匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…あれ、もうお昼じゃん」(部下は集中していて気付かなかったが、時計を見ればお昼になっていて、パソコンを閉じると、「レン、お昼ご飯食べよ」と集中している青年に声をかけてみて。一方、天使の兄はやっぱりダメかと思っていたが、こちらに話しかけてくる猫に気付き、「お前何か知ってるのか?」と尋ねるも、当然猫の言葉はわからず、どうするか悩み)
「…ん、見て。いっぱい皆の名前書いた」
(青年は部下に声をかけられ手を止めると、部下だけでなく自分や天使の兄の名前を書いた紙を見せながら笑顔を見せて。一方、話しかけていた猫は相手に言葉が伝わらないと分かれば不満げに餌の方へ戻って行ってしまい)
「わ、すごい!いっぱい書いたね、上手!」(部下は青年が書いた紙を見ては、すごいと褒めて、「ネイと先輩の名前も書けるんだね」と言い。一方、天使の兄は、携帯でその言葉を録って、青年に通訳してもらえばいいかと思い、携帯を準備してから、餌に戻ってしまった猫に「レンに教えてもらうから、さっきのもっかい話してくれねぇか?」と言いつつ、携帯のマイク部分を猫の方に向け、声を撮ろうとしていて)
「うん、前に教えてもらったの!」
(青年は得意げな様子を見せながら部下に撫でろと言うように頭を差し向けて、猫は餌を食べ終えると渋々先程と同じように相手に話しかけて)
「そうなんだ、すごいじゃん」(部下は、差し出された青年の頭をよしよしと撫でてあげながら褒めて、「他に覚えたい文字はある?あるならせっかくだし、教えるよ」と伝えて。天使の兄は、理解しようとしたが、やはりどうしても、にゃー以外わからず、一通り聞くと、「俺には分かんねぇが、ありがとな」と言い、空になった皿を回収して、店へと戻り)
「!…じゃあ、『大好き』ってどうやって書くの?」
(青年は目を輝かせながら部下にペンを差し出しつつそう尋ね、店主は丁度個室から出てきては「…ああ、丁度良かった。任せちまって悪ぃな、今ならアイツが全て吐いてくれるぞ」と目を細め)
「大好きはね、こうだよ」(部下は、覚えたい文字で大好きを選んだ青年にくすっと笑っては、大好きと紙に書いて教えてあげて。天使の兄は、店主の言葉に少し驚き、個室に行くなり、男の元に行き、「おい、お前、知ってることは全部吐け。レンをどこで知った?目的は?」と問い詰めるように言い)
「ん、ありがと!」
(青年は部下に文字を教えてもらえばすぐにペンで書き、「見て、書けたよ」と微笑んで。一方、男性は部屋の隅で怯えながら座っており「ま、街で見かけたのがきっかけだ。ただ、人の姿になれる猫が欲しかっただけで…!」と説明し)
「…どれどれ?おぉ、すごいね!」(部下は青年が練習してる間に、ココアを作り、2人分持って戻れば、青年が書いたのを見ては褒めつつココアを渡して。一方、天使の兄は、怯えようによっぽどの事があったんだなと思い、「レンを捕まえて何するつもりだったんだ?レンを狙ってんのはお前一人か?」と質問を続け)
「えへへ、凄いでしょ」
(青年は部下に褒められ嬉しそうに尻尾を立ててはそう告げて、受け取ったココアを少しずつ飲み始め。一方、男性は「観賞用にしたかった、他にも何人か共犯はいる」と必死に伝え、「なあ、もう解放してくれよ」と懇願し)
「うん、すぐ覚えられててすごいよ!」(部下は、青年にすごいと褒めつつココアを飲んでいて。天使の兄は、男の懇願を無視し、「その仲間はどこにいる?」と言い)
「!俺ね、まだまだ覚えられるよ」
(青年は更に嬉しそうに微笑みつつちびちびとココアを飲んでいて、男性は「お、俺の職場にいる…もうしないから、見逃してくれ」と怯え続けていて)
「じゃあ、いっぱい文字覚えて、俺たちにお手紙書いてよ」(部下は、ふと思いついたように、もっと文字を覚えたら手紙を書いて欲しいと言い。天使の兄は、「…ネイとレンは俺の家族なんだ、二度と近付くなよ。お前の仲間だけでも、俺の家族に近付いたらどうなるかわかってるよな?」と脅し)
「うん、いいよ!」
(青年はぱあっと笑顔を見せながらそう返事をすると、「じゃあ、俺いっぱい頑張るね」と伝え。一方、男性は「わ、わかってる。もうしないから…!」と泣きじゃくっており)
「うん、楽しみにしてるね」(部下は、青年の様子を見て、くすっと笑いながら、楽しみにしてると伝えて。天使の兄は、縛っていた縄を解いてやり、「次は無いからな」と言い、行けと言うように扉を指さし)
「…俺さぁ、ルーと一緒にいられて幸せ」
(青年は飲み終わったコップを机に置くと、部下に擦り寄りながらもそう呟き。一方、男性は縄を解かれるとすぐに走りながら店を出て行き)
「俺も、レンといられて幸せだよ」(部下は、擦り寄ってくる青年の髪を優しく撫でつつ言い。天使の兄は、カバンを持ち、個室を出ると、店主に「アンタ、何者なんだよ。まぁ、おかげで助かったけどな」と言い)
「…このまま俺たちだけで暮らしたいなぁ」
(青年は部下に抱きつきながらポツリとそう呟くと、「でも、兄さんにも会いたい…」と耳をぺたんとし。一方、店主は「…少し他人と話すのが得意なだけだ」と誤魔化しつつ皿を洗い)
「…レンって、先輩の事あんま話さないよね」(部下は、どうも出来ないため、頭を撫で続けていて、ふと相手の名前は聞くが、天使の兄の名前は聞かないため、そう言ってみて。天使の兄は、「さすがに深くは聞かねぇよ、レンを…俺の家族を守るために協力してくれんならな」と言い、鞄からメモを取り出すと1枚切り取り、電話番号を書き、「レンの事でこれからも付き合う必要あるだろ、俺の番号渡しとく」と渡しながら言い)
「…だって、別に話すことないもん」
(青年は部下からの指摘に対し不満げに頬を膨らませてはそう呟き、店主は「ああ、助かる。それなら俺も…」と名刺を1枚取り出せばそれを相手に手渡して)
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