keep把握いたしました!素敵なお子様のpf楽しみにしております!)

  • No.45 by 匿名さん  2015-07-11 00:14:03 

名前:春蘭(シュンラン)
年齢:22
身長:169(+6)
地区:Ruin
他:異端者
容姿:髪は真っ黒なくせっけ。いろいろなところにピョンピョンはねている。前髪の一分がメッシュをいれたみたいに白くなっている。いつもかなり古い、円から赤い紐がたれているような形状の耳飾りをしている。髪の長さは肩につくかつかないかぐらい。前髪は少し目を隠すくらいの長さ。瞳は血のように赤く、二重。が、自身もその目の色が嫌いなため、戦闘などの時以外は閉じている。肌の色も白く全体的に色素が薄いが中性的な顔立ちではなく一目で男とわかるような顔立ちをしている。細身だが体術を使うことを好むため筋肉はしっかりついている。が、基本的に昼より夜に動くため日焼けはあまりしない。服装は黒い袖なしで首もとまであるぴったりのサイズの服の上に肌色で短いチャイナドレスのような形をしているものを羽織り、赤い帯をしめている。その上に赤いストールのようなものを肩にかけている。そして下のシャツと同じ色の手首くらいまででそのところにきれこみがある手袋のようなものをしている。下は茶色い脛くらいまでのズボン。裾が少しひろがっている。下はあつぞこの黒い靴。その靴にしこみ刃が隠されている。

性格:一言でいうとただの変人。いつもニコニコ笑っていて、パッとみ、かなりいい人で穏やかそうな人間だが、その中身は常に斜にかまえたような物腰でかなり言葉使いなどが低レベル。おかしなことしか言わず、無責任で卑劣な手を好み、さらにその考え方などからか異端者とよばれる。「きひひ」という特徴的な笑い声をあげることがおおい。体を動かすことが好きでかなりアクティブだがその一面でトラップをしかけ、最低限それがある場所ばかり歩く、という卑劣さ、卑怯さ、そして慎重さも持っている。かなり嫌な奴で、自分でもそれを自覚しているため、幼いころは直そうとしていたがいつしか人と距離をとるように。一見ニコニコしてはじめから距離感が近い印象を与えるが心は開いていない。そのためか、まるで幼い子供のように残忍な部分もあり共感性や想像力に欠ける。人を玩具のように思っているところもある。

武器:体術(仕込み刃)。トラップ等々。他にもその場にあるものを適当につかったりもする


備考:一人称「僕」二人称「アンタ、君、名前呼び等」
異端者。もとの出身はRuinではなく、王都。幼いころはそこで暮らしていたがそこでの環境に合わず、逃げてきた。幼い頃からここにいるため罪悪感などが薄れ、今ではほぼ皆無。異端者と呼ばれることに不満は持っておらず、むしろおかしな自分に、にあっている。とまで考えている。基本的に無責任で自分が関わることでもどうでもよい。なんとかなるだろう精神。


(/>43の者です!こんな感じでよろしいでしょうか?不備や、世界観にあわないところなどがあればお願いします!)

  • No.46 by 主  2015-07-11 13:32:27 



(/>45/匿名さん様《春蘭》
お待ちしておりました!素敵な異端者のお子様で…!不備等見当たりませんので是非ともご参加ください!)

  • No.47 by 春蘭  2015-07-11 19:13:10 

>all
(Ruin)

きひひ、残念無念、また来世!まぁ来世なんてねえだろーけど!
(食料や金貨等。自分が生きていくために必要なものを奪い。そこらへんにあった机に適当に座り、足を組んで地面に倒れている人間……いや、先程まで人だったものたちを見下したように、そして勝ち誇ったように、いつものかなり特徴的な笑い声を上げ、馬鹿にしたような言葉を投げ掛けて。が、すぐに飽きてしまったのか。それともこんなことで少しでも楽しんでいる自分がバカらしいと思ったのか。ため息をつくと、どこか自嘲ぎみにとれるような笑みを浮かべて。確認するように辺りを見回して。どうやら他に奪える物はないし、誰かが潜んでいる様子も特にない。と、そこまでを判断すると特に長居する必要はない、といわんばかりにすぐさま立ち上がり。特に同情などもないが、やはり無駄な戦闘は面倒くさく。その場を後にしようと考えたのかあるきだして。)


(/参加許可ありがとうございます!至らないことも多いですがよろしくお願いします)

  • No.48 by シキ  2015-07-11 23:54:15 

( >42/嘉乃 )

…低レベルの奴らだな。
(所詮自分より下だろうと嘗めきった相手にしか強い態度を取れない連中が、群がって強く見せようとそれを見ているだけで凄く不愉快な気分になり、先もこうして一時の感情に任せて行動してしまっては、この先面倒だらけだろうと頭の隅で考えていれば自然と上記呟いていて。しかし手に相手の体重が乗るのを感じれば我に返り、そのまま立たせようとするもふと一瞬見せた苦痛に似た表情を見逃すことなどなく、だが平然と装う様子にきっと色々と思い当たるところがあるのだろうと否定をするわけではないが、後からそこら辺で倒れられてもとても迷惑で、仕方ないと僅かに溜息を零し「怪我してるなら…そう言えば良い」上手く言えないけれど今回はちょっと素直に言えたかもしれない。伝わったかどうかは分からないが、要は手当をしてあげるというのを伝えたくて、それでも言葉より先に手が出れば片手でヒョイ、と相手を軽々と持ち上げれば肩に担いで)

  • No.49 by ラディ  2015-07-12 02:15:22 

(Ruin)

>ノエ


___"王都軍"の犬、あんな事とは。
(透明な水滴が砂利道を染めてゆくのを空を見上げるより先に見下ろすのは己の心境を表しているのだろうかと脳裏を過ぎろうとした直後、濡れた小石が緊迫を含んだ音を立てて擦り合う僅かな音が鼓膜を震わし視線はソリ立つ壁に映る人型の影へ向けられ。"王都軍"、それは己の人生において最大の柵であり全身に絡み付き縛り上げる勢いは未だに都の為誠意を尽くす元同士達を嫌悪し避けざる得ない根源となり。懐かしい声色でさえ疼く首元に眠る焼印が火照り始め光より早い神経は震えるようにして脳に伝達し瞳に敵意が滲むようにして現れ。靴底を踏み締める様にし立ち止まると無意識に握った掌が強張り、一歩だけ相手側へ向けるようにしてやや振り向くと横顔をそちらに向け。顔の半分には黒い影が覆い髪を濡らす雨により余計に表情を隠し。己を憐憫しているのか、信じられないものを見るような瞳と案じるような言葉は恐怖に支配されてしまいそうで心臓の中心部分から疼痛し手袋の無い掌に爪が食い込み。もうお前など忘れたと言わんばかりに冷徹冷淡な態度を取る中ほんの僅かに眉が下がり「変わらない様だ」と呟いてゆっくりと視線を下げていき)

(/初めまして、ヘタレわんこの息子様とても可愛らしいです私などが絡んでも良いのでしょうか…。描写の細かい本体様のロルには到底及びませんが褒めて頂き有難う御座います、そのお言葉をバネに向上するよう努力致します。/深々/それでは本体共々宜しくお願い致します/^^)


(Ruin)

>嘉乃


(時期に帰らねばシキに見つかるだろうと切れた手の甲を一撫でした後、気持ちを切り替えるように重たい前髪を濡らす水滴を振るい落とし。靴底を鳴らしながら颯爽と歩き始めるや否や静寂を打ち切るような騒がしい雨音と混じり微かな呼吸音が届き一度は警戒し身を構え。まるで息の音すら隠すような短く浅い繰り返しと唾を飲む音、何者だと飛び出して見に行ける程の勇気は毛頭に無く表情は険しくなる一方で武器へは手は伸ばさずに静かに影から抜け。見えたのは鮮やかな羽織を被る何者かの姿、隙間から見える白い細い腕や品やかな指先は女性のものかと推測し身なりからして遊女と推定。埃を被っているようには見えず小綺麗な姿は貧困層ではなさそうで生活に困っていないものが何故Ruinなど訪れたのだろうかと一瞬の内に試行錯誤するが強まる雨音に我に帰り少しばかり近づき。「………ついておいで」この街に迷い込んだ者と見て一定の距離と警戒は解かず眉を潜めたままそう呟くと自分の意思を尊重するように横を通り過ぎ前方を先立ち歩き)


(/初めまして、美しい方がいるなぁと絡みを楽しみにしていました。まだまだ未熟ではありますが詰まりのないお話が出来れば良いと感じております。どうぞ、本体共々宜しくお願い致します/深々)


>シキ

(Ruin)


__…シ、キ……
(男の去って行った方向から明らかに雨音とは違う空気を切る乾いた音に数秒遅れて聞こえたのは粘り気のある水を硬いコンクリートに打ち付けるようなそんな非科学的且つ意図的のみでしか再現の出来ない音が耳に届いてしまい。崩れ落ちる肉の塊となった物体、振り向き様に見えた男の姿は少しばかり歪で先程まで生を宿していたと証拠を促す血色の良い肌は今や生々しく。暫しの間見開き切った瞳以外微動出せず地面に靴底が張り付いてしまったようで男の他に相手の姿が現れようと男の亡骸を凝視し、遮るように次に瞳に飛び込んできたのは返り血を浴びた姿。この男は多くの十字架を背負う犯罪者だと訴えかけるような恐ろしく、哀れな身なりは酷く胸を痛め付けられその瞳に悲しみの感情を宿し)


(/事情によりお返事が遅れてしまいました、漸く一段楽したので待って頂いた分楽しんで頂ければ幸いです…/深々/またロル面でもお優しい言葉を受けより向上心が芽生えました、有難う御座います。もちろん脱走にもお供致しますとも、寧ろさせて下さいな。それでは本体共々宜しくお願い致します)

  • No.50 by シキ  2015-07-12 10:11:17 

( >49/ラディ )
(Ruin)

…あまり、他人に慈悲を見せるな。
(一時の湧き上がった憤怒の感情は収まることを知らずに気づけば男の首は地面に落ちていて。刀についた血を払い、鞘に納めればふと雨が降っているのに気付き、しかし相手に近付こうと足を進めればそれは確かに生暖かい紅い水溜りを踏んでおり。それでも気にせず相手の元へ寄ると、冷え切った手で相手の手を掴み、その片手に先程男から奪い返した手袋を嵌めてやればついでに紙袋も手渡し。上記、相変わらずして動かない表情のまま呟けばこのままでは濡れると、ふと自分のコートに目を向ければ返り血を浴びておりしかしコートを脱いでタンクトップでも構わず裏返しにすれば相手の頭から被せてやり、動こうとしないのか、それとも先程の光景に怯えているのか分からないが早く家に戻り休ませてやりたいと無言のまま相手を両手で胸の前で抱き抱え。踵を返し倒れている男の亡骸を気にもせず踏みながら路地を出ては帰路へと向かい)

(/いえいえ、置きレスOKですのでのんびりやりましょ()なんと。連れ出していいのですね(キラ)存分に連れ出して楽しませていただきますね(うへぺろ))

  • No.51 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-12 11:56:44 

>春蘭

( Ruin )

──っ、んだよ、これ…。
(意図せずして迷い込んでしまったRuinを彷徨い続けて時間感覚すら無くなり掛けていた頃、一本の道に差し掛かり。こう言った場合あまり入り組んだルートは通らずひたすら前進するのが好ましいと考えていたのだが、所詮どちらに向かった所で何処にも辿り着かないのだろう。あまりの状況の進展の無さに半ば自棄になっているのか、状況判断する上での冷静さは今や持ち合わせておらず。幾分か早めた足取りで躊躇い無く道を突き進むと、思いもよらず目の前には凄惨な光景が広がっており、流石にこんな物を目の当たりにすれば思考も冷めてしまう物で。死体を見た事が無い訳ではないが惨殺死体となればまた別の話で、今更になって恐怖でも感じ始めたのか漏れ出す言葉はまるで現実味が無く。未だ血は乾ききっていない。と言う事は近くに現状を作り出した張本人が居る。そんな簡単な判断さえできない程度には気が動転していて、背筋を這うような寒気を感じながらよろよろと覚束無い足取りで後退し)

(/初めまして、Kneipeにて花魁をさせて頂いております嘉乃本体で御座います!個性的で猟奇的な息子様、とても素敵です…!!息子は早速ビビっているチキンですが、本体は勝手にスリルを感じドキドキしております…!!何卒宜しくお願い致します!)


>シキ

( Ruin )

怪我なんかしてな…っ!?
(この程度の軽い痛みならば平然としていられるずなのに、余程目敏いのか一瞬の表情の変化を読み取られてしまったらしく。それでも一応否定を試みて早々に立ち去ってしまおうと思ったのだが、言葉を紡ごうとするも最後まで継がれる事は無く、唐突に体が浮く感覚を覚えた刹那気付けば肩に担がれていて。眼下に地面を捉えると思わずぎょっとしてしまい、己よりも大分身長の高い相手の肩に担がれているのだから相応の恐怖心はあり。その上仮にも身長に見合った体重はあるつもりでおり、何かの拍子に落とされでもしたら自分の人生は終わるとでも言わんばかりの焦りようで。「ちょ、待っ…お、降ろせ!高い…!!」初めは騒ぎ立て足をばたつかせたり背中を叩いてやったりと抵抗していたのだが、それが原因で落とされる可能性を考えると直ぐに大人しくなり。次第に腹部の圧迫が苦しくなってきたがそんな事には最早意識が向かず、せめて少しでも恐怖心が払拭できたらと淡い期待を込めて相手が身に纏っているコートを両手で強く掴みながらぎゅっと固く目を閉じ)


>ラディ

( Ruin )

(身を包む緊張感のせいか、雨の音だけが矢鱈と耳元に響いて聞こえてしまう。相手と対峙した時間は一瞬だったのかもしれないが、己には存分に引き伸ばされ増幅した時間に感じ。目が合ってしまえば最早逸らす事は不可能で、前髪に阻まれその表情を認識する事は容易では無いが、少なくとも剥き出しの殺気は無く。だがそれだけで安心する事等到底できない状況に置かれており、僅かに距離を詰められるとぴくりと肩が震え。情けないが今襲われると確実に抵抗できない。相手の纏う雰囲気は他のRuinの地に住まう荒くれ者のそれとは違っているが、それがまた恐ろしくもあり。強まる雨はいつしか髪だけでなく全身を冷たく濡らして行き、体の震えは寒さによるものか恐怖によるものか判別できない。緊迫した空気に飲まれそうになっていた頃、意識を現実に引き戻したのは低く鼓膜を揺らす相手の声で。大人しくのこのこと着いて行くのは愚かな判断だ。油断してはいけない。自らの危機感がそう警告するが、心の何処かで差し伸べられる手をどうしようもなく欲しており。躊躇いながら視線を足元へ落とせば、意を決して距離を取りながら相手の後をゆっくりと着いて行き)

(/美しいだなんてそんな、滅相も無い…!!しかし絡みを楽しみにして頂けていたとは、とても嬉しいです。ありがとう御座います!此方こそ、端麗な文章はとても勉強になりますし、影のあるお子様のキャラクターが魅力的で是非とも絡ませて頂きたいと考えておりました!今後何卒宜しくお願い致します!では、本体は一度失礼致しますね!)

  • No.52 by アラン  2015-07-12 12:57:03 



>レオン

( Adel )

(久し振りに賑やかな場所へ来た、そんなことを思いながら市場を1人で歩いており。そんなことになったのは遡ること1時間ほど前のことであろうか。普段から良くある事ながら新米のメイドが己の部屋を勝手に片付けた事から始まった。そのメイドは何度か同じようなことをしておりその度に言ってきた事だが今日も同じ言葉が屋敷内に響いており。何度言わせるんだ、私の物に触るな、そんなことを言い残して屋敷を出ていこうとすれば親からの言いつけだと言って護衛を付けようとする。必要ない、必要ないのではなく言い付けだ。そんな押し問答のような会話を続けること10分が経過したころ一人の執事が通り掛かり。その様子を見つけ慌てて駆け寄ってきたのであろう。どちらへお出掛けで、なんて恭しく訊ねつつもそのメイドに仕事へ戻るように告げて。市場の方だ直ぐに戻る、と述べれば一礼して送り出し。そんなことがあったのがつい1時間ほど前のこと。市場へ来たからと言って何か目当てがあるわけでもない。この苛立ちをどうにかしたいだけであり。そんなことを思いながら歩いていれば噴水の前にあるベンチに見覚えのある1人の男性の姿。近寄っていき「レオン様、何をしているんですか?」なんて声をかけて)

(/絡ませて戴きました。駄文なんてそんなことありませんよ!此方の方がグダグダと長い文になってしまい申し訳ありません…!絡みに行けるキャラなので絡ませて戴きましたが半分以上要らないものですね…)


>嘉乃

( Adel )

大丈夫だ。怪我をしていないならそれで良い
(相手が手を掴めば立ち上がると同時に軽く引っ張り上げ。立ち上がり浅く礼をした相手が見詰める視線の先には己の住居と呼べる屋敷があり。見慣れている街並み故己がこれといって思いを抱くことはないが相手の姿はこのAdelのそれとは違った雰囲気があり。珍しいのであろうそう思えば先刻出てきたばかりだが屋敷へ戻るのも悪くないかそう思えば普段出会ったばかりの人を誘う訳がないが「そんなに気になるのだったら屋敷内を見るか」なんて言っては先程出てきた所へと先に向かっていき)


>ノエ

( Adel )

…バゲットの美味しいパン屋か。心当たりはある
(軽く訊ねる相手の言葉に多少なりともムッとした表情を見せるも右腕の腕章をちらりと見るとこが出来れば、自分と同年齢に近い相手、しかもこの時間帯に一人で出歩けるとなれば地区幹部以上の階級であろうことが推測出来。一瞬己から滲み出た不穏な雰囲気を仕舞えばゴホンと1つ咳払いをしてから上記。急に丁寧になる言葉遣い。己の身なりをみた相手の対応であろう「今から向かうところだ。着いてこい」なんて言えばそのまま向かっていた方向へと足を進めてゆき)

(/愛でるだなんて、こんな子愛でても何も出てきませんよ / ← / リュウの方がまだ絡みやすい性格をしているかもしれませんね / 遠い目 / 本体はこのへんで失礼致しますね)


>まだ絡めていない方

(/all向けの文でも書かせて頂いたとおり本体が忙しいためアランは今絡ませていただいている3人で、リュウはRuin住民の方との絡みを優先させていただいております。1回キリの良いところまで絡ませていただいた後すぐに絡みに行きたいと思っております故暫しお待ちいただければ幸いです)


  • No.53 by 春蘭  2015-07-12 17:34:04 

>嘉乃
可愛い子ちゃんがこんなところに居たらこわーい狼に食べられちまうかもよ?
(その場を立ち去ろうとしたしたとき聞こえてきたのは足音。それに気づけばすぐさま隠れ警戒心を強めて。が、現れたのは綺麗な衣服に身を包んだ女性のような相手。その予想外の姿に驚くが言葉使いから男だとわかり。怯えた様子であとずさる相手を見ればどうやらもともとのここの人間では無いようで。服装からなんとなくわかっていたがどうやら誤魔化すためのものでは無さそうで。おもしろそうだ、なんて思えば気配を消し相手の背後に立ち、その耳元で上記をささやいて。きひひ、と笑い声を上げれば、やけに楽しげな足取りで相手と距離をとり。少し離れたところにあった紐を引っ張って。その仕掛けは先程作ったばかりで試したことはなく。そのせいか予想していた場所と少しずれた相手のすぐそばにしかけていた鋭い枝が刺さり。残念そうに鼻をならして。)



(/絡みありがとうございます!素敵な息子さんに本体はドキドキしてます、いきなり攻撃しちゃってます……すみません……;)

  • No.54 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-12 20:28:50 

>アラン

( Adel )

…え、入って良いのか?
(つい無意識にじろじろと屋敷を眺めてしまっており、声を掛けられると反射的に視線を逸らして相手を見遣り。しかし告げられたのは咎めの言葉では無く、あわよくば屋敷の中に足を踏み入れる事を許される提案で。まさか相手がこの屋敷に住まう者だとも知らず、初対面である相手への礼儀としての付け焼き刃な敬語も思いがけず外れ、驚いたように問い掛けるが相手は提案のみをしてさっさと歩いて行ってしまい。躊躇いがある一方またとない機会に慌てて相手の後を追いつつ早速きょろきょろと周囲の風景を見渡していて。随分と立派な場所だが私的な建造物では無く公共の場なのだろうか。それとも相手の服装からして地位ある者のみが立ち入れる場所であるのか、もしそうだとすれば己の様な者は易々と立ち入ってはならないのではないか。そんな考えが次々と脳裏を駆け巡り、Kneipeでの地位もAdelでは無いも同然、次第に不安が募り始めなるべく離れないよう相手と歩調を合わせて一歩後ろを歩くが、その不安に比例して期待やら興味やら好奇心が沸々と湧いてきているのもまた事実であり忙しなく視線を動かしながら表情には自然と笑みが浮かんで)


>春蘭

( Ruin )

(凄惨な光景を目の当たりにして漸く危機感を感じ始め、早くこの場を立ち去らなければと逸る心とは裏腹に身が竦んでしまいろくに行動を起こす事ができず。気持ちばかり焦燥に駆られ後退する足すら止めてしまった刹那、するはずの無い声が思いがけず耳元で不気味に囁くと驚嘆のあまり声すら出ずに息を飲み。弾かれたように素早く振り返るも時既に遅く、直ぐ近くにあるとばかり思っていた人影が無ければ混乱する暇も無く何か鋭い影が此方へ目掛けて飛んできて。しかしそれは命中する事無く己の直ぐ傍を掠めて行き、途端かくんと足の力が抜けるとその場に崩れ落ちてしまい。全てが急展開すぎて思考が追い付かず、一体何が起こったのかと放心し掛けるも、直ぐに相手の存在を思い出すと顔を上げて残念そうな面持ちでいる相手を睨み。警戒心を滲ませるが体が動く気配は無く、緊張感を漂わせた何処か切迫した声で問い掛け)
…な、んだよ…お前…っ。

(/素敵だなんてそんな…!嬉しいです、ありがとう御座います!何だか同じ気持ちを共有しているようで照れますね(←)攻撃なんて全然ウェルカムですよ!!息子が応戦できるような奴ではないのであまり楽しんで頂けないかもしれませんが、此方は非常に楽しませて頂いております!!できる限り春蘭様にも楽しんで頂けますよう努力しますので、何卒宜しくお願い致します!では本体は一度失礼致しますね!!)

  • No.55 by 春蘭  2015-07-12 23:36:03 

>嘉乃
なんだよ……?…………あぁ……きひひひひひ、愚問だなぁ、僕は僕さ……この言葉、行動の一つ一つが僕だ、じゃあ逆に君はなんなんだ?
(相手の反応に面白そうに笑って。失敗したのはかなり残念だったが、この反応を見れたのはよかったかな、なんて思って。ひとしきり笑った後、相手の言葉がよく理解できずに不思議そうに首をかしげて。そのまま素直な意味にとっていいのかそれとも別の意味があるのか…その性格から深く考えてしまい反応が遅れるが自分なりの結論に至るとまた笑い。上記を話しながら座り込んでしまった相手に近づき前に立てば自身もしゃがみポン、と相手の肩に手を置き相手に逆に問いかけて。自分とは違う価値観を持っていそうな相手の言葉を聞いてみたくなり。なるべく怯えさせないよう、優しげな微笑を意識しそれを表情にはりつけて。かつ、相手が逃げられないように相手の肩に置いた手はそのままに。ぎり、と跡が残らない程度に力を入れて。それが表情とのアンバランスでさらに不気味になっていることは気づかずに「なぁ、教えてくれよ?僕、とっても知りたいんだ!」と今度は年齢よりもかなり幼い子供のような無邪気な笑みを浮かべて。)



(/いえいえ!もの凄く今の状況を楽しんでおりますよ!調子にのったりすることがかなりある不気味なやつですがこちらこそ、よろしくお願いします!ではではこちらも本体はドロンさせていただきます)

  • No.56 by 春蘭  2015-07-12 23:49:05 

(/うわああぁああ!今気づきました、すみません!場所を書いていなかった………2個とも場所は(Ruin)です!本当にすみませんでしたっ!)

  • No.57 by ラディ  2015-07-13 00:02:25 

>春蘭


(Ruin)

…そうか、あいつが。
(街の噂で昔から人々を脅かす存在がいると耳にして居たが最近追放された事に加え固く守られていた為に目にする事のなかった人物が視界の中心に捉えられており。食糧を配った交渉として得た小包に収まる程度の麦を慎重にコートのポケットへ収め帰宅時であったが為にもうここの住民は何処かに避難しただろうと静かにその場を後にしようかと脳裏に過った事刹那、てっきり強盗か何かかと思った相手の存在が殺人者だと理解した頃物陰から地面に伏せるようにして倒れている何の指らしきものが視界へ飛び込み。混み上がる恐怖、生きる上での知恵だと知っても尚罪人の行為は何故だか悲しい程惨い。来た道を引き返すにも棒と化した足は動かず表情は険しくなる一方でなるべく平常心を保つよう相手が己の存在に気付くまで静かに見守り)

(/初めまして。昨夜時間の関係で絡み文を投稿出来ず申し訳御座いません、一夜考え練らせて頂きました。狂気の滲む息子様はとても魅力的ですね。至らない所が多々ある本体では御座いますが本体共々どうぞ宜しくお願い致します)

>シキ


(Ruin)

もう良い。…どうせもう濡れているさ。
(動かぬ物体から意識を切ったのは温度の非常に低い大きな掌がまだ温もりを宿した手袋を嵌める一連により自然と視線を露出の隠れた片手へ落とされ促されるまま一度手放した紙袋を緩く抱き。視界を暗闇に覆われ漸く小さく肩を跳ね上がらせ反射的に拒む様に何も嵌められていない片手で押し退けようとした先は硬くしっかりとした胸元で。地を離れ浮遊する感覚は不安と共に二本の腕に支えられる安定感も生まれ状況を把握するには充分すぎる時間が経過した頃、乱雑に顔を上げ中途半端にずれたコートの境から片目を覗かせ遠のく路地裏の入り口から濁った赤の水溜りを確認。鼻の奥がツンとする独特の感覚に鼻を啜り現実から目を逸らしては腕の中へと戻り。「自分は、生きた…」胸に蟠りを感じ噎せ返る吐き気に冷や汗の滲み出る掌で口元を抑え、所詮地べたに這わずして生きられぬ生物であり降ろす事を懇願し)


>嘉乃


(Ruin)

(背後から聞こえる控え目な足音を見失わぬよう常に意識を向けつつ時折頭上から向けられる鋭い視線に気付いては方向を変えるなどして着実にRuinの中心部へと向かっており。背後から突如ナイフなど突き立てられようとその時の運命を信じるつもりでシキを拾った時のように捨て身の上で己らが棲む廃墟へ導き。流石に建物の中まではついて来ないだろうと一度立ち止まり振り返って姿を確認し「強要はしない、ここは…___奴が守ってくれるよ。」信頼とまではいかないが少なからず長年付き添ってきた王都軍の連中よりも心を開きかけている罪人を連想し目を瞑りほんの僅かに眉を下げ。直ぐに表情を失い踵を返して奥へと進み出し、コンクリートから染み出した水滴が床に落ちる音は澪音の世界を想像させるもので蝋燭に火を宿し揺らめく焔に魅力される事無く小さなテーブルの上に置けば椅子を指差し)雨が止むまで居てもいい。…自分は別の場所にいるから。

  • No.58 by シキ  2015-07-13 20:41:43 

( >51/嘉乃 )
(Ruin)

怪我をしていないならそれで良いが…いつまでも此処に居ればまた同じ目にあうぞ。
(暴れることは大体は予想できて、肩の上で暴れる相手に忠告するように声を掛け。ここに居なくていい奴は居なくていい。自分の居るべき場所へと帰るべきで、暴れていたのが大人しくなったのを確認すればまあ暴れたとしても普通の人間と少し違う自分にはあまり効かなくて、寧ろ暴れ続ければこの腕で体の節々を簡単に折ることさえ出来てしまう訳だが、それをしなくて済みそうなのは救いか。暫く歩き続けて誰も使っていなさそうなビルの中へ入り、古びて埃は被っているがそのソファへと相手を半ば乱雑に放り投げ、目の前にしゃがみ込むと片方の太股の上に相手の怪我をした足を乗せ怪我の具合を確認するとベルトに掛けてある小さなバッグから包帯を取り出し。「冷やすものがないから戻ったら氷でも使って冷やしておけ…今はとりあえず応急処置しかできない」なんせ物資がほとんど無いその西地区なのだがら贅沢も言っていられなくて、包帯で少しキツめに足首を固定するように巻いていき)


( >57/ラディ )
(Ruin)

風邪を引く。
(濡れているからと、もういらないとコートを返されても無理矢理頭に被せて。風邪でも引かれでもしたらこのRuinでは確実に死に繋がってしまうのはもう分かりきっていて、薬なんてなかなか手に入らない、このRuinにいるヤブ医者に頼めば多少は調達できるかもしれないがなんせヤブ、信用なんてできるはずもないがいざとなれば物理的に脅すという方法もあるが、しかしそれにしても風邪なんて引いて欲しくなくて。腕の中に収まる相手を片目で僅かに見下ろしつつ、微かに鼓膜へと届いた言葉には薄ら口元に笑みを浮かべ、気付けば家としているビルへと辿り着き地下へと続く階段を静かに降り、中へ入ればそこは物も少ない殺風景なもので、ベッドにソファ、皹割れた鏡のついた洗面台に、二つあるうちのひとつは風呂場でシャワーのついた猫足バスタブ、もう一つの部屋は古びたベッドとコートをかけるようの針金が壁についただけの自身の部屋でしかし、そこで寝ることはほとんどなくて常にベッドに腰掛けてその周りに気配を張り巡らせているのであまり必要はない。家へと入りそのまま相手のベッドへと向かえばどこか乱暴に放り投げ「弱ければ死ぬだけだ。お前は強くない。だが俺がいる。お前が望めば剣にもなる。望めば盾にもなる。お前は弱いが…その命を落とす必要は無い。生き残るためならば、いくらでも俺を使えばいい」相手を見下ろし、淡々と告げてはコートを外し、ソファへ向かえばその背凭れに掛け、ベルトを外し刀も立てかければ洗面台へ向かい蛇口を捻ると幸いまだ水は出るようでその冷たい水で顔を洗い)

  • No.59 by 春蘭  2015-07-13 22:25:42 

>ラディ
(Ruin)

んぁ?誰、アンタ……僕になんか用?それともこいつら?もしくはこいつらの持っていたもの?
(何故か逃げもせず、そして叫びもせずに無言でこちらを見ている相手。その存在に気づけばそちらのほうをむき、思わず警戒して。が、かといって、ものを奪おうともこちらを攻撃しようとする意思も無さげで。何故相手がここに留まっているのか、その理由や行動が理解できずに不思議に思い。もちろん警戒心はないわけなく、安全をとるならここは逃げるべきか、と思ったが安全よりも自身の好奇心を満たすことをとって。相手と一定の距離を保ちながらも自分が考えられる相手がここに留まっている理由を次々にあげて。その中には答えはなさそう、なんて思いつつもそこまでしか考えられないのも事実。もっと色々なことが知りたい、なんて好奇心がまな深まるのを感じながら相手の答えを待って。)



(/絡みありがとうございます!とても楽しみにさせてもらっておりました、それからも迷惑をかけることがあるかもしれませんがよろしくお願いします!)

  • No.60 by 浅香 五十鈴 [嘉乃]  2015-07-13 22:39:33 

>春蘭

( Ruin )

…金がある連中にカラダ売って生きてる少なくともお前よりはまともな人間だよ。
(己の問いは答えを求めて発した物では無く、沸き上がる恐怖と不安を押さえ付けようとした結果口から自然と溢れた物で。しかし相手からするとそうではなかったらしく、何故だか逡巡している様子に眉を潜めて張り詰めた空気の中動向を窺うように見据えており。この間に逃げる事ができたら。一刻も早くこの場を去りたい衝動からそんな事を考え手足に力を入れると、ほんの少し足を動かす事ができ。だが逃げる前に疑問を解決してしまったらしい相手が此方へ歩み寄って来るのを見ると、殺気こそ感じられないが今し方多数の人間を殺していた者の考えは察せられず僅かに身を後ろへ引いて。伸ばされた手は肩へと置かれ、反射的にぴくりと肩を揺らしながらも虚勢であろうが目の前の相手を睨み付け。その表情に浮かべられた微笑は穏やかな物である反面、肩に置かれた手に込められた力は強く離させようと手首を掴むがそこまでして全く力が入らなくなってしまい。問い掛けに答えれば満足するのだろうか。最早表情の変化が不気味としか思えない顔に埋め込まれた目を無言で見詰めると、重たい唇をゆっくりと開き。自分が何なのか、この体さえ自分の物ではないのだから此方が聞きたいくらいだ。胸中にもやもやとした不満を抱きながら殆ど自棄に口にした台詞は今のところ目を逸らしたい現実であり、それでも今はそれしか己を的確に表現できず。それを楽しもうと言うのだから人の事を言えない程度には可笑しいのかもしれない。それでも相手よりはまともな思考を持ち合わせている事は確かで虚勢を張り強気に返すが、以前肩を掴んだままの手を自ら引き剥がす事ができず幾分か低めた声で言葉を紡ぎ)
…満足しただろ。いい加減離せよ。


>ラディ

( Ruin )

(一体何処へ向かって歩いているのか見当も付かず、そのせいか随分と長い間歩き続けているような気がし。次第に相手への疑念も増して行けばこのまま着いていって大丈夫なのかと些か不安が芽生え、その真意を確かめる為に足を止めようとした刹那一寸先に足を止めたのは相手の方で。距離が詰まってしまわぬよう素早く足を止め振り返る相手に身を固くするが、身構えたにも関わらず切り出された言葉は予想に反し控えめな物。どうやら此処に居れば何者かが己の身を守ってくれるらしい。果たして相手の言葉を何処まで信用して良いのかはわからないが、目を閉じたその表情を無言で見詰めていると少なからず信じてしまうのも悪くはないような気がしており。しかしその面持ちは直ぐに消え去り廃墟の中へと歩んで行く後ろ姿をその場に佇んだまま暫し眺め、彼の背が消えてしまいそうに遠退くと不意に襲う行き場の無い孤独感が自らの足を進めさせ。ゆっくりと、辺りを窺うように警戒心を滲ませながら相手の背を追い掛ければそこに広がっているのは薄暗い空間で、何処か閉鎖的にすら感じられ気が滅入ってしまいそうな感覚に陥り。落ち着き無く周囲を見回し益々の不安に駆られていたが、視界の端に小さな明かりを捉えれば咄嗟に視線を其方へ向け。こんな状況に置かれているからか、蝋燭の僅かな明かりは安堵を誘う物で。幾分か相手へ向ける信頼が増してきているのか、静かに椅子へ歩み寄り控えめに浅く腰掛けると揺れる炎をぼんやりと見詰め。しかし相手の言葉を聞くなり微かに表情を曇らせて顔を俯かせると、消え入りそうな小さな声で懇願するように呟き)
…此処に居て。


>シキ

( Ruin )

うわっ!?
(相手の忠告は正に的を得た尤もだと言わざるを得ない物で反論のしようが無いのだが、こうも言いくるめられてしまうと些か理不尽な不満が生まれる物で。しかし何やら周囲が薄暗くなり建物の中に入った様である事を察するとそれまで意識の内に見えずにいた不安が一気に押し寄せ、改めて相手がRuinに住まう者であると実感すれば一体何をされるのかと疑念と焦燥で鼓動は速まる一方であり。そんな最中に何か柔らかい物の上へ不意に放り出されると驚きに声を上げ、目を白黒させながら感触を確かめればソファの上なのだと理解し。良からぬ予想が脳裏を駆け巡り視線を右往左往させていた刹那、足に触れられた事で今更痛めていた事を思い出すと走る鈍い痛みに眉を潜め。どういうつもりなのか、警戒心は緩む事無く相手を見据えるも取り出されたのは包帯。その上今後の処置の指示まで受ければ何と答えれば良いのか分からず、ただ包帯をきつく巻かれる事で圧迫された足首がもたらす痛みに黙りこくって耐えており)

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