【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常+戦闘+探索】

【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常+戦闘+探索】

語り手(スレ主)  2023-01-19 18:17:24 
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【(注)スレ主は久々に凝ったスレを立てるので、間違いなどがあるかもしれません。違和感があった際は、遠慮なくご指摘をお願いします。】

どこかの世界、対立しているふたつの国があった。
ひとつはルメンクス。神の御加護を受けたと言われている姫君が治める、光ノ国と呼ばれる美しい国である。
もうひとつは、テネリタス。千年以上生きた魔王が治める、闇ノ国と呼ばれる、その名が表す通り、闇で覆われた恐ろしい国である。
ルメンクスが人間が暮らす国に対して、テネリタスは魔物のみが存在する国であり、人間と魔物の戦争は、長期に渡って続いた。その分両国共に多大なる犠牲が出たが、100年以上経ち、戦争はようやく治まった。ただ、対立はなくなった訳ではなく、テネリタスの魔物がルメンクスの民を襲い、逆にルメンクスの民がテネリタスの魔物を退治するという事例が多く出た。
この問題を解決すべく、ルメンクスの姫は、魔道士にこう申し付けた。

「異世界から、我が国を助けてくれる者を呼んで欲しい」

同じ頃、テネリタスの魔王も、自分の国の魔道士に同じ命令を下した。

光ノ国と闇ノ国にそれぞれ呼び出された異世界の訪問者たちは、それぞれどんな道を歩むのか?
訪れた世界を探索して楽しむか、元の世界へ戻る方法を探すか、敵国の者に攻撃を仕掛けるか…それは、訪問者たちの自由である。

>1国の説明
>2募集する役割
>3ルール
>4プロフ
>5建物の説明

>開始までレス禁。

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  • No.26 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-21 13:49:50 

>All (/本編が開始されましたので私も絡み文で絡まさせていただきます!!一旦区切りをつける為、この文を投稿次第光国組の絡み文を提出させていただきます。)

>セル

【闇ノ国_テネリタス〈森〉[シグキン/バチキン]】

__森の、中心部。どうやらここにも召喚された迷い人(?)がいるようだ。
気配を感じて警戒するように、森はざわざわと風に揺れながら音を立てていた。

緑に溢れる木々の下、白くてのっぺりとした身体つきの、奇妙な生物が2人、地面に転がっていた。

{__ああ…憎い…お前が、憎い…!!!}

シグキン「…っっ!!」

自分の過去を反射的に見ている形ではある為、酷い悪夢、というほどではないが。
気味の悪い夢を見て反射的に目を覚ます。

とはいえ、不眠の自分が眠れたのは珍しいことだな…と、しみじみ感じながらふと違和感を感じて目をよく擦ると__木々が生えている。森だろうか?

まさか。

昨日はちゃんと家に帰って寝たはずだし、森に行く理由がない。記憶が正しければ、昨日はいつも通りバチキンや他の仲間とワイワイ騒いで、パシリをこなし、暇な時は金を稼ぎ、鉱石を稼ぎ、釣りをしたり、etc…な、ことはたまにしかしていないが、いつも通り再建の手伝いや、ごろごろ家の中でのんびり過ごす日常生活を送っていたはずだ。

なのにどうして…いや、そもそもここはどこだ?まずはそれを知らなくては。

そう思った彼は、身体を起こすと__
コン、と腕に何か当たる感覚がした。

ふと見ると、いつの間にかベッドの横に立てかけておいた自分の武器である大鎌が転がっていた。

シグキン「……どうなってんだ?」

自分の武器がなぜここに、と驚きながら自然と出る声。辺りを見回すと__見慣れた自分と同じ姿の「沼」が、横に寝転がっていた。

バチキン「も~食べられないバチぃ…」

呑気に寝言を発しながらすやすや眠っているのは、自分の相棒である「バチキン」だった。
総本山で共に暮らしている、いろいろと関わりの深い人物。そんな彼女も、この奇妙な森で、自分と同じ状況にあったとは。

…とりあえず、彼女を起こさなくては。そう思ったシグキンはバチキンを軽く揺さぶる。

シグキン「…おい、おい…おいバチキン!起きろ!!」

バチキン「んぇ?」

涎を垂らしながら返事をする。どうやら起きたようだ。
正直なところ少しホッとしたが、問題はまだまだ山積みだ。

バチキン「しぐ、きん…?」

バチキン「ああ、俺だ。大丈夫か?」

念の為バチキンの目の前で軽く手を2、3度振った後、バチキンが起きている間に辺りを見回すことにした。

森。やはり、どこを見ても森しかない。出口なんかねぇよと言わんばかりに辺りは木々で囲まれている。
こりゃ暫くめんどくさいことになるな…と、嫌々そうにはぁ、とため息混じりにそんなことを思う。

バチキン「夢バチか…?どこバチここ。ま、いいや。ぽやしみ~」

シグキン「ちげえよ!!現実だよ!!起きろ!!()」

夢か、と勘違いしたバチキンはそのまま眠ろうとした様子をみたシグキンは夢じゃない、と言って思いっきりバチキンを叩く。

ようやくバチキンが起き上がったようで、痛そうな声を上げながら「何するバチ!!」と顔を歪ませるが、辺りを見回すとその表情はすぐ驚きに変わる。

バチキン「ええええええええええ!?ここどこバチィィィィィィ!?!?」

シグキン「うるせえよ…まあ、驚くのも無理ねぇか。俺もさっき起きたばかりでここがどこだか分からねぇ。」

うるさい、とツッコミながらも驚くのも無理はないかと納得する。こういう状況に慣れているシグキン自身が冷静すぎるだけであって、普通の人からしたら叫んでもおかしくはない場面だ。

ふとバチキンはシグキンの手に持っている鎌を見て珍しそうに呟く。

バチキン「あれ?でもシグキン鎌持ってるバチ?」

シグキン「ああ、まあな。起きたら横にあった。お前もあるか?銃。」

バチキン「えー…っと…あ、あるバチ!でもどうして…?」

と、シグキンが確認を促す。バチキンは自分の身体を触り、横にあったガトリングを拾って装着する。
知らない土地故に警戒しておいた方がいいかもしれないと野生の感を感じたからだ。

それでもバチキンは首を傾げ、どうしてだろうかと不思議そうな顔をする。
シグキンもわからない。まるで武器が必要ですよ、と言わんばかりにおいてある時点で何か面倒なことに巻き込まれたことは確定しているがそれ以降はさっぱりだ。
とはいえ不安にさせたり暴走させたりするわけにはいかないのでシグキンは適当に流し探索を促すことにした。

シグキン「さあな…とりあえずここから出るぞ。他の奴らも一応探しておかないと。」

バチキン「了解バチ!」

そう言ってバチキンはさっさと歩き始め、自分もその後ろにつづいて歩いていく。
木々のざわめきを聴きながら。

シグキン「…(一体、どこの誰がこんな事をしたんだ…?まあ、まずはどうにかして外に出ないと…ん?)」

ふと、足を止めて森の奥を見つめると、何かが飛んでいる。
人間かどうかさえも距離がある為判断しにくい。
魔物か何かか?話が通じるかどうかも疑わしい。

とにかく、バチキンを止めなくてはと咄嗟に声を出す。

シグキン「…!!おい、止まれバチキン!!」

バチキン「え?どうしたバチ?」

シグキン「警戒しろ…奥の方に何かいるぞ!」

バチキン「この森の親玉バチか!?もしかしたら私達を攫いやがった犯人かもしれないバチ!」

シグキン「あ、おい!」

しまった、伝えない方がよかったかとシグキンは心の中で頭を抱える。
彼女は走り出し、シグキンの言っていた方向へ向かっていく。

シグキンはそれを見てまずい、と感じながら「待て!バチキン!止まれって!」と叫びながら急いで彼女を追いかけている様子で。

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