へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
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ああ、勿論さ。何なら今だけとは言わずにずっと長谷部の傍に居るぞ?
( 再び横になる彼の身体を支えてやれば額の上にもう一度冷水に浸したタオルを乗せて、ちらりと此方を見るその顔を眺めつつこの時間帯は特にやる事も無ければ手持ち無沙汰で。後は寝て朝を迎えるだけの事故に快く了承すると上記を尋ね )
ふふ、じゃあそうしてもらおうか。
( 身体を横にしては彼が額へと再びタオルを乗せられると、ひんやりとする心地に目を細めて。自身の言葉に快く了承してもらえば僅かに微笑み上記を述べて。体調が思わしくない今、いつもに増して一人が寂しく感じるのか彼の手をそっと握って )
長谷部もちゃんと甘えれるじゃないか
( 不意に握られた手に此方からも包み込むようにして握り返せば先程聞いた言葉に甘え下手故に甘え方を知らないと言っていたが、自身に此処に居て欲しいというのも一つの甘えであり。思わずくすりと笑みを零しつつも敢えて揶揄い言葉を選んで )
なっ…!だが、こんな事はお前にしかできないから…仕方ないだろう。
( まさかこれが甘えているという事になるとは思っていなかったのか、彼の言葉を聞けば熱を帯び赤い顔もさらに赤くなって。しかしこんな姿を見せられるのも恋人である彼だけであって気恥しそうに視線をおとしてはそう言って )
そうだろうな、むしろ俺以外の奴にそんな事をしたら妬くぞ。
( 自身の言葉一つで熱を出している事もあって元々の赤い顔が見る見る内に更に赤みが増して、可愛らしい反応が返ってくればくすりと笑みを零すとこんな姿は出来れば誰にも見せたくないと思っている為、彼の性格を知っているが故にそんな事はしないだろうが確実に嫉妬すると言って )
他人に嫉妬するお前も見てみたいものだが、生憎そんな趣味は無いんでな
( 感情豊かな彼が、嫉妬するとはどんなものなのか興味がわくところではあるもののわざわざそんなことをするような趣味などなく。薬による眠気と彼がそばに居ることもあるのか安心しきった表情でウトウトとし出せば「国永が隣にいるなら悪い夢も見ないで済みそうだ」と続け )
…よし、一緒に寝よう!こうすりゃたぶん悪夢も見ないかもな
( 先程と打って変わり安心した様子で眠そうにウトウトとし始めた彼を見れば、これ以上話し込むわけにもいかず前に眠ると悪夢を見るとかそういう話を聞いた覚えがあり。夢見が悪いといい気分とも思えず眠れる時に寝るのが一番良いわけで一目を気にする事なく、突然布団の中に潜り込んでくるなり彼の方を向いて上記を述べれば微笑んで )
―!それはそうかもしれんが…せ、狭いだろう…?
( 突如彼が布団へと潜ってきては驚きを隠せない様子で目を瞬かせ。しかしそれよりも、彼と距離が近い事に恥ずかしいのか視線合わせることなく上記述べて。しかし熱によって寒気のする身体には彼から伝わる体温も心地よく感じるようでしばらくしてこの状況に慣れては「国永は温かいな、ほっとする」と微笑んで )
だったら、俺の体温で長谷部を温めてやろう。…どうだ、温かいだろ?
( 一枚の敷布団に自身が無理矢理布団の中へ潜り込んだ上に、大の男が二人で一緒に横になった状態は狭いわけがなく。急に此方が入ってきた事に対して恥ずかしさから視線が交わる事も無かったものの、この状況に慣れたのかそう口にする彼の言葉に布団の中でそっと手に触れて。やはり熱によって指先は冷たく、少しでも身体を温めた方がいいと唐突に優しく彼をぎゅっと抱き締め )
…っ!ふふ、ああ。とても温かいな。
( 自身の零した言葉を聞いて此方の手に触れたと思えばそのまま流れる様に優しく抱き締められて。先程よりも更に温かい体温を感じては此方も抱き締め返しては微笑んで上記述べて )
……長谷部、愛してる。
( 此方が抱き締めると彼の方からも同じようにして優しく抱き締め返されては、冷たい身体だったが自身の体温で包み込んだお陰で徐々に温かくなって。やはり二人きりで触れ合える時はとても幸せな時間で彼を独占できるのも嬉しく、ぎゅう と背中に回した腕に少し力を込め愛おしげにそう言って )
ああ、誰よりも愛している。
( お互いの体温を感じるように抱き締めあっていると、おもむろに彼の口から愛を告げる言葉が聞こえて。じわじわと心まで満たされていくような心地に幸せそうに微笑んでは上記を返し )
こんなにも幸せで胸がいっぱいだ。本当にきみを好きになって良かった。
( 互いに愛を告げ抱き締めあっていれば、目を閉じて甘えさせようとしていたのもまるで自身が彼に甘えるかのように胸元へと顔を埋めて。その状態が数分間続いて、徐に彼から身を離しては一瞬だけ見つめると軽く触れる程度に唇に口付け此方も幸せそうに笑って )
ん、俺もだ国永。この刃生の中で幸せだと思える日が来るなんて思っていなかった。
( 甘える様に自身の胸元に彼が顔を埋めては優しく抱き締めてやり。徐に離れたと思えば次には唇へと口付けをされて。闇に堕ち、主を恨むばかりの日々に終止符が打たれたかのように今ではこんなにも幸せなのが信じられないようなものでそう言って )
ああ、だから……こんな日々がずっと続けばいいのにな。
( 今までの事を思い返すだけで沸々と主に対する幾つもの感情が溢れ心と身体に傷を負ったのは 一生忘れるはずもなくて。しかしそれでも、愛する恋人とこうした幸せな時間を過ごすと何もかもが忘れられ視線を外せば本心から上記の言葉をぽつりと呟いて )
…、そうだな。
( こんな幸せな日々が続けば、そう呟いた彼の言葉に上記を返しては胸元に顔を埋めて。政府から敵視されている今、平穏な日々を過ごすという事にも限界はある。それでも、望むことくらいは許されるだろうかと思い目を閉じて )
…、少し話しすぎたか。これ以上、長谷部の体調が悪化するのは困る。今日はもう寝ようぜ
( 本当の意味で彼との幸せな日々を過ごす為にも、未だに政府と争う事にそろそろ決着をつける必要がある。争うことなく説得で解決出来ればそれに越した事はないが…と思いつつ自身の胸元に顔を埋める彼にそう述べて )
…ん、そうだな。おやすみ国永。
( これ以上話を続けるのは正直きつく感じていたところで。そろそろ休もうと提案する彼の言葉に素直に従えば、挨拶を交わしそのまま眠りについて )
( 抱き締めたまま深い眠りに落ちれば小鳥の囀りが耳に届くと薄らと目を開けて、もう朝かと思いながら隣の彼から身を離して上体を起こし。ぐぐっと伸びをしながら欠伸を一つ、朝餉の前に少し外の空気を吸おうと重い腰を上げ静かに部屋を出れば庭先へと赴き )
ん…っ、国永…?
( 熱と怪我により体力を消耗していたのか、鳥の囀りさえも耳に届かぬほどに熟睡しており。不意に、彼が離れた事で温もりがなくなったせいか、ふるりと身体を震わせると薄らと目を開けて。ぼんやりとした視界の中に、彼の姿がないことに気付けば視線を動かしその姿を探して )
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