本当は怖いグリム童話【3L】【人数制限】

本当は怖いグリム童話【3L】【人数制限】

語り部  2016-11-11 07:32:53 
通報


──御伽の国は、グリム兄弟が築いた国。

御伽話を演じていない時の国民たちは、グリム兄弟に生み出された同じ血の通う仲間として、それは仲よく暮らしていました。


──御伽の国は、グリム兄弟が築いた国。

だから、誰かが本を読んでいないとき、グリム兄弟自身がその中にひっそり現れるのだって、実は当たり前のことでした。

御伽の国に暮らすだれもが、創造主たるグリム兄弟を愛してやみませんでした。



──御伽の国は、グリム兄弟が築いた国。


そして、御伽の国を滅ぼしたのも、

他ならぬグリム兄弟だったのです。



>>1 もっと詳しいお伽話【世界観】
>>2 生き残った国民たち【募集枠】
>>3 国民たちの尋ね書き【プロフ】
>>4 滅んだ御伽の国の掟【規約文】


──本を開くまで、暫しお待ちを。




コメントを投稿する

  • No.61 by 死神  2016-11-15 16:46:17 


>セレネ

さァて、行くか。
(相手を安定した位置で担ぎ今一度鎌を肩に掛け直したところで、気を取り直し逃げ遅れた住民を探しがてら、願わくはこの城下町の何処かにある己の“探し物”を探しつつ町を抜けようと試みたところ。先程から大して騒ぎもせず、かと言って状況に順応していそうにも見えなかった相手から未だに声一つ聞こえない事に今更ながら違和感を覚え。そればかりかまるで力が抜けてしまったように動かぬ体からは何の意思も感じ取る事ができず、不審に思いつつその顔を覗き込んで。すると小さな手が覆う顔を視認することは叶わずとも涙を流している事は明白、驚いて目を見開いたきり絶句してしまい。この状況下で泣くなとも言えないが、泣いている少女を泣き止ませた経験等あるはずも無い。どうしたものかと頭を悩ませた結果、地面に破片やらが落ちていないのを確認すると一度そこへ相手を下ろし、せめて少しでも殺伐とした外界と隔てる物があれば気休めにはなるだろうという愚直すぎる考えから自らが羽織っていたマントを相手の肩に羽織らせてやり。ついでにフードを被せてから相手の目の前にしゃがみ込むと、立てた膝に頬杖をついて「あー…。俺は死神だ。だがお前を連れてこうってンじゃねぇ。他の奴等と合流するまで守ってやっから安心しな」我ながら最後の一言は無茶な要求だと思いながら包み隠さず身の上を伝え、その上で相手の様子を眺めており)


>主様

(/プロフィール拝見致しました!穏やかである中に荒々しい影を隠した素敵な息子様で…!復讐心を燃やしているということで、悪魔よろしく息子がちょっかい出しに行くなんて妄想が弾けておりました。今からお話させて頂きたくのが楽しみでなりません…!
また、絡み状況の整理までして頂きありがとうございます。新ルールも設けて頂き、お陰様で全体の状況が見渡せてとても助かります!ありがとうございました(深々))

  • No.62 by セレネ/星の銀貨 (5/6)  2016-11-15 17:57:04 


>白雪姫様
(咄嗟に目前で危機に瀕していた彼女に持てる力を行使し守護に当たったこと、それ自体は自らの意思で行動した結果だが女神様の守護があるから大丈夫、自分で決めて行動したことだから、とどれだけ考えを並べようとこの異質な悪夢に立ち向かうことに恐怖を感じないはずもなく。一先ず相手を骸骨兵の手から守る事には成功したものの心臓はばくばくと未だ早鐘を打つように鼓動していて、そもそも己が主人公となる童話においてもこれほどのスリルがある状況には瀕したことがなく慣れない極度の緊張感に彼女の腰を離しながら短くしか吐き出せない呼吸を何とか整えて。「ッよ、か……っは、ぁ…ッ!」体力をそれ程酷使した訳でもないのにまるで全力疾走でもしたかのように途切れ途切れに吐き出される言葉、どうにか落ち着こうとするように数度息を吐きながら緊張と恐怖こそ未だ拭いきれてはいないもののこの出会いで少なからず己の存在意味を見いだせたような仄かな充足感に場違いながらそっと口元を緩めて。少しばかり胸に手を当てたまま深い呼吸を繰り返すことで次第に緊張も薄れていき、そこで漸く自らが飛びついた相手が恐らくいずれかの童話で姫と称される者であろうことを再確認すると座り込んだままばっと地面にひれ伏して。守るためにした行為とはいえそもそも森の農村からほぼ出ることもなく過ごしていた田舎娘にとっては聊か気後れしてしまう相手であり、そっと顔を上げながらそちらの様子を窺えばしゃらりと胸に下げた銀貨を揺らして。)
ッご、ごめんなさい…!お守りするためとは言えいきなり抱き付いてしまったり、お姫様に失礼なことばかり…。…私はセレネ、童話"星の銀貨"に属する者です。その…お姫様が宜しいのなら、ぜひ同行させて頂きます。

>死神さん
…死神、さん…女神様と同じ、神様なんですか…?
(少なくとも骸骨兵たちのような怪物よりかは理性のある存在であることは確認できたもののだからこそもしや何処かに引き込まれ改めて命を奪われる、なんてことも想像するだけならば容易く、意思が通じ合っていないからこそ考えはどんどん悪い方向へと落ち込んでしまっていき。そんな状態に気付いたのか再び体に感じた浮遊感、その後にひんやりとした石畳の地面に足がついたのを確認すると顔を覆っていた手を僅かにずらし現状を確かめようとして。その視界に不意に影を差したのは少しだけ温もりを残したマントのフードで、これが相手が先程まで羽織っていたものだと認識すると漸く多少は警戒心が解け始めたかのように顔を覆っていた手を退け体を包むマントを襟元にそっと引き寄せながら目前に膝をついた相手に視線を落とし。死神という単語自体は非常に危ういもの、しかしながら己に限っては得体のしれない黒い大鎌の男よりかは女神ディアナと近い神の名を掲げる者の方が余程感覚的には安堵を覚えるもので、マントを引き寄せていた片手を外しおずおずと握りしめていた銀貨のペンダントを相手の方に見えるよう差し出しながらか細い声を漏らして。神の名を冠する者、それに加え恐らく何らかの気遣いからだろう自らのマントを己に羽織らせるその心に完全に気を許した訳ではなくとも先程まで不安と怯えでとめどなく零れていた涙も止まっていて。)

>主様
(/何とも分かりやすいまとめをありがとうございます!絡みに関しまして、そろそろ大分どのくらいまでなら皆様と絡ませて頂けそうか見当もついてまいりましたので、現在お相手して頂いている五名様に加え新規で絡み文を出された方一名様にお返事をさせて頂き、一先ずは合計六名様までの交流にさせて頂こうかと思います!つきましては表記の方も変更させて頂きましたので把握お願いいたします。)

  • No.63 by 白雪/白雪姫(3/3)  2016-11-15 18:54:30 

>死神

は、―――(死の淵を覗いた。一度目は苦しく、二度目は熱く、三度目はただただ暗闇の中に呑まれ、どこか遠くで私の名前を呼んで無力を嘆く声を聞いた。死の淵に立った。死の淵から足を踏み外した。死の淵から―――図太く、生に固執して無様に起死回生を繰り返すのが白雪姫のストーリーである。淡く光源として煌めく月明かりに反射する一つの刃が此方に今にも降り下ろされようとしている剣よりも遥かに早く届いたのは硬質な何かが勢い良く砕ける無機質な音を鼓膜で捉えてからの事、その衝撃で生じた風が長い黒髪を掬い取り軽くふわり、と靡いたならバッグカチューシャである花と真珠を通したアンティークゴールドの細いチェーンが軽やかな音を鳴らすだろう。まるで吹き荒れる暴風、否、神風の如く目前の敵を退けた圧倒的な力を前に瞠目するのも束の間。動物と心を通わせるしか特筆すべき能力もなく(序でに言えば運がすこぶるいい面だけだろうか)無力な身では到底突破出来ない状況も「彼」とならば、と。先程とは異なり今度は九死に一生を得た心地で差し伸べられた手に自らの手を重ねるのは、地獄に垂らされた蜘蛛の糸にすがる亡者と同じ無様な姿に写るだろうか。それでも、構いはしない。漸く運が此方に向いてきたと未だ周囲に敵が蔓延る惨状から脱してはいないものの余裕のある笑みを口許に乗せると表情を引き締め、首を一度強く縦に振って応じ)ええ、平気よこのくらい。生憎、生まれてこの方一度も死の神(貴方)に微笑まれたことはないのよ――それよりお願い、私を町の外へ連れていって。この騒ぎを止めなきゃいけないの

(/絡みありがとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません……!!! PLPCともども未熟者ですが、宜しくお願い致します。)


>セレネ

止めて止めて、顔を上げて! 命の恩人に頭を下げさせるなんて鬼みたいじゃない、ほら、顔を上げて背筋を伸ばしなさいな!(姫としてはお転婆で、尚且つ、性格的に人を下に見るという行為が生理的に受け付けない傾向があるせいだろう――即座に平伏すその仕草に文字通りギョッとした表情を作り出せばそれはみるみるうちに困惑したよう眉を八の字に下げ、いまも辺りを徘徊しているだろう遠くの敵に聞こえない程度の声量に加減しつつ両手で身振り手振りを加えて制し。しかし先程の勇猛果敢な一面とは真逆のその印象につい入っていた肩の力や緊張すら崩れ去り、ふ、と呼気を漏らすよう一笑を溢したのを合図に口許に手を宛がってゆるやかな笑声を立てて。それがすぐに収まると落ち着いた語調にて自らの胸に片手を宛がって名乗りを上げ、静かに相手へと手を伸ばし拒まれないなら静かに掬い上げて握手を交わそう。そうしたあとも離さずに相手の瞳を見据えながら言葉を選びつつ自分の胸の中で既に確定している事柄を説明し、声として発信するなかで決意を強固なものに改め、きゅっと引き結んだ唇からは意思の強さを伺い知ることが出来るだろう。 伝えたい事をすべて伝え終え、触れていた手を離してゆっくりと立脚を果たせば森の方角へと視線を据え)
私は白雪。皆には白雪姫って呼ばれてるわ、宜しくね、セレネ。―――本当に? そうしてくれるならとても助かる、…見ての通り私にはなんの力もないから。でも、それでも、もし貴方を含めた生きている皆が私の代わりに剣と戦ってくれるなら――私はその盾になる。そして約束する、私は必ず皆を勝利に導くわ。

こんな騒ぎ、誰かが止めなきゃいけない。……なら、私が止めたいの。このまま訳も分からないまま死ぬなんて絶対に御免よ。…どうせ死ぬなら私は戦って死にたい、死に場所は自分自身で選ぶべきものだもの―――けどそれには相応の危険が伴うわ。ねえ、それでも着いてきてくれる? セレネ。


>主様
(/色々とご配慮頂きまして本当にありがとうございます、一覧表のお陰で皆様の状況を知ることができました……!!すこしずつ、皆様と絡めていけたらと思います**)

  • No.64 by アルカ/赤ずきん(1/4)  2016-11-15 20:14:38 





>死神さん

(/ お返事遅くなりごめんなさい。皆様の素敵な方々には叶いません。素敵すぎて見惚れる程ですし。主様の整理のお陰で分かりやすくなりましたので表を見て絡んで見たいと思います。お言葉に甘え死神様の絡み文から絡ませて頂きたいと思います。宜しければ不束な赤ずきんですがよろしくお願いします。最後に童話の世界では皆様知ってる設定だと思いますが…記憶喪失な設定ですので知らない設定で話し掛けてしまいました。すみません… ※此方はレス蹴り可能 )

これ…どう言う事?何が起こってるの?
__あの、これは…貴方がやったの?
( 軽かった身体が爆発の疾風で飛ばされ城下町の真ん中、茂みのクッションで命には別状ないが突然の衝撃で暫く意識を失っては、ゆっくりと瞳を開け立ち上がり視界に映る景色は血に染まり残骸が散らばる中に状況にまだ理解してなくその真ん中へと歩いてれば、前から鎌を持った背の高い男の人にあの人がやったのでは?っと頭にハテナを浮かべるものの、少々怖いが今の状況理解したいと言う己の意思を持ちバスケットを持ち、恐る恐る近寄りじっと目を合わせ乍強張る口元を開き一言告げ。)


>主様

( / 主様のpfとても主様お忙しいのに、分かりやすく纏めて頂きありがとうございます。凄く見易く誰が大丈夫なのか確認出来ました。私は、4人迄可能ですのでお時間ある時で宜しいので追加お願いします。名前の記載の方法も分かりましたので実践させて頂きます。最後に、私の設定で魔女様や主様にご迷惑お掛けしすみません。
※今現時点絡む方、魔女様(予定)、死神様です。
お手間を取らせてしまいましたが…本当にありがとうございます。)

  • No.65 by ケルツェ/医師(3/3)  2016-11-15 22:23:26 

>死神

―へっ…?…おい冗談よせ!こんな事まで頼らなくても僕にだって自分の脚ってもんが……ってばか、そっちには奴らが居るだろ!
(堂々と強がってはみたものの、如何にも仰る通りと頷かざるをえない童話の真理を返されては反論する余地も無く。しまった一本取らせてしまったと心の内で小さく後悔していると、間も無く続けざまに相手から発せられた言葉。いずれ怪物たちの数が今以上に増せば城下町内に安全といえる場所は無くなるはず。たしかに他にもあの場所から脱出した者がいるのならば医者として怪我の具合だって看てやりたいし、況してや武器を持たず力の無い自分は彼の手を借りないことには町から出ることさえ困難だろう。最早迷っている猶予など無い、提案を飲もうと口を開きかけるも瞬間何故か体が宙に浮き上がり、呆気にとられ出て来たのは素っ頓狂な声。胴を抱えられ運ばれているのだと状況を理解すれば、相手が人間でないとは謂えこうも容易く持ち上げられてしまうかと何とも言い難い情けなさと悔しさから両脚をじたばたと振って抗議を試みる。その上彼が向かった先はなんと路地裏の外ではないか、これでは簡単に怪物たちの目に触れてしまうと焦りから更に声を荒げて)


>セレネ

っとと…、安心しなさい、もう一人ではないからね。
(声をかければ涙を流しながら飛びついてきた少女。その勢いに負けバランスを崩して後方へ尻もちをつき、ランタンはカシャンと音を立てて地面へ転がり。まだ年端もいかぬ娘がこんな時に暗い場所で一人きり、さぞ心細かったことだろう。堰を切ったように泣き出し自身の胸に縋る様はこれまで彼女が懸命に耐え抜いたのであろう孤独感や恐怖を痛々しい程に物語り、その甲斐甲斐しく健気な姿に胸を締め付けられる。少しでもその不安を払拭してやれればと、抱きとめるように回した片手で震える背中を撫でさすりながらそっと語りかけ。束の間様子をみて相手の呼吸が幾分か落ち着いたであろう頃を見計らい、徐に身体を起こし相手と対面するように座り直せば涙に濡れた頬をコートの袖で拭ってやり。さて一先ずは彼女が置かれていた状況を把握しておかなければと問いかけを。)
君は…ずっと此処に隠れていたのか?たった一人で?


>主様

(/とても分かり易い参加者及び絡み状況一覧、ありがとうございます!主様の細やかな心遣いに感服するばかりです。また青髭公様の設定、思わず息を呑んでしまうほど素敵でした…!物語上のキャラクター設定と実際のお人柄のギャップがたまらなく愛おしいです。現在絡み可能人数を3名までとさせて頂いているため、残念ながら絡ませて頂くことができませんが、後々お話する機会が持てればと思います。一言お礼を申し上げたく勝手ながらレスさせて頂いた次第ですので、此方への返信のお気遣いは不要ですので…!大変失礼致しました。)

  • No.66 by 語り部  2016-11-15 23:10:48 


(/こんばんは、主です! 絡み状況まとめ、少しでも皆様のお役に立てたようで何よりです! 各参加者様の変更なども把握しました、しかしあまりまとめばかり更新して皆様のレスを流すのも避けたいため、少し日を置いて反映させていただきます!
現在ロル作成中ですが、急ぎのレスだけ先にさせていただきます!ご容赦くださいませ。)

>>60『狼』keep様
(/お返事が遅くなりすみません!
御伽の国の民は皆『グリム童話』というドラマ体系の役者である、という設定ですので、もちろん大丈夫ですよ!むしろがんがんお願い致します!
ただ、初期設定上、『赤ずきん』がメイン出演作品である、という設定にしていただけると嬉しいです。
素敵な狼様をお待ちしております!)

  • No.67 by 死神  2016-11-15 23:43:16 


>セレネ

…一応な。
(意思の疎通を試みればいつの間にか止まった相手の涙。しかし如何せん何がその原因になったのかは分かっておらず、相手の顔をぼんやりと見詰めながらマントを被せてやれば泣き止むのか、等と頓珍漢な事を考えていて。そこに此方へ見せるように差し出されたのはきらりと鈍く光を反射するペンダントの銀貨。それを見たところで意味等一向に分かりはしないが、何を問われているのかくらいは理解でき。名ばかりではあるが神の端くれ、死を司る神々との面識はあれど相手の言う“女神様”はきっとそうではないだろう。ぽつりと事実のみを伝えると、変な期待を持たせてしまう前に早々にこの話題を切り上げる事にして。今考えるべきは如何にして相手を安全な場所へ移動させるか。その後の事も考えれば年端もいかぬ少女の体力を今無駄に奪ってしまうのは状況として芳しくなく「その足じゃ歩くのは危険だ。…町を抜けるまでは、俺に任せてくれないか」何分こうして願い出るような真似をするのは初めての事であり、言葉を選びながらである為に少々辿々しい口調で告げて)


>白雪

仰せのままに。
(白く華奢な手が重なれば立つ事を促すようにその手を引き上げ。相手の表情に見て取れたのは女性にしては随分と頼もしい笑み、同じように口角を上げて見せれば呑気におどけつつ彼女の要求に応じる意思表示をし。相手が歩けるようであるならば問題は無いだろう。何処から怪物が来ようが人一人守るくらいは容易く、早速周囲の様子に目を遣りながら町を脱する道筋である表通りに出て。しかし果たして相手はどんな手を使って騒ぎを止めるつもりなのだろうか。失礼ながらそんなにも強大な力を持った人間には見えず「…で、止めるって、どうするつもりなんだ」と出来る限り化け物が少ない道を選んで進みながら問い掛けて)


>アルカ

はぁ?ンなワケねェだろ。大方、あのイカれた兄弟がやったんだろうな。
(この辺りに生存者は居ないか。そう判断して歩みを進めようとしたその時、やたらと人目を引く赤色が視界に映りはたと目を留め。か弱そうな見た目のわりに堂々と惨状の中を歩いて来るというのは肝が据わっているからなのか。まさか記憶を失っているとは思いもせず、見事に的外れな問い掛けには片眉を上げて首を傾げ。持ち前の勘の良さからこの惨劇にグリム兄弟が関わっているに違いないとほぼ確信しており、平然とそれを口にしては鎌を肩に担ぎ直して。その他同時に投げ掛けられた幾つかの問いに答えてやることは可能だが、もしかすると相手はパーティーに出席していなかったのかもしれない。だとすれば一から説明してやらねばならず、その面倒な作業は何処かの親切な人間に任せるとして相手を町から脱出させる事を考え始め。「お前、まだ動けそうだな。取りあえず此処から離れるぞ」相手の様子を見るに手当の急を要する怪我もしていなさそうで、淡々と声を掛けると先んじて道を歩き出し)


>ケルツェ

よく喋んなァ。疲れねぇか。
(抱え上げた相手が何やら喚いているが、思考は既にそこから離れて街を出るまでの最短ルートを探っており。だが頭を使う事は大変に苦手である事が災いして、一々考えて踏み止まっている事が焦れったく思えてしまい堂々と通りに出て。すると当然のようにそこら中に居る怪物共の視線が一斉に此方を向き、方々から襲い掛かって来る。成人男性一人を小脇に抱えているにも関わらず御構い無しに軽やかにそれらを躱し、大胆に鎌を振るいながら目的に向けて突き進んでいき。そんな状況であるからか相手の言葉は驚く程脳に留まる事無くまるですり抜けていくようで、元凶である事すら理解しないまま呑気である事この上無い言葉を紡ぎ。勿論この後の事なんてノープラン。一先ず町から抜ける事さえできれば良いとそればかりを考えており、今現在相手の命が己の身に委ねられているとは思えない程無遠慮な身のこなしで怪物を蹴散らし)

  • No.68 by 青髭  2016-11-16 01:00:08 


>30魔女

──悪いが、道を空けてくれるかな。私は屋敷に帰りたいんだよ。
(黒い雷雲が唸りながら頭上で渦巻き、血生臭い匂いの風が城下町を吹き抜ける。辺りにぴりぴりと満ちるただならぬ雰囲気、それを決定的にするのは街を徘徊するおぞましい異形の化け物どもなのだが、逃げ込んだ裏通りでとうとう取り囲まれた自身が、壁に背を凭れながら彼らに向かって放った声は、自分自身驚くほどに穏やかで。
しかしそれは、深傷を負い血を流している状況で魔物たちに追い詰められたことに対する絶望感が引き出した、ただの強がりなそれでしかない。
愛馬アルタクスは壁に身を寄せて目を剥きながら恐怖にいななき、凶暴な三頭犬に噛み付かれそうになるたびに蹄を打ち鳴らし暴れている。せめて長年自分に仕えてくれたこの馬だけでも逃したかったが、ただでさえ大量の血を失っているというのに、斬れども斬れども次々に魔物が襲いかかってくるため、今やこの魔物達の輪を切り崩す力すら残っていない。
最早ここまでか。──あの裏切りの国王達に一矢報いることすら叶わないのかと、覚悟を決めきれず内心強い悔しさが湧き上がっていたその時、しかし裏通りの奥から駆けてきた黒髪の女性を見て、驚愕と恐れに目を見開き。
足音を聞きつけた骸骨兵が振り返ったその瞬間、その背後から己のブラックサーベルを叩きつけて骸骨兵をばらばらに砕くと、「別の道へ逃げろ!」と一声、彼女に向かって警告の言葉を言い放ち)

(/こんばんは、主改め青髭背後です。妖艶な美貌を持つ童話の悪役でありながら、御伽の国の仲間達を大切に思う魔女様が愛おしくてたまらず、今更ながら絡ませていただきました! 情けないことに、魔力を持たぬ青髭は、男でありながら魔女様に助けていただくことになるやもしれませんが……回復し次第、ともに肩を並べて戦っていけたら幸いです……!)


>40死神

───………、君は……
……此処を制圧したのか? 独りで……?
(/愛馬アルタクスを駆りグリムの城を飛び出したは良いが、傷を負った身体でいつの間にか城下町を占拠していた魔物どもを切り抜けるのはやはり容易いことではなく。ようやく魔物たちの気配がない裏路地に忍び込めば、アルタクスの首に体を凭れて苦しげに喘ぎ、額や手の甲を伝う赤い血を忌々しげに拭い取り。
戦乱の喧騒から離れれば、脳裏をよぎるのは先ほどの凄まじい惨劇の光景。わかっていたはずだった。ならば何故防げなかった。国民を嵌めた兄弟への、そして不甲斐ない自分自身への憎しみに唇を噛み締めれば、そこから再び血が流れ。
だが、近くで何かが砕け散ったような音、そして刃物を地面に当てたような金属音にはっと我に返ると、音の方向を振り返り、敵なのか確かめるべく、馬の背から滑り降りると、慎重にそちらに近づく。
しかし───門の向こうにいたのは、傷1つない黒装束の長身な男。その異様な雰囲気にはなぜだろう、彼の持つ鎌のような鋭い危険さを感じるものの、不思議と敵だとは感じない。故に、意を決して彼のそばに歩いて行ったが、辺りに散らばる魔物たちの屍に気がつくと、静かに目を見開いてから、その男に向かい冷静に尋ね。)

(/こんばんは、主改め青髭背後です。言葉では言い尽くせないほど魅力的な死神様に絡ませていただけたらと、かねてより願っておりました!青髭へのお褒めの言葉恐縮です、是非是非彼にちょっかいを出してくださいませ。人であるからして死神様ほどには戦闘力がありませんが、戦友としてともに戦えたら幸いです…!)


>48赤ずきん

……しっ、静かに。大丈夫、私は味方だ。
(/爆発から数時間後。不気味に轟く、雷雲がたゆたい夜空の下、城下町をアルタクスの背に乗り駆け抜けていたが、アルタクスがふと自分の手綱を振り切り、蹄の向きを変えて向かったその先は、城下町の中にある小さな森の一角で。
アルタクスの様子から、おそらくそこに自分の探している生存者の1人がいるのだろうと勘づけば、アルタクスを木立の奥に隠れさせると、彼から降りた自分は森の中にそっと踏み入り、雲間から時折細々と降り注ぐ月明かりのみを頼りに人の姿を探していて。
──赤いフードを被った見慣れた華奢な少女の影、それを目にした自分の胸に、深い安堵が沸き起こる。直接の関わりこそないが、同じ眠りの森に暮らす若い娘の赤ずきん。彼女も生き延びたのだと知ってほっとしたのも束の間、彼女が怯えながら見つめる先にゾンビたちがうろついているのに気がつくと、音もなく彼女のそばにより、爆発による怪我で血まみれの自分の姿は幾分恐怖を与えてしまいかねないだろうかと一瞬は危ぶむも、結局は背後から無声音で囁きかけて。)
そのまま、ゆっくりこちらに下がるんだ。今なら、気づかれずに逃げられる。

(/こんばんは、主改め青髭背後です。可愛らしく純朴な赤ずきん様に、僭越かつ今更ながら絡ませていただきました! 若い娘を前にすると青髭は謎の父性本能が働くので(←)、現在血だらけ傷だらけではありますが、娘様を守るため全力で戦う所存です……!)


>All文
──クソッ、畜生ッ……!
(/城下町の、やや小高い丘の上。店々に挟まれ死角となっているそこから見下ろすかつての美しい街は、今や禍々しい魔物たちの姿がひしめき、破壊されたあちこちから黒煙や炎が上がっている。その光景を眼下に見下ろす青髭の横顔には暗い怒りと悔しさが渦巻き、食いしばった歯から漏れたそれは、普段なら決して口にすることがないであろう、激情に震えた罵り声で。
───光。爆音。灼熱。悲鳴。絶叫。破壊されて一変した街を前に思い出すのは、あのおぞましいパーティーの結末。グリム兄弟は、民を裏切り、皆殺しにしようとしたのだ。皆の王でありながら。
腸が煮え繰り返るような激しい復讐心をふつふつと滾らせながら、青髭の目は暗く光る。兄弟の思い通りにさせるものか。あの惨劇を生き延びた仲間を探し出し、ともに生き延びて、何としてでも彼らを断罪しなければ。
そう強く覚悟を決めていたとき、不意に背後から破壊音、続いて人の叫び声が響き渡れば、青髭ははっと振り返り、愛馬の名を一声呼んで現れたそれに飛び乗ると、剣を抜き放ち、その声の主の元に駆けつけて)───乗れ! こちらに来るんだ!


(/さて、やっとこさ主も参戦です!←
おそらく、all宛文をお出ししている新規絡みが可能な方には絡ませていただいていると思います。漏れがあったらごめんなさい! 現在絡み枠が満席の方々とも、のちに冒険をご一緒させていただけたら幸いです。
当トピをご愛顧して下さっている皆々様には、日々感謝の念がつきません。不束者な主と青髭ですが、改めてよろしくお願いいたします…!!)

  • No.69 by セレネ/星の銀貨 (5/6)  2016-11-16 01:12:26 


>白雪様
…白雪、様…。…私はまだ、今の自分自身の考えを定められていません。グリムの兄弟様はこの国の民にとって最高神のような存在、彼らがこの世界を滅ぼそうとするのなら…支配される民は、それを受け入れるべきなんじゃないか、とも考えています。…それでも潔く死を望む勇気もない、私はそんな半端者です。
(森深くにひっそりと存在した村、しかもその村でも一等貧しい暮らしをしていたからこそ目の前の姫に一体どんな対応をすればいいか全く持って見当がついていなかったものの、高貴かつ高潔な存在なのだろうとばかり思っていた当の目の前のお姫様はむしろ親しみやすささえ感じる快活なお姉さんのような反応ばかりを見せて。その想像とのギャップに思わず相手に誘われるように小さく笑みを漏らしてしまえば未だ少々の気後れを感じつつもそっと握手を交わして。それから漸く地面に座りっぱなしだった体を起こし白いリネンのワンピースについてしまった土埃を落とすと相手に向き直り。堂々と自らの意思を口にする相手、そんな風には到底なれはしないまだまだ不安定な心の内を胸元の銀貨を握りしめながら語りだすと少しだけ視線を落とし。この世界に生まれた存在としての想いとセレネという一人の少女としての想い、未だどちらの想いにこの身を任せるべきか振り切ることは出来ていないがだからこそ相手の言葉にひとつの決心をしたようで、改めて相手の瞳を見つめながら言葉を続けて。)
貴方の決意に身を任せることは、きっと出来ません。身を任せるとこの場で誓っても、私の心は曖昧に揺れてしまうでしょうから。危険であっても仮に誰かのためにこの命を使えたら、半端な私の悩みに終着を見いだせるかもしれないから…そんな、自分本位で貴方に寄生するような理由です。それを知っても私を連れてくれるのなら、私の思いを決して諭さず私自身に委ねてくれるのなら…私は貴方のためにこの力を振るいましょう。

>ケルツェさん
――…ごめんなさい、取り乱してしまって。たった一人…そう思わないように女神様の銀貨を握っていたけれど、実際は独りぼっちですね。この状況では何を頼りにしたらいいかも分からなくて…。
(あの凄惨な爆発の後漸く出会えた温かさを失っていない相手、思わず縋りついてしまったものの暫く涙を流して不安だった心を吐き出せば少しずつ落ち着いてきて。改めてきちんと心の整理がついて来れば何ともはしたない行動をしたという後悔も同時に押し寄せ、困ったように薄く笑みながら相手から体を離すと謝罪の言葉と共に相手の向かいにきちんと座り直し。一人きりだったのか、その問いはそもそも自分自身考えないようにしていた事柄のひとつでせめてでも心の支えにとずっと握りしめていた女神より賜った銀貨がその思いが行動へと変わったそのもので。とは言え伝えるべきは正しき現状、少しばかり汚れてしまったワンピースの裾をぎゅっと握りながら返事を返していけばそれと同時に思わず視線も下がっていき。暗くなってしまいそうな気持ちをどうにか持ち直そうと少しだけ赤い目尻を指で撫でる様に擦ってから視線を相手に戻せば緩く口角を上げながら言葉を続けて。)
…でも、お兄さんのおかげでもう独りぼっちじゃなくなったんでしたね。私の存在に気付いてくれて、私の涙を受け止めてくれて、本当にありがとうございます。

>死神さん
…分かりました、先程は見苦しい姿をお見せしてしまってすみませんでした。町を抜けるまで、お荷物になってしまうかと思いますがどうぞよろしくお願いします。…死神さん程戦える方なら不要かもしれませんが、もし敵に囲まれてしまった時や疲れてしまった時はどうぞ私を頼ってみて下さい。
(あまりに単純と思われてしまうかもしれないが女神様と面識がある、という返答の信頼性は己の中では非常に強く。というのも両親が亡くなって以来まともに頼りに出来た存在は天から此方を見守ってくれている女神様だけ、だからこそ相手の一言にほっと安堵の息を漏らすと瞳の端に残った涙を拭いながら安心したように微笑んで。漸く相手への警戒心も解けたのか年甲斐もなく号泣してしまった先程の無礼を詫びるとマントを両手で首元へと引き寄せながら頭を下げて。続けて口にするのは信頼できるだろうと思ったからこその助力の申し出、とはいえ相手の戦いっぷりを目にした今ではその役目も全うできるかどうかといったところで思わず一人苦笑を漏らして。「…それでは、その…よろしく、お願いします。」一通り言葉を交わせばそろそろこの惨劇の現場からも早く脱すべきところ、しかしながら先程の荷物の如き運び方は少々女の子としては複雑な心情を生むもので。とはいえこの状況で守ってもらう上そんな我儘を言う勇気など勿論なくて、少しの戸惑いを窺わせつつも言葉を口にすれば担ぎやすい体勢など見当もつかないが一先ずぎゅっとマントを握ったまま身動きを止めて。)

  • No.70 by セレネ/星の銀貨 (6/6)  2016-11-16 01:37:57 


>青髭公爵様
――ッひ…!な、なんで…女神様、守ってくれてるのに…!
(死臭と鉄の匂いが充満していた惨劇の城内からどうにか抜け出し訪れた城下町は城へ向かう行きに見た賑わいも生気も何もかもが失われていて。目に映るのは明らかに生存者ではない骸骨の兵隊ばかり、それらに気付かれてはいけないことくらいいくら田舎に籠っていた身でも理解でき胸に下げた銀貨を握りしめながら体力の続く限りその聖域に隠れる様にして瓦礫の少ない道を歩み。しかしそんな中、恐らく店の中に隠れていた生存者を発見した骸骨兵が放ったであろう爆弾の破裂する音、それに掻き消されることなく響く悲痛な悲鳴に驚きその通りかかった店の前でへたり込んでしまい。世界の終わり以外にこの現状をどう形容しようか、せめてこの聖域を切らさないようにと座り込んでしまった後もなお銀貨を握りしめたまま少しでも辺りを把握しようとするように視線を散らせばそんな己に近づいてくる馬上の人に気付き。爆破により火の手が上がる店の傍、その姿は炎の明かりにぼんやりと照らされ見上げる此方からは恐ろしい何かにしか見えなくて。そんな何かが剣を抜き此方に声を掛ける、怪物には己は見えていないはずなのになぜ目の前の恐ろしいものは自分に向かって話しているのか。混乱でいっぱいの頭では到底理解できるはずもない現状、ただその馬上の陰から逃れようとするように瓦礫の散らばる石畳を後退ればかくかくと震える膝を身に寄せながら涙ながらの声を漏らして。)

(/主様の参戦おめでとうございます、参加者のひとりとして心待ちにしておりました!早速絡ませて頂いたのに対面早々失礼を申し訳ありません;;臆病気質の聊か強い娘ではありますが、なにとぞよろしくお願いいたします!
つきましては主様への絡みを以て現在当方の技量でお相手させて頂けそうな人数に達しましたのでこちらも把握もお願いいたします。)


(/連投失礼致しました)

  • No.71 by 白雪/白雪姫(3/3)  2016-11-16 08:00:11 

>死神
(鎌を振り回しいとも容易く異形を退けたわりに存外優しい気性をしているらしい。頼もしい笑みと共に受け入れられた欲求とぐんと上に引かれる感覚には決意と体が地に足をつけて立ち、かの傍若無人の思惑を食い止め、その真意を問う為の軌道に乗る事が出来た幸運に祝福を―――か弱い身ではあれ、心には自分が思う最強の剣を意志として持って。幸い腕の負傷以外主立った傷も無く、物語で小人の家に辿り着くまで山の中を縦横無尽に走り回った経験が項を奏して疲労感を感じさせぬ足取りで歩みを進め。ところどころにはパーティー会場で逃げ延びはしたものの兵の手から逃れられず無念にも命を絶たれた無惨な死体が転がっていて、その手が伸びる先は何れも町の外に続く道に向けてであり、恐らく彼らも己と同じく町の外へ出ようとしたのだろうと推測付けるとその光景の痛ましさに眉を顰める。なれど、今は立ち止まって死を悼む暇も弔う暇もありはせず、心を鬼にして足を動かしながら飛んできた問いには口を噤んだのち頷き一つ)ええ、そうね……先ずは、森へ。そこには私の「友達」がいる―――こんな状況じゃ、その「友達」もどうなってしまっているか分からないけど………もしその子たちが生きていて私に力を貸してくれるなら。その子たちが私の剣になり、私はその盾になれる。


>セレネ

貴方の選択を私は責めはしない。だから、こう言いましょう―――生きたいのなら、共にきて。ここで待つのは死と地獄だけ。たしかに彼らは私たちにとって神様のような存在だけれど、それでも、私たちの選択の権利を奪っていいわけがない。

んーー、でも、そうね。難しいこと抜きでいうと、私はただ生きたいだけなの。ただ一方的に蹂躙されて怯えた死を待つくらいなら泥水を啜ってでも生きることを選ぶし、その為なら戦うわ。……だから、私がそうしたように、貴方も貴方の運命は自分の手で決めればいい。その権利を、取り戻すのよ。
(思慮深く、それは愚かだと形容してもいい程に優しく、弱さと強さを兼ね備えた少女を慈愛に似た感情を胸に宿し乍ら自らの考えを声にして出す。生きたい。結局の所、いくら壮大な決意を掲げたとしても、綺麗事を並べ立てたとしても根底にある思いはそれだけなのだ―――私達の夢の国を、御伽の国の平和を取り戻したい。頁を閉じるというのなら、せめて綴り手である兄弟の思いを知ってから、彼らに生を与えられた生涯に幕を閉じたい。高貴な存在ならば此所で心を揺るがす演説をして見せるのだろうが己はその器に非ず、上手い言葉が考えても考えても思い付かず仕舞いには気恥ずかしそうに笑いながら率直な思いを伝えよう。しかし彼女の瞳の奥に強い意志を汲み取ることが出来、それを尊重するようぐっと拳を握りしめて語れば敵影が無いのを確認して一歩歩みだそう。目指すは森、自分の十八番。その方角に向かいながらふと、何か思い付いたようくるりと振り返れば年相応のいたずらな笑みを)あ! でも、やっぱり貴方の思いがどうであれ生きてもらわなきゃ困るわ。まだセレネと「友達」になった記念のパイを焼いていないし、ティーパーティーだってしていないし―――したいことは沢山あるんだから。

  • No.72 by アルカ/赤ずきん(2/4)  2016-11-16 08:10:27 


>死神さん

貴方ではない事は分かった…疑ってごめんなさい。そのイカレタ兄弟はこの近くに…ッ。居ない見たい…話の途中ごめんなさい。今貴方の後ろに怪しい人を見て…
( 残骸の多い中では鎌を持ってると言う事で疑ってしまった事に反省をし眉を下げ申し訳なさそうな表情を浮かべ謝罪し。"イカレタ兄弟"のワードを耳にし辺りを隅々迄見回しては一つ唾を飲み込み一言述べた直後、相手の後ろで人ではない陰を目にし驚いた表情で言葉を一瞬失い目をぎゅっと閉じもう一度見て見れば誰も居なく何度か瞬きをして乍口元に手をやり不思議そうにぼやき。『えぇ。まだ、動けます…こっちは眠りの森…の方…?何故か通った事ある…』身体については怪我一つなく動かす事が出来相手の言葉に柔らかいトーンで返事をしては記憶がなくとも身体に染み付いてる勘で今歩いてる道は微かに覚えあり、背後を離れない様に必死について行き咄嗟に疑問符で一言。)


>青髭さん

───ッ!味方…お兄さん…怪我してる。
痛くない?良かったらこれ使って汚れても大丈夫だから…
( 城下町の一角の森の中で1人ぽつり周りの黒い陰等に状況把握仕切れずに少々困惑していると、急に優しげな声が聞こえ声のする方を見上げれば驚くものの"味方"と言う言葉に安堵し口を閉じるが相手の顔がはっきりと、雲に隠れていた月が顔を現すと月明かりに照らされ目に映る姿に本当は血が付いて怖いが色々事情があると判断。小声で心配し乍エプロンのポケットからハンカチ1枚取り出し、使い易い様にと一言添えて差し出し。相手の指示に素直に従って口チャックでゆっくりと後ろへと下がり茂みへと向かい、彼は深くは関わりないが同じ眠りの森の住民で顔は見た事あるが、考える程頭痛が走り頭を右手で支え『あの、一つ聞きたいですが?生き物はなんですか…』人ではない生き物が気になり小首を傾け尋ね。)


(/ おはようございます!主様。素敵な青髭さんに赤ずきんはワクワクです。それに、主様には色々とお世話になり、絡んで頂けた事は嬉しいです。父性本能で頼りある不思議な青髭さんの魅力に楽しくって溜まりません!こんな素敵なロルに私は未熟者ですが…何か違う変な所がありましたらご指摘お願いします。傷だらけの青髭さんに赤ずきんは怖く仕方が無いと怖い程勇敢な赤ずきんなのでお気になさらずです!青髭さんが本当にお父さんに見えて来ました( 目ゴシゴシ )これからよろしくお願いします!)

  • No.73 by 死神  2016-11-16 11:28:47 


>青髭

制圧ってもなァ。どうせまた湧き出して来んだろ。
(周囲に生存者の気配は無いと見てより怪物が多く蠢く場所へ移ろうと足を踏み出し掛けた時、此方へ歩み寄ってくる足音を耳にし。然して身構えもせずにちらりと一瞥を向ければそこに居るのは血色の悪いともすれば敵かと見紛う男、しかしその口から発せられる言葉を聞けば理性を持ち合わせた歴とした人間である事は明白で。“制圧”なんて随分と仰々しい言い方をしてくれるが、あくまで欲望のままに力を振るったまで。開けた周囲を見渡せば早くもちらほらと窺える化け物の影に肩を竦めながら答え。それより相手の身形へ目を向ければ大分随所に怪我を負っているらしい。彼は確か青髭といったか、等と考えながら「アンタすげェ怪我だな。俺と来るか?こんなとで死にたかねェだろ」見たところ体力の消耗も激しいのだろう。相手の意思を尊重するべく一方的に連れ出すような真似はしないまでも、人一人守るならば容易い。それに相手からは何らかの激情を感じる。何処までも憶測であり勘だが、行動を共にするのは面白そうだ。そう判断すると妖しく口角を吊り上げながら問い掛け)

(/絡んでくださりありがとうございます!そのように思って頂けたとは、恐縮ですが大変嬉しく思います…!此方こそ、青髭様のプロフィールを一目見た際から是非ともお話させて頂きたく思っておりましたので、光栄に御座います!戦友、素敵な響きですね…!性格からして戦友と言うには何とも捻くれたものになってしまうかとは思いますが、何卒よろしくお願い致します(深々)/此方へのお返事は省略して頂いて構いませんので!)


>セレネ

そうだな。荷物は荷物らしく大人しくしててくれ。
(漸く泣き止み相手の表情に浮かんだ柔らかな笑み。思わず安堵の息を吐いてしまうが、子供を泣かせて狼狽え泣き止ませて一息吐くとは随分と自分らしくもない。今更我に返ってしまうと、礼の言葉も素直に受け取れずに口から出るのは可愛いげの欠片も無い軽口ばかりで。その上頼れなんて言われても実践できるはずが無く、それについての言及は避けながら再び相手を担ぎ上げようと腰を上げ。しかしその様子は何だかぎこちなく、何事か言わんとして口を閉ざしているように見えなくもない。こうして余計なところを勘繰ってしまうのだから勘が良いというのも利点ばかりでないと襟足に手を遣るが、直ぐに先程の抱え方は不味かったかと閃き。この勘に上乗せした勘が果たして相手の望む結果をもたらすかは分からないが、そもそも相手の要望に応えてやるつもりもない。動きを止めた相手の身体を抱き上げると自らの片腕に腰を落ち着けさせるように抱え、反対側の肩に鎌を担ぎ。いつまでも此処に居ては怪物に見付かってしまうのは時間の問題だが、どうせ何処に行こうが奴等が蔓延っているに違いない。先の事を考えて足踏みする事はせず、悠々と町からの脱出に向けて歩き出し)


>白雪

…分かった、森だな。
(相手の話を聞いたところですんなりと飲み込む事はできないが、取り敢えず森へ向かえば良いのだろう。城下町を抜ければ広がる森。となればそこへ逃げ込んでいる者も少なくはないはず。どちらの方角へ向かうかは置いておくとして、足元に真っ直ぐ延びる道を直進する事にし。だが案の定元居た場所から離れれば直ぐに怪物共が徘徊している。当然その目が此方へ向けば道を阻んでくるわけで、意にも介せず突っ込み襲い掛かってくる化け物を凪ぎ払いながら前へ前へと足を進め。時折相手の方へ目を遣っては「平気か」と短く声を掛け、向かってくる敵が相手の方へ行ってしまわないよう気を配り)


>アルカ

…誰も居ねェよ。大丈夫か。
(この身形では化け物と思われては仕方がないというのは自分が一番理解している為に何とも思いはせず、相手の言葉にぼんやりと耳を傾けていて。しかし不意にその声が途切れた事に気が付き、相手の様子を見れば何かに怯えたように目を固く閉じる姿に首をかしげ。続けられたのは己の後ろに何者かの存在を主張する言葉、不覚にも背後を取られたかと素早く振り返るが、そこには一つの人影さえ無く。先程から時折違和感を感じさせる言動に訝しげに眉を寄せると、一度足を止めて相手に向き直り。恐らくは己の一方的な認識でしかないが、その特徴的な容姿からして“赤ずきん”の童話に出てくる少女と考えて間違いは無いはず。「お前さん、赤ずきんだろ?この道知らねェのか」森に籠っていたなら、と考えても相手とて町に居るならばこの道を通ってきているだろう。どうも歯車の合わないような空回りした感覚が居心地悪く、眉を寄せながら首の後ろに手を置いて)

  • No.74 by アルカ/赤ずきん(2/4)  2016-11-16 12:46:07 



>死神さん

気のせいだった見たい。少し疲れてなのかも─
( 先程の黒い陰は居なくなりその己の声で不自然に思われたのではないかと不意に頭に過ぎり首を傾げ声を掛ける相手を見ては眉を下げつつも笑みを浮かべ誤魔化し。この森は此処の住民なら誰でも知ってるのは当たり前、"赤ずきん"と言われると優位覚えてる記憶で、歯車が合わないのは相手の話に耳を傾けると分かって居るが素直に言ってみるか黙って話を合わそうか考え一呼吸置いて。『ごめんなさい──。多分この森や国の事、貴方の事も知ってたと思うけど…何故か覚えてないの…』エプロンを両手で強く握り言う覚悟を決め、真剣な眼差しで困った相手に申し訳ないと思ってきて今の状況を打ち明け。)


  • No.75 by セレネ/星の銀貨 (6/6)  2016-11-16 18:57:21 


>白雪様
――ふふ、勝手なお姫様ですね。早速生きてだなんて…でもそういう強引な人、嫌いじゃないですよ。
(自らの生死すらも自らの意思で決めることのできない曖昧な存在、そんな己にとってこの現状に戸惑うこともなくただただはっきりと生きたいと公言する相手の潔さは何だか眩しささえ感じてしまう程で。姫という位は相手の性格を考えるとギャップの強い物であったがその外的要因に左右されず揺らぐことを知らない意志は正しく国を従えるに足りる器だと田舎娘にさえ分かり。位の違いに引け目さえ感じていた己だが相手の意志を知ればそんな遠慮もある意味では相手に対する無礼だろう、急に相手の言う"友達"などと自らに自信を持つことはまだ今は叶わずとも少しずつでも相手の意志に自分なりの答えを出せる様に心中決意し。折角雄弁にも己の曖昧な意志をも受け入れる姿勢を見せてくれたというのに最後は年相応の少女のように崩れてしまう相手の言葉、それに思わず小さく笑みを漏らしながら先程まであった警戒心のような壁をひとつ取り払ったような、軽口にも近い言葉を口にすると踏み出した相手と肩を並べる様にその傍に駆け寄って。)
…私、お茶会なんて一度もしたことないんです。責任取って、ちゃんと教えて下さいね?

>死神さん
…死神さんは…ううん、何でもありません。ありがとうございます、死神さん。
(我儘を美点と感じている訳ではなくともこんな時口を噤んでしまう自分の気性に少しだけ自己嫌悪の念を感じていた最中、いよいよ再び訪れた浮遊感にぐっと奥歯を噛み締めていればその後襲った感覚は構えていたような腹部への微かな圧迫感ではなくしっかりと体を支えるような安定感であり。てっきり先程同様荷物よろしく抱えられるものだと思っていたにも関わらず現在の体勢はそれよりかは随分と人として扱われたような体勢、言葉を飲み込んでしまったのに此方の意思を酌んでくれたような体勢に思わず相手を見返すものの変わらぬ様子の相手の顔が窺えるだけで。此方の気を察してくれたのか単純に持ちやすい体勢を探した結果なのかは定かでなくとも考えてみればわざわざ荷物になる己を抱えてくれている時点で相手の心根が優しいことくらい感じ取れ。こんな時ばかり相手のその心根を確かめるような問いが口から洩れそうになるもののわざわざ言わない相手を見ればこの行為は無粋であると理解でき。他人のことは言えない自分だが中々に不器用な相手の気遣いに思わず嬉しさにふと笑みを零しながら体を支える様に相手の肩に軽く手を添えればせめてでもとお礼の言葉だけ残して。)

  • No.76 by 魔女  2016-11-16 21:13:37 

>ヘンゼル

……もう、アナタってば相変わらずなんだから
(応急処置に使えそうなものを探して店内を見回し、程よい伸縮性と厚さのある包帯代わりに良さそうなマントを見つけて手に取ったところで、背後から聞こえる笑い声。普段と何ら変わらぬその声に一瞬今の状況を忘れそうになるが、振り向いた先に居る彼は明らかに重傷で、否が応にも現実に引き戻される。マントの他にガーゼ代わりのハンカチを棚からひと掴み分と卓上の裁ち鋏を拝借して相手の傍に戻れば、微苦笑こそ浮かべているが多分に安堵の混ざった声で呟きを落とし。そしてマントをひとつなぎの細い布になるように手際よく裁断しつつ「ほら、止血するから脱ぎなさいな」と上着とシャツを脱ぐように促し、やや間を置いてから鋏を動かす手は止めずに「ところで……ねぇ。あの子はどうしたの…?」と視線は手元に向けたまま、ずっと気がかりだったことを問いかける。童話の中でも、御伽の国でも、いつも一緒の二人。兄である相手が妹である彼女を見捨てる訳はないと断言できるため、今この場所に居ないということはどうしても最悪の想像に繋がってしまう。やがてマントの裁断を終えれば、どこか祈るような気持ちで相手を見つめて返事を待ち)


>白雪

そうね、その意気だわ。……ええ、まずは小人の森へ向かいましょう。ホームの方が何かとやりやすいものね
(どうやら普段の調子を取り戻したらしい彼女に微笑みかけて、指し示された方角――城下町の南西へと視線を向ければ一つ頷いてみせる。小人の森はその名の通り「白雪姫」の舞台であり、また自身の出演する童話「ヘンゼルとグレーテル」の舞台でもある場所。言わば互いのホームであり、少なくとも殆ど手ぶらで非武装の今現在よりは幾分か状況を好転させられるだろう。何かを確認するように片目を閉じてもう一つ頷けば「……うん。他の子達も各々街を抜けるみたい。下手に合流を急ぐよりは向こうで落ち合った方が効率的かもしれないわ」と遠視で確認した仲間たちの状況を手短に伝える。しかし不意に魔法が解けかかってる感覚が強くなったことに緊張感を纏えば、数メートル先に転がる小石に鋭い視線を向けて「……思ったより、早い」と独り言ちて。どうやら話をしているうちに1分ほどが経過していたらしい。呟いた直後、小石が骸骨兵に戻り――しかし一拍と置かずにもう一度魔法を放ち、今度は枯葉へとその姿を変えれば粉々になるまでヒールで思いっきり踏みにじり)
このまま砕け散って復活しない事を祈るしかないわね……さ、行きましょうか

(/どうにも中途半端な魔法しか使えない魔女ですが、白雪ちゃんの助けになれたのなら幸いです…!
当面の移動先が自分の童話の舞台地ということでしたので、白雪ちゃんが指差したある方角を小人の森に設定したのですが、宜しかったでしょうか…?)


>ケルツェ

あら、ちゃあんと無事よ? 今だって、アナタの顔がしっかり見えているわ
(真剣な問いかけへの返答にしては些か緩い様子で首を傾け、相手の瞳を見据えてにこりと微笑んで見せる。昔、物語への出演が重なって多くの魔力を消費した際に視力の低下を見破られて以降、医者である彼に身体的な不調は隠せないと感じているのでその言葉に嘘は無かった。やった事と言えば、せいぜい遠視で見つけた仲間の元へ魔物が向かわないように少し引きつけたり、今しがた行っている限界値の実験程度のもので、視力に関しても遠くが少し見え辛いだけだ。だから心配しなくて大丈夫だと言外に告げては、先ほど変身させた亡者――もとい足元の小石を、屋根の向こう、建物の裏側へ向けて思いっきり放り投げる。落ち着いて対処できる距離を取れればいいと考えていただけなのだが、どうも放物線の一番高い所で元に戻ったらしく、質量のある柔らかいものが地面に叩きつけられたえもいわれぬ嫌な音が響いた。しかし少しの沈黙の後、このまま黙殺する事に決めたようで「……普通に変身魔法をかけるとね、もって1分程度なの。ただ、死体……あ、腐乱してない方ね。そっちは火を近づけると崩れるのよね」と敵に関して分かった情報を簡潔に話し)

(/いえいえ、問題など御座いませんよ!お医者様に不調は隠せまいと思いますので、ロル内で示したように以前感づかれた際に少しだけ魔力の話をした、ということで如何でしょうか…?
何だかこれだと魔女のストッパー役もお願いする事になってしまいそうなので、問題がございましたら遠慮なくご指摘下さい…!)


>死神

うん、でも、そう言わずに…ね? 割と大事なことなのよ
(予想に違わぬ文句の言葉に頷いて見せるも、それはさて置いて両手を顔の前で合わせてもう一度頼み込む。果たしてその言葉を聞いてくれたのか単なる気まぐれか――恐らくは後者だろうが、枝を細かく切り刻んでくれたのを見ると自身はもう一本の枝を拾い上げて半分に折り。そして右手の枝だけ魔法によって発生させた火で燃やせば、細切れの枝、半分に折れた枝、ほぼ消炭のような黒焦げた枝を地面に並べてから相手に手招きをしつつ枝から距離を取って「街に溢れかえっている彼らなんだけど、ちょっと特殊みたいでね。私の力が、こう――なんて言うか、通りにくいのよ。変身させても1分ぐらいで戻っちゃうの」と一連の行動の説明をするべく、相手を見遣りながら大前提となる事象について語る。これに関しても色々と考察したい所ではあるが……否、今は目の前に立ちはだかる敵を何とかする方法が最優先だろう。そう考えて視線を小枝に戻したところで1分が経過したようで、順に細切れのゾンビ一体、腕を使って蠢くゾンビの上半身、黒焦げの下半身へとそれぞれ姿を変え、それらを見つめながら頬に手を当てて思案顔をし)
……いやだわ。ちゃんと脳を潰すか、切り離すかしないとダメなのかしら…。――と、まぁ、これが確認したかったのよね


>セレネ

いえ、気にしないでね。こんな状況だもの……疑うのも無理ないわ
(どうやら誤解が解けたようでペンダントを見せながら名乗ってくれた彼女に、柔らかく微笑みかければ僅かに首を横に振る。一般的な「魔女」に対する認識は恐らく当初の想像が正しい上に、信じていた創造主の突然の凶行の後では猜疑心が芽生えるのも致し方ないことだと思った。誤解を解くきっかけになった古い友人の存在に心の中で感謝しつつ、ペンダントトップの銀貨に視線を落とせば「それが"星の銀貨"? ……ふふっ。セレネといったかしら…アナタ、とても彼女に愛されているみたい。もっと自身を持っていいと思うわ」と銀貨に宿る女神の恩寵――それもかなり規格外の加護にくすりと微笑み。どういう理屈か暗雲が立ち込めていて星一つ望めない空。しかしその奥に輝いているであろう皓月を見据えるようにちらりと視線を宙に向ければ、三角帽子を被り直して悪戯っぽい笑みを浮かべて)
――ねぇ、よければ私と一緒に行かない? アナタを置いて行ったなんて知られたら、私、あの子に怒られてしまうわ


>青髭

だそうよ……って、あら?
(一本横の道から遠視によって発見した、魔物たちに囲まれている手負いの人物を救援するべく飛び出してきたため、まさか逃げろと言われたのが自分だとは露ほども思わずに伝言ゲームのように背後を振り返る。しかしそこには誰の姿も無く、出血多量で幻覚でも見えているのだろうかと彼の精神状態を危惧したところで一つの可能性に思い当り「……もしかして、私の事なのかしら」と、問いかけと言うには些か小さな呟きを落としては、相手の方へ視線を戻す。壁際に追い詰められてしまっているため、彼を助け出すには周囲の魔物を一掃しなければならないだろう。ならば魔物たちの注意が急な闖入者である自分に向いている今が好機と判断し、ぴっと人差し指を向ければ亡者以外を残らず紙切れに変え、指揮棒でも振るかのように指先を動かせば「燃えて!」と一言発すると同時に亡者諸共焼き尽くして。やや遠くの景色がぼやけるがこればかりは仕方ない。地面に散らばる灰を踏みつけながら相手の元に歩み寄り、怪我の具合を確認してはまだ興奮状態の馬の鬣を落ち着けるようにそっと撫でて視線を彷徨わせ)
大丈夫……じゃあ、ないわよね。どこか、手当の出来る場所は……

(/絡んでくださりありがとうございます…!また、とても分かりやすい纏めをありがとうございました!
紳士の鑑のように素敵な青髭公ですが、見た目とのギャップに悶えた後、拗らせ公で思わずくすりとしてしまいました…!魔法こそ使えますが体力のない運動苦手な娘ですので、共闘の際はバランスが取れるのではないかな…と密かに期待しております!不束な娘ですが、どうぞ宜しくお願い致しますね!)


>アルカPL様
(/迷惑なんてとんでもないです! 主様より森での絡みもOKとのお言葉をいただきましたので、新しい絡み文をくださったのに大変申し訳ないのですが、最初の絡み文に絡ませていただこうと思うのですが如何でしょうか…?)

  • No.77 by 参加希望(狼)  2016-11-16 22:13:17 

>主様
(/ご返答ありがとうございました! また、keep期間が過ぎてからで申し訳ありません、もし宜しければkeepを明日の18:00頃まで伸ばしては頂けないでしょうか? 我儘を言っているのは承知の上ですので、無理であればスッパリ切っていただければと思います。レス消費失礼しました。)

  • No.78 by アルカ / 赤ずきん(3/4)  2016-11-16 23:02:24 




>魔女さん背後様

( /お優し言葉ありがとうございます!困った子ですみません。是非とも、最初の絡み文からで大丈夫で御座います!素敵な魔女さんと絡めるなんて光栄過ぎてワクワクが止まりません(胸手当て) )


  • No.79 by 死神  2016-11-17 00:24:42 


>アルカ

……忘れた?
(不自然な笑みを見れば相手が何かを誤魔化しているのは明白。しかしそこに無理やり踏み込むのは無粋だろう。引っ掛かる部分は幾らでも見付けられるのだが、それを掘り返したところでお互い何の益にもならないのは目に見えており口を閉ざし。途端に流れる沈黙。この混沌とした中で町からの脱出を試みる事が第一優先だというのに一体何をしているのかと我ながら誰かに問い掛けたい気分になるが、何事か意を決したらしい相手から告げられたのは思いもよらぬ一言であり。恐らく謝罪は己の事を認知していない事について。それは一向に構わない。何せ本来死の間際にしか出会わない存在であるのだから、圧倒的に面識の無い人間の方が少ないはずで。それは良いとして、いまいち相手の言っている事がすんなりと飲み込めず首を傾げ。当然だが、それでは困るだろう。何処からどう切り出して返事をすれば良いのか全く分からず、困惑したように首の後ろに手を遣っては「あー…他は?何も覚えてねぇとか?」最悪の事態を想定して眉を寄せながら問い掛けて)


>セレネ

あ?何が。
(相手が何事か言いかけたのには気付いたが、自ら引っ込めたのならば無理に聞き出す理由も無く言及は避け。しかし続けられたのは礼の言葉。それが抱え方に対してであるなんて夢にも思わず、更には相手を安全な場所へ連れて行く事に対してであるという可能性すら己の中からは消失しており眉を寄せて問い掛け。ともあれ相手の気持ちを落ち着かせる事ができたならば次にするべき事は一つ。早速少々足を速めながら、町の外へと向かって伸びる道を歩み始め。歩けば歩く程濃くなる怪物の気配。恐らくこの先に無数の化け物共が跋扈しているのだろう。ふと周囲に視線をやってみれば真新しい死体が転がっており、無残にも女子供のものまで容赦が無い。中には子供を庇うようにして共々生を終えたらしい親子の死骸も転がっており、その有様はあまりにも痛々しく。己でさえ気分が悪くなりそうな光景を相手が見ればさぞ心が痛み、後ろ向きな思考に陥ってしまうかもしれない。ともすれば要らぬ不安を煽り立てる物でもあり、無言で視界を遮るように相手の被ったフードの裾をぐいっと下へ引っ張り)


>魔女

…なぁにが“大事なこと”だよ。急所を突きゃァ良いんだろ。お前の魔法が大して利かねェなら俺が捻り潰すまでだ。
(相手から頼み込んで来るものだからそれなりに意義のある事なのかと思い、心底退屈そうにしながらも逆さにした鎌の柄の部分に顎を乗せて事の一部始終を見守っており。相手によって小枝にされ、更に己が粉砕したはずのそれはまるで成長するかのように元の状態に戻り始める。多少の驚きはあれど面白味がある物でも無く、結局考える事を頗る苦手とする己からしてみればなんの成果も得られない“実験”が終わっただけの事。呆れたような声を上げながら目の前で再生し始めたゾンビの頭を鎌で叩き割り、容赦無く踏み潰す。小難しい事を考える暇があるならば動きたいというのが持論であり、にやりと口角を吊り上げて相手を見遣れば「それに、無駄に体力消費されて俺が面倒見てやる破目になんのは御免だぜ」遠回しながら相手が過剰に体力を消耗してしまった際に直面する事態を示し、言い逃げ宛らにくるりと方向転換して相手に背を向ければ鎌を肩に担いで歩き出し)

  • No.80 by セレネ/星の銀貨 (6/6)  2016-11-17 01:26:06 


>魔女さん
…女神様は、弱くとも善行を重ねる者を見捨てはしませんから。
(開けた野原に身一つでたどり着き見上げた満点の星空、その一つ一つが手の中に集まる様に銀貨へと変わり降り注いだあの日の女神様との出会いは自分の中でもとても特別な記憶で。けれど地上から幾億の星々が望めるのと同様に月からも地上は広く見渡せるはず、その中で女神様に見出してもらえたという事実だけで己にとっては身に余る慈悲、だからこそ女神様からの愛などと見えないからこそどこまでも傲慢に求められてしまうものを肯定する気にはなれず。少しだけ困ったように笑みを浮かべてから相手の言葉に応え、そっと視線を空に向ければ星ひとつない暗い空が望めて。星が降ったあの夜と同じ空のはずなのに星がないだけでその暗さは深く恐ろしく、僅かに唇を噛み締めてから相手に向き直るとその傍へと近寄って、胸元に軽く手を当てながら一礼をすると同行への誘いに薄く笑みを浮かべながら答えて。)
…はい、喜んで。せめて命を散らすなら女神様の傍、満点の星空の下で。…グリムの兄弟様達にとって私が不要になったのだとしても、私の命を拾って下さったのは女神様です。拾って頂いた命をその恩人に断りなく捨てるなんて不作法、私にはとても出来ませんから。

>死神さん
…何が、なんて具体的なものはありませんよ。ただ死神さんの温かさに、何となく言いたくなってしまっただけです。
(抱えられたことで視点が高くなり見通しが良くなってもフードの隙間から覗くのは変わらぬ瓦礫ばかりの道と火薬と肉の焦げる様な匂い、それでも体を支えてくれる温かさや身を覆ってくれるマントの存在のお蔭て一人きりでいた時よりも随分と気分は軽くなっていて。ふとフードを深く被せる様に引く相手は一体どんな景色を目にしながら歩んでいるのか、その気遣いで視界を塞がれた己には布越しに感じる死臭だけでもその濃さでどれだけ凄惨なものなのか位想像がつき。死神、といくら死に近い存在を司っていても死臭に慣れるだなんてきっとないのだろう、気遣いを相手から受けるばかりで何も返せていない己だがせめて自身が安堵した生きた人間の温もりを相手にも触れさせようとするように肩に添えていた手をそのまま首に滑らせぎゅっと軽く抱きしめながらフード越しの額を相手の頭に寄せて。そのまま先程の相手の問いかけにあくまでそれと指摘してしまわないような曖昧な言葉を返すとそっと目を閉じ、服越しに仄かに伝わる相手の体温を感じて。)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:オリジナルキャラなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック