へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
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皆、ちとこれを読んでくれないか。
( 食事を食べ終えると、何時しか話は自身が提案した内容へと変わっていて。皿を重ね退かすと意見交換が飛び交う中、タイミングを見計らって一冊の本を机に置くとそう告げ )
( 彼の一声で皆が机に置かれた書物へと視線をやり。「それは俺達が今後、この本丸を離れる場合に実行しようと思っている事に応用できそうな内容が書かれている。一度目を通してもらってもいいだろうか」と告げ )
( 書物を置いたと同時に彼がすかさず説明を挟んでくれては、皆が頷き示すと一同が中央に集まって静かに目を通し始めた様子を黙って読み終えるまで待っていて )
――…実例がある訳じゃあないが、この方法を試せる事が出来たらもう…政府に怯えなくて良くなる。
( 様々な反応が見受けられ、再び意見を交わす皆の声に耳を傾けつつも真剣な表情で仲間達を交互に見ながら言葉を発して。初めての試みゆえ、成功か失敗かなんて正直分からないが「俺はこの先も皆と平穏な毎日を送りたいんだ。…その為にもこれを明日にでも実行したいと思ってる」と心情を吐露して )
この先は本丸を離れる事になる。手負いの者ばかりだが、互いに支え合って進んで欲しい。また、一斉に動けば怪しまれるだろう。いくつかにグループを分ける。
( 決行するのは明日、それまでに各々が覚悟を決めてもらう事となる。ひとまとめに動いては流石に政府にバレるだろう、隙を見つつ少人数ずつで本丸から出てもらうことにして「俺は最後に出よう。太刀と夜目の効く奴は同じグループになること。」と続けて )
( 端から自身は覚悟を決めている為、急な宣言にどこか不安な者も少なからずいて。決行は明日の夜に行うので自身の様な夜目の効かぬ者は不利であり、的確に指示を出す彼の話に皆は素直に聞き頷いては「最後に長谷部が出るなら俺も一緒に動いていいか?」と独りで行動する事に心配なのか聞いて )
構わない、夜の間は俺の指示に従ってくれ。
( 一通り説明を終えると、自身が最後にこの本丸を出ることに対して心配だったのか彼が言及してきて。特に問題もないが、彼は夜目が効かないために指示を従うようにと告げて )
構わない、夜の間は俺の指示に従ってくれ。
( 一通り説明を終えると、自身が最後にこの本丸を出ることに対して心配だったのか彼が言及してきて。特に問題もないが、彼は夜目が効かないために指示を従うようにと告げて )
ああ、分かった。
( 特に断られる事も無い返事に良かったと思いながらもこくりと頷いて、皆に伝えておく話も一通り済ませたため後は明日の夜を待つのみ。一旦考える時間も必要だろうと「…少し長くなっちまったな。俺達の話は以上だ、明日の夜までに覚悟は決めておいて欲しい。じゃあ、ここからは各々好きに過ごしてくれ」と解散の意味も含めてそう告げ )
( 一通り説明も終え、明日の夜までに考えてもらうことにしては、各々が広間を出ていき。食器を片すために1度立ち上がり重ねていきつつ「…上手くいけばいいな」と呟き )
( 広間に二人残され、自身も食器を片すのに立ち上がると同時に聞こえてきた彼の声。やはり少しの不安はあるのだろう、それは自身もそう思っているために「…大丈夫だ、きっと上手くいくさ。皆がついているからな」と笑いながらそう返事をしてみて )
…そうだな、何とかなるだろうな。
( 未だに分からないことばかりな上に実例がある訳でもない。少しばかり心配だったようでそう呟いていて。その呟きが聞こえていたのだろうか笑顔で大丈夫だろうと言われては微笑み返して )
ああ、だから信じよう。
( その表情を見れば少しは安心しただろうか、と思いながら笑みを絶やさずにこくりと頷いて。それから自身の分の食器を持ち上げ「さあて、厨に持って行ってから休むとするか」とそう呟くなり広間から出ようと )
( 彼の言葉に頷き、食器を厨へと運んではそのまま自室に向かい部屋の前で彼に挨拶をしては部屋へと入って。やるべき事は終えた為にあとは寝るだけだが寝付けないのか何度も布団の上で寝返りを打ったりしていて )
( 部屋に入ったはいいが昼寝をした事であまり眠気が来ない状況に、どうしたものかと困った様な笑みを浮かべ。眠れたら一番いいがそれで絶対に寝れる訳でもないため、静かに廊下へ出ると部屋の前の縁側に腰を下ろして。ぼんやりと夜空を眺めてながら眠気がくるのを待ち )
…っ!なんだ、国永か。
( やはり寝付けない為に諦めて起き上がっては明日には離れるこの本丸を目に焼き付けておこうと思い立ったのか襖をそっと開け。それと同時に縁側に腰掛ける物陰に気付き一瞬警戒するもののそれが鶴丸だと分かれば上記を述べて )
…ん?どうした、驚かせたか?
( 夜空に浮かぶ星々を眺めていると、突然自身の名を呼ぶ声に後ろを振り向けばそこにはつい先程部屋の前で別れたばかりの彼の姿があり。ただ寝付けずここでボーッと静かに居ただけなためやや苦笑を浮かべて )
少しな。…どうした、寝付けないのか?
( 彼も寝付けずにここに居るようで、隣へと座れば彼の方を見やりそう言って。昼寝をしたのもあり寝れなくても仕方が無いかと思えば「国永、眠気が来るまで俺とデートしないか?」と微笑みつつ退屈しのぎにもなるだろうと誘い )
ああ、そういう長谷部もだろ?
( 隣へと座った彼の姿を目で追いながら夜という事もあり寝付けない以上、退屈で仕方なく苦笑いをして返事を返せば少し間を空けて彼の口から紡がれた言葉に「…!まさか、きみからデートの誘いがくるとは思わなかったぜ。…勿論、俺もしたい」と嬉しそうに笑って頷き、デートの誘いを受けて )
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