瀬戸 綾人 2013-01-11 21:56:16 |
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誰が教えるか。
よし、じゃあ行くか。
(教えてね、なんて言われれば再び悪態をついて顔をそらす。いつも通りの明るい笑顔で答えた相手、それに自然にこっちも笑顔になるというもので、ふ、と笑みを漏らせば立ち上がり、お前も準備しろ、なんて声をかければ準備を始める)
意地悪~。
やった♪
(いつものように悪態をつく貴方に口を尖らせ意地悪、と言うも行くか、と言われると満面の笑みを向けて急いで準備を始めて。)
じゃ、先に行ってるからとっとと来いよ
(一足先に準備を終えれば相手に声をかけさっさと玄関まで下りて相手を待つことにしよう。今日こそは、なんて心の中で思いながらも、何度思ったか分からないこの言葉、またいつも通り無理なんのかな、なんて半ばあきらめていたりして。そもそも、遊園地に行ったらいつ、どのタイミングで、なんて玄関に立ちつくし、ずーっと考え)
はーい!
お待たせ♪
(貴方が玄関に下りてから約10分後、お待たせと言いながらニットとショーパンにニーハイというラフだが少し露出多めの格好で現れて。)
・・・女って、なんでこう・・・
風邪引いても知らねぇぞ。
(相手の格好を見ればぎょっとしたように目を見開き、額に手をついて溜息を。こいつはどうしてこうも露出の多い服を好むのか。もっと清楚な方が、なんて考えがそれれば頭を振って正常に戻し、風邪引いても知らない、なんて言えば玄関の戸を開けて)
本当かよ・・・寒いなんて言ってもしらねぇからな?
(ぶつぶつと言いながらも楽しみにしてるらしい様子を見ればふ、と笑みを零し、自分も外に出て、冬の風に少し身を震わせて。自分の性格は理解している、自分から隣に並んで歩く、なんてできるわけもなく。行くぞー、なんて声をかければさっさと歩いていこうか)
・・・・・・・。~~~~~ほらよ!
(寒い、と言った相手に内心呆れながらも歩いて行く。が、隣に並び寒そうな女を見て平気で歩けるほど冷たいわけでもない。しびれを切らしたようにマフラーを取り、コートを脱げば二つをぼさっと被せて。手袋はコートのポケットにある、ということも付け足せば寒さで手を擦り合わせ、息を吹きかけながら相手が着るのを待っていようか)
え …?
いいよ !綾人も寒いでしょ ?
これだけ貸して ?
(マフラーとコート、それに手袋まで貸してくれるという貴方の優しさに頬を赤く染めて。ありがとう、と言いながらもマフラーを首に巻くとコートを貴方に返して。)
いいから着ろ。
とっとと着ないと間に合わねーぞ?
(コートを戻されるもコートは受け取らず。理由はもちろん相手が寒そうだから、というのもあるのだが、遊園地、なんて人の集まる場所でそんな露出度の高い服装で連れていけるはずもなく。絶対に変な目で見てくる男が出てくるため、何が何でも着せる。ズボンのポケットに手を突っ込み、早くしろ、と急かして)
ごめんね …
ありがとう 。
(悪いと思いながらもコートを受け取ってくれない貴方、仕方なくコートを羽織って笑顔でありがとう、と言って。)
・・・・・おう。
じゃ、行くぞ。
(笑顔で礼を言われれば照れる、というもので、頬を赤らめながらもふい、と顔をそらし、行くぞ、と一言。今度はゆっくりと歩き出して)
っ・・・・なんだよ。
(手を握られればビクッと驚き反応するも、寒いから、と自分で自分に言い聞かせ、こちらからも相手の手を握る。ふ、と相手からの視線を感じ横を向けばやはりこちらを見ている相手。照れ隠しのようにムッとした様子で、だが顔を赤らめながらなんだよ、と問いかけて)
綾人の手はいつもあったかいね //
(自分と同じように頬を赤らめる貴方を見て。更に頬を赤く染めながら、ふふっと嬉しそうに微笑んで。)
そりゃ、まあ・・・生きてるからな。
(顔を赤くしながらどう返答しようか、と悩んだ挙句に出た言葉、もっといい言葉は出なかったのかと自分に呆れながら溜息をついて)
お前もあったけぇよ。あと、小さくて、柔らかい・・・
(そう言いながら己の空いてる左手を見て、様々な格闘技をしてきた己の手は固く、大きく、ゴツゴツしていて、思わず苦笑を零してしまった)
・・・・・は?
(いきなり耳に入ってきたその言葉に再び間抜けな声が出た。そして、みるみるうちに顔は赤くなっていく。だが、あの嘘をつけない相手が先ほど相手はいない、と言っていた。ということは、これは友達としての好き、に違いない。長年付き添ってきたからこその深読み、なのだろう)
ま、俺もそこらの女よりは気に入ってるぜ?
(なんて、友達として、の返答を笑みを浮かべながら言えば頭をぽん、と撫でて)
ん ー…うん 。
(貴方が自分の言葉を真剣に捉えてくれていない、ということを察し少し不満そうにするが。自分でも気持ちに自覚がないため、曖昧な返事を返して。)
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