【夢キャス】楽しい日々過ごしましょ。

うん…わかった。(こうして抱き締めていると、流石鍛えているだけあって体つきがしっかりしている事がよくわかる。自分より背も高い彼だが、何だかいとおしくて、より彼の温もりを感じようと瞳を閉じて。幸せな気持ちでいたが、ふと伊織の影が脳裏を過り、独占欲で胸がじりじりとしてきて、気づくと口にしており)
──…ねぇ昴。伊織と、こういう事した事ある？

え、伊織と…？(何故急に伊織の事が出てきたのだろう。不思議に思うが考えつつ)
……、蒼星さんが初めてです。キスも、抱き合うのも…もっとキスをしていたいだなんて思った事、も…。(考えてみると距離は近かったかもしれないが抱き合ったり口付けをしたりはしなかった。何もかも初めての経験だった。頬の赤みが消えつつあった自分の頬がまたほんのりと赤くなる。まだ見られたくないようでぎゅぅ、と彼に痛くならないよう抱き着いて「また思い出しちゃった…キスの感触…」と蒼星に聞こえるか聞こえないかのギリギリな声で話し)

俺が初めてなんだ…。何だか申し訳ないけど、…ごめん、今すごく嬉しい。(何だかんだで仲の良い昴と伊織。どちらかが特別な感情を持っていたなら、こんな風に触れ合う可能性もゼロではないと考えていた。しかし彼の何もかもが自分が初めてだとわかると、優越感や素直な嬉しさが込み上げ、頬が緩んでしまいそうになり、彼をぎゅっと抱き締める事で此方も顔を隠して心境を告げて。彼の呟きが耳に届けば胸が高鳴り、困ったような笑みを浮かべ)
あんまり可愛い事言わないで…もっとしたくなるから。…ほら、片付けしちゃわないと、ね。

…っ、そ、そうですよね、片付けの途中でした。(彼に言われハッとして。パッと離れれば慌てて立ち上がりウロウロとし。)
あー、えっと、その、何処片付けましょう？ある程度片付けてますよね、蒼星さん…(伊織と話していた時間、１時間も経てば蒼星はあらゆる所を片付けてくれただろう。まだしていない所は何処か、彼に聞いて。)

ええと…あとはこの辺の雑誌、要らない物は処分しようと思って。分けて貰えると助かるかな。俺はそろそろ布団を込んで来るよ。(彼が離れてしまったことに寂しさを感じつつ、気を取り直し雑誌の分別を頼み。その間に自分はベランダに干していた布団を込みに向かって)

あ、はい、分かりました！(そう言って彼が言っていたことをし。これはいらない、これはいる、と言いながら分けてゆき。分けている間も彼…蒼星のことが頭から離れずにいて。戸惑いはあったが嫌では無かった、ということは自分は蒼星のことを好きなんだろうか？嫌なら身体が拒否するんだろうし、実際にもっとしていたいと思えた。まだ真相は分からないが、これだけは言える。これからずっと彼のことを考えて生活していくのだと。)

天気がいいから布団ふかふかだよ。気持ちよく眠れるね。(ベランダの布団を込んで相手の元へ戻ると、ベッドに綺麗に敷きながら笑みかけ。相手が仕分けしている雑誌をまとめれば大抵の片付けは終わってしまう事になり、他にやる事はないかと辺りを見回し)
大体は終わったけど…、どうしよう、せっかくだから片付け以外の家事もやっていくよ。何かしてほしい事は？

ふかふかの布団…！(キラキラとした目で布団を見つめて。寝る時が楽しみだなぁ、とワクワクさせ。)
何かしてほしいこと…？うーん、そうだな…(何かやってもらうことはないか、とキョロキョロ周りを見て)…強いていえば俺、いまお腹空いてるんでご飯食べませんか？蒼星さんが作ってくれたサンドウィッチ食べながらでもいいですし、冷蔵庫開いて作れそうなものがあれば蒼星さん、作って欲しいですっ！

了解。サンドイッチだけじゃなんだし、せっかくだから何か作るよ。昴も手伝ってくれる？(以前なら悪いからと遠慮していただろう彼が、甘えてくれるのが嬉しくて笑顔になり。空腹だという彼の為に短時間で出来るものはないかと、冷蔵庫の中身を確認しながら意見を聞いてみて)
えっと…ベーコンにキャベツ、玉ねぎ…、そうだな…ベーコンと野菜のパスタなんてどうかな？

はいっ、勿論ですっ！(前に一緒に料理を作ろう、と約束していた。その約束が今実行されようとしている。)
美味しそう…是非それを作りましょう！教えて下さいね？(料理はあまり出来ない自分。当然料理が上手い蒼星に教えてもらおうと。シャツの腕の裾を捲り、手を洗い)

ありがとう。じゃあ早速だけどパスタを茹でてくれるかな。俺は野菜切っておくから。(快く手伝ってくれる相手に笑顔を返すと、冷蔵庫から取り出したベーコンや野菜をカットしながら頼んで)

分かりましたっ！(と言ってパスタを茹でる準備をし。手際の良い彼を見ると流石だと関心し。)
──本当、蒼星さんって手際がいいですよね…料理も出来て、家事も出来て…。(お母さんみたいだ、と言ったら彼は怒るだろう。でもそれ程手際もいいし料理に関しては毎日食べたい程美味しい。)

全部慣れだよ。最初は俺も手探りだったんだから。(野菜をカットし終えると温めたフライパンにオリーブオイルとにんにく、赤唐辛子を入れ弱火で炒めながら、はにかんだように笑い。自分では彼の方こそ感心する所ばかりで、見つめながら口にし)
俺は昴の体力にいつも驚かされるよ。ハードな練習にも俺達みたいに息が上がってないし、昴のアクロバットはいつ見てもすごいなって惚れ惚れする。

そ、そうですかね？でも、俺はまだまだです。もっと、演技も上手くならなくちゃ…(彼に褒められるとこそばゆい。顔をほんの少し赤く染めるも、自分はまだまだだと首を振り。)
──焦ってちゃ上達なんてしないと思うんでゆっくりと確実に上手くなりますよ、俺は。(なんて言って目をしっかりと開けてキリッとした顔をし。)

うん、昴はこれからもどんどん伸びると思うよ。前向きで一生懸命な姿勢、俺も見習わなきゃ。(照れた様子を見てふふ、と笑みを溢し。日頃の彼を思い出しては自分も頑張らなければと改めて思いながら、ベーコンやキャベツ等炒め始め)
パスタ、そろそろ茹で終わりそうかな？

──っ、はい！(自分はもっと伸びる、そう彼が口してますますやる気になり頑張ろうと意気込む。)
あ、パスタそろそろ茹で上がりますよ！どうしますか？(料理はあまり出来ない自分。何をすれば良いのか彼に聞いて。)

─うん、丁度いいね。そろそろ出来上がるからお皿を用意してくれると助かるかな。(茹で上がると聞き固さを確かめてみては、良い具合だと頷き。パスタをあげてフライパンに写し味付けした具材と絡めながら食器の準備をお願いし)

分かりましたっ！(そう言い、彼の言う通りにお皿を用意し。早く食べたいのかウズウズしていて。)
美味しそうですね…やっぱり蒼星さんって凄いや…(なんてボソリと言いつつ出来上がるのを待ち)

はい、出来上がり。(出来上がったパスタを彼が用意してくれた皿に盛ると、持ってきたサンドイッチと共にテーブルに並べ)
冷めないうちに食べよっか。

美味しそうだなぁ…じゃ、頂きますっ！(テーブルに座れば頂きます、と手を合わせ後にフォークを持ちパスタを食べ。)
──！やっぱり美味しい…(そう言い、にこと微笑む。手を休めることなく、パスタとサンドイッチを頬張り。)