【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常+戦闘+探索】

【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常+戦闘+探索】

語り手(スレ主)  2023-01-19 18:17:24 
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【(注)スレ主は久々に凝ったスレを立てるので、間違いなどがあるかもしれません。違和感があった際は、遠慮なくご指摘をお願いします。】

どこかの世界、対立しているふたつの国があった。
ひとつはルメンクス。神の御加護を受けたと言われている姫君が治める、光ノ国と呼ばれる美しい国である。
もうひとつは、テネリタス。千年以上生きた魔王が治める、闇ノ国と呼ばれる、その名が表す通り、闇で覆われた恐ろしい国である。
ルメンクスが人間が暮らす国に対して、テネリタスは魔物のみが存在する国であり、人間と魔物の戦争は、長期に渡って続いた。その分両国共に多大なる犠牲が出たが、100年以上経ち、戦争はようやく治まった。ただ、対立はなくなった訳ではなく、テネリタスの魔物がルメンクスの民を襲い、逆にルメンクスの民がテネリタスの魔物を退治するという事例が多く出た。
この問題を解決すべく、ルメンクスの姫は、魔道士にこう申し付けた。

「異世界から、我が国を助けてくれる者を呼んで欲しい」

同じ頃、テネリタスの魔王も、自分の国の魔道士に同じ命令を下した。

光ノ国と闇ノ国にそれぞれ呼び出された異世界の訪問者たちは、それぞれどんな道を歩むのか?
訪れた世界を探索して楽しむか、元の世界へ戻る方法を探すか、敵国の者に攻撃を仕掛けるか…それは、訪問者たちの自由である。

>1国の説明
>2募集する役割
>3ルール
>4プロフ
>5建物の説明

>開始までレス禁。

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  • No.21 by リリア・テネリタス(魔王)/霧雨魔理沙  2023-01-20 20:35:22 

>主様、all


(/私の方も特に問題はありません。私自身浮上率が低い時もあると思いますが、皆様どうぞよろしくお願い致します!)

  • No.22 by 語り手(スレ主)  2023-01-20 21:18:55 

>19
【参加希望ありがとうございます!確認しました!不備はなかったので、参加許可します!細かいところまでありがとうございます!】

>ALL
【大丈夫という意見が出ましたので、次から開始致します!】

  • No.23 by 名無しさん  2023-01-20 21:45:36 

【参加希望です!】

☆訪問者側
名前: 原田左之助(はらださのすけ)
作品: 薄桜鬼
性別: 男
年齢: 23歳
容姿:赤髪に金色の瞳。(ゲームやアニメでは服装が少し変わるため、検索してくれれば)
呼び出された国: ルメンクス
備考:新選組十番組組長で槍の名手。大雑把で人情に厚く、義理堅い性格。察しの良い一面も見せることも。

☆訪問者側(版権・版権オリ)
名前:小鳥遊月愛(たかなしるあ)
作品:薄桜鬼(版権オリ)
性別:女
年齢:22歳
容姿:金髪で腰までのロングでポニテにしている。瞳の色は青色。藍色と白の袴を着ている。
刀を差している
呼び出された国:ルメンクス
備考:新選組十番組副組長。
よく左之助と一緒にいることがある。
性格は明るくて優しい

名前:沖田総司(おきたそうじ)
作品:薄桜鬼
性別:男
年齢:21歳
容姿:茶色の髪と緑の色の瞳。(あとは原作通り)
呼び出された国:ルメンクス
備考:一番組組長で天才的な剣士。普段は飄々としていて冗談なのか本気なのかわからない口調をしています。近藤勇を心から尊敬している一途な性格。

【/とりあえずこの3人で…!キャラの容姿とかは検索してくれれば。説明が難しいので…!不備があればなんなりと!】

  • No.25 by 語り手(スレ主)  2023-01-21 11:11:43 

>24
【参加希望ありがとうございます!不備はないので、参加許可します!】

>ALL様

【おまたせしました!これより本編を開始致します!
こちら、低浮上である上に拙い部分もある故、ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします!
こちらの絡み文に絡むなり、ご自由に絡み文を投下するなりしてください!こちらは最初、エマとセルのみ登場させますが、後に他の3人も動かします。】

>ALL
【エマ・ルメンクス(変装)/ルメンクス(教会→市場)】

「……どうか、我が国に光ある未来があらんことを」

教会の中で手を合わせ、祈りを捧げる、腰まで長い金髪を持つ、眼鏡をかけた少女。彼女の名はエマ・ルメンクス。18という若さでルメンクスを治める姫である。
普段は城の中にいる姫だが、町の様子を見たり日課であるお祈りを行うために、こうしてお忍びで城の外にでている。彼女は普段、城の中では姫らしい豪華な橙のドレスやアクセサリーをみにつけているが、さすがに町中に姫が堂々と歩くと騒ぎになるので、敢えて庶民的な格好をしているのだ。

さて、祈りを終えた彼女は、教会を出て、市場へと向かった。市場では、生き生きとした商人や御客で溢れかえっている。その様子に笑みを浮かべるエマ。

「……時折、魔物が人々を襲うという物騒な話を聞いておりますが、今日は何事もないようで、少々安心しました…さてと、何か軽く食べるものを探しましょうか…」

市場から漂う美味しい匂いにつられたエマは、そんな独り言をこぼしなから、市場を歩き回り始めた。

>ALL

【セル/テネリタス(森)】

闇ノ国と呼ばれるテネリタスに存在する森の中、気を失って倒れている男がいた。その男は、顔は人間に近いものだが、身体が斑点模様のある緑の外骨格に覆われており、背中には黒い虫のような羽が生え、化け物に近しい見た目をしていた。

「う、うぅ……」

やがて、その男は呻き声をあげて目を覚ます。上半身を起こした男は、見慣れない景色に目を見開き、辺りを見回した。

「……ここは、どこだ?私は地獄にいたはず……生き返った……のか?」

自分の手のひらを見つめ、しばし呆然としていた男だったが、やがて、口元を吊り上がらせ、くくく、と笑い始めた。

「どういうわけか知らんが、生き返ったのなら好都合……今こそ、孫親子に復讐をしてやる……!……まずは、ここがどこなのかを調べんとな」

そう呟いた男……セルは立ち上がると、ふわり、と体を宙にうかせ、そのままジェット機のように勢いよく前進しはじめた……が、ここでセルはある違和感に気づいた。

(……?気のせいか?以前にまして、スピードが落ちているような……)

そんなことを考えながら、セルは森の中を飛び続けた。

  • No.26 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 13:49:50 

>All (/本編が開始されましたので私も絡み文で絡まさせていただきます!!一旦区切りをつける為、この文を投稿次第光国組の絡み文を提出させていただきます。)

>セル

【闇ノ国_テネリタス〈森〉[シグキン/バチキン]】

__森の、中心部。どうやらここにも召喚された迷い人(?)がいるようだ。
気配を感じて警戒するように、森はざわざわと風に揺れながら音を立てていた。

緑に溢れる木々の下、白くてのっぺりとした身体つきの、奇妙な生物が2人、地面に転がっていた。

{__ああ…憎い…お前が、憎い…!!!}

シグキン「…っっ!!」

自分の過去を反射的に見ている形ではある為、酷い悪夢、というほどではないが。
気味の悪い夢を見て反射的に目を覚ます。

とはいえ、不眠の自分が眠れたのは珍しいことだな…と、しみじみ感じながらふと違和感を感じて目をよく擦ると__木々が生えている。森だろうか?

まさか。

昨日はちゃんと家に帰って寝たはずだし、森に行く理由がない。記憶が正しければ、昨日はいつも通りバチキンや他の仲間とワイワイ騒いで、パシリをこなし、暇な時は金を稼ぎ、鉱石を稼ぎ、釣りをしたり、etc…な、ことはたまにしかしていないが、いつも通り再建の手伝いや、ごろごろ家の中でのんびり過ごす日常生活を送っていたはずだ。

なのにどうして…いや、そもそもここはどこだ?まずはそれを知らなくては。

そう思った彼は、身体を起こすと__
コン、と腕に何か当たる感覚がした。

ふと見ると、いつの間にかベッドの横に立てかけておいた自分の武器である大鎌が転がっていた。

シグキン「……どうなってんだ?」

自分の武器がなぜここに、と驚きながら自然と出る声。辺りを見回すと__見慣れた自分と同じ姿の「沼」が、横に寝転がっていた。

バチキン「も~食べられないバチぃ…」

呑気に寝言を発しながらすやすや眠っているのは、自分の相棒である「バチキン」だった。
総本山で共に暮らしている、いろいろと関わりの深い人物。そんな彼女も、この奇妙な森で、自分と同じ状況にあったとは。

…とりあえず、彼女を起こさなくては。そう思ったシグキンはバチキンを軽く揺さぶる。

シグキン「…おい、おい…おいバチキン!起きろ!!」

バチキン「んぇ?」

涎を垂らしながら返事をする。どうやら起きたようだ。
正直なところ少しホッとしたが、問題はまだまだ山積みだ。

バチキン「しぐ、きん…?」

バチキン「ああ、俺だ。大丈夫か?」

念の為バチキンの目の前で軽く手を2、3度振った後、バチキンが起きている間に辺りを見回すことにした。

森。やはり、どこを見ても森しかない。出口なんかねぇよと言わんばかりに辺りは木々で囲まれている。
こりゃ暫くめんどくさいことになるな…と、嫌々そうにはぁ、とため息混じりにそんなことを思う。

バチキン「夢バチか…?どこバチここ。ま、いいや。ぽやしみ~」

シグキン「ちげえよ!!現実だよ!!起きろ!!()」

夢か、と勘違いしたバチキンはそのまま眠ろうとした様子をみたシグキンは夢じゃない、と言って思いっきりバチキンを叩く。

ようやくバチキンが起き上がったようで、痛そうな声を上げながら「何するバチ!!」と顔を歪ませるが、辺りを見回すとその表情はすぐ驚きに変わる。

バチキン「ええええええええええ!?ここどこバチィィィィィィ!?!?」

シグキン「うるせえよ…まあ、驚くのも無理ねぇか。俺もさっき起きたばかりでここがどこだか分からねぇ。」

うるさい、とツッコミながらも驚くのも無理はないかと納得する。こういう状況に慣れているシグキン自身が冷静すぎるだけであって、普通の人からしたら叫んでもおかしくはない場面だ。

ふとバチキンはシグキンの手に持っている鎌を見て珍しそうに呟く。

バチキン「あれ?でもシグキン鎌持ってるバチ?」

シグキン「ああ、まあな。起きたら横にあった。お前もあるか?銃。」

バチキン「えー…っと…あ、あるバチ!でもどうして…?」

と、シグキンが確認を促す。バチキンは自分の身体を触り、横にあったガトリングを拾って装着する。
知らない土地故に警戒しておいた方がいいかもしれないと野生の感を感じたからだ。

それでもバチキンは首を傾げ、どうしてだろうかと不思議そうな顔をする。
シグキンもわからない。まるで武器が必要ですよ、と言わんばかりにおいてある時点で何か面倒なことに巻き込まれたことは確定しているがそれ以降はさっぱりだ。
とはいえ不安にさせたり暴走させたりするわけにはいかないのでシグキンは適当に流し探索を促すことにした。

シグキン「さあな…とりあえずここから出るぞ。他の奴らも一応探しておかないと。」

バチキン「了解バチ!」

そう言ってバチキンはさっさと歩き始め、自分もその後ろにつづいて歩いていく。
木々のざわめきを聴きながら。

シグキン「…(一体、どこの誰がこんな事をしたんだ…?まあ、まずはどうにかして外に出ないと…ん?)」

ふと、足を止めて森の奥を見つめると、何かが飛んでいる。
人間かどうかさえも距離がある為判断しにくい。
魔物か何かか?話が通じるかどうかも疑わしい。

とにかく、バチキンを止めなくてはと咄嗟に声を出す。

シグキン「…!!おい、止まれバチキン!!」

バチキン「え?どうしたバチ?」

シグキン「警戒しろ…奥の方に何かいるぞ!」

バチキン「この森の親玉バチか!?もしかしたら私達を攫いやがった犯人かもしれないバチ!」

シグキン「あ、おい!」

しまった、伝えない方がよかったかとシグキンは心の中で頭を抱える。
彼女は走り出し、シグキンの言っていた方向へ向かっていく。

シグキンはそれを見てまずい、と感じながら「待て!バチキン!止まれって!」と叫びながら急いで彼女を追いかけている様子で。

  • No.27 by 人造ウィッチ  2023-01-21 14:59:19 ID:896f7f474

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(住宅街)】【此方もやや遅めの返信になりがちですが、皆様宜しくお願い致します】

―思ったより早いじゃないか、…“あちら”からも品が届いた旨の連絡は届いてる。確かに依頼は果たした様だな―これは後払い分の報酬だ。それじゃ今後も頼むぞ?(魔女)さんよ。

「はい、こちらこそ今後ともよろしく。」

そんなやり取りをした後満足気に立ち去っていく(依頼人)を見送った後、やや薄汚れた襤褸をフードの様に羽織った一人の黒髪の何処か無機質な雰囲気の少女(アルファ06)は受け取った銀貨の詰まった小袋を懐へ納めて踵を返してこの一見平和そうな古式ゆかしい街並みの住宅街を散歩がてら歩いていく。

「――何時見ても、綺麗」

歩きながら、彼女は見上げた青空に何処か只ならぬ思い入れがある様な含みのあるそんな言葉を漏らす。

(此処)に来てそれなりの日数が経つ。

初めは右も左も分からないが故に戸惑いも面倒事も頻発していたが、やっていく為に色々と模索した
結果として自分の持ち味を生かした(仕事)を手にする事が出来た。

そうして此処での足場を作りながらも目下の最優先事項も変わらない。

どうにかして、己の居た(世界)へと帰還する事…あの永劫の闇夜の(戦い)はまだ終わっていない。

己が生まれながらに課せられた兵としての役割もまた同義…

と、少しばかし歩きながら物思いに耽る

>ALL

  • No.28 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 14:59:34 

【光ノ国_ルメンクス〈市場→住宅街〉[夏菜子]〈市場〉[カリア]】

(/投稿する前に気付きました。
夏菜子ちゃんの容姿載せ忘れてましたすみません!!!(スライディング土下座))

〔容姿:癖毛がつよくやや散り気味のボブ。髪色は綺麗なエメラルドグリーンに近い色をしており、下辺りにつれて水色が強くなっている。整った前髪をしており、左側にハートの髪飾りをつけている。黄色のTシャツには胸元にピンクのリボンがついており、目の色は左目が黄色、右目が緑色のオッドアイ。黄色いスカートを履いており、先端が緑色。虹色の靴下、水色のブーツにはピンクのリボンがついている。〕

〔もっと詳しく容姿を知りたい場合はこちら↓

https://d.kuku.lu/3faa070fc

>ALL

カリア「…ん…んん!?」

目を開けて気がつくと、立ち尽くしていた。

ここはどこだ?昨日まで家にいた筈だが…見知らぬ光景、一体どうしてこんな所に?
動揺しつつもふと耳をすませば騒音が聞こえる。

辺りを見渡すと、少し歩くほどの距離がある賑わった場所を見つめると沢山の人々。

いろんな人たちがあちこち行き来しているようで、物が売られている為市場だろうか?と考えつつも、1番大切な存在である義理の娘、夏菜子の存在を探すと、すぐ近くで倒れている。

心配して駆け寄ると眠っているだけのようだ。ホッと安心しつつも、とりあえず探索する為に起こさなくてはと思い、彼女の身体を優しく揺さぶって起こすことにした。

カリア「夏菜子。起きろ。」

夏菜子「ん~…」

寝ぼけ眼でカリアの顔を見つめる夏菜子。もう朝のようで、でも周りを見ると知らない場所。
また、騒音から近くに人がいることもわかるためか、不安そうな顔をしながら聞いた。

夏菜子「おはようおとうさん…ここどこ…?」

カリア「お父さんも気付いたらここに居たんだ…多分、どこかの町かな。」

夏菜子「…怖い…」

人間に対してトラウマを持っている夏菜子からしたらたまったもんじゃなく、襲われたりするかもしれない、とあの時のことを思い出しながら不安が更に募っていく__
今にも泣き出しそうな恐怖の表情を浮かべており、その様子を見たカリアは夏菜子の頭を撫でながら「大丈夫」と優しい声で諭す。

カリア「お父さんがついてるから大丈夫だ。だが、そうだな…まずは…

相応しい格好におしゃれしないとな。『hair color-change black』!」

__と、呪文を唱えると__夏菜子の頭上に黒色の魔法陣が展開され、そのまま優しい光が夏菜子を包んでいく__数秒も経たないうちに、髪の色が黒色に染まる。夏菜子もその様子ににこにこと嬉しそうだった。

カリア「これでよし、と。さ、手を繋ごう。俺の手を離しちゃダメだぞ?」

夏菜子「うん!」

カリアの差し伸べた手に小さな子供の可愛らしい手が重なる。その姿は、まるで親子のように感じられる。
大きく温かい手に包まれて、先程まで不安に満ちていた夏菜子もやっと安心を取り戻したようで、そのままゆっくりと歩き出す__

市場はよく賑わっており、沢山の人がそれぞれ自分が望むものを買いに来ていた。とはいえ自分達は何かを買うつもりはなく、歩きながら安全な場所を探す。カリアはやや警戒しつつも歩いていたが、「朝からみんなげんきだね~。」と、滅多に見ない物珍しい光景に夏菜子は不思議そうな顔をしていた。

カリア「ここでみんなお買い物をしているのさ。」

夏菜子「わ、ほんとだ!あっちにくだものがある!」

夏菜子は嬉しそうに歩きながら果物を見つめる。
カリアはその果物を見て今後のことについて考えていた__

この世界にも通貨が存在するのだろう、当たり前のこととはいえそれは同時にかなりまずい状況であり、衣食住の確保ができない問題が発生している。

居場所がないとなると、無論野宿は確定だが問題は食糧だ。水さえ持っていない今の状況、このままだと一週間持たずに倒れてしまう為、どこかしらで何か確保しなくてはならない。

最悪の場合、泥棒も__いや、それは余程不味い状況下に置かれた時にしておこう。夏菜子は喜ばないだろうし、自分も心が痛い。そんなことを考えているといつのまにか自分が立ち止まっていたようで、はっと意識を戻す。

カリア「…ああ、ごめん。ちょっと考え事を…夏菜子?
夏菜子!?」

しまった、と頭を抱える。夏菜子は自分が立ち止まっていることに気付かず歩いてしまったのか、姿が綺麗さっぱり無くなってしまった。手の力も自然と弱めていたことにも気付き、なんてバカなことをしてしまったんだ、と焦り出す。人にぶつからないよう走り、名前を呼びながら娘を探す。夏菜子が襲われたら__どうしよう、大変だ…!

カリア「(どうか無事でいてくれ…夏菜子…!)不甲斐ない父でごめんよ…!!」

焦れば焦るほど走る速度が速くなり、周りには気付いていないようで。

〔__一方その頃、夏菜子はというと。〕

夏菜子「ふぇぇええん…おとうさーん…おとうさぁん…!!」

夏菜子もカリアが止まっていることに気づいておらず、自分一人で勝手に歩いてきてしまったようで、気付けば知らない場所に着いてしまった。

わかるのは、家が沢山あることだけ。それ以前にほぼパニック状態である彼女にとって周りを見て考えるなんて不可能に近かった。というより不可能だ。

一人ぼっちの状況に恐怖を感じ、涙を流しながら父を探す。辺りを見渡しても、その姿は見えない。

迷子になってしまったという事実が、冷酷にも現実として自分自身を傷つける。
どうすればいいのかさえ分からず、ただただ歩きながら拭っても拭っても溢れる涙を受け取れきれず、泣くことしかできずにいて。

  • No.29 by 人造ウィッチ  2023-01-21 15:22:33 ID:896f7f474

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(住宅街)】

そんな物思いに耽っている最中、聴こえてくるのは子供の泣き声、それを耳にしてふと我に返った襤褸切れを纏った少女(アルファ06)はタタタタッと少し小走りでその声の出所へ向かう。

「――きみ、どうしたの?お父さんとはぐれたの?」

そう声を掛けながら近付く――特徴的な鮮やかな翠玉色の髪をした自分より小さな子が一人涙を溢れさせながら泣いていて…

しかしながら、やや見た目的に今の彼女(アルファ06)は襤褸切れを纏った如何にもな怪しい手合いにも見えなくない為、正直な処警戒されても仕方が無いとも言えるだろう。

「(心※この子のお父さんを探さないと…)」

そんな考えは露として非ず、当の本人は心配気な様子で目の前の少女(夏菜子)を放って置くという選択肢は最初から無いらしい。


>夏菜子、住宅街ALL

  • No.30 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 16:13:01 

【光ノ国_ルメンクス〈住宅街〉[夏菜子]】

>アルファ06|住宅街ALL

夏菜子「ふぇ…?」

首を傾げて見上げると、襤褸切れを纏った少女に話しかけられ、お父さんとはぐれたのか、と聞かれる。

見た目が怪しいし、人間の見た目をしている為か反射的に一歩後ずさる。誰だろう。ここの人かな。めいわくかな。
そんな単純な思考を巡らせながら考える。どうするべきかを。

無論、父親を見つけるのが最優先である為、知らない人であれ頼るしかない…というのが本音である。
「知らない人には着いて行くなよ」と声をかけてくれた本当の父の言葉と姿を思い出し少し警戒しつつも頷く。

夏菜子「うん…まいご…」

と、涙を拭いながら静かにつぶやいて。

  • No.31 by 霧雨魔理沙  2023-01-21 16:27:11 

>カリア
【霧雨魔理沙/ルメンクス(市場)】


魔理沙「あー…マジでここ何処なんだぜ?明らかに幻想郷では無さそうだし……」

困ったようにため息をつき、多くの人々で賑わう市場の中で一人彷徨い歩く人間がいた。金髪の髪と白黒の魔法使いのような衣服から、人々の中でも一際浮いた存在に見えるかもしれない。

魔理沙「実験の手順を間違えた?いや、仮にそうだとしてもこうはならないか。とにかく、詳しいことはここの住民に聞くしかないか…」

既にここが自分の元いた世界ではないことを察していたのか、何故このような事態が起きてしまったのかを一人で考察しながら市場を歩き回っていた。するとしばらくして、目の前から急スピードで何かが迫っているのを目撃する。

魔理沙「………ん?…って、は?ちょっ、おい!?そこのお前!!そんなスピードで走るなんて正気か!?」

目の前から走って来たのは、何かに焦った様子の1人の男性。幸い、気付くのが早かったため慌てて端に避けたものの衝突は免れる。しかし、男性はこちらに気付かないのかそのまま走り去ろうとするので、咄嗟に大声で呼び止めようとして

(/絡ませていただきました!遅めの返信になるかもしれませんがどうぞよろしくお願い致します!リリアの絡み文もこれから投下しますのでもう少々お待ちください…!)

  • No.32 by リリア・テネリタス  2023-01-21 16:54:32 

>all
【リリア・テネリタス(変装)/テネリタス(広場)】


リリア「………さて、特に問題も無さそうだし…そろそろ城に戻るとしましょう」

そう独り言を呟くのは、黒いローブで姿を隠す1人の女性。その正体は…魔王、リリア・テネリタス。エルフの少女ような見た目に反して、千年以上という長い時を生きる魔王だ。
彼女は定期的に姿を隠してテネリタス国内の見回りを自主的に行っている。見回りの目的は、『異世界人の保護』と『ルメンクスの戦士を追い払う』ためである。

たった今広場の見回りを終えた彼女は特に問題が無いことに安堵し、城へと踵を返す。しかし、最後まで気を抜くことはなく道中で異世界人やルメンクスの戦士が居ないか歩きながら辺りを見回していて。

(/お待たせしました、テネリタスガワのall文を置かせていただきます!お気軽に絡んでいただければと思います…!)

  • No.33 by 人造ウィッチ  2023-01-21 17:21:18 ID:896f7f474

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(住宅街)】

案の上、怪しさ満点の見た目は兎も角無機質な雰囲気な事も含めてやや後ずさる目の前の子(夏菜子)
実際はもっと根深い(人)に対するトラウマから来ているモノではあるが……そんな様子の相手を少女(アルファ06)はハイライトの無い双眸でジッと見つめながらも…

何を思ったのか襤褸切れに隠れて見えなかったこのファンタジックな世界には余りそぐわない濃灰色で統一されたスキンスーツと同色の都市迷彩色のタクティカルグローブ越しの華奢な右手をそっと差し出す。

「そう、ならわたしがお父さんを探してあげる。…きみのお父さんの見た目を思い浮かべながらわたしの手を握ってみて?」

と一つ変わった提案をする。

―魔術や魔法に関しての技能や本質的なセンスを有する者であれば、この無機質な襤褸切れを纏った少女(アルファ06)から微かにその手の(力)を感じる事が出来るかも知れない。

しかし其れは寧ろ目の前の彼女(夏菜子)に関しての方が意外性では当て嵌まるかもしれない。

>夏菜子、住宅街ALL

  • No.34 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 17:24:19 

【光ノ国_ルメンクス〈市場〉[カリア]】

>霧雨魔理沙|市場ALL

カリア「え!?なんて!?って、やべ…!」

咄嗟に声をかけられたことに気づき、急いで止まろうとするが、目の前に物資が入ってあるであろう四角い木箱が迫っている。このままだと止まれたとしてもぶつかることは確実だ、どうにかして避けたい__

仕方がないか、と汗を流してポケットから小さな機械型の青色の球体を取り出して足の下に投げ落とした瞬間魔法陣が展開され、カリアの周りに青いオーラが纏われると、途端に足の速度が遅くなりどうにかぶつからずに済んだようで、息を整えた後に「悪いな…」と呟くと、オーラが消え、球体が現れた後に小さくなり、カリアのポケットの中に入って行く。

そうしてやっとこさトラブルを乗り切り、声を掛けた人はどこにいるのだろうか__と、探そうと思ったが人混みのせいでうまく見つけられず右往左往しているようで。

(/こちらこそよろしくお願いします!私も返信速度がバラバラだし文の作成に時間がかかる故遅い時が多いのでお気になさらず~。)

  • No.35 by 語り手(スレ主)  2023-01-21 17:34:03 

>シグキン、バチキン
【セル/テネリタス(森)】

「……しかし、見渡す限り木ばかりだな…出口はどこに……いっその事、木を全て薙ぎ払った方が早いか……む?」

ブツブツと呟きながら飛び続けていると、何やらこちらに近づくふたつの“気”を感知し、動きを止める。

(……何かが近づいてくる。あまり大した力は感じんが……この辺りの住民であれば、情報を聞き出そうか……)

もし自分に害なす者なら、退ければいいだけのこと。そう思いながらセルは地面に足を着け、こちらに近づく者を腕を組んで待ち。

>カリア、魔理沙
【エマ・ルメンクス/ルメンクス(市場)】

「きゃっ…!?」

何を買おうか悩んでいると、突然若い男性が、猛スピードで自分の横を通り過ぎていった。ただごとではない雰囲気に、男性が走っていた方向を見れば、金髪の魔法使いの格好をした少女が、大声で男性を呼び止めようとしている。

(……まさか、異世界人?)

そう直感した彼女は、話を聞いてみなければ、と魔法使いのような少女に近づき。

(魔理沙さん、カリアさんに絡ませていただきます!)

  • No.36 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 17:38:22 

【光ノ国_ルメンクス〈住宅街〉[夏菜子]】

>アルファ06|住宅街ALL

夏菜子「?んー…わかった…」

変わった提案で少し首を傾げながらも、相手の右手を見て不思議な感覚を覚える。大丈夫かも。
そんなふうに感じ取ったのか、素直に言われた通りにあなたの手を握る。

思い出すべきなのは__今のお父さん。カリアの姿を思い浮かべながら、どうか会えますようにと願いながら小さな手に力を込める。
相手が持つ微かな魔力に反応したのか、黒い髪がやや逆立ち気味になっているが本人は気付いていない。

ただ、親に会える、そんな安堵した柔らかい表情を彼女は浮かべていた。

  • No.37 by 人造ウィッチ  2023-01-21 18:50:32 ID:896f7f474

【アルファ06(変装中)/ルメンクス(住宅街)】

握った手越し―――意識が飛ぶ感覚と共に、周囲の風景がセピア色に変わる、そうしてまるで重力というモノが無くなったかの様に一気に空を飛ぶ様に(意識・視界)のみが街を見下ろす様な形になる。

ある種のリアルタイムでの精神感応、彼女(アルファ06)が魔法力による(索敵)能力を念話系統の技能と併せた応用技の様なモノ。

「さきに高いところが苦手か訊いて置けばよかったかな…!…この感じ――きみも魔法が使えるの?」

前置きなしで(意識)だけとは言え急に高い場所へ一緒に(飛んだ)事にやや悪い事をしたと感じつつ

思ったよりもスムーズに(感応)出来たことに少し驚きながらも――何かしらの事情で(使えない)のか(封じている)かは分からないが、この子(夏菜子)の有しているポテンシャルは末恐ろしさすら感じるモノがある。

己の様な人工物とはまた違う―脈絡と血で紡がれた正真正銘の(魔女)の子

―上空からこのルメンクスの人口密集地帯を見下ろす形になるが――其処から…

「人波、きみから見てその中で一番強い光を放ってる人が――きみのお父さん。」

>夏菜子、住宅街ALL

  • No.38 by 霧雨魔理沙  2023-01-21 19:36:32 

>エマ、カリア
【霧雨魔理沙/ルメンクス(市場)】


魔理沙「!?……あいつ、今………いや、細かい話は後だ。…おーい!私はここだぜ~!」

先程呼び止めようとした男性が急激に走る速度を落とした瞬間を見た魔理沙は、彼の使った道具が魔法道具であると推測する。
しかし、考えるのは後だと首を左右に降り、恐らく自分を探しているであろう男性に先程と同様に大声で自分の居場所を伝えて。

魔理沙「さて、私に用があるんだろ?丁度こっちも聞きたいことがあるんだぜ。だが、その前に…あいつを呼んでからでもいいか?」

大声で伝える最中、チラッとこちらに近付いてくる少女に気付いた。庶民的な容姿からこの国の者だろうと察し、男性に自分の居場所を伝え終えた後に少女の方を向いて声をかける。しかし、男性がまだこちらに来る気配がないため、用は男性を呼んでからでも良いか尋ねて。

  • No.39 by 原田左之助/小鳥遊月愛/沖田総司  2023-01-21 20:00:46 

(/参加許可ありがとうございます!
こちらも返信遅めなので!よろしくお願いします!)

【光ノ国_ルメンクス(森)/原田左之助/小鳥遊月愛/沖田総司】

原田「おぃ、総司、月愛」

赤髪の男が茶色の髪の男と金髪の女に声をかける

月愛、沖田「左之さん、ここどこ?」

原田「知らねぇ。俺たち巡察に行ってて」

自分たちは、仕事で町の見回りをしていたはず

沖田「刀と羽織は!?」

原田「羽織はここだ。3人分ある」

月愛「見た限り…森だけど…私達がいた世界とは違う気がする」

月愛は不安を感じながらも総司と左之助に伝える

沖田「大丈夫。月愛ちゃんのことは僕と左之さんで守ってあげるから」

原田「あぁ。とにかく、ここがどこなのか…」

月愛、沖田「うん。探索?みたいな感じだよね…」

3人は立ち上がると浅葱色の羽織りを着て、左之助は槍を持ち総司は刀と脇差、月愛は槍と刀と脇差を差すと3人で森の中を歩き出し

>>all

  • No.40 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 20:04:58 

【光ノ国_ルメンクス〈住宅街〉《上空》(意識のみ)[夏菜子]〈市場〉[カリア]】

[夏菜子]

>アルファ06|住宅街ALL

夏菜子「わぁ!すごいすごーい!んーん!たかいとこ、たのしいからすき!
うん!魔法、使えるよ!お父さんからはあまり使わないでねって言われてるけど…」

しばらくするとふっ、と意識が飛ぶ__セピア色の背景、そして街を見下ろす視点。

面白いのか機嫌良さそうにきゃっきゃと笑いながら相手の言葉に反応し、「高いところは楽しいから好きだ」と嬉しそうに返答する。魔法が使えるのか、という言葉に対してもちろんと言わんばかりに自信満々で答えた。

ただし父親からはあまり使わないでね、と念を押されているも話す。
本人は子供故に何故だかあまり分かっていない様子だが、使わないでねと言われたからにはちゃんと守っている。

そして、貴方の発言を聞き街を見下ろしながらうーん、と唸り声を上げて探す。
一番、強い光。それが目印。暫く注意深く見渡すと、「あっ」と嬉しそうな声をあげた。

夏菜子「いた!お父さん!」

強い光を発している場所は、身体がある現在地点からすぐ近く。彼女が居たであろう市場だ。

夏菜子は父親を見つけて嬉しそうにしながら、「お父さんいた!」と、はにかんだ笑顔で自分の父がいたことを伝えて。

[カリア]

>エマ|魔理沙|市場ALL

カリア「あ!いた!すみませーーん!」

大声で呼ばれてやっと反応し、謝罪しながらそのまま自分を呼ぶ女性に近づく。どうやら彼はこちらにやってくるもう一人の存在に気付いていないようだが、女性の所まで行くと、もう一人こちらにやってきた少女にも気付いたようで。

カリア「すみません、だいぶ焦っちゃってたみたいで…お二人とも、怪我はありませんか?」

頭をかきながらすみません、と一度頭を下げた後相手の安否を確認し、少女の方も巻き込んでしまったのだろうか
と思い、申し訳なさそうな表情をしており。

【闇ノ国_テネリタス〈森〉[シグキン/バチキン]】

>セル|森ALL

バチキン「あいつ!いかにも私たちを待ってるって感じバチ!!
目にもの見せてやる___ぎゃ!!!?」

走って行くと相手の姿が見えてくる。仁王立ちしてこちらを伺う様子だったためか、バチキンは完全に勘違いしており攻撃しようと構える__が、 シグキンによってそれは阻止された。何故ならバチキンは武器を持っている状態である為足が遅いのだ。

そのままバチキンはシグキンに思いっきり肩を掴まれ体勢を崩してしまうが、シグキンが支えたままであるため転ぶことはなかった。

シグキン「止まれバチキン!!!…はぁ…はぁ…なんでお前はいつもそう…ったく…勝手に先走るな。俺達みたいに迷い込んだ奴かもしんねーだろ。」

そう説得するように話すとバチキンは「だって!」と反論したそうな顔をして発言する。

バチキン「ありゃどう見ても化け物バチ!人間じゃないし、信用できないバチ!」

シグキン「は?化け物?」

ふと目の前にいるであろう者に目を向けると__顔は確かに人間ではあるものの、背中に生えている黒い羽、斑点模様の鎧のような、もしくは外骨格のようなものに覆われており、バチキンの言う通り人間には程遠い。

シグキン「…俺たちだって人間じゃねーしどっこいどっこいだろ。まあお前の言いたいことはなんとなくわかるけど。」

バチキン「どうするバチ…シグキン…」

やっと自分のやらかしたことに気づいたのか気まずそうな嫌そうな、負の感情をあらわにした顔になりシグキンを見つめるバチキン。

シグキン「いや…話しかけるしかねえだろ…」

そんな顔を俺にされても、と冷や汗を流すシグキン。バチキンは話しかけようか迷っているようで貴方を警戒しつつも見つめており。

  • No.41 by エマ/セル/ルーク/アーロン/カプチーノ(スレ主)  2023-01-21 21:14:35 

>リリア、ALL

【カプチーノ・ベーカー/テネリタス(広場)】

「……落ち着かねえ」

広場を歩きながら、黒猫の獣人、カプチーノは呟いた。面倒くさがり故に普段は家にひきこもってばかりいる彼だが、家にある本を全て読んでしまったため、新しい本を買いに仕方なく外に出た次第である。外を出歩くのは好きではなく、さっさと用を済ませて帰ろうと思った時だった。

自称戦士の人間「おい、そこの獣人さんよぉ」

「はい?」

不意に呼び止められ、ややめんどくさそうにふりむくカプチーノ。見れば、フードをかぶった人間が、こちらを見下ろした。それを見たカプチーノは、思わずうわ、とげんなりした声をあげる。

(ルメンクスの人間のやつらがたまにテネリタスの住民を襲うのを聞いてたけど…まさか自分に絡んでくるとは……だから外に出るの嫌なんだよなあ……)

自称戦士の人間「お前、金持ってるか?本当だったら悪い魔物を退治するのが戦士の役目だが、俺は優しいんでなあ…金渡してくれたら、見逃してやんよ」

(しかも、金目的かい…最近、魔物退治の過激派の中にも、魔物退治を口実に金を奪おうとする人間も出始めたからなあ…やれやれ、魔物よりよっぽど厄介だよ)

人間にたいしてそこまで悪い感情を持たないカプチーノだが、面倒事にあうのをなによりも嫌う。怖いわけではないが、早くこの状態から逃げたい、と思いながら、どうしたものかと辺りを見回した。

【リリアさんに絡ませていただきます!モブを勝手に出しましたが、好きに追い払って構いません】

>カリア、魔理沙

【エマ・ルメンクス/ルメンクス(市場)】

「……はい、構いません」

こちらに気づいた様子の金髪の魔法使いの少女に、「あいつを呼んでからでもいいか?」と聞かれれば、静かに頷く。すると、その直後に先程の男性がこちらに来た。
申し訳なさそうにする男性に対し、エマは笑みを浮かべる。

「私は大丈夫です。それよりも、何かありましたか?なにやら急いでいらしたようですが…」

先程の周りが見えないほど慌てた様子で走っていたことから、余程の緊急事態なのだろうと思いながら、男性に尋ねた。


>原田、小鳥遊、沖田
【ルーク・ウィリアムズ、アーロン/ルメンクス(森)】

_ドゴォッ!

ルーク「いって!?」

蹴り飛ばされるような痛みに、グレーのコートを着た青年、ルークはそんな声を上げながら飛び起きる。その直後、辺りを見回せば、見慣れない景色に目を見開かせた。

ルーク「ここ……どこだ?」

アーロン「ったく、やっと起きたかルーク。いつまでも呑気に寝てやがって」

ふと、頭上から聞きなれた声がした。見上げると、目付きが鋭いオールバックの青年、アーロンが、仁王立ちでこちらを見下ろしている。
ルークは慌てて立ち上がり、アーロンに向かって声をかけた。

ルーク「アーロン!どうして……というか、起こすならもう少し手加減してくれよ!わざわざ蹴飛ばさなくても……」

アーロン「何回も呼んだし揺すったわ。起きないてめえが悪い」

ルーク「うぐ、それはまあ、悪かったよ……それより、ここはどこだろう…?僕、リカルドで仕事をしてたはず…」

素っ気なく返され、アーロンに対する抗議を諦めたルークは、再び周りを見渡しながら、アーロンに対してこの場について尋ねる。アーロンはそれに対し、「あぁ」と声を上げた。

アーロン「俺も、ハスマリーで紛争中の軍に突撃しようとしたんだが、いつの間にか気を失ってたみたいでな…んで、起きたら森の中だ。一体何がどうなっ……ん?」

そこまで言ったところで、アーロンはなにかに気づいたように言葉をとめた。

アーロン「……誰かいやがる」

ルーク「えっ?…本当だ。この近くに住んでる人かな?」

アーロン「さぁな、敵かもしれねえ」

ルーク「とにかく、話しかけてみよう。なにかわかるかもしれない。すいませーん!」

ルークは大声をあげながら、人がいる方へ駆け出した。アーロンはその後を追うように走り始める。

【原田さんたちに絡ませていただきます!よろしくお願いします!】

>バチキン、シグキン

【セル/テネリタス(森)】

こちらに近づくふたつの存在。近づくにつれて、その正体がはっきりしてきた。白くのっぺりした、初めて見る種族だった。1人はこちらに対し攻撃しようとしたようだが、もう1人に止められたようだ。

(……初対面でいきなり化け物呼ばわりか。まあ、今に始まったことではないが)

こちらに近づいた生き物たちの声に耳を傾けながら、セルはそんなことを考えていた。自分には幼体を含めて4つの携帯があるが、いずれも人間には程遠い姿であるため、化け物呼ばわりされることはしばしばあった。その為、化け物呼ばわりされてもそれほどきになることではない。それよりも気になるのは……。

(……初めて見る生き物だな。人間ではないようだが……宇宙人の類か?まあ、私にはどうでもいいことだが…)

白くのっぺりとしたふたつの生き物を見ながら、セルはこの生き物の正体について考える。彼らが何者であれ、自分には関係ないと思いつつ、初めて見た存在には全く気にならないわけではないようだ。
さて、そんな彼らはどうやらこちらを警戒している様子である。
話しかけないのであれば、こちらから話しかけようか。そう思いながら、セルは2人に歩み寄った。

「……貴様ら、人間ではないようだが……この辺りに住むものか?であれば、情報を提供してくれるとありがたいのだが」

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