へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
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はは、すまん。今髪を直すからじっとしててくれ。
( 慌てた様子の姿に、彼の言葉一つでこうも嬉しいと感じるのはやはり好きだからだと思えば容赦無しに撫で回した手を止め軽い調子で謝り。一度離れて少し乱れた髪を軽く整えるように優しい手つきで撫ぜて )
全く…仕方のないやつだな。
( 十分に髪を乱したあとには、優しく髪を撫で整えてもらい。苦笑を浮かべつつも大人しくじっとしていて )
よし、これでいいだろう。
( 髪を整えれば、どこも特に跳ねた箇所もなく元通りにすると手を離して。終わった後に、不意打ちで一つ頬へ口付けを落としてはそう言い )
……っ!
( 彼の髪を撫でる感覚が心地よく、目を細めていると不意に頬に口付けをされて。完全に油断していたのもあり、ぼんやりとしていたのも束の間。みるみるうちに顔を赤く染めて )
っはは、顔が真っ赤だぞ。
( ぼーっとしているところに不意を突いて頬へ口付けをした事で、瞬く間に顔を赤く染めるその姿を見て。楽し気に笑いながら頬を両手で触りつつ、わざと顔が赤い事を言って )
い、言われなくても分かってる…!
( わざとだろう、自身の顔が赤いことを指摘する彼は楽しそうにしていて。彼の手はひんやりとしていて火照っているのが尚更分かるようで少し不貞腐れたようにそう言って )
好きな奴ほど揶揄いたくなる。…だから機嫌を直してくれないか?
( わざと真っ赤な顔指摘すると、機嫌を損ねた様子で案の定言い返してきた反応を尚も楽しそうな姿で見ており。頬を触りながら意地悪な発言の数々は好きであるが故でじっと見つめ )
( じとりとした視線を彼に送り続けていると、機嫌を直して欲しいと言われてしまい。怒っている訳ではなく、照れ隠しでもある為にハァ、と一つ息をついては「分かった、許してやる」と続け )
さすが長谷部!
( 許してもらえると、大袈裟なまでにぱっと表情明るくさせ。調子の良い言葉を紡ぐなり触ったままの手でむにむにと頬をつまんで遊び )
……っふ、
( 特に意味もなく互いに頬のつまみあう光景に最初こそ単純にむにむにと遊んでいたが、何だが段々と可笑しく思えては笑い出し )
ははっ、まるで子供みたいなことをしているな。
( お互いに頬をむにむにとつねっていてはその沈黙も相まっておかしく感じていると、彼の方が先に笑って。それに釣られるように笑えばそう言って )
確かにそうだな。
( 自身が笑い出せば後に彼も笑って頬から手を離すと、その言葉に同意する様に頷いて。まだ笑い足りないのか小さく肩を揺らし、収まった様でふと壁掛けの時計を見遣れば「…そろそろ夕餉の時間か」とぽつり呟き )
ああ、そろそろ行くか?
( 存分に笑いあった後にふと、彼が時計を見てそろそろ夕餉の時間が近づいてると呟き。そろそろ他の者も集まり出す頃だろうと思えば遅れる訳には行かないため上記述べ )
( 夕餉の時間に遅れたら悪いと思えばこくりと頷いて、緩慢な動作で書庫で見つけた本を片手に立ち上がり。布団を片付けようかとも思ったが、食事を摂った後はただ寝るだけなので放置しては襖を開け彼を待ち )
( 先に部屋を出る彼に少し待ってくれと告げると布団を借りたせめてもの礼なのか、布団を整えてから部屋を出て。広間に向かい歩き出し )
( 向かう途中も会話を交えながら広間にたどり着くと、既に机の上には料理が並べられており他の仲間も集まっていて。適当に空いている席に座れば足の上に本を乗せ )
( 広間へと着くと空いた席に座り皆が揃うのを待っていて。しばらくして全員が集まれば手を合わせ食事の挨拶をして食べ始めて )
( 箸でおかずを掴み口に運んでもぐもぐと数回咀嚼しては、今日も美味いと声に出し。頬を緩めながら皆と楽しそうに会話を繰り広げつつも確りと食事も摂って )
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