【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常＋戦闘＋探索】

>リリア、ALL

【カプチーノ・ベーカー/テネリタス(広場)】
自分に絡んできた人間からどうやって逃げようか？そんなふうに考えていると、もう1人のフードをかぶった女性が、自分たちに話しかけてきた。一瞬新手かとカプチーノは思ったが、穏やかな口調から、少なくとも自分に絡んできた人間とは違うと、直ぐに判断できた。
一方、会話を遮られた人間は、面白くなさそうに女性の方を見る。

自称戦士の人間「なにか用かい、お嬢ちゃん？悪いが取り込み中なんでなあ、用なら後にしてくんねえか？」

>カリア、魔理沙

【エマ・ルメンクス/ルメンクス(市場)】

どうやら、目の前の男性は、自分の娘とはぐれてしまったようだ。
はぐれてしまった娘の特徴を聞き、見ませんでしたかと聞かれるも、生憎自分には心当たりはなかった。とはいえ、娘のことを心配するあまり、あたふたする男性の姿を見て、さすがにほうってはおけないと思い、男性に落ち着かせるように、冷静な口調で声をかける。

「申し訳ありませんが、娘さんらしい女の子は見かけませんでした。ですが、落ち着いてください。私も娘さんを探すのを手伝います。娘さんとはどこまで一緒だったのか、覚えていますか？」

>バチキン、シグキン

【セル/テネリタス(森)】
どうやら、この2人も自分と同じく、目が覚めたらここにいたらしい。宛が外れたか、と肩を竦めていると、2人のうちジト目の方が、自分に一緒に行動しないか？と提案してきた。

(……本当ならば、私がわざわざこのような者の力を借りる必要はないが……ここはあえて、こいつの提案に乗るとしよう)

最強の人造人間故にプライドの高いセルは、最初は協力など必要ないと思ったが、手駒として手元に置いておくのも悪くないと判断し、彼の提案を飲むことにした。

「……いいだろう。ここはひとまず、協力するとしようか。森を出るのであれば、私は生き物の気……エネルギーを探る能力を持っていてね。エネルギー反応の多い場所を辿れば、確実に森を出ることが出来るだろう」

森の中に何時間もいるのは気が狂うと聞けば、自身の気を探る能力について説明し、この能力を使用すれば、森の外へ出られるだろうと提案する。その後、おっと、と思い出したように、セルは声を上げた。

「……そういえば、自己紹介がまだだったな。私の名はセル。ドクターゲロという科学者に作り出された、人造人間だ。よろしく頼むよ」

【セルはプライドが高い悪役故に、少々上から目線な態度が目立つかと思います。マイルドにするようにはしますが、不快に感じられたら申し訳ありません】