ホグワーツにて、貴方と共に。(〆）

「床！？……いや、そういう文化圏もあるしな。身体を痛めそうだが、まぁ君の好きにしたらいい」
床で眠ると聞いて驚いたが、東洋ではそういう文化もあるようだ。とはいえそれは異国の話で、少なくともオレは床で眠る人を見たのは初めてだが。セシルが今までどういった生活をしていたのか気になりつつも、割り振られたスペースを使用する範囲でわざわざ咎める気も起きず、了承して。
「ここは湖に面しているから、カーペットがあるとはいえ底冷えもしやすいだろう。……本当に大丈夫か？悪化しないといいんだが」
背中を向けたセシルの後ろ姿を窺いながら、床に敷かれていくシーツの、くしゃりとなっている端の部分をさりげなく直す手伝いをしつつ、あからさまに心配げにセシルに何度も目線を送り。そもそも具合が悪いと言っている人物を疑うという考えは皆無だったので、オレは彼の言い分を全て信じると、病弱なのかもしれないと可能性を懸念して。寝方に関しては本人がこのスタイルがいいと言っていたので今更強引に止めることはせず、心配そうにしながらも己もベッドへ上がれば毛布をかけて。
「明日も辛かったら素直に言うか、医務室に行くといい。じゃあ準備がよければ灯りを消すぞ」
と、念押ししつつ灯りを消すために、枕元に置いてある杖を手に取って。

(／ありがとうございます！遠慮なく悪に振り切れさせてもらいますね！エリオットが庇っても勝手に当て馬くんはセシルくんへ絡んでいくかと思いますので、それをダシに二人の仲をさらに縮めて行けたらなと…！当て馬くんについては最終的にアズカバン行きか、命を失うかあたりで考えてますので戦闘パートでは容赦なくボコしてください笑
女攻めも大好きなので美味しすぎます…！エリオットの対応がセシルくんとセシルちゃんで変わる点は、どのくらい押され気味になるかだと踏んでます！女性相手だと余計に気を使って、もうたじたじになるんですよね…！カッコイイところを見せようとしますが、攻められると弱いです！
わー！ありがとうございます！セシルくんを張り切って描いてみたのはいいですが、解釈違いだったらどうしようかと怖々していたところなので、嬉しいです…！主様のように綺麗な背景が描けないのでかなり誤魔化してますが、喜んでいただけて嬉しいですー！)

「大丈夫大丈夫、少し冷えてるぐらいが丁度いいんだ。でも雪が降る冬なら、少しキツイから、その時はシーツをもう一枚ぐらい敷いてくよ」
ふへっと笑えばエリオットくんの方を見ずに、シーツを整え続けて。
もう一枚シーツが欲しいとは言うけど無くても別に平気だ。貧民街に住んでいた頃はもっとさむかったから、コンクリートの床でシャーロットが凍死しないように守るのは大変だった。それに比べて今は風から守ってくれる壁もあるし、雨、雪から守ってくれる屋根もある。しかも、贅沢にシーツもふかふかな布団もあるという事だ。これ以上に何か望むのは少し贅沢がすぎるかも知れないけどまぁ、学費は払ってるんだから、別にシーツ一枚二枚ぐらい貸して貰っても大丈夫だろ。
「....よし、もう消しても大丈夫だよぉ。心配してくれてありがとう、一晩寝たらすぐ治るさ。エリオットくんもゆっくり休んでね、おやすみなさい」
布団の中に入って横になれば、もう明かりを消してもいいと合図を送ったら、そっと目を瞑った。
(やっぱり、やっぱり結構罪悪感がくるな...友人を騙す真似は余りしたくなかった。けれど、しなければきっと初日そうそう、折角出来た友人を無くす羽目になる。冤罪だとはわかっているが、世間では犯罪者として見られてる以上、犯罪者の息子というレッテルをはられるに決まっている。人はきっとそういうものだ、薄い表面しか見ようとしなくて、しかも全部自分の都合のいいように物事捉える。それだけじゃ足りず、全部面白おかしくなるように変に事実をねじ曲げ、あることない事言うのが大好きだ。誰かの不幸は誰かの蜜。エリオットくんはどんな子か知らない以上、この定義で捉えて行かないときっと傷つくのは僕なだけ。過度に期待してたら、その分失望が大きい。神が居ない以上、己が自分の神になって、自分を救うしかないんだ。...だがもし、少しだけでもエリオットくんはそういう人じゃ無ければいいな...なんて思う。夢を見てはいけない...わかっているが、それを少しでも求めることは同じ、人の性。...まぁ、なんだ。明日こそはちゃんと、ちゃんと今日みたいな失態が無い様に気をつけよう。)
ぎゅっと布団を掴んで、肩まで持っていき、こんな事を考えながらゆっくりと微睡みに落ちる。

(/あー当て馬くん最高ですね！！最後アズカバンか冥界行きなの因果応報って感じで良いですね！！いやぁ...そういうのほんっとうに大好きなんです...ありがとうございます..こちらもなんか良さげな当て馬くんを出したいです...！なんかマホウトコロからの転入生で、イギリスの学業について行く為に一年からやり直してる様な子です。まぁつまり、みんなより一歳年上って感じですね！見た目大人しくて真面目そうだけれど、実はオタクで、癖ひん曲がってる様な腐男子で、頭のネジが数本ぐらい飛んでる様な問題児だと面白いかなと思うんです！あとちょっとした提案なんですが、エリオットくんとセシルたち以外のサブカプとかも脇役か...若しくは脇役と悪役の間に生まれるとかも中々良くないですかね！？cp未満って関係もまた美味しいかもしれないです！！
あー可愛すぎじゃないですかエリオットくん！！セシルくん、ちゃんのみならず私まで心臓発作起こしそうですよ...
ぜんっっっっぜん解釈ちがいじゃないです！！！もう本当に尊すぎて...語彙力がついていけないですよ...！！いやぁぁぁ、ぜんっぜんそんなことないですよ！！！もう..苦手分野を上手く隠せて、ここまで最高に美しい絵を仕上れるの本当に尊敬でしかないですよ！！！強すぎますよ！！)

「冬はマットレスぐらい敷いた方がいいと思うぞ、まぁ個室とはいえ付属寮だから温暖魔法なんかを全体に掛けてはくれそうだが」
オレは生まれてこの方暖かい寝具でしか就寝したことがないので、セシルの睡眠スタイルは見ているだけでも寒くなる。だが、セシルとて冬は毎年迎えていて、その度に対策はしていたのだろうからオレが心配するのも大きなお世話かもしれない。それに多分、寮だから寒くなりすぎることもないだろう、暖炉は個室にないから、学園が冷暖はある程度調整してくれるのかもしれない。でないと、夏は湖に面しているので涼しいが、冬は逆にとても辛い思いをすることになってしまう。
「ああ、また明日な。おやすみ、いい夢を」
セシルの合図を確認すれば、軽く杖を振って電気を消して。髪を乾かした時のような温風魔法だったり、こうした簡単な動作をカバーするような魔法は訓練して無言呪文で使えるようにした。だが授業で習うような呪文は、予習してきたとはいえ無言で行使するにはまだまだ力が足りない。
(兄様は、オレの歳の時はもっと素早く、そして正確に呪文を扱えていた。純血だ、純血だとオレは持て囃されているが、血統は才覚に影響を及ぼすことはない。だが、”エリオットは優秀だ”と父様は信じているから、その期待に見合うような存在にならなければ。次に家に帰れるのはクリスマス、か……。その時までに目に見える成長ができていなければ、なにを言われるかわからないな。ああクソ、まね妖怪のボガートがオレの前に現れたらきっと父様の姿に化けるんだろう、闇の魔術に対する防衛術の授業では、ボガートも扱われるって兄様が言ってたな……。はぁ、憂鬱だ。──でも、悪いことばかりじゃない、いい友達だってできたんだ。願わくば、セシルがオレの家の噂を聞いても信じませんように)
布団に入れば嫌なことを考えてしまうのは、いつから癖づいたものだったろうか。ごく稀に思考がループしてどうしても眠れない時は、父様の安らぎの水薬を数滴拝借して飲んだこともあったが、今日は眠れそうだった。それに、今までは抱いたことのない、明日が楽しみだという感情が沸き起こっている。それは間違いなくセシルのおかげだろう。だから、嫌われないようにというささやかな祈りを最後に捧げ、目を閉じればすぐに意識は沈んでいき。

(／とりあえずこんな感じで、一度〆まして、次から早速日常兼セシルくんに嫌がらせのお手紙が届くパートでいかがでしょうか！？
おお当て馬くん！是非出してくださいー！！ギャップが激しいオタク腐男子くんかわいすぎませんか…！？天才的なキャラ付けですよ！一つ年上ってところがいいですねー！！
メイン二人以外のカプ、大歓迎です！マシューくんとマシューくんの想い人だったり、他のカプだったり、いいですよね…。あと、悪役にもなんというか、ルートによっては幸せを用意してあげられるといいなとちょっと思っていたんです！なんだったら、こちらの当て馬くんとそちらの当て馬くんで、振られた者同士の奇妙な共通点でCP未満の関係性になったりするのも面白そうです！
めちゃめちゃ褒めていただけて、自己肯定感爆上がりですよ！ありがとうございます！私の想像のセシルちゃんもゆるーく描いていますので、そちらもできたらアップさせていただきますね！)

「....ん...?」
コンコンっと誰かが、ドアノッカーで部屋の扉を叩く音が聞こえ、眠たげな目を擦りながら、ゆっくりと体を起こし、時計をちらっと見た。
「....ちょっ、まだ朝の4時じゃん...！」
僕は変な時間に起こされて、安眠を妨害されて少しだけイライラしていた。なんて非常識なんだ、新聞配達でもここまで早く来ることは無いじゃないか！そもそも来るとしても扉の前に置いとけばいい話だし！
コンコンコン...
鳴り止まないノック。流石にエリオットくんまで起こさせたくないので、溜息を吐いて、杖を手に取る。髪をかきあげてはルーモスと唱えた。杖の先からの小さな光を頼りに、ベットから降りて扉に向かって、扉を開けた。
「....ちょっと...っ！何時だと思ってんの...!うるさいんだけど...!...は...?誰も居ない..」
僕は開けると同時に、エリオットくんを起こさないような小声で、ノックしてくる人に注意しようとしたら、そこには誰もいなかった。
(嫌がらせ....?でもこんな初日に...?はー？？？あのソバカスとデブの仕業か？？さすがにやりすぎだろうが！っざけんなよマジで！)
まだ眠気が引いていない寝起きだと思考が上手く回らなくて、いつもよりも短気になって、早とちりで二人の仕業だと勝手に決めつけて居たら、くしゃり...っと何か、紙のようなものを踏む音と感触を感じた。光を下に向けて、屈んで踏んだ紙を拾い上げてみたら、そこにあったのは白い鳥の羽らしき物と、一枚の封筒があった。
(僕宛ての手紙...?差出人が書いてない...)
差出人の書いていない怪しい手紙だ、だがもう眠気が限界に達しそうになっているので、警戒もなく封筒を開けて手紙を取り出してみた。
「.....うわっ！」
僕は思わず小さく声をあげてしまって口を押さえた。
(...何コレ...?英語じゃない...ラテン語..?てかなにこれ...目...?なにかの現代アート..?）
そこにはギョロっとこちらを見据えるような、文字通り、白い翼に包まれた瞳の怪物の絵と、ラテン語らしき文字が一行と書いてあった。僕はラテン語が読めないが、ただ、何となく、悪い予感しかしなくて、寒気を感じた。

(/はい！！〆を出してくださりありがとうございます！とりあえずこちらは手紙が届いて見つけたシーンを書いてみました！ここでエリオットくんが起きるかどうか分からないので、とりあえず未完の状態で出してみました！
当て馬くん大丈夫そうで良かったです！！いやぁ...まだ小学生ぐらいなのにもう性癖が色々と行っちゃってる子...とんでもないやばい奇行種にしてみたいです！
あーーーそれすごく分かります！！悪役にも幸せを与える、究極のハッピーエンド、ぜひ見て見たいです！マシューくんもルートごとに他の人とくっつくとかも見てみたいですし、何ならオタク腐男子くんも誰かとくっついてもいいし、cp未満で誰かとくっつきそうでくっつかない関係も全然美味しく食べれます！！
んんん滅茶苦茶に楽しみにしています！！！本当にそちらのお絵描きが大好きなので、嬉しすぎます！！！私も早く教会の絵を完成させて、成人セシルと成人エリオットくんの絵を描きたいです！構図はダークな雰囲気になりますし、多分血液表現あると思いますが、大丈夫でしょうかね...?)

(うるさ……こんな時間に訪ねてくるなんて、非常識すぎるだろう……。ゴーストの悪戯か？)
断続的に続くノック音にぼんやりと意識が持ち上がる。しかし時間が時間なだけに半分以上は夢の中で、瞼も持ち上げられぬまま、布団を掴むと小さく唸りながら潜り込み。微睡みの中、セシルが起きて様子を見に行ってくれている気配がしたのでそれに甘んじつつ、再度意識を飛ばそうとした時に耳に届いたのは、セシルが驚いた声だった。
「！！」
彼の声は小さかったものの、なにかあったのだとオレの意識を叩き起すには十分で、何事かと跳ね起きれば、枕元の杖を即座に手に取り。そっと床に降りて、杖を構えながらゆっくりとセシルへ近づく。そして後ろからそっと彼の手元を覗き込むと、奇妙な手紙に気がついて。
「セシル、なんだその手紙は？……ラテン語、か？」
そっと小声で話し掛ければ、訝しげに眉を顰めて。便箋自体はシンプルだが、なにを象徴しているのかわからない奇妙な絵と、簡潔すぎるほどに書かれた文に疑問符を浮かべると、扉から顔を出して廊下を見渡し。こんな夜中に手紙を置きに来るなんて、普通じゃない。文を解読してはいないが、お子様のくだらない嫌がらせの類だろうと、真っ先に思い浮かんだ犯人候補の二人組に憤りを募らせる。
「ルーモス・マキシマ」
流石に深夜は暗い、闇に目が慣れていても見通すには限度がある。どこのどいつかは存じ上げないが、非常識な輩の面のひとつでも拝んでやりたいと、睡眠を邪魔された静かな怒りで杖を振るい、明るくなった廊下を見渡して。

(／新たな絡み分の提出ありがとうございます！起きさせて、手紙について絡ませましたー！
当て馬くん、もう色々な意味で将来有望で早く絡んでみたくてウズウズしてます！オタク趣味を知らないエリオットは、言動を勝手に勘違いして深読みして、二面性があるミステリアスな強敵だと戦慄してそうです笑
モブの結末の行方も醍醐味ですよね…！ブーちゃんもルートによっては特定の好きな子ができて、尚且つ尻に敷かれているとかわいいです！当て馬くんたちは一途に思い続けてもいいし、吹っ切れて別の人を好きになってもいいしで、美味しい立ち位置ですね！
ダークも血液表現もオールストライクゾーンなので、是非是非！成人組とかもう期待しかありませんよ！？神絵に神アイデアにと、燃料をいっぱい供給していただけてて、幸せしかないです…！)

布団をめくる音と、ヒタヒタと警戒そうにこちらに近づいてくる足音がエリオットくんが起きてしまった事を物語っていて、僕は少し申し訳無さそうに
「あっ.....エリオットくん、起きちゃった...?ごめんよ」
と謝って。せめてエリオットくんだけでもゆっくり眠っていて貰いたかったのに...起こしてしまった。あのノックしてきた人のせいだ、全く。
「....わかんない...なんだろこの手紙...少しイタリア語に似てるけど...なんか違う要な気がするし...ラテン語...?なのかも。かと言って僕イタリア語出来ないから決めつけるのできないけど」
イタリア語も出来ないからなんとも言えないけど、少なくともキリル文字も、英語のようにイントネーション表記も無いから、ラテン語である可能性が高いかも知れない。
(ラテン語って今じゃどこも使ってない言語じゃん。イタズラだとしても、してきた人は結構博識、若しくはわざわざ辞書を引いてこれを書いてくれたって事だ。)
「でもこれが本当にラテン語だったらさ、これ書いた人って相当すごいねぇ。この手紙ってあの二人がくれたのかな、ほら、今日絡んできたグレイソンくんとブライアンくん。」
僕は疑いを掛けているあの二人の名前を出してみて
「でも仮にもさ、あの二人だとしてもさ、こんな深夜...いや、早朝に押しかけてくるなんてねぇ」
廊下を見渡すエリオットくんの方に向き、はぁ...と溜息を漏らし。
さすがにあの二人もそこまで非常識だとは思えない。まぁあの二人の事をよく知らないが、少なくとも嫌がらせなら普通にみんなが起きている時、朝か昼やる方が自分の睡眠時間削らなくても済むはずだろ？こんな真夜中にやるって、相当僕に恨みがあるのかな？心当たりが無いんだけどなぁ
「あ、ねぇこの羽さ、なんの羽かな...フクロウってこんな羽なのかな..」
僕はそっと落ちていた白い羽根をじっと見てみたら、エリオットくんにも見せるように差し出して

(/絡み分に絡んでいただきありがとうございます！
オタク腐男子くんはレイブンクローあたりに入れるつもりです！最初は大人しくしていますけど、時間が経つに連れて奇行に走って行くと面白いかと！魔法生物飼育学教室の虫取り網とかを持っていきなり踊り出すとか、いきなり意味不明な事を言い出したりとか、オタク特有の気持ち悪い笑い方をしたりとか！案外不思議くんだったりも良さげじゃないでしょうかね！まぁ成績は中の上だし、他人に実害を齎さないぐらいの奇行に走ればいいと思うんです！なんかエリオットくんたちを見て影で「はぁぁぁぁぁ...まじむりしんどぃ...同人誌かくぅ...」ってcpの美味しさで悶えてればいいと思うんです！特にエリオットくんを推していたら良いなと思うんです！
確かに！ブーちゃんがマシューくんとくっついてたりする可能性あると、結構面白そうかもです！マシューくんがわがままプリンセスか王子様になってるところとか...中々可愛いかもですね！いやぁ無限の可能性ですね！
お！！それは良かったです！！！絶対描きます！あとご報告ですが、教会の絵は今日か明日に出来上がりそうです！あとは色塗りだけですので！あと少しです！ラストスパート頑張ります！！！)

(/教会の絵！出来ました！！！！！良かったら見ていって下さいませ！！！！)
https://d.kuku.lu/824ebc0a7

「雰囲気的にはラテン語のようだが、オレも語学が堪能と言えるほどではないから読めないな。短文だからなにかしらの言い回しなのかもしれないが、スラングめいた言葉なら尚更解読できない」
イギリス内から出ることはほぼないので、英語以外はあまり話せない。なので文体と文字の雰囲気から推測したが、何語か突き止められたところで今この瞬間解読するのは非常に難しいだろう。それが独自の言い回しだったならば尚更だ。
「誰もいないな。追跡呪文が唱えられたら、突き止められていたのに。でも寮に入れるんだ、スリザリン生に違いないと思うが。寮に入るには合言葉が必要だ、教師ならば入れるが、言いたいことがあるならば日中に来るだろうし。正直、オレもあのデブとソバカスが犯人だとは思うが、……あいつらだったら賢すぎる、よな。文字だけ並べた意味の無い羅列かもしれないが、それでももっと直接的な方法で来そうなものだ」
廊下を見渡したところでシンと静まり返ったそこに人影はなく。あの二人ならばこちらの反応を見ていそうなものだが、影すら見当たらなかった。アパレ・ヴェスティジウムを使えれば痕跡を辿れただろうが、まだ入ったばかりの新入生がそれを容易く行使できるはずもなく。仕方なく明かりを消せばドアを閉めて、顎に手を持っていくと手紙を見つめながら考察し。
「その羽は、手紙と一緒に？」
セシルが持ち上げた羽は、一見なんの変哲もなさげな単なる白い羽だ。羽根ペンとして用いられているものと大差ないように見える。
「いや、白い羽だけなら該当が多すぎる。フクロウかもしれないが、白鳥とかかもしれないし、なんなら魔法生物だって有り得る。便箋の奇妙な翼の怪物に羽、こだわりがあるのかもしれないが……なんだか、やけに宗教じみていないか？あまり持っているのはよくないかもしれない、変な魔法や呪いがかかっているかも」
象徴のモチーフとなった生物がなにかわかれば考察のしようもあるが、現時点ではあまりにも不明瞭で。とはいえ、意味不明ながらも象徴を強調するそれはどこか宗教めいたものに思えてくる。なんにせよ、厄介なものが仕込まれていたら危険だとセシルに注意を促して。

(／おっと、こちらの当て馬くんもレイブンクローの上級生にしようと思っていましたが、寮被り大丈夫でしょうか…？こちらが後出しですし、あれだったらグリフィンドールに変更するんでおっしゃってくださいね！
突飛な行動を取って、実は推してくれているオタクくんのことを、エリオットはとにかく底知れない相手だと思ってビビリ倒してそうですね！案外臆病なので、理論で追いつかない行動をしがちな相手には弱気になりやすいです！例えですが、普通のネコなのにエリ視点ではライオンに見えているみたいな、齟齬が生まれそうです笑
マシューくん、絶対ツンデレの素質があるので可愛いですね…！好きな女の子とくっつくとマシューくんはヘタレで尻に敷かれていて、逆にブーちゃんとくっつけば女王様みたいになってるとギャップで良きです…！個人的にですが、マシューくんがかなり好きなタイプの子で妄想捗ります…！
えっえっ、神…神…！！保存させていただいても良いですか…！？！？
背景の豪奢さもさることながら、二人がとても引き立っていて…！！セシルくんも憂い気な表情とは対称的に目が見えていないエリオットの構図が素晴らしいです…！どんな心境なのか、ここまでどんな物語があったのか、想像が掻き立てられて興奮が抑えられません！！セシルくんの白いお召し物が、背徳的な清廉さをさらに強調させていて、そしてエリオットに被せられているベール、もうデザインもなにもかも至高すぎますよ…！！個人的になのですが、エリオットは表情が読めずセシルくんに触れていて、セシルくんは表情がわかりますがエリオットに触れきっていないという対比がエモさ抜群で大好きです……！！本格的に、本格的にお布施させていただきたいっっ…！！本当にありがとうございます、語彙力なくて申し訳ないのですが、とても！！とても好きです！！ファンです！！！神絵を拝ませていただいて、ありがとうございました！！！！)

「そうだねぇ...でも、こんな気味悪い絵に添えてる文字がすっごい下らないこと書いてたら、逆にユーモアある人なのかもねぇ。セシルのばーか、たーこ、お前のかーちゃんでーべーそー、ぐらいの低レベルの悪口とかさぁ」
できる限り気にしていないと見せる様に、ヘラっと笑って
(まぁただの僕への悪口なら別にいいんだが、シャーロットになにか危害を成す様なことなら絶対に許す事は出来ない。)
なんでもシャーロットの事に結びつけるのは僕の悪い癖。それはよくわかっているけど、やっぱり今唯一、一番近く居る家族は彼女のみなんだ。だけれど過保護すぎるのは良くない、彼女の未来のためにも、ちゃんと治さないとな。
「先生たちなら、こんな回りくどい事で伝えないはずだし、例えしても英語で書くと思うしね...適当なアルファベット並べるならともかく、もし本当にラテン語なら確かにあの二人には難しいかぁ.....一体誰がやったんだろ。」
分からないとやっぱり怖いという感情が出てくる。クシャッと、心配からか、無意識に手紙を握ってる部分にシワが付くほどに握った。
(あっ、やべ！シワ着いちゃう！)
どれだけ気味が悪くても、きっとなにかの手がかりになるだろうから、慌ててシワの部分を伸ばして
「たしかに、フクロウ以外の他の鳥もありえそう。フクロウ便のフクロウが来たとしても、どうやってドアをノックしたのか気になるところだねぇ。」
うんうん、と僕は同意見だと示すように頷けば、続け
「宗教...?なるほど...?この絵が魔法生物じゃないなら、確かに有り得そうかも..?」
宗教...確かに宗教ならこんな変な姿をした神様や、神話生物とかいるかもしれない。キリスト教のミサなら、孤児院で数回やった事があるし、聖書も少しだけ読んだことあるから、無宗教であっても、多少なりの、宗教に関しての知識はある。僕たちを引き取ってくれた孤児院は、キリスト教会がスポンサーしてるから、まぁキリスト教に接触するのはある意味当たり前だけど。
(もし本当にこんな化け物が宗教の中の生物、一体なんの象徴の生物なんだろうねぇ...化け物の白い翼にも、よく見たらぎっしり目がついてるのホラーすぎるし...でもなんだか神々しいから、なんかの邪神？とか？)
「....うーん...これだけじゃわかんないよ....ラテン語の辞書って図書館にあるのかな、文字さえ分かればなにか手がかりが掴めるかもしれないしね。まだ4時半だし...勝手に図書館に入ることも出来ないし...どうする?もう一度寝直す？」
寝直すと言っても、手紙のせいで結構目が冴えてしまったから、眠れるかどうかは分からないけど。

(/寮被り全然大丈夫ですよ！！寧ろ大歓迎です！！これはオタクくんと当て馬くんの絡みとかありそうで面白くなりそうですね！いやぁ、オタクくんは基本コミュ障っぽいんですが、いざ誰かや、何かに興味を持ったり、テンション上がったりするとコミュ力お化けになります！例え貴族でも、誰でも馴れ馴れしく声掛けますし、面子なんて即捨てれる強者です！もしかしたら当て馬くんを見てテンション上がって漫画や絵のモデルになってくれとよく周りをウロチョロして頼む場面もあるかも？
エリオットくん可愛すぎじゃないですかぁ！！基本誰にも無頓着そうに、モブのみには冷たいオタクくんが、エリオットくん達には態度が全然違うので、案外怖がられても仕方ありませんねぇ笑！
いやぁ、私も結構マシューくんみたいな子好きなので結構妄想捗ります！！まぁ私個人の解釈ではマシューくんは受けっぽいですが、攻めも全然美味しく頂けますね！無限の可能性よ...最高です！
んんんんありがとうございます...ここまで喜んでいただけて、凄く嬉しすぎて泣きそうです！！是非ぜひ保存してくださいませ！！！！滅茶苦茶頑張った甲斐がありました！いやぁ...この2人の、絵のシーンまで経験したことは絶対決して簡単に越えられない山谷ですよ...
善と清純の象徴をした白い服はまるで自分への皮肉で、すごく辛く複雑な気持ちでしょうからきっと、ヴェールを被せたまるで聖母の如く美しく優しいエリオットくんに触れる資格なんてないって思ってるんじゃないですかね...！いやぁ...エモく描くことが出来て良かったです...!）

(/アナログですごい雑ですが、マシューくんこんな顔だと可愛いなぁと思って描いてみました！！！どうぞ見ていって下らないませ！！！)
https://d.kuku.lu/8006a68d9

「だが、あの2人以外の有力候補がいないのも事実だな。他に目を付けられているならともかく、それはそれで突き止める手段が限られてくる。オレやセシルが顔も名前も知らない人物なら、随分陰湿な手口を取ることからしてそうそう尻尾を掴ませてはくれないだろうし」
マシューの方はブライアンよりは賢そうだったが、それでもあんな不利な状況で冤罪をかけようとした男だ。知能的に考え難いというのも勿論だが、彼らの傾向的にやりたいことは人目のある所での公開処刑だろう、手紙という目立ちにくい行為とは正反対だ。ならば顔も名前も知らない誰かさんの線にシフトするのが普通だが、そうなってくると向こうがボロを出さない限り突き止める手立てがない。
「魔法生物でこんな見た目のものは見たことがない……と、思う。翼を持つ生物に絞ったって、オーグリーもオカミーも、ヒッポグリフだってこんな禍々しい姿はしていない。意図的に創り出した偶像に思えるが、率直に言って気持ちが悪い」
精々図鑑で見た程度の知識ではあるが、こんな特徴的な見た目をしたものならば覚えているはずだ。オレが知らない魔法生物という可能性だって十分有り得るが、どのみちあまり良いものではないだろう。見ているだけで精神不安を引き起こされそうだ、夜だから尚更に。
「こんなものを見た後に寝たら、確実に悪夢を見るだろうな。それに目も冴えてしまった」
寝直す、という提案に渋るように首を傾げる。就寝時間が早かっただけに、ある程度睡眠も取れたことが目の冴えに拍車をかけていて、到底再び眠りにつけそうにはなかった。
「セシルはどうだ？眠れそうか？図書館どころか、この時間帯に校内を出歩いているところを見られたら確実に罰則だろうが、部屋に篭っているのも退屈だな」
見張りに見つかるのに加えて、まだまだ間取りも把握していない点が多い。兄様からこっそり譲ってもらったホグワーツの地図があるとはいえそれも網羅しきっているわけではないし。セシルが寝直すならそれもそれで結構だが、眠気はすっかりとオレの元から逃げていってしまった。校内を出歩いているところを見つけられれば確実に罰則、だが4時まで警戒している見張りもそうそうはいないだろう。どうしようか、と首を捻って。

(／ありがとうございます！レイブンクローにさせていただきますね！年齢ですが、14歳の4年生で登場させようと思っています！オタクくん、愛しすぎて登場が待ちきれません！エリオットとの絡みは勿論なのですが、オタクくんがセシルくんとどう絡むのかもとっても気になりますね！こちらの当て馬くんは、純血以外をめちゃくちゃ見下すわ、なにかと上に立ちたがるわの典型的な傲慢野郎なので、どんなシナジーが生まれるのか怖いですが気になりますね！あと提案なのですが、互いの当て馬くんをそれぞれ個別で交流させてみたいです！エリオットとオタクくん、セシルくんとうちの傲慢野郎みたいな感じで、同時にクロスさせると労力が増えちゃうので順番に、とかいかがでしょうか！？
マシューくん受けなのわかります！なんというか、わからせたいというか……。イラストのマシューくん素敵ですね！？目付きすごく好きです！2日連続での供給ありがとうございます…！へへへ…。
ありがとうございます！100万回保存しますね！！なに食べたらこんな神絵描けるんですかぁ！一枚の絵にストーリー性がありすぎて、静止画なのにあらゆる情景が見えてくるようで、表現力が本当にすごすぎますよ！私も主様のような素敵絵が描けるようになりたいです…！
ステンドグラスも、そこから差し込む光も、もしかすると敵同士かもしれないのにこうして寄り添っている切なさも、なにもかもがエモさの塊です…！髪の塗りの質感も、肌も、服の塗りもすべて好きです！！お礼を言うのは本当にこちらですよ！！いい誕生日になりました！ありがとうございますっ！)