【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常＋戦闘＋探索】

>カリア、魔理沙

【エマ・ルメンクス(変装)/ルメンクス(市場)】

「え？それってどういう……」

説明の途中、男性がしばらく黙り込んでいたかと思えば、協力が必要ないかと言われ、小首を傾げるエマ。すると、彼はなにやら小さな球体を取り出し、そこからなにやら煙を出しはじめた。エマはキョトン、とした様子で、呆然と煙を見つめている。
すると、魔法使いの少女から、なにかちかづいていると言われ、はっ、と我に返りながら、指を指した方を見上げた。

「……あれは、一体…？」

>シグキン、バチキン

【セル/テネリタス(森)】

「シグキンにバチキンか…ふ、私にはこの程度、造作もないことだ」

自己紹介をする2人の名前を復唱した後、褒めるふたりの言葉に満更でもない表情を見せる。
さて、早速人のいる場所を探ろうと、目を伏せて神経を集中させるセルだったが……。

「……む？」

(……おかしい、1km以上の気が探れん。先程のスピードの違和感といい……まさか、この私の能力が低下してる……？蘇った反動か、他の要因があるのか…)

いつもであれば、どれほど遠い距離の気もさぐれるはずだが、1km以上の気の反応がわからなくなってしまった。ふと、先程飛んだ際に、いつも以上のスピードが出なかったことを思い出す。先程は気のせいかと思っていたが、もしやなんらかの原因で、自分の能力が下がってしまったのではないか？
予想外の事態に、セルは一瞬焦った様子を見せるが、すぐに平然を取り戻した。

(……いや、今は1km以内の人の気配がわかれば十分だ。能力低下の原因は、森が出たあとにゆっくり探せばいい……)

そう思い直せば、シグキンとバチキンの方に向き直り、指を指しながら説明した。

「……西に約800メートル、徒歩10分ほど歩いた場所に、人の気配が多数感じられる。町か何かだろう」

そう説明した後、セルは2人に手を差し伸べた。

「瞬間移動で移動する。私に掴まれ」

【それほど忠実であるか分かりませんが、そう言っていただけて幸いです…！そちらの向上心にも尊敬致します…！】

>リリア、ALL
【カプチーノ・ベーカー/テネリタス(広場)】

自分の話の邪魔をされたと、不機嫌な様子で女性を見る自称戦士の人間だったが、彼女が同業者……魔物退治の戦士だとわかれば、その目の色は変わる。
そして、彼女の話を聞き、彼女が見せてきたお金を見れば、たちまち人間は、先程とは打って変わって、上機嫌な表情へ変わった。

自称戦士の人間「しょうがねえな～！嬢ちゃんにそこまで言われりゃあ、ここは引いてやるよ。その変わり、金は今この場でいただくぜ？」

金に目がくらみ、へっへっへと下品な笑みを浮かべながら女性の持つ金を見つめる男。
一方カプチーノは、2人がどんな話をしてるかわからないまま、きょとんとした表情をしていた。

【ありがとうございます！一応こちらの世界のお金は、金貨などを想定してましたが、説明不足ですいません！後ほど付け加えておきます！】