【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常＋戦闘＋探索】

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(住宅街)】

「平気ならよかった――そう、きみのお父さんはきみが余り目立つのを心配してるのかもしれないね。…見つけた？――なら」

―高さに怖がるどころか寧ろ嬉々とした様子で楽しそうな少女(夏菜子)、楽しんでいるのならもう少し堪能させてあげたいという気持ちもあったが、彼女の言った言葉に少し考える様な表情を浮かべて…さぞかし心配して気が気で無いであろう少女の父親(カリア)の為にも直ぐにでも送り届けてあげなければと気持ちを切り替えて…

双方の意識が再び(現実)に戻った処で、そっと少女(夏菜子)の前で腰を屈めて

「背中に乗って、普通に行くより早い近道を知ってるから」

と負ぶさって自分の肩に掴まる様にと言う。どうやら少女(夏菜子)を背負ってそのまま(近道)して市場の父親の元へと連れて行こうと考えているらしい。

＞夏菜子、住宅街ALL

>カプチーノ
【リリア・テネリタス(変装)/テネリタス(広場)】


リリア(あれは…魔物退治と見せかけて金を強奪しようとしているのかしら｡……何でもいいけど､こちらの役割はしっかりと果たさなければ…ね)

城へ戻る最中､ふと誰かの話し声が聞こえてきた｡声のした方を向くと､一人の獣人とフードを被った人間がなにやら話している様子を目撃｡それを見た瞬間､瞬時に向こうで何が起きているか把握し､呆れたようにため息をつく｡
そして､見回りの目的の一つである『ルメンクスの戦士を追い払う』ためにリリアは彼らの元へと足を運び､戦士に向かって声を掛ける｡

リリア｢……そこのお方､少しお待ちいただけますか？｣

先程独り言を述べていた時とは様子が違い､丁寧な口調､穏やかな声色で戦士に行動を待ってもらうようお願いして｡ローブを着たリリアの姿は､正体を隠したルメンクスの戦士か､はたまた心優しい魔物の一人か…2人には果たして､どのように見えただろうか｡


>エマ､カリア
【霧雨魔理沙/ルメンクス(市場)】


魔理沙｢あぁ､助かるぜ｣

長い金髪に眼鏡をかけた少女が頷く様子を確認すると一言お礼を告げ､こちらにやってきた男性に対して大きく手を振る｡
やがて3人が合流し､彼が申し訳無さそうに謝罪する姿を見るが特に気にする様子もなく笑みを浮かべて｡

魔理沙｢あぁ､私も見ての通りなんともないぜ｡……………私も実は気になっていたが､お前はどうしてあそこまで慌てていたんだ？｣

男性に対して手を広げて無傷であることをアピールすれば､眼鏡をかけた少女と同じ疑問を抱いていたのか､魔理沙も男性に慌てて走っていた理由を尋ねて｡

【光ノ国_ルメンクス〈住宅街〉［夏菜子］〈市場〉［カリア］】

［夏菜子］

>アルファ06|住宅街ALL

夏菜子「うん！わかった！のる～！」

意識が現実に戻る。なんだか不思議な体験をしたなあ、と少し考えつつも「今の魔法すごかったなあ」「どうやったらできるのかなあ」と頭の中で思考する。魔法を使うことはわかったが、それ以外はさっぱりだ。
魔法を使える人に出会ったのはいつぶりだろうか、少し懐かしさを感じながらも__

背中に乗って、と言われると嬉しそうに「のる～！」と無邪気に笑いながら肩につかまり、お父さんに会える安心感を覚え、ワクワクしながら待機しており。

［カリア］

>エマ|魔理沙|市場ALL

カリア「ああ、よかった…怪我がなかったようで。ああ！あの！！すみません…娘が、娘が居なくなっちゃって…黒髪の、ピンクのハートの髪飾りをした、黄色い服で、胸元にリボンがついてる女の子です…見ませんでした！？」

少女に何かありましたか、と聞かれると自分の娘が居なくなってしまったことを話し、軽く特徴を述べ、思い出して大変だと言わんばかりに「見ませんでしたか」とかなり焦っている様子。

__こうしてあたふたしている間に娘は怖い思いをしているだろう、不審者に襲われている可能性だってあるかもしれない。

考える度に悪い可能性ばかり出てくるが、こんな右も左もわからない国に放り込まれた状況では自然とそうなってしまうのも無理はないとはいえ、父親として大変情けない面を晒している。

カリア「こうしている間にも娘は泣いてると思うんです…どうしよう…！」

立ち止まるのも惜しいのか、そわそわした様子で辺りを見渡しており。

【闇ノ国_テネリタス〈森〉［シグキン/バチキン］】

シグキン「あー…いや、俺達は目が覚めたらここに居た。ここのことは何も知らねェ。その様子だと、アンタも俺らと同じ状況って感じだな？」

話しかけられ、話が通じることに驚きつつも応答するシグキン。

どうやら彼も自分達と同じ境遇と思われるようで情報が欲しいようだが、生憎此方は目が覚めたらここに居て何も知らない身である事情を話す。そして貴方も自分達と同じ状況であることを確認し、シグキンはため息をつく。

貴方に不満があるわけではない。だが、勝手に連れてこられた(と思われる)挙句森の中に放置され、出口も入口もわからないまま何時間も彷徨い続けることになるかもしれない__ということがこれで確定したからだ。
情報源がどこにもない為仕方のないことではあるのだが__面倒事が嫌な自分にとって最悪すぎるルートだ。早く家に帰りたいのに。

仲間達は今頃自分達が居ないことに驚いて探し回っているのかもしれない…いや、それは無いだろうか。
各々が自由気ままに過ごしているだろうし、もしそうだとしたら自分達が消えていることさえ気づいていないかもしれない_

そもそも全く知らない土地へ飛ばされた時点で救助も不可能だろうが。

とはいえ脱出したいからといって森を破壊するわけにもいかないだろうし、目の前にいる人物と協力してまずはどうにかして森を抜けなければならない。と考えたシグキンはこう発言する。

シグキン「なあ、アンタ。折角だし俺達と一緒に行動しないか？迷い込んだ者同士なら固まって移動した方が迷わないだろうし、まずはどーにかして森を抜けないと一生このままかもしれねぇ。」

バチキン「その方がいいバチね…どうにかして元の世界に帰らないと皆が心配しちゃうバチ！
それに、こんな不気味な森の中に何時間もいるのは気が狂うバチ。」

シグキン「ああ…俺も流石に何時間も居るのは無理だ。」

バチキンもシグキンの意見には賛成して頷く。元の世界に帰らないと仲間であるみんなが心配すると言い、こんな森の中に何時間もいるのは気が狂う、と少し嫌そうな表情を浮かべており、シグキンもそれに同意見の様子で。

>リリア、ALL

【カプチーノ・ベーカー/テネリタス(広場)】
自分に絡んできた人間からどうやって逃げようか？そんなふうに考えていると、もう1人のフードをかぶった女性が、自分たちに話しかけてきた。一瞬新手かとカプチーノは思ったが、穏やかな口調から、少なくとも自分に絡んできた人間とは違うと、直ぐに判断できた。
一方、会話を遮られた人間は、面白くなさそうに女性の方を見る。

自称戦士の人間「なにか用かい、お嬢ちゃん？悪いが取り込み中なんでなあ、用なら後にしてくんねえか？」

>カリア、魔理沙

【エマ・ルメンクス/ルメンクス(市場)】

どうやら、目の前の男性は、自分の娘とはぐれてしまったようだ。
はぐれてしまった娘の特徴を聞き、見ませんでしたかと聞かれるも、生憎自分には心当たりはなかった。とはいえ、娘のことを心配するあまり、あたふたする男性の姿を見て、さすがにほうってはおけないと思い、男性に落ち着かせるように、冷静な口調で声をかける。

「申し訳ありませんが、娘さんらしい女の子は見かけませんでした。ですが、落ち着いてください。私も娘さんを探すのを手伝います。娘さんとはどこまで一緒だったのか、覚えていますか？」

>バチキン、シグキン

【セル/テネリタス(森)】
どうやら、この2人も自分と同じく、目が覚めたらここにいたらしい。宛が外れたか、と肩を竦めていると、2人のうちジト目の方が、自分に一緒に行動しないか？と提案してきた。

(……本当ならば、私がわざわざこのような者の力を借りる必要はないが……ここはあえて、こいつの提案に乗るとしよう)

最強の人造人間故にプライドの高いセルは、最初は協力など必要ないと思ったが、手駒として手元に置いておくのも悪くないと判断し、彼の提案を飲むことにした。

「……いいだろう。ここはひとまず、協力するとしようか。森を出るのであれば、私は生き物の気……エネルギーを探る能力を持っていてね。エネルギー反応の多い場所を辿れば、確実に森を出ることが出来るだろう」

森の中に何時間もいるのは気が狂うと聞けば、自身の気を探る能力について説明し、この能力を使用すれば、森の外へ出られるだろうと提案する。その後、おっと、と思い出したように、セルは声を上げた。

「……そういえば、自己紹介がまだだったな。私の名はセル。ドクターゲロという科学者に作り出された、人造人間だ。よろしく頼むよ」

【セルはプライドが高い悪役故に、少々上から目線な態度が目立つかと思います。マイルドにするようにはしますが、不快に感じられたら申し訳ありません】

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(住宅街→市場へ移動)】

「しっかり掴まってて」

特に抵抗無く肩に掴まった軽い感触と重さ、襤褸切れを纏った彼女(アルファ06)はそれこそ外見は華奢な少女だが並みの人間を凌駕する怪力と身体能力の持ち主でもある、遺伝子操作にオーグメンテーション(生体工学的な機能拡張)、着用しているスマートスキンスーツの人工筋肉増幅も相俟って瞬間的な力は重機以上の其れ、瞬発力も異常と言えるだろう。

住宅街の街路をタンッとひとッ飛びし、石造りやレンガ造りの家屋の屋根や屋上をニンジャ宜しく凄まじい速度でのパルクールめいた動きで高速移動し始める。

背中に乗っている少女(夏菜子)からしてみれば飛んだり跳ねたり空中で回転したりと絶叫系のアトラクションめいた状態になっているが、この状態でどんな姿勢で落ちたりぶつかったりしても、必ず背中の少女だけは無傷で済ませる様な(手段)を持っているが故の動きでもある。

本当を言えば文字通り(飛ぶ)事も出来るが――それはそれで悪目立ち過ぎる。

元々さほど離れていない場所(市場)故に、数分と経たずに市場を見下ろせる建物の屋上の影に辿り着いて…

「まだ賑わってる――確実に送り届けた方が安全…此処からお父さんは見える？――見えないなら下りてから一緒に探すよ。」


＞夏菜子、市場ALL(カリア、エマ、魔理沙)

【光ノ国_ルメンクス〈住宅街→市場〉［夏菜子］〈市場〉［カリア］】

>アルファ06|市場ALL

［夏菜子］

夏菜子「わぁぁあっ、すごいっ！」

背中に乗り、移動が始まる__その目まぐるしい動きに目を回してしまいそうなくらい速く、そして俊敏な動き。声を出す余裕こそないが、それでも彼女はどこか楽しそうで喜んでいる__とはいえ、それも最初だけ。

途中からは流石に子供からしたらやや激しすぎる動きではあるし何より怖いので、市場に着くまではぎゅっと目を瞑り、ただただ耐えていた。

前のことを思い出すなぁ…何年前だっただろう。と思い出を頭の中の深淵の記憶の中からうっすらとではあるが、物置き部屋からずっとしまってあった大切な物を探すように、
一生懸命閉ざされていた思い出を思い出す。

いつかの日に訪れた遊園地の記憶を思い出しつつ、どこか懐かしい気分に浸っていた。

__そして、着いたのかそんな激しい動きが止んだ時、ようやく彼女は目を開ける事ができた。

お父さんは見えるか、と聞かれると「見えないけど、たぶんだいじょーぶ！」と声を出すと、夏菜子は目を瞑って念じ始めた。

とはいえおぶっている貴方からしたら状況がわからない為何をしているか判断するのは難しいだろう。ただ、魔力は僅かに感じ取れる事ができるため、魔法を使っているのだろうと推測ができる。

暫くすると、彼女の身体が微かに光り始める。発光はまだ消える様子はないようだ。

〔一方、カリアは__〕

［カリア］

>エマ|魔理沙|市街地ALL

カリア「ああ、ありがとうございます！えっと、市場の…確か、果物売り場の辺りで俺が立ち止まって考え事してて…気づいたら、もう居なかったんです。それで__」

探すのを手伝うと言われ、ありがとうございます、と深々と頭を下げる。良い人に恵まれてよかった、と安堵しつつも__

あの時の状況を一つ一つ思い出しながら、果物が売られている場所辺りで立ち止まり、考え事をしていて気が付いたら居なかった、と説明し、そして次に説明を入れようと思った瞬間__

『お父さん！』

頭の中で聞こえた娘の声。想像などではなく、まるで頭の中に話しかけられているような感覚__

テレパシーだ。魔法を使ったのか、と感じた彼。

現実では言葉を発しないまま立ち尽くしているが、頭の中では夏菜子が話しかけていた。

『お父さん！気付いてくれた！』

「夏菜子！？どこにいるんだ！？」

『いまね、高いところにいる！お姉さんがたすけてくれたの！』

ふぅ、と安堵するため息が流れる。どうやら最悪の事態は免れたようで肩の荷が降りた。

「…わかった。お姉さんに頼んで、降りてもらうように言っておいで。」

『あい！』

そう会話すると、ふっと頭の中がスッキリする。夏菜子が通信を切ったんだろう。人混みのせいで何処にいるかは見えないが、ともかく無事なのはわかった。あぁ、よかった。でも、ちゃんと叱るべきところは叱ってやらないとな。本当に心配したから。

今度からは自分も考え事をして立ち止まらないように気をつけよう、と胸に刻み、少女達に伝える事にしようと考えた。

カリア「…すみません、その必要、ないかもしれません。」

と、二人に伝えた後、ポケットの中から小さな緑色の球体を取り出し、上側に取り付けられている小さな蓋を開けると、かなり薄く見にくいが、黄緑色の煙のようなものが空に上がっていく__

そしてそれは空に上がれば上がるほど色が明るく、より鮮明に浮かんでいく。

匂いはないし、害も無い様子で、煙は上がり続けており。

［夏菜子］

>アルファ06|市場ALL

___しばらくすると発光は消え、暫く静寂が続くと、下から黄緑色の煙が明るくなり、見えやすい位置にある事に気づく。父親の居場所がわかったのか、今までよりもかなり元気な声で夏菜子が声をかける。

夏菜子「はいっ、おーしまい！ありがとう、おねーさん！
お父さん、見つけた！あそこ！」

と、煙が上がっている方向を指さして。

【闇ノ国_テネリタス〈森〉［シグキン、バチキン］】

>セル|森ALL

バチキン「やったバチーー！！！お前便利な能力持ってるバチなぁあ！」

バチキンは協力してくれる事に喜び、エネルギーの簡単な説明を聞き理解したようで便利な能力を持っている、と褒めている様子で、その事を聞いたシグキンも口角がちょっとだけ上がりつつ、お礼を言う。

シグキン「おお…これで森を抜けられるな。助かるぜ。ありがとな、セル。俺らも自己紹介しねーとな。
俺はシグキン。まあ、一応シグマって名前もある。そっちで呼んでもらっても良い。」

と、シグキンも貴方を褒めている。
エネルギーの感知能力についてはシグキンも「便利なの持ってんな」と感じたようで、セルの自己紹介を聞いた後に自分の名を名乗る。

バチキン「私はバチキンバチ！よろしく頼むバチよ～～！」

と、続けてバチキンも自己紹介をして。

(/いえいえ、大丈夫ですよ～！お気になさらず。寧ろ原作に沿って忠実にキャラを動かしているのってかっこいいですし、こちらもいろんなシチュを体験、対応できて新たな勉強が出来ますので…！)

>ALL様
【こちらが質問するのもどうかと思いつつ、質問です…。セルの気(生き物の生体エネルギー)を探る能力、瞬間移動は、チートに該当すると思いますか？あまり強すぎないようにしたり、再生能力を制限しようと思ったのですが、上記のふたつは制限すべきかと思いまして……。自分で判断できず申し訳ありませんが、意見の方をお願いします。

>カプチーノ
【リリア・テネリタス(変装)/テネリタス(広場)】


リリア｢……申し訳ありませんが､それは出来かねます｡と言うのも､私は依頼を受けている身でして………その内容が､貴方が今話している獣人の討伐なのです｣

面白くなさそうな戦士に対し､一度申し訳ないと謝罪してから自身も目の前にいる獣人に用があることを話す｡それも､戦士に少し近づいて､彼にしか聞こえないような声で｡
魔物退治の依頼だと話す彼女は､戦士から見れば同業者…ルメンクスの戦士だと分かるだろう｡

リリア｢というわけですので､お仕事をされているところ大変申し訳ありませんが…ここはお引き取り願えますか？
もちろんタダでとは言いません｡……この者を討伐した暁には､報酬金は貴方にお渡ししましょう｡あぁ､信用ならないと思うのでしたら……今ここで､受け取っておきますか？これでも手持ちは多い方でして｣

事情説明を終えた後､申し訳なさそうにこの場を去ってほしいとお願いする｡しかし､これだけでは戦士は退いてくれないだろうと､リリアは懐から財布のようなものを取り出し､中を開けて戦士に対して中身を見せて｡中にはかなりの金額の通貨が入っており､手持ちが多いと言える何よりの証拠になるであろう｡
どうやら､リリアは戦士がこの場を退く気を見せればこの場でお金を渡してくれるらしい｡…ちなみに､彼女が見せた通貨は魔法などで作られた偽物ではなく､れっきとした本物である｡

(/こちらでどのようなお金が使われているか分からなかったので､勝手ですが通貨と表現させていただきました｡財布の中には金貨とか､日本で言う1万円札と同じような価値の物が多く入っていると考えて頂ければ……)


>エマ､カリア､市場ALL
【霧雨魔理沙/ルメンクス(市場)】


魔理沙｢んぉ？何だ､もう解決しそ………おっと､それは……煙…？｣

男性がテレパシーで誰かと話しているのは､こちらからは確認できない｡そのため魔理沙は何も分からないといった様子で男性に尋ねるが……その後､彼の取り出した球体を見て発言を止める｡

しばらく黄緑色の煙が上がる様子を興味深そうに眺めていたが､遠方からこちらにやってくる魔力を探知する｡探知した方向を向いてその正体を探ろうと注意深く見ていると､何かが上空を飛んでいる様子が見えた｡ただ､それが一体何なのかは遠目からなのでよく分からないが｡ともかく､これは伝えて置くべきだろうと考え､方向を示すように指を差しながら2人に声を掛け

魔理沙｢なぁ､向こうから何か近付いている気がするんだが……｣


>主様


(/私個人の意見ですが､失礼します｡気を探る能力は効果範囲をある程度定めれば大丈夫なのではないかと｡かなり遠い場所にいる人の気も感じられる､などは流石に強すぎると思いますが｡
瞬間移動は使用する回数やクールタイムなどの制限を設けて置くべきかと｡でないと､攻撃は瞬間移動で躱せば何とでもなる…という状態になってしまうので｡
あくまで私個人の意見ですので､参考程度にしていただけると幸いです)

(/所属国の記入忘れていましたので、貼り直します）

名前:スレッタ・マーキュリー

作品:水星の魔女（機動戦士ガンダム）

性別:女

年齢:17歳

容姿:褐色肌に太い麻呂眉が特徴的なタヌキ顔。赤毛であり、髪質は癖毛。後ろで2ヶ所束ねており、母からもらった少々古めかしいヘアバンドを着けている。170cmと女性にしては、長身の部類(母親がスレッタ以上の長身である事から遺伝だと思われる)。なおTVガンダムシリーズの10代の主人公内でも公式発表されている中では長身に入る方。

呼び出された国:ルメンクス

備考:アスティカシア高等専門学園のパイロット科2年生で内向的でいわゆるコミュ障な少女。初対面の相手や高圧的だったり怖い態度の人物に対してはどもったり焦って言葉をつまらせることが多々有り、時には物陰にとっさに隠れたり顔を手で隠したりなど明らかに対人経験が非常に浅いことを示している、その反面正義感が強く先に挙げた彼女の不得意とするような人物に対しても間違いを正すために立ち向かう（言葉をつまらせたり、変な動きで止めに入ることが多い為に大丈夫な訳では無い）ことも多い、その際に口喧嘩になると無意識に相手の神経を逆撫でしたり核心を突く発言をしたりすることが多いため口喧嘩はそこそこ強かったりする。

性格的に、非常に天然で非常識なところがあり自分を必要としてくれる相手にとことんまで認められようと、頼ろうと必死になる姿は幼児のような印象を受けることも。
そんな彼女の乗るMS（モビルスーツ）は「エアリアル」、GUNDフォーマットを用いたGUND-ARM、所謂ガンダムであり、彼女の世界では「使用者の命を蝕む禁忌」とされる機体だが、彼女はその例から逸脱しておりいくら力を引き出そうとも（いまのところ）なんの影響も受けていない。

ＭＳ詳細

【エアリアル】
ベネリットグループ所属であり水星の弱小企業であるシン・セー社が製造したとされるＭＳ（モビルスーツ）であり「ＡＥＲＩＡＬ」のコードネームを持つ。
ＧＵＮＤ-ＡＲＭと呼ばれる特殊なＭＳでありＧＵＮＤフォーマットを搭載した機体となっている、その特性から「人の命を奪うモビルスーツ」と呼ばれ、製造した技術者やパイロットなどは「魔女」と呼ばれることもある。
他企業のMSと同規格の構造を持つため、GUNDフォーマットを施していない者でも扱うことのできる機体だが、機体の性能をフルに引き出す事は不可能。
パイロットと機体間で膨大な情報処理を可能とするシェルユニットと呼ばれる制御端末を搭載しており、GUNDフォーマットの稼働レベルが一定になることで発光する。パーメット流入値は基準を超えているものの、ガンダム最大の懸念点であるデータストーム（処理できる情報量が破綻することでパイロットが死亡または命の危機にかかわる減少）は検出されないという点から、グループ内でも他企業の興味を引いている。
「既存のモビルスーツと一致しない独自の姿勢制御パターン」「駆動システムに対してあまりに有機的な反応性」が特徴として挙げられており、従来のGUNDフォーマットであれば即死級のデータストームを生み出すレベルの挙動を実現している事から人機一体とも評される。

武装

ビームライフル
バックパックに携行している基本的な射撃武器。ライフル自体にスラスターが組み込まれており、使用時は自動で背部から離脱、自立飛行により右手に収まる。銃身が短めの開放型バレルを採用しており、前部から銃剣のようなビームブレイドを展開可能な他、ビットステイヴを接続したロングバレル化による高火力射撃も可能。
頭部バルカン砲
ガンダムにしては珍しく、頭部ブレードアンテナよりも上側に装備されたビームバルカン。大抵は苦し紛れの牽制に用いられる。
近年のアナザーガンダム（ニュージェネレーションガンダム）では頭部バルカン砲自体がオミットされるケースも多く、ルブリスともども久々の装備である。
ビームサーベル
背部バックパックに2基が備わっており、グリップ部のセンサーと連動してビーム刃を発生させる。ビームの色は青緑。フライトユニット装着時はバックパックとの交換のため、フライトユニットのラック部分に格納される。
エスカッシャン / Escutcheon
GUNDフォーマットによって真価を発揮する次世代群体遠隔操作兵器システム。対外的には新技術によって制御される「ドローン」と紹介される。ガンビットの一種であるビットステイヴ11基をメインに構成されており、スレッタはビット一式をまとめて「みんな」と呼んでいる。
全ビットが自律飛行・ビーム射撃機能を有しており、11条のビームによるオールレンジ攻撃で瞬く間に相手を無力化する規格外の戦術をとるほか、合体させて「コンポジットガンビットシールド」を形成する事で強固な防御力を発揮する。防御の際にはビームを遮断するフィールドのようなものを発生させており、ルブリスのものと同様に非結合状態においてもビームに対して一定の防御性能を持つ。
ビット兵器としては歴代シリーズを見渡しても破格の性能を誇り、有重力下かつ特殊な粒子の補助が無くても問題なく使用可能で、射程距離が長い上に威力・精密性共に高く、決闘用の弱装出力でも一瞬でモビルスーツの装甲を切り刻むだけの破壊力を持つ。内包されるエネルギー量も多いのか活動時間も長めである。
普段は機体各所に装甲のようにビットを装着する「ビットオンフォーム」でエネルギー供給を行いつつ、ビットのスラスターとシールドにより機体全体の機動性と防御能力を向上させることが可能。
決闘中に本システムと対峙した際に小さな少女が笑う幻影を見た者もおり、そもそもGUNDフォーマットの範疇に収まる技術なのかも不明瞭である。
ミラソウル社製フライトユニット
背面に装着するオプション装備。詳細はリンク先へ。
ビットジャック（仮称）
ファラクト戦終盤において見せた機能。エアリアルの頭部センサー中央が発光した後に機体から衝撃波のようなものが発生、これを受けたファラクトのビットは即座に停止し、以降ファラクトのコントロールを受け付けなくなってしまった。また、衝撃波をファラクト本体が受けた際にはエランが苦しむ素振りを見せており、パイロットにも何らかの作用がある模様。
アンチドート・オーバーライド（仮称）
グラスレー寮との集団戦で発動した機能。機体各所のシェルユニットが青く発光し、GUNDフォーマットのリンクを阻害する「アンチドート」を無効化する。このときのスレッタは、自分以外の誰かと会話しながら凄まじい戦闘起動を見せつけていることから、エアリアル自体に意思があるのではないかという疑惑をさらに濃いものとしている。
過去の戦闘でGUNDフォーマットの脆弱性を痛感しているプロスペラが十数年もの歳月を経て何の対策も講じていないとは考え難いので、むしろエアリアルに対アンチドート機能が施されているのは当然と言えるが、技術等の詳細は一期時点では不明。

制限→エアリアルは共に異世界入りしているものの修理やエネルギー確保が困難である

名前: セル
作品: ドラゴンボール
性別: 男
年齢: (卵から孵化してからの計算で)4歳
容姿: (ここでは完全体のみ登場する)
身体はプレートアーマーのような緑色に黒い斑点の付いた外骨格で覆われている。顔や首回り、手などは人間の皮膚に近い構造。背中に虫のような羽がついている。
呼び出された国: テネリタス
備考:ドクター・ゲロのコンピュータが作り出した、未来の世界の人造人間。 孫悟空、ベジータ、ピッコロ、フリーザ、コルド大王と、数種の生物の細胞を組み合わせて造り出された。
内に取り込んだサイヤ人の細胞がそうさせるのか強敵との戦いを渇望し、セルゲームを開催して戦士たちとの戦いを楽しもうとした。
孫悟空達を圧倒するパワーを持つが、後に孫悟飯によって倒される。

制限→全体的なステータスを少し下げる。
(例:破壊能力…木を木っ端微塵→葉を無くす程度)
再生能力は使えないものとする。
気を探る能力を、半径1kmに定める。
瞬間移動の可能距離も同等、また、5分時間を空けないと使えないものとする。

【いただいた意見を参考に制限をつけました！距離についてはちょっと不安なところあるので、異議がありましたらご指摘願います(汗)】

>50
【確認できましたので、参加許可します！】

>ALL様
【ほかの方に対する返信はもう少しお待ちください…】

>カリア、魔理沙

【エマ・ルメンクス(変装)/ルメンクス(市場)】

「え？それってどういう……」

説明の途中、男性がしばらく黙り込んでいたかと思えば、協力が必要ないかと言われ、小首を傾げるエマ。すると、彼はなにやら小さな球体を取り出し、そこからなにやら煙を出しはじめた。エマはキョトン、とした様子で、呆然と煙を見つめている。
すると、魔法使いの少女から、なにかちかづいていると言われ、はっ、と我に返りながら、指を指した方を見上げた。

「……あれは、一体…？」

>シグキン、バチキン

【セル/テネリタス(森)】

「シグキンにバチキンか…ふ、私にはこの程度、造作もないことだ」

自己紹介をする2人の名前を復唱した後、褒めるふたりの言葉に満更でもない表情を見せる。
さて、早速人のいる場所を探ろうと、目を伏せて神経を集中させるセルだったが……。

「……む？」

(……おかしい、1km以上の気が探れん。先程のスピードの違和感といい……まさか、この私の能力が低下してる……？蘇った反動か、他の要因があるのか…)

いつもであれば、どれほど遠い距離の気もさぐれるはずだが、1km以上の気の反応がわからなくなってしまった。ふと、先程飛んだ際に、いつも以上のスピードが出なかったことを思い出す。先程は気のせいかと思っていたが、もしやなんらかの原因で、自分の能力が下がってしまったのではないか？
予想外の事態に、セルは一瞬焦った様子を見せるが、すぐに平然を取り戻した。

(……いや、今は1km以内の人の気配がわかれば十分だ。能力低下の原因は、森が出たあとにゆっくり探せばいい……)

そう思い直せば、シグキンとバチキンの方に向き直り、指を指しながら説明した。

「……西に約800メートル、徒歩10分ほど歩いた場所に、人の気配が多数感じられる。町か何かだろう」

そう説明した後、セルは2人に手を差し伸べた。

「瞬間移動で移動する。私に掴まれ」

【それほど忠実であるか分かりませんが、そう言っていただけて幸いです…！そちらの向上心にも尊敬致します…！】

>リリア、ALL
【カプチーノ・ベーカー/テネリタス(広場)】

自分の話の邪魔をされたと、不機嫌な様子で女性を見る自称戦士の人間だったが、彼女が同業者……魔物退治の戦士だとわかれば、その目の色は変わる。
そして、彼女の話を聞き、彼女が見せてきたお金を見れば、たちまち人間は、先程とは打って変わって、上機嫌な表情へ変わった。

自称戦士の人間「しょうがねえな～！嬢ちゃんにそこまで言われりゃあ、ここは引いてやるよ。その変わり、金は今この場でいただくぜ？」

金に目がくらみ、へっへっへと下品な笑みを浮かべながら女性の持つ金を見つめる男。
一方カプチーノは、2人がどんな話をしてるかわからないまま、きょとんとした表情をしていた。

【ありがとうございます！一応こちらの世界のお金は、金貨などを想定してましたが、説明不足ですいません！後ほど付け加えておきます！】

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(市場)】

「(心※“念話”…やっぱり魔法を使い慣れてる)…あそこね、わかった。」

―視界に映る黄緑色の煙――其処に嬉しげに指を差す背中の少女((夏菜子)の言葉にこくりと頷くと、そっと今居る建物の屋上から市場に静かに飛び降りて着地、そのまま人波を掻き分けて三人の元へと向かい――背負っていた少女((夏菜子)をその(お父さん)らしき彼(カリア)の眼前で下ろして。

「――この辺りはまだ治安が良いから大丈夫かもしれないけど、危ない事も在るかも知れないから一緒に居てあげて下さい。きみもお父さんから勝手に離れちゃだめ…これからは気をつけて、元気でね。」

無論、本人(カリア)からしてみれば釈迦に説法な言葉かも知れないがこの親子の事情の詳細を知らない異邦の人造ウィッチはそう口にして

端の何かしら空の方を気に掛けている様子の如何にも魔女や魔法使いな感じの容姿の彼女(魔理沙)と、迷子探しに手を貸そうとしていた女性(エマ)にも軽く会釈をして、そのまま踵を返してその場を立ち去ろうとする

＞夏菜子、カリア、エマ、魔理沙、市場ALL

【光ノ国_ルメンクス〈市場〉［夏菜子、カリア］】

>アルファ06|エマ|魔理沙|市場ALL

夏菜子「お父さん！！」

カリア「夏菜子！よかった…！！！」

屋上から降り、人波を掻き分け、父親達の姿を見つけると、目を輝かせ、貴方に下されるとすぐさまカリアに抱きつく__やっと会えた、不安が消えて喜びに満ちたにこにこ笑顔の表情で精一杯抱きしめる。

カリアの方もかなり安堵した様子で優しく彼女を抱きしめる。心配でいっぱいだったが、どうにか合流できてよかった、と涙を一粒零しつつ、夏菜子を連れてきてくれたであろう恩人__貴方に対して御礼をする。

カリア「本当にありがとうございました！！娘を助けて頂いて、何とお礼をすればいいか…！」

と、深々と頭を下げる。また、貴方の発言に対して苦い表情をしながら「ごもっともだな…」と反省している様子で「はい…気を付けます…」と、少し複雑な表情を浮かべつつも話す。ぞして、夏菜子の方も貴方に勝手に離れちゃだめ、と言われて「はーい！」と、元気そうな返事をする。

カリア「お父さんも悪かったけど、夏菜子も…気持ちは、わかるけど、絶対にお父さんから離れないでほしいな。
居なくなったり、もし何かあったりしたら、お父さん悲しいから。次からは、何かあったら、ちゃんとお父さんのこと呼んで。わかった？」

夏菜子「…ごめんなさい。」

カリアは夏菜子自身が自分を呼び止めず勝手に一人で行ってしまった理由を大方把握していた。ただでさえ留まりたくもないであろう場所から逃げ出したかったのだろう。「人が怖い」から。

それでも、勝手に一人に行って欲しくなかったし、見つかるまで凄く不安だった自分が居た。

その為、ちゃんと思いを伝えないとな、と思い目線をあわせるために屈んだ後夏菜子の目を見て、
真剣な表情で話す。次からは何かあったらちゃんと呼んでほしい、と優しすぎず、厳しすぎず。しっかり物事を教育するような、そんな「親」としての真面目なトーンで、伝えたい事をしっかり伝えた。

夏菜子もそんな想いを受け取ったのか、かなり申し訳さそうな表情をしていた。彼女にも思うところがあったんだろう。

「わかってくれたなら良いんだよ」と、優しく彼女の頭を撫でる。夏菜子はすぐ嬉しそうな表情になり、気持ちよさそうにしている。

カリア「反省してるのか～？ww」

夏菜子「してるもーん！」

カリア「ははは、冗談だよw反省してるならいいよ！」

少しからかいを入れて娘の頭をわしゃわしゃ撫で、夏菜子は小さな頬を膨らませてしてるもん、と少し怒り気味で話す。その様子に安心感を覚えつつ、冗談だと言って彼女の頬をさすり、立ち上がる。

娘を助けてくれた恩人である貴方に何か御礼は出来ないかとカリアは考えたが、現時点では持ち合わせが殆どない。仕方がないか、と諦めつつも立ち去ろうとする貴方に対して「ありがとうございました」と改めて御礼をいいながら手を振り、夏菜子もそれに続いて「ばいばーい！」と手を振っていたが_

カリアに「ありがとうございましたは？」と言われると夏菜子ははわわ、とやや慌てながら「ありがとうございました！」と言ってぺこっとお辞儀をして。

【闇ノ国_テネリタス〈森〉［シグキン、バチキン］】

>セル、森ALL

シグキン「他にも色々出来そうだな、コイツ…」

バチキン「そういえば、町かなんかに行ったらどーするバチ？」

シグキン「ん？ああ、そーだな…まあそこも追々相談だろ。とりあえずまずは行ってねぇとわかんねぇよ。」

シグキンは何となく気を探る以外にも色々出来そうな気がする、と推測しつつ相手の行動が終わるのをじっと待っていると、バチキンが今後について話す。

町かなんかについたらまずはこの世界についての情報を知る必要がありそうだな、と考えたが、セルがどうしたいかにもよるため、そこら辺は追々相談して決めるだろうという旨のことを話し、まずは行って見ないとわからない、と述べた後に貴方の説明を聞き、掴まれ、と言われると両者とも驚きつつ承諾する。

シグキン「お、徒歩10分か…え、お前瞬間移動できんの…？？めちゃくちゃ便利じゃねーか。乗るわ。」

バチキン「セルはすごいバチね！！私も失礼するバチ～。」

と、二人とも貴方を掴んで行動を待っている様子で。

>カプチーノ
【リリア・テネリタス(変装)/テネリタス(広場)】


リリア｢えぇ､構いませんよ｡……あぁ､すみません｡そこのお方､もう少しだけ…待っていただけますか？｣

ローブのお陰で素顔は完全には見えないものの､彼女は口元を緩ませ笑顔で答える｡しかし､あっさりと金に目がくらむ戦士に対して内心呆れつつあった

……と､先程からぽかんとした獣人を見れば置いてけぼりにしてしまったことに気付き､謝罪も交えながら話が終わるまで少し待つようお願いして

(/了解しました､ありがとうございます…！)


>エマ､カリア､夏菜子､アルファ06､市場ALL
【霧雨魔理沙/ルメンクス(市場)】


魔理沙｢……どうやら､私達が手を貸さなくても大丈夫だったみたいだな｡とりあえず､これで一件落着ってところか｣

親子の再会を近くで見守っていた魔理沙は､事が無事に解決したことに安堵し､こちらに会釈した少女(アルファ06)に対して｢サンキューな｣と笑顔で軽くお礼を伝え､この場を去ろうとしている彼女を見送ろうとする｡

………しかし､少女(アルファ06)に対して魔理沙は彼女を引き止めるべきか､目の前の親子にも話を詳しく聞いておくべきか悩んでいた｡というのも､先程までの彼らの行動や魔力を感じるから他の一般人(ルメンクスの一般市民)と感じたからだ｡先程まで幼い娘を抱えて空を飛んでいた少女､小さな身体に魔力を秘めた娘､魔法道具のようなものを使いトラブルを解決に導いた男性｡一人で市場を彷徨っていた時には全く感じられなかったものだ｡
＿＿＿もしかすると､彼女達は自分と同じ境遇にいるのかもしれない｡

そう考えた時には､既に身体が動いていた｡まずは､あの少女(アルファ06)を引き止めなくては｡お礼を告げる親子の横を通り過ぎ､少女の元へと向かい､引き止めようとする｡

魔理沙｢ちょっと待ってくれ､聞きたいことがある｡………お前､どうやって父親の居場所を突き止めたんだ？私はさっきからあの父親(カリア)と一緒にいたが､つい先程はぐれたばかりのようだったぜ？｣

(/とりあえず引き止めてみましたが､気に入らなければ変更しますのでその際はお申し付けください…！)

>カリア、菜々子、魔理沙、アルファ06

【エマ・ルメンクス(変装)/ルメンクス(市場)】

「……良かった。無事に再会できたみたいですね…」

しばらくして、男性の娘らしき幼い少女が、人並みをかき分けて、ひとりの少女に背負われて、こちらにやってきた。
少女に下ろしてもらった娘は、父親に抱きつき、父親のほうも、娘を優しく抱きしめた。
その後、「お父さんから離れないでほしい。次からは何かあったらちゃんとお父さんを呼んで」と、真面目なトーンで娘に注意する父の姿、その後に頭を撫でる父の手を嬉しそうに受ける娘の姿を見て、親子らしいやりとりに思わず和んでしまう。

しかし、はっ、と我に帰れば、こちらに対して会釈する女性に、慌てて頭を下げる。
その後、ようやく異世界人と思わしき者たちに話しかけようとするが……。
魔法使いのような少女が、去ろうとした少女を引き止めた。「どうやっての居場所を突き止めたんだ？」と。
それを聞いたエマはハッとする。てっきり彼女はルメンクスの民と思っていたが、もしかしたら……。
自分も思わず、少女たちに駆け寄り、声をかけていた。

「すいません、もしやあなた方は異世界からきた方々では？」

>シグキン、バチキン

【セル/テネリタス(森→住宅地)】

瞬間移動すると言えば、シグキンとバチキンに驚かれつつもすごい、と言われるセル。それを聞き、セルはあることを思い出していた。
セルは最初から瞬間移動が使えた訳ではなく、ある人物から学んだものだった。それは、セルが復讐したい人物のうちの1人だった。

(孫悟空……。この能力を得る機会を与えてくれたことは感謝しているが、お前とお前の息子への恨みはいまでも忘れていない……。力を取り戻したらすぐにでも貴様らを血祭りにあげてやる…！)

心の内に改めて憎い相手への復讐を誓いつつ、セルは意識を集中させ、瞬間移動を発動させた。次の瞬間、セル、シグキン、バチキンの姿は、その場から消えていた。



「……どうやら、無事に成功したらしいな」

視界にうつる風景が、木々がに囲まれた森から、住宅が並んでる町並を見て、瞬間移動が成功したと確信しながら呟く。
2人から手を離せば、セルは、2人に呼びかけた。

「……私はこの町の情報、それから少し調べたいことがあるのだが…お前たちはどうする？」

>リリア

【カプチーノ・ベーカー/テネリタス(広場)】

カプチーノ「は、はぁ、いいっすけど……」

不意にローブの女性から、謝罪を交えつつも少し待つように言われて、少々戸惑いつつも、構わないと頷くカプチーノ。
面倒事はごめんだが、この少女は何故だか信用できそうだと判断し、そのまま会話が終わるのを待ち。

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(市場)】

――少しだけ眩しく感じる。親子のやり取りを傍目にして人造魔女は思う。

人類の矛であり盾であれと造り出された存在としては決して手に入れられないモノ、常闇の生きるか死ぬかの地獄の様な戦場で――背後に控え逃げ惑うモノの為に戦う事こそが存在意義なのだからああいうモノを死力を尽くして守る事こそが己の様な存在にとっての冥利なのだと…

それでも、そんな“温かみ”に惹かれる事もある―そんな感慨もまた数少ない兵器である自分の(人間味)の様なモノなのだろうかとほんの少し自嘲気味に思う。

「――索敵魔術の戦術応用、でもそれよりあの子(夏菜子)が強く彼(カリア)の事を想ったから早く見つけられた。…恐らくわたしは貴女(魔理沙)やあの子(夏菜子)の同類(魔女・魔法使い・魔術師)、出自はかなり異なるだろうけれど」

呼び止めてきた少女(魔理沙)の質問に襤褸切れを頭から羽織った人造魔女(アルファ06)はそう答え…続けて何かしら気に掛かる事が在ったらしき女性(エマ)が興味深い事を訊ねて来る。

曰く(異世界からきた方々なのか?)と

「！…ええ、作戦行動中に此処(ルメンクス)へ飛ばされて来ました。――何か御存知なのですか？」

＞エマ、魔理沙、夏菜子、カリア、市場ALL

(/こんばんは、参加希望ですが設定投下してもよろしいでしょうか？)

>60

【大丈夫ですよ！プロフ投下、お待ちしております！】