アレク 2020-03-17 21:02:50 |
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>280 ドート
あぁ。そういうことでしたか。
(己の問いかけにまだ必要だと言わんばかりに首を振り、話し相手が欲しいと述べる相手に、小さく微笑みを浮かべて)
私で良ければ何時間でもお付き合いしますよ。
(未だ祈る姿勢を崩さぬまま手招きの代わりに目配せする相手に、手が空いている己の次の役目を見つけたため傍へと寄るとニコリと笑みを浮かべながら了承の意を示して)
>少女
紗龍「っ!(少女の腕を引っ張り紗龍の方に引き寄せ、少女の肩を抱えながら避ける)危ねぇ・・成る程魔女を倒すにはまずは友達になれってことか。ふふ、ますます話がお伽噺になってきたじゃねぇか(とは、言ってもあいつの事を理解するだなんて本当に出来るのか?・・やるしかないか)なぁ、魔女さんよ。何でこんなことするんだよ?お前さんがやってること、俺には意味がないように見えるが?(魔女の真意を理解しようとしているのか、口調が穏やかになる)
>>279 リンさん
この……ヤロウッ!
(屍2体にタックルを仕掛け、諸共倒れ込んだ所で更に体重をかければ、金属の下で何かが砕けるような音が届き、体が下へと沈み込んで。そのモーションが止まってもアスカの体勢は解けず、押さえ込むように、封じ込めるように力をかけ続け。潰すのであれば徹底的にという凝り性な面のせいか、それとも盾の下にいる屍の姿を見たくないという恐怖心の顕現か。いずれにせよ本人の息は荒く、屍はこれでもう最後らしいことにも気付けておらず)
>>ルナ
よかった、わたくし…ここから動けませんから。
今は少し、心細くて。
(周囲の人々はドートを気にする余裕はなく、ドートもそれをわかっている為に彫像のように、ただ祈りを捧げ続けていたのだろう。)
ルナ様は…今いらしている魔女と、お会いしましたか?
(と、取り敢えずの質問なのだろう、今簡単に問い掛けられることを聞いて)
>>サリュウ
意味ならあるわ。
理由だってあるわ。
愛しているからよ。
(にこり、隠せない殺気から放たれる、穏やかな笑顔。
まるですれ違った赤子に、柔らかく笑みを投げ掛けるような表情が、魔女の歪みを映し出して)
>>アスカ
(チリン、チリリリン。懐紙で刀を拭って、納刀した鈴の音。
チリン。背中を預けていた英雄を振り返る鈴の音。
リン。英雄のすぐ側にしゃがみ込んだ鈴の音)
大丈夫ですかー?
(リンの顔の向きは、僅かに英雄を見るにはズレていたが、血にまみれた穏やかな笑顔でそう問い掛けつつ、もう大丈夫と言いたげに手を伸べて…助け起こそうとしているかのように)
>284 ドート
無理もありませんよ。この状況じゃ、人々に余裕なんてないに等しいですから。
(未だ慌ただしい教会内を見やってから、思ったことを述べて)
…ええ。合っているかどうか分かりませんけれど、ルビィという名前の紅玉のような瞳で武器は槍の魔女に会いました。
(相手の問いかけに対峙した魔女の事を思い出しながら、その特徴を挙げるものの魔女との力の差は歴然だったこと。今の自分ではかなわないことを痛感したため、表情は自然と険しくなり片手で爪が食い込むほどの力で握り拳を作って)
>>286 リンさん
リンさん……もう、いないですよね?
(リン。耳に届くは小さくも優しい鈴の音。音源の方向へそっと顔を向ければ、ちょっとズレた所を向きつつも確かにこちらを見ており、大丈夫かと声をかけてくれるリンさんの姿が。顔には変わらず紅い色があり、またアスカの喉の奥が小さくヒュッと鳴り。しかし今はそれすらも些事、差し出された手を取ろうと自分の手を伸ばし、荒い息と共に震える声で屍の残党はもういないのかと確認して)
>魔女
紗龍「・・成る程、一種のヤンデレってやつか。全くそれならもうちょい可愛げのある事をしてくれよ・・だが、愛しているならもっと違う方法で愛せばいいだろ?こんな、一方的な愛貰う方が遠慮しちまうぜ?(理解するだなんて、俺には無理だ、他の方法を探さないと・・)」
>>ルナ
……どうか、気落ちしないでくださいまし
(相手の険しい表情、握りしめた拳に滲む血を見て、ただ穏やかに微笑みを浮かべ、優しい眼差しを向けてそう言う)
ルビィ様はとても旧い魔女ですから、一人の力では倒せないのでしょう
(と、助言のように、あるいは独り言のように呟いて)
>>アスカ
はい、大丈夫ですよー?
(相手の伸ばした手を手探りで掴み、グイッと引っ張りあげて立たせようとしつつ、相手の問いに答えて。
己の顔についた紅に気付いていないのか気にした様子なく、「よーしよし」と言いながら相手の荒い呼吸を背中を撫でて落ち着かせようと)
>>サリュウ
どうして?
草花が育つ為に雨が必要な様に、生きるだけであらゆる罪を犯してしまう人には、罰が必要だわ。
悪には善が、善には悪が。
(英雄が内心で理解出来ないと思っているのか、嘲笑する様な表情でそう、己の信条モドキを語り)
>>291 リンさん
俺、この先やっていけるんでしょうか。
この俺が、英雄なんて。
(ぐいと引っ張り上げられてはなんとか立ち上がり、背中も撫でてもらっている内に、荒かった呼吸もだんたんと落ち着いて。二度と立ち止まらないと決め、勢い任せで盾を振り回してきたが、いざ落ち着いてみれば不安と恐怖の方が勝るというもの。おそらく無残なことになっているであろう屍達の成れ果てを見たくない一心で目を閉じ、俯き加減で今の気持ちを吐露し。よほど気持ち的に疲れたのか、”俺”を”僕”に切り替える余裕もなく)
>>アスカ
…大丈夫ですよー、最初は誰だって…戦うって事、誰かを手にかけるって事の重さを、受け止められませんからー。
(相手の、作られた一人称ではない、本当の心から転がり出た言葉に、少し下手くそではあるが慰めようとする意志を見せて)
英雄は、最初から英雄として生まれるものでは無い、と私は教わってきましたし
(と、フォローの言葉もなんとか口から零し)
>290 ドート
…ありがとう、ございます。
(悔しさに浸る己を救い上げるように、ただただ穏やかな微笑みで優しい眼差しを向ける相手に、僅かにだが口元に微笑みを浮かべつつ、握り拳を解いて)
ええ、分かっています。…ですが、倒すしかないんでしょうか…。
(甘いかもしれない。だがそれでも、今まで比較的平和な世界で生きてきたため、誰かと戦う事ましてや誰かを倒す事に抵抗を感じ、倒す以外の方法はないのかと本音を零して)
>>294 リンさん
リンさん、俺、英雄に成れるんでしょうか。
成らなくちゃいけないんだろうけど、正直言って、滅茶苦茶怖くて不安なんです。
(元より英雄としてこの世界に喚び出された身で”英雄になれるか”というのもおかしな話だが、自信がないのもまた事実。危機を退け、世界を守るという重大な責務が、周囲に散らばる屍の残骸すら直視できない自分に務まるのか。進み続けようと誓った足が止まってしまいそうな今、雨の中で置き去りにされた仔犬の如く、リンさんのフォローに縋るような声で)
>魔女
紗龍「っ(こいつ、俺の心境が分かるのか・・?だとしたら厄介だな)・・お前さん、本当に善悪とか言う曖昧な価値観だけでこんなことしているのか?・・だとしたら、お前さんとんだ勘違い野郎だぜ。あいつが正しいからいいとかあいつが悪いから裁くだなんて、そんなふわっふわな理由じゃお前さんがやってることを正当化できないし、そもそも悪い奴は罰が必要なんだろ?なら、俺から見て生きてるだけで罪を犯しているお前さんも罰を食らうべきなんじゃないのか?」
>>ルナ
…ルビィ様は、変わってしまわれました。
(相手の、倒すしかないのかと言う言葉に深く思い悩んだ表情を見せつつそう零して)
…あの方が何故変わってしまったのか、知ることさえ出来たなら…何か変わるのかも、しれませんね。
(と、淡い希望を抱く様な、相手の甘さを眩しく思いつつ、微かな光と捉えて縋る様な一言をぽつりと)
>>アスカ
(目が見えない故に、英雄がどんな表情をしているか、リンには見えていない。
けれど、声色が仔犬が母犬を求めて鼻を鳴らした音に似ていたのだろうか、ほんの少し眉を八の字にしつつ「家で飼われる?」とでも言うような、優しく軽い声音で)
…じゃあ、やめちゃいますか?
やめちゃいましょうよ
(と、相手に逃げ道を与えるような、相手にはまだ少し重すぎる荷を、降ろしてもいいのだと教えるように言って)
>>サリュウ
………?
ああ、
(相手と僅かに話がすれ違った感覚に、ゆっくりと首を傾げるも、すぐ納得したようについい、と口が三日月形に歪められ)
誰が、いつ、私が正義と言ったのかしら?
私は貴方達への罰、そして私への罰は…
(アひッ…と魔女が笑う。狂った様に、半分の顔が笑い、半分の顔が泣く、奇妙に歪んだ笑い。あひヒッあひァヒゃ。聞いたものに、呪われたかもしれないという恐怖を連想させるような笑い)
+やがて、魔女の周りに風が起り、魔女がふわりと持ち上がっていくのが見えるだろう
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