匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
通報 |
「…おれっ、すごくやだった…やだったのぉ…」(部下は泣かないようにしていたが、思わず泣いてしまい、嫌だったと素直な思いを零して。天使の兄は、その様子を見て当たりかと思えば、「何を怒ってんだ、だってお前、くそじゃん」とあえて猫が言っていた言葉をそのまま返して)
「!な、泣かないで!」
(青年は部下が泣き出してしまうと慌てながらもティッシュを渡し、どうにか落ち着かせようと自身の尻尾を部下に握らせて。一方、猫は『くそじゃない!』と更に声を荒げては相手を引っ掻こうとして)
「うぅ…」(部下は、泣きつつも青年の尻尾に触れると少し落ち着き、しゃくりあげながら尻尾を撫でていて。天使の兄は、青年で慣れていることもあり、軽々避けると、「嫌な呼び方されて怒んのに、他人にはするんだな」と言い。一方、天使は首を横に振り、『全然変じゃないよ!じゃあ、ネイのこの指は俺たちの指だね』と相手の左手の薬指を撫でつつ言い)
「…ちょっと落ち着いた?」
(青年は部下の顔を覗き込みながらそう尋ね、「耳も触っていいよ」と頭を差し出し。一方、猫はハッとした様な顔を見せては『で、でも…』と言い訳をしようとし、自分は指を撫でられ顔を真っ赤にしては「は、恥ずかしいから外で言わないで…」と天使の彼を軽く睨み)
「うん…レンの尻尾、気持ちいい」(部下は、青年の尻尾や耳を撫でていれば、気持ちが落ち着いていき、泣き止んでは、「ありがとう、レン」と言い。天使の兄は、「なんだ、まだ悪くないって言い張るのか?」と言い。一方、天使は相手を怒らせたと勘違いして、しゅんとしてしまい、悪魔が戻ってきて、「どうする?今つける?帰ってからにする?」と尋ねて)
「うん、どういたしまして」
(青年は嬉しそうに微笑んでは部下の頭を撫でてやり、猫は『…悪いとは思ってる』と目を逸らし。一方、自分は「…ん、あれ、早かったね。刻印とかしてもらわなかったんだ?」と尋ねつつ天使の彼の手を握り)
「…あいつと、もう仲良くできないよね?」(部下は、青年に撫でられ、気持ちよさそうにして、猫がするより先に嫌な態度を取ってしまったことを気にしており、しゅんとして。天使の兄は、「…だったら、ちゃんと謝れ。そんで、早く情報教えてくれ」と言い、猫の頭を軽く撫でてやり。一方、悪魔はすっかり忘れていたらしく、ハッとした顔をしては、「ネイごめん、今から入れてもらう?」と申し訳なさそうに尋ね)
「…ルーは仲良くなりたいの?」
(青年はそこまで傷ついているのならば仲良くする必要はないのではないかと考えつつもそう尋ね、猫は『撫でんな!』と相手の手を払い除けては青年たちのいる部屋へと走り。一方、自分は「…ううん、大丈夫。今からだと今日すぐに持って帰れないし…」と眉を下げて)
「だって、レンの友達…」(部下は、青年にとって大事な友達だとわかっているからこそ、仲良くしたいと思っており、それを伝えようとしている途中で、猫が来て、青年の手をぎゅっと握りつつ、どうしようという目を青年に向けていて。一方、悪魔は「いいの?刻印したいって言ってたのに…」と言い、天使は『ネイ、元気出して!』と眉を下げつつ言い、きゅっと手を握って元気づけようとしていて)
「…何しに来たの?」
(青年は猫の姿を見つけては敢えて冷たくそう言い放ち、猫は青年に嫌われたのだとショックを受けながらも部下の方へ近づけば『…おじさんって言ってごめんなさい』と謝り。一方、自分は「…じゃあ、結婚指輪に刻印入れたいな。これは婚約指輪だからさ」と自分を納得させるように2人に伝え)
「!…えっと、うん、もう呼ばないでね?」(部下は、猫がこちらに来て謝られると驚いて、少し戸惑ったが、青年の手を離しては、二度と呼ばないで欲しいと伝え、「俺も、嫌な態度取ってごめんね?みんなと、仲良くなりたいんだ」とこちらからも謝り。一方、悪魔は相手の言葉に少し目を丸くさせては、笑顔を浮かべ、「そうだな、結婚指輪にこそ名前入れよ!」と言い、天使は『えへへ、結婚指輪はまだ先だけど、今から楽しみ!』と頬を緩ませながら言い)
『…俺たちは仲良くなりたいわけじゃないし』
(猫は素っ気なくそう返事をするとさっさと相手の元に戻ってしまい、青年は慌てて「ご、ごめんね、アイツら元々ああいう性格だから…!」と部下に説明し。一方、自分は「とりあえず今日は家に帰って開封式だね!」と嬉しそうに2人と手を繋げば店を出て)
「…うん」(部下は、素っ気なく返された言葉に、しゅんとしつつ、青年の言葉に頷いていて、そのまま青年に抱きついて。天使の兄は、戻ってきた猫を見て、「ちゃんと謝ったんだな?」と言い。一方、自分たちは嬉しそうに頷いて、相手の手を繋いで歩き、自宅へと向かって)
「ルーにはいっぱい友達いるし…素敵な恋人の俺もいるんだからさ、あんまり気にしなくていいよ!」
(青年は必死にそう部下を慰めて、猫は『うん、ごめんなさいって言ったよ』と話し。一方、自分は自宅に着くと「じゃあ、早速開けようよ!」と嬉しそうにソファーに腰掛けて)
「レンの友達だし、俺も仲良くしたかったなぁ」(部下は、寂しげに呟いては、青年に擦り寄り。天使の兄は、「それならいい。じゃあ、お前が知ってること教えてくれ」と言い。一方、自分たちもソファーに座り、悪魔が箱を取り出しては、開けて机に置き、天使は『どっち先つける?』と尋ね)
「…もう、アイツのこと考えるのおしまい!」
(青年は部下の頭を撫でながらもそう伝えて、猫は『…薬屋の爺さんが、ボスの能力使って金儲け出来そうみたいなこと言ってただけだし』と顔を背け。一方、自分は「どっちも可愛いなぁ…じゃあ、2人でじゃんけんして勝った方!」とワクワクしながら2人を見て)
「ん、ごめん…」(部下は気持ちよさそうに撫で受けながら、そう言って。天使の兄は、少し考えては、「…お前が知ってるのはその薬屋だけか?」と尋ねて。一方、自分たちは顔を見合わせると、早速じゃんけんをし始めるも、何度かあいこが続き)
「…ちょっといちゃいちゃしようよ、まだ仕事始めなくてもいいでしょ?」
(青年は部下にぎゅっと抱きつきながら首を傾げつつそう尋ね、猫は『うん、それだけだよ』と言いつつソファーに座り。一方、自分はこのままでは埒が明かないと思い「…じゃあ、くじ引きにする?」と提案してみて)
「うん、じゃあ時間までいちゃいちゃしようか」(部下は、笑顔を浮かべながら頷いて、いちゃいちゃしようと言い、青年を抱きしめて。天使の兄は、「アイツらの中に、薬屋以外で何か知ってるとかはないのか?」と尋ね。一方、自分たちも時間がかかりすぎると思い、じゃんけんをやめ、相手の提案にそれなら確実だと思い、頷いて、天使は『くじはどうするの?』と尋ね)
「じゃあ何しよっかぁ…」
(青年は嬉しそうに部下に擦り寄りながらもそう考え込み、猫は『えー?聞かないから知らない。もう俺出てっていい?』と退屈そうに話し。一方、自分は思いついたように小さなマスコットを手に取ると、「俺がこれを右手か左手に持つから、どっちか決めて!」と手を後ろに持っていき)
トピック検索 |