語り手(スレ主) 2023-01-19 18:17:24 |
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>カリア、菜々子、魔理沙、アルファ06
【エマ・ルメンクス(変装)/ルメンクス(市場)】
「……良かった。無事に再会できたみたいですね…」
しばらくして、男性の娘らしき幼い少女が、人並みをかき分けて、ひとりの少女に背負われて、こちらにやってきた。
少女に下ろしてもらった娘は、父親に抱きつき、父親のほうも、娘を優しく抱きしめた。
その後、「お父さんから離れないでほしい。次からは何かあったらちゃんとお父さんを呼んで」と、真面目なトーンで娘に注意する父の姿、その後に頭を撫でる父の手を嬉しそうに受ける娘の姿を見て、親子らしいやりとりに思わず和んでしまう。
しかし、はっ、と我に帰れば、こちらに対して会釈する女性に、慌てて頭を下げる。
その後、ようやく異世界人と思わしき者たちに話しかけようとするが……。
魔法使いのような少女が、去ろうとした少女を引き止めた。「どうやっての居場所を突き止めたんだ?」と。
それを聞いたエマはハッとする。てっきり彼女はルメンクスの民と思っていたが、もしかしたら……。
自分も思わず、少女たちに駆け寄り、声をかけていた。
「すいません、もしやあなた方は異世界からきた方々では?」
>シグキン、バチキン
【セル/テネリタス(森→住宅地)】
瞬間移動すると言えば、シグキンとバチキンに驚かれつつもすごい、と言われるセル。それを聞き、セルはあることを思い出していた。
セルは最初から瞬間移動が使えた訳ではなく、ある人物から学んだものだった。それは、セルが復讐したい人物のうちの1人だった。
(孫悟空……。この能力を得る機会を与えてくれたことは感謝しているが、お前とお前の息子への恨みはいまでも忘れていない……。力を取り戻したらすぐにでも貴様らを血祭りにあげてやる…!)
心の内に改めて憎い相手への復讐を誓いつつ、セルは意識を集中させ、瞬間移動を発動させた。次の瞬間、セル、シグキン、バチキンの姿は、その場から消えていた。
「……どうやら、無事に成功したらしいな」
視界にうつる風景が、木々がに囲まれた森から、住宅が並んでる町並を見て、瞬間移動が成功したと確信しながら呟く。
2人から手を離せば、セルは、2人に呼びかけた。
「……私はこの町の情報、それから少し調べたいことがあるのだが…お前たちはどうする?」
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