主 2015-07-07 22:04:40 |
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( >73/嘉乃 )
(Ruin)
…チッ-、伏せろ。
(攻防戦は長く続けば続く程に体力を消耗していくもので、腕力や脚力もそこそこ強い連中故になかなか倒せなくてしかしそれも複数対のこの状況のせいかもしれない。とどめをさしたくても他の奴に邪魔をされる、正しくこれは不利になっているというのは分かりきっていたがここでこいつ等だけでも仕留めて置かなければ、変に逃せば仲間を呼ばれることになるかもしれない。そればかりは避けたくて、連中も体力が減ってきているのか息が上がっているのを見逃さなく、だが不意に鼓膜へと響く音に視線を向けてはその先に何故か下の階に居たはずの相手が居て。怒鳴ろうとする前に男が相手に向かって突進していくのを止められなくて、上記小さく舌打ちをすれば目の前にいる相手を蹴飛ばし、後方へ吹っ飛ばせば状況後半、相手へ向かって伝えれば手にしていた刀を槍のように投げ、男の後頭部から貫けば男はその勢いのまま倒れ、駆け寄ろうとする前に吹っ飛ばされた男が来るのを察すれば軽く飛び上がり、背中に回り込むと首へと腕を回し体の捻りの回転をつけへし折れば、男から離れ。先程まで騒音が響き渡っていたホールは静寂が訪れ、相手の方へ視線を向けては無言のまま近づいて行き)
( >74/ラディ )
(Ruin)
……俺は、お前が必要としてくれている限り、少しだけ…”本当のシキ”を忘れないでいられるのかもしれない。
(この刀で奪った人の命などとうに百は超えているだろう、女子供も容赦なく命令が下ればそれを遂行するだけが生きがいで、内容なんてどうでも良くてただ言われるがままに刀を振るっていて、もっと力が欲しくて実験なんかに参加してその代償に片目を失い手に入れたのは化け物の力で。足を止めて、自分の両手を見下ろしては薄ら苦笑を浮かべ、この手に人の命を奪う時にその重みが伸し掛り、一生その感覚は消えてはくれない。守ると言っておきながらその主とした相手にまで先程手に掛けようとしてしまったのはもうきっと許されないことだろう、しかし相手の言葉はどこか嬉しくて上記ポツリと一言呟けば瞼を伏せて。だがふと声が聞こえれば振り返り、しゃがみ込む相手を視界に捉えると静かに近寄り、相手の前で跪く形で片膝を床につけてしゃがむと首へと回された小さくて細い手を軽く握り離してやり「大切な体だ。脆くて弱い…自分で傷をつけるな」その手に視線を落としながら言葉を紡げば片手を離しその手を相手の頭まで持っていくと優しく撫でて)
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