車掌 2020-02-25 21:27:29 |
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>39 篠宮 花音
( 「バニラ、ミルクティ、ロイヤルフレーバー。畏まりました」貴女の賛辞に若干決まり悪げな様子を見せながら、メイドは貴方への飲み物を淹れるべく退出する。男は貴女を気にしながら、手近な席へと腰を下ろした。そうして「ミルクティ、良いよなァ」なんて不似合いな言葉を告げたなら、貴女はどう返してくれるだろう。ソファはベージュ、全体的に赤い男が座ればそのコントラストが過剰なほど浮き彫りにされる。「このピアノの音はシキって奴が弾いてンだ。なかなかのもんだろ」初期に比べ打ち解けた様子で男が話すのは、貴女に慣れてきたからか。もう少しで貴女のもとに、劣等感と奉仕精神の塊のようなメイドが淹れた紅茶が届くことだろう )
>パルカ
(曖昧で彼の中でも纏まっていないままの返事には触れないでおこう。難しいものなのである、感情というものは。だから言葉にするのは案外大変で。遊ぼうと提案した途端に瞳を輝かせる彼。大好きだと目一杯表すべく向けられた満面の笑みは、自分にはひどく眩しく感じられる。こんな風に笑えたときなど、自分にはあっただろうか。きっと、これまでもこれからもずっとない。楽しそうにいくつもの候補を挙げられてしまうと自分にはひとつに決められる気がせず、結局選択を委ねることにした。どれも己の見たことがないもので、すべてが未知である。それでもなぜだかどれを選んだとしても楽しくなる、とそんな気がしていた。時間ならたっぷりある、いくつも経験することができるだろう。とりあえずは目の前の彼の思い通りにしてあげたい。出会ってから少ししか経っていないのに、なぜかよく知っている弟のように思えるのだ。)そうだなぁ……どれも楽しそうだ。パルカは何がしたい?
>41 アンレスタ
良いわよね。貴方がミルクティーって言っていたから私も飲みたくなっちゃって。
(男の容姿から釣り合いが取れない不似合いな言葉だがそれを口にすることなく男の言葉を肯定するように返事を返しつつ、ベージュ色の大き目のソファに座った相手の行動を見て己も相手と向かい合わせになるようにソファへと腰掛ける。全体的に赤い男が座ればコントラストが過剰なほど浮き彫りになるそれは部屋着として着ているものだが女性らしい色使いとデザインで動きやすい緩めの服装とマッチしているだろう。「へぇ。確かにとても素敵な音色ね。ただ少々物悲しい感じだけれど。」と初めて顔を合わせた時よりはどことなく打ち解けた様子で話す男の話に耳を傾けつつ、談話室ならば穏やかで和やかな印象を与えるがそれにはそぐわない物悲しい曲なためピアノの音を認めつつ物悲しいと感じたまま感想を付け足しながらピアノを弾いている人物がどんなものなのか何気なく顔を音が聞こえてくる方向へと向けようとして)
>42
え、僕が決めて良いの?んーと、じゃ、遊ぶところ行こうかなぁ?サッカーとか、バドミントンとか、ボートゲームだってあるんだよ、僕はオセロが好き!
( 貴方の発言に甘えて、自分の要望を元気に口に出してみる。本来なら、この幼子はここまで自分の意見を言うことはないのだ。初めて対面するはずの貴方がなんだか甘えても良い対象、あるいは兄のように見えるのは、幼子の願いから生まれる幻覚か。幼子にとって兄と一緒に遊びに行くという行為は限りなく楽しい出来事で、同時に今まで達成されることのなかった体験だった。ちらりと遊ぶ部屋─────プレイルームを思い浮かべ、その部屋の主である男も同時に脳裏に。さて今日は『どちらが居るかな?』なんて考えて、貴方の前で悪戯げな表情でもして見せよう )
>43篠宮 花音
( そうか、俺がミルクティの話をしたからか。若干恥ずかしそうに頬を掻くも、自身を否定しない貴女に悪い気はしない。けれども貴女のその場に溶け込むような様子は、男にとって「さらわれてしまいそうで怖い」という根拠不明な焦燥を抱かせる。正直に口に出すほど男は強くもなかったから、貴女には伝わらないままだろう。涼やかなピアノの音色がこのときばかりは恨めしい。がなりたてるような曲ならば、きっと男は貴女に愛を告げていただろうに。男は何を言えば良いのか言葉を無くし、そしてソファに深く身を沈める。貴女に監視のような視線を向けたまま。
さて、ピアノの方に顔を向けた貴女の前には、メイドがするりと現れることだろう。メイドは音もなく貴女のためのミルクティを置く。ごゆっくり、なんて微笑んで、金の縁取りのティーカップに角砂糖入りのガラスを添えた。曲はそろそろ終わりそうな雰囲気を見せているけれど、弾き手は未だ姿を見せず。曲が終われば、貴女の前に姿を表すだろう )
>パルカ
もちろん。オセロね、僕もハマってたことあったし、君さえ良ければ勝負しようか。
(スポーツなんて何年もしていない。学校でも面倒だからとサボりがちだ。彼の要望に答えるようこくりと大きく頷いては、一緒に行こうかとでもいうように手を繋いでみせて。もしも自分にこんな弟がいたら毎日楽しくすごせていただろう。珍しく頬が緩むのはどうしてか、自分にとって自然と笑うことなど久しぶりのことだった。突然悪戯っぽい表情を見せる彼。その真意がわかりかね、うーんと唸る。最近は歳上と行動を共にすることが多かった学生には、幼い彼の気持ちが計れるはずもなく。先程から何度も問い掛けばかり繰り返してしまっていると気付けば苦笑いを。どうしようもなく、普段の偽った仮面が彼の前で壊れつつあることを示している。)どうした?
……列車が通りすぎました。それでは皆様、またお話ししましょう。
(/お付き合いくださりありがとうございました。それでは、お休みなさい)
>45 アンレスタ
(男との会話が一旦終わり互いに無言となりただ物悲しい曲を奏でる綺麗なピアノの音だけが場を支配し、多少は打ち解けはしたが多くを語らない男が今考えていることや自身に抱いている感情等知りえるはずもなく、ちょうどピアノの音を探るため顔を他所へとやっていたので男がまるで己を監視するような鋭い視線に気づかないままで。「ありがとう。」とピアノが鳴っている方向へを探り当てた頃合いに先程のクーミルというメイドが己の注文したミルクティーを持ってきたので短めに礼を述べると、ちょうど曲もいよいよ終盤という雰囲気となったため曲が終わり次第、シキという人物に会うことができるだろうと思いながら金の縁取りのティーカップの取っ手部分を持ち、まずは指定したフレーバーティーのバニラ特有の甘い香りを楽しむような仕草を取ってから息を数回ふきかけ一口飲むと口に広がるミルクと茶葉がマッチしておりその美味しさから幸せそうに頬を緩ませ「ねぇ、お菓子を取ってくるけれど貴方は食べたいお菓子はある?」とかごに盛られた様々なお菓子の存在を思い出せば茶請けとして少し頂こうと思い何も注文しなかった男を気遣うように問いかけて)
>46 セオドア
( 繋がれた手にぱっと頬を紅潮させて、その手をブンブンと振る。自分と遊んでくれるお兄さん的存在はこれまでいなかったものだから、余計にその手の温もりが心に染みた。「オセロ、僕強いよ!」なんて言ってみるけれど、強いか弱いかなんてどうでも良いのだ、貴方といられることが嬉しいのだ。いたずらな笑みでさえも拾ってくれる貴方に、幼子の小さな秘密をこっそり教えようか。「あのね、遊び部屋の男の子は、一人で二人なんだよ。今日はどっちかな」幼子の口から漏れでる秘密は、向かう部屋の主が二重人格であること。かなり特殊な部類にはいるその特性を、幼子は大して深く捕らえていない。兄とお出掛け、嬉しくて仕方ない、それだけだ。繋がれていない方の手で扉を開ければ、貴方はどんな表情を見せるだろう )
>50 篠宮花音
( 紅茶を飲む貴女の姿に、男は一瞬見とれてしまった。なんて美しいのだろう、また燃え盛る恋情に気づかれまいと頭を振る。緩まった頬の貴女の姿は目に毒で、ともすれば一生手放してやれないほどの激情が渦巻くのだ。菓子はいるか?どの菓子が好きか?貴女の気遣いに、男は本日二度目の自嘲を浮かべた。「ああ……俺は、銀隆糖が好きだなァ」と、丸く柔らかいカラフルな菓子を思い浮かべる。さて貴女に分かるかどうか、分からなければ説明もかねて貴女に好きな菓子を紹介しよう─────と、そこで音楽が途切れる。切れた旋律の隙間を縫うように出てきたのは初老の紳士。ロマンスグレーの髪を撫で付けた彼は、貴女の姿を見るや表情を和らげる。さながら孫を見るような目とでも言えば良いのか…… 「シキ」短く呼びかけた男の声で、貴女は彼の名前を知るだろう)
(/こちらこそタイミング悪く大変申し訳ないです…!そしてここで、一旦終了させていただきますね。またお越しください!)
迷い込んでくださるお連れ様を、私は歓迎致しますよ。そういえば─────銀河に浮かぶ列車と聞いたなら、あなたは何を思い浮かべますか?
(/募集を開始します。少々お時間頂いてしまうかもしれませんが、どうぞお気軽に!リハビリでも初心者さんでも構いません、楽しく旅ができれば幸い!)
世界観 >1
注意 >2
提供 >3
エンド >4
プロフ >5
なまえ >6
※とうろく※
>17 篠宮花音 さま
名前/セオドア
性別/男
年齢/17
性格/人当たりの良い笑顔を浮かべてはいるがその実口が悪く、素の状態では口を開けば出てくるのは毒ばかり。その為本心は滅多に話すことはなく、基本的に話は聞く側。自分から話すこともあるが大半が嘘。
容姿/何度も染めて傷みきった銀髪に切れ長の瞳。服への頓着がなく適当に選んだパーカーやTシャツでいることが多い。身長は169cmであと1cm欲しかったが成長せず。
人生/元々明るく快活な性格であったが、信じていた友人が大切な恋人と付き合っていたことが発覚。それだけならばよくある話であるが、その友人が次に手を出したのは自身の親であった。女癖が悪かっただけでなく、様々な詐欺を繰り返し警察に目をつけられていた友人は御用となり、現在は警察の元に。両親は離婚し、高校へと上がるタイミングで家庭から逃げるように一人暮らしを選ぶ。それからはアルバイトと勉学の両立に励んでいたが、愛想笑いしていないとついていけない環境に限界がくる。何事もなかったかのように「お金に困っている」と母親が訪ねてきたのをきっかけに必要とされていないことを悟り、どうせ誰も本当は自分のことを信頼してくれない、との考えから本心を隠すようになる。
備考/17歳にして一人で生きることを決意した芯の強さを持ち、人に流されないわりに何かに巻き込まれやすい苦労人。人との付き合いは上部だけに留めることもあり、本当に信じることができると思った相手には無意識に依存する。
登録/登録
指名/パルカ
希望・エンド/2、友情もしくは家族愛
(/前回無登録のつもりで出しましたが、パルカくんの魅力に惹かれまして……宜しければ今回もお相手頂けると幸いです。)
>55
(/いらっしゃいませ!幼子を気に入っていただけたようで何よりです、登録承りました。背後様の流麗な文章、セオドア様の包容力と魅力に、昨夜はとても楽しい時間を過ごさせていただきました!ではパルカが会いたがっていますので、暫しお待ちを)
>パルカ
(最高に楽しい!とばかりに振られた手。繋いだままの手が温かく、幸せだなあと感じた。いつかこの手は離れてしまう。彼も自分の元から離れてしまうだろうけれど、今だけは離したくない。きゅっと握り返した力は強すぎやしないだろうか。控えめにはしたつもりだが、意思に比例して強く握り締めてしまった可能性はなきにしもあらず。彼へと眉を下げて申し訳ないと笑み。「じゃあ手加減しないでやろうかな」ふざけて笑ってみるが、オセロなんて長らく人との対戦はしていない。対戦する相手がいるだけで嬉しいと口にするのは子どものようで、言葉にはしなかった。二重人格の主のいるプレイルーム。どんなところかなど、想像できやしない。ただひとつわかるのは、彼が信頼している人物ならば危険な相手ではないだろうということだけ。きっと彼がなつくのならば相手も良い人だ。それが無意識の信頼であることにこの学生は気付かない。ガチャリ、扉は開かれた。ひどく眩しい気がするその部屋で待っていた主の顔は確認出来ない。それは彼の部屋とはまた違う雰囲気に、その遊び道具の多さに、圧倒されたからだった。)一人で二人……うわあ、此処がプレイルームなんだね。
(/既にお返事は作っておいてありましたので続きより貼らせて頂きますね。あまり長くは続けられないかもしれませんが、今夜も宜しくお願い致します。)
>58 セオドア
( 貴方が握り返してくれた手に、その握り返してくれた力の優しさに、幼子は少しだけ泣きそうになるのを我慢する。顔にきゅっと力をいれて、手加減しないと言う貴方の言葉にくすぐったそうな笑いを見せよう。そうしておもちゃだらけのプレイルームに踏み入れて、貴方の驚く顔に得意気になるのだ。プレイルームは黒白基調、ありとあらゆる遊び道具が広い部屋いっぱいに並んでいる。であれば……「今日はネルソマなんだね?」なんて、貴方の知らない名前をあげてみよう。幼子の呼び掛けに答えるように、にやにや笑いのギザギザ歯が姿を現す。なんだかカジノのディーラーのような格好をした、貴方より少しだけ背の低い細身の男。「はいはい、ネルソマですよ。どうしました見ない顔ですね?パルカと遊びに来たんです?」貴方への問いかけはどこか軽薄で、もしかすると嫌悪を覚えるかもしれない。ネルソマと名乗ったこの部屋の管理者は、貴方へ品定めするような視線を向けて、「賭け事は好きですか?」と突拍子もないことを聞く。幼子はハッとして、「だめ!嫌いだよ!」と、貴方の口を遮ろうとするけれど……功を奏するかは貴方次第で )
ね、オセロしに行こう!ね!
(/こちらこそ、よろしくお願いいたします!)
>パルカ
(笑い返してくれることがどうしてこんなに嬉しいのだろう。こうして隣を歩く存在がいるだけで、どうして温かくなるのだろう。これほどまでに満ち足りていなかったのだと、今になって自覚した。プレイルームをひとしきり見渡した後で、ようやく部屋の主へと視線を向ける。彼が口にしたのは当然ながら知らない名前。もう一人はなんという名前なのだろうと不意に気になった。にやりと笑う主からは本心が読み取れない。自分と似たような偽りの姿らしき男に内心苛立ちが募る。相手には自分が優しいお兄さんを演じているだけだとバレてしまうかもしれないと思ったからだ。「ああ、そうだよ。僕はセオドア。パルカと一緒に遊ぼうと思ってね」ゆったりと言葉を紡いでゆく。にっこりと笑う姿は彼の前で見せた本当の笑みとは違う。もし対話の様子をしっかりと見ていたならば、純粋な彼は違いがわかるかもしれない。「おあいにくさま。嫌いではないけれど、今日は賭け事をしにきたわけではないものだから。するのなら別の日に改めて。行こうか、パルカ」突拍子のない問いにはきっぱりと断りを入れ、繋いだままの手を引いて彼と過ごす旨を告げる。彼に見えぬようすみませんね、と皮肉げな笑みを浮かべる学生からは主に対する嫌悪感がありありと感じられることだろう。)
>60 セオドア
( 貴方の毅然とした姿に、幼子は安心したような目を向ける。ネルソマは根っからの悪人というわけではないが、如何せんからかいの度が過ぎるのだ、賭けとなればなおさら。洒落にならない事態を回避できて、且つ自分と遊んでくれると言う姿勢を崩さない貴方を見て、幼子の執着は益々強くなった。管理者に向けた笑みと自身に向けられた笑みの差異を見て、幼いなりの独占欲が密かに満たされるのを感じたのだ。「連れないですね、もう」一方の管理者は、食えない笑みを浮かべながら貴方に不満を漏らすけれど、さて本心はどこへやら。向けられた警戒の視線を受けながら、オセロの盤を用意しよう。貴方を引き込むのを諦めたようだ。
幼子はもう大丈夫だとばかりに、黒白の市松模様の机に着席しては「やろっか!」なんて貴方を促した。貴方のために用意された椅子には、暗めの赤のクッションが備え付けられている。その椅子に座ったなら、幼子の楽しげな表情がよく見えるに違いない。幼子は聞く、「どっちにする?」眼前に据えられたオセロの黒と白、貴方はどちらを選ぶのか )
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